JPH053423A - 基準遅延発生装置及びこれを用いた電子装置 - Google Patents

基準遅延発生装置及びこれを用いた電子装置

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JPH053423A
JPH053423A JP3238421A JP23842191A JPH053423A JP H053423 A JPH053423 A JP H053423A JP 3238421 A JP3238421 A JP 3238421A JP 23842191 A JP23842191 A JP 23842191A JP H053423 A JPH053423 A JP H053423A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非同期動作でき、高安定、高精度な遅延を与
えることができる基準遅延発生装置を提供することを目
的とする。 【構成】 縦続接続された可変遅延時間を有する複数の
遅延素子(E)を有し、基準クロック(ECK)を受け
て、これを遅延させた遅延クロック(DCK)を出力す
る遅延ユニットと、前記基準クロックと前記遅延クロッ
クとの位相差を検出し、この位相差を90°の整数倍に
設定する制御信号を生成して前記複数の遅延素子に出力
する制御手段(PDD,CT;PLL)とを設けて構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高精密なかつ安定化さ
れた基準遅延を発生する装置及びこれを用いた電子装置
に関する。
【0002】遅延回路は、信号間の位相合わせなどに広
い用途がある。遅延時間は、高速回路ほど、精密に決定
でき、電源電圧や温度によって変化しない安定なもので
あることが要求される。本発明はかかる遅延(DELA
Y)の発生回路に係るものである。
【0003】
【従来の技術】半導体装置において扱える量の中で比較
的安定したものとしては、バンドギャップリファレンス
回路による電圧と、水晶発振による周波数がある。どち
らも半導体の持つ温度依存性や電源電圧依存性の影響が
現れないようにしたもので、その利用価値が高い。後者
の水晶発振については、主に安定なクロックとしての応
用があるが、PLL(Phase Locked Loop) の技術と組み
合わせて多くの周波数の信号をほとんど自由自在に合成
したり、本来安定度の悪いものの動作を水晶発振の精度
にロックして安定化したり、などと目ざましい開発がな
されている。
【0004】この水晶発振やそれとPLLの組合せで安
定なタイミングを得ることができる。例えばデジタル型
遅延回路の代表的なものにシフトレジスタがあるが、こ
のシフトクロックを水晶発振で得れば、高安定、高精度
の遅延時間が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】水晶発振やそれとPL
Lの組合せで遅延タイミングを得ることができるが、こ
れはクロックに同期した遅延である。つまり、例えばシ
フトレジスタのように、ある状態から他の状態へ変化す
るのは立上がり/立下りなどの所定のタイミングで、ク
ロック周期毎に行なわれ、クロックに同期していて自由
にならない。つまりイベントドリブン(event driven)
ではなく、同期動作しか実現できない。
【0006】本発明はかかる点を改善し、非同期動作で
き、高安定、高精度な遅延を与えることができる基準遅
延発生装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】図1に示すように本発明
では、電圧または電流によって制御される遅延ユニット
(以下VCDという)と、位相差検出回路PDDと、V
CDへ制御信号VC を供給する制御回路CT(ここでは
チャージポンプ回路CPとコンデンサC)とで基準遅延
発生装置を構成する。
【0008】水晶発振器などで得られる高安定度、高精
度の外部クロックECK,EXCKをVCDに供給す
る。
【0009】位相差検出回路PDDは該クロックEC
K、EXCK(CK0,XCK0 )と、これをVCDで
遅延させたクロックDCK、XDCKを受け、これらの
位相差を示す信号UP,DNを生じる。
【0010】チャージポンプ回路CPは該信号UP,D
Nを受けてコンデンサCを充放電し、VCDの制御信号
C を生じる。
【0011】以上のように構成された基準遅延発生装置
は後述するように種々の制御に適用できる。例えば、図
1の遅延回路DLCを制御できる。遅延回路DLCはV
CDの遅延素子E1 〜En と同じ遅延素子Ea〜Em
M個縦続接続して構成され、これらの遅延素子に前記制
御信号VC を受ける。
【0012】尚、図2に示すように、相補関係にある外
部クロックECK,EXCKに代えてシングルエンドの
外部クロックECKについても、同様に構成できる。
【0013】
【作用】図1では、VCD,PDD,CTがPLLを構
成し、遅延クロックDCK,XDCKが90°の整数
倍、例えば1周期遅れで非遅延クロックCK0,XCK
0 と同相になるように、制御信号VC を従って各遅延素
子E1 〜En の遅延時間を変える。従って同相になった
状態では、入力クロックECKの周期をT,VCDの遅
延素子E1 ,E2 ,……の個数をN、各遅延素子の遅延
時間をτとすればN・τ=T、従ってτ=T/Nにな
る。Tは正確に一定であるから、τも正確に一定であ
る。周囲温度や電源電圧の変動などの影響を受けす、ロ
