JPS5928198B2 - カラ−写真彫刻用カ−ド - Google Patents
カラ−写真彫刻用カ−ドInfo
- Publication number
- JPS5928198B2 JPS5928198B2 JP53137688A JP13768878A JPS5928198B2 JP S5928198 B2 JPS5928198 B2 JP S5928198B2 JP 53137688 A JP53137688 A JP 53137688A JP 13768878 A JP13768878 A JP 13768878A JP S5928198 B2 JPS5928198 B2 JP S5928198B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- color
- engraving
- card
- synthetic resin
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はカード基材の一部に複数色の色層を厚さ方向に
順次積層してなるカラー写真彫刻部を設けてなるカラー
写真彫刻用カードに関するものである。
順次積層してなるカラー写真彫刻部を設けてなるカラー
写真彫刻用カードに関するものである。
近年各種カードが実用化され、例えば身分証明書、会員
証、クレジットカード、銀行カードが多用されている。
証、クレジットカード、銀行カードが多用されている。
かかるカードに於いて、不正使用を防止するために所有
者の顔写真をカラー写真彫刻する技術が例えば、特開昭
５０−１１５２２号公報等に於いて知られている。同公
報の技術によれば、カード基材上にイエローＹ、マゼン
タＭ、シアンＣ等の色層をストライプ伏に順次並列配置
し、その表面を不透明層で被覆してなるカードを彫刻装
置により各色の対応する位置の不透明被覆を濃淡に応じ
て取除き、各色層を露出して、カラー写真画像を表示す
るものである。しかしながら、同公報の技術によれば各
色層を並設して配置するため、例えばマゼンタＭの色を
表現する場合、マゼンタの色層を面積割合で１／３しか
露出できないため充分な濃度で表現することができない
。
者の顔写真をカラー写真彫刻する技術が例えば、特開昭
５０−１１５２２号公報等に於いて知られている。同公
報の技術によれば、カード基材上にイエローＹ、マゼン
タＭ、シアンＣ等の色層をストライプ伏に順次並列配置
し、その表面を不透明層で被覆してなるカードを彫刻装
置により各色の対応する位置の不透明被覆を濃淡に応じ
て取除き、各色層を露出して、カラー写真画像を表示す
るものである。しかしながら、同公報の技術によれば各
色層を並設して配置するため、例えばマゼンタＭの色を
表現する場合、マゼンタの色層を面積割合で１／３しか
露出できないため充分な濃度で表現することができない
。
本発明はカード基材に複数の色層を厚さ方向に順次積層
してなるもので、充分な濃度の写真画像を得ることがで
きるカラー写真彫刻用カードである。
してなるもので、充分な濃度の写真画像を得ることがで
きるカラー写真彫刻用カードである。
本発明を詳細に説明すれば、第１、２図に示す如くカー
ド基材１はプラスチック材料例えば白色顔料を混入した
硬質塩化ビニルシート通称骨白塩ビシート等の材料より
なるセンターコア２の両面に、カードの使用目的、取扱
い方法、発行会社名等の印刷図柄３を印刷し、さらにそ
の両面に透明硬質塩化ビニルシートよりなるオーバーシ
ート４を接着積層してなるものである。
ド基材１はプラスチック材料例えば白色顔料を混入した
硬質塩化ビニルシート通称骨白塩ビシート等の材料より
なるセンターコア２の両面に、カードの使用目的、取扱
い方法、発行会社名等の印刷図柄３を印刷し、さらにそ
の両面に透明硬質塩化ビニルシートよりなるオーバーシ
ート４を接着積層してなるものである。
このカード基材１の適当な部分に写真彫刻部１０を設け
る。この写真彫刻部１０は色の３原色であるシアンＣ、
