JPH05339831A - カチオン染料可染性ポリエステル仮撚加工糸の製造方法 - Google Patents

カチオン染料可染性ポリエステル仮撚加工糸の製造方法

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JPH05339831A
JPH05339831A JP17181892A JP17181892A JPH05339831A JP H05339831 A JPH05339831 A JP H05339831A JP 17181892 A JP17181892 A JP 17181892A JP 17181892 A JP17181892 A JP 17181892A JP H05339831 A JPH05339831 A JP H05339831A
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polyester
aromatic polyester
fine particles
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JP17181892A
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Masahiko Nanjo
正彦 南條
Hidefumi Osada
英史 長田
Takao Akagi
孝夫 赤木
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 特定の固有粘度を有する芳香族ポリエステル
中に1〜5重量%のガラス転移点降下剤および0.1〜
1.0重量%の固体微粒子を含有させて得たポリエステ
ルを高速紡糸してなる高配向未延伸糸を、特定の仮撚
数、仮撚温度で延伸仮撚加工してカチオン染料可染性ポ
リエステル仮撚加工糸を製造する方法。 【効果】 紡糸性の良好な高配向未延伸糸を延伸仮撚加
工することにより、カチオン染料可染性で強度等の力学
的特性、加工性、解舒性、染色堅牢土、風合とうに優
れ、さらに毛羽の発生のないポリエステル仮撚加工糸を
得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カチオン染料可染性の
仮撚加工糸の製造方法に関する。詳細にはカチオン染料
可染性で、しかも力学的特性、製糸性、風合等の物性に
優れたポリエステル仮撚加工糸の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維は強度が大きく、化学
的に安定であり、しかも寸法安定性、プリ−ツ保持性、
防しわ性等に優れていて種々の良好な特性を有すること
から、これに仮撚加工を施したポリエステル仮撚加工糸
が衣料やインテリヤ用として汎用されている。しかしな
がら周知のように、ポリエステル繊維は染色性に劣り、
分散染料以外の染料では染色が困難である。
【0003】そこで、ポリエステル繊維の染色性を改良
する方法が種々提案されている。その一つとして、5−
ナトリウムスルホイソフタル酸等のスルホン酸金属塩基
を有するイソフタル酸成分をポリエステルに共重合させ
て、カチオン染料による染色を可能にする方法が従来か
ら知られている(例えば特公昭34−10497号公
報)。
【0004】しかしながら、この方法による場合は、ス
ルホン酸金属塩基を有するイソフタル酸成分が重合反応
中に大きな増粘作用を示すため、生成するポリエステル
共重合体の重合度が十分高くならないうちに重合系の粘
度が著しく増大して、その重合度を十分に上げることが
できず、しかもそれにより得られるポリエステル共重合
体の溶融紡糸が困難であった。スルホン酸基を有するイ
ソフタル酸成分を共重合したポリエステル共重合体の溶
融粘度を、重合が容易に行なえ、かつ溶融紡糸が可能な
範囲にするためには、重合度がより低い段階で重合を停
止する必要があり、その結果、得られるポリエステル共
重合体、それからなる糸の強度が低下し、その用途が著
しく制限されていた。
【0005】また、ポリエステルをカチオン染料可染性
にする別の手段として、スルホン酸ホスホニウム塩基を
有するイソフタル酸成分をポリエステルに共重合させる
