JPH05339135A - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
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- JPH05339135A JPH05339135A JP17485392A JP17485392A JPH05339135A JP H05339135 A JPH05339135 A JP H05339135A JP 17485392 A JP17485392 A JP 17485392A JP 17485392 A JP17485392 A JP 17485392A JP H05339135 A JPH05339135 A JP H05339135A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 ソルビン酸又はその塩にアラントイン又はそ
の誘導体を併用してなり、特に義歯者用として有効な口
腔用組成物を提供する。 【効果】 ソルビン酸又はその塩にアラントイン又はそ
の誘導体を併用したことにより、ソルビン酸又はその塩
による組成物の変色を著しく抑制するものである。
の誘導体を併用してなり、特に義歯者用として有効な口
腔用組成物を提供する。 【効果】 ソルビン酸又はその塩にアラントイン又はそ
の誘導体を併用したことにより、ソルビン酸又はその塩
による組成物の変色を著しく抑制するものである。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ソルビン酸又はその塩
を含有する口腔用組成物に関し、特に義歯使用者が義歯
を装着したまま口腔内を清潔に保ち、義歯性口内炎の発
症を防止するのに有効な口腔用組成物に関する。
を含有する口腔用組成物に関し、特に義歯使用者が義歯
を装着したまま口腔内を清潔に保ち、義歯性口内炎の発
症を防止するのに有効な口腔用組成物に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、高齢化社会の到来にともない義歯
の使用者は年々増大する傾向にある。義歯の使用にあた
っては、義歯と口腔粘膜との間に食べかすが溜り易く、
また健常人に比べて口腔内が不潔になり易く、特に義歯
者特有のデンチャープラーク中には、健常人のデンタル
プラークに比べてカンジダ菌が多く見られ、これが義歯
性口内炎の原因と考えられている。
の使用者は年々増大する傾向にある。義歯の使用にあた
っては、義歯と口腔粘膜との間に食べかすが溜り易く、
また健常人に比べて口腔内が不潔になり易く、特に義歯
者特有のデンチャープラーク中には、健常人のデンタル
プラークに比べてカンジダ菌が多く見られ、これが義歯
性口内炎の原因と考えられている。
【０００３】従来、義歯使用者用の口腔衛生手段とし
て、義歯洗浄剤や義歯用歯磨剤等が知られている。しか
し、義歯洗浄剤はカンジダ菌に大変有効であるが、過酸
化物等の作用が激しいために口腔内での使用には適さな
い。従って、義歯性口内炎の原因となるカンジダ菌の繁
殖を防止するためには、義歯洗浄剤でこまめに洗浄する
必要があるが、時間と手間がかかるため１日に何度も洗
浄するわけにはいかないという問題がある。一方、義歯
用歯磨剤は食べかすや汚れを効果的に除去するが、カン
ジダ菌に対して何ら効果がないのが現状である。
て、義歯洗浄剤や義歯用歯磨剤等が知られている。しか
し、義歯洗浄剤はカンジダ菌に大変有効であるが、過酸
化物等の作用が激しいために口腔内での使用には適さな
い。従って、義歯性口内炎の原因となるカンジダ菌の繁
殖を防止するためには、義歯洗浄剤でこまめに洗浄する
必要があるが、時間と手間がかかるため１日に何度も洗
浄するわけにはいかないという問題がある。一方、義歯
用歯磨剤は食べかすや汚れを効果的に除去するが、カン
ジダ菌に対して何ら効果がないのが現状である。
【０００４】また、口腔粘膜を洗浄する手段として、水
による洗口又は市販洗口剤による洗口が行なわれている
が、カンジダ菌に対する抗菌力はいずれも不十分であ
る。特に、市販洗口剤はアルコールが多量に配合されて
いるが、義歯の装着によって圧迫、摩耗、口内炎などを
起こしている脆弱化した粘膜組織に対しアルコールの刺
