JPH0861330A - アルミニウム製押出材同士の継手構造 - Google Patents
アルミニウム製押出材同士の継手構造Info
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- JPH0861330A JPH0861330A JP19697794A JP19697794A JPH0861330A JP H0861330 A JPH0861330 A JP H0861330A JP 19697794 A JP19697794 A JP 19697794A JP 19697794 A JP19697794 A JP 19697794A JP H0861330 A JPH0861330 A JP H0861330A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 角パイプ状の第1押出材1の周側壁に形成さ
れた開口部4を通じてその中空部内に第2押出材2の挿
入側端部7が適合状態に突出配置されている。そして、
第2押出材2の端部の側面部に形成された凹部11内
に、第1押出材1の中空部内周面に一体成形された凸条
部6が嵌合され、該嵌合状態において、両押出材1、2
同士が溶接により直接接合一体化されている。 【効果】 押出材同士をそれら自身でしっかりとした仮
組状態に組み合わせることができ、接合作業の作業性を
向上することができる。
れた開口部4を通じてその中空部内に第2押出材2の挿
入側端部7が適合状態に突出配置されている。そして、
第2押出材2の端部の側面部に形成された凹部11内
に、第1押出材1の中空部内周面に一体成形された凸条
部6が嵌合され、該嵌合状態において、両押出材1、2
同士が溶接により直接接合一体化されている。 【効果】 押出材同士をそれら自身でしっかりとした仮
組状態に組み合わせることができ、接合作業の作業性を
向上することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車のスペ
ースフレーム構造などにおいて用いられるアルミニウム
製押出材同士の継手構造に関する。
ースフレーム構造などにおいて用いられるアルミニウム
製押出材同士の継手構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車の車体構造として、今
日、モノコック構造と称されるフレームレス構造が用い
られているが、その一方で、鋼管やパイプを溶接するこ
とによって骨組を構成した、いわゆるスペースフレーム
と称される車体構造も、高い剛性を発揮しうるなどのメ
リットを有して、その採用が進められる傾向にある。
日、モノコック構造と称されるフレームレス構造が用い
られているが、その一方で、鋼管やパイプを溶接するこ
とによって骨組を構成した、いわゆるスペースフレーム
と称される車体構造も、高い剛性を発揮しうるなどのメ
リットを有して、その採用が進められる傾向にある。
【0003】そして、近時、このスペースフレーム構造
の骨材としてアルミニウム製の押出材を用い、全体を軽
量化することが種々検討されているが、その場合、特に
押出材同士の継手構造としてどのような継手構造を採用
すべきかが重要な検討課題となっている。
の骨材としてアルミニウム製の押出材を用い、全体を軽
量化することが種々検討されているが、その場合、特に
押出材同士の継手構造としてどのような継手構造を採用
すべきかが重要な検討課題となっている。
【0004】例えば、図8に示されるように第1押出材
(51)の長さ方向中間部に第2押出材(52)の端部が接
合されたT字状の構造を実現しようとする場合、次のよ
うな構造が考えられる。第1は、アルミニウムダイカス
ト製の継手部材を用いて接合した構造である。第2は、
第1押出材(51)の長さ方向中間部に第2押出材(52)
の端部を突き合わせ状態に配置し、その配置状態におい
て溶接等によりこれら押出材(51)(52)同士を接合し
た構造である。
(51)の長さ方向中間部に第2押出材(52)の端部が接
合されたT字状の構造を実現しようとする場合、次のよ
うな構造が考えられる。第1は、アルミニウムダイカス
ト製の継手部材を用いて接合した構造である。第2は、
第1押出材(51)の長さ方向中間部に第2押出材(52)
