JPH075155Y2 - コンクリート型枠用ジョイント金具 - Google Patents
コンクリート型枠用ジョイント金具Info
- Publication number
- JPH075155Y2 JPH075155Y2 JP1988144603U JP14460388U JPH075155Y2 JP H075155 Y2 JPH075155 Y2 JP H075155Y2 JP 1988144603 U JP1988144603 U JP 1988144603U JP 14460388 U JP14460388 U JP 14460388U JP H075155 Y2 JPH075155 Y2 JP H075155Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete formwork
- joint
- concrete
- intermediate bar
- joint metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Moulds, Cores, Or Mandrels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンクリート打設空間を挟んで相対向するよ
うに組立てられる左右のコンクリート型枠を、しっかり
固定するために左右コンクリート型枠間にあって牽引状
に結合するコンクリート型枠用ジョイント金具に関す
る。
うに組立てられる左右のコンクリート型枠を、しっかり
固定するために左右コンクリート型枠間にあって牽引状
に結合するコンクリート型枠用ジョイント金具に関す
る。
[従来の技術] コンクリート型枠の上下接合面の間に係挿して分離可能
に取付けられる扁平板状の係止片と、中間バーへの接続
部を一枚板の金属板にて一体形成してなるジョイント金
具は、例えば実公昭55-44117号、同57-44029号公報等に
みられるようにこの出願前から一般に知られている。公
知のジョイント金具は、第8図に示すように中間バーへ
の接続部を、単に断面U形に形成してU形の側板13.13
に接合用ピン孔14を左右に貫通するように設けただけの
ものであった。
に取付けられる扁平板状の係止片と、中間バーへの接続
部を一枚板の金属板にて一体形成してなるジョイント金
具は、例えば実公昭55-44117号、同57-44029号公報等に
みられるようにこの出願前から一般に知られている。公
知のジョイント金具は、第8図に示すように中間バーへ
の接続部を、単に断面U形に形成してU形の側板13.13
に接合用ピン孔14を左右に貫通するように設けただけの
ものであった。
[考案が解決しようとする問題点] 上記のような従来のジョイント金具によれば、U形の溝
は溝幅が広く、その上、左右側板13.13は一枚板である
から曲げ及び引張りに対する強度が弱く、耐久性に欠け
るという問題があった。その為強度を少しでも高める為
にU形の溝の底部を第8図のようにV形に形成したり、
又は側板13.13の上端を外方へ直角に折曲げてフランジ
を形成することが実施されている。しかし、溝の底部を
V形に形成した程度では必要かつ十分な強度が得られ
ず、又フランジを形成すると、広幅の溝に加えて左右の
フランジの幅が上下方向の抵抗になるために、コンクリ
ートを流し込んだ場合にコンクリートの回わり込みが阻
害され底部の真下に空洞を生じるという問題が生じる。
さらに、側板の上端又はフランジのエッジは金属板の切
断面がそのまま露出する形で形成される為に手に握って
引っ張ったり、曲げたりする作業中に屡々怪我をするの
で非常に危険性を伴うものである。而も幅が広いので多
数をまとめ収納したり、運搬、保管をする場合にも嵩が
非常に高くなり、取扱上においても不便であった。
は溝幅が広く、その上、左右側板13.13は一枚板である
から曲げ及び引張りに対する強度が弱く、耐久性に欠け
るという問題があった。その為強度を少しでも高める為
にU形の溝の底部を第8図のようにV形に形成したり、
又は側板13.13の上端を外方へ直角に折曲げてフランジ
を形成することが実施されている。しかし、溝の底部を
V形に形成した程度では必要かつ十分な強度が得られ
ず、又フランジを形成すると、広幅の溝に加えて左右の
フランジの幅が上下方向の抵抗になるために、コンクリ
ートを流し込んだ場合にコンクリートの回わり込みが阻
害され底部の真下に空洞を生じるという問題が生じる。
さらに、側板の上端又はフランジのエッジは金属板の切
断面がそのまま露出する形で形成される為に手に握って
引っ張ったり、曲げたりする作業中に屡々怪我をするの
で非常に危険性を伴うものである。而も幅が広いので多
数をまとめ収納したり、運搬、保管をする場合にも嵩が
非常に高くなり、取扱上においても不便であった。
本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、引張
りや曲げに対する強度を充分に確保することができるも
のでありながら溝幅を細くでき、而もフランジのような
面圧を受ける形状をなくしてコンクリートの回わり込み
を理想的なまでに良好にし、かつ金属のエッジをなくし
て安全性を高め、安価で使い易く、取扱いの便利なコン
クリート型枠用ジョイント金具を提供しようとするもの
である。
てなされたものであり、その目的とするところは、引張
りや曲げに対する強度を充分に確保することができるも
のでありながら溝幅を細くでき、而もフランジのような
面圧を受ける形状をなくしてコンクリートの回わり込み
