JP2600411B2 - 半導体樹脂封止用金型 - Google Patents

半導体樹脂封止用金型

Info

Publication number
JP2600411B2
JP2600411B2 JP2001900A JP190090A JP2600411B2 JP 2600411 B2 JP2600411 B2 JP 2600411B2 JP 2001900 A JP2001900 A JP 2001900A JP 190090 A JP190090 A JP 190090A JP 2600411 B2 JP2600411 B2 JP 2600411B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
resin
mold
semiconductor
lead frame
air vent
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001900A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03206629A (ja
Inventor
俊昭 城内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2001900A priority Critical patent/JP2600411B2/ja
Publication of JPH03206629A publication Critical patent/JPH03206629A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2600411B2 publication Critical patent/JP2600411B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体集積回路素子(以下ICと称す)を樹脂
封止する為の封止用金型に関し、特に光学素子を透明樹
脂にて封止成形する半導体樹脂封止用金型に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の半導体樹脂封止用金型は、第4図の分
解斜視図および第5図の断面図に示すように、上型およ
び下型キャビティ2b,2aのエアー排出用通気孔(以下エ
アーベント7と称す)が樹脂注入口(以下ゲートと称
す)のある側面に対する反対側の側面の任意の位置で、
リードフレーム4の上面と底面とに接する上下それぞれ
の金型1b,1aの表面のみに形成されていた。また、封止
する半導体素子5が光素子の場合には、用いられる透明
樹脂の溶融粘度は、約300poiseと通常のIC封止用樹脂の
約200poiseに比べ高いため、樹脂注入時のボンディング
ワイヤー流れを防止する為に注入速度を通常のものの半
分程度で行なっていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来の半導体樹脂封止用金型は、リードフレ
ームに接する面にしかエアーベントが形成されていな
い。また、樹脂注入時のワイヤー変形を防止する為に樹
脂注入速度を遅くする必要があり、通常、1個のキャビ
ティ部に樹脂が流入し始めてから完全に充填されるまで
10秒以上かかっていた。
そうした場合、樹脂注入用の射出シリンダーによって
強制的にキャビティ部へ押し入れられた樹脂は、ゲート
口からキャビティ部を通過し反対側の側面へ到達する時
に第5図に示す樹脂11の如く流動し、上型キャビティ2b
に閉ざされた空気層10は排気孔を失い、最終的にはICの
外観にボイド或いはひけとなって現れ、不良となる要因
の一つとなっていた。
特に光半導体としては、こう言ったボイド、ひけによ
る光の乱反射、屈折等が光学特性に直接悪影響を及ぼす
為問題となっていた。
上述した従来の半導体樹脂封止用金型は、リードフレ
ームと接触する上金型と下金型の表面のみにエアーベン
トを有しているのに対し、本発明は上金型のキャビティ
部側面の一部を成す部分を分割構造とし、その分割ブロ
ックの上型キャビティ部の上面高さに相当する部分にも
エアーベントを設ける。そうすることにより、本封止用
金型は、リードフレームの下面,リードフレームの上
面、及びパッケージの上面の3層のエアーベントを有す
るという相違点がある。
また、エアーベントは、樹脂注入ゲートのゲート幅中
心点とリードフレームに搭載された半導体素子の中点と
を結ぶ延長線上に位置するという相違点を有する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の半導体樹脂封止用金型は、下金型と、上金型
と、その中間に挟持される分割ブロックとからなる。下
金型には樹脂の流動経路になるランナー,サブランナー
及びゲートと、パッケージを形成するキャビティと、そ
れら凹部空間のエアー排出を行うためのエアーベントが
形成され、上金型には、下金型キャビティと相対する部
分にキャビティが形成されている。そして、分割ブロッ
クは、上面及び底面に下金型と同等のエアーベントを有
し、下金型のガイドピンにより位置が固定される様にな
っている。
〔実施例〕
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の実施例1の分解斜視図である。1aは
下金型,1bは上金型で3が分割ブロックである。下金型1
aには、図示しないランナーとサブランナー6,下パッケ
ージとなる下型キャビティ2a,及び深さ5μm程度のエ
アーベント7が形成され、また、リードフレーム4を固
定するためのリードフレームガイドピン8aと、分割ブロ
ック3を固定するためのガイドピン9aがそれぞれ植設さ
れている。上金型1bには、ICの上パッケージとなる部分
の上型キャビティ2bと、ガイドピン逃げ穴9cが形成され
ている。そして、分割ブロック3には、上面と底面とに
深さ5μm程度のエアーベント7が形成されており、ま
た、ガイド穴9b及びリードフレームガイドピン逃げ穴8c
がそれぞれ貫通されている。
本金型1a,1b、分割ブロック3,及びリードフレーム4
は、樹脂注入時は第2図の実施例1の機能部断面図に示
す如く挟持,加圧され、サブランナー6より溶融した樹
脂11が下型および上型キャビティ2a,2bへ注入されてい
く。その時、前述した通り強制的に注入された樹脂11
は、キャビティ内にて先端が崩れた様な形状となり、上
型キャビティ2bに空気層10が残留するが、分割ブロック
3の上面に形成された前記エアーベント7より排出さ
れ、樹脂11は下型および上型キャビティ2a,2b全てに充
填され、樹脂注入を終了する。
次に本発明の実施例2について説明する。本実施例で
はエアーベントの位置をある条件に基づき設定するもの
であり、第3図のパッケージ平面図を用いて説明する。
まず、パッケージ15の一辺に形成されたゲートのゲート
幅に対する中心点12を点Aとする。またリードフレーム
に搭載された半導体素子5の中点13を点Bとし、点Aと
点Bとを結ぶ延長線を仮想する。そうした場合、その延
長線とパッケージ15の他の一辺との交点を点Cとし、C
点を中心とした所定幅のエアーベントを形成するもので
ある。
通常、この種の半導体素子の樹脂封入は、樹脂流入過
程においてゲートより注入された溶融樹脂がキャビティ
を進行して充填されるわけであるが、厚さ約500μm程
度の半導体素子の上面及び下面においては、樹脂の流動
抵抗が他の部分に比べて大きいため進行速度が遅くな
り、溶融樹脂は、第3図に示す樹脂境界線16の様な流動
形態を示す。この場合、半導体素子中点13の点Bを中心
としたゲートと対称な位置が最も樹脂到達が遅くなり、
その部分にエアーベントを設けることがボイド等の不良
削減に効果的である。
但し本実施例は、もちろん実施例1と同様の3層エア
ーベントと併用して用いることによって、より多大な効
果が得られるのは言うまでもなく、また、本実施例に示
す位置以外にもエアーベントを追加で設けることは何ら
さしつかえない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、エアーベントを3層構
造にしたり、或いは半導体素子を中心にゲートと対称な
位置に設けることにより、樹脂注入時に金型のキャビテ
ィ内に残留する空気を極力少なくすることができる。し
たがって、成形後の製品において、パッケージ表面のひ
け、及びパッケージ内部のボイド等の発生を大幅に軽減
することが可能である。
特に光学素子においては、ごく微小な気泡やごみ等に
よっても感度劣化等が見られることからみても大幅な品
質向上となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1の分解斜視図、第2図は実施
例1の機能部断面図、第3図は本発明の実施例2のパッ
ケージ平面図、第4図は従来の金型の分解斜視図、第5
図は従来の金型の機能部断面図である。 1a……下金型、1b……上金型、2a……下型キャビティ、
2b……上型キャビティ、3……分割ブロック、4……リ
ードフレーム、5……半導体素子、6……サブランナ
ー、7……エアーベント、8a……リードフレームガイト
ピン、8b……リードフレームガイド穴、8c……リードフ
レームガイドピン逃げ穴、9a……ガイドピン、9b……ガ
イド穴、9c…ガイドピン逃げ穴、10……空気層、11……
樹脂、12……ゲート中心点、13……半導体素子中点、14
……エアーベント中心点、15……パッケージ、16……樹
脂境界線。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リードフレームに搭載された半導体素子を
    金属細線にてボンディング後樹脂封止する為の上下一対
    の半導体樹脂封止用金型において、前記上金型をブロッ
    クに分割し、この分割ブロックの一つは少なくとも上型
    キャビティの一側面を形成する面と前記リードフレーム
    に接触する面とを有するとともに厚さが前記上型キャビ
    ティの高さと略同一に形成され、この厚さ上面にエアー
    排出用通気口を設けたことを特徴とする半導体樹脂封止
    用金型。
  2. 【請求項2】前記エアー排出用通気口を、上型キャビテ
    ィの少なくとも樹脂注入口の中心と半導体素子の中心と
    を結ぶ延長線上に位置する箇所に設けた請求項1記載の
    半導体樹脂封止用金型。
JP2001900A 1990-01-08 1990-01-08 半導体樹脂封止用金型 Expired - Lifetime JP2600411B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001900A JP2600411B2 (ja) 1990-01-08 1990-01-08 半導体樹脂封止用金型