ット毎にバラつき、経年変化の影響も受けない。この制
御信号VC を遅延回路DLCの各遅延素子Ea ,Eb
……へ供給すれば、これらの遅延時間もτに自動調整さ
れ、M個あればM・τの遅延を入力信号Sinに与えるこ
とができる。入力信号Sinはクロックとは非同期でよ
い。
【0014】
【実施例】図1を詳述すると、電圧制御遅延ユニットV
CDはN個の電圧制御で遅延時間が可変の遅延素子Eを
縦続接続してなる。水晶発振器などから得られる高精
度、高安定度の基準クロックECKとEXCK(Xは反
転を示す)を、バッファBUFを介してVCDに加える
と、遅延クロックDCF(Dは遅延を示す)、XDCK
が得られる。N個の遅延素子Eの1素子の遅延時間をτ
とするとVCDで加えられる遅延めN・τである。但
し、厳密には各素子の遅延時間は異なり、かつ電源電圧
や周囲温度で変動するから、上記N・τは概略値であ
る。位相差検出回路PDDへこの遅延クロックDCK,
XDCKと、VCDを通さない従って遅延なしのクロッ
クCK0 ,XCK0 を加え、これらの位相差を求める。
【0015】位相差検出回路PDDは遅延クロックDC
K,XDCKと無遅延クロックCK 0 ,XCK0 の位相
差を求め、遅延クロックの方が進んでいるとVCDでの
遅延が大になるよにし、同相であると何もせず、無遅延
クロックの方が進んでいるとVCDでの遅延が小になる
ようにする出力UP,DNを生じる。チャージポンプ回
路CPは信号UP,DNに従ってキャパシタCの充放電
を行ない、その電圧V C を増減させる。この電圧VC
N個の遅延素子Eに加わり、上記遅延調整を行なう。
【0016】この結果、収束した状態では遅延クロック
と無遅延クロックは同相、但し1周期遅れ(複数周期遅
れでも同相になるが、ここでは1周期遅れに調整したと
して)になる。この状態では1素子当りの遅延時間τ
は、クロック周期をTとすればτ=T/Nであり、これ
はクロックECK,EXCKの精度により定まる非常に
高精度、高安定度なものである。なおここでもτの各素
子毎にバラつきは考慮せず、平均値で扱っている。
【0017】同様な遅延素子EをM個縦続接続し、これ
にもキャパシタ電圧VC を加える、つまりVCDのN個
の遅延素子Eと同じ状態で動作させると、M個の各素子
Eの遅延時間は上記τになり、M個ではM・τになる。
従ってこの遅延回路DLCに入力信号Sinを加えるとM
・τだけ遅延した出力Sout が得られる。この遅延時間
M・τまたはT・M/NはVCD,PDD,CTが構成
するPLLで安定化されたものであり、τ=T.N単位
で可変の高精密なものである。また、イベントドリブン
であり、入出力ともクロック同期ではない。
【0018】図2に示す位相差検出回路PDD、制御回
路CT,VCDの各遅延素子Eの構成例を図3に示す。
図2の構成が図1の構成より簡単なので、はじめに図2
の構成の詳細を説明する。同図において、位相差検出回
路PDDはアンドゲートAND、オアゲートOR、D形
フリップフロップDFF1 ,DFF2 で構成され、チャ
ージポンプ回路はpチャネルMOSトランジスタQ1
nチャネルMOSトランジスタQ2 、抵抗R1 ,R2
キャパシタC1 ,C2 で構成される。また遅延素子Eは
pチャネルMOSトランジスタQ3 〜Q5 ,nチャネル
MOSトランジスタQ6 〜Q8 で構成される。
【0019】図4の波形図を参照しながら動作を説明す
ると、(a)は遅延クロックDCKが無遅延クロックC
0 より進んでいる(1周期端末で遅れている)場合
で、このときのアンドゲートANDの出力CK0 .DC
K、オアゲートORの出力CK 0 +DCKの出力は図示
の如くなり、前者をCK0 でDFF1 に、後者をCK0
でDFF2 に取込むとその出力UP,DNは図示の如く
共にHレベルになる。
【0020】図4(b)のようにCK0 とDCKが同相
であるとアンド出力とオア出力は同じになり、UP出力
はH、DN出力はLになる。また同図(c)のようにD
CKがCK0 より遅れると、アンド出力、オア出力は図
示の如くなり、UP出力もDN出力も共にLになる。
【0021】この出力信号UP,DNがチャージポンプ
回路CPのトランジスタQ1 ,Q2 に加わると、上記
(a)ならQ1 オフ、Q2 オン、キャパシタC2 は放電
して電圧Vc は低下する。これは遅延素子Ei のトラン
ジスタQ8 ,Q7 の電流を減少させ、トランジスタQ3
従ってQ4 の電流も同様にし(これらはカレントミラー
を構成する)、遅延素子Ei の遅延時間(信号伝搬時
間)を大にする。
【0022】図4(b)のように同相で、信号UPが
H、DNがLであるとチャージポンプ回路CPのトラン
ジスタQ1 はオフ、Q2 もオフで、制御回路CTはハイ
インピーダンス状態となる。よって、キャパシタC1
2 の充放電はなく、電圧VC はホールド状態となる。
図4(c)のようにDCKが遅れてUPがL、DNもL
であると、Q1 オン、Q2 オフになり、キャパシタC2
は充電されてVC が上る。これはQ8 ,Q7 の電流を大
にし、Q3 従ってQ4 の電流も大にし、遅延素子Eの遅
延時間を小にする。
【0023】図5は図1の構成の詳細な回路図である。
図示するように、位相差検出回路PDDは2つのオアゲ
ートOR1,OR2及び2つのD型フリップフロップD
FF3,DFF4を有する。制御回路CTはバイポーラ
トランジスタQ11〜Q20抵抗R11〜R16及びキャパシタ
