JPH05338233A - サーマルヘッド - Google Patents

サーマルヘッド

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Publication number
JPH05338233A
JPH05338233A JP17748992A JP17748992A JPH05338233A JP H05338233 A JPH05338233 A JP H05338233A JP 17748992 A JP17748992 A JP 17748992A JP 17748992 A JP17748992 A JP 17748992A JP H05338233 A JPH05338233 A JP H05338233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partial
glass paste
resistant film
wire bonding
underglaze
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17748992A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Suzuki
一広 鈴木
Kazuyoshi Ito
和善 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP17748992A priority Critical patent/JPH05338233A/ja
Publication of JPH05338233A publication Critical patent/JPH05338233A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低粘度のガラスペーストを使用しても、膜厚
の薄い耐摩耗膜が形成できるサーマルヘッドを提供す
る。 【構成】 絶縁基板1上に、発熱抵抗体4の下と、駆動
用IC8の下に、部分アンダーグレーズ2a,2bが形
成される。個別電極3の端部のワイヤーボンディング用
パッド部9のエッジは、部分アンダーグレーズ2bのエ
ッジに略等しくなるように形成される。発熱抵抗体4、
共通電極5が形成された後、低粘度のガラスペースト
を、部分アンダーグレーズ2b上には乗らないように印
刷し、焼成して耐摩耗膜6が形成される。印刷されたガ
ラスペーストは、部分アンダーグレーズ2bの段差によ
り、ワイヤボンディング用パッド部9の上までは流れ込
まない。部分アンダーグレーズ2bの上に駆動用IC8
をマウントし、ボンディングを行なって接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーマルヘッドの構造
に関するものであり、特に、耐摩耗膜の形成に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の厚膜型サーマルヘッドの
断面図である。図中、1は絶縁基板、2a,2bは部分
アンダーグレーズ、3は個別電極、4は発熱抵抗体、5
は共通電極、6は耐摩耗膜、7はAuワイヤー、8は駆
動用IC、9はワイヤーボンディング用パッド部であ
る。
【0003】絶縁基板1は、アルミナ等で形成されてい
る。この絶縁基板1上の駆動用IC8が形成される部分
及びワイヤーボンディング用パッド部9が形成される部
分に部分アンダーグレーズ2aが、また、発熱抵抗体4
が形成される部分に部分アンダーグレーズ2bが、ガラ
スグレーズで形成される。次に、個別電極3が形成さ
れ、その後、共通電極5及び発熱抵抗体4が形成され
る。その上に耐摩耗膜6が形成される。そして、駆動用
IC8がマウントされ、個別電極3の端部に設けられた
ワイヤーボンディングパッド部9と駆動用IC8が、A
uワイヤー7で接続される。
【0004】このような従来のサーマルヘッドは、例え
ば特開平3−133661号公報の従来例や、特開平2
−29350号公報等に記載されている。
【0005】耐摩耗膜6は、電極や発熱抵抗体等を保護
するために設けられており、個別電極3も保護している
ので、個別電極3の端部に設けられたワイヤボンディン
グ用パッド部9のぎりぎりまで形成される。そのため、
耐摩耗膜6は、駆動用IC8が載置される部分アンダー
グレーズ2aの上まで、成膜される。
【0006】耐摩耗膜6は、ガラスペーストを印刷し、
焼成することにより形成しており、例えば、18μmの
膜厚で印刷すると、焼成後、6μm程度の膜厚の耐摩耗
膜6を得ることができる。焼成により形成されたガラス
質の耐摩耗膜は、ピンホールが生じやすい。発熱抵抗体
及び電極を保護している耐摩耗膜にピンホールがある
と、ピンホールから侵入する水分やイオンにより、電極
が変質し、欠陥が生じる。そこで、ピンホールをなくす
ため、耐摩耗膜を2層に形成させる方法が用いられてい
る。しかし、耐摩耗膜を2層形成させると、膜厚が厚く
なり、インクへの熱伝導率が低下して、印字時の消費電
力が大きくなってしまう。
【0007】膜厚を薄くするために、印刷するガラスペ
ーストの粘度を低くする方法も、一般的に用いられてい
る。しかし、ガラスペーストの粘度を低くすると、ガラ
スペーストが流れやすくなり、にじみが生じる。このに
じみにより、ワイヤーボンディング用パッド部9の部分
にまで、ガラスペーストが流れてしまい、接触不良を起
こす可能性が高い。ワイヤーボンディング用パッド部9
上へガラスペーストをにじませないようにするために
は、高度な印刷技術が必要であり、また精密な設計パラ
メータの計算が必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、簡易な方法により、低粘度
のガラスペーストを使用しても、ワイヤボンディング用
パッド部へガラスペーストが流れ込まず、2層の耐摩耗
膜を成膜した場合でも、膜厚の薄い耐摩耗膜が形成され
たサーマルヘッドを提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、電極及び発熱
抵抗体を形成した絶縁基板上にガラスペーストを印刷
し、これを焼成して耐摩耗膜を形成したサーマルヘッド
において、ワイヤボンディング用パット部が形成された
領域の部分アンダーグレーズがワイヤボンディング領域
で止めるように形成されているとともに、前記耐摩耗膜
が前記部分アンダーグレーズ上には形成されないように
構成したことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明によれば、ワイヤボンディング用パッド
部が形成されている部分アンダーグレーズ上には、耐摩
耗膜を形成しないようにすることにより、部分アンダー
グレーズの段差から上にはガラスペーストが流れず、ワ
イヤボンディング用パッド部にガラスペーストがにじむ
ことがないから、低粘度のガラスペーストを使用して耐
摩耗膜を形成しても、ワイヤボンディング部での接触不
