JPH05337860A - ロボットハンドの教示装置およびロボットハンド - Google Patents

ロボットハンドの教示装置およびロボットハンド

Info

Publication number
JPH05337860A
JPH05337860A JP4171568A JP17156892A JPH05337860A JP H05337860 A JPH05337860 A JP H05337860A JP 4171568 A JP4171568 A JP 4171568A JP 17156892 A JP17156892 A JP 17156892A JP H05337860 A JPH05337860 A JP H05337860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
finger
teaching
angle
stiffness
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4171568A
Other languages
English (en)
Inventor
Senji Mimura
宣治 三村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Central R&D Labs Inc
Priority to JP4171568A priority Critical patent/JPH05337860A/ja
Publication of JPH05337860A publication Critical patent/JPH05337860A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 多指多自由度型ロボットハンドにおいて、動
作教示のための操作を効率的且つ簡単にするとともに教
示された動作を正確に実行すること。 【構成】 3の自由度を有する3個の操作棒11〜13
と1の自由度を有する9個の設定器14A〜16Cを配
備した操作卓1と、操作棒と設定器による操作量に基づ
き各指の各関節の角度、スティフネスの教示目標値を演
算する第1の演算装置2と、教示時および実行時におい
てロボットハンドRHの各指の各関節を回転駆動するリ
ンク駆動系3Aと9個のドライバ回路31〜39で構成
されるドライバ回路3Bとから成る駆動装置3と、教示
目標値と教示目標値に従い動作させた時の各関節の角度
およびトルクの実測値を記憶する記憶装置4と、記憶装
置によって記憶した各教示目標値と実測値からロボット
ハンドRHの実行時における目標値を演算する第2の演
算装置5とから成るロボットハンドおよびその教示装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人間が手作業で行う各
種作業を代替して行う人間類似型ロボットハンドの教示
装置およびその教示内容に従い作業を行うロボットハン
ドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】第1の従来の技術としては、実用に供さ
れている産業用ロボットの教示装置の大部分のもので、
複数個のキーにより構成されたキーボードを使用し、各
キーがロボットの自由度と対応しており、教示内容をそ
れぞれ設定するものであった。
【0003】第2の従来技術としては、操作者の手の各
部にセンサを取り付け、操作者の手の動きとロボットハ
ンドの動きが対応するように教示するものがあった。
【0004】第3の従来技術としては、ハンドの各操作
量をある基準座標で表し、直接数値データとしてプログ
ラム中に記述し、動作プログラムとして与えて教示する
ものがあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の従来技術
は、多指多自由度構造のロボットハンドにおいては相互
に関連する複数の指および複数の関節の動作を同時に教