激は為害性が高い。従って、義歯床と粘膜との間に洗口
液が滞留し易く、より刺激を感じ易くなっている義歯使
用者にとって、市販洗口剤ではアルコールによる刺激が
強いため、弱った粘膜では使用に耐えない。
による洗口又は市販洗口剤による洗口が行なわれている
が、カンジダ菌に対する抗菌力はいずれも不十分であ
る。特に、市販洗口剤はアルコールが多量に配合されて
いるが、義歯の装着によって圧迫、摩耗、口内炎などを
起こしている脆弱化した粘膜組織に対しアルコールの刺
激は為害性が高い。従って、義歯床と粘膜との間に洗口
液が滞留し易く、より刺激を感じ易くなっている義歯使
用者にとって、市販洗口剤ではアルコールによる刺激が
強いため、弱った粘膜では使用に耐えない。
【０００５】このように義歯を装着させたままで使用し
てカンジダ菌の繁殖を防止し得、義歯性口内炎を予防す
ることができる義歯者用口腔用組成物は提案されていな
い現状にある。
てカンジダ菌の繁殖を防止し得、義歯性口内炎を予防す
ることができる義歯者用口腔用組成物は提案されていな
い現状にある。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、上記事情
に鑑み、義歯を装着したまま使用できる上、義歯性口内
炎に予防効果のある刺激の少ない義歯者用口腔用組成物
につき検討を行った結果、ソルビン酸又はその塩を使用
すること、特に、ソルビン酸又はその塩と安息香酸又は
その塩とを特定比率で併用すること、具体的には、ソル
ビン酸又はその塩と安息香酸又はその塩とを重量比とし
て１／１０〜３／１の割合で併用することにより、これ
ら両成分の使用量が少なくとも両成分の相乗的作用で顕
著なカンジダ菌繁殖防止効果を与え、義歯性口内炎の予
防に著効があることを知見し、先にソルビン酸又はその
塩と安息香酸又はその塩とを含む義歯者の口腔用組成物
を提案した（特願平４−９１９０４号）。
に鑑み、義歯を装着したまま使用できる上、義歯性口内
炎に予防効果のある刺激の少ない義歯者用口腔用組成物
につき検討を行った結果、ソルビン酸又はその塩を使用
すること、特に、ソルビン酸又はその塩と安息香酸又は
その塩とを特定比率で併用すること、具体的には、ソル
ビン酸又はその塩と安息香酸又はその塩とを重量比とし
て１／１０〜３／１の割合で併用することにより、これ
ら両成分の使用量が少なくとも両成分の相乗的作用で顕
著なカンジダ菌繁殖防止効果を与え、義歯性口内炎の予
防に著効があることを知見し、先にソルビン酸又はその
塩と安息香酸又はその塩とを含む義歯者の口腔用組成物
を提案した（特願平４−９１９０４号）。
【０００７】しかしながら、ソルビン酸又はその塩は不
飽和脂肪酸であるために組成物中で酸化分解を起こし、
製剤が経時的に変色するという欠点があり、この点の解
決が要望された。
飽和脂肪酸であるために組成物中で酸化分解を起こし、
製剤が経時的に変色するという欠点があり、この点の解
決が要望された。
【０００８】本発明は上記要望に応えるためになされた
もので、ソルビン酸又はその塩の酸化分解を抑制し、経
時的変色を可及的に防止した口腔用組成物を提供するこ
とを目的とする。
もので、ソルビン酸又はその塩の酸化分解を抑制し、経
時的変色を可及的に防止した口腔用組成物を提供するこ
とを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、ソルビン酸
又はその塩にアラントイン又はその誘導体を併用するこ
とが有効であることを知見した。即ち、アラントイン又
はその誘導体は創傷治癒・抗炎症作用を有する有効成分
として知られているものであるが、このアラントイン又
はその誘導体をソルビン酸又はその塩に併用すると、後
述する実験例の結果からも明らかな通り、防腐剤である
安息香酸塩、抗酸化剤であるアスコルビン酸塩、キレー
ト剤であるＥＤＴＡにはソルビン酸又はその塩を含む組
成物の変色防止効果が全くないにもかかわらず、意外な
ことにソルビン酸又はその塩による組成物の変色を顕著
に防止し得ることを知見し、本発明をなすに至ったもの
である。
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、ソルビン酸
又はその塩にアラントイン又はその誘導体を併用するこ