良などの不具合が発生しない。
【0011】
【実施例】図1は、本発明のサーマルヘッドの一実施例
を示す断面図、図2は、図1中のA部の拡大図である。
図3と同様の部分には同じ符号を付して説明を省略す
る。アルミナ等で形成された絶縁基板1上に、駆動用I
C8及びワイヤーボンディング用パッド部9が形成され
る部分と、発熱抵抗体4が形成される部分に、部分アン
ダーグレーズ2a,2bがガラスグレーズにより形成さ
れる。このとき、駆動用IC8及びワイヤーボンディン
グ用パッド部9が形成される部分のアンダーグレーズ2
aを、ワイヤボンディング領域で止めるように形成す
る。したがって、部分アンダーグレーズ2aは、従来よ
り小さく形成される。
【0012】次に、個別電極3を形成するが、個別電極
3の端部に設けられるワイヤーボンディング用パッド部
9が、部分アンダーグレーズ2aのエッジぎりぎりにく
るように、Au等を用いて電極のパターンをフォトリソ
エッチングにより形成する。このとき、発熱抵抗体4と
共通電極5を結ぶための配線も形成される。さらに、発
熱抵抗体4が、部分アンダーグレーズ2b上に、印刷、
焼成により形成される。共通電極5も、所定位置に形成
される。共通電極5は、発熱抵抗体4に沿う部分は、厚
みを厚く形成して、電気抵抗を小さくしている。
【0013】その後、低粘度のガラスペーストを、部分
アンダーグレーズ2aの部分に開口部を有しないスクリ
ーンを用いてスクリーン印刷を行なう。印刷されたガラ
スペーストは、にじみのためスクリーンの開口部分より
も広がるが、部分アンダーグレーズ2aの段差が40か
ら60μm程度あるので、部分アンダーグレーズ2aの
上までは流れて行かず、ワイヤボンディング用パッド部
9の上への広がりを防ぐことができる。また、このガラ
スペーストによる膜厚は、印刷後で7〜10μm程度で
あり、焼成後は2から3μmである。これを2層形成
し、膜厚が5から6μmの耐摩耗膜を得た。
【0014】最後に、駆動用IC8が部分アンダーグレ
ーズ2aの上にマウントされ、ワイヤーボンディングパ
ッド部9と駆動用IC8が、Auワイヤー7でボンディ
ングされ、サーマルヘッドとなる。
【0015】上述の説明では、2層の耐摩耗膜を形成し
たが、例えば、耐摩耗膜の上にさらに別の層を形成する
場合など、ピンホールの影響を受けない場合には、耐摩
耗膜を1層としてもよい。また、通常の粘度のガラスペ
ーストを用いても良いことは明らかである。
【0016】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、低粘度のガラスペーストを用い、耐摩耗膜を
形成しても、印刷時のガラスペーストのにじみを部分ア
ンダーグレーズで止めるから、ガラスペーストがワイヤ
ボンディング用パッド部へ流れ込まないので、耐摩耗膜
による接触不良などの不具合を防止することができると
いう効果がある。このとき、部分アンダーグレーズのエ
ッジをワイヤボンディング用パッド部の端部とほぼ合わ
せて形成することにより、耐摩耗膜による個別電極の保
護の効果はそのまま有することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のサーマルヘッドの一実施例を示す断
面図である。
【図2】 図1中のA部の拡大図である。
【図3】 従来の厚膜型サーマルヘッドの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 絶縁基板、2a,2b 部分アンダーグレーズ、3
個別電極、4 発熱抵抗体、5 共通電極、6 耐摩
耗膜、7 Auワイヤー、8 駆動用IC、9ワイヤー
ボンディング用パッド部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極及び発熱抵抗体を形成した絶縁基板
    上にガラスペーストを印刷し、これを焼成して耐摩耗膜
    を形成したサーマルヘッドにおいて、ワイヤボンディン
    グ用パッド部が形成された領域の部分アンダーグレーズ
    がワイヤボンディング領域で止めるように形成されてい
    るとともに、前記耐摩耗膜が前記部分アンダーグレーズ
    上には形成されないように構成したことを特徴とするサ
    ーマルヘッド。
JP17748992A 1992-06-11 1992-06-11 サーマルヘッド Pending JPH05338233A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17748992A JPH05338233A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 サーマルヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17748992A JPH05338233A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 サーマルヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05338233A true JPH05338233A (ja) 1993-12-21

Family

ID=16031798

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17748992A Pending JPH05338233A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 サーマルヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05338233A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1077135A1 (en) * 1998-05-08 2001-02-21 Shinko Electric Co. Ltd. Thermal head and thermal printer

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1077135A1 (en) * 1998-05-08 2001-02-21 Shinko Electric Co. Ltd. Thermal head and thermal printer
EP1077135A4 (en) * 1998-05-08 2001-10-31 Shinko Electric Co Ltd THERMAL HEAD AND THERMAL PRINTER
US6339444B1 (en) 1998-05-08 2002-01-15 Shinko Electric Co., Ltd. Thermal heat and thermal printer

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