示する必要があるため、操作が非常に煩雑となり、実用
的で無いばかりか教示が困難な場合も有るという問題が
有った。
【0006】上記第2の従来技術は、人の手の構造およ
び大きさとロボットハンドのそれとが殆どの場合一致し
ていないため、うまく教示が出来ないとともに、教示装
置自体が大掛かりで複雑なため工業用としては適さない
という問題があった。
【0007】上記第3の従来技術は、一般の工業部品の
ように形状および配置が複雑な対象物を取り扱う場合、
前記各操作量のデータが膨大となり、殆どの場合実用上
困難であるという問題があった。
【0008】そこで本発明者は、ロボットハンドの複数
の自由度の教示値の設定を一度の操作により行えば教示
が簡単になるという本発明の技術的思想に着眼し、研究
開発を重ねた結果、複数の自由度を有する複数の操作棒
と複数の設定器によりロボットハンドの教示のための設
定を行う本発明に到達し、教示のための操作および準備
作業が簡単であり、大掛かりな装置が不要であるという
目的を実現するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のロボットハンドの教示装置は、複数の自
由度を有し、各指の各関節の角度に関連する量を設定す
る操作棒と、各指の各関節のスティフネスに関連する量
を設定する設定器と、設定された各指の各関節の角度お
よびスティフネスに関連する量に基づき各指の各関節の
角度およびスティフネスの教示目標値を演算する演算装
置と、演算された各指の各関節の教示目標値に基づき各
指を駆動する駆動装置と、前記各指の各関節の教示目標
値と、駆動装置により駆動した時の各指の各関節の角度
およびトルクとを記憶する記憶装置とから成るものであ
る。
【0010】本発明(請求項2に記載の第2発明)のロ
ボットハンドの教示装置は、複数の自由度を有し、各指
の各関節の角度を設定する操作棒と、各指の各関節のス
ティフネスを設定する設定器と、設定された各指の各関
節の角度およびスティフネスに基づき各指の各関節の角
度およびスティフネスの教示目標値を演算する演算装置
と、演算された各指の各関節の教示目標値に基づき各指
の各関節を駆動する駆動装置と、前記各指の各関節の角
度およびスティフネスの教示目標値と、駆動装置により
駆動した時の各指の各関節の角度およびトルクの実測値
とを記憶する記憶装置とから成るものである。
【0011】本発明(請求項3に記載の第3発明)のロ
ボットハンドの教示装置は、複数の自由度を有し、各指
の指先目標位置を設定する操作棒と、各指の各関節のス
ティフネスを設定する設定器と、設定された各指の指先
目標位置および各関節のスティフネスに基づき各指の各
関節の角度およびスティフネスの教示目標値を演算する
演算装置と、演算された各指の各関節の教示目標値に基
づき各指先目標位置を教示された状態にすべく各指の各
関節を駆動する駆動装置と、前記各指の各関節の角度お
よびスティフネスの教示目標値と、駆動装置により駆動
した時の各指の各関節の角度およびトルクの実測値とを
記憶する記憶装置とから成るものである。
【0012】本発明(請求項4に記載の第4発明)のロ
ボットハンドの教示装置は、ハンド近傍の任意の位置に
想定する座標系の原点位置を複数の自由度における各設
定値により設定する第1の操作棒と、前記原点を原点と
する座標軸の方向を複数の自由度における各設定値によ
り設定する第2の操作棒と、前記座標系における各指先
位置を複数の自由度における各設定値により設定する第
3の操作棒と、各設定器をハンドの各関節または指先座
標軸に対応させて各指の各関節または指先のスティフネ
スを設定する設定器と、設定された座標系の原点位置、
各座標軸方向、各指先位置、および各指の各関節の角度
または指先のスティフネスに基づき各指の各関節の角度
およびスティフネスの教示目標値を演算する演算装置
と、演算された各指の各関節の角度およびスティフネス
の教示目標値に基づき設定された座標における各指先位
置と各関節の角度およびスティフネスとを教示された状
