JPH05338869A - 可撓性偏平体用巻取機 - Google Patents

可撓性偏平体用巻取機

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JPH05338869A
JPH05338869A JP15023792A JP15023792A JPH05338869A JP H05338869 A JPH05338869 A JP H05338869A JP 15023792 A JP15023792 A JP 15023792A JP 15023792 A JP15023792 A JP 15023792A JP H05338869 A JPH05338869 A JP H05338869A
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孝憲 芝原
Junichi Sato
純一 佐藤
Hirohiko Fukuma
博彦 福間
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 可撓性の偏平体1を横方向に載置搬送する横
搬送装置Aの搬送終端部に、横搬送されてくる偏平体1
の搬送方向下手側部分を上方に屈曲案内する第1ガイド
部B1 と、当該第1ガイド部B1 にて屈曲された偏平体
1の搬送方向下手側部分をロール状に巻き取り案内する
第2ガイド部B2 とを配設する。第2ガイド部B2
は、偏平体1の巻取部分の外周面に弾性的に接触して、
偏平体1に巻き取り方向の回転力を付与する無端回動機
構20と、偏平体1の巻き径の増加に連れて無端回動機
構20を巻き径方向外方側に後退移動させる逃がし機構
35とを設ける。 【効果】 偏平体の巻き径の増加に関係なく、無端回動
機構が常に偏平体の巻取部分の外周面と弾性的に接触し
ながら当該巻取部分に巻き取り方向の回転力を付与し続
けることができるから、偏平体を巻き緩みの少ない状態
でロール状に巻き取ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、足拭きマットや絨毯等
の可撓性の偏平体をロール状に巻き取る巻取機で、詳し
くは、偏平体を横方向に載置搬送する横搬送装置の搬送
終端部に、横搬送されてくる偏平体の搬送方向下手側部
分を上方に屈曲案内する第1ガイド部と、当該第1ガイ
ド部にて屈曲された偏平体の搬送方向下手側部分をロー
ル状に巻き取り案内する第2ガイド部とが配設されてい
る可撓性偏平体用巻取機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の可撓性偏平体用巻取機では、図1
9に示すように、前記第1ガイド部B 1 を、偏平体1の
搬送方向下手側部分に対して上方への移動力を付与する
無端縦送りベルト94から構成するとともに、前記第2
ガイド部B2 を、前記偏平体1の最終巻き径に近い曲率
で弧状に湾曲形成され、かつ、偏平体1の巻取部分に対
する遠近方向に揺動自在なガイド板95と、当該ガイド
板95を偏平体1の巻取部分側に移動付勢する付勢機構
(図示せず)とから構成していた。そして、前記ガイド
板95は、偏平体1の巻き径の増加に連れて前記付勢機
構の付勢力に抗して巻き径方向外方側に後退移動しなが
ら、前記無端縦送りベルトにて上方に屈曲移送される偏
平体の搬送方向下手側部分を順次弧状板面に沿ってロー
ル状に巻き取り案内することになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の可撓性偏平
体用巻取機による場合は、前記ガイド板95による偏平
体1の巻取部分の押さえ力を強くすると、このガイド板
95が直接接触する偏平体1の巻取部分での巻き緩みを
抑制することができるものの、当該ガイド板95と偏平
体1の巻取部分の外周面との間での摩擦抵抗が大きくな