方法が知られている(例えば特公昭47−22334号
公報)。この方法による場合は、重合反応中の増粘作用
が小さいので、重合度が高く、かつ常法により溶融紡糸
が可能なポリエステル共重合体を得ることができる。
【0006】しかし、この方法では、スルホン酸ホスホ
ニウム塩基を有するイソフタル酸成分の耐熱性が、上記
したスルホン酸金属塩基を有するイソフタル酸成分に比
べて劣っているため、ポリエステルの重合反応過程や溶
融紡糸工程等の高熱条件下でスルホン酸ホスホニウム塩
基を有するイソフタル酸成分事態の分解や生成した重合
体の分解が生じて、重合度が低下したり、生成したポリ
エステル、それからなる繊維や成形品が黄褐色に着色す
るという欠点があり、黄褐色に着色したポリエステルを
染色しても良好な色調が得られない。
【0007】そこで、スルホン酸ホスホニウム塩基を有
するイソフタル酸成分が共重合されたポリエステルの耐
熱性を改良するために、非反応性の第4級オニウム塩か
らなる耐熱性改良剤を添加する方法が提案されているが
(特公平3−61766号公報)、この方法による場合
は、得られた未延伸糸自体の強度は高いものの、仮撚加
工や染色処理を施すと強度が低下しやすく、強度保持率
が低いという欠点を有している。その上、仮撚加工毛羽
の発生が多く、織編物品としての品位が低下するという
問題も有している。
【0008】さらに、カチオン染料可染性にしたポリエ
ステルの繊維や糸として、5−ナトリウムスルホイソフ
タル酸とイソフタル酸の両者を共重合したエチレンテレ
フタレ−ト系共重合体からなる仮撚加工糸が知られてい
る(特公昭55−26205号公報、特開昭56−26
034号公報等)。しかしながら、この仮撚加工糸では
カチオン染料可染性ポリエステル糸の仮撚加工におい
て、通常必要とされている高い仮撚数および高い仮撚セ
ット温度の条件下に仮撚加工を行なった場合に、いわゆ
る毛羽が多数発生してその商品価値が著しく低下する。
しかも、仮撚加工によって糸条の強度が低下して実用に
耐えられないものになり、その上仮撚加工糸から得られ
た織編物はペ−パ−ライクな弾力性や締まりのない劣っ
た風合になるという欠点を有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、カチオン染料可染性であり、しかも力学的特
性、製糸性、鮮明性等に優れ、毛羽の発生のないポリエ
ステル繊維からなる仮撚加工糸の製造方法を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らの検討の結
果、従来のスルホン酸金属塩基を有するイソフタル酸成
分を共重合させたポリエステルに、ガラス転移点降下剤
と固体微粒子の両者を含有させると、それらの相乗効果
でポリエステルの曳糸性が著しく改善されること、さら
にかかるポリエステルを高速で紡糸して得られた未延伸
糸を特定の仮撚加工条件で加工することにより、毛羽の
発生が少なく、高品質のカチオン染料可染性仮撚加工糸
が得られることが見出だされたのである。
【0011】すなわち、本発明は、ガラス転移点降下剤
が1〜5重量%および固体微粒子が0.1〜1.0重量
%含有されてなるスルホン酸塩基を有する芳香族ポリエ
ステルを高速紡糸してなる未延伸糸を延伸仮撚加工して
延伸仮撚加工糸を製造するに際し、ガラス転移点降下剤
の含有量(A)(重量%)と芳香族ポリエステルの固有
粘度[η]とが下記の関係式を満足し、
【0012】 0.01×A+0.54≦[η]≦0.01×A+0.68 (ただし、1≦A≦5である)
【0013】かつ仮撚加工を下記の関係式
【数2】 [式中、Tは仮撚数(回/m)、Dは未延伸糸の繊度
(デニ−ル)を表す]
【0014】を満足する条件下に温度180〜210℃
の範囲で行なう、ことを特徴とするカチオン染料可染性
ポリエステル仮撚加工糸の製造方法である。
【0015】本発明における「スルホン酸塩基を有する
芳香族ポリエステル」とは、テレフタル酸を主としてな
る酸成分と、少なくとも一種のグリコ−ル成分とから得
られた芳香族ポリエステルであって、かつ該ポリエステ
ル中にスルホン酸塩基を有するジカルボン酸成分が共重
合されているポリエステルをいう。グリコ−ル成分とし
