JPH05338656A - 把握用くぼみを持つ流体パック及びその製造方法 - Google Patents

把握用くぼみを持つ流体パック及びその製造方法

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JPH05338656A
JPH05338656A JP3026482A JP2648291A JPH05338656A JP H05338656 A JPH05338656 A JP H05338656A JP 3026482 A JP3026482 A JP 3026482A JP 2648291 A JP2648291 A JP 2648291A JP H05338656 A JPH05338656 A JP H05338656A
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JP
Japan
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pack
tube
gripping
recess
gripping recess
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Withdrawn
Application number
JP3026482A
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English (en)
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Wilhelm Reil
ライル ウイルヘルム
Ulrich Deutschbein
ドイチュバイン ウルリッヒ
Gerd Knobloch
クノプロッホ ゲルト
Udo Liebram
リープラム ウドー
Bengt Eckerwall
エッカーヴァル ベンクト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tetra Laval Holdings and Finance SA
Original Assignee
Tetra Pak Holdings SA
Tetra Pak Finance and Trading SA
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Publication date
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C67/00Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00
    • B29C67/0014Shaping techniques not covered by groups B29C39/00 - B29C65/00, B29C70/00 or B29C73/00 for shaping tubes or blown tubular films
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D23/00Details of bottles or jars not otherwise provided for
    • B65D23/10Handles
    • B65D23/102Gripping means formed in the walls, e.g. roughening, cavities, projections

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】簡単な構成で良好なハンドルを与えるパックを
開発する。 【構成】端部に底部と頂部7を備えたチューブ1を含
み、頂部7が熱可塑性材料からなり、チューブ1上に射
出成形され注ぎ手段8を有している液体パックである。
底部は四辺形で、パックの折りたたまれたチューブ1か
ら形成され折り曲げられた閉鎖体の形態である。頂部7
に接続されているハンドル11,17は、頂部7と一緒
に、そのパックの平行六面状外側輪郭内に配列されてい
る。チューブ1はプラスチック箔から形成され、頂部7
から出発して、そのパックの中央領域18へと延在する
2つの把手用くぼみ11が形成されており、パックの横
断面は頂部7の形状に対応し、その周囲はその底部付近
におけるパックの周囲と同じ長さにある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、少なくとも1つの縦方
向の密封用継ぎ目により形成されたチューブを有し、そ