り、しかも、巻き径の増加に比例して摩擦抵抗が増大す
るため、ガイド板95と無端縦送りベルト94との交差
箇所において、偏平体1の巻取部分の一部が巻き径方向
外方に張り出し易く、ロール状に巻き取られた偏平体の
巻き径が大きくなる問題がある。また、これとは逆に、
前記ガイド板95による偏平体1の巻取部分の押さえ力
を弱くすると、当該ガイド板95と偏平体1の巻取部分
の外周面との間での摩擦抵抗を小さくできるため、ガイ
ド板95と無端縦送りベルト94との交差箇所での偏平
体1の局部的な張り出しを抑制することができるもの
の、偏平体1の巻取部分全体に巻き緩みが発生する問題
がある。本発明は、上記の実情に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、偏平体を巻き緩みの無い状態でロー
ル状に巻き取ることができるようにする点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明による可撓性偏平体用巻取機では、第1ガ
イド部にて屈曲された偏平体の搬送方向下手側部分をロ
ール状に巻き取り案内する第2ガイド部に、偏平体の巻
取部分の外周面に弾性的に接触して、当該偏平体に巻き
取り方向の回転力を付与する無端回動機構と、前記偏平
体の巻き径の増加に連れて無端回動機構を巻き径方向外
方側に後退移動させる逃がし機構とを備えさたことを特
徴とするものであり、それによる作用・効果は次の通り
である。
【0005】
【作用】前記横搬送装置にて横搬送されてくる偏平体の
搬送方向下手側部分が第1ガイド部に到達すると、当該
偏平体の搬送方向下手側部分は第1ガイド部によって上
方に屈曲案内されたのち、第2ガイド部の無端回動機構
によって強制回転されながらロール状に巻き取られる。
この偏平体の巻き径が増加すると、無端回動機構と偏平
体の巻取部分の外周面との弾性接触状態を維持しながら
当該無端回動機構が巻き径方向外方側に後退移動するこ
とになる。
【0006】
【発明の効果】従って、偏平体の巻き径の増加に関係な
く、無端回動機構が常に偏平体の巻取部分の外周面と弾
性的に接触しながら当該巻取部分に巻き取り方向の回転
力を付与し続けることができるから、偏平体を巻き緩み
の少ない状態でロール状に巻き取ることができる。ま
た、本発明の第2請求項のように、前記無端回動機構が
二種類の無端ベルトから構成され、更に、これら両無端
ベルトが、偏平体の巻取部分の外周面に弾性的に接触す
るベルト部分が巻取軸芯方向視においてほぼXの字状に
交差する状態で配置されている場合には、これら二種類
の無端ベルトと横搬送装置及び第1ガイド部との協働に
よって、偏平体の巻取部分の外周面における円周方向の
四箇所を弾性的に圧接することができるとともに、偏平
体の巻取部分のぐらつきも防止することができるから、
当該偏平体を一層巻き緩みの少ない状態でロール状に巻
き取ることができる効果がある。
【0007】
【実施例】図17及び図18は、本発明の可撓性偏平体
用巻取機の全体構成を示し、上下に重ね合わされた複数
枚(当該実施例では4枚)の可撓性の偏平体1を横方向
(水平方向)に載置搬送する横搬送装置Aが設けられ、
この横搬送装置Aの搬送終端部には、重合状態で横搬送
されてくる偏平体1をロール状に巻き取る巻取装置B
と、巻き取られた偏平体1を巻取軸芯方向(ロール軸芯
方向)の一側方に送り出す送出し装置Cとが設けられて
いる。前記巻取装置Bは、重合状態で横搬送されてくる
偏平体1の搬送方向下手側部分を上方に屈曲案内する第
1ガイド部B1 と、当該第1ガイド部B1 にて屈曲され
た偏平体1の搬送方向下手側部分を芯材2に対してロー
ル状に巻き取り案内する第2ガイド部B2 とから構成さ
れているとともに、前記巻取装置Bよりも搬送方向上手
側に偏位した部位には、当該巻取装置Bにて巻き取られ
つつある偏平体1の未巻取部分のうち、横搬送方向に対