ては、エチレングリコ−ル、トリメチレングリコ−ルお
よびテトラメチレングリコ−ルのうちの少なくとも一種
を使用するのが好ましく、特に該芳香族ポリエステルが
主としてエチレンテレフタレ−ト単位および/またはブ
チレンテレフタレ−ト単位からなるものが好ましい。
【0016】本発明における芳香族ポリエステルは、必
要に応じてテレフタル酸成分、スルホン酸塩基を有する
ジカルボン酸成分、グリコ−ル成分以外の他の共重合成
分を含んでいてもよく、その場合、該他の共重合成分の
割合は通常、全ジカルボン酸成分の約5モル%以下とす
るのが望ましい。
【0017】芳香族ポリエステルに共重合させるスルホ
ン酸塩基を有するジカルボン酸成分としては、5−ナト
リウムスルホイソフタル酸、5−カリウムスルホイソフ
タル酸、5−リチウムスルホイソフタル酸等スルホン酸
金属塩基を有するイソフタル酸;5−テトラブチルホス
ホニウムスルホイソフタル酸、5−エチルトリブチルホ
スホニウムスルホイソフタル酸等のスルホン酸ホスホニ
ウム塩基を有するイソフタル酸などを挙げることがで
き、それらのうちで5−ナトリウムスルホイソフタル酸
が好ましい。スルホン酸塩基を有するジカルボン酸成分
は、1種類のみを芳香族ポリエステルに共重合させて
も、または2種類以上を共重合させてもよい。
【0018】スルホン酸塩基を有するジカルボン酸成分
の芳香族ポリエステルへの共重合比率は芳香族ポリエス
テルを構成する全カルボン酸成分に対して、1.0〜
2.6モル%であることが好ましい。スルホン酸塩基を
有するジカルボン酸成分の共重合割合が1.0モル%未
満の場合、カチオン染料で染色したときに鮮明で良好な
色調になるカチオン染料可染性ポリエステル繊維を得る
ことができない。一方、スルホン酸塩基を有するジカル
ボン酸成分の共重合割合が2.6モル%を越えると、ポ
リエステルの増粘が著しくなって紡糸が困難になり、し
かもカチオン染料の染着座席の増加により繊維に対する
カチオン染料の染着量が過剰になって色調の鮮明性がむ
しろ失われる。染色物の鮮明性および紡糸性等の点か
ら、スルホン酸塩基を有するジカルボン酸成分の共重合
割合は1.5〜2.0モル%の範囲であるのがより好ま
しい。
【0019】上記の芳香族ポリエステルは任意の方法で
合成することができる。例えば、エチレンテレフタレ−
ト単位を主とするポリエステルの場合は、スルホン酸塩
基を有するジカルボン酸成分を一成分として、テレフタ
ル酸とエチレングリコ−ルとを直接エステル化反応させ
るか、テレフタル酸の低級アルキルエステルとエチレン
グリコ−ルとをエステル交換反応させるか、またはテレ
フタル酸とエチレンオキサイドとを反応させるかして、
テレフタル酸のグリコ−ルエステルおよび/またはその
低重合体を生成し、それを減圧下に加熱して所望の重合
度になるまで重縮合反応させるという、通常の合成方法
により製造することができる。
【0020】本発明において、スルホン酸塩基を有する
ジカルボン酸成分の添加時期は、ポリエステル中に共重
合成分として導入され得る時期であれば何時でもよく、
例えばポリエステルの合成原料に加えても、エステル交
換後で重合前に加えてもよい。
【0021】本発明では繊維を構成するスルホン酸塩基
を有する芳香族ポリエステルが、ガラス転移点降下剤
(以下、Tg降下剤という)と固体微粒子を含有するこ
とが必要である。スルホン酸塩基を有する芳香族ポリエ
ステルに、Tg降下剤と固体微粒子を含有させることに
より、該ポリエステルの曳糸性が著しく改善され、従来
にない高い強度を有しかつ仮撚加工毛羽のない高品質の
仮撚加工糸を得ることができる。
【0022】本発明におけるTg降下剤とは、スルホン
酸塩基を有する芳香族ポリエステル中にTg降下剤を2
重量%添加した時に、Tg降下剤を添加しない場合に比
べて、該ポリエステルのガラス転移点温度を2℃以上降
下させる性質を有する添加剤のことをいう。その際の芳
香族ポリエステルのガラス転移点温度は、示差走査熱量
計等により容易に測定することができる。本発明では、
Tg降下剤として、それを2重量%添加した時にスルホ
ン酸塩基を有する芳香族ポリエステルのガラス転移点温
度を2℃以上降下させることのできる添加剤であればい