の端部には底部と頂部とが配設され、その頂部が、裏当
て材料なしの熱可塑性の材料からなり、そのチューブ上
において射出成形され、そして注ぎ手段を有し、その底
部が四辺形であってそしてそのパックの折りたたまれた
チューブから形成される折り曲げられた閉鎖体の形態に
あり、そのチューブ上での頂部の下方には、ハンドルが
その頂部と一緒にそのパックの平行六面体の外側輪郭内
に配列されるように、その頂部に接続されているハンド
ルが側方状に与えられていて、流動可能な材料を収容す
るためのパックにかかわる。
【0002】
【従来の技術】周知の種類のパックにおいて、チューブ
は、両側で熱可塑性材料でもって被覆されている例えば
ボール紙又は紙のような裏当て材料を含んでいる。そう
した紙チューブは折り曲げによってのみ作られ、頂部、
その頂部での注ぎ手段及びハンドルなどは簡単な製作機
械でもっての簡単な折り曲げによっては作り出せないの
で、そうしたパーツは適当な構成の注入鋳型でもってチ
ューブ上に射出成形される。この目的に対しては比較的
高価な工具が必要である上に、二重折り曲げや打抜きな
どにより、紙が半加工品の段階で無駄になる。
【0003】更に、紙チューブと、熱可塑性材料からそ
の上に射出成形されたハンドルを持つ種類の周知のパッ
クに関して、かかる製品の量産の過程では、液状の熱可
塑性材料のための短い流れ路を与えることが必要であっ
て、その結果、所定の位置において射出成形されるハン
ドルはそのパックの重力の中心に関して不都合な位置に
置かれる。特に、1リットル、2リットルのような容積
の大きなパックの場合で、特に短い流れ路をその製作機
械に持つ場合には、ハンドルがその頂部付近での上向き
方向においてその重心からはるかに離れていることが見
出される。このことは、最終の消費者にとって、そのパ
ックから注ぐのを一層困難にする。つまり、その頂部上
で高過ぎて形成されているハンドルでは、注ぎに際して
そのパックの下部を持ち上げるのを困難にし、それは、
特に、パックが徐々に空になるときに顕著である。更
に、注ぎ動作において、従来のパックのハンドルに加え
られる荷重はかなり高いので、そのハンドルと紙チュー
ブとの間での小さい接続領域は重負荷となり、時にはち
ぎれることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】それ故、本発明の課題
は、この明細書の冒頭で説明した種類のパックを開発す
ること、また、できるだけ簡単な構成にあって、単位時
間当り多数の品目を持つ良好なハンドルを与えるパック
を作り出すためのプロセスを開発することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】本発明に
よると、この問題は、チューブをプラスチック箔から形
成し、そこに、その頂部から出発してそのパックの中央
領域へと延びた2つの相互に対向して配設された把握用
くぼみを形成し、把握用くぼみを持つその上部でのパッ
クの横断面をその頂部の形状に対応させ、その周囲をそ
の底部付近でのパックの周囲と実質的に同じ長さにする
ことによって解決される。
【0006】本発明によると、チューブは周知のパック
の場合のように形成される一方、裏当て材料なしのプラ
スチック材料の頂部は、周知のパックの場合のように、
そのチューブの上縁に対して射出成形される。しかしな
がら、本発明によると、チューブに対する材料は把握用
くぼみつまりトラフが簡単な工具によってそこに形成さ
れるのを可能にするプラスチック箔であって、それによ
り、良好な場所に配設されて、大きな荷重を運べるハン
ドルが与えられる。更に特定するに、他の周知のプラス
チック・パックの場合でのように、最終消費者は、指先
を把握用くぼみつまりトラフへと入れ、パックを保持し
て、注ぐようにそれを傾けるために、その注ぎ手段から
離れた側面で、その指間に設けられている支持柱を把握
することができる。把握用くぼみによるパックの容積の
減少はほとんど問題にならない程度である。最初に述べ
たパックにおいて、射出成形されるハンドルはパックの
全体的外側輪郭内での四面状空間に設けられ、そこにお
いて、そうした四面状容積の一部はそのパックを把握す
るために絶対的に必要としないけれども、パックの充填
用容積の減少となる。
【0007】把握用くぼみを持つその上部、特に、把握
用くぼみの上端におけるパックの横断面はその頂部の構
成にほぼ対応する。この様に、その頂部に向うチューブ
の上縁に対して、それはその頂部の縁部に沿って案内さ
れて、そこでの所定の位置に固定されることになる。紙
チューブ上に射出成形された頂部を持つ周知のパックに