とが有効であることを知見した。即ち、アラントイン又
はその誘導体は創傷治癒・抗炎症作用を有する有効成分
として知られているものであるが、このアラントイン又
はその誘導体をソルビン酸又はその塩に併用すると、後
述する実験例の結果からも明らかな通り、防腐剤である
安息香酸塩、抗酸化剤であるアスコルビン酸塩、キレー
ト剤であるＥＤＴＡにはソルビン酸又はその塩を含む組
成物の変色防止効果が全くないにもかかわらず、意外な
ことにソルビン酸又はその塩による組成物の変色を顕著
に防止し得ることを知見し、本発明をなすに至ったもの
である。
【００１０】なお従来、ソルビン酸又はその塩は防腐剤
の一種として口腔用組成物に配合されることは知られて
いる（特開昭５５−９０５５５号、５６−７７１１号、
５６−３９００９号、５９−１０１４１７号、６２−２
９８５１７号、６３−１４５２１３号、特開平１−２１
３２２２号、３−７２１６号公報等）。
の一種として口腔用組成物に配合されることは知られて
いる（特開昭５５−９０５５５号、５６−７７１１号、
５６−３９００９号、５９−１０１４１７号、６２−２
９８５１７号、６３−１４５２１３号、特開平１−２１
３２２２号、３−７２１６号公報等）。
【００１１】しかし、ソルビン酸又はその塩が組成物中
で変色することを防止する方法について言及しているも
のはなく、ソルビン酸又はその塩とアラントイン又はそ
の誘導体とを併用することにより、変色を防止し得ると
いうことは、本発明者の新知見に係るものである。
で変色することを防止する方法について言及しているも
のはなく、ソルビン酸又はその塩とアラントイン又はそ
の誘導体とを併用することにより、変色を防止し得ると
いうことは、本発明者の新知見に係るものである。
【００１２】以下、本発明につき更に詳述すると、本発
明の口腔用組成物は、ソルビン酸又はその塩と、変色防
止剤として作用するアラントイン又はアラントインクロ
ルヒドロキシアルミニウム、アラントインヒドロキシア
ルミニウム等の誘導体とを含有してなるものである。
明の口腔用組成物は、ソルビン酸又はその塩と、変色防
止剤として作用するアラントイン又はアラントインクロ
ルヒドロキシアルミニウム、アラントインヒドロキシア
ルミニウム等の誘導体とを含有してなるものである。
【００１３】ここで、ソルビン酸又はその塩の含有量は
０．０１〜５％（重量％、以下同じ）とすることが好ま
しく、更に好ましくは０．１〜１％である。含有量が
０．０１％より少ないと十分な配合効果を与え難く、一
方５％を超えると使用感が低下する場合が生じる。
０．０１〜５％（重量％、以下同じ）とすることが好ま
しく、更に好ましくは０．１〜１％である。含有量が
０．０１％より少ないと十分な配合効果を与え難く、一
方５％を超えると使用感が低下する場合が生じる。
【００１４】また、アラントイン又はその誘導体は０．
０１〜１％が好ましく、より好ましくは０．１〜０．５
％含有するものである。０．０１％より少ないと製剤の
変色抑制効果は殆ど期待できず、一方１％を超えるとア
ラントインの水への溶解性が低いために製剤中に安定に
配合することが困難になる場合が生じる。
０１〜１％が好ましく、より好ましくは０．１〜０．５
％含有するものである。０．０１％より少ないと製剤の
変色抑制効果は殆ど期待できず、一方１％を超えるとア
ラントインの水への溶解性が低いために製剤中に安定に
配合することが困難になる場合が生じる。
【００１５】本発明の口腔用組成物は、例えば練歯磨、
粉歯磨、液状歯磨、洗口剤、軟膏剤、クリーム、パス
タ、トローチ、チューイングガム、貼り付け剤、義歯安
定剤等として調製、適用されるものであり、この場合、
その種類、剤型等に応じ、上記成分に加えて他の常用成
分を常用量で配合し、組成物を調製し得るが、特に本発
明においては、義歯を装着した状態で使用する義歯者用
口腔用組成物として調製することが有効で、ソルビン酸
又はその塩を含む義歯者用口腔用組成物は良好な抗カン
ジダ菌作用を示す。
粉歯磨、液状歯磨、洗口剤、軟膏剤、クリーム、パス
タ、トローチ、チューイングガム、貼り付け剤、義歯安
定剤等として調製、適用されるものであり、この場合、
その種類、剤型等に応じ、上記成分に加えて他の常用成
分を常用量で配合し、組成物を調製し得るが、特に本発
