JPH05337989A - 樹脂封止用金型 - Google Patents

樹脂封止用金型

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JPH05337989A
JPH05337989A JP17017592A JP17017592A JPH05337989A JP H05337989 A JPH05337989 A JP H05337989A JP 17017592 A JP17017592 A JP 17017592A JP 17017592 A JP17017592 A JP 17017592A JP H05337989 A JPH05337989 A JP H05337989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
gate
resin
cavity
lead frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP17017592A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanobu Ikeda
正信 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Apic Yamada Corp
Original Assignee
Apic Yamada Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Apic Yamada Corp filed Critical Apic Yamada Corp
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Publication of JPH05337989A publication Critical patent/JPH05337989A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体装置の樹脂封止部の厚さが薄いリード
フレームの樹脂封止用金型において、成形された樹脂封
止部の厚さとゲート枝との厚さの差を大きくすることが
可能な樹脂封止用金型を提供する。 【構成】 上型10と下型16とで形成されるキャビテ
ィ20内に配設されたリードフレーム22の封止部を樹
脂封止する樹脂封止用金型10、16において、前記キ
ャビティ20へ溶融樹脂を導入するゲート32、34が
前記上型10および前記下型16へ設けられ、両方の前
記ゲート32、34は上型10と下型16との間にセッ
トされるリードフレーム22に設けられている貫通孔3
0を介して連通可能であると共に、該貫通孔30はゲー
ト32、34がキャビティ20と接続する部位に開口し
ている

