JPH0533943A - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器

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JPH0533943A
JPH0533943A JP18496491A JP18496491A JPH0533943A JP H0533943 A JPH0533943 A JP H0533943A JP 18496491 A JP18496491 A JP 18496491A JP 18496491 A JP18496491 A JP 18496491A JP H0533943 A JPH0533943 A JP H0533943A
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JP
Japan
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value
heating
detecting element
temperature detecting
error
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JP18496491A
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Minoru Takagi
稔 高木
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Toshiba Corp
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、温度検出素子の特性にばらつきが
あっても、加熱運転制御を常に適正に行なうようにして
いる。 【構成】 被加熱調理物を収容しない状態で調理室4を
加熱する。そして、所定時期において温度検出素子7の
検出値を読み込むと、データ記憶手段における標準出力
データとの比較によってこの加熱調理器で使用する温度
検出素子7の誤差の程度が判定される。この検出値を補
正することにより、該温度検出素子7の特性にばらつき
があってもその補正検出値は標準出力データと同じとし
て取り扱うことが可能である。従って、この補正検出値
に基づいて加熱運転を制御することにより適正な制御が
なされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、温度検出素子を備え、
この温度検出素子の検出値に基づいて加熱運転を制御す
るようにした加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加熱調理器例えばグリル調理を行
なう加熱調理器では、温度検出素子としてサーミスタを
備え、この温度検出素子の検出値に基づいて加熱運転を
制御するようにしたものがある。すなわち、加熱運転の
開始後一定時間が経過した時点でこのサーミスタからの
検出値を読み込み、その検出値に応じて例えば調理の残
り時間を設定し、その設定時間で加熱運転を実行するよ
うにしている。
【0003】この場合、加熱調理器では、検出値から調
理残り時間を判定するための判定データを有しており、
この判定データは、実験によって予め求められている。
すなわち、重量の異なる被加熱調理物サンプルを用意
し、このサンプルを個々に一定の加熱条件で加熱し、そ
の加熱開始から一定時間後にこのサーミスタの抵抗値を
測定し、そして、サンプルに対する加熱調理のでき具合
が良くなった時間(抵抗値測定時点からの残り所要時
間)を測定する。この抵抗値測定値と所要時間との関係
を判定データとして記憶している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の場合、サーミスタの特性に若干ながらばらつきがあ
り、例えば、同じ温度条件でも比較的高めの抵抗値を示
すサーミスタと、比較的低めの抵抗値を示すサーミスタ
とがある。このようなサーミスタの検出値に基づいて残
り所要時間を前記判定データから判定すると、毎回の調
理時に常に残り所要時間が適正時間よりも長く設定され
たり、あるいは常に適正時間よりも短く設定されたりす
る不都合が生じる。このようなことは、残り所要時間を
設定する場合以外にも、例えば、サーミスタの検出値に
基づいて加熱出力を調整して温度制御を行なうような場
合にでもいえることで、この場合には常に高めに温度制
御されたり、常に低めに温度制御されたりする不都合が
生じる。
【0005】そこで、本発明の目的は、温度検出素子の
特性にばらつきがあっても、加熱運転制御を常に適正に
行なうことができる加熱調理器を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は次の点に着目し