してほぼ直交する方向に沿った一部分を局部的に押し上
げる作用状態と横搬送経路から退避させた非作用状態と
に切替自在な持上機構Dと、前記芯材2として用いる、
空気を注入した樹脂フイルム製の袋体(図15参照)を
製造する袋体製造装置E、及び、当該袋体製造装置Eで
製造された芯材用袋体2を横搬送装置Aの横搬送経路に
供給する袋体供給装置Fとが配設され、更に、前記巻取
装置Bの巻取軸芯方向の一側部には、図16に示すよう
に、前記送出し装置Cから送り出されるロール状偏平体
1の所要箇所(当該実施例では巻取軸芯方向の二箇所)
をテープやバンド等の結束材3で緊締する周知構造の緊
締装置(例えば、バンド掛機)Gが配設されている。
【0008】前記横搬送装置Aは、作業台用フレーム4
に、偏平体1の横幅よりも大なる幅に構成された第1搬
送ベルト5を駆動自在に巻回支持する複数個の第1ロー
ル6と、横搬送方向の最下手側に位置する第1ロール6
に第1伝動チェーン7を介して連動する第1電動モータ
8とを設けるとともに、前記作業台用フレーム4の横搬
送方向下手側に並設されるベースフレーム9には、中幅
の複数本(当該実施例では6本)の第2搬送ベルト10
を各々駆動自在に巻回支持するための第1環状溝部11
aを備えた複数個の第2ロール11と、横搬送方向の最
下手側に位置する第2ロール11に固着のスプロケット
14に第2伝動チェーン12を介して連動する第2電動
モータ13とを設けて構成されている。前記第1電動モ
ータ8と第2電動モータ13とは、前記第1搬送ベルト
5による搬送速度と第2搬送ベルト10群による搬送速
度とが同一となるように制御されている。また、前記第
1搬送ベルト5の上面は、複数枚の偏平体1を手作業で
上下に重ね合わすための作業台面に兼用構成されてい
て、当該第1搬送ベルト5上に重合された複数枚の偏平
体1は、第1電動モータ8及び第2電動モータ13の駆
動により、第1搬送ベルト5から第2搬送ベルト10を
経由して一定速度で横方向に搬送される。
【0009】尚、前記偏平体1が、片面に繊維群を植設
してある足拭きマットである場合には、ダスト吸着剤が
塗布された繊維群同士を互いに密着させた状態で重ね合
わせることになる。その理由は、足拭きマット1を同じ
向きで重ね合わすと、繊維群に塗布されたダスト吸着剤
がこれに重ね合わされる他の足拭きマット1の底面に付
着して、使用時に足拭きマット1が滑る可能性があるた
めである。
【0010】前記巻取装置Bの第1ガイド部B1 は、図
1乃至図6に示すように、前記ベースフレーム9から立
設された第1フレーム部9Aに、前記第2ロール11と
平行姿勢で第3ロール16を回転自在に支承する軸受1
7を取付けるとともに、前記第2ロール11に形成した
複数個の第2環状溝部11bと第3ロール16に形成し
た複数個の第1環状溝部16aとのうち、上下方向で相
対向する各環状溝部11b,16aに亘って、偏平体1
の搬送方向下手側部分に対して上方への持上力を付与す
る細幅の第3縦送りベルト18をそれぞれ巻回支持させ
てある。この第3縦送りベルト18は、第2ロール11
を介して第2搬送ベルト10に連動されているため、当
該第2搬送ベルト10と同一速度で駆動される。
【0011】前記巻取装置Bの第2ガイド部B2 には、
図1乃至図6に示すように、偏平体1の巻取部分の外周
面に弾性的に接触して、当該偏平体1に巻き取り方向の
回転力を付与する無端回動機構20と、前記偏平体1の
巻き径の増加に連れて無端回動機構20を巻き径方向外
方側に後退移動させる逃がし機構35とが備えられてお
り、そのうち、前記無端回動機構20は、次の如く構成
されている。前記第3ロール16の回転軸芯方向両端軸
部16Aの各々には、回転軸芯方向視においてほぼクラ
ンク状を呈する第1アーム21が回動自在に取付けら
れ、これら左右の第1アーム21に亘って、第3ロール