ずれのものも使用できるが、下記一般式(I);
【0023】 R↑1O−X−OR↑2 (I) (式中、Xは芳香族基、R↑1およびR↑2は炭素数6
〜18のアルキル基またはアリ−ルアルキル基を表す)
で表される化合物の少なくとも1種を使用するのが好ま
しい。
【0024】上記の一般式(I)で表される化合物にお
いて、芳香族基Xの好ましい例としては、下記の式(I
I)〜(IX)で表される2価の基を挙げることができ
る。
【0025】
【化1】
【0026】
【化2】
【0027】
【化3】
【0028】
【化4】
【0029】
【化5】
【0030】
【化6】
【0031】
【化7】
【0032】
【化8】
【0033】そして、本発明で使用するのに適するTg
降下剤の具体例としては、例えば下記式の一般式(X)
〜(XIII)で表される化合物を挙げることができ
る。
【0034】
【化9】
【0035】
【化10】
【0036】
【化11】
【0037】Tg降下剤の含有量は、スルホン酸塩基を
有する芳香族ポリエステルの重量に対して、1〜5重量
%の範囲である。Tg降下剤の含有量が1重量%未満の
場合、曳糸性向上の効果が発現せず、5重量%を越える
場合、ポリエステルの着色が生じたり、染色堅牢度が低
下する。Tg降下剤の含有量が2〜4重量%の範囲であ
ることが好ましい。
【0038】また、固体微粒子としては、平均粒径が1
5〜70mμの無機微粒子が好ましい。固体微粒子の粒
径が15mμ未満の場合、仮撚加工毛羽や延伸むらが発
生しやすくなり、一方、70mμを越える場合、繊維が
フィブリル化しやすくなり好ましくない。固体微粒子
は、アルミコ−ト、アルキル基導入等により表面が改質
されていてもよい。固体微粒子の屈折率は特に限定され
ないが、繊維のブライティシュな透明性を保持したい場
合は、芳香族ポリエステルの屈折率よりも小さい、屈折
率が1.65以下の固体微粒子を使用するのが好まし
い。繊維のブライティシュな透明性を保持しながら、屈
折率が1.65以下の固体微粒子と屈折率が1.65を
越える固体微粒子とを併用することもできる。本発明で
使用する固体微粒子として、屈折率が1.65以下のシ
リカ、アルミナ、カオリン、炭酸カルシウム、酸化チタ
ン等が挙げられる。特に、繊維の透明性、カチオン染料
特有の鮮明性を奏するためには平均粒径が15〜70m
μで屈折率が1.65以下のシリカが好ましい。
【0039】固体微粒子の含有量は、スルホン酸塩基を
有する芳香族ポリエステルの重量に対して、0.1〜
1.0重量%の範囲である。固体微粒子の含有量が0.
1重量%未満の場合、Tg降下剤との相乗効果による良
好な曳糸性が発現せず、1.0重量%を越える場合、か
えって曳糸性の改善効果および繊維の強度が低下する。
固体微粒子の含有量が0.3〜0.5重量%の範囲であ
ることが好ましい。
【0040】Tg降下剤および固体微粒子のスルホン酸
塩基を有する芳香族ポリエステルへの添加時期や添加方
法は特に限定されない。例えば、Tg降下剤と固体微粒
子は同時に添加しても、または全く別の時点で添加して
もよい。また、Tg降下剤と固体微粒子は、スルホン酸
塩基を有する芳香族ポリエステルの重合前または重合後
の適当な時点で添加してもよいし、あるいは溶融紡糸時
に添加してもよい。
【0041】本発明においては、120℃で染色した後
でも3.5g/デニ−ル以上の強度を有する仮撚加工糸
を得ることを目的としているが、そのためにはスルホン
酸塩基を有する芳香族ポリエステルの固有粘度[η]
と、Tg降下剤の含有量(A)(重量%)とが下記の関
係式を満足することが必要である。
【0042】 0.01×A+0.54≦[η]≦0.01×A+0.68 (ただし、1≦A≦5である) スルホン酸塩基を有する芳香族ポリエステルの固有粘度
[η]が0.01×A+0.68よりも大きくなると、
芳香族ポリエステルの増粘作用が大きすぎて紡糸が困難
になり、一方、スルホン酸塩基を有する芳香族ポリエス
テルの固有粘度[η]が0.01×A+0.54よりも
小さくなると重合度が小さいために十分に高強度の繊
維、延伸仮撚加工糸を得ることができず好ましくない。
【0043】本発明で使用する芳香族ポリエステル未延
