JPH053389U - 溝蓋などの連結機構 - Google Patents

溝蓋などの連結機構

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JPH053389U
JPH053389U JP5798991U JP5798991U JPH053389U JP H053389 U JPH053389 U JP H053389U JP 5798991 U JP5798991 U JP 5798991U JP 5798991 U JP5798991 U JP 5798991U JP H053389 U JPH053389 U JP H053389U
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一雄 須崎
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不二グレート工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 連結が容易で、外れにくく、かつ隙間などの
生ずることのない溝蓋などの連結機構を提供するを目的
とする。 【構成】 溝蓋などにおいて、溝蓋を隣接せるとき一方
の溝蓋の相接する側面と表面に開口するZ字状の係止溝
を設け、隣位する溝蓋に該係止溝に嵌合、係止するZ字
状の係止片を突設せしめた連結機構において、係止片の
先端部のL字形をなす垂直部と垂直部の外方に突設した
突片の垂直部を含む厚さを、Z字状の係止溝の垂直部の
溝方向の幅すなわち係止溝の側面に形成される外壁と上
面に形成される棚部となす間隙の幅と等しいか僅か薄く
なるように形成せしめ、係止片の水平部と垂直部のなす
屈曲部の内側に垂直部を含む厚さが前記下端突片部の厚
さに等しく下面が突片の上面より上方に位置する段部を
一体に隆設したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、主として鋳鉄などで製造され道路の側溝や駐車場などの排水溝に設 けられる溝蓋や、段差のある所に設けられる傾斜面を有する踏板などの連結機構 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、鋳鉄などで成型された溝蓋や踏板などは、所要の長さ連設される場合、 連結又は係止されることなく並らべられ、特に車輌等の通過の多い所では受枠な どにボルト、ナットで固定され、がたつきのないように取付けられてきた。
【0003】 然し乍ら、受枠にボルト、ナットで固定する必要のない所では、車輌等の通過 により、がたつきがなく、かつ、溝蓋などがずれて間隙が生じない製品が要望さ れるようになり、本願出願人は二等辺三角形の主単位体に分割製造した溝蓋など を使用することにより、がたつきのない製品を提供してきた。
【0004】 さらに、本願出願人は、実公昭54-27083号公報に見られる如き、施工したとき に隣位する蓋本体の下面に係止する突片を設けた路上溝の蓋や、実公昭61-2213 号公報に見られる如く各項点の裏側に設けた接触脚にボルト挿入孔を設けてボル ト、ナットで接する接触脚間を結合することにより溝蓋間を連結するよう構成し た溝蓋を提供し、広く使用されてきた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本願出願人は、さらにボルト、ナットを使用することなく、がたつきのない、 連設したとき段差の生じない踏板を実願平3-39543号として平成3年5月1日に 、溝蓋を実願平3-45904号として平成3年5月23日にそれぞれ出願した。
【0006】 然し乍ら、頂部における係止機構を、表面の両辺に開口する逆L字状の係止溝 に、逆L字状の係止片を係合させる場合、車輌等の通過の少ない所に設置する場 合は良いが、浮上がる恐れがある場合はZ字状の係止溝と係止片により嵌合、係 止することが望ましい。
【0007】 然し乍ら、Z字状の係止溝と係止片を用いる場合、嵌合するに際し嵌合を容易 にするために隙間が生ずるようにするか、先端の嵌合部を円弧をなすように形成 させる必要があり、溝蓋と溝蓋間に隙間が生じたり、嵌合部の係止溝、係止片の 成型に留意する必要があるなどの欠点があることが判明した。
【0008】 本願考案は、連結すなわち嵌合、係止が容易で隙間の生ずることが少なく、連 結後外れることのない溝蓋などの連結機構を提供するを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、溝蓋などを連設したときに、隣位する溝蓋などに 相接する側面と表面に開口するZ字状の係止溝を設け、隣位する溝蓋などに該係 止溝に嵌合、係止するZ字状の係止片を突設せしめた連結機構において、係止片 の先端部のL字形を垂直部と外方に突設した突片の垂直部を含む厚さをZ字状の 係止溝の垂直部の溝方向の幅と等しくするか僅か薄く形成すると共に、係止片の 水平部と垂直部のなす屈曲部の内側に垂直部を含む厚さが前記下端突片部の厚さ にほヾ等しく、下面が突片の上面の位置より上方に位置する段部を一体に隆設す ることにより解決せるものである。
【0010】
【作用】
溝蓋などを連結するに際し、係止溝に係止片を垂直に落し込んだのち溝蓋間を 相接するようにすれば、溝蓋間は自動的に連結し係止片の段部により固定される 。 係止片の段部は係止溝に嵌合し水平方向に対する動きを固定し、係止片の垂直 部下端より外方に突設した突片は浮上り外れることを防止する作用がある。
【0011】
【実施例】
本願考案を図面に示す実施例に従って説明するに、図4、5に示す如き溝蓋 (1)、(2)、(1´)、(2´)などの連結部(11)は、図1〜3に示す如く、係止溝(3) は断面形状が溝蓋(1)などを連設したときに隣位する溝蓋(2)に相接する側面と表 面に開口するZ字状をなし、該係止溝(3)に嵌合、係止される係止片(4)は係止溝 (3)と同様、断面形状がZ字状をなすよう形成される。
【0012】 すなわち、係止片(4)は、第1図に示される如く、表面が溝蓋(2)の表面とほゞ 一致する水平部(7)と、その先端において下方に折れ曲がる垂直部(8)と、さらに 垂直部(8)下端より外方向に突設した突片(9)により全体の断面形状がZ字状とな るよう形成されるが、さらに、垂直部(8)を含む突片(9)の厚さ(a2)を、Z字状 の係止溝(3)の側面側に形成される外壁(5)と上面に形成される棚部(6)となす間 隙の幅(a1)すなわち係止溝(3)の垂直部の係止片(4)の差込方向の幅と等しいか 僅か薄くなるように形成させると共に、係止片(4)の水平部(7)と垂直部(8)のな す屈曲部の内側に垂直部(8)を含む厚さ(a3)が前記垂直部の(8)を含む突片(9)の 厚さ(a2)に等しく下面が突片(9)の上面のなす平面よりも上方に位置する段部(1 0)を隆設せしめたものである。