16と平行姿勢で第4ロール22及び第5ロール23が
それぞれ回転自在に架設されている。また、前記第5ロ
ール23の回転軸芯方向両端軸部23Aの各々には、回
転軸芯方向視においてほぼTの状に組み付けられた第2
アーム24が回動自在に取付けられ、これら左右の第2
アーム24に亘って、第3ロール16と平行姿勢で第6
ロール25及び第7ロール26がそれぞれ回転自在に架
設されているとともに、前記第2ロール11の横搬送方
向下手側の近傍箇所には、当該第2ロール11と平行に
姿勢するガイドロール27及びテンション用ロール28
が架設されている。そして、前記第3ロール16に形成
した細幅の第2環状溝部16bと、第4ロール22に形
成した細幅の第1環状溝部22aと、第2ロール11に
形成した細幅の第3環状溝部11cと、前記ガイドロー
ル27に形成した溝部(図示せず)、及び、テンション
用ロール28に形成した溝部(図示せず)とに亘って、
偏平体1の巻取部分の外周面に弾性的に接触する断面円
形の第1無端ベルト29が、巻取軸芯方向視においてほ
ぼZの字状に巻回支持されており、また、前記第3ロー
ル16に形成した細幅の第3環状溝部16cと、第4ロ
ール22の外周面と、第5ロール23に形成したV字状
の第1環状溝部23aと、第7ロール26に形成したV
字状の第1環状溝部26aと、第6ロール25に形成し
たV字状の第1環状溝部25aとに亘って、偏平体1の
巻取部分の外周面に弾性的に接触する断面円形の第2無
端ベルト30が、巻取軸芯方向視においてほぼへの字状
に巻回支持されている。この第1無端ベルト29と第2
無端ベルト30とは、偏平体1の巻取部分の外周面に弾
性的に接触するベルト部分が巻取軸芯方向視においてほ
ぼXの字状に交差する状態で巻回されていて、これら両
ベルト部分と第2搬送ベルト10及び第3縦送りベルト
18との協働により、偏平体1の巻取部分の外周面の円
周方向4箇所を弾性的に圧接するように構成されてい
る。また、前記第1無端ベルト29の一部は、第3縦送
りベルト18と同等な機能を有し、第1ガイド部B1
一部を兼用構成するように構成されている。更に、前記
第3ロール16と第4ロール22とに亘って複数本の細
幅の第1伝動ベルト31が巻回支持されているととも
に、前記第4ロール22と第5ロール23と第7ロール
26と第6ロール25とに亘って複数本の細幅の第2伝
動ベルト32が巻回支持されている。
【0012】前記巻取装置Bの逃がし機構35は、次の
如く構成されている。前記左右の第1アーム21の一端
部とベースフレーム9に固着したブラケット36との各
々に亘って、前記無端回動機構20を第3ロール16の
回転軸芯周りで巻取作用姿勢と第3縦送りベルト18の
直上方に位置する退避姿勢とに切り換え作動させる流体
圧シリンダ37が架設されている。また、前記第2アー
ム24は、前記偏平体1の巻き径の増加に連れて第2無
端ベルト30に設定以上の圧力が加わったとき、図1の
仮想線で示すように、第5ロール23の回転軸芯周りで
後退揺動させるように構成され、更に、前記流体圧シリ
ンダ37の流体圧回路中には、前記偏平体1の巻き径の
増加に連れて第1無端ベルト29及び第2無端ベルト3
0に更に大きな圧力が加わったとき、流体圧シリンダ3
7の収縮作動によって無端回動機構20全体を第3ロー
ル16の回転軸芯周りで退避揺動させるための減圧弁3
8が設けられている。
【0013】次に、上述の如く構成された巻取装置Bの
作動を簡単に説明する。まず、図3及び図4に示すよう
に、前記横搬送装置Aの第2搬送ベルト10群から芯材
用袋体2及び重合状態の偏平体1が横搬送されてくる
と、前記流体圧シリンダ37を伸長作動させて、無端回
動機構20を第3ロール16の回転軸芯周りで退避姿勢
から巻取作用姿勢に切り換え作動させる。すると、前記
偏平体1の搬送方向下手側部分は、芯材用袋体2の下側
を通過したのちに第1ガイド部B1 の第3縦送りベルト