を理想的なまでに良好にし、かつ金属のエッジをなくし
て安全性を高め、安価で使い易く、取扱いの便利なコン
クリート型枠用ジョイント金具を提供しようとするもの
である。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案におけるコンクリー
ト型枠ジョイント金具は、コンクリート型枠10の上下接
合面10a.10aの間に係挿して分離可能に取付けられる扁
平板状の係止片1と、中間バー20への接続部2を一枚板
の金属板にて一体形成してなるジョイント金具であっ
て、前記接続部2は細溝2aを有する断面U形で、かつ上
部に上端を側板2bの外面又は内面に沿うように下向きに
折曲げて内外2重の補強片3を全長に形成し、この2重
の補強片3に中間バー20への接合用ピン孔4を所定間隔
に設けるとともに、該ピン孔4を前記2重の補強片3に
外側が内側より大きい大小の孔4a.4bを同心に合致する
ように形成してなるものである。
ト型枠ジョイント金具は、コンクリート型枠10の上下接
合面10a.10aの間に係挿して分離可能に取付けられる扁
平板状の係止片1と、中間バー20への接続部2を一枚板
の金属板にて一体形成してなるジョイント金具であっ
て、前記接続部2は細溝2aを有する断面U形で、かつ上
部に上端を側板2bの外面又は内面に沿うように下向きに
折曲げて内外2重の補強片3を全長に形成し、この2重
の補強片3に中間バー20への接合用ピン孔4を所定間隔
に設けるとともに、該ピン孔4を前記2重の補強片3に
外側が内側より大きい大小の孔4a.4bを同心に合致する
ように形成してなるものである。
[作用] コンクリート型枠10の上下接合面10a.10aの間にジョイ
ント金具の偏平板状の係止片1を挟み込むように係挿し
て型枠の止め用の孔11と係止片1の止め孔1aにピンを挿
入して一体に固定する。一対のジョイント金具を左右の
コンクリート型枠に取付け、その中間に中間バー20を当
てがい、ジョイント金具の接続部2のピン孔4と中間バ
ー20のピン孔21の合致した部位にピン5を差し込み両者
2.21を一体に結合する。
ント金具の偏平板状の係止片1を挟み込むように係挿し
て型枠の止め用の孔11と係止片1の止め孔1aにピンを挿
入して一体に固定する。一対のジョイント金具を左右の
コンクリート型枠に取付け、その中間に中間バー20を当
てがい、ジョイント金具の接続部2のピン孔4と中間バ
ー20のピン孔21の合致した部位にピン5を差し込み両者
2.21を一体に結合する。
コンクリート型枠10.10の空間内にコンクリートを流し
込み、コンクリートが打設されると、ジョイント金具と
中間バーは打設コンクリート内に埋め込まれる。コンク
リート型枠10.10を解体すると、打設コンクリートの壁
面端部よりジョイント金具の係止片1が突出しているか
らこれをミシン目1bより引きち切り分離させる。さらに
内側に予じめセットされたコーン6も抜き取る。
込み、コンクリートが打設されると、ジョイント金具と
中間バーは打設コンクリート内に埋め込まれる。コンク
リート型枠10.10を解体すると、打設コンクリートの壁
面端部よりジョイント金具の係止片1が突出しているか
らこれをミシン目1bより引きち切り分離させる。さらに
内側に予じめセットされたコーン6も抜き取る。
コーン6は、係止片1に係挿させるが、所定位置で係止
するように係止片1の面にストッパーとなる突起7を圧
出形成させてある。
するように係止片1の面にストッパーとなる突起7を圧
出形成させてある。
中間バー20は断面T形又はL形、I形のものが用いられ
るが、ジョイント金具の接続部2に接続する際には細溝
2aに上方から嵌合して接合するようになす。
るが、ジョイント金具の接続部2に接続する際には細溝
2aに上方から嵌合して接合するようになす。
コンクリートを流し込む際にはジョイント金具の接続部
2の溝2aに受け入れられるが溝幅が細幅である上に、下
半部が細く、而も下細まりのテーパがついている為に下
側への回わり込みが容易かつ確実に行われる。
2の溝2aに受け入れられるが溝幅が細幅である上に、下
半部が細く、而も下細まりのテーパがついている為に下
側への回わり込みが容易かつ確実に行われる。
ピン5をピン孔4に挿入して中間バー20と接続する際に
は、2重の補強片3の外側の孔4aが内側の孔4bより大き
いのでピン5の挿し込み時に大きい方の孔4aがリードす
るように作用してピンの挿入を迅速且つ容易に行われる
ことになる。
は、2重の補強片3の外側の孔4aが内側の孔4bより大き
いのでピン5の挿し込み時に大きい方の孔4aがリードす
るように作用してピンの挿入を迅速且つ容易に行われる
ことになる。
[実施例] ジョイント金具は一枚板の金属板を折り曲げて形成する
が、接続部2となる部分は、第5図に示すように展開し
た状態で左右両側の面に2列に大小の孔4a.4bを打ち抜
きにて予じめ形成する。これを所定の形状に折り曲げて
U字形の細溝2aと左右側板2b.2bの上端の2重の補強片
3となす。
が、接続部2となる部分は、第5図に示すように展開し
た状態で左右両側の面に2列に大小の孔4a.4bを打ち抜
きにて予じめ形成する。これを所定の形状に折り曲げて
U字形の細溝2aと左右側板2b.2bの上端の2重の補強片
3となす。
補強片3は、第6図のように外側へ下向きに折り曲げて
形成する。又第7図のように側板2bの上端を内側へ下向
きに折り曲げるようにすると、金属板の切断エッジは完
全になくなるから安全性が一段と高められる。
形成する。又第7図のように側板2bの上端を内側へ下向
きに折り曲げるようにすると、金属板の切断エッジは完