てなされている。すなわち、温度検出素子の出力は温度
に対してある特性を示し、その特性には実際問題として
ばらつきがみられる。一般的には標準特性から一定の誤
差の許容範囲にあるものを規格合格品として使用してい
る。そして、温度検出素子が標準特性を示すものとして
その温度検出素子の出力を取り扱うようにしている。従
って、加熱調理器に使用された温度検出素子の実際の特
性が、標準特性に対して誤差があるのか否かを判断し、
しかも、その誤差を補正する処理をすれば常に適正な加
熱運転制御が可能である。
【0007】しかして、本発明の加熱調理器は、調理室
内を加熱する加熱手段と、前記調理室内の温度を検出す
る温度検出素子とを備え、この温度検出素子の検出値に
基づいて加熱運転を制御するようにしたものにおいて、
温度検出素子の標準出力データを記憶したデータ記憶手
段と、被加熱調理物を前記調理室内に収容しない状態で
前記加熱手段を駆動し駆動開始後の所定時期に読み込む
誤差検査運転を実行する検査運転実行手段と、この誤差
検査運転時における前記温度検出素子の検出値と前記標
準出力データと比較しその比較結果に応じて該温度検出
素子の検出値を補正する補正手段と、この補正された検
出値に基づいて加熱運転を制御する運転制御手段とを備
えて成るところに特徴を有する。
【0008】
【作用】被加熱調理物を収容しない状態で調理室を加熱
すると、温度検出素子固有の出力特性があらわれる。し
かして加熱手段の駆動開始後の所定時期において温度検
出素子の検出値を読み込むと、データ記憶手段における
標準出力データとの比較によってこの加熱調理器で使用
する温度検出素子の誤差の程度が判定される。この比較
結果に応じて該温度検出素子の検出値を補正することに
より、該温度検出素子の特性にばらつきがあってもその
補正検出値は標準出力データと同じとして取り扱うこと
が可能である。従って、この補正検出値に基づいて加熱
運転を制御することにより適正な制御がなされる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図面を参照し
ながら説明する。まず、図2にはグリル調理機能を備え
た電子レンジを概略的に示しており、本体1には外ケー
ス2および内ケース3から構成されており、内ケース3
の内部は調理室4とされている。内ケース3の天井壁の
外面には平面ヒータからなるヒータ5(加熱手段)が取
り付けられており、このヒータ5により、調理室4内の
被加熱調理物を加熱するようになっている。なお外ケー
ス2と内ケース3との間には、マグネトロン(図1に符
号15をもって示している)が配設されている。
【0010】また内ケース3の側壁には排気口6が形成
されており、この排気口6には通気カバー6aが嵌着さ
れている。そしてこの排気口6から機外に通じる排気通
路には負特性サーミスタからなる温度検出素子7が配設
されている。上記調理室4の内部には載置皿8が着脱可
能に設けられていると共に、この載置皿8に焼き網9が
着脱可能に載置されるようになっている。さらに、調理
室4の前面には、取手10aを備えた扉10によって開
閉されるようになっており、本体1の前面にはこの扉1
0の開放および閉鎖を検出する扉スイッチ11が設けら
れている。
【0011】図1には、電気的構成を示している。制御
回路12はマイクロコンピュータおよびA/D変換器な
らびに負荷駆動回路等を有して構成されている。また、
図3に示すように温度検出素子7についてのセンサ回路
13を備えている。このセンサ回路13は、図3に示す
ように、定電圧電源ラインVD (+5V)とグランドと
の間に、抵抗R1、抵抗R2および温度検出素子7を順
に接続すると共に、抵抗R2と温度検出素子7とに対し
て抵抗R3を並列に接続し、その接続点を出力端子とし
ている。そしてこの出力端子から温度検出値Vxを電圧
レベルで出力する。
【0012】またこの制御回路12には、扉スイッチ1
1、上記センサ回路13および各種スイッチ14からの
スイッチ信号が与えられるようになっている。この各種
スイッチには、「レンジ」設定スイッチ、「マニュアル
トースト」設定スイッチ、「オートトースト」設定スイ
ッチ、「グリル」設定スイッチおよびスタートスイッチ
等が含まれている。
【0013】上記制御回路12は、上述の各入力に基づ
いて、運転プログラムに従いヒータ5、マグネトロン1
5および表示器16さらにはブザー17を制御するよう
になっており、その運転プログラムによるソフトウエア
構成により検査運転実行手段、補正手段および運転制御
手段として機能するものであり、またマイクロコンピュ
ータのメモリによりデータ記憶手段を構成している。
【0014】さて、上記構成の作用について、前記制御