態にすべく各関節を駆動する駆動装置と、前記各指の各
関節の角度およびスティフネスの教示目標値と、駆動装
置により駆動した時の各指の各関節の角度およびトルク
の実測値とを記憶する記憶装置とから成るものである。
【0013】本発明(請求項5に記載の第5発明)のロ
ボットハンドは、第1発明に対して記憶装置に記憶され
た各指の各関節の角度およびスティフネスの教示目標値
と上記教示目標値に基づきロボットハンドを駆動した時
の各指の各関節の角度およびトルクの実測値とに基づ
き、ロボットハンドの実行時における実行目標値を演算
する第2の演算装置を付加したものである。
【0014】
【作用】上記構成より成る第1発明のロボットハンドの
教示装置は、各指の各関節の角度およびスティフネスに
関連する量が設定され、設定に基づき演算装置により各
指の各関節の教示目標値が演算され、演算された各指の
各関節の教示目標値に基づき駆動装置により各指の各関
節を駆動し、前記各指の各関節の教示目標値と教示目標
値に基づき駆動された時の各指の各関節の角度およびト
ルクとを記憶装置により記憶する。
【0015】上記構成より成る第2発明のロボットハン
ドの教示装置は、各指の各関節の角度が設定棒により設
定されるとともに、各指の各関節のスティフネスが設定
され、設定された各指の各関節の角度およびスティフネ
スに基づき演算装置により各指の各関節の教示目標値が
演算され、演算された各指の各関節の教示目標値に基づ
き駆動装置により各指の各関節を駆動し、前記各指の各
関節の教示目標値と教示目標値に基づき駆動された時の
各指の各関節の角度およびトルクとを記憶装置により記
憶する。
【0016】上記構成より成る第3発明のロボットハン
ドの教示装置は、各指の指先目標位置が設定棒により設
定されるとともに、各指の各関節のスティフネスが設定
され、設定された各指の指先目標値および各関節のステ
ィフネスに基づき演算装置により各指の各関節の角度お
よびスティフネスの教示目標値が演算され、演算された
各指の各関節の教示目標値に基づき駆動装置により各指
の各関節を駆動し、前記各指の各関節の角度およびステ
ィフネスの教示目標値と、教示目標値に基づき駆動され
た時の各指の各関節の角度およびトルクとを記憶装置に
より記憶する。
【0017】上記構成より成る第4発明のロボットハン
ドの教示装置は、ハンド近傍の任意の位置に想定する座
標系の原点位置を第1の操作棒により設定し、前記原点
を原点とする座標軸の方向を第2の操作棒により設定
し、座標系における各指先位置を第3の操作棒により設
定するとともに各指の各関節軸または指先のスティフネ
スを設定器により設定し、設定された座標系の原点位
置、各座標軸方向、各指先位置および各指の各関節の角
度または指先のスティフネスに基づき各指の各関節の教
示目標値を演算装置により演算し、演算された各指の各
関節の教示目標値に基づき駆動装置により各指の各関節
を駆動し、前記各指の各関節の角度およびスティフネス
の教示目標値と、教示目標値に基づき駆動された各指の
各関節の角度およびトルクを記憶装置により記憶する。
【0018】上記構成より成る第5発明のロボットハン
ドは、記憶装置に記憶した各指の各関節の角度およびス
ティフネスの教示目標値と教示目標値に基づきロボット
ハンドを駆動した時の各関節の角度およびトルクの実測
値とを読み出し、これらに基づきロボットハンドの実行
時の実行目標値を演算し、この実行目標値に基づき駆動
装置によって各指の各関節を駆動し、教示された動作を
実行する。
【0019】
【発明の効果】上記作用を奏する第1発明のロボットハ
ンドの教示装置は、操作棒と設定器による設定に対応し
て各指の各関節の角度およびスティフネスを教示するこ
とができるので、簡単な操作により教示を可能にすると
いう効果を奏する。
【0020】上記作用を奏する第2発明のロボットハン
ドの教示装置は、操作棒と設定器による設定により各指
の各関節の角度およびスティフネスを直接的に教示する