C11,C12を有する。図1のキャパシタCは、トラ
ンジスタQ20のエミッタと低電位側電源ラインとの間
に接続されている。VCDの各遅延素子Eは、バイポー
ラトランジスタQ21〜Q25と抵抗R17〜R19を
有する。
【0024】図6は、図5の回路の動作を示す波形図で
ある。基準電圧VR1がトランジスタQ14のベースに
与えられるので、基準電流がトランジスタQ14、抵抗R
13及びトランジスタQ16に流れる。そして、トラン
ジスタQ16,Q17及びQ12がカレントミラー回路
を構成するので、基準電流と同じ電流がトランジスタQ
11、抵抗R11及びトランジスタQ12、又はトラン
ジスタQ15、抵抗R16及びトランジスタQ17のい
ずれかを流れる。この結果、検出信号UPをDNはいず
れもレベルシフトし、トランジスタQ19とQ13のベ
ースにそれぞれ現われる。トランジスタQ13はシフト
された検出信号DNを反転して、トランジスタQ18を
駆動する。
【0025】図6(a)は、遅延クロックDCKの位相
が非遅延クロックCKOの位相より進んでいる場合を示
す。この場合、オアゲートOR1とOR2の出力信号は
それぞれ図6(a)に示すとおりである。このとき、検
出信号UPとDNといずれもLである。この場合、トラ
ンジスタQ18はオンでトランジスタQ19はオフであ
る。
【0026】よって、トランジスタQ20は次第に導通
状態となり、キャパシタCは充電される。この結果、制
御電圧VC は増大し、トランジスタQ25のコレクタ電
流は増大する。この結果、遅延素子Eの遅延時間は減少
する。
【0027】図6(b)は、遅延クロックと非遅延クロ
ックCKOが同相の波形図である。図示のように、検出
信号UPとDNはそれぞれLとHのレベルにある。よっ
て、トランジスタQ13はオンである。このとき、トラ
ンジスタQ18とQ19はオフである。従って、トラン
ジスタQ20のベースはハイインピーダンス状態とな
り、制御電圧VC はホールドされる。
【0028】図6(c)は、非遅延クロックCKOの位
相が遅延クロックDCKの位相より進んでいる場合を示
す。このとき、検出信号UPとDNはいずれもHであ
る。従って、トランジスタQ18はオフでトランジスタ
Q19はオンとなる。これにより、トランジスタQ20
はオフでキャパシタCは放電する。この結果、制御電圧
C は減少し、遅延素子Eの遅延量は増大する。
【0029】図7は前述した図に示されている制御回路
CTの変形例のブロック図である。図示するように、制
御回路CTはアップ/ダウンカウンタUDC、ドライバ
DV及びD/A変換器DACを有する。アップ/ダウン
カウンタUDCは、検出信号UPとDNの組合せに応じ
た3つのモードを有する。第1のモードはアップカウン
トモードで、第2のモードはダウンカウントモードで、
第3のモードは休止モードである。アップ/ダウンカウ
ンタUDCは、キャパシタCからのアナログ制御電圧V
C に相当するディジタル値を出力する。このディジタル
値は、バッファとして機能するドライバDVを介してD
/A変換器DACに入力する。D/A変換器DACは、
受取ったディジタル値をアナログ制御電圧VC に変換す
る。このアナログ制御電圧VC はVCDと遅延回路DL
Cに与えられる。尚、他の構成のPLLを用いることも
できる。
【0030】図8は、本発明の第2の実施例を示すブロ
ック図である。図示するように、第1の基準遅延発生装
置RDG1、第2の基準遅延発生装置RDG2、D/A
変換器DAC2,、コントローラCTL、メモリMEM
及び前述の遅延回路DLCを有する。遅延回路DLC
は、第1又は第2の基準遅延発生装置RDG1又はRD
G2で制御される。第1の基準遅延発生装置RDG1は
図1のものと同様に構成されている。すなわち、第1の
基準遅延発生装置RDG1はVCD、位相差検出回路P
DD、アップ/ダウンカウンタUDC、ドライバDV、
及びD/A変換器(図8ではDAC1)を有する。VC
DはN1個の遅延素子Eを有する。D/A変換器DAC
1は制御電圧Vc 1を生成する。
【0031】第2の基準遅延発生装置RDG2は、第1
の基準遅延発生装置RDG1と同様に構成されている。
第2の基準遅延発生装置RDG2の遅延ユニットVCD
はN2個の遅延素子Eを有し、D/A変換器は制御電圧
c 2を生成する。
【0032】第1の基準遅延発生装置RDG1のアップ
/ダウンカウンタUDCの出力カウント値は、ドライバ
DVを介してD/A変換器DAC2に入力される。同様
に、第2の基準遅延発生装置RDG2のアップ/ダウン
カウンタ(図示せず)の出力カウント値は、ドライバ
(図示せず)を介してD/A変換器DAC2に与えられ
る。コントローラCTLは基準遅延発生装置RDG1及
びRDG2並びにメモリMEMを相互に接続するバスを
制御して、これらのうちの1つを選択してそのカウント
値をD/A変換器DAC2に与える。D/A変換器DA
C2は対応するアナログ制御信号をM個の各遅延素子E
に出力する。
【0033】第1の基準遅延発生装置RDG1の各遅延
素子Eは遅延時間τ1をもつように制御され、第2の基
準遅延発生装置RDG2の各遅延素子Eは遅延時間τ2
をもつように制御される。コントローラCTLがRDG
1を選択したとき、遅延回路DLCはMτ1の遅延時間
を有する。他方、コントローラCTLがRDG2を選択
したとき、遅延回路DLCはMτ2の遅延時間を有す
る。
【0034】コントローラCTLのバス制御のもとで、
基準遅延発生装置RDG1とRDG2からのディジタル