マゼンタＭ１イエロ−Ｙ及びホワイトＷ１ブラツクＢｌ
（以下各色を単にＣ，Ｍ，Ｙ，Ｗ，Ｂｌ．とする）の各
色の色層１１Ｃ，１１Ｍ，１１Ｙ，１１Ｗ，１１Ｂ１を
厚さ方向に順次積層してなるものである。各色層の内の
１つは、カード基材の色を前記いづれかの色とすること
により、カード基材がその色層を兼ねるようにすること
ができ、この実施例に於いてはカード基材のセンターコ
ア２として骨白塩ビを用い、骨白塩ビの白色を白色層と
して利用している。
る。この写真彫刻部１０は色の３原色であるシアンＣ、
マゼンタＭ１イエロ−Ｙ及びホワイトＷ１ブラツクＢｌ
（以下各色を単にＣ，Ｍ，Ｙ，Ｗ，Ｂｌ．とする）の各
色の色層１１Ｃ，１１Ｍ，１１Ｙ，１１Ｗ，１１Ｂ１を
厚さ方向に順次積層してなるものである。各色層の内の
１つは、カード基材の色を前記いづれかの色とすること
により、カード基材がその色層を兼ねるようにすること
ができ、この実施例に於いてはカード基材のセンターコ
ア２として骨白塩ビを用い、骨白塩ビの白色を白色層と
して利用している。
ここで本発明に用いられるカラー写真表現構成について
述べれば、第３図に示す如く、所定の彫刻幅Ｗを有する
彫刻針により平行等間隔にスキャニングしながら彫刻す
る。
述べれば、第３図に示す如く、所定の彫刻幅Ｗを有する
彫刻針により平行等間隔にスキャニングしながら彫刻す
る。
そしてその彫刻する深さにより再現される色が定められ
る。即ちＣの色層１１Ｃの露出した部分Ｐ，はＣに再現
され、透明なオーバーシート４まで彫刻された部分Ｐ２
は骨白塩ビが可視されるのでＷに再現される。このよう
に再現される色彩は彫刻される深さにより決められるた
め、各色層の厚さは正確に形成しなければならないこと
はもとより、彫刻に適する厚さとしなければならない。
即ち各層の厚さが薄いと、彫刻して露出すべき色層を正
確に露出することが困難となり、他の色の色層が露出し
て所望の色彩が再現されないことになつてしまう。又、
厚すぎると総体的に深く彫刻しなければならないから彫
刻が困難となり、又各スキヤニングライン間の段差が大
きくなり、画像形成面の凹凸が大きくなるので好ましく
ない。実験の結果、各層の厚さが５〜５０μｍ程度が実
質的な使用範囲であり、好ましくは２０μｍ程度が良好
な結果が得られた。
る。即ちＣの色層１１Ｃの露出した部分Ｐ，はＣに再現
され、透明なオーバーシート４まで彫刻された部分Ｐ２
は骨白塩ビが可視されるのでＷに再現される。このよう
に再現される色彩は彫刻される深さにより決められるた
め、各色層の厚さは正確に形成しなければならないこと
はもとより、彫刻に適する厚さとしなければならない。
即ち各層の厚さが薄いと、彫刻して露出すべき色層を正
確に露出することが困難となり、他の色の色層が露出し
て所望の色彩が再現されないことになつてしまう。又、
厚すぎると総体的に深く彫刻しなければならないから彫
刻が困難となり、又各スキヤニングライン間の段差が大
きくなり、画像形成面の凹凸が大きくなるので好ましく
ない。実験の結果、各層の厚さが５〜５０μｍ程度が実
質的な使用範囲であり、好ましくは２０μｍ程度が良好
な結果が得られた。
この実施例に於いてＹ，Ｍ，Ｃの各色層の厚さ（後述塗
料等の層を含めた各層の厚さ）として２０μｍを採用し
ている。最下と最上に配置される色層の厚さは任意であ
り、最下層としては前述の如くカード基材がｗの色層を
兼ね又最上層の色層１１Ｂ１は８μｍとしている。尚、
この実施例に於いて色彩を再現する３原色として、Ｃ，
Ｍ，Ｙを採用しているが、特にこのＣ，Ｍ，Ｙｌの３原
色に限られるものではなく、レツド、ブルー、グリーン
等の３原色も採用することができる。
料等の層を含めた各層の厚さ）として２０μｍを採用し
ている。最下と最上に配置される色層の厚さは任意であ
り、最下層としては前述の如くカード基材がｗの色層を
兼ね又最上層の色層１１Ｂ１は８μｍとしている。尚、
この実施例に於いて色彩を再現する３原色として、Ｃ，
Ｍ，Ｙを採用しているが、特にこのＣ，Ｍ，Ｙｌの３原