回路12の各機能も合わせて説明する。まず、温度検出
素子7の誤差補正について図4、図6、図7、図8およ
び図9を参照して説明する。図4および図6には、制御
回路12の誤差補正についての制御内容を示し、また図
7、図8および図9には温度検出素子の一般的特性を示
している。
【0015】図7、図8および図9における横軸には、
この実施例の電子レンジにおいて調理室4内に被加熱調
理物を収容しない状態でヒータ5を連続通電させたとき
の加熱時間をとっており、連続通電により調理室4内の
温度はある一定の特性で上昇する。従って、この横軸は
温度の上昇を示しているに等しい。また、縦軸には温度
検出素子の検出値を示している。
【0016】一般的に温度検出素子の誤差特性には、図
7の特性線LaまたはLbで示すように、温度検出素子
の標準品の標準特性線Lkに対して検出値が上下に平行
にずれる特性と、図8の特性線Lc,Ldで示すように
標準特性線Lkに対して検出値が勾配がずれる特性とが
ある。そして、誤差特性がいずれであるにしろその場合
の初期検出値はいずれも標準特性線Lk上の初期値に対
して上下にずれる。ただし、温度検出素子の検出値の初
期値が標準特性線Lkの初期値と合致したときは温度検
出素子に誤差がないと判断できるが、この初期値が合致
したとしても、図9の特性線Le,Lfの示すように電
源電圧が異なれば温度検出素子の特性は標準特性線Lk
に対してずれることがある。
【0017】図4に示す制御は、「マニュアルトース
ト」設定スイッチおよび「オートトースト」設定スイッ
チを同時に操作することにより開始される。いま、調理
室4内に被加熱調理物を収容しない状態で、「マニュア
ルトースト」設定スイッチおよび「オートトースト」設
定スイッチを同時に操作すると、まず、温度検出素子7
の検出値Vxを読み込む(ステップS1)。このときの
温度は常温程度である。このときの温度検出値VxをV
x1として記憶する(ステップS2)。そしてこの温度
検出値Vx1と標準初期値Vk1とを比較する(ステッ
プS3)。この標準初期値Vk1は標準特性線Lk上の
初期値である。
【0018】温度検出値Vx1と標準初期値Vk1とが
等しくない場合には、図7および図8から判るように、
この実施例の電子レンジで使用した温度検出素子7は出
力特性に誤差があると判定でき、両値Vx1とVk1と
が等しい場合には、温度検出素子7は特性に誤差がない
と判定できる。
【0019】しかして、温度検出値Vx1と標準初期値
Vk1とが等しくない場合(ステップS3の「N」)に
は、ヒータ5を通電し(ステップS4)、そして1回目
の読み込みから5分経過したところで(ステップS5に
て判断)、検出値Vxを読み込み(ステップS6)、こ
のときの温度検出値VxをVx2として記憶する(ステ
ップS7)。さらに1回目の読み込みから12分経過
(上記2回目の読み込みから7分経過)したところで
(ステップS8にて判断)、3回目の検出値Vxを読み
込み(ステップS9)、このときの温度検出値VxをV
x3として記憶する(ステップS10)。
【0020】次に検出初期値Vx1が標準初期値Vk1
より小さいか否かを判断する(ステップS11)。この
判断の趣旨は、温度検出素子7の誤差の方向が標準特性
線Lkに対して上か下かを判断するところにある。そし
て、検出初期値Vx1が標準初期値Vk1より小さいと
きには(ステップS11の「Y」)、2回目の検出値V
x2と標準特性線Lk上の5分後標準値Vk2との差
が、3回目の検出値Vx3と標準特性線Lk上の12分
後の標準値Vk3との差が等しいが否かを判断する(ス
テップS12)。この判断の趣旨は、誤差特性が、図7
に示した平行形誤差特性と図8に示した勾配形誤差特性
とのいずれであるかを判断するところにある。すなわ
ち、2回目の検出値の誤差の値と、3回目の誤差の値と
が等しければ図7の平行形誤差特性であると判断でき、
両値が等しくなければ勾配形誤差特性であると判断でき
る。
【0021】このステップS12において、2回目の検
出値の誤差の値と、3回目の検出値の誤差の値とが等し
いと判断されると、平行形誤差特性であることが判断さ
れ、補正パターンとして、この温度検出素子7の検出値
Vkに(Vx2−Vk2)を加える補正パターンを設定
する(ステップS13)。
【0022】また、このステップS12において、2回
目の検出値の誤差の値と、3回目の検出値の誤差の値と
が等しくないと判断されると、勾配形誤差特性であるこ
とが判断され、2回目および3回目の各検出値Vx2お
よびVx3に基づき補正パターンを設定する(ステップ
S14)。すなわち、図10に示すように、2回目およ
び3回目の各検出値がわかれば、この温度検出素子7は
特性線L1,L2,…Lnにいずれの特性を示すかが推
定できる。
【0023】そしてこの温度検出素子7の特性線が判れ