おいて、チューブの頂部又は縁部に向った上縁はその頂
部により支持され且つ保有される。本発明によると、頂
部の同じ支持力は、把握用くぼみの上端について特別な
処理作業を何も必要とせずに、その頂部に向っているそ
の把握用くぼみの上端の構成を固定するために使用され
る。それは、本発明によるパックが在来の機械でもっ
て、又は少なくともかかる機械に対するほんの僅かな修
正でもって作り出されるという特別な利点を与える。一
般に、パック製作業者は非常に高価な機械を使用してお
り、もしも古い機械でもって良いパックが作り出せれ
ば、それは大きな利点である。明らかなように、プラス
チック箔については熱塑性処理を実施できるが、当業者
にとっては周知のように、例えば深絞り動作のような整
形作業には、付加的な製作ステップと、対応する工具と
が含まれるが、それらの工具は、もしも把握用くぼみ
が、その頂部に向ってチューブの上端で折り曲げること
により作り出されるならばすべて除去することができ、
それらは、対応する構成の頂部に対する射出成形により
形成されるそれらの折り曲げられた不安定な形態におい
て固定され、そしてしかるべき仕方でそれらの形状につ
いて安定化される。前述の利点及び把握くぼみを持つ新
規なパックの上述した構成を達成するには、その頂部の
周囲をその底部付近でのパックの周囲の長さと実質的に
同じくする必要がある。換言するに、底部の外側周囲は
把握用くぼみの上端の領域におけるチューブ上端部の外
側周囲と同じチューブから形成されるので、その底部及
び頂部におけるチューブのプラスチック変形なしに、そ
のチューブの周囲は同じ長さにあって、しかもそのパッ
クに関して対応する態様において同じ長さでなければな
らない。
【0008】この発明の一層有利な構成において、把握
用くぼみつまりトラフは、シリンダの表面の一部の形態
にあって、一方におけるその注ぎ手段の下部でのパック
の前部本体と、他方における後部支持柱との間に配列さ
れている。ここでは、V字状(把握用くぼみについて横
断で) の2つの脚がまっすぐなラインに沿って出合うよ
うに、V字状の横断面の把握用くぼみを与えることがで
きることになる。しかし、かかる把握用くぼみは消費者
の立場から喜ばしくなく、その理由は、部分的円筒形状
の方が好ましいためである。把握用くぼみの部分的円筒
状形状は、一方ではそのパックの縦中心ラインを通して
延び、他方ではその注ぎ手段の中央を通して前方に延
び、そして第3に、上述した支持柱を通して後方に延び
るものとして見られるその間での想像上の垂直面に関し
て2つの相互に対向して配設された側面上における凹部
つまり内方に押された部分の形態において配設される。
この云わゆる後部支持柱は注ぎ手段の反対側におけるパ
ック上部での上部外側壁により形成されてそして2つの
把握用くぼみによりその注ぎ手段に向って順方向におい
て規定される。最終の消費者は指の先導端を把握用くぼ
みに入れて、手の内側にその支持柱を把握できる。好都
合なことに、そこにおける充填用材料の容積はかかるパ
ックを開ける直前に、その支持柱の上部領域へと拡張す
ることができる。この様に、把握用くぼみによる本発明
のハンドルはパックの重心に関して非常に好都合に位置
されている。熱可塑性材料に対する短い射出成形用の流
れ路を付与するために、この明細書の冒頭部分で述べた
パック上での周知の射出成形されたハンドルの高い位置
決めに対して、把握用くぼみの下端をパックの中央領域
へ又は更に下方へと延ばすことができるけれども、本発
明では考慮する必要がない。この発明による把握用くぼ
みによって形成されるハンドルは実質的に高い荷重を受
けるので、そのハンドルとチューブとの間には、引き裂
かれることになる点、直線又は小さい領域のような接続
が存在しない。このことは、本発明によるハンドルを実
質的に改善する。
【0009】頂部が実質的に四辺形であり、注ぎ手段が
前部コーナーに設けられ、そして支持柱がその頂部の後
部コーナーの下に実質的に配設されていることは本発明
の更に別な利点である。流体パックは種々な構成におい
て実施できるが、ここでの実施例は、平行六面体のパッ
クを中心に記述している。注ぎ手段は一般に、心地良い
注ぎを確保するために、その頂部の縁部近くに配列され
る。注ぎ手段が頂部での2つのコーナー間つまり丸めら
れたコーナー間に配設されているパックはある。ここで
記述される特に好ましい実施例において、注ぎ手段は、
周知の仕方において、その頂部の前部コーナーに配設さ
れる。本発明による前述の特長によると、その支持柱は
実質的にその頂部の後部コーナーの下部に配設されてい
る。これはまた、完全に又は部分的に充填されたときで