ことができるので、物体の把持動作のように、関節角度
とトルクを同時に教示する必要がある場合、操作棒の角
度の教示動作のみによって、関節角度とトルクを同時に
教示することができるとともに、対象物の安定な把持や
材質に応じた把持を教示することができるという効果を
奏する。
【0021】上記作用を奏する第3発明のロボットハン
ドの教示装置は、操作棒と設定器による設定により各指
の指先目標位置および各関節のスティフネスを教示する
ことができるので、簡単で短時間の教示操作により複数
の関節の動作を同時に教示することができるという効果
を奏する。第2発明では関節毎に角度(位置)とトルク
(力)を同時に教示できたが、本第3発明では、指毎に
位置と力を教示することが可能となるため、教示がより
簡単になるという作用効果を有する。
【0022】上記作用を奏する第4発明のロボットハン
ドの教示装置は、操作棒と設定器による設定により、任
意の座標系における各指先位置および各関節のスティフ
ネスを同時に教示することができるので、第2および第
3発明に比べ簡単で短時間の教示操作により複数の指の
位置と力の動作を同時に教示することができるという効
果を奏する。
【0023】上記作用を奏する第5発明のロボットハン
ドは、記憶装置に記憶した教示目標値と教示目標値に基
づきロボットハンドを駆動した時の各関節の角度および
トルクの実測値により、ロボットハンドを駆動するの
で、教示時と全く同じ対象物に関しては、教示された位
置と力の動作を正確に実行することができるという効果
を奏する。また、教示時の角度・トルクの実測値を参照
データとして用いることにより、指先の接触検出、把持
状態の確認、把持位置・力の補正を容易に行うことがで
きるという実用上多大な作用効果を有する。
【0024】
【実施例】次に本発明の実施例について、図面を用いて
説明する。
【0025】(第1実施例の構成)第1実施例のロボッ
トハンドおよびその教示装置(以下単に教示装置と言
う)は、図1ないし図5に示すようにそれぞれが3の自
由度を有する3個の操作棒11、12、13と1の自由
度を有する9個の設定器14A〜14C、15A〜15
C、16A〜16Cとを配設した操作卓1と、操作棒1
1〜13、設定器14A〜16Cの操作量に基づき各指
の各関節の関節角、トルクおよびスティフネスの教示目
標値を演算する第1の演算装置2と、教示時および実行
時においてロボットハンドRHの各指の各関節を回転駆
動する9個のドライバ回路31〜39を有す駆動装置3
と、教示目標値と教示目標値に従い動作させた時の各関
節角およびトルクの実測値を記憶する記憶装置4と、記
憶装置4によって記憶した各教示目標値と実測値からロ
ボットハンドRHの実行時における実行目標値を演算す
る第2の演算装置5とから成る。
【0026】操作棒11〜13は、図2に示すように3
個のパルスエンコーダ11AE〜13CEが装着されて
おり、ハンドの各教示関節角目標値として設定された3
つの自由度の操作方向の操作量θi1、θi2、θi3 ( i=
1,2,3)を電気的に検出する構成になっている。
【0027】設定器14AE〜16CEは、図2に示す
ようにそれぞれパルスエンコーダ14AE〜16CEに
機械的に連結した設定つまみで構成され、ハンドの各関
節の教示スティフネス値として設定された操作量を電気
的に検出する構成になっている。
【0028】第1の演算装置2は、図1に示すように操
作棒11〜13および設定器14A〜16Cの操作量を
読み込むとともにディジタル量に変換するA−D変換器
21と、ディジタル量に変換された操作量に基づきハン
ドの各指の各関節を駆動するための関節角、関節トルク
および関節スティフネスの教示目標値を演算する演算回
路22とから成る。
【0029】上記第1の演算装置2において、各操作棒
11〜13の各自由度の設定値θ11、θ12、θ13をハン
ドの各教示時関節角目標値とし、各設定器14A〜16
Aの設定値をハンドの各教示時関節スティフネス値とす
るように構成したことが特徴である。