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は樹脂封止用金型に関し、
一層詳細には上型と下型とで形成されるキャビティ内に
配設されたリードフレームの封止部を樹脂封止する樹脂
封止用金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置用リードフレームの封
止部を樹脂封止する樹脂封止用金型を図6に示し、その
金型で樹脂封止された半導体装置を図7に示す。従来の
樹脂封止用金型には、上型100と下型102とで形成
されるキャビティ104内に配設されたリードフレーム
106の封止部108を樹脂封止すべく、溶融樹脂をキ
ャビティ104内へ導入するゲート110が設けられて
いる。ゲート110は下型102のパーティング面に形
成され、リードフレーム106に対して下側からキャビ
ティ104内へ導入される(矢印X)。リードフレーム
106に対して下側からキャビティ104内へ導入され
た溶融樹脂は封止部108に設けられている貫通孔(不
図示)を経由してリードフレーム106に対して上側の
キャビティ104内へも流入し、キャビティ104内を
充填する。樹脂封止された半導体装置112(図7)の
ゲート枝114等は成形後のディゲート工程において、
パッケージ部116から除去される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の樹脂封止用金型には次のような課題がある。リー
ドフレーム106の封止部108を樹脂封止して得られ
る半導体装置112は、成形終了後、ゲート枝114を
ディゲート工程においてパッケージ部116から折損し
て除去されるのであるが、昨今、半導体装置112のパ
ッケージ部116の厚さが薄い、薄型半導体装置が要求
されている。パッケージ部116の厚さとゲート枝11
4との厚さの差、すなわち図7にZで示す距離、または
金型において、図6にYで示す距離が小さくならざるを
得なくなってきた。距離YおよびZが小さいと、ゲート
枝114をディゲート工程においてパッケージ部116
から折損除去する際にパッケージ部116を形成してい
る樹脂部分をも損傷させてしまうという課題がある。そ
こで、ゲート110のキャビティ104との接続口11
8の面積を小さくすれば、薄型の半導体装置用であって
も距離YおよびZを大きく保持できると考えたが、実際
には溶融樹脂に含有されるシリカの粒径等との関係で接
続口118を小さくし過ぎるとゲート110において詰
まりが発生してしまう。従ってゲート110のキャビテ
ィ104との接続口118の面積はある程度以上の大き
さを確保する必要があるため、当該接続口118を小さ
くするのにも限界がある。従って、本発明は半導体装置
の樹脂封止部の厚さが薄いリードフレームの樹脂封止用
金型において、成形された樹脂封止部の厚さとゲート枝
との厚さの差を大きくすることが可能な樹脂封止用金型
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は次の構成を備える。すなわち、上型と下型とで
形成されるキャビティ内に配設されたリードフレームの
封止部を樹脂封止する樹脂封止用金型において、前記キ
ャビティへ溶融樹脂を導入するゲートが前記上型および
前記下型へ設けられ、両方の前記ゲートは上型と下型と
の間にセットされるリードフレームに設けられている貫
通孔を介して連通可能であると共に、該貫通孔はゲート
がキャビティと接続する部位に開口していることを特徴
とする。
【0005】
【作用】作用について説明する。キャビティへ溶融樹脂
を導入するゲートが上型および下型へ設けられ、両方の
ゲートは上型と下型との間にセットされるリードフレー
ムに設けられている貫通孔を介して連通可能であると共
に、貫通孔はゲートがキャビティと接続する部位に開口
しているため、キャビティの中央にゲート接続部位を位
置させることができる。キャビティの中央にゲート接続
部位を位置させることにより、樹脂封止されたパッケー
ジ部とゲート枝との厚さの差を大きくすることが可能と
なる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について添付図
面と共に詳述する。まず、第1実施例について図1(上
型を省略した金型の部分平面図)および図2(型閉状態
における部分断面図)と共に説明する。10は金型を構
成する上型であり、下面であるパーティング面12aに
は上型キャビティ部14が凹設されている。16は金型
を構成する下型であり、上面であるパーティング面12
bであって、上型キャビティ部14と対向する位置には
下型キャビティ部18が凹設されている。上型10およ
び下型16は不図示の型駆動機構により相対的な開閉が
可能になっている。図2に示す型閉状態において上型キ
ャビティ部14と下型キャビティ部18とでパッケージ
部成形用の1個のキャビティ20が形成される。
【0007】22はリードフレームであり、ダイパット
24に半導体チップ38が搭載される。ダイパット24
とダイパット24を囲繞するリード26の内側部分は金
型内へセットされた際にはキャビティ20内へ配置され
る(図2参照)。リードフレーム22のダイパット24
とサイドレール28との間には貫通孔30が透設されて
いる。32は上型ゲートであり、上型10のパーティン
グ面12aに凹設されている。上型ゲート32は溶融樹
脂をキャビティ20内へ導入するための樹脂路である。
34は下型ゲートであり、下型16のパーティング面1
2bであって、上型ゲート32と対向する位置にに凹設
されている。上型ゲート32も溶融樹脂をキャビティ2
0内へ導入するための樹脂路である。
【0008】図2に示す型閉状態において上型ゲート3