ば、その特性線の任意の検出値の標準特性線Lkに対す
る誤差はGxで示される。従って、この誤差Gxを検出
値に加えてやれば検出値を補正できる。この勾配形誤差
特性での補正パターンは、表1に示すように、P1,P
2,…Pnのいずれかに設定される。例えば、特性線L
2が推定されたとすると補正パターンP2が設定される
もので、このとき加算値Gxは、特性線L2上の該検出
値Vxに対応する標準特性線Lk上の値から、検出値V
xを差し引いた値となる。
【0024】
【表1】
【0025】また、上記ステップS11において、検出
初期値Vx1が標準初期値Vk1より大きいと判断され
ると、ステップS15に移行し、2回目の検出値Vx2
と標準特性線Lk上の5分後標準値Vk2との差が、3
回目の検出値Vx3と標準特性線Lk上の12分後の標
準値Vk3との差が等しいが否かを判断する。そして両
差が等しいと判断されると(ステップS15の
「Y」)、平行形誤差特性であることが判断され、補正
パターンとして、この温度検出素子7の検出値Vkに
(Vk2−Vx2)を加える補正パターンを設定する
(ステップS16)。
【0026】また、このステップS15において、2回
目の検出値の誤差の値と、3回目の検出値の誤差の値と
が等しくないと判断されると、勾配形誤差特性であるこ
とが判断され、2回目および3回目の各検出値Vx2お
よびVx3に基づき補正パターンを設定する(ステップ
S17)。このステップS17における補正パターンの
設定のしかたは前記ステップS13と同様である。すな
わち、2回目および3回目の各検出値Vx2およびVx
3に基づいて温度検出素子7の特性をH1…Hn(図1
0参照)を推定し、そして推定された特性線と検出値V
xとから、この検出値Vxに対応する標準特性線Lk上
の値を求め、その差Gxを加算値とする。このときの補
正パターンは前記の表1のQ1,Q2……Qnに示す。
【0027】一方、ステップS3において温度検出値V
x1と標準初期値Vk1とが等しいと判断されたときに
は、温度検出素子7に誤差はないと判定する(ステップ
S18)。この後は電源電圧が定格電圧に対して異なる
か否かについての判定等について制御を実行する。すな
わち、ヒータ5に通電し(ステップS19)、これから
5分が経過したところで(ステップS20にて判断)、
検出値Vxを読み込み(ステップS21)、このときの
温度検出値VxをVx2として記憶する(ステップS2
2)。次にこの検出値Vx2と標準特性線Lk上の5分
後標準値Vk2との差Vd2を算出する(ステップS2
3)。
【0028】この後、1回目の読み込みから12分経過
(上記2回目の読み込みから7分経過)したところで
(ステップS24にて判断)、3回目の検出値Vxを読
み込み(ステップS25)、このときの温度検出値Vx
をVx3として記憶する(ステップS26)。そして、
この検出値Vx3と標準特性線Lk上の12分後標準値
Vk3との差Vd3を算出し(ステップS27)、この
値Vd3と前記値Vd2との平均値Vdhを求め(ステ
ップ28)、この平均値Vdhから電源電圧Vacを判
定する(ステップS29)。
【0029】そして、グリル調理時における調理時間に
対する補正係数αt(αt=100/Vac)を設定す
る(ステップS30)。すなわち、グリル調理時におい
て設定されている調理時間Tとしたとき、この補正時間
はT×αtとする。この補正の趣旨は、電源電圧が低い
とヒータ5の発熱量が定格電圧(100V)の場合より
も低くなることから、その分この補正によりグリル調理
時における調理時間を長くし、また電源電圧が高いとき
には逆に設定時間を短くしようとするものである。なお
この電源電圧を2回判定してその平均値をとる理由は、
電源電圧の判定精度を高めるためである。
【0030】このようにして温度検出素子7の検出値補
正制御が実行された後、例えば魚を焼くべく、「グリ
ル」設定スイッチが操作されて、スタートスイッチが操
作されると、図6に示すように、まず、ヒータ5に通電
して加熱運転を開始し(ステップT1)、所定時間が経
過したところで(ステップT2にて判定)、検出値Vx
を読み込む(ステップT3)。そして補正パターンが設
定されているか否かを判断し(ステップT4)、補正パ
ターンが設定されていれば、その補正パターンに従って
検出値Vxを補正する(ステップT5)。この補正した
値に基づいて加熱調理運転の残り時間Tを決定する(ス
テップT6)。
【0031】また、補正パターンが設定されていなけれ
ば、検出値Vxによって加熱調理運転の残り時間Tを決
定する(ステップT7)。この後、調理時間Tに対して
補正係数αtにて補正を行ない(ステップT8)、この
残り時間が経過すれば(ステップT9にて判断)、ヒー
タ5を断電して加熱調理運転を終了する。
