JPH05338213A - インパクトドットヘッド - Google Patents

インパクトドットヘッド

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Publication number
JPH05338213A
JPH05338213A JP15075392A JP15075392A JPH05338213A JP H05338213 A JPH05338213 A JP H05338213A JP 15075392 A JP15075392 A JP 15075392A JP 15075392 A JP15075392 A JP 15075392A JP H05338213 A JPH05338213 A JP H05338213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil spring
wire
printing
impact dot
dot head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP15075392A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeki Mizuno
茂樹 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP15075392A priority Critical patent/JPH05338213A/ja
Publication of JPH05338213A publication Critical patent/JPH05338213A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期信頼性に優れるインパクトドットヘッド
を提供する。 【構成】 ワイヤ自由飛行方式のインパクトドットヘッ
ドにおいて、コイルバネネの両端叉は一端にコイルバネ
15の内径寸法よりも小さな内径寸法を有する座巻部1
5aを設けた。 【効果】 印字ワイヤ14を支持するノーズ1の穴部1
aの摩耗が進行すると、コイルバネ15の座巻部15a
と印字ワイヤ14が当接するようになるので、ノーズ1
の穴部1aの摩耗速度が急激に低下する。これにより、
長期信頼性に優れたインパクトドットヘッドを提供でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インパクトドットプリ
ンタのインパクトドットヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】インパクトドットヘッドの印字ワイヤ駆
動方式として特公昭62−41473に示されているよ
うな、印字ワイヤとアーマチュアが固着されておらず、
印字ワイヤがコイルバネの密着長まで飛行できるワイヤ
自由飛行方式が知られている。このワイヤ自由飛行方式
は、印字ワイヤとアーマチュアを固着する必要がないの
で組立性が良く低コストであるというメリットを持って
いる。図4に従来のワイヤ自由飛行方式のインパクトド
ットヘッドのコイルバネ周辺部の拡大図を示す。印字ワ
イヤ414の根元はワイヤボタン413と固着され、印
字ワイヤ414はコイルバネ415の内側と、ワイヤガ
イド431の穴部431aを通って、図示してない他の
ワイヤガイドにより保持されている。コイルバネ415
の一端はワイヤボタン413に当接し他端は印字ワイヤ
414の根元から最も近い位置に配設したワイヤガイド
431に当接している。ここで、コイルバネ415の内
径と、印字ワイヤ414の外径とのクリアランスの量は
通常0.2〜0.5mmの値となっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
コイルバネ415の内径と印字ワイヤ414の外径との
クリアランスが0.2〜0.5mmの状態で印字ワイヤ
414を駆動していると、印字ワイヤ414をガイドす
るワイヤガイド431の穴部431aが、印字ワイヤ4
14の往復運動により摩耗し、ワイヤガイド431の穴
部431aの穴径が大きくなってしまう。これにより、
印字ワイヤ414の保持が十分に行われないため、印字
ワイヤ414が大きな振幅で横振動しコイルバネ415
の内周面と衝突、接触し合い、コイルバネ415は摩耗
により切れてしまった。このため、印字ワイヤ414の
運動が不安定となって印字品質が低下したり、コイルバ
ネ415の切れた破片が印字ワイヤ414の駆動部に入
って印字不能となって、インパクトドットヘッドの長期
信頼性を損ねるという問題点があった。
【0004】本発明は前記問題点を解決するためになさ
れたものであり、長期信頼性に優れたインパクトドット