伸糸は、Tg降下剤および固体微粒子を含有するスルホ
ン酸塩基を有する芳香族ポリエステルから一般的な溶融
紡糸法で、2000m/分以上の引取り速度で紡糸する
ことによって製造することができる。例えば、Tg降下
剤および固体微粒子を含有するスルホン酸塩基を有する
芳香族ポリエステルを約280〜310℃の温度範囲内
で溶融紡糸し、2000m/分以上、特に3000m/
分以上の引取り速度で巻き取って得られた高配向未延伸
糸に下記の関係式
【数3】 [式中、Tは仮撚数(回/m),Dは未延伸糸の繊度
(デニ−ル)を表す]を満足する条件下に温度180〜
210℃の範囲で延伸仮撚加工を行なうことによって延
伸仮撚加工糸を得ることができる。
【0044】このようにして得られた延伸仮撚加工糸
は、延伸糸を仮撚加工して得られた糸に比べ高強度でか
つ毛羽の発生がなく、高品質な織編物等の布帛を作成す
ることが可能である。また、延伸仮撚加工糸を構成する
個々に単繊維の繊度が1.0デニ−ル以下になるように
紡糸、延伸仮撚加工を行なうと、この延伸仮撚加工糸を
布帛にした場合に、柔軟で感触の良好な布帛を得ること
ができる。
【0045】仮撚数(T)が上記の関係式の下限値よ
りも小さいと、仮撚加工して得られる仮撚加工糸を製織
編成した織編物は腰のない風合となり、一方、仮撚数
(T)が上記の関係式の上限値よりも大きいと、仮撚
加工時に毛羽が発生して仮撚加工糸の強度が低下し、実
用に共し得ないものとなる。また、180℃未満の温度
で仮撚加工すると得られる延伸仮撚加工糸の捲縮性が低
下し、210℃よりも高い温度で仮撚加工すると糸の強
度低下、繊維間の融着、毛羽の発生等が著しくなり、実
用に耐えないものとなる。
【0046】従来の技術では、仮撚加工前にあらかじめ
先撚を付与したり、空気絡合を施さないと、カチオン染
料可染性の繊維または糸、特に繊度の小さい極細糸にお
いては“毛虫状の毛羽”が発生しやすかった。しかしな
がら、本発明においては、このような先撚、空気絡合処
理を施さなくても高品質の延伸仮撚加工糸が得られるの
である。
【0047】本発明においては、芳香族ポリエステル中
にTg降下剤および固体微粒子以外にも、芳香族ポリエ
ステル繊維に通常使用されている他の添加剤を必要に応
じて含有させることができる。さらに、本発明において
は、未延伸糸として、上記のスルホン酸塩基を有する芳
香族ポリエステルと他の重合体とからなる複合繊維、混
合紡糸した繊維等を使用することもできる。そして、本
発明においては、上記した特定の芳香族ポリエステル未
延伸糸を、上記した特定の条件下に延伸仮撚加工するこ
とによって、120℃で染色した後でも3.5g/デニ
−ル以上の強度を有する染色糸にすることのできる、従
来にない高強度の延伸仮撚加工糸が得られる。本発明の
方法で得られた延伸仮撚加工糸は、常法により製編織ま
たはその他の加工を施して、種々の用途に供し得る布帛
等に加工できる。
【0048】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はそれにより何ら限定されない。実施例
中、芳香族ポリエステルの固有粘度[η]は、フェノ−
ル/テトラクロロエタン(重量比1:1)の混合溶媒中
に溶解して30℃で測定した時の値であり、得られた延
伸仮撚加工糸および染色後の糸の強度はJIS L10
13に準拠して測定した値である。また、延伸仮撚加工
糸から得られた編地の染色は、次の条件下に行なった。
【0049】編地の染色条件 カチオン染色浴組成: Cathilon Brill Red 4GH 2% owf (保土ヶ谷化学社製) 硫酸ナトリウム 3g/リットル 酢 酸 1% owf 酢酸ナトリウム 0.5% owf E T A 0.1g/リットル 浴 比: 1:50 染 色 温 度: 120℃ 染 色 時 間: 40分
【0050】実施例1 ジカルボン酸成分として5−ナトリウムスルホイソフタ
ル酸ジメチル(以下、SIPと略称する)を1.7モル
%含有するテレフタル酸ジメチルおよびエチレングリコ
−ルを使用して、エステル交換法により常法にしたがい
重合を行って、固有粘度[η]が0.67のポリエステ
ルを製造した。その際、エステル交換後の重合後期に一