明においては、義歯を装着した状態で使用する義歯者用
口腔用組成物として調製することが有効で、ソルビン酸
又はその塩を含む義歯者用口腔用組成物は良好な抗カン
ジダ菌作用を示す。
【００１６】このように義歯者用口腔用組成物として調
製する場合、該口腔用組成物には更に安息香酸又はその
塩を配合することが推奨され、ソルビン酸又はその塩と
安息香酸又はその塩とを併用することにより、顕著なカ
ンジダ菌繁殖防止効果を与え、義歯性口内炎を予防する
ことができる。この場合、安息香酸又はその塩の配合量
は、ソルビン酸又はその塩と安息香酸又はその塩との併
用割合が重量比で１：１０〜３：１、より好ましくは
１：５〜３：１、更に好ましくは１：３〜１：１となる
ような量とすることが好ましい。
製する場合、該口腔用組成物には更に安息香酸又はその
塩を配合することが推奨され、ソルビン酸又はその塩と
安息香酸又はその塩とを併用することにより、顕著なカ
ンジダ菌繁殖防止効果を与え、義歯性口内炎を予防する
ことができる。この場合、安息香酸又はその塩の配合量
は、ソルビン酸又はその塩と安息香酸又はその塩との併
用割合が重量比で１：１０〜３：１、より好ましくは
１：５〜３：１、更に好ましくは１：３〜１：１となる
ような量とすることが好ましい。
【００１７】なお、義歯者用口腔用組成物にあっては、
義歯者の使用に際して刺激を避ける点から、エタノール
の配合量は組成物全体の１０％以下、特に５％以下とす
ることが好ましい。
義歯者の使用に際して刺激を避ける点から、エタノール
の配合量は組成物全体の１０％以下、特に５％以下とす
ることが好ましい。
【００１８】また、組成物のｐＨは４〜８．５、特にア
ラントイン又はその誘導体の安定性の点から５〜７．５
とすることが好ましい。
ラントイン又はその誘導体の安定性の点から５〜７．５
とすることが好ましい。
【００１９】
【発明の効果】本発明の口腔用組成物は、ソルビン酸又
はその塩にアラントイン又はその誘導体を併用したこと
により、ソルビン酸又はその塩による組成物の変色を著
しく抑制するものである。
はその塩にアラントイン又はその誘導体を併用したこと
により、ソルビン酸又はその塩による組成物の変色を著
しく抑制するものである。
【００２０】
【実施例】以下、実験例、参考例と実施例を示し、本発
明を具体的に説明するが、本発明は下記の例に制限され
るものではない。
明を具体的に説明するが、本発明は下記の例に制限され
るものではない。
【００２１】［実験例１］下記組成の洗口剤を６０℃で
２週間保存した後、その変色の程度を色差計にてｂ値を
測定することにより評価すると共に、目視で評価した。
結果を表１に示す。
２週間保存した後、その変色の程度を色差計にてｂ値を
測定することにより評価すると共に、目視で評価した。
結果を表１に示す。
【００２２】洗口剤組成 グリセリン １０．０％ ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 ２．０ 香料（ミント系又はシトラス系） ０．５ クエン酸 ０．１ ソルビン酸カリウム ０．５ 表１に示す添加剤 表１に示す量 水酸化ナトリウム ｐＨ調製剤イオン交換水 適量 計 １００．０％ ｐＨ ５．５
【００２３】
【表１】 目視評価基準 ○：無色〜やや黄変 △：やや黄変〜黄変 ×：黄変〜褐変
【００２４】表１の結果より、一般的に防腐剤として知
られている安息香酸ナトリウムを配合しても変色防止効
果がなく、酸化防止剤として知られているアルコルビン
酸ナトリウムを配合すると逆に変色を促進させ、またキ
レート剤として知られているＥＤＴＡを配合しても全く
効果が見られないことが確認された。
られている安息香酸ナトリウムを配合しても変色防止効
果がなく、酸化防止剤として知られているアルコルビン
酸ナトリウムを配合すると逆に変色を促進させ、またキ
レート剤として知られているＥＤＴＡを配合しても全く
効果が見られないことが確認された。
【００２５】しかし、アラントインを配合した製剤では
コントロールに比べて変色が著しく抑制され、またいず
れの香料種においてもアラントインの効果が十分認めら
れた。
コントロールに比べて変色が著しく抑制され、またいず
れの香料種においてもアラントインの効果が十分認めら
れた。