【0030】第1実施例における教示原理は、図2に示
すように各操作棒11〜13の自由度とハンドの関節角
目標値とが一対一に対応するため、ハンドの指が外部環
境に接触していない場合は、教示時において各操作棒を
操作すると、その操作量に応じ対応する関節が変位し、
関節変位量を教示することができる。また、上記関節変
位を与えた結果指が外部環境と接触した場合、さらに操
作棒を指が外部環境の方向に操作すると、以下に示す数
1のように操作棒の外部環境に接触してからの操作量で
ある教示時関節角目標値θtij および関節トルク目標値
tij と対応する関節の設定器によって予め設定されて
いる関節スティフネス値Kijにより関節トルクが発生
し、関節トルク値Tijを教示することができる。θ
ijは、実際の関節角度である。
【0031】
【数1】
【0032】駆動装置3は、図3に示すように各関節毎
のリンク駆動系ユニットで構成されるリンク駆動系3A
とドライバ回路3Bとから成り、ドライバ回路3Bは各
指の各関節に対応するドライバ回路31〜39で構成さ
れる。
【0033】リンク駆動系3Aの各リンク駆動系ユニッ
トは、電動機3Mと、電動機3Mの回転を減速する減速
機3Gと、減速機3Gの出力軸の先端に固着した駆動プ
ーリ3Pと、駆動プーリ3Pの動力舵取装置を伝達する
ワイヤロープ3Wと、ワイヤロープ3Wによりアイドル
プーリ3Iを介して動力が伝達されるジョイントプーリ
3Jと、ジョイントプーリ3Jに固着したリンク3L
と、アイドルプーリ3Iを一端に形成し他端を固着した
片持梁構造の部材3Nと、部材3Nに配設されアイドル
プーリ3Iに作用しているトルクに応じて生ずる歪を検
出することによりリンク3Lに作用しているジョイント
トルクを検出するトルクセンサ3Tと、ジョイントプー
リ3Jに配設されリンク3Lの回転角度を検出する角度
センサ3Rとから成る。
【0034】ドライバ回路3Bの各ドライバ回路31〜
39は、角度センサ3Rによって検出した各リンク間の
角度θijと設定された角度目標値θtij との偏差(θ
tij −θij)に仮想バネ定数を乗算して仮想トルクを出
力する乗算器3Kと、仮想トルクにトルク目標値を加え
たトルク指令Ttij とトルクセンサ3Tが検出したジョ
イントトルクTijとの偏差(Ttij −Tij)による修正
トルク指令と後述する推定電動機回転速度とから電流指
令値を出力する補償器3Cと、電流指令値に基づき電動
機3Mに供給する電動機電圧を制御する可変定電流源3
Dと、電動機電圧と電流指令値とから推定電動機回転速
度を推定し、前記補償器3Cに出力する速度オブザーバ
ー3Oとから成る回路31ないし39で構成される。電
動機3Mのロータインダクタンスが非常に小さく殆ど無
視できるとき、電動機3Mの推定電動機回転数Nmに関
して、つぎの数2が成立する。ただし数2中Vgは、実
測した電動機電圧であり、Imは、可変定電流電源出力
電流であり、Rmは、電動機のロータ抵抗であり、Kv
は、電動機の逆比電力常数である。
【0035】
【数2】
【0036】可変定電流源3Dへの電流指令値をImt
とすると、可変定電流源3Dは、定電流特性を有するの
で、電動機3Mの負荷や回転数が変動しても、可変定電
流源3Dの出力電流は、電流指定値と常に等しくなるよ
うに制御されている。したがって、上記数2は、以下の
数3のように示すことができる。
【0037】
【数3】
【0038】数3において、電動機ロータ抵抗Rmと逆
起電力常数Kvは電動機固有で既知であるから、可変定
電流電源3Dへの電流指令値Imtと電動機電圧Vgと
が分かれば、電動機回転速度Nmを求めることができ
る。上述のように、速度オブザーバー3Oは、数3によ
って構成され、数3に従い電動機回転数を推定し、補償
器3Cヘフィードバックするものである。記憶装置4
は、教示目標値に基づき上述した駆動装置3によるロボ
ットハンドの動作後の各関節角度およびトルクの実測値
を教示目標値とともに記憶する。
【0039】第2の演算装置5は、記憶装置4に記憶し