カウント値をメモリMEMに記憶させておくことができ
る。また、コントローラCTLのバス制御のものとで、
外部装置が生成したディジタル値をメモリMEMに記憶
させておくこともできる。
【0035】図7又は図8に示すディジタル化された制
御回路CTは、図1又は図2のアナログ制御回路CTよ
りも優れている。制御回路CTとVCDとの間の信号
線、及び制御回路CTと遅延回路DLCとの間の信号線
はそれぞれ、制御電圧VC の不必要な変動を防止するた
めに、寄生容量を持つように形成されている。従って、
制御電圧VC を迅速に切替えるのは多少困難である。他
方、ディジタル化された制御回路CTにはこのような問
題がない。
【0036】図9は、3つの基準遅延発生装置RDG
1,RDG2及びRDG3を用いて3つの異なる制御信
号を生成する構成を示すブロック図である。この構成は
5つの電圧制御遅延ユニットVCD1〜VCD5と、3
つのPLL回路PLL1〜PLL3と、2つのD/A変
換器DAC2,DAC3と、セレクタSELとを有す
る。各PLL回路PLL1〜PLL3は、位相差検出回
路PDD、アップ/ダウンカウンタUDC、ドライバD
V及びD/A変換器DACを有する。PLL回路PLL
2に関係するVCD2とVCD3は、縦続接続されてい
る。同様に、PLL回路PLL3に関係するVCD4と
VCD5は縦続接続されている。図9に示すように、V
CD1〜VCD5はぞれぞれN1〜N5個の遅延素子E
を有している。外部相補クロックECKとEXCKはV
CD1,VCD2及びVCD4に入力する。PLL回路
PLL1は、VCD1からクロックDCKとXDCKを
受取る。PLL回路PLL2は、VCD3からクロック
DCKとXDCKを受取る。PLL回路PLL3は、V
CD5からクロックDCKとXDCKを受取る。
【0037】PLL回路PLL1はVCD1に、各遅延
素子Eの遅延時間τ1を決定する制御電圧VC 1を出力
し、またディジタルカウント値A/Dout1をD/A
変換器DAC2に出力する。PLL回路PLL2はVC
D3に、各遅延素子Eの遅延時間τ2を決定する制御電
圧Vc 2を出力し、また、D/A変換器DAC3にディ
ジタルカウント値A/Dout2を出力する。PLL回
路PLL3はVCD5に、各遅延素子Eの遅延時間τ3
を決定する制御電圧VC 3を出力する。また、PLL回
路PLL3は図9の構成では用いられていないディジタ
ルカウント値A/Dout3を出力する。セレクタコS
ELは、DAC2からの制御電圧VC 2とDAC3から
の制御電圧VC 3のいずれか一方を、図8に示すコント
ローラCTLのような回路からの選択信号に従い、選択
する。
【0038】D/A変換器DAC2とDAC3を削除す
ることもできる。この場合は、アナログ制御信号VC
とVC 2が直接、PLL回路PLL1とPLL2とから
セレクタSELに与えられる。
【0039】VCD1はN1τ1の遅延時間を有し、V
CD2とVCD3とから成る遅延ユニットはN2τ1+
N3τ2の遅延時間を有する。更に、VCD4とVCD
5とから成る遅延ユニットは、セレクタSELがDAC
3を選択した場合、N4τ2+N5τ3の遅延時間を有
する。
【0040】N1=20で外部クロックECK(EXC
K)が500MHzのとき、τ1=100psである。
N2=9でN3=10のときは9×100+10τ2=
2000で、τ2=110psである。N4=N5=1
0で遅延時間τ2が選択された場合、10×110+1
00τ3=2000で、τ3=99psである。
【0041】図9のVCD4を図10の(a)に示す構
成とすることもできる。VCD4の遅延素子Eは2つの
グループに分けられている。一方のグループはD/A変
換器DAC2からの制御電圧VC 1を受取り、他方のグ
ループはD/A変換器DAC3からの制御電圧VC 2を
受取る。N4=N5=10の場合、種々の遅延時間τ3
が次のとおり得られる。
【0042】 N4 ……9×100ps+1×110psでτ3 =99
ps N4 ……8×100ps+2×110psでτ3 =98
ps N4 ……7×100ps+3×110psでτ3 =97
ps N4 ……6×100ps+4×110psでτ3 =96
ps N4 ……5×100ps+5×110psでτ3 =95
ps N4 ……4×100ps+6×110psでτ3 =94
ps N4 ……3×100ps+7×110psでτ3 =93
ps N4 ……2×100ps+8×110psでτ3 =92
ps N4 ……1×100ps+9×110psでτ3 =91
ps N4 ……0×100ps+10×110psでτ3 =90
ps この図3では遅延回路DLCは示していないが、この遅
延回路の各素子を上記各種遅延τ1 ,τ2 ,τ3 に調整
するとτ1+τ2 +τ3 (99)で309ps,τ1
τ2 +τ3 (91)で301psなど精密な遅延時間を
提供することができる。
【0043】遅延回路DLCの入力信号Sinはクロック
に非同期であるが、勿論クロック同期でも支障はない。
【0044】図10の(b)のようにVCD4を構成す
ることもできる。セレクタSELは各遅延素子Eごとに
設けられている。各セレクタSELは複数ビットからな
る選択信号に従い制御電圧VC 1又はVC 2のいずれか
一方を選択する。この選択信号は、各セレクタSELの
アドレスに関するデータやどちらの制御電圧を選択すべ
きかを示すデータを含んでいる。選択信号は図8に示す
コントローラなどの回路で生成できる。