般式(X)で表されるTg降下剤を2重量%、および平
均粒径30mμで屈折率1.55のシリカを0.3重量
%添加した。得られたポリエステルのチップを使用し
て、紡糸温度305℃、引取り速度3500m/分で高
速紡糸を行ない、110デニ−ル/72フィラメントの
高配向未延伸糸を得た。
【0051】得られた未延伸糸をスピンドル仮撚加工機
を使用して、仮撚数(T)が3620(回/m)、仮撚
加工温度195℃、延伸倍率1.48で延伸仮撚加工を
施した。この延伸仮撚加工糸の強度を測定したところ、
表2に示すとおりであった。得られた延伸仮撚加工糸を
使用して筒編機により編地を作製し、通常の精練、プレ
セットを行なった後、上記した条件で染色した。次い
で、染色加工した編地をほどいて糸の強度を測定した。
その結果を表2に示す。
【0052】実施例2 実施例1で製造されたポリエステルチプを用いて実施例
1と同じ条件下で高速紡糸を行ない、74デニ−ル/7
2フィラメントの高配向未延伸糸を得た。この未延伸糸
を仮撚数(T)が4400(回/m)、仮撚加工温度1
95℃、延伸倍率1.48で延伸仮撚加工を施した。こ
の延伸仮撚加工糸の強度を測定したところ、表2に示す
とおりであった。得られた延伸仮撚加工糸を使用して実
施例1と同様にして編地を作製し、次いで染色を施し
た。染色後の糸の強度を測定し、表2に示す。
【0053】実施例3 SIPを2.5モル%含有するテレフタル酸ジメチルお
よびエチレングリコ−ルを使用して、エステル交換法に
より常法にしたがい重合を行って、固有粘[η]が0.
63のポリエステルを製造した。その際、エステル交換
後の重合後期に一般式(X)で表されるTg降下剤を3
重量%、および平均粒径30mμで屈折率1.55のシ
リカを0.3重量%添加した。得られたポリエステルの
チップを使用して、紡糸温度305℃、引取り速度35
00m/分で高速紡糸を行ない、112デニ−ル/72
フィラメントの高配向未延伸糸を得た。この未延伸糸を
仮撚数(T)が3620(回/m)、仮撚加工温度19
0℃、延伸倍率1.48で延伸仮撚加工を施した。この
延伸仮撚加工糸の強度を測定したところ、表2に示すと
おりであった。得られた延伸仮撚加工糸を使用して実施
例1と同様にして編地を作製し、次いで染色を施した。
染色後の糸の強度を測定し、表2に示す。
【0054】実施例4 SIPを1.2モル%含有するテレフタル酸ジメチルお
よびエチレングリコ−ルを使用して、エステル交換法に
より常法にしたがい重合を行って、固有粘[η]が0.
65のポリエステルを製造した。その際、エステル交換
後の重合後期に一般式(X)で表されるTg降下剤を2
重量%、および平均粒径30mμで屈折率1.55のシ
リカを0.3重量%添加した。得られたポリエステルの
チップを使用して、紡糸温度300℃、引取り速度35
00m/分で高速紡糸を行ない、110デニ−ル/72
フィラメントの高配向未延伸糸を得た。この未延伸糸を
仮撚数(T)が3620(回/m)、仮撚加工温度19
5℃、延伸倍率1.48で延伸仮撚加工を施した。この
延伸仮撚加工糸の強度を測定したところ、表2に示すと
おりであった。得られた延伸仮撚加工糸を使用して実施
例1と同様にして編地を作製し、次いで染色を施した。
染色後の糸の強度を測定し、表2に示す。
【0055】比較例1 Tg降下剤を添加しない以外は実施例1と同様にして、
固有粘度[η]が0.67のポリエステルを製造した。
実施例1と同様の紡糸条件で高速紡糸し、110デニ−
ル/72フィラメントの高配向未延伸糸を得た。この未
延伸糸を実施例1と同様の条件で延伸仮撚加工を行な
い、得られた糸の強度を測定したところ、表2に示すと
おりであった。得られた延伸仮撚加工糸を使用して実施
例1と同様にして編地を作製し、次いで染色を施した。
染色後の糸の強度を測定し、表2に示す。
【0056】比較例2 固体微粒子を添加しない以外は実施例1と同様にして、
固有粘度[η]が0.67のポリエステルを製造した。
実施例1と同様の紡糸条件で高速紡糸し、78デニ−ル
/72フィラメントの高配向未延伸糸を得た。この未延
伸糸を実施例1と同様の条件で延伸仮撚加工を行ない、
得られた糸の強度を測定したところ、表2に示すとおり