た教示目標値とロボットハンドの動作後の各関節角度お
よびトルクの実測値に基づき、ハンドの実行時の動作の
ための実行時の目標値を演算する。
【0040】(第1実施例の教示手順)第1実施例装置
における教示手順は、図5に示すようにまず第1指に対
応する第1番目(i=1)の操作棒11の設定値
(X1 、Y1 、Z1 )を読み込むとともに、設定器14
AE〜14CEの設定値であるKij,( j=1,2,3)を第1
指関節スティフネス値とする。
【0041】(X1 、Y1 、Z1 )を第1指関節角目標
値θtij すなわちθt11 、θt12 、θt13 とするととも
に、第1番目の設定器14AE〜14CEの設定値
ij、すなわちK11、K12、K13を読み込む。
【0042】このθt11 〜θt13 、K11〜K13を目標値
として第1指を駆動するとともに、各関節角度θijすな
わちθ11〜θ13、トルクTijすなわちT11〜T13を角度
センサ3Rおよびトルクセンサ3Tにより計測する。
【0043】次に第2指および第3指について同様の教
示を行い、各指の現在位置を教示点とするときは、θ
tij 、θij、Tij、Kij(i=1,2,3 、j =1,2,3)を記
憶装置4 に記憶して、教示を終了する。
【0044】(第1実施例の作用・効果)上記構成の第
1実施例装置は、各操作棒のみによって各指の各関節変
位と、指が外部環境に接触したときの関節トルクを教示
することができるとともに、教示時間を著しく短縮する
という作用効果を奏する。
【0045】一般に多指構造のハンドによって物体を把
持する場合、対象物に対する指の位置と把持力を指定す
る必要が有るが、第1実施例装置によれば、操作棒の操
作のみによって指の位置の設定が可能であり、指の位置
を設定する時に、指が外部環境に接触しても各設定器に
よって設定された関節スティフネス値によって過大なト
ルクの発生を防止できるため、指の位置設定すなわち対
象物の形状に応じた把持、対象物の姿勢、位置の教示が
容易に行えるという作用効果を奏する。
【0046】さらに本第1実施例装置は、上述のように
予め関節スティフネス値Kijを設定しておくことによっ
て、各操作棒の操作のみによって指の位置と把持力の設
定が可能となり、対象物の種類に応じた安定な把持の教
示が比較的簡単に行うことができるという実用上の作用
効果を奏する。
【0047】即ち、把持作業では、従来のロボットアー
ムによる位置決め動作のように単に位置のみ教示するだ
けでなく、対象物によっては把持力をも教示しなければ
ならない。しかし把持力は位置と異なり直接指定するこ
とが困難であるため、何故なら人は位置に関しては視覚
情報により容易に確認できるが、把持力に関しては確認
する手段がなく通常行っている作業に関しても把持力を
具体的に示すことができないので、実際と同様の把持作
業により上述の如く教示するのが最も実用的であり、且
つ効率的である。
【0048】上記構成の第1実施例のロボットハンド
は、作業実行時においては教示目標値を実行時の目標値
としているため、ハンドと外部環境との相対的位置関係
が教示時と同一であれば、教示時と同じ把持位置および
把持力を実行時において再現することが出来るという作
用効果を奏する。さらに、教示時における角度とトルク
の実測値とを記憶しているので、それらの実測値を参照
データとして用いることにより、指先の接触検出、把持
状態の確認、把持位置・力の補正等を容易に行うことが
できるという作用効果を有する。
【0049】また本第1実施例のロボットハンドは、教
示時に把持作業を行いたい実部品を用いて指と実部品と
の位置関係を教示者が目で確認し、更に実部品の把持力
と適切な把持状態を関節毎に直接教示するので、対象物
の把持教示の修正に適しており、実行時において最適な
把持状態を容易に再現することができるという効果を奏
する。
【0050】(第2実施例)第2実施例のロボットハン
ドおよびその教示装置は、上述の第1実施例装置に対し