【0045】図11(a)は、パルスエッジ調整に本発
明を適用した第1の適用例を示すブロック図である。こ
の構成はバッファBUF、4つの遅延素子Ea,Eb,
Ec,Ed(4つに限らない)、ゲート回路G及び前述
の基準遅延発生装置RDGとを有する。遅延素子Ea,
Eb,…は同じ制御信号を受けて同じ遅延時間τ1 に調
整されても、また異なる制御信号を受けてτ1 ,τ2
…に調整されてもよい。ここではτ1 〜τ4 に調整され
たとすると全体でΣτi の遅延時間を入力信号Sinに与
える。従ってゲートGがオアゲートなら立下りがΣτi
に従って種々調整され、ノアゲートなら立上りがΣτi
に従って種々調整される。これらは後端調整であるが、
前端調整はアンドゲート、ナンドゲートなどで得られ
る。基準遅延発生装置RDGは、入力信号Sinと非同期
であっても良い。
【0046】図12(a)は、本発明の第2の適用例を
示すブロック図である。複数の電圧制御遅延ユニットV
CD1〜VCDMがチップ上に形成される。VCD1,
VCD2及びVCDMはそれぞれ1つ、2つ及びM個の
遅延素子から成る。前述のように構成された基準遅延発
生装置RDGはVCD1〜VCDMに共通に設けられ、
これらに制御信号VC を出力する。基準遅延発生装置R
DGは、外部クロック信号ECKと非同期の信号を受取
る構成であっても良い。セレクタSEL1は、外部装置
又は図8のコントローラなどで生成された選択信号S
SEL に従って、VCD1〜VCDMのいずれか1つを選
択する。選択されたクロック信号CKS はチップ上の内
部回路に出力される。このような構成で、チップ上で、
外部クロックから高精度、高安定のM個のクロックを生
成できるようになる。M個のクロックを選択して用いる
ことで、チップ上の内部回路をいろいろな手法でテスト
することができるようになる。
【0047】更に、図12(a)に示すように、セレク
タSEL1の遅延時間と等しい遅延時間のダミー遅延回
路DDLを設けても良い。ダミー遅延回路DDLは遅延
クロックCKdを生成する。この遅延クロックCKdと
選択されたクロックCKSとを用いて、内部回路を試験
することもできる。例えば、図12(b)に示すよう
に、遅延クロックCKdと選択されたクロックCKSと
をそれぞれフリップフロップFF1及びFF2に与え
る。このフリップフロップFF1およびFF2はそれぞ
れ、内部回路INTCKTの入力及び出力側に設けられ
ている。これにより、セットアップチェックを行なうこ
とができる。遅延したクロックCKdと選択したクロッ
クCKdとそれぞれフリップフロップFF2及びFF1
に与える。これにより、ホールドチェックを行なうこと
ができる。
【0048】図13は、本発明の第3の適用例を示す図
である。第3の適用例は、2つのチップCP1とCP2
との間の入出力タイミングを調整することを目的として
いる。図13に示すように、チップCP1は電圧制御遅
延ユニットVCD1を有し、チップCP2は電圧制御遅
延ユニットVCP2を有する。VCD1はチップ上に形
成された基準遅延発生装置RDG1により制御され、V
CD2は基準遅延発生装置RDG2によって制御され
る。各基準遅延発生装置RDG1及びRDG2は、クロ
ックCKと非同期の信号を受取るものであっても良い。
VCD1はクロックCKを遅延して入出力バッファI/
O1に出力する。この入出力バッファI/O1は遅延さ
れたクロックCKに同期して動作する。同様に、VCD
2はクロック信号CKを遅延して入出力バッファI/O
2に出力する。この入出力I/O2は、遅延されたクロ
ックCKに同期して動作する。基準遅延発生装置RDG
1とRDG2はVCD1とVCD2を制御して、入出力
バッファI/O1とI/O2との間の遅延を相殺する。
このとき得られる制御電圧を、コントローラCTL1及
びCTL2の制御のもとで、メモリMEM1とMEM2
に記憶させることもできる。また、コントローラCTL
1とSTL2の制御のものとに、外部装置からの制御電
圧に関するデータをメモリMEM1及びMEM2に書込
むこともできる。尚、コントローラCTL1,CTL2
及びメモリMEM1,MEM2は、図8に示すものと同
様である。上述したタイミング調整を、ボード上にチッ
プCP1,CP2を載置した後で行なうことができる。
つまり、I/Oタイミング設計はもはや必要ない。この
タイミング調整はシステムブート時又は初期化シーケン
スで行え、得られたデータをメモリMEM1とMEM2
に記憶させておくことができる。
【0049】図14は本発明の第4の適用例を示す図で
ある。図14(a)は、2つの機能ブロックFB1,F
B2と3つのフリップフロップ群FF1,FF2及びF
F3とを有するパイプライン構成を示している。図示す
るように、クロックCK1,CK2及びCK3がそれぞ
れ、フリップフロップ群FF1,FF2及びFF3に与
えられている。入力信号はフリップフロップ群FF1で
ラッチされた後、機能ブロックFB1に入力する。この
機能ブロックFB1の出力信号は、フリップフロップ群
FF2でラッチされた後、機能ブロックFB2に入力す
る。この機能ブロックFB2の出力信号は、フリップフ
ロップ群FF3でラッチされた後、次段の機能ブロック
(図示なし)に入力する。従来構成では、同一のクロッ
ク信号をフリップフロップ群FF1,FF2及びFF3
に与えている。
【0050】これに対し、本発明では、各フリップフロ
ップ群に異なるクロック信号を与えることができる。パ