の端部を突き合わせ状態に配置し、その配置状態におい
て溶接等によりこれら押出材(51)(52)同士を接合し
た構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の継手構造では、継手部材の使用によって部品点数の
増加を招くのみならず、特にスペースフレーム構造のよ
うに接合すべき箇所の多い構造体において継手部材の使
用は全体重量を非常に大きなものにしてしまうという不
利を招く結果となる。
1の継手構造では、継手部材の使用によって部品点数の
増加を招くのみならず、特にスペースフレーム構造のよ
うに接合すべき箇所の多い構造体において継手部材の使
用は全体重量を非常に大きなものにしてしまうという不
利を招く結果となる。
【0006】また、上記第2の構造では、単に突き合わ
せ状態にして溶接などにより接合したものであるため、
押出材(51)(52)同士を接合のために仮組状態に保持
するのが面倒であり、接合作業が厄介なものになるとい
う問題がある。
せ状態にして溶接などにより接合したものであるため、
押出材(51)(52)同士を接合のために仮組状態に保持
するのが面倒であり、接合作業が厄介なものになるとい
う問題がある。
【0007】この発明は、上記のような従来の問題点に
鑑み、継手部材の使用を排除して部品点数の減少及び軽
量化を図ることができ、しかも、押出材同士を接合前に
それら自身でしっかりとした仮組状態にすることができ
る構造のアルミニウム製押出材同士の継手構造を提供す
ることを目的とする。
鑑み、継手部材の使用を排除して部品点数の減少及び軽
量化を図ることができ、しかも、押出材同士を接合前に
それら自身でしっかりとした仮組状態にすることができ
る構造のアルミニウム製押出材同士の継手構造を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的において、本発
明は、中空材からなる第1押出材の周側壁に、第2押出
材が適合状態に挿入される開口部が設けられると共に、
該開口部を通じて第1押出材の中空部内に第2押出材が
突出状態に挿入配置され、かつ、該中空部内の第2押出
材の側面部に形成された係合用凹部内に、第1押出材の
中空部内周面に一体押出成形された係合用凸条部が嵌合
され、その嵌合状態において、第1押出材と第2押出材
とが溶接、ろう付け、接着剤等により直接接合一体化さ
れてなることを特徴とするアルミニウム製押出材同士の
継手構造を要旨とする。
明は、中空材からなる第1押出材の周側壁に、第2押出
材が適合状態に挿入される開口部が設けられると共に、
該開口部を通じて第1押出材の中空部内に第2押出材が
突出状態に挿入配置され、かつ、該中空部内の第2押出
材の側面部に形成された係合用凹部内に、第1押出材の
中空部内周面に一体押出成形された係合用凸条部が嵌合
され、その嵌合状態において、第1押出材と第2押出材
とが溶接、ろう付け、接着剤等により直接接合一体化さ
れてなることを特徴とするアルミニウム製押出材同士の
継手構造を要旨とする。
【0009】
【作用】上記発明では、溶接、ろう付け、接着剤等によ
る直接接合であるため、継手部材が排除され、部品点数
が減少されると共に、軽量な継手構造が実現される。
る直接接合であるため、継手部材が排除され、部品点数
が減少されると共に、軽量な継手構造が実現される。
【0010】しかも、中空材からなる第1押出材の周側
壁に、第2押出材が適合状態に挿入される開口部が設け
られると共に、該開口部を通じて第1押出材の中空部内
に第2押出材が突出状態に挿入配置され、かつ、該中空
部内の第2押出材の側面部に形成された係合用凹部内
に、第1押出材の中空部内周面に一体押出成形された係
合用凸条部が嵌合されたものであることにより、溶接等
の接合前の段階で、第2押出材は、第1押出材の開口部
の内周縁部によって位置決めされると共に、第2押出材
が第1押出材から不本意に抜出されてしまうというよう
なことも防がれ、押出材同士がそれら自身でしっかりと
した仮組状態に組み合わされる。
壁に、第2押出材が適合状態に挿入される開口部が設け
られると共に、該開口部を通じて第1押出材の中空部内
に第2押出材が突出状態に挿入配置され、かつ、該中空
部内の第2押出材の側面部に形成された係合用凹部内
に、第1押出材の中空部内周面に一体押出成形された係