18及び無端回動機構20の第1無端ベルト29に接当
し、当該第3縦送りベルト18及び第1無端ベルト29
によって上方に屈曲しながら持ち上げられる。更に、こ
の持ち上げられた偏平体1の搬送方向下手側部分は、前
記第1無端ベルト29及び第2無端ベルト30との接触
によって巻き取り方向の回転力が付与され、芯材用袋体
2に密着状態でロール状に巻き取られる。前記偏平体1
の巻き径が小さいうちは、前記第1無端ベルト29及び
第2無端ベルト30での弾性変形によって吸収すること
ができるが、偏平体1の巻き径が許容直径以上になる
と、第1無端ベルト29及び第2無端ベルト30を偏平
体1の巻取部分の外周面に圧接させたまま、前記第2ア
ーム24が第5ロール23の回転軸芯周りで後退揺動す
る。更に、前記偏平体1の巻き径の増加に連れて第1無
端ベルト29及び第2無端ベルト30に一層大きな圧力
が加わると、流体圧シリンダ37の流体圧回路中に設け
た減圧弁38が作動し、第1無端ベルト29及び第2無
端ベルト30を偏平体1の巻取部分の外周面に圧接させ
たまま、流体圧シリンダ37の収縮作動によって無端回
動機構20全体が第3ロール16の回転軸芯周りで退避
揺動する。そして、前記偏平体1が巻き取られると、図
6に示すように、前記流体圧シリンダ37が収縮作動し
て、前記無端回動機構20が第3ロール16の回転軸芯
周りでの揺動によって巻取作用姿勢から退避姿勢に切り
替えられる。
【0014】前記送出し装置Cは、次の如く構成されて
いる。図3乃至図6に示すように、前記第2搬送ベルト
10群の隣接間を通して上下方向に出退可能な昇降枠4
0が、前記ベースフレーム9に固着した第1流体圧シリ
ンダ41に取付けられているとともに、前記昇降枠40
には、巻き取られたロール状偏平体1を安定支持するた
めの環状溝42aを備えた複数個の送出しロール42
と、これら送出しロール42に伝動ベルト43及び伝動
チェーン44を介して連動された電動モータ45とが取
付けられている。また、巻き取られたロール状偏平体1
を送出しロール42群による送り出し作用位置にまで押
し出すための押圧部材46を備えた第2流体圧シリンダ
47が、前記テンション用ロール28が取付けられたベ
ースフレーム9の第2フレーム部9Bに固着されてい
る。そして、前記無端回動機構20が巻取作用姿勢から
退避姿勢に切り替えられると、第2流体圧シリンダ47
の伸長作動によって、巻き取られたロール状偏平体1を
送出しロール42群上の所定に押し出すとともに、前記
第1流体圧シリンダ41を伸長作動させると同時に電動
モータ45を駆動し、第2搬送ベルト10群よりも上方
に突出した送出しロール42群の環状溝42aにてロー
ル状偏平体1を受け止め、当該ロール状偏平体1を緊締
装置Gに送り出す。
【0015】前記持上機構Dは、次の如く構成されてい
る。図7及び図8に示すように、前記ベースフレーム9
に固着したL型ブラケット50に、上下方向に向く左右
一対の流体圧シリンダ51が取付けられ、これら両流体
圧シリンダ51のピストンロッド51aの先端部に亘っ
て昇降部材52が架設されているとともに、前記昇降部
材52のうち、前記第2搬送ベルト10群の各隣接間に
相当する部位には、前記偏平体1の未巻取部分を押し上
げ可能なローラ53を回転自在に支承する支持部材54
がそれぞれ固着されている。そして、 重合状態で横搬
送されてくる偏平体1が巻取装置Bにて巻き締め状態で
ロール状に巻き取られる際、この偏平体1の巻き取りに
連れて、巻取半径方向の内側に位置する偏平体1の未巻
取部分の一部が外側に位置する偏平体1の未巻取部分に
対して尺取り虫状に隆起する。このとき、前記左右の流
体圧シリンダ51を伸長作動させて、前記各ローラ53
を第2搬送ベルト10群よりも上方に突出した押し上げ
作用状態に切り替えて、巻取装置Bにて巻き取られつつ