イプライン構成の入力側にあるいくつかのフリップフロ
ップ群の信号受信タイミングを他のフリップフロップ群
の受信タイミングより僅かに遅らせる場合、例えば図1
4(b)に示すように、例えば遅延した中間クロックC
3,CC2及びC1をそれぞれクロックCK1,CK2
及びCK3として、フリップフロップ群FF1,FF2
及びFF3に与える。中間クロックC1を他のフリップ
フロップ群FF4,FF5,…(図示なし)にも与る。
また、これとは反対に、パイプライン構成の出力側にあ
るいくつかのフリップフロップ群の信号受信タイミング
を他のフリップフロップ群の受信タイミングより僅かに
勧める場合、例えば遅延した中間クロックC1,C2及
びC3をそれぞれクロックCK1,CK2及びCK3と
して、フリップフロップ群FF1,FF2及びFF3に
与える。中間クロックC3は他のフリップフロップ群F
F4,FF5,…にも与えられる。
【0051】図15の構成で生成された中間クロックC
1,C2,C3,…をフリップフロップ群FF1,FF
2,FF3,…に与える構成でも良い。この場合、入力
信号Sinは外部クロック信号ECKと非同期である。
【0052】図16(a)は、本発明の第5の適用例を
示す図である。図示の構成は、クロック分配回路として
機能する。図16(a)において、前述した図に示すも
のと同一のものには同一の参照番号を付してある。CM
OS型VCDはクロック分配系CDSの入力側に設けら
れている。クロック分配系CDSの出力側で得られた信
号は、図示しないフリップフロップFFに与えられると
ともに、可変遅延素子D0+を介してOPLL回路PL
Lに与えられる。外部相補クロックECK及びEXCK
は、入力バッファBUFを介してコンバータCONVに
入力る。コンバータCONVはクロックECK及びEX
CKをCMOSレベルの信号に変換する。このCMOS
レベルの信号は、可変遅延素子D0−を介してPLL回
路PLLに入る。PLL回路PLLは、クロックCK0
の位相と遅延を受けたクロックDCKの位相とを比較
し、位相差が90°の整数倍(例えば、1サイクル)と
なるように、制御電圧VC を生成する。
【0053】可変遅延素子D0+及びD0−は次のとお
り調整可能である。D0−がゼロで、D0+が入力バッ
ファBEFの遅延とコンバータCONVの遅延との和に
等しいとき、外部クロックECKとフリップフロップ群
FFに分配されるクロックとの間の遅延時間はほとんど
ゼロである。D0−=2nsでD0+が入力バッファB
UFの遅延とコンバータCONVの遅延の和に等しいと
き、フリップフロップFFに分配されるクロックは外部
クロックECKより2NS遅れている。このようにし
て、外部クロックECKと確実な位相関係をもったクロ
ックをフリップフロップFFに分配することができる。
【0054】図16(b)は図16(a)の構成の変形
例である。図16(b)の構成はECL型のVCDを有
する。動作は図16(a)のものと同様である。
【0055】図17は本発明の第6の適用例である。こ
の例は、モニタパス回路MPと内部回路INTCKTを
有する。モニタパス回路MPは複数の縦続接続された内
部ゲートEを有する。この内部ゲートはCMOS,Bi
CMOS,TTLなどの回路で構成されるものである。
可変電源VPSは、外部電源電圧VEXT から電源電圧V
e を生成する。この電源電圧Ve は、モニタパス回路M
P及び内部回路INTCKTの各内部ゲートに与えられ
る。一般に、CMOS,CiCMOS,TLLなどのゲ
ートの伝搬遅延は、その供給電圧に依存する。従って、
電源電圧を制御することで、これらのゲートを電圧制御
遅延ユニットとして用いることができる。
【0056】PLL回路PLLは、外部クロックECK
の位相と遅延クロックDCKの位相とを比較し、これら
の位相差がなくなるように制御するための制御電圧Vc
を出力する。制御電圧Vc は可変電源VPSに与えら
れ、出力電源電圧Ve を変化させる。この電源電圧Ve
はモニタパス回路MP及びPLL回路で生成される制御
電圧VC で制御されるので、内部ゲートEの遅延時間は
ほぼ等しくなる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、半導体装置のなか
で今まで実現できなかった基準遅延回路が本発明により
実現可能となり、多くの応用分野で大規模半導体集積回
路技術の発展に寄与するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基準遅延発生装置のブロック図であ
る。
【図2】図1の基準遅延発生装置の変形例のブロック図
である。
【図3】図2の構成の回路図である。
【図4】図3の回路の動作を示す波形図である。
【図5】図1の構成の回路図である。
【図6】図5の回路の動作を示す波形図である。
【図7】図1又は図2に示す制御回路の別の構成を示す
ブロック図である。
【図8】本発明の基準遅延発生装置の別の構成を示すブ
ロック図である。
【図9】本発明の基準遅延発生装置の更に別の構成を示
すブロック図である。
【図10】図9に示す電圧制御遅延ユニットVCD4の
別の構成例を示すブロック図である。
【図11】本発明の第1の適用例のブロック図である。
【図12】本発明の第2の適用例のブロック図である。
【図13】本発明の第3の適用例のブロック図である。
【図14】本発明の第4の適用例のブロック図である。
【図15】図14(b)に代わる構成のブロック図であ
る。