合用凸条部が嵌合されたものであることにより、溶接等
の接合前の段階で、第2押出材は、第1押出材の開口部
の内周縁部によって位置決めされると共に、第2押出材
が第1押出材から不本意に抜出されてしまうというよう
なことも防がれ、押出材同士がそれら自身でしっかりと
した仮組状態に組み合わされる。
【0011】
【実施例】次に、この発明の実施例を説明する。
【0012】本実施例では、自動車の車体構造の一つで
あるスペースフレーム構造を形成する上において用いら
れる押出材同士の継手構造について説明する。なお、本
発明の継手構造が採用される構造物の種類に特段の制限
はなく、各種構造物に広く適用されてよい。
あるスペースフレーム構造を形成する上において用いら
れる押出材同士の継手構造について説明する。なお、本
発明の継手構造が採用される構造物の種類に特段の制限
はなく、各種構造物に広く適用されてよい。
【0013】図1ないし図3には、第1実施例にかかる
継手構造を示す。(1)は第1アルミニウム製押出材、
(2)は第2アルミニウム製押出材である。これら押出
材(1)(2)は、いずれも、一辺が50mmで肉厚2
mmの横断面正方形状の同じサイズの中空押出材、例え
ばA6063s−T5材による。
継手構造を示す。(1)は第1アルミニウム製押出材、
(2)は第2アルミニウム製押出材である。これら押出
材(1)(2)は、いずれも、一辺が50mmで肉厚2
mmの横断面正方形状の同じサイズの中空押出材、例え
ばA6063s−T5材による。
【0014】第1押出材(1)は、その長さ方向中間部
において、その周方向4つの平面壁のうちの一つの平面
壁(3)に、レーザー加工等による切欠き加工により方
形状の開口部(4)が形成されている。この開口部
(4)は、該側壁(3)の幅方向において、該側壁
(3)と直交して連接されている側壁(5)(5)の肉
厚分を除く幅方向の全体にわって切欠き形成されてい
る。また、該開口部(4)は、該側壁(3)の長さ方向
において、第2押出材(2)の幅に対応する長さを有す
るものに形成され、第2押出材(2)がその幅方向にお
いて開口部(4)に適合状態に挿入されるようになされ
ている。
において、その周方向4つの平面壁のうちの一つの平面
壁(3)に、レーザー加工等による切欠き加工により方
形状の開口部(4)が形成されている。この開口部
(4)は、該側壁(3)の幅方向において、該側壁
(3)と直交して連接されている側壁(5)(5)の肉
厚分を除く幅方向の全体にわって切欠き形成されてい
る。また、該開口部(4)は、該側壁(3)の長さ方向
において、第2押出材(2)の幅に対応する長さを有す
るものに形成され、第2押出材(2)がその幅方向にお
いて開口部(4)に適合状態に挿入されるようになされ
ている。
【0015】そして、該第1押出材(1)は、その開口
部(4)が設けられている側壁(3)と直交して連接さ
れている両側壁(5)(5)の内面の幅方向中間部に、
長さ方向に延びる係合用凸条部(6)(6)が一体押出
成形されたものとなされている。
部(4)が設けられている側壁(3)と直交して連接さ
れている両側壁(5)(5)の内面の幅方向中間部に、
長さ方向に延びる係合用凸条部(6)(6)が一体押出
成形されたものとなされている。
【0016】一方、第2押出材(2)は、その挿入側端
部(7)が、互いに対向する2組の側壁(9)(9)、
(10)(10)のうちの一方の組の側壁(9)(9)の対
向方向において外方から圧縮成形されて若干偏平化さ
れ、該側壁(9)(9)の外面間の間隔長さが、第1押
出材(1)の開口部(4)の、側壁(3)の幅方向にお
ける長さと一致ないしは略一致するものにされ、第2押
出材(2)の該挿入側端部(7)が第1押出材(1)の
開口部(4)に適合状態において挿入されるようになさ
れている。
部(7)が、互いに対向する2組の側壁(9)(9)、
(10)(10)のうちの一方の組の側壁(9)(9)の対
向方向において外方から圧縮成形されて若干偏平化さ
れ、該側壁(9)(9)の外面間の間隔長さが、第1押
出材(1)の開口部(4)の、側壁(3)の幅方向にお
ける長さと一致ないしは略一致するものにされ、第2押
出材(2)の該挿入側端部(7)が第1押出材(1)の
開口部(4)に適合状態において挿入されるようになさ
れている。
【0017】そして、該第2押出材(2)が第1押出材