て設定方法および教示目標値の演算方法が異なり、すな
わち設定棒による設定量および教示目標値を演算する第
1の演算装置23が異なる。
【0051】図6は、第2実施例における目標値演算原
理を説明するための図で、ロボットハンドRHの各指の
第1関節に固定した座標系Σi (i=1,2,3)を予め定義
しておく。各操作棒とこの座標系Σi と対応させ各操作
棒11〜13の各自由度の設定値(Xi 、Yi 、Zi
により、座標系Σi で表した指先の点の3つの座標値を
決定する。
【0052】第1の演算装置23は、次に各指先位置が
上記操作棒による設定点と一致させるための各関節角度
を演算する演算手段を有し、この各関節角度値を教示時
関節目標値として、第1実施例と同様にハンドの各指を
駆動する。尚、設定器等の構成については第1実施例と
同様のため説明を省略する。
【0053】記憶装置4は、第1実施例と同様に演算装
置23によって生成した各教示時目標値と教示時目標値
に従い実際にハンドが到達したときの各関節角度および
トルクの実測値に加え各操作棒で設定したΣi 直交座標
系における指先の点の座標値(Xi 、Yi 、Zi )を記
憶する。
【0054】実行時の目標値を生成する第2の演算装置
5は、第1実施例と同様に教示時に生成したハンドの教
示時の各関節角、トルクおよび設定器で設定したスティ
フネスの教示目標値を実行時の目標値とする。
【0055】(第2実施例の教示手順)第2実施例装置
における教示手順は、図7に示すようにまず第1指に対
応する第1番目(i=1)の操作棒11の設定値
(X1 、Y1 、Z1 )を読み込むとともに、Kij,( j=
1,2,3)を第1指関節スティフネス値とする。
【0056】(X1 、Y1 、Z1 )を座標系Σ1で表し
た第1指指先座標値とするとともに、この(X1
1 、Z1 )により第1指関節角θtij すなわち
θt11 、θt12、θt13 を演算し、第1番目の設定器1
4AE〜14CEの設定値KijすなわちK11〜K13を読
み込む。
【0057】このθt11 〜θt13 、K11〜K13を目標値
として第1指を駆動するとともに、各関節角度θijすな
わちθ11〜θ13、トルクTijすなわちT11〜T13を角度
センサ3Rおよびトルクセンサ3Tにより計測する。
【0058】次に第2指および第3指について同様の教
示を行い、各指の現在位置を教示点とするときは
θtij 、θij、Tij、Kij,( j=1,2,3)を記憶装置4に
記憶して、教示を終了する。
【0059】上記構成の第2実施例装置は、複数の教示
時の指先の点の座標値(Xi 、Yi、Zi )の間を指先
が移動する場合に、点在する座標間を滑らかにつなぐ必
要があるが、新しい座標値を容易に補間できるため、よ
り少ない教示点で滑らかな動作を実現するという作用効
果を奏する。
【0060】また第2実施例装置は、第1実施例装置の
ように操作棒の操作によって関節毎に動かすのではな
く、指先の位置を直接操作棒によって設定教示できるた
め、第1実施例装置に比べ指先の動作教示が迅速且つ簡
単になるという作用効果を奏する。
【0061】(第3実施例)第3実施例のロボットハン
ドおよびその教示装置は、図8ないし図10に示すよう
に上述の第1実施例装置に対して設定方法および教示目
標値の演算方法が異なり、すなわち設定棒による設定量
および教示目標値を演算する第1の演算装置24が異な
る。
【0062】図8は、第3実施例における目標値演算原
理を説明するための図で、ロボットハンドの任意の位置
に固定した座標系Σh ともう一つ別の座標系Σf を設定
する。
【0063】第1番目の操作棒11の各自由度と座標系
Σh で表した座標系Σf の原点座標(Xf 、Yf
f )を対応させる。第2番目の操作棒12の各自由度
と座標系Σh で表した座標系Σf の座標軸の方向を座標
系Σh の座標軸からのオイラー回転角(ξf 、ηf 、ζ
f )によって対応させる。第3番目の操作棒13の各自
由度(A、B、C)と3つの各指先位置と対応させる。