【図16】本発明の第5の適用例のブロック図である。
【図17】本発明の第6の適用例のブロック図である。
【符号の説明】
VCD,VCD1,VCD2,VCD3,VCD4,V
CD5 電圧制御遅延ユニット PDD 位相差検出回路 CT 制御回路 CP チャージポンプ回路 DLC 遅延回路 E 遅延素子 UPC アップ/ダウンカウンタ DV ドライバ DAC,DAC1,DAC2,DAC3 D/A変換器 CTL,CTL1,CTL2 コントローラ MEM,MEM1,MEM2 メモリ PLL PLL1,PLL2,PLL3 PLL回路 RDG,RDG1,RDG2 基準遅延発生装置 SEL,SEL1 セレクタ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦続接続された可変遅延時間を有する複
    数の遅延素子(E)を有し、基準クロック(ECK)を
    受けて、これを遅延させた遅延クロック(DCK)を出
    力する遅延ユニットと、前記基準クロックと前記遅延ク
    ロックとの位相差を検出し、この位相差を90°の整数
    倍に設定する制御信号を生成して前記複数の遅延素子に
    出力する制御手段(PDD,CT;PLL)とを有する
    ことを特徴とする基準遅延発生装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記位相差に応じた第
    1及び第2の検出信号を出力する位相差検出手段(PD
    D)と、前記遅延素子に結合し、両端から前記制御信号
    を出力するキャパシタと、前記第1及び第2の検出信号
    に基づいて前記キャパシタを充放電するチャージポンプ
    手段(CP)とを有することを特徴とする請求項1記載
    の基準遅延発生装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記位相差に応じた第
    1及び第2の検出信号を出力する位相差検出手段(PD
    D)と、前記第1及び第2の検出信号に応じてアップ/
    ダウンカウントしてディジタルカウント値を出力するカ
    ウンタ(UDC)と、該ディジタルカウント値を前記制
    御信号に相当するアナログ信号に変換する変換手段(D
    AC)を有することを特徴とする請求項1記載の基準遅
    延発生装置。
  4. 【請求項4】 前記基準遅延発生装置は更に、前記遅延
    ユニットと前記制御手段との間に設けられ、前記遅延信
    号を遅延して得られる信号を前記遅延信号として前記制
    御手段に出力する第1の遅延手段(DO+)と、前記基
    準信号を遅延して得られる信号を前記基準信号として前
    記制御手段に出力する第2の遅延手段(DO−)とを有
    することを特徴とする請求項1記載の基準遅延発生装
    置。
  5. 【請求項5】 前記基準遅延発生装置は更に、前記カウ
    ンタが出力するディジタルカウント値を記憶するメモリ
    手段(MEM)と、該メモリ手段(MEM)から前記デ
    ィジタルカウント値を読み出し、前記遅延素子に出力す
    るコントローラ(CTL)とを有することを特徴とする
    請求項3記載の基準遅延発生装置。
  6. 【請求項6】 前記遅延ユニットと前記制御手段をそれ
    ぞれ複数呼設け、前記複数の遅延ユニットの少なくとも
    1つの遅延ユニットの遅延素子は複数の制御手段から前
    記制御信号を受けることを特徴とする請求項1記載の基
    準遅延発生装置。
  7. 【請求項7】 前記基準遅延発生装置は、複数の制御手
    段からの前記制御信号を選択的に少なくとも1つの遅延
    ユニットの遅延素子に出力するための選択手段(SE
    L)を有することを特徴とする請求項6記載の基準遅延
    発生装置。
  8. 【請求項8】 基準遅延発生装置(RDG)と、縦続接
    続された可変遅延時間を有するM個遅延素子(E)を有
    し、入力信号(Sin)を受けてこれを遅延させた出力
    信号(Sout)を出力する遅延回路(DLC)とを有
    し、前記基準遅延発生装置(RDG)は、縦続接続され
    た可変遅延時間を有する遅延素子(E)を有し、基準ク
    ロック(ECK)を受けて、これを遅延させた遅延クロ
    ック(DCK)を出力する遅延ユニットと、前記基準ク
    ロックと前記遅延クロックとの位相差を検出し、この位
    相差を90°の整数倍に設定する制御信号を生成して前
    記複数の遅延素子に出力する制御手段(PDD,CT;
    PLL)とを有することを特徴とする電子装置。
  9. 【請求項9】 前記基準遅延発生装置は複数個の遅延ユ
    ニットと複数個の制御手段を有し、前記電子装置は前記
    複数個の制御手段からの制御信号のいずれか1つを選択
    して前記遅延回路に出力する選択手段(CTL)を有す
    ることを特徴とする請求項8記載の電子装置。
  10. 【請求項10】 前記複数個から出力される制御信号は
    ディジタル信号であって、前記電子装置は更に、前記選
    択手段で選択されたディジタル信号である制御信号をア
    ナログ信号に変換して前記遅延回路に出力する変換手段
    (DAC2)を有することを特徴とする請求項9記載の
    電子装置。
  11. 【請求項11】 基準遅延発生装置(RDG)と、ラッ