(1)の開口部(4)を通じて第1押出材(1)の中空
部内に挿入された状態で、係合用凸条部(6)(6)の
形成されている側壁(5)(5)と対面される第2押出
材(2)における側壁部(9)(9)には、該挿入状態
で係合用凸条部(6)(6)が嵌合される態様の、幅方
向に貫通された溝状の係合用凹部(11)(11)がプレス
成形あるいは切欠き加工等により形成されている。
(1)の開口部(4)を通じて第1押出材(1)の中空
部内に挿入された状態で、係合用凸条部(6)(6)の
形成されている側壁(5)(5)と対面される第2押出
材(2)における側壁部(9)(9)には、該挿入状態
で係合用凸条部(6)(6)が嵌合される態様の、幅方
向に貫通された溝状の係合用凹部(11)(11)がプレス
成形あるいは切欠き加工等により形成されている。
【0018】第1押出材(1)の係合用凸状部(6)
(6)の高さは、第2押出材(2)の挿入を不可能にせ
ず、かつ第2押出材(2)の係合用凹部(11)(11)と
の嵌合による抜け止め作用が適正に奏されるような高
さ、例えば0.3〜1.0mmの範囲の高さ、具体的に
は例えば0.5mmの高さに設定される。
(6)の高さは、第2押出材(2)の挿入を不可能にせ
ず、かつ第2押出材(2)の係合用凹部(11)(11)と
の嵌合による抜け止め作用が適正に奏されるような高
さ、例えば0.3〜1.0mmの範囲の高さ、具体的に
は例えば0.5mmの高さに設定される。
【0019】第1押出材(1)と第2押出材(2)との
接合は、まず、第2押出材(2)の挿入側端部(7)
を、第1押出材(1)の開口部(4)を通じて、その中
空部内に強制的に挿入していき、その挿入過程で、第1
押出材(1)に設けられている係合用凸条部(6)
(6)を第2押出材(2)の溝状の係合用凸部(11)
(11)内に強制的に嵌合させる。
接合は、まず、第2押出材(2)の挿入側端部(7)
を、第1押出材(1)の開口部(4)を通じて、その中
空部内に強制的に挿入していき、その挿入過程で、第1
押出材(1)に設けられている係合用凸条部(6)
(6)を第2押出材(2)の溝状の係合用凸部(11)
(11)内に強制的に嵌合させる。
【0020】しかるのち、この嵌合状態において、両押
出材(1)(2)同士を溶接、ろう付け、接着材等によ
り直接接合一体化する。
出材(1)(2)同士を溶接、ろう付け、接着材等によ
り直接接合一体化する。
【0021】このように、上記継手構造では、押出材
(1)(2)同士が、溶接、ろう付け、接着剤等により
直接に接合一体化されたものであるから、継手部材が排
除され、部品点数を減少することができると共に、軽量
な継手構造を実現することができる。
(1)(2)同士が、溶接、ろう付け、接着剤等により
直接に接合一体化されたものであるから、継手部材が排
除され、部品点数を減少することができると共に、軽量
な継手構造を実現することができる。
【0022】しかも、中空材からなる第1押出材(1)
の周側壁に、第2押出材(2)の端部が適合状態に挿入
される開口部(4)が設けられると共に、該開口部
(4)を通じて第1押出材(1)の中空部内に第2押出
材(2)の端部が突出状態に配置され、かつ、該中空部
内の第2押出材(2)の側面部に形成された係合用凹部
(11)(11)内に、第1押出材(1)の中空部内周面に
一体押出成形された係合用凸条部(6)(6)が嵌合さ
れたものであるから、溶接等の接合前の段階で、第2押
出材(2)は、第1押出材(1)の開口部(4)の内周
縁部によって位置決めされると共に、凹凸(6)(11)
の嵌合により第2押出材(2)が第1押出材(1)から
不本意に抜出されてしまうというようなことも防がれ、
これによって、押出材(1)(2)同士をそれら自身で
しっかりとした仮組状態に組み合わせることができ、溶
接等による接合作業の作業性を向上することができる。
の周側壁に、第2押出材(2)の端部が適合状態に挿入
される開口部(4)が設けられると共に、該開口部
(4)を通じて第1押出材(1)の中空部内に第2押出
材(2)の端部が突出状態に配置され、かつ、該中空部
内の第2押出材(2)の側面部に形成された係合用凹部
(11)(11)内に、第1押出材(1)の中空部内周面に
一体押出成形された係合用凸条部(6)(6)が嵌合さ