のパックの重心に関して、パックを注ぐときにおける最
終消費者による把握点の好都合な位置ぎめを促進する。
【0010】もしも、頂部のコーナーが本発明に従って
丸められるならば、パックの外部は特に魅力的になる。
把握用くぼみつまりトラフは外方に開いた部分的に円筒
状の表面の形態にあり、それは、部分的に、その頂部か
らその中央領域に向って下方へ先細りの構成にある。い
づれの場合でも、把握用くぼみによるパックの取扱いに
おいて、最終の消費者は、それらがトンネル状曲線を与
え、もしもパック上部の他のパーツが対応する態様にお
いて円筒状表面の部分の形態にあり、更に特定するに、
一般的に横断面での四辺形にあるパックチューブの縁部
が丸められるならば、一層魅力あるものとして感じるで
あろう。
【0011】かかるパックは、紙のウエブに代って、ウ
エブ状形態つまりシート状形態におけるプラスチック箔
が本発明によるパックのために使用されることを除い
て、同じ機械によって作り出される。新しいハンドル
は、それがパックの全外側輪郭内に止どまるような形状
にある。熱塑性的整形は、そのパックの中央領域におい
て、好ましくはその頂部から遠く離れた把握用くぼみの
下端において、点又は短いラインに限定される。
【0012】把握手段は本発明による把握用くぼみによ
りユーザーにとって非常に親しみのあるものであるけれ
ども、パックの取扱いにおける気安さの程度は、もし
も、本発明に従って、その縁部突合せが少なくとも1つ
の把握用くぼみの上部においてその頂部の縁部に対して
一体状に射出成形されるならば、一更の改善が達成され
る。把握圧力が弱い場合には、パックが手に関して下方
にずり落ちたり、又は指が把握用くぼみの上端に向って
すべったりするので、前述の縁部突合せ部は把握用くぼ
みに配設されている把握用指に対して上方向における突
合せ部を与える。もしもかかる縁部突合せ部が1つ又は
両把握用くぼみに与えられるならば、指はパックを積極
的に保持でき、パックを保持するための力が単に摩擦に
よって作り出されるのではなく、把握圧力により作り出
されるために、そこには、その把握圧力がもはや左程大
きくする必要がないという利点がある。
【0013】この明細書の冒頭部分で述べられたパック
を作り出すためのプロセスは、チューブが縦方向の継ぎ
目を溶接することによってプラスチック箔から形成され
そしてトラフ状凹部を持つ心金上へと絞られ、その上部
におけるチューブの側壁が凹部へと折り曲げられて、把
握用くぼみを形成し、その頂部が側壁の上縁に対して射
出成形され、これと同時に、パックの中央領域における
把握用くぼみの少なくとも下端部が加熱され、熱塑性的
に変形され、その後、冷却されることを特徴としてい
る。
【0014】射出成形されたハンドルを持つ従来より周
知のパックにおいて、チューブは縦方向継ぎ目について
の溶接により被覆された紙から形成されてから、その頂
部が側壁の上縁部へと射出成形されるように心金上へと
絞られる。これと同時に、ハンドルが射出成形されて、
周知の不都合を持つ、この明細書の冒頭において記述さ
れた製品となる。そうした不都合は、把握配列の改良さ
れた本発明によるプロセスでもって回避される。このプ
ロセスはその簡単さの程度によって区別される。このプ
ロセスの実行には、従来のパック製作機械そのもので
も、又は幾つかの点の僅かな変更を行うことでも使用で
きる。心金におけるトラフ状凹部の付与は容易に行える
ことである。トラフ状凹部が、絞り運動の方向におい
て、つまりあとのパックの縦方向及びチューブの縦方向
(心金の縦方向) においてできるだけ遠くまで延在して
いるような心金に対してチューブを絞ることは簡単な作
業である。心金の外側周囲は長さにおいて、トラフ状凹
部の領域においてさえ、そのチューブの全高さと実質的
に等しくある。それらは、もしもそのチューブの内側表
面が対応する構成の心金の外側表面に対して寄りかかっ
ているならば、プラスチック・チューブが心金の表面上
へと自由に適合されるように、その心金内で形成され
る。この様に、チューブの側壁は、そのチューブの上部
領域に何の問題もなしに、折り曲げられ、以って、把握
用トラフは自然に、更に特定するにその心金のトラフ状
凹部の領域に形成される。チューブは、従来の機械の場
合のように、適当な外側あごでもって心金上にしっかり
と保持され、頂部は側壁の上縁上へ射出成形される。
【0015】頂部が側壁の上縁つまりチューブの縁部に
対して射出成形されると同時に、パックの中央領域にお
けるチューブ側縁の小さな表面部分が加熱され、熱塑性
的に変形され、その後、それらの形状を固定するために
冷却される。第1の実施例では、パックの中央領域に実