であった。得られた延伸仮撚加工糸を使用して実施例1
と同様にして編地を作製し、次いで染色を施した。染色
後の糸の強度を測定し、表2に示す。
【0057】比較例3 一般式(X)で表されるTg降下剤を4重量%添加する
以外は実施例1と同様にして、SIPが共重合された固
有粘度[η]が0.75のポリエステルを製造した。得
られたポリエステルのチップを使用して、紡糸温度30
5℃、引取り速度3500m/分で高速紡糸を行ない、
110デニ−ル/72フィラメントの高配向未延伸糸を
得た。この未延伸糸を実施例1と同様の条件で延伸仮撚
加工を行ない、得られた糸の強度を測定したところ、表
2に示すとおりであった。得られた延伸仮撚加工糸を使
用して実施例1と同様にして編地を作製し、次いで染色
を施した。染色後の糸の強度を測定し、表2に示す。
【0058】比較例4 Tg降下剤を添加しなかった以外は比較例3と同様にし
て高速紡糸、延伸仮撚加工、編み上げおよび染色を行な
った。その結果を表2に示す。
【0059】比較例5 Tg降下剤を添加しなかった以外は実施例3と同様にし
て高速紡糸、延伸仮撚加工、編み上げおよび染色を行な
った。その結果を表2に示す。
【0060】比較例6 Tg降下剤およびシリカを添加しなかった以外は実施例
3と同様にして高速紡糸、延伸仮撚加工、編み上げおよ
び染色を行なった。その結果を表2に示す。
【0061】比較例7 Tg降下剤を添加しなかった以外は実施例4と同様にし
て高速紡糸、延伸仮撚加工、編み上げおよび染色を行な
った。その結果を表2に示す。
【0062】比較例8 SIPを1.5モル%含有するテレフタル酸ジメチルお
よびエチレングリコ−ルを使用して、エステル交換法に
より常法にしたがって重合を行なって、固有粘度[η]
が0.55のポリエステルを製造した。得られたポリエ
ステルのチップを使用して、紡糸温度300℃、引取り
速度3500m/分で高速紡糸を行ない、110デニ−
ル/72フィラメントの高配向未延伸糸を得た。この未
延伸糸を実施例1と同様の条件で延伸仮撚加工を行な
い、得られた糸の強度を測定したところ、表2に示すと
おりであった。得られた延伸仮撚加工糸を使用して実施
例1と同様にして編地を作製し、次いで染色を施した。
染色後の糸の強度を測定し、表2に示す。
【0063】比較例9 テレフタル酸ジメチル100部、エチレングリコ−ル6
6部、酢酸マンガン4水塩0.03部(テレフタル酸ジ
メエチルに対して0.024モル%)、およびテレフタ
ル酸ジメチルに対して1.7モル%の3,5−ジカルボ
メトキシベンゼンスルホン酸テトラ−n−ブチルホスホ
ニウムブロマイド(以下DBTと略す)をエステル交換
缶に仕込み、窒素ガス雰囲気下に4時間かけて140℃
から220℃まで昇温してエステル交換反応を行なっ
た。続いて、得られた生成物に正リン酸の56%水溶液
0.03部(テレフタル酸ジメチルに対して0.03モ
ル%)および三酸化アンチモン0.04部(テレフタル
酸ジメチルに対して0.027モル%)を添加して重合
缶に移した。次いで1時間かけて760mmHgから1
mmHgまで減圧し、同時に1時間かけて230℃から
280℃まで昇温し、生成物の固有粘度[η]が0.6
4になるまで重合を行なった。
【0064】得られたポリエステルチップを130℃で
乾燥した後、口金温度310℃、引取り速度3500m
/分で常法により高速紡糸を行ない、110デニ−ル/
72フィラメントの高配向未延伸糸を得た。この未延伸
糸を実施例1と同様の条件で延伸仮撚加工を行ない、得
られた糸の強度を測定したところ、表2に示すとおりで
あった。得られた延伸仮撚加工糸を使用して実施例1と
同様にして編地を作製し、精練、プレセットおよび染色
を行なった。染色後の糸の強度を測定し、表2に示す。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】上記表1の実施例1〜3の結果から、Tg
降下剤およびシリカの添加量が本発明の範囲内にあり、
ある程度の固有粘度[η]を有し、しかも上記の関係式
で示される条件下に高配向未延伸糸の延伸仮撚加工を
行なうと、延伸仮撚加工糸の強度が4.0g/デニ−ル
以上と大きく、染色後の糸の強度も3.5g/デニ−ル