ある偏平体1の未巻取部分の一部を局部的に押し上げる
ことにより、尺取り虫状の隆起発生位置を、前記巻取装
置Bから搬送方向上手側に所定距離だけ離れた位置、つ
まり、前記持上機構Dによる押し上げ位置に特定するこ
とができる。それ故に、内側に位置する偏平体1の未巻
取部分で発生した隆起部分が巻取装置Bにまで到達して
そのまま巻き込まれることに起因する巻取ミスを防止す
ることができるのである。しかも、尺取り虫状の隆起発
生位置をローラ53群による押し上げ位置に特定するこ
とによって、この位置では、重ね合わされた偏平体1の
未巻取部分間に空隙Sが発生しているから、当該偏平体
1の未巻取部分がローラ53群を通過する際には、これ
ら偏平体1の未巻取部分が搬送方向で相対的に滑り移動
し、尺取り虫状の隆起が完全に解消されることになる。
尚、前記左右の流体圧シリンダ51を急速に伸長作動さ
せて、前記各ローラ53を押し上げ作用状態に急激に切
り替えると、巻取装置Bにて巻き取られつつある偏平体
1に巻き戻し方向の力が加わって、巻取装置Bでの巻取
作用に悪影響を与えるため、当該実施例では、前記左右
の流体圧シリンダ51を緩速度で伸長作動させるように
制御する。
【0016】前記袋体製造装置Eは、次の如く構成され
ている。図9乃至図12に示すように、横搬送方向視に
おいてほぼコの字状を呈するフレーム60の縦フレーム
部60Aには、樹脂フイルム(例えば、ナイロンフイル
ムの内面側にポリエチレンフイルムをラミネートしたも
の)を予め筒状に加工したチューブ61を巻き取ってあ
る供給リール62が設けられているとともに、前記フレ
ーム60の上側フレーム部60Bには、図外の電動モー
タ及び無端チェーン63を介して横搬送経路の幅方向に
往復移動されるチューブ供給枠64と、第1流体圧シリ
ンダ65によって横搬送経路の幅方向に往復移動可能な
第1チューブ処理枠66、及び、ギア式取付け位置調節
機構67と第2流体圧シリンダ68とによって横搬送経
路の幅方向に往復移動可能な第2チューブ処理枠69と
が設けられている。前記チューブ供給枠64には、前記
供給リール62から供給されたチューブ61の先端部を
開口状態に保持する開口具70、及び、当該開口具70
のチューブ供給方向上手側近傍に位置するチューブ部分
を押さえ固定可能な押さえ具71が設けられている。前
記押さえ具71は、チューブ61を第2チューブ処理枠
69を通過して第1チューブ処理枠66に供給するとき
には押さえ状態に切り替えられる。これにより、チュー
ブ供給枠64の第1チューブ処理枠66側への往行移動
に連れてチューブ61が供給リール62から引き出され
ることになる。前記第1チューブ処理枠66には、前記
チューブ供給枠64によって供給されたチューブ61の
先端部を開口状態のまま挟持可能な挟持具72と、チュ
ーブ61内に空気を注入する空気吹き込み具73と、前
記挟持具72のチューブ供給方向上手側近傍に位置する
チューブ部分を気密状態に圧接する弾性挟持具74と、
当該弾性挟持具74による圧接箇所の近傍に位置するチ
ューブ部分を熱融着する熱シール具75とが設けられて
いる。前記第2チューブ処理枠69には、チューブ先端
から芯材用袋体2の単位長さにほぼ相当する距離を離れ
た箇所のチューブ部分を気密状態に圧接する弾性挟持具
76と、当該弾性挟持具76にて圧接された近傍のチュ
ーブ部分を熱融着する熱シール具77、熱融着されたチ
ューブ61を芯材用袋体2の単位長さで切断するカッタ
ー78とが設けられている。また、前記第1流体圧シリ
ンダ65及び第2流体圧シリンダ68は、製造された芯
材用袋体2が後述の袋体供給装置Fによってキャッチさ
れたことの検出信号に基づいて収縮作動され、第1チュ
ーブ処理枠66及び前記第2チューブ処理枠69が芯材
用袋体2の受渡し可能な位置にまで後退移動される。更
に、前記第1チューブ処理枠66と第2チューブ処理枠