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001900A JP2600411B2 (ja) 1990-01-08 1990-01-08 半導体樹脂封止用金型

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03206629A JPH03206629A (ja) 1991-09-10
JP2600411B2 true JP2600411B2 (ja) 1997-04-16

Family

ID=11514458

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001900A Expired - Lifetime JP2600411B2 (ja) 1990-01-08 1990-01-08 半導体樹脂封止用金型

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2600411B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100583496B1 (ko) * 2000-08-14 2006-05-24 앰코 테크놀로지 코리아 주식회사 반도체패키지용 회로기판

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60182142A (ja) * 1984-02-28 1985-09-17 Toshiba Corp 半導体装置の樹脂封止用金型

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03206629A (ja) 1991-09-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0722560A (ja) 半導体装置用リードフレーム
JP3411448B2 (ja) 半導体素子の樹脂封止金型及び半導体装置の製造方法
JP2911906B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP2600411B2 (ja) 半導体樹脂封止用金型
JPH1158449A (ja) 半導体装置の樹脂封止成形金型
JPH06304973A (ja) 射出成形金型
JP2778332B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JP3038275B2 (ja) 樹脂封止方法及び樹脂封止装置
JPH07214600A (ja) 透明樹脂封止型半導体装置の成形用金型
KR940001387B1 (ko) 반도체소자의 수지밀봉방법
JP3165234B2 (ja) リードフレームのディゲート方法およびこれに用いるリードフレーム
JPS5951133B2 (ja) パツケ−ジング方法
JPH10340976A (ja) 樹脂封止型半導体装置
JP2812327B1 (ja) 光半導体装置樹脂封止金型
JP2000031177A (ja) 樹脂封止用金型及び樹脂封止方法
JPH0637231A (ja) リードフレームおよびそれを用いたレジンモールド形半導体装置
KR0122888Y1 (ko) 반도체 팩키지 성형용 몰드
JPH071769B2 (ja) 半導体装置の樹脂封止用金型
JPS63265454A (ja) 半導体装置
JPH08306719A (ja) 半導体装置の樹脂封止装置および樹脂封止方法
JPH0319229Y2 (ja)
JPH0726088Y2 (ja) トランスファー成形用金型
JPS61144033A (ja) 半導体装置の樹脂封止成形方法
JPS63202945A (ja) 樹脂封止型半導体装置の製造方法
JPH10125706A (ja) 樹脂封止装置