際に設けられている把握用くぼみの下端部がしかるべき
方法において変形されるだけで十分である。別な第2の
実施例では、把握用くぼみの下端及びパックの中央領域
での隣接領域が共に変形されそして固定されている。い
かなる場合においても必要なことは、簡単な工具を使用
し且つ短い時間で、その把握用くぼみが与えられること
である。もしも把握用くぼみが細長い構成であって、そ
の縦方向がパックの縦方向に対し実質的に平行に延在す
るとするならば、かかる把握用くぼみの所望の最終的構
成を固定するには、2つの端部が固定されることで十分
である。頂部に向っている把握用くぼみの上端はその頂
部に対する射出成形作業によって固定される。パックの
中央領域における把握用くぼみの対向して配設された下
端又は内端は熱塑性変形及び冷却効果によって固定され
る。いかなる場合でも、頂部はチューブに対して射出成
形されなければならないために、対応する技術的利点を
持つハンドルを与えるためにそのチューブを処理する単
一の付加的作業には、表面領域という点で狭く規定され
た領域におけるチューブ材料の熱塑性的整形を行うこと
を含んでいる。当業者においては、表面領域からしてき
っかりと規定されているそうした領域を、熱が加えられ
る1種のスポットつまり点と考えられるけれども、熱は
その点の周囲の領域にも伝達される。それ故、点のよう
な領域を加熱することにより、その場所では、深絞り可
能なプラスチック材料についての深絞りを与えることが
できる。本発明によると、これは、驚くほど簡単な態様
において把握用くぼみを固定するのを可能にする処理手
順である。
【0016】頂部を射出成形する作業中及び前述の小さ
な領域のスポットの熱塑性的整形の作業中、深絞り可能
なプラスチック材料の他の箔材料は冷却されたままにお
かれる。このことは、エネルギの消費が非常に小さいこ
とを意味する。熱塑性的整形作業は、従来と同様に、把
握用くぼみの下端の所望の最終形状に正確に対応してい
る予め決められた形態へ押しつけるか又は引き伸ばすこ
とによって行われる。
【0017】射出成形作業は従来でのパック及び対応す
る製作プロセスに比較して簡単であるのみならず、工
具、かかる工具の製作及び射出成形作業の実行も簡単で
ある。それにもかかわらず、その取扱いの安定度が大き
く改善された把握用装置を持つパックの形態における製
品を作り出すのが可能である。在来のパックの場合での
ように、本発明によるパックは下からの底部領域を通し
た前述の処理作業後に満たされ、その後、パックの底部
を折り曲げることにより閉じられる。本発明によると、
底部領域には熱塑性的変形がまったくない。逆に、底部
領域におけるプラスチック箔は周知の製作プロセスにお
ける被覆紙のように取扱われる。プラスチック材料のウ
エブは、底部構成を作り出すその後の折り曲げ作業を促
進するために引き続くパックの底部領域に前以って溝付
けされても良い。この様に、パック製造業者は周知の現
存する機械を使用することができる。
【0018】これに関して、本発明では、把握用くぼみ
の下端部をそこに含んでいるチューブの2つの並置され
た側壁の中央領域が加熱され、熱塑性的に変形され、そ
して冷却されるのが望ましい。例えば、もしもそのほぼ
下側半分が把握手段を持つパック上側半分よりも大きな
容積を占めるような設計構成でパックが作られるとする
と、それは必然的に、少なくともそのチューブの2つの
並置された側壁の領域において一種の段を生じさせるこ
とになる。把握用くぼみの上述した下端部はその段状領
域に好都合に配設され、その後、簡単な工具を使用し
て、そうした2つの並置された側壁の小さな部分のみ、
つまり、大きな容積から小さな容積へと推移する段の領
域のみが熱塑性的に変形されるが、これに関しても、両
領域に対する周囲の長さは同じでなければならない。
【0019】本発明の更に別な利点、特長及び可能な応
用は添付図面を参照しての好ましい実施例についての以
下の記載から明らかになろう。
【0020】
【実施例】ここに開示されるパックのすべて3つの実施
例は液体に適し、側壁2〜5を持つチューブ1を含み、
チューブは縦方向の密封用継ぎ目 (示されていない) を
溶接することにより形成される。チューブ1のそれぞれ
の上端部6は注ぎ手段8を持つ頂部7に対して射出成形
される。底部9は、横断面においてつまりそのパックの
下から見て四辺形構成にあり、そして図面には示されて
いない様式の折り曲げられた閉鎖体の形態にある。
【0021】全体として参照数字10で指定されている
ハンドルはパックの平行六面体の外側輪郭を越えて突き
出しているいづれの部分をも持たず、それは、2つの相
互に対向して配設された把握用トラフすなわちくぼみ1