69との間隔を製造対象の芯材用袋体2の長さに応じた
間隔に調節する場合には、前記ギア式取付け位置調節機
構67のハンドル67Aを操作して、第2チューブ処理
枠69を横搬送経路の幅方向に移動させる。
【0017】前記袋体供給装置Fは、次の如く構成され
ている。図9乃至図14に示すように、前記ベースフレ
ーム9に、昇降ストロークの短い第1流体圧シリンダ8
0が上下方向姿勢で取付けられ、更に、この第1流体圧
シリンダ80のピストンロッド80aには、昇降ストロ
ークの長い第2流体圧シリンダ81が上下方向姿勢で取
付けられている。また、前記第2流体圧シリンダ81の
ピストンロッド81aの上端部には、袋体製造装置Eで
製造された芯材用袋体2を受け止める受け部材82と、
前記ベースフレーム9に固着の第1筒状部材83Aに沿
って上下方向に移動案内される昇降ガイドロッド84と
が固着されているとともに、前記昇降ガイドロッド84
の下端部に固着した連結部材85には、前記ベースフレ
ーム9に固着の第2筒状部材83Bに沿って上下方向に
移動案内される昇降ガイド兼用の吸気パイプ86が連設
され、更に、当該吸気パイプ86の上端部には、前記芯
材用袋体2を吸着するための多数の吸気孔を形成してあ
る吸盤87が取付けられている。そして、前記第1流体
圧シリンダ80及び第2流体圧シリンダ81を共に収縮
作動させると、前記受け部材82及び吸盤87は共に第
2搬送ベルト10よりも下方に位置する退避姿勢とな
り、また、第1流体圧シリンダ80のみを伸長作動させ
ると、前記受け部材82及び吸盤87が共に第2搬送ベ
ルト10から少し上方に突出した待機姿勢となり、更
に、前記第1流体圧シリンダ80及び第2流体圧シリン
ダ81を共に伸長作動させると、前記受け部材82及び
吸盤87は共に袋体製造装置Eに保持された芯材用袋体
2を受け取り可能な受取姿勢となる。尚、前記横搬送装
置Aの第1搬送ベルト5から第2搬送ベルト10へ偏平
体1が移行したことを検出する発光部88aと受光部8
8bとからなる通過センサを設けて、この通過センサの
通過検出信号に基づいて、前記受け部材82及び吸盤8
7を待機姿勢から退避姿勢に切り替え、当該受け部材8
2と吸盤87とによって保持されていた芯材用袋体2を
第2搬送ベルト10上に供給するように構成されてい
る。そして、前記袋体製造装置Eから受け取った芯材用
袋体2を一旦前記の待機位置で保持するのは、偏平体1
の重ね合せ時に発生する風によって芯材用袋体2が飛ば
されないようにするためと、次の袋体の製造動作に入る
袋体製造装置Eと袋体供給装置Fとの衝突を回避するた
めである。また、退避姿勢から受取姿勢への切替は、袋
体製造装置Eでの袋体製造完了信号に基づいて行われ、
更に、受取姿勢から待機姿勢への切替は、前記吸盤87
に芯材用袋体2が吸着されたことを検出する圧力センサ
(吸盤87の吸気系の途中に配置)の検出信号に基づい
て行われる。
【0018】〔その他の実施例〕
【0019】 上記の実施例では、前記第1ガイド部
1 を、実質的に第3縦送りベルト18と第1無端ベル
ト29の一部とによって構成したが、第3縦送りベルト
18又は第1無端ベルト29の一部だけで構成してもよ
く、更に、当該第1ガイド部B1 を、偏平体1の巻取方
向に沿って湾曲形成された固定のガイド板から構成して
もよい。要するに、前記第1ガイド部B1 としては、横
搬送されてくる偏平体1の搬送方向下手側部分を上方に
スムーズに屈曲案内することのできるものであれば、い
かなる構造のものを用いてもよい。
【0020】 上記の実施例では、前記無端回動機構
20をX字状に交差させた二種類の無端ベルト29,3
0から構成したが、三つ以上の無端ベルト又は単一の無
端ベルトから構成してもよく、また、ベルトの代わりに
ワイヤー等の他の無端回動体を用いて実施してもよい。
【0021】 上記の実施例では、流体圧シリンダ3
