JPH05338107A - 印刷用凹版の製造方法 - Google Patents
印刷用凹版の製造方法Info
- Publication number
- JPH05338107A JPH05338107A JP14923992A JP14923992A JPH05338107A JP H05338107 A JPH05338107 A JP H05338107A JP 14923992 A JP14923992 A JP 14923992A JP 14923992 A JP14923992 A JP 14923992A JP H05338107 A JPH05338107 A JP H05338107A
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- Japan
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- intaglio
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、寸法精度が優れ、均一な版深，ト
−タルピッチの凹みパタ−ンが得られる印刷用凹版の製
造方法を提供することを目的とする。 【構成】この発明の印刷用凹版の製造方法は、母材１１
の両面にそれぞれＮｉめっきを施して厚いＮｉめっき層
１２，１３を形成し、この厚いＮｉめっき層を平坦に研
磨して全体を均一な板厚とし、その後、一方のＮｉめっ
き層の平坦面に所定の凹みパタ−ン１８を形成すること
により、上記の目的を達成することが出来る。
−タルピッチの凹みパタ−ンが得られる印刷用凹版の製
造方法を提供することを目的とする。 【構成】この発明の印刷用凹版の製造方法は、母材１１
の両面にそれぞれＮｉめっきを施して厚いＮｉめっき層
１２，１３を形成し、この厚いＮｉめっき層を平坦に研
磨して全体を均一な板厚とし、その後、一方のＮｉめっ
き層の平坦面に所定の凹みパタ−ン１８を形成すること
により、上記の目的を達成することが出来る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばカラ−液晶表
示装置のカラ−フィルタの製造に用いる印刷用凹版の製
造方法に関する。
示装置のカラ−フィルタの製造に用いる印刷用凹版の製
造方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、カラ−液晶表示装置において
は、カラ−フィルタが用いられている。このカラ−フィ
ルタは、透明基板に光遮光層，Ｒ，Ｇ，Ｂの着色層，オ
−バ−コ−ト層，透明電極が順次積層して形成されてな
っている。そして、着色層の形成に当たっては、印刷
法，顔料分散法，染色法，電着法等があるが、顔料分散
法，染色法，電着法等は開発が先行し実用化されている
ものの、工程が複雑でコストが下がらないという問題が
ある。これに対して、印刷法は低コスト化が可能な技術
として注目を浴び、開発が進められている。
は、カラ−フィルタが用いられている。このカラ−フィ
ルタは、透明基板に光遮光層，Ｒ，Ｇ，Ｂの着色層，オ
−バ−コ−ト層，透明電極が順次積層して形成されてな
っている。そして、着色層の形成に当たっては、印刷
法，顔料分散法，染色法，電着法等があるが、顔料分散
法，染色法，電着法等は開発が先行し実用化されている
ものの、工程が複雑でコストが下がらないという問題が
ある。これに対して、印刷法は低コスト化が可能な技術
として注目を浴び、開発が進められている。
【０００３】例えば、凹版オフセット印刷法は、図３の
（ａ）〜（ｄ）に示すような工程により行なっている。
即ち、同図の（ａ）に示すように定盤１上に着色層に対
応した凹みパタ−ン２を有する凹版３を載せ、着色イン
キ４をこの凹版３に付与する。次に、同図の（ｂ）に示
すように凹版３の凹みパタ−ン２に均一に着色インキ４
を塗布する。次に、同図の（ｃ）に示すように凹版３の
凹みパタ−ン２の着色インキ４をブランケット（転写
体）５に転移する。次に、同図の（ｄ）に示すように定
盤１上の凹版３を透明基板６と交換し、この透明基板６
上にブランケット５に付着した着色インキ４を転写す
る。こうして、透明基板６上に所望の着色層が形成され
る。
（ａ）〜（ｄ）に示すような工程により行なっている。
即ち、同図の（ａ）に示すように定盤１上に着色層に対
応した凹みパタ−ン２を有する凹版３を載せ、着色イン
キ４をこの凹版３に付与する。次に、同図の（ｂ）に示
すように凹版３の凹みパタ−ン２に均一に着色インキ４
を塗布する。次に、同図の（ｃ）に示すように凹版３の
凹みパタ−ン２の着色インキ４をブランケット（転写
体）５に転移する。次に、同図の（ｄ）に示すように定
盤１上の凹版３を透明基板６と交換し、この透明基板６
上にブランケット５に付着した着色インキ４を転写す
る。こうして、透明基板６上に所望の着色層が形成され
る。
【０００４】この際に使用した従来の凹版３は、図４に
示すように構成され、母材７の両面にそれぞれめっきが
施されて厚いＮｉめっき層８，９が形成されている。そ
して、一方の厚いＮｉめっき層８には凹みパタ−ン２が
形成されている。
示すように構成され、母材７の両面にそれぞれめっきが
施されて厚いＮｉめっき層８，９が形成されている。そ
して、一方の厚いＮｉめっき層８には凹みパタ−ン２が
形成されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来の凹版３
は、図示のように母材７にうねりが生じたり、ピンホ−
ル（図示せず）が発生した場合、そのまま多層めっきが
施されるため、一方の厚いＮｉめっき層８に均一な版
深，ト−タルピッチの凹みパタ−ン２が出来ない。その
結果、安定したカラ−フィルタの製造が難しい。
は、図示のように母材７にうねりが生じたり、ピンホ−
ル（図示せず）が発生した場合、そのまま多層めっきが
施されるため、一方の厚いＮｉめっき層８に均一な版
深，ト−タルピッチの凹みパタ−ン２が出来ない。その
結果、安定したカラ−フィルタの製造が難しい。
【０００６】この発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、寸法精度が優れ、均一な版深，ト−タルピッチの凹
みパタ−ンが得られる印刷用凹版の製造方法を提供する
ことを目的とする。
で、寸法精度が優れ、均一な版深，ト−タルピッチの凹
みパタ−ンが得られる印刷用凹版の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この発明は、母材の両面
にそれぞれＮｉめっきを施して厚いＮｉめっき層を形成
し、この厚いＮｉめっき層を平坦に研磨して全体を均一
な板厚とし、その後、一方のＮｉめっき層の平坦面に所
定の凹みパタ−ンを形成する印刷用凹版の製造方法であ
る。
にそれぞれＮｉめっきを施して厚いＮｉめっき層を形成
し、この厚いＮｉめっき層を平坦に研磨して全体を均一
な板厚とし、その後、一方のＮｉめっき層の平坦面に所
定の凹みパタ−ンを形成する印刷用凹版の製造方法であ
る。
【０００８】
【作用】この発明によれば、母材に発生したピンホ−ル
が埋まり、且つ母材のうねりを吸収して均一な板厚とな
る。従って、寸法精度が優れ、均一な版深，ト−タルピ
ッチの凹みパタ−ンが得られる。その結果、この発明の
凹版を利用すれば、安定したカラ−フィルタが容易に製
造出来る。
が埋まり、且つ母材のうねりを吸収して均一な板厚とな
る。従って、寸法精度が優れ、均一な版深，ト−タルピ
ッチの凹みパタ−ンが得られる。その結果、この発明の
凹版を利用すれば、安定したカラ−フィルタが容易に製
造出来る。
【０００９】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の一実施例
を詳細に説明する。
を詳細に説明する。
【００１０】この発明によるカラ−フィルタの製造方法
は、図１および図２に示すように構成され、先ず図１に
示すように母材１１の両面に、それぞれ無電界Ｎｉめっ
きを施して厚いＮｉめっき層１２，１３を形成する。こ
こで、母材１１にピンホ−ル１４が発生している場合
は、このピンホ−ル１４も厚いＮｉめっき層１２により
埋められるが、Ｎｉめっき層１２にはピンホ−ル１４に
対応して凹部１５が生じる。又、図示のように母材１１
にうねりが生じていると、当然、Ｎｉめっき層１２，１
３にもそのままうねりが生じている。
は、図１および図２に示すように構成され、先ず図１に
示すように母材１１の両面に、それぞれ無電界Ｎｉめっ
きを施して厚いＮｉめっき層１２，１３を形成する。こ
こで、母材１１にピンホ−ル１４が発生している場合
は、このピンホ−ル１４も厚いＮｉめっき層１２により
埋められるが、Ｎｉめっき層１２にはピンホ−ル１４に
対応して凹部１５が生じる。又、図示のように母材１１
にうねりが生じていると、当然、Ｎｉめっき層１２，１
３にもそのままうねりが生じている。
【００１１】次に、図２に示すように、両面の厚いＮｉ
めっき層１２，１３を切削して（図の斜線部分を削る）
うねりおよび凹部１５を吸収し、ミクロンオ−ダ−の平
坦度を出す。次に、両方の研磨面１６，１７を研磨して
ポリシャ−にかけ、一方の表面粗さをＲａ０．０２μｍ
まで追い込んでいく。こうして平坦に研磨して全体を均
一な板厚とし、その後、一方のＮｉめっき層１２の平坦
面に所定の凹みパタ−ン１８を形成する。このような結
果、版深，ト−タルピッチ等の寸法精度が優れた印刷用
凹版が得られる。
めっき層１２，１３を切削して（図の斜線部分を削る）
うねりおよび凹部１５を吸収し、ミクロンオ−ダ−の平
坦度を出す。次に、両方の研磨面１６，１７を研磨して
ポリシャ−にかけ、一方の表面粗さをＲａ０．０２μｍ
まで追い込んでいく。こうして平坦に研磨して全体を均
一な板厚とし、その後、一方のＮｉめっき層１２の平坦
面に所定の凹みパタ−ン１８を形成する。このような結
果、版深，ト−タルピッチ等の寸法精度が優れた印刷用
凹版が得られる。
【００１２】
【発明の効果】この発明によれば、母材の両面にそれぞ
れＮｉめっきを施して厚いＮｉめっき層を形成し、この
厚いＮｉめっき層を平坦に研磨して全体を均一な板厚と
し、その後、一方のＮｉめっき層の平坦面に所定の凹み
パタ−ンを形成するので、母材に発生したピンホ−ルが
埋まり、且つ母材のうねりを吸収して均一な板厚の凹版
を提供することが出来る。
れＮｉめっきを施して厚いＮｉめっき層を形成し、この
厚いＮｉめっき層を平坦に研磨して全体を均一な板厚と
し、その後、一方のＮｉめっき層の平坦面に所定の凹み
パタ−ンを形成するので、母材に発生したピンホ−ルが
埋まり、且つ母材のうねりを吸収して均一な板厚の凹版
を提供することが出来る。
【図１】この発明の一実施例に係る印刷用凹版の製造方
法の一工程を示す断面図。
法の一工程を示す断面図。
【図２】この発明の一実施例に係る印刷用凹版の製造方
法の他の工程を示す断面図。
法の他の工程を示す断面図。
【図３】凹版を使用したカラ−フィルタの製造方法（凹
版オフセット印刷法による着色層の形成）の各工程を示
す断面図。
版オフセット印刷法による着色層の形成）の各工程を示
す断面図。
【図４】従来の凹版を示す断面図。
１１…母材、１２，１３…Ｎｉめっき層、１４…ピンホ
−ル、１５…凹部、１６，１７…研磨面、１８…凹みパ
タ−ン。
−ル、１５…凹部、１６，１７…研磨面、１８…凹みパ
タ−ン。
Claims (1)
- 【請求項１】 母材の両面にそれぞれＮｉめっきを施し
て厚いＮｉめっき層を形成し、この厚いＮｉめっき層を
平坦に研磨して全体を均一な板厚とし、その後、一方の
Ｎｉめっき層の平坦面に所定の凹みパタ−ンを形成する
ことを特徴とする印刷用凹版の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14923992A JPH05338107A (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 印刷用凹版の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14923992A JPH05338107A (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 印刷用凹版の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05338107A true JPH05338107A (ja) | 1993-12-21 |
Family
ID=15470927
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14923992A Pending JPH05338107A (ja) | 1992-06-09 | 1992-06-09 | 印刷用凹版の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05338107A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011511958A (ja) * | 2008-01-17 | 2011-04-14 | エルジー・ケム・リミテッド | オフセット印刷用凹板の製造方法 |
| JP2019034469A (ja) * | 2017-08-16 | 2019-03-07 | フソー株式会社 | グラビア印刷用のシリンダロールの製造方法、及びグラビア印刷用のシリンダロールの再生方法 |
-
1992
- 1992-06-09 JP JP14923992A patent/JPH05338107A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011511958A (ja) * | 2008-01-17 | 2011-04-14 | エルジー・ケム・リミテッド | オフセット印刷用凹板の製造方法 |
| JP2019034469A (ja) * | 2017-08-16 | 2019-03-07 | フソー株式会社 | グラビア印刷用のシリンダロールの製造方法、及びグラビア印刷用のシリンダロールの再生方法 |
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