れたものであるから、溶接等の接合前の段階で、第2押
出材(2)は、第1押出材(1)の開口部(4)の内周
縁部によって位置決めされると共に、凹凸(6)(11)
の嵌合により第2押出材(2)が第1押出材(1)から
不本意に抜出されてしまうというようなことも防がれ、
これによって、押出材(1)(2)同士をそれら自身で
しっかりとした仮組状態に組み合わせることができ、溶
接等による接合作業の作業性を向上することができる。
【0023】図4及び図5には、第2実施例を示す。同
実施例では、第2押出材(2)の挿入側端部(7)に圧
縮成形が施されるのではなく、該挿入側端部(7)にお
いて、対向側壁(9)(9)が、その両側縁部における
肉厚部分を含んでレーザー加工等による切欠き加工によ
り切除されたものとなされている。そして、該対向側壁
(9)(9)と直交する側壁(10)(10)の前方突出壁
(12)(12)の両側縁部の長さ方向中間部に切欠きによ
る係合用凹部(11)(11)(11)(11)が形成されてい
る。その他は、上記第1実施例と同様の構成である。
実施例では、第2押出材(2)の挿入側端部(7)に圧
縮成形が施されるのではなく、該挿入側端部(7)にお
いて、対向側壁(9)(9)が、その両側縁部における
肉厚部分を含んでレーザー加工等による切欠き加工によ
り切除されたものとなされている。そして、該対向側壁
(9)(9)と直交する側壁(10)(10)の前方突出壁
(12)(12)の両側縁部の長さ方向中間部に切欠きによ
る係合用凹部(11)(11)(11)(11)が形成されてい
る。その他は、上記第1実施例と同様の構成である。
【0024】このように、圧縮成形によらず、切欠き加
工により第2押出材(2)の挿入側端部(7)の挿入サ
イズ調整がなされたものとなされることにより、挿入嵌
合状態において、第1押出材(1)と第2押出材(2)
との間の段差の発生が確実かつ容易に防止され、スマー
トですっきりとした外観接合形態の継手部を形成するこ
とができるなどのメリットがある。
工により第2押出材(2)の挿入側端部(7)の挿入サ
イズ調整がなされたものとなされることにより、挿入嵌
合状態において、第1押出材(1)と第2押出材(2)
との間の段差の発生が確実かつ容易に防止され、スマー
トですっきりとした外観接合形態の継手部を形成するこ
とができるなどのメリットがある。
【0025】図6及び図7には、第3実施例を示す。同
実施例では、第2押出材(2)が、その挿入側端部
(7)の対向する側壁部(9)(9)に側方貫通状の溝
状の係合用凹部(11)(11)がプレス成形、切欠き加工
等により形成されているのみで、圧縮加工などは何等施
されていない。その代わり、この第2押出材(2)は、
第1押出材(1)内にその開口部(4)を通じて適合状
態に挿入されうるよう、その横断面サイズが第1押出材
(1)の横断面サイズよりも小さい横断面正方形状の押
出材に押出成形されているか、あるいは、偏平状などの
横断面長方形状の押出材に押出成形されたものとなされ
ている。その他は、上記第1実施例と同様の構成を有す
る。
実施例では、第2押出材(2)が、その挿入側端部
(7)の対向する側壁部(9)(9)に側方貫通状の溝
状の係合用凹部(11)(11)がプレス成形、切欠き加工
等により形成されているのみで、圧縮加工などは何等施
されていない。その代わり、この第2押出材(2)は、
第1押出材(1)内にその開口部(4)を通じて適合状
態に挿入されうるよう、その横断面サイズが第1押出材
(1)の横断面サイズよりも小さい横断面正方形状の押
出材に押出成形されているか、あるいは、偏平状などの
横断面長方形状の押出材に押出成形されたものとなされ
ている。その他は、上記第1実施例と同様の構成を有す
る。
【0026】このように、本実施例では、第2押出材
(2)の挿入側端部への加工は、係合用凹状部(11)
(11)のみの加工でよいから、継手構造をコスト面等に
おいて有利に実現することができる。
(2)の挿入側端部への加工は、係合用凹状部(11)
(11)のみの加工でよいから、継手構造をコスト面等に
おいて有利に実現することができる。
【0027】なお、上記各実施例では、第2押出材
(2)は、中空材としているが、中実材であってもよ
い。また、上記実施例では、第1及び第2押出材(1)
(2)は、横断面正方形状の押出材に押出成形されてい