【００２６】［実験例２］実験例１と同様の組成の製剤
を作製し、アラントインを表２に示す量で配合して６０
℃にて保存し、経時的に取り出して目視評価を行なうと
共に、ｂ値を測定した。結果を表２に示す。
を作製し、アラントインを表２に示す量で配合して６０
℃にて保存し、経時的に取り出して目視評価を行なうと
共に、ｂ値を測定した。結果を表２に示す。
【００２７】
【表２】
【００２８】実験例２からも、アラントインによる配合
効果が認められた。
効果が認められた。
【００２９】次に、参考例によりソルビン酸塩と安息香
酸塩との併用による抗カンジダ菌効果を示す。
酸塩との併用による抗カンジダ菌効果を示す。
【００３０】［参考例］下記の組成により常法に従って
洗口剤を作成し、カンジダ菌に対する最小発育阻止濃度
（ＭＩＣ）の測定を行なった。結果を表３に示す。ここ
で、カンジダ菌は、健常人の口角部を綿棒で拭って採取
した菌をカンジダＧＳ培地で３７℃，２昼夜培養し、常
法にてカンジダ・アルビカンスであることを確認した
後、供試検体とした。
洗口剤を作成し、カンジダ菌に対する最小発育阻止濃度
（ＭＩＣ）の測定を行なった。結果を表３に示す。ここ
で、カンジダ菌は、健常人の口角部を綿棒で拭って採取
した菌をカンジダＧＳ培地で３７℃，２昼夜培養し、常
法にてカンジダ・アルビカンスであることを確認した
後、供試検体とした。
【００３１】洗口剤処方 グリセリン １０．０％ ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 １．５ クエン酸 ０．１ ソルビン酸カリウム 表３に示す量 安息香酸ナトリウム 表３に示す量 水酸化ナトリウム ｐＨ調製剤イオン交換水 適 量 計 １００．０％ ｐＨ ５．５
【００３２】
【表３】 判定基準 −：透明（有効） ±：ほとんど透明 ＋：少し白濁 ＋＋：コントロールと同等（無効）
【００３３】［実施例１］洗口剤 グリセリン １０．０％ ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 ２．０ クエン酸 ０．１ クエン酸ナトリウム ０．１ ソルビン酸カリウム ０．３ 安息香酸ナトリウム ０．３ 香料 ０．５ エタノール １．０ アラントイン ０．３水 バランス 計 １００．０％
【００３４】［実施例２］洗口剤 グリセリン ８．０％ ソルビット ４．０ ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 ２．０ クエン酸 ０．１ クエン酸ナトリウム ０．１ ソルビン酸カリウム ０．１ 安息香酸ナトリウム ０．３ 香料 ０．５ アラントインクロロヒドロキシアルミニウム ０．５水 バランス 計 １００．０％
【００３５】［実施例３］洗口剤 グリセリン ８．０％ プロピレングリコール ３．０ ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 １．５ クエン酸 ０．１ クエン酸ナトリウム ０．１ ソルビン酸 ０．０５ 安息香酸 ０．１ 香料 ０．５ エタノール １０．０ アラントインジヒドロキシアルミニウム ０．３水 バランス 計 １００．０％
【００３６】［実施例４］洗口剤 グリセリン ８．０％ キシリット ４．０ ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 ２．０ クエン酸 ０．１ クエン酸ナトリウム ０．１ ソルビン酸カリウム ０．１ 安息香酸ナトリウム ０．３ 香料 ０．５ エタノール ２．０ アラントイン ０．３水 バランス 計 １００．０％
【００３７】［実施例５］洗口剤 グリセリン １０．０％ プルロニックＦ−１２７ ２．０ クエン酸 ０．１ クエン酸ナトリウム ０．１ ソルビン酸カリウム １．０ 安息香酸ナトリウム １．０ 香料 ０．５ アラントイン ０．３水 バランス 計 １００．０％
【００３８】［実施例６］洗口剤 グリセリン １０．０％ ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 ２．０ リン酸 ０．１ リン酸ナトリウム ０．１ ソルビン酸カリウム ０．１ 安息香酸ナトリウム ０．３ 香料 ０．５ エタノール １．０ アラントイン ０．３水 バランス 計 １００．０％