ヘッドを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のワイヤ
ガイド部材で摺動可能に支持された印字ワイヤの先端
を、インクリボンを介して印字媒体に打ち付け印字する
インパクトドットヘッドにおいて、印字ワイヤの根元
と、この印字ワイヤの根元から最も近い位置に配設した
ワイヤガイド部材の間に印字ワイヤで貫通してコイルバ
ネを設け、コイルバネの両端叉は一端に、コイルバネの
内径寸法よりも小さな内径寸法を有する座巻部を設けた
ことを特徴とする。
【0006】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すインパクトドッ
トヘッドの3面図である。図2は図1におけるA−A断
面図である。図2にもとずいて本発明の実施例を説明す
る。フレーム2には複数個のコア2aが立設し、コア2
aの周囲にはコイルボビン9に銅線を巻回したコイル7
が取り付けられ電磁石を形成している。フレーム2右側
面には各コア2aに対応させ2個ずつの貫通穴が設けら
れ、コイル7のコイル端子10がこの貫通穴と絶縁板2
0を介して基板17にハンダ付けにより導通固定されて
いる。基板17の下部にはコネクター19がハンダ付け
され、ケーブル25によりコイル7は図示してないドラ
イバー回路と接続されている。フレーム2の左側面には
ヨーク板3、スペーサー4、アーマチュアホルダー21
が積層されている。コア2aの対向部には磁性体よりな
るアーマチュア6が配置されている。アーマチュア6は
アーマチュア6の穴部6aにコイルボビン9に設けた円
柱状突起部9aが係合して位置決めされている。アーマ
チュア6の先端部は、ワイヤボタン13と係合しワイヤ
ボタン13には印字ワイヤ14が圧入固定してある。印
字ワイヤ14は樹脂より形成されたノーズ1に取り付け
られた先端ガイド11と中間ガイド12とノーズ1の後
端部であるワイヤガイド部材1bに設けた穴部1aによ
り保持され、印字ワイヤ14の先端部で縦1列の配列と
なるようにガイドされている。印字ワイヤ14のワイヤ
ボタン13と印字ワイヤ14の根元から最も近い位置に
配設したワイヤガイド部材1bのあいだにはピアノ線よ
り形成されたコイルバネ15が挿入され、ワイヤボタン
13を介してアーマチュア6を減衰特性に優れた材質よ
りなるダンパー16側へ押圧している。アーマチュア6
が直接ダンパー16と接触しないように耐摩耗性に優れ
るポリイミド樹脂より形成されたダンパースペーサー1
8をアーマチュア6とダンパー16の間に介装してダン
パー部の耐久性を確保している。ダンパー16とアーマ
チュアホルダー21の間にはアーマチュア6のスペーサ
ー4と接触する支点部6bをスペーサー4側に押圧する
支点押さえバネ26が介装してある。アーマチュアホル
ダー21の後面には金属よりなる防音カバー27が、薄
板より形成された固定バネ8によりノーズ1側へ押圧さ
れて、フレーム2、ヨーク板3、スペーサー4、アーマ
チュアホルダー21を保持している。固定バネ8はノー
ズ1に設けた突部1bに係合して固定力を防音カバー2
7に作用している。
【0007】図3に本発明の実施例のコイルバネ15部
の拡大図を示す。コイルバネ15の両端にはコイルバネ
15の内径D1より小さな内径D2を有する座巻部15
aが設けられ、座巻部15aの内径D2と、印字ワイヤ
14の外径D3とのクリアランスが小さくなるようにし
ている。本実施例では印字ワイヤ14の外径D3と座巻
部15aの内径D2とのクリアランスを0.05mm以
下となるように設定している。
【0008】従って、ノーズ1の穴部1aが摩耗しはじ
めると、印字ワイヤ14はコイルバネ15の座巻部15
aと当接し、それ以上大きな振幅で横振動できない構成
となっている。本実施例では、コイルバネ15の両端に
コイルバネ15の内径D1より小さな内径D2を有する
座巻部15aを設けたがノーズ1に設けたワイヤガイド
部材1b側にのみ、コイルバネ15の内径D1より小さ
な内径D2を有する座巻部15aを設けても同様な効果
が得られる。
【0009】次に、図2により印字動作の説明をする。
待機状態では復帰バネ15のバネ力によりアーマチュア
6はダンパースペーサー18を介してダンパー16に押
圧された状態で保持されている。ここでコイル7にパル
ス通電を行なうと、磁気吸引力がアーマチュア6とコア
2aの間に発生する。この磁気吸引力がコイルバネ15
のバネ力よりも大きくなるとアーマチュア6は加速さ
れ、矢印A方向へアーマチュア6の支点部6bを中心と
してコイルバネ15を圧縮変形させる方向に回転運動を
はじめる。それに伴って印字ワイヤ14が突出してイン
クリボン22を介して、印字媒体23をプラテン24上
に衝突押圧しドットを形成する。衝突後、衝突時の反発