以上であり、極めて高強度の延伸仮撚加工糸が得られる
ことがわかる。これに対して、比較例1、比較例4、お
よび比較例5の結果から、Tg降下剤を含有しない芳香
族ポリエステルを使用した場合には、他の要件が本発明
と同じであっても、得られる延伸仮撚加工糸の強度が
3.5g/デニ−ル未満と低く、かつカチオン染料染色
後の強度が3.0g/デニ−ル以下と低い値になること
がわかる。また、比較例7はTg降下剤を含有していな
くても得られる延伸仮撚加工糸の強度が4.2g/デニ
−ルと高いが、紡糸性および仮撚加工性に問題があり、
染色性にも問題を有していた。
【0068】また比較例3の結果から、上記の関係式
を満足しない0.75という高い固有粘度の芳香族ポリ
エステルを使用した場合には、Tg降下剤およびシリカ
を含有しかつその他の要件が本発明と同じであっても得
られる延伸仮撚加工糸の強度が小さく単糸切れが発生す
ることがわかる。さらに、実施例1と比較例2の結果と
を対比すると、芳香族ポリエステル中にシリカを添加し
ない場合には、得られる延伸仮撚加糸の強度が小さく単
糸切れが発生することがわかる。
【0069】同様なことがTg降下剤とシリカの両方を
含有する芳香族ポリエステルを使用している実施例3と
Tg降下剤を欠いている比較例5、Tg降下剤とシリカ
の両方を欠いている比較例6との対比からもわかる。さ
らに、比較例9における延伸仮撚加工糸の強度は4.2
g/デニ−ルと高い値であったが、それをカチオン染料
で染色後の強度は3.2g/デニ−ルまで低下してい
た。
【0070】
【発明の効果】本発明では、特定割合のスルホン酸塩基
を有しかつ特定の固有粘度を有するカチオン染料可染性
芳香族ポリエステルからなる繊維中に、特定量のガラス
転移点降下剤と固体微粒子の両方を特定量で含有させる
ことにより、均一な高速紡糸が可能であり、高強度で品
質の良好な高配向未延伸糸を得ることができる。そして
その未延伸糸を延伸仮撚加工することにより、従来にな
いカチオン染料可染性で、力学的特性、加工性、解舒
性、染色堅牢度、毛羽の発生のないポリエステル仮撚加
工糸を得ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガラス転移点降下剤が1〜5重量%および
    固体微粒子が0.1〜1.0重量%含有されてなるスル
    ホン酸塩基を有する芳香族ポリエステルを高速紡糸して
    なる未延伸糸を延伸仮撚加工して延伸仮撚加工糸を製造
    するに際し、ガラス転移点降下剤の含有量(A)(重量
    %)と芳香族ポリエステルの固有粘度[η]とが下記の
    関係式を満足し、 0.01×A+0.54≦[η]≦0.01×A+0.68 (ただし、1≦A≦5である)かつ、仮撚加工を下記の
    関係式 【数1】 [式中、Tは仮撚数(回/m)、Dは未延伸糸の繊度
    (デニ−ル)を表す]を満足する条件下に温度180〜
    210℃の範囲で行なう、ことを特徴とするカチオン染
    料可染性ポリエステル仮撚加工糸の製造方法。
  2. 【請求項2】スルホン酸塩基を有するジカルボン酸成分
    が5−ナトリウムスルホイソフタル酸に基づくものであ
    り、固体微粒子が平均粒径15〜70mμのシリカであ
    り、ガラス転移点降下剤が下記の一般式(I): R↑1O−X−OR↑2 (I) (式中、Xは芳香族基、R↑1およびR↑2は炭素数6
    〜18のアルキル基またはアリ−ルアルキル基を表す)
    で表される化合物の少なくとも1種であることを特徴と
    する請求項1記載の製造方法。
JP17181892A 1992-06-04 1992-06-04 カチオン染料可染性ポリエステル仮撚加工糸の製造方法 Pending JPH05339831A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013181250A (ja) * 2012-02-29 2013-09-12 Toray Ind Inc ポリエステル融着延伸仮撚加工糸

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