    チ回路(FF1,FF2,FF3)を介して縦続接続さ
    れた機能ブロック(FB1,FB2)を有するパイプラ
    イン構成とを有し、前記基準遅延発生装置(RDG)
    は、縦続接続された可変遅延時間を有する遅延素子
    (E)を有し、基準クロック(ECK)を受けてこれを
    遅延させた遅延クロック(DCK)を出力する遅延ユニ
    ットと、前記基準クロックと前記遅延クロックとの位相
    差を検出し、この位相差を90°の整数倍に設定する制
    御信号を生成して前記複数の遅延素子に出力する制御手
    段(PDD,CT;PLL)とを有し、前記各ラッチ回
    路は、前記遅延ユニットの対応するいずれか1つの遅延
    素子で得られる遅延信号に同期して動作することを特徴
    とする電子装置。
  12. 【請求項12】 基準遅延発生装置(RDG)と、ラッ
    チ回路(FF1,FF2,FF3)を介して縦続継続さ
    れた機能ブロック(FB1,FB2)を有するパイプラ
    イン構成と、縦続接続された可変遅延時間を有する複数
    個遅延素子(E)を有し、入力信号(Sin)を受けて
    これを遅延させた出力信号(Sout)を出力する遅延
    回路(DLC)とを有し、前記基準遅延発生装置(RD
    G)は、縦続接続された可変遅延時間を有する遅延素子
    (E)を有し、基準クロック(ECK)を受けて、これ
    を遅延させた遅延クロック(DCK)を出力する遅延ユ
    ニットと、前記基準クロックと前記遅延クロックとの位
    相差を検出し、この位相差を90°の整数倍に設定する
    制御手段(PDD.CT;PLL)とを有し、前記各ラ
    ッチ回路は前記遅延回路の対応するいずれか1つの遅延
    素子で得られる遅延信号に同期して動作することを特徴
    とする電子装置。
  13. 【請求項13】 基準遅延発生装置(RDG)と、外部
    信号(ECK)を受け、M個の遅延ユニット(VCD1
    〜VCDM)を有し、i番目の遅延ユニットはi個の遅
    延素子(E)を有する内部回路とを有し、前記基準遅延
    発生装置は、縦続接続された可変遅延時間を有する複数
    の遅延素子(E)を有し、基準クロック(ECK)を受
    けて、これを遅延させた遅延クロック(DCK)を出力
    する遅延ユニットと、前記基準クロックと前記遅延クロ
    ックとの位相差を検出し、この位相差を90°の整数倍
    に設定する制御信号を生成して前記複数の遅延素子に出
    力する制御手段(PDD,CT;PLL)とを有し、前
    記制御信号はM個の遅延ユニットの各遅延素子に与えら
    れることを特徴とする電子装置。
  14. 【請求項14】 基準遅延発生装置(RDG)と、入力
    信号を受け、これを遅延した出力信号を出力し、縦続接
    続された複数の内部ゲート(E)を有する内部回路(I
    NTCKT)と、制御信号に応じた可変電源電圧を生成
    して前記内部回路の各内部ゲートに与える可変電源手段
    (VPS)とを有し、前記基準遅延発生装置は、縦続接
    続された可変遅延時間を有する複数の内部ゲート(E)
    を有し、基準クロック(ECK)を受けて、これを遅延
    させた遅延クロック(DCK)を出力する遅延ユニット
    と、前記基準クロックと前記遅延クロックとの位相差を
    検出し、この位相差を90°の整数倍に設定する前記制
    御信号を生成して前記複数の内部ゲートに出力する制御
    手段(PDD,CT;PLL)とを有し、前記基準遅延
    発生装置及び内部回路の各内部ゲートの遅延時間は、前
    記制御信号に応じた可変電源電圧に応じて変化すること
    を特徴とする電子装置。
  15. 【請求項15】 第1の基準遅延発生装置(RDG
    1)、入力信号を遅延した第1の出力信号を出力する第
    1の遅延回路(VCD1)、及び該第1の出力信号に同
    期して動作する第1の入出力バッファ(I/O1)とを
    有し、前記第1の遅延回路は複数の縦続接続された可変
    遅延時間をもつ遅延素子(E)を有する第1のチップ
    (CP1)と、第2の基準遅延発生装置(RDG2)
    と、前記入力信号を遅延した第2の出力信号を出力する
    第2の遅延回路(VCD2)及び該第2の出力信号に同
    期して動作する第2の入出力バッファ(I/O2)を有
    し、前記第2の遅延回路は複数の縦続接続された可変遅
    延時間をもつ遅延素子(E)を有する第2のチップ(C
    P2)と、前記第1及び第2の入出力バッファを相互に
    接続する信号線(SL)とを有し、前記第1及び第2の
    基準遅延発生装置はそれぞれ、縦続接続された可変遅延
    時間を有する複数の遅延素子(E)を有し、基準クロッ
    ク(ECK)を受けてこれを遅延させた遅延クロック
    (DCK)を出力する遅延ユニットと、前記基準クロッ
    クと前記遅延クロックとの位相差を検出し、この位相差
    を90°の整数倍に設定する制御信号を生成して対応す
    る基準遅延発生装置の前記複数の遅延素子に出力する制
    御手段(PDD,CT;PLL)とを有することを特徴
    とする電子装置。
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