7の流体圧回路中に設けた減圧弁38によって、無端回
動機構20全体を巻き径方向外方側に後退移動させるべ
く構成したが、偏平体1の巻き径を検出するセンサの検
出結果に基づいて無端回動機構20全体を巻き径方向外
方側に順次後退移動させるべく構成してもよい。要する
に、前記逃がし機構35としては、偏平体1の巻き径の
増加に連れて無端回動機構20を巻き径方向外方側に後
退移動させ得るものであれば、いかなる構造のものを用
いてもよい。
【0022】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】巻取装置の側面図
【図2】巻取装置の要部の展開断面図
【図3】巻取開始直前の動作説明図
【図4】無端回動機構を巻取作用姿勢に切り換えたとき
の動作説明図
【図5】巻取終了直前の動作説明図
【図6】無端回動機構を退避姿勢に切り換えたときの動
作説明図
【図7】持上機構の持ち上げ途中の動作説明図
【図8】持上機構の最終持ち上げ時の動作説明図
【図9】袋体製造装置及び袋体供給装置の断面正面図
【図10】受け部材及び吸盤が待機姿勢にあるときの断
面正面図
【図11】受け部材及び吸盤が退避姿勢にあるときの断
面側面図
【図12】受け部材及び吸盤が受取姿勢にあるときの断
面側面図
【図13】受け部材及び吸盤が待機姿勢にあるときの断
面側面図
【図14】受け部材及び吸盤が退避姿勢に切り替えられ
たときの断面側面図
【図15】芯材用袋体の斜視図
【図16】ロール状偏平体の斜視図
【図17】可撓性偏平体用巻取機の全体の概略平面図
【図18】可撓性偏平体用巻取機の全体の概略側面図
【図19】従来の巻取装置を示す概略側面図
【符号の説明】
A 横搬送装置 B1 第1ガイド部 B2 第2ガイド部 1 偏平体 20 無端回動機構 29 無端ベルト 30 無端ベルト 35 逃がし機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性の偏平体(1)を横方向に載置搬
    送する横搬送装置(A)の搬送終端部に、横搬送されて
    くる偏平体(1)の搬送方向下手側部分を上方に屈曲案
    内する第1ガイド部(B1 )と、当該第1ガイド部(B
    1 )にて屈曲された偏平体(1)の搬送方向下手側部分
    をロール状に巻き取り案内する第2ガイド部(B2 )と
    が配設されている可撓性偏平体用巻取機であって、 前記第2ガイド部(B2 )には、偏平体(1)の巻取部
    分の外周面に弾性的に接触して、当該偏平体(1)に巻
    き取り方向の回転力を付与する無端回動機構(20)
    と、前記偏平体(1)の巻き径の増加に連れて無端回動
    機構(20)を巻き径方向外方側に後退移動させる逃が
    し機構(35)とが備えられている可撓性偏平体用巻取
    機。
  2. 【請求項2】 前記無端回動機構(20)は二種類の無
    端ベルト(29),(30)から構成されているととも
    に、これら両無端ベルト(29),(30)は、偏平体
    (1)の巻取部分の外周面に弾性的に接触するベルト部
    分が巻取軸芯方向視においてほぼXの字状に交差する状
    態で配置されている請求項1記載の可撓性偏平体用巻取
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02198956A (ja) * 1989-01-26 1990-08-07 Kanebo Ltd シートの巻付け装置

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JPH02198956A (ja) * 1989-01-26 1990-08-07 Kanebo Ltd シートの巻付け装置

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