1を含み、それらくぼみ11は、それらの上端部12と
共に、頂部7の縁部上に一体状に射出成形された縁部突
合せ部13と隣り合っている。それらは頂部7の弓形の
凹部14から半径状外方に突き出し、その突き出しは、
パックの全体的外側輪郭を越えて突き出すことなく、好
ましくはその輪郭にのみ達するように、その頂部の平面
方向で三ケ月状構成において行われている。図4, 図7
及び図11に示されている3つの実施例の平面図から見
られるように、それぞれの頂部7のコーナー15は丸め
られている。点16が注ぎ手段8のそばでその前面に配
設され、後部点16'が対角状に対向せる関係において配
列されているのは、図4に示されている実施例において
のみである。図7に示されている実施例において、頂部
7は後方領域において部分的に円形の丸められた構成に
あるので、必然的に、コーナー15を丸めることはほと
んど必要ない。丸められた構成内に設けられているの
は、実質的に後部コーナー16'及び16"のそれぞれの下
部にある支持柱17である。図5〜図7に示されている
実施例において、後部コーナー16"は、頂部7の2つの
対応的に後退されたコーナー15間に配設されている完
全に丸められた構成へと後退している。
【0022】把握用くぼみ11の上端部12は前述のよ
うに位置されているが、ここでは湾曲されたブラケット
により図に示されているパックの中央領域18について
検討する。後部側壁5が頂部7に対して実質的に直交
(もしも頂部7が水平に配設されているものと考えられ
るならば) して垂直に直立した構成において示されてい
る図5〜図7における第2の実施例はさておき、他の2
つの実施例において、パックの中央領域18は後部側壁
5にベンドを有し、また図1に示されている実施例にお
いては、2つの側壁3及び4に関して、頂部7へ上方に
向うテーパーが与えられている。テーパー状構成につい
ては、底部の周囲 (4つのまっすぐなラインの和) をそ
れぞれの実施例のパック上部での対応せる周囲に対して
比較することで理解されよう。つまり、その構成は、図
1及び図8に示されている2つの実施例において、後部
コーナー16'又は16"が外側輪郭の内方に移動されると
きにのみ、同じ周囲がそれぞれのパックの上部及び下部
において達成されるように、その周辺長の一部が使用さ
れるそのチューブでの把握用くぼみ11の外形によるも
のである。
【0023】把握用くぼみ11の下端部19はパックの
中央領域18に配設されている。それらは熱塑性的変形
により作り出される。図8〜図11に示されている実施
例では、そうした下端部19のそばの領域でさえ、側壁
3及び4に配設された段状構成へと整形される。
【図面の簡単な説明】
【図1】パックの第1の実施例の上部から見た斜視図で
ある。
【図2】図1での前部左手表面から見たパックの側面図
である。
【図3】図1の対角線の方向に見たときのパックの側面
図である。
【図4】第1の実施例におけるパックの平面図である。
【図5】斜め上方且つ後方から見たパックの第2の実施
例の斜視図である。
【図6】図5に示されているパックを前部左手表面から
見たときのパックの側面図である。
【図7】図5及び図6に示されている第2の実施例のパ
ックの平面図である。
【図8】図1のものと同様な方向における第3の実施例
の斜視図である。
【図9】図8に示されているパックを左手表面から見た
ときの側面図である。
【図10】図8に示されているパックを対角線の方向に
見たときの側面図である。
【図11】図8に示されているパックであって、注ぎ手
段が頂部左手に配列されている平面図である。
【符号の説明】
1 チューブ 2〜5 側壁 6 上端部 7 頂部 8 注ぎ手段 9 底部 11 把握用くぼみ 12 上端部 13 縁部突合せ部 16, 16', 16"
コーナー 17 ハンドル 18 中央領域 19 下端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゲルト クノプロッホ ドイツ連邦共和国、6103 グリースハイ ム、シュテルンカッセ、82 (72)発明者 ウドー リープラム ドイツ連邦共和国、6102 プフンクシュタ ット、ヴィルヘルム ロイシュナー シュ トラーセ、4 (72)発明者 ベンクト エッカーヴァル スイス、ルトリ、セ・アシュ1093 ラ コ ンベルシォン、シュメン ド ポンフィ ル、100

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動可能な材料を収容するためのパック
    であって、少なくとも1つの縦方向の密封用継ぎ目によ