全になくなるから安全性が一段と高められる。
[考案の効果] 本考案は、上記のように構成されているので、従来の単
なるU字形広幅のものや、上縁を左右に折曲げたフラン
ジ付きのジョイント金具に比べてジョイント金具の接続
部の幅が狭いのでコンクリートの回わりがよく、又側板
の上部は内外2重の補強片が一体成形されている為引張
り、曲げ等に対する強度が大であり、而も金属板の切断
エッジがない為に手で握って引張ったりする作業におい
て怪我をする危険性がなく、安全性が高いといった効果
を有し、その上嵩張らないので、多数をまとめて収納す
る場合、又は運搬等において便利である。又本考案にお
いてはピン孔が2重の補強片部に設けられており、且つ
外側の孔が大きいのでピンの挿入がスムーズになり作業
が非常にやり易く、構造も簡単であり、安価に実施でき
る。
なるU字形広幅のものや、上縁を左右に折曲げたフラン
ジ付きのジョイント金具に比べてジョイント金具の接続
部の幅が狭いのでコンクリートの回わりがよく、又側板
の上部は内外2重の補強片が一体成形されている為引張
り、曲げ等に対する強度が大であり、而も金属板の切断
エッジがない為に手で握って引張ったりする作業におい
て怪我をする危険性がなく、安全性が高いといった効果
を有し、その上嵩張らないので、多数をまとめて収納す
る場合、又は運搬等において便利である。又本考案にお
いてはピン孔が2重の補強片部に設けられており、且つ
外側の孔が大きいのでピンの挿入がスムーズになり作業
が非常にやり易く、構造も簡単であり、安価に実施でき
る。
第1図は本考案ジョイント金具をコンクリート型枠に使
用した状態の側面図、第2図は同ジョイント金具の平面
図、第3図は同側面図、第4図は同斜視図、第5図は接
続部の展開した平面図、第6図は第3図におけるA−A
線の拡大断面図、第7図は他の実施例の拡大断面図、第
8図は従来例の断面図である。 1……係止片、2……接続部 3……補強片、4……ピン孔 5……ピン、10……コンクリート型枠 20……中間バー、2a……細溝 2b……側板、4a.4b……大小の孔
用した状態の側面図、第2図は同ジョイント金具の平面
図、第3図は同側面図、第4図は同斜視図、第5図は接
続部の展開した平面図、第6図は第3図におけるA−A
線の拡大断面図、第7図は他の実施例の拡大断面図、第
8図は従来例の断面図である。 1……係止片、2……接続部 3……補強片、4……ピン孔 5……ピン、10……コンクリート型枠 20……中間バー、2a……細溝 2b……側板、4a.4b……大小の孔
Claims (1)
- 【請求項1】コンクリート型枠10の上下接合面10a.10a
の間に係挿して分離可能に取付けられる扁平板状の係止
片1と、中間バー20への接続部2を一枚板の金属板にて
一体形成してなるジョイント金具であって、前記接続部
2は細溝2aを有する断面U形で、かつ上部に上端を側板
2bの外面又は内面に沿うように下向きに折曲げて内外2
重の補強片3を全長に形成し、この2重の補強片3に中
間バー20への接合用ピン孔4を所定間隔に設けるととも
に、該ピン孔4を前記2重の補強片3に外側が内側より
大きい大小の孔4a.4bを同心に合致するように形成して
なることを特徴とするコンクリート型枠用ジョイント金
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988144603U JPH075155Y2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | コンクリート型枠用ジョイント金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988144603U JPH075155Y2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | コンクリート型枠用ジョイント金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0264005U JPH0264005U (ja) | 1990-05-14 |
JPH075155Y2 true JPH075155Y2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=31412454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988144603U Expired - Lifetime JPH075155Y2 (ja) | 1988-11-02 | 1988-11-02 | コンクリート型枠用ジョイント金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075155Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0242833Y2 (ja) * | 1985-12-20 | 1990-11-15 | ||
JPS6340441U (ja) * | 1986-09-01 | 1988-03-16 |
-
1988
- 1988-11-02 JP JP1988144603U patent/JPH075155Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0264005U (ja) | 1990-05-14 |
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