【００３９】［実施例７］洗口剤 グリセリン １０．０％ ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 ２．０ クエン酸 ０．１ クエン酸ナトリウム ０．１ ソルビン酸カリウム ０．１ 安息香酸ナトリウム ０．３ 香料 ０．５ エタノール ５．０ チョウジエキス １．０ アラントイン ０．３水 バランス 計 １００．０％
【００４０】［実施例８］洗口剤 グリセリン １０．０％ ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 ２．０ クエン酸 ０．１ クエン酸ナトリウム ０．１ ソルビン酸カリウム ０．１ 安息香酸ナトリウム ０．３ 香料 ０．５ ゲンノショウコエキス １．０ アラントイン ０．３水 バランス 計 １００．０％
【００４１】［実施例９］洗口剤 グリセリン １０．０％ ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 ２．０ クエン酸 ０．１ クエン酸ナトリウム ０．１ ソルビン酸カリウム ０．１ 安息香酸ナトリウム ０．３ 香料 ０．５ コンドロイチン硫酸ナトリウム １．０ アラントイン ０．０５水 バランス 計 １００．０％
【００４２】［実施例１０］洗口剤 グリセリン １０．０％ ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油 ２．０ クエン酸 ０．１ クエン酸ナトリウム ０．１ ソルビン酸カリウム ０．１ 安息香酸ナトリウム ０．３ 香料 ０．５ グリチルリチン酸ジカリウム ０．０５ 銅クロロフィリンナトリウム ０．０１ アラントイン ０．１水 バランス 計 １００．０％
【００４３】［実施例１１］歯磨剤 第二リン酸カルシウム ４５．０％ カルボキシメチルセルロースナトリウム ０．５ グリセリン ２０．０ ラウリル硫酸ナトリウム １．５ サッカリンナトリウム ０．１ 香料 ０．５ ソルビン酸カリウム ０．５ アラントイン ０．３イオン交換水 適量 計 １００．０％ ｐＨ ５．５
【００４４】上記実施例の組成物は、いずれも義歯者用
として使用して優れた抗カンジダ菌作用を与え、また保
存安定性が良好で、経時的変色が抑制されるものであっ
た。
として使用して優れた抗カンジダ菌作用を与え、また保
存安定性が良好で、経時的変色が抑制されるものであっ
た。
Claims (2)
- 【請求項１】 ソルビン酸又はその塩にアラントイン又
はその誘導体を併用してなることを特徴とする口腔用組
成物。 - 【請求項２】 口腔用組成物が義歯者用である請求項１
記載の組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17485392A JPH05339135A (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17485392A JPH05339135A (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 口腔用組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05339135A true JPH05339135A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15985799
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17485392A Pending JPH05339135A (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05339135A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08502970A (ja) * | 1992-10-28 | 1996-04-02 | デン−マット コーポレーション | 抗菌性口腔洗浄液 |
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