【0013】 なお、係止片(4)の段部(10)および垂直部(8)の垂直をなす壁面の下端は、図1 に示す如く先端方向に曲面または傾斜するように形成するとよく、また、係止溝 (6)の外壁(5)の上面は棚部(6)の下面よりも僅か下方に位置するようにするとよ い。
【0014】 図4に示す溝蓋(1)、(2)においては、片側に係止溝(3)が片側に係止片(4)がそ れぞれ設けられ、連結するよう構成するが、両端部に位置する溝蓋は片側のみに 係止溝(3)又は係止片(4)が設けられる。 図5に示す溝蓋は、実願平3-45904号として出願した溝蓋と同じ例で、二等辺 三角形をなす溝蓋(1´)を連設せる場合を示したもので、二等辺三角形の2つの 等しい辺のなす頂部において、図6に示す如く両側面と表面に開口するZ字状の 係止溝(3)、(3)を対称的に設けると共に、底辺の両端部における両側面に該係止 溝(3)に嵌合、係止する係止片(4)、(4)を突設せしめたものである。
【0015】 この場合、溝蓋(1´)を連設した両端部に位置する溝蓋(2´)は、図5に示す ように溝蓋(1´)を頂部より左右に2等分した直角三角形とすればよく、連設す る側にのみ係止溝(3)係止片(4)が設けられる。 なお、連結機構は溝蓋などの側面に相対するよう係止溝、係止片がそれぞれ設 けられるが、溝蓋などの形状により適宜設ければよい。
【0016】
【考案の効果】
本願考案の連結機構は、以上述べた如く構成されているので、溝蓋などを連設 するに際し、溝蓋と溝蓋の接する辺に係止溝(3)、係止片(4)をそれぞれ設けた場 合、係止片(4)を図1に示す如く、係止溝(3)の上方に位置せしめたのち、図2の 如く係止片(4)の垂直部(8)および突片(9)を係止溝(3)内に落し込むと段部(10)が 係止溝(3)の外壁(5)上に位置され、溝蓋(2)を溝蓋(1)方向に押せば図3に示す如 く連結される。
【0017】 従って、溝蓋と溝蓋は連結されると係止片(4)には段部(10)が形成されている ので、係止溝(4)内に嵌合され、殆んど隙間なく固定されるので、水平方向には 移動することなく、溝蓋間に隙間が生ずる恐れがなくなるものであり、溝蓋の片 方が浮上ることがあっても、係止片(4)の突片(9)が係止溝(3)の棚部(6)により、 浮上りが防止される。
【0018】 なお、本願考案は溝蓋ばかりでなく、踏板などにも適用できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】連結機構を示す部分断面図
【図2】連結方法を示す部分断面図
【図3】連結状況を示す部分断面図
【図4】連設状況を示す部分平面図
【図5】他の実施例の連設状況を示す部分平面図
【図6】図5の実施例の連結状況を示す部分断面図
【符号の説明】
1、2 溝蓋 1´2´ (他の実施例の)溝蓋 3 係止溝 4 係止片 5 (係止溝の)外壁 6 (係止溝の)棚部 7 (係止片の)水平部 8 (係止片の)垂直部 9 (係止片の)突片 10 (係止片の)段部 11 連結部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 溝蓋などを連設したとき、隣位する溝蓋
    などに相接する側面と表面に開口するZ字状の係止溝
    (3)を設け、隣位する溝蓋などに該係止溝(3)に嵌合、係
    止するZ字状の係止片(4)を突設せしめた溝蓋などの連
    結機構において、係止片(4)の先端部に形成された垂直
    部(8)の下端より外方に突設した突片(9)の垂直部(8)を
    含む厚さ(a2)を、係止溝(3)の側面側に形成される外
    壁(5)と上面に形成される棚部(6)となす間隙の幅
    (a1)と等しいか僅かに薄くなるように形成せしめ、
    係止片(4)の水平部(7)と垂直部(8)がなす屈曲部の内側
    に垂直部(8)を含む厚さ(a3)が前記突片(9)部の厚さ
    (a2)にほゞ等しく、下面が突片(9)の上面よりも上方
    に位置する段部(10)を一体に隆設したことを特徴とする
    溝蓋などの連結機構。
JP5798991U 1991-06-28 1991-06-28 溝蓋などの連結機構 Expired - Lifetime JPH0754384Y2 (ja)

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JP5798991U JPH0754384Y2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 溝蓋などの連結機構

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JPH053389U true JPH053389U (ja) 1993-01-19
JPH0754384Y2 JPH0754384Y2 (ja) 1995-12-18

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ID=13071424

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JP5798991U Expired - Lifetime JPH0754384Y2 (ja) 1991-06-28 1991-06-28 溝蓋などの連結機構

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JP (1) JPH0754384Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019178522A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社D.C.Tアイ 地中埋設用側溝材、および地中埋設用側溝材の蓋ロック具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019178522A (ja) * 2018-03-30 2019-10-17 株式会社D.C.Tアイ 地中埋設用側溝材、および地中埋設用側溝材の蓋ロック具

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JPH0754384Y2 (ja) 1995-12-18

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