【0064】3つの指先RH1、RH2、RH3を含む
平面を座標系Σf のXfYf平面とする。この平面内で
各指先の相対関係を設定する。このようにすると、第1
番目と第2番目の操作棒11、12によって前記指先を
含む平面(座標系Σf のXfYf平面)の位置と方向
(6自由度)を設定できるので、各指先の相対位置関係
を保ったまま任意の6自由度の動作を設定できる。即
ち、物体を把持したままの状態における物体の6自由
度、いわゆる6自由度の操り動作の設定が可能になる。
【0065】第3番目の操作棒13による指先位置の設
定方法を図9により説明する。図8に示すように各指先
は、座標系Σf のXfYf平面上で三角形(ハンドの把
握三角形)を構成する。従って、各指先の相対関係を設
定することは、座標系Σf のXfYf平面上で任意の三
角形を設定することに相当する。座標系Σf の原点と前
記三角形の相対関係は任意であるので、即ち前記のよう
に第1操作棒により座標系Σf の原点位置を移動できる
ので、座標系Σf の原点を基準として三角形を設定す
る。まず、第1自由度の設定値をAとし第1および第2
指の指先RH1およびRH2間距離A′に対応させる。
第2自由度の設定値をBとし図9に示す距離B′に対応
させる。これにより任意の形状の三角形を設定できる。
ただし上記の操作によっては、三角形の大きさを指定で
きないので、第3番目の自由度により三角形の大きさを
設定する。即ち、第3番目の自由度の設定値をCとし
て、数4に示すように座標系Σf における各指先位置を
設定する。
【0066】
【数4】
【0067】上記数4からも明らかなように、正三角形
の重心を座標系Σf の原点としており、三角形を正三角
形からのずれで表現するとともに、第3番目の自由度の
操作による設定値Cにより、相似形状的に指先を移動さ
せるものである。
【0068】第1の演算装置は、上記操作棒11〜13
の設定による各指先位置を実現する各関節角度を演算す
る演算手段を有し、教示時の関節角目標値とする。他は
上述の実施例と同様であり、説明を省略する。
【0069】(第3実施例の教示手順)第3実施例装置
における教示手順は、図10に示すように、最初第1の
操作棒11の設定値を読み込むとともに、設定器14A
E〜14CEの設定値KijすなわちK11〜K13を読み込
み、操作棒11による設定値により座標系Σfで表した
把握三角形を計算する。
【0070】この把握三角形より座標系Σhで表した第
1指指先座標値(X1 、Y1 、Z1)を演算するととも
に、この座標値(X1 、Y1 、Z1 )より第1指関節角
θtij すなわちθt11 、θt12 、θt13 を演算する。
【0071】上記設定値K11、K12、K13を第1指関節
スティフネス値として、関節角θt11 、θt12 、θt13
およびスティフネス値K11、K12、K13を目標値として
指を駆動し、関節角度θijすなわちθ11〜θ13、トルク
ijすなわちT11〜T13を角度センサ3Rおよびトルク
センサ3Tにより計測する。
【0072】次に第2指および第3指について同様の教
示を行い、各指の現在位置を教示点とするときは、θ
tij 、θij、Tij、Kij,(i=1,2,3 、 j=1,2,3)を記
憶装置に記憶して、教示を終了する。
【0073】上記構成より成る第3実施例装置は、第3
の操作棒13の第3番目の自由度であるCの操作設定に
より、前記ハンドの把握三角形が相似的に拡大縮小する
ように、各指先を協調的に動かすことが可能となるた
め、円筒形状等の対象物の把持教示において、他の教示
方法よりも教示し易いという作用効果を奏する。
【0074】また第3実施例装置は、上記数4における
A′をAと、B′をBと、C′をCと等しく設定するこ
とも可能であるとともに、第3の操作棒13の第3番目
の自由度であるCを操作することにより、指1および2
と指3との相対距離が変化するように各指先を協調的に
動かすことが可能であるため、例えば板状の対象物の把
持