色に限られるものではなく、レツド、ブルー、グリーン
等の３原色も採用することができる。
次にこのようにしてなるカラー写真彫刻用カードの製造
方法の一実施例について述べる。
方法の一実施例について述べる。
カード基材１は５６０μｍ厚の骨白塩ビシートの両面に
図柄３を印刷し、更に１００μ厚の透明塩ビフイルムの
オーバーシート４，４を、両面に接着積層したものを用
いた。次に厚さ１５μｍの透明合成樹脂フイルム（例え
ば塩化ビニルフイルム）１２裏面にＹ塗料を５μ厚にグ
ラビアコートして塗料層１３Ｙを形成し、更に該塗料層
１３Ｙにアルミ蒸着１４を施してＹの色層１１Ｙを得る
。このアルミ蒸着１４は塗料層１３Ｙの光の透過を防ぎ
、その下に位置する色層を隠蔽するために形成される。
同様にして透明合成樹脂フイルムにＭの塗料層１３Ｍを
形成し、アルミ蒸着１４を施してＭの色層１１Ｍを得、
又同様にしてＣの色層１１Ｃを得る。
図柄３を印刷し、更に１００μ厚の透明塩ビフイルムの
オーバーシート４，４を、両面に接着積層したものを用
いた。次に厚さ１５μｍの透明合成樹脂フイルム（例え
ば塩化ビニルフイルム）１２裏面にＹ塗料を５μ厚にグ
ラビアコートして塗料層１３Ｙを形成し、更に該塗料層
１３Ｙにアルミ蒸着１４を施してＹの色層１１Ｙを得る
。このアルミ蒸着１４は塗料層１３Ｙの光の透過を防ぎ
、その下に位置する色層を隠蔽するために形成される。
同様にして透明合成樹脂フイルムにＭの塗料層１３Ｍを
形成し、アルミ蒸着１４を施してＭの色層１１Ｍを得、
又同様にしてＣの色層１１Ｃを得る。
さらにＣの色層の上面にＢ１の塗料を８μ厚に塗布して
Ｂ１の色層１１Ｂ１を形成する。Ｂ１の塗料は隠蔽性が
高いので特にアルミ蒸着を設けなくても良い。このよう
にしてなるフイルム状の色層１１Ｙ，１１Ｍ，１１Ｃ，
１１Ｂ１を貼り合わせたのち、写真彫刻部１０の形状に
打抜くとともにカード基材１に貼着してカード基材１に
写真彫刻部１０を形成する。本発明は以上の如き構成で
あるから、下記に示す如き優れた実用上の効果を有する
。
Ｂ１の色層１１Ｂ１を形成する。Ｂ１の塗料は隠蔽性が
高いので特にアルミ蒸着を設けなくても良い。このよう
にしてなるフイルム状の色層１１Ｙ，１１Ｍ，１１Ｃ，
１１Ｂ１を貼り合わせたのち、写真彫刻部１０の形状に
打抜くとともにカード基材１に貼着してカード基材１に
写真彫刻部１０を形成する。本発明は以上の如き構成で
あるから、下記に示す如き優れた実用上の効果を有する
。
即ち、本発明のカラー写真彫刻用カードは、厚さ方向に
各色層を積層したものであるから、各色層を並列配置し
たものに比較し、写真彫刻部のどの微小部分に於いても
任意の色の色層を露出できるから充分な濃度のカラー写
真表示をすることができる。
各色層を積層したものであるから、各色層を並列配置し
たものに比較し、写真彫刻部のどの微小部分に於いても
任意の色の色層を露出できるから充分な濃度のカラー写
真表示をすることができる。
又、各色層を並列配置したものは各色層の位置が決めら
れているため彫刻に先だつて位置合わせをしなければな
らないが、本発明の構成によれば深さにより色が再現さ
れるため、位置を合わせる必要はない。又、合成樹脂フ
イルムにより色層が形成されており、合成樹脂フイルム
は厚さを均一にすることができるので、各色層の厚さ精
度を正確にすることができる。
れているため彫刻に先だつて位置合わせをしなければな
らないが、本発明の構成によれば深さにより色が再現さ
れるため、位置を合わせる必要はない。又、合成樹脂フ
イルムにより色層が形成されており、合成樹脂フイルム
は厚さを均一にすることができるので、各色層の厚さ精
度を正確にすることができる。
図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は本カラ
一写真彫刻用カードの平面図、第２図は第１図Ａ−Ａ線
に於ける断面図、第３図はカラー写真彫刻後の同断面図
である。 １・・・カード基材、２・・・センターコア、３・・・
図柄、４・・・オーバーシート、１０・・・写真彫刻部