るが、横断面長方形状などの横断面方形状や、あるいは
その他の横断面形状を有する押出材であってもよい。ま
た、係合用凸状部、係合用凹状部は各1個設けられたも
のであってもよいし、また、片側において複数並列状態
に設けられているものなどであってもよい。
(2)は、中空材としているが、中実材であってもよ
い。また、上記実施例では、第1及び第2押出材(1)
(2)は、横断面正方形状の押出材に押出成形されてい
るが、横断面長方形状などの横断面方形状や、あるいは
その他の横断面形状を有する押出材であってもよい。ま
た、係合用凸状部、係合用凹状部は各1個設けられたも
のであってもよいし、また、片側において複数並列状態
に設けられているものなどであってもよい。
【0028】
【発明の効果】上述の次第で、本発明にかかるアルミニ
ウム製押出材同士の継手構造は、溶接、ろう付け、接着
剤等による直接接合であるから、継手部材が排除され、
部品点数を減少することができると共に、軽量な継手構
造を実現することができる。
ウム製押出材同士の継手構造は、溶接、ろう付け、接着
剤等による直接接合であるから、継手部材が排除され、
部品点数を減少することができると共に、軽量な継手構
造を実現することができる。
【0029】しかも、中空材からなる第1押出材の周側
壁に、第2押出材が適合状態に挿入される開口部が設け
られると共に、該開口部を通じて第1押出材の中空部内
に第2押出材が突出状態に挿入配置され、かつ、該中空
部内の第2押出材の側面部に形成された係合用凹部内
に、第1押出材の中空部内周面に一体押出成形された係
合用凸条部が嵌合されたものであるから、溶接等の接合
前の段階で、第2押出材は、第1押出材の開口部の内周
縁部によって位置決めされると共に、凹凸嵌合第2押出
材が第1押出材から不本意に抜出されてしまうというよ
うなことも防がれ、それによって、押出材同士をそれら
自身でしっかりとした仮組状態に組み合わせることがで
き、接合作業の作業性を向上することができる。
壁に、第2押出材が適合状態に挿入される開口部が設け
られると共に、該開口部を通じて第1押出材の中空部内
に第2押出材が突出状態に挿入配置され、かつ、該中空
部内の第2押出材の側面部に形成された係合用凹部内
に、第1押出材の中空部内周面に一体押出成形された係
合用凸条部が嵌合されたものであるから、溶接等の接合
前の段階で、第2押出材は、第1押出材の開口部の内周
縁部によって位置決めされると共に、凹凸嵌合第2押出
材が第1押出材から不本意に抜出されてしまうというよ
うなことも防がれ、それによって、押出材同士をそれら
自身でしっかりとした仮組状態に組み合わせることがで
き、接合作業の作業性を向上することができる。
【図1】第1実施例にかかる継手構造を示すもので、押
出材同士を分解状態にして示す断面斜視図である。
出材同士を分解状態にして示す断面斜視図である。
【図2】同実施例にかかる継手構造の組み合わせ状態に
おける断面斜視図である。
おける断面斜視図である。
【図3】同実施例にかかる継手構造の断面側面図であ
る。
る。
【図4】第2実施例にかる継手構造を示すもので、図
(イ)は押出材同士を分解状態にして示す断面斜視図、
図(ロ)は組み合わせ状態における断面斜視図である。
(イ)は押出材同士を分解状態にして示す断面斜視図、
図(ロ)は組み合わせ状態における断面斜視図である。
【図5】同実施例にかかる継手構造の断面側面図であ
る。
る。
【図6】第3実施例にかる継手構造を示すもので、図
(イ)は押出材同士を分解状態にして示す断面斜視図、
図(ロ)は組み合わせ状態における断面斜視図である。
(イ)は押出材同士を分解状態にして示す断面斜視図、
図(ロ)は組み合わせ状態における断面斜視図である。
【図7】同実施例にかかる継手構造の断面側面図であ
る。
る。
【図8】従来例を示すもので、押出材の斜視図である。
1…第1押出材 2…第2押出材 4…開口部 6…係合用凸条部 11…係合用凹部
Claims (1)
- 【請求項1】 中空材からなる第1押出材の周側壁に、
第2押出材が適合状態に挿入される開口部が設けられる
と共に、該開口部を通じて第1押出材の中空部内に第2
押出材が突出状態に挿入配置され、かつ、該中空部内の
第2押出材の側面部に形成された係合用凹部内に、第1
押出材の中空部内周面に一体押出成形された係合用凸条