力と復帰バネ15がアーマチュア6によりたわめられた
ことにより発生するバネ力によりアーマチュア6は復帰
動作にはいり、ダンパースペーサー18に衝突後保持さ
れて一印字行程を終了する。
【0010】上記印字行程において、印字ワイヤ414
が往復運動する際に、印字ワイヤ14の外周と印字ワイ
ヤ14を案内支持するノーズ1のワイヤガイド部材1b
に設けた穴部1aの内周面が接触し、ノーズ1の穴部1
aは樹脂より形成されているため耐摩耗性に優れず穴部
1aの摩耗が進行する。穴部1aの摩耗がある程度進行
すると印字ワイヤ14の外周はコイルバネ15に設けた
座巻部15aと接触するようになる。コイルバネ15の
座巻部15aと印字ワイヤ14が接触するようになる
と、コイルバネ15はピアノ線より形成されておりノー
ズ1の穴部1aより硬度が高く耐摩耗性に優れているの
でコイルバネ15の座巻部15aの摩耗速度は著しく低
下する。これにより、ノーズ1の穴部15aの穴径の拡
大が阻止され、印字ワイヤ14が横振動できる量が小さ
くなり、印字ワイヤ14が横振動でノーズ1の穴部1a
に衝突するときの速度が小さくなる。よって、ノーズ1
の穴部1aの耐久性が向上し、コイルバネ15の耐久性
も向上する。従って、長期信頼性に優れたインパクトヘ
ッドを得ることができる。更に、コイルバネ15の座巻
部15aに潤滑油を注油しておくと更に耐久性を向上さ
せることができる。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
イルバネの両端叉は一端に、コイルバネの内径寸法より
も小さな内径寸法を有する座巻部を設けた構成としたの
で、コイルバネの耐久性が向上し、長期信頼性に優れた
ワイヤ自由飛行方式のインパクトドットヘッドを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すインパクトドットヘッド
の3面図である。
【図2】本発明の実施例を示すインパクトドットヘッド
の断面図である。
【図3】本発明の実施例を示すコイルバネ部の拡大図で
ある。
【図4】従来例を示すコイルバネ部の拡大図である。
【符号の説明】
1 ノーズ 2 フレーム 3 ヨーク板 6 アーマチュア 7 コイル 8 固定バネ 9 コイルボビン 10 コイル端子 11 先端ガイド 12 中間ガイド 13 ワイヤボタン 14 印字ワイヤ 15 コイルバネ 16 ダンパー 17 基板 18 ダンパースペーサー 19 コネクター 20 絶縁板 21 アーマチュアホルダー 24 プラテン 25 ケーブル 26 支点押さえバネ 27 防音カバー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のワイヤガイド部材で摺動可能に支
    持された印字ワイヤの先端を、インクリボンを介して印
    字媒体に打ち付け印字するインパクトドットヘッドにお
    いて、前記印字ワイヤの根元と、該印字ワイヤの根元か
    ら最も近い位置に配設したワイヤガイド部材の間に前記
    印字ワイヤで貫通してコイルバネを設け、前記コイルバ
    ネの両端叉は一端に、前記コイルバネの内径寸法よりも
    小さな内径寸法を有する座巻部を設けたことを特徴とす
    るインパクトドットヘッド。
JP15075392A 1992-06-10 1992-06-10 インパクトドットヘッド Pending JPH05338213A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15075392A JPH05338213A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 インパクトドットヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15075392A JPH05338213A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 インパクトドットヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05338213A true JPH05338213A (ja) 1993-12-21

Family

ID=15503667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15075392A Pending JPH05338213A (ja) 1992-06-10 1992-06-10 インパクトドットヘッド

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