【0032】このように本実施例によれば、被加熱調理
物を調理室4内に収容しない状態でヒータ5に通電する
ことにより、温度検出素子7固有の出力特性を引き出し
得るようにし、そして所定時間後にこの温度検出素子7
の検出値を読み込んで、この検出値と標準出力データと
の比較によって誤差を判定し補正を行なうから、温度検
出素子7の特性にばらつきがあっても、加熱運転制御を
常に適正に行なうことができる。
【0033】特に、上記実施例では、平行形誤差特性
と、勾配形誤差特性とを判別し、各特性に応じた補正を
行なうようにしたから、きめ細かな補正ができる。
【0034】また、上記実施例では電源電圧が標準電源
電圧(100V)に対してずれがあるか否かを判定し
て、その判定結果に応じて加熱時間を補正するようにし
たから、本実施例の電子レンジが電源電圧が低い地域あ
るいは高い地域で使用される場合でも、加熱不足や加熱
過剰を来すことはない。
【0035】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、グリル機能を備えた電子レンジに
限られず、ヒータおよび温度検出素子を備えた加熱調理
器全般に広く適用できるものである。
【0036】
【発明の効果】本発明の加熱調理器は、以上の説明から
明らかなように、調理室内を加熱する加熱手段と、前記
調理室内の温度を検出する温度検出素子とを備え、この
温度検出素子の検出値に基づいて加熱運転を制御するよ
うにしたものにおいて、温度検出素子の標準出力データ
を記憶したデータ記憶手段と、被加熱調理物を前記調理
室内に収容しない状態で前記加熱手段を駆動し駆動開始
後の所定時期に読み込む誤差検査運転を実行する検査運
転実行手段と、この誤差検査運転時における前記温度検
出素子の検出値と前記標準出力データと比較しその比較
結果に応じて該温度検出素子の検出値を補正する補正手
段と、この補正された検出値に基づいて加熱運転を制御
する運転制御手段とを備えて成ることを特徴とするもの
であり、温度検出素子の特性にばらつきがあっても、こ
の温度検出素子の検出値を適正に補正することができ、
加熱運転制御を常に適正に行なうことができるという優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気的構成のブロック
【図2】概略構成を示す縦断側面図
【図3】温度検出素子のセンサ回路を示す図
【図4】制御内容を示すフローチャート
【図5】制御内容を示すフローチャート
【図6】制御内容を示すフローチャート
【図7】温度検出素子の平行形誤差特性を示す図
【図8】温度検出素子の勾配形誤差特性を示す図
【図9】温度検出素子の電源電圧による特性を示す図
【図10】補正値設定を説明するための温度検出素子の
勾配形誤差特性を示す図
【符号の説明】
4は調理室、5はヒータ(加熱手段)、7は温度検出素
子、12は制御回路(データ記憶手段、検査運転実行手
段、補正手段、運転制御手段)、13はセンサ回路を示
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 調理室内を加熱する加熱手段と、前記調
    理室内の温度を検出する温度検出素子とを備え、この温
    度検出素子の検出値に基づいて加熱運転を制御するよう
    にしたものにおいて、温度検出素子の標準出力データを
    記憶したデータ記憶手段と、被加熱調理物を前記調理室
    内に収容しない状態で前記加熱手段を駆動し駆動開始後
    の所定時期に読み込む誤差検査運転を実行する検査運転
    実行手段と、この誤差検査運転時における前記温度検出
    素子の検出値と前記標準出力データと比較しその比較結
    果に応じて該温度検出素子の検出値を補正する補正手段
    と、この補正された検出値に基づいて加熱運転を制御す
    る運転制御手段とを備えて成ることを特徴とする加熱調
    理器。
JP18496491A 1991-07-25 1991-07-25 加熱調理器 Pending JPH0533943A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63225337A (ja) * 1987-03-12 1988-09-20 Canon Inc 光学活性な液晶性化合物、それを含む液晶組成物、及びそれを用いた液晶素子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63225337A (ja) * 1987-03-12 1988-09-20 Canon Inc 光学活性な液晶性化合物、それを含む液晶組成物、及びそれを用いた液晶素子

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