    り形成され、その端部に底部 (9) 及び頂部(7) が配
    設されているチューブ (1) を含み、その頂部 (7)
    は、裏当て材料なしの熱可塑性の材料からなり、前記チ
    ューブ (1) 上に射出成形され、そして注ぎ手段 (8)
    を有し、前記底部 (9) は四辺形であって、そのパック
    の折りたたまれたチューブ (1) から形成された折られ
    た閉鎖体の形態であり、ハンドル(11,17) が前記
    頂部 (7) と一緒にそのパックの平行六面体の外形輪郭
    内に配列されるように、前記頂部 (7) に接続されたハ
    ンドル (11) が頂部 (7) の下部のチューブ (1) 上
    に側方に付与されているパックにおいて、前記チューブ
    (1) はプラスチック箔から形成され、そこには、前記
    頂部 (7) から出発して、そのパックの中央領域 (1
    8) へと延びている2つの相互に対向して配設された把
    握用くぼみ (11) が形成され、前記把握用くぼみ (1
    1) を持つその上部におけるパックの横断面は実質的に
    前記頂部 (7) の形状に対応し、その周囲は、その底部
    (9) 付近のパックの周囲と実質的に同じ長さにあるこ
    とを特徴とするパック。
  2. 【請求項2】 前記把握用くぼみ (11) が、シリンダ
    の表面の一部の形態にあって、そして一方において前記
    注ぎ手段 (8) の下部のパックの前部本体と他方におい
    て後部支持柱 (17) との間に配列されていることを特
    徴とする請求項1のパック。
  3. 【請求項3】 前記頂部 (7) が実質的に四辺形であ
    り、前記注ぎ手段 (8) は前部コーナー (16) に配設
    され、前記支持柱 (17) は実質的に前記頂部(7) の
    後部コーナー (16';16")の下方に配設されているこ
    とを特徴とする請求項1又は2のパック。
  4. 【請求項4】 前記頂部 (7) のコーナー (15;1
    6")が丸められていることを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかのパック。
  5. 【請求項5】 縁部突合せ部 (13) が、少なくとも1
    つの把握用くぼみ (11) の上端部 (12) での頂部
    (7) の縁部において一体状に射出成形されることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれかのパック。
  6. 【請求項6】 チューブ (1) と、そのチューブの端部
    に設けられた底部 (9) 及び頂部 (7) とを含み、前記
    底部 (9) は四辺形であり且つそのパックの折りたたま
    れたチューブ (1) から形成された折り曲げられた閉鎖
    体の形態にあり、前記チューブ (1) 上での頂部 (7)
    の下方には、ハンドル (11,17)が前記頂部 (7)
    と共にそのパックの外側輪郭内に配列されるように前記
    ハンドル (11, 17) が側方に配設されていて、流動
    可能な材料を収容するパックを製造するための方法にお
    いて、前記チューブ (1) は、縦方向継ぎ目の溶接によ
    ってプラスチック箔から形成されそしてトラフ状凹部で
    もって心金上へと引かれて、その上部での前記チューブ
    (1) の側壁 (2−4) は前記凹部内へと折り曲げら
    れ、把握用くぼみ (11) を形成し、前記頂部 (7) は
    前記側壁 (2−4)の上縁部 (6) に対して射出成形さ
    れ、それと同時に、そのパックの中央領域 (18) での
    前記把握用くぼみ (11) の少なくとも下端部 (19)
    が加熱され、熱塑性的に変形され、その後、冷却される
    ことを特徴とする製造方法。
  7. 【請求項7】 前記チューブ (1) の2つの並置された
    側壁 (3, 4) の中央領域 (18) が、その場所に配設
    された前記把握用くぼみ (11) の下端部 (19) を含
    んで加熱され、熱塑性的に変形され、その後、冷却され
    る (図8) ことを特徴とする請求項6の製造方法。
JP3026482A 1990-02-20 1991-02-20 把握用くぼみを持つ流体パック及びその製造方法 Withdrawn JPH05338656A (ja)

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