2と下型ゲート34とで1本の樹脂導入路を形成する。
上型ゲート32と下型ゲート34は上型10と下型16
との間にセットされたリードフレーム22の貫通孔30
を介して連通可能であると共に、上型ゲート32と下型
ゲート34がキャビティ20と接続する部位も貫通孔3
0と対応する位置になっている。従って、上型ゲート3
2と下型ゲート34とで構成されるキャビティ20への
1本の樹脂導入路はキャビティ20の上下方向の中央で
キャビティ20空間と接続する。
【0009】キャビティ20の上下方向、すなわち成形
されるパッケージ部の厚さ方向の中央に上型ゲート32
と下型ゲート34ゲートの接続部位を位置させることに
より、仮に当該接続部位の断面積が、従来のゲート11
0の接続口118と同じ大きさに形成したとしても距離
Aは従来の距離Y(または距離Z)より大きく設定する
ことが可能となる(図6および図7参照)。従って、距
離Aを大きくすることにより、樹脂封止された半導体装
置のパッケージ部とゲート枝との厚さの差を大きくする
ことができる。パッケージ部とゲート枝との厚さの差を
大きくすると、ディゲート工程においてゲート枝をパッ
ケージ部から折損除去する際にパッケージ部を形成して
いる樹脂部分の損傷を可及的に防止可能となる。
【0010】次に図3および図4と共に第2実施例につ
いて説明する。なお、第1実施例と同一の構成部材につ
いては第1実施例と同一の符号を付し、説明は省略す
る。第2実施例において、上型ゲート32と下型ゲート
34のキャビティ20との接続部位は、ダイパット24
の吊りピン36と対応する位置である。吊りピン36は
上型ゲート32と下型ゲート34とで構成される樹脂導
入路内を挿通している。吊りピン36が樹脂導入路内へ
挿通されていると、上型ゲート32と下型ゲート34ゲ
ートの接続部位の断面積が吊りピン36の断面積分減少
することになるが、吊りピン36の断面積はリード26
の断面積と比べ、かなり小さいためゲート詰まりを起こ
すおそれはない。
【0011】次に図5と共に第3実施例について説明す
る。なお、先行実施例と同一の構成部材については先行
実施例と同一の符号を付し、説明は省略する。第3実施
例において、上型10側に形成されている上型ゲート3
2はリードフレーム22の貫通孔30に対応する部分の
みに凹設されている。この実施例において下型16に形
成されている下型ゲート34へ導入された溶融樹脂は、
下型ゲート34から直接キャビティ20内へ進入すると
共に、貫通孔30から上型ゲート32からキャビティ2
0内へ進入するようになっている。以上、本発明の好適
な実施例について種々述べてきたが、本発明は上述の実
施例に限定されるのではなく、発明の精神を逸脱しない
範囲で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0012】
【発明の効果】本発明に係る樹脂封止用金型を用いる
と、キャビティの上下方向、すなわち成形されるパッケ
ージ部の厚さ方向の中央に上型に形成されているゲート
と下型に形成されているゲートの接続部位を位置させる
ことにより、仮に当該接続部位の断面積が、従来のゲー
トの接続口と同じ大きさに形成したとしても、樹脂封止
されたパッケージ部とゲート枝との厚さの差を大きくす
ることが可能となるので、当該差を大きくすることによ
り、樹脂封止された半導体装置のパッケージ部とゲート
枝との厚さの差を大きくすることができる。パッケージ
部とゲート枝との厚さの差を大きくすると、樹脂封止部
の厚さが薄い半導体装置であってもディゲート工程にお
いてゲート枝をパッケージ部から折損除去する際にパッ
ケージ部を形成している樹脂部分の損傷を可及的に防止
可能となる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る樹脂封止用金型の第1実施例にお
いて、上型を省略した金型を示した部分平面図。
【図2】第1実施例の金型の型閉状態における部分断面
図。
【図3】第2実施例の金型において、上型を省略した金
型を示した部分平面図。
【図4】第2実施例の金型の型閉状態における部分断面
図。
【図5】第3実施例の金型の型閉状態における部分断面
図。
【図6】従来の金型の型閉状態における部分断面図。
【図7】図6の金型で樹脂封止された半導体装置の部分
正面図。
【符号の説明】
10 上型 14 上型キャビティ部 16 下型 18 下型キャビティ部 20 キャビティ 22 リードフレーム 30 貫通孔 32 上型ゲート 34 下型ゲート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上型と下型とで形成されるキャビティ内
    に配設されたリードフレームの封止部を樹脂封止する樹
    脂封止用金型において、 前記キャビティへ溶融樹脂を導入するゲートが前記上型
    および前記下型へ設けられ、両方の前記ゲートは上型と
    下型との間にセットされるリードフレームに設けられて
    いる貫通孔を介して連通可能であると共に、該貫通孔は
    ゲートがキャビティと接続する部位に開口していること
    を特徴とする樹脂封止用金型。
JP17017592A 1992-06-04 1992-06-04 樹脂封止用金型 Pending JPH05337989A (ja)

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JP17017592A JPH05337989A (ja) 1992-06-04 1992-06-04 樹脂封止用金型

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