部が嵌合され、その嵌合状態において、第1押出材と第
2押出材とが溶接、ろう付け、接着剤等により直接接合
一体化されてなることを特徴とするアルミニウム製押出
材同士の継手構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19697794A JPH0861330A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | アルミニウム製押出材同士の継手構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19697794A JPH0861330A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | アルミニウム製押出材同士の継手構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0861330A true JPH0861330A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16366793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19697794A Pending JPH0861330A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | アルミニウム製押出材同士の継手構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0861330A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6281620B1 (ja) * | 2016-09-30 | 2018-02-21 | マツダ株式会社 | フレーム部材 |
JP6281621B1 (ja) * | 2016-09-30 | 2018-02-21 | マツダ株式会社 | フレーム部材 |
WO2021126754A1 (en) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | Thor Tech, Inc. | Interlocking frame system and components therefor |
-
1994
- 1994-08-22 JP JP19697794A patent/JPH0861330A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6281620B1 (ja) * | 2016-09-30 | 2018-02-21 | マツダ株式会社 | フレーム部材 |
JP6281621B1 (ja) * | 2016-09-30 | 2018-02-21 | マツダ株式会社 | フレーム部材 |
JP2018052391A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | マツダ株式会社 | フレーム部材 |
JP2018052390A (ja) * | 2016-09-30 | 2018-04-05 | マツダ株式会社 | フレーム部材 |
WO2021126754A1 (en) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | Thor Tech, Inc. | Interlocking frame system and components therefor |
US11697460B2 (en) | 2019-12-20 | 2023-07-11 | Thor Tech, Inc. | Interlocking frame system and components therefor |
US11794815B2 (en) | 2019-12-20 | 2023-10-24 | Thor Tech, Inc. | Reinforced interlocking frame system and components therefor |
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