、１１・・・色層。
一写真彫刻用カードの平面図、第２図は第１図Ａ−Ａ線
に於ける断面図、第３図はカラー写真彫刻後の同断面図
である。 １・・・カード基材、２・・・センターコア、３・・・
図柄、４・・・オーバーシート、１０・・・写真彫刻部
、１１・・・色層。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 熱可塑性合成樹脂等の材料よりなるカード基材の一
部にカラー写真彫刻部を設け、該カラー写真彫刻部は３
原色、ホワイト、及びブラックの各色層を厚さ方向に順
次積層してなるものであり、前記各色層の内少なくとも
最下層と最上層を除く色層は着色合成樹脂フィルムより
なり、その厚さは５〜４０μｍであることを特徴とする
カラー写真彫刻用カード。 ２ 着色合成樹脂フィルムが透明合成樹脂フィルム裏面
に塗料層を塗布してなるものである特許請求の範囲第１
項記載のカラー写真彫刻用カード。 ３ 着色合成樹脂フィルムが色素の混入された合成樹脂
フィルムである特許請求の範囲第１項記載のカラー写真
彫刻用カード。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53137688A JPS5928198B2 (ja) | 1978-11-08 | 1978-11-08 | カラ−写真彫刻用カ−ド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53137688A JPS5928198B2 (ja) | 1978-11-08 | 1978-11-08 | カラ−写真彫刻用カ−ド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5584974A JPS5584974A (en) | 1980-06-26 |
| JPS5928198B2 true JPS5928198B2 (ja) | 1984-07-11 |
Family
ID=15204474
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53137688A Expired JPS5928198B2 (ja) | 1978-11-08 | 1978-11-08 | カラ−写真彫刻用カ−ド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5928198B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3048733C2 (de) * | 1980-12-23 | 1983-06-16 | GAO Gesellschaft für Automation und Organisation mbH, 8000 München | "Ausweiskarte und Verfahren zur Herstellung derselben" |
| WO2010116408A1 (ja) * | 2009-04-07 | 2010-10-14 | セムコ株式会社 | 画像彫刻装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5276701U (ja) * | 1975-12-02 | 1977-06-08 | ||
| JPS5275496U (ja) * | 1975-12-02 | 1977-06-06 | ||
| JPS5350698U (ja) * | 1976-10-01 | 1978-04-28 |
-
1978
- 1978-11-08 JP JP53137688A patent/JPS5928198B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5584974A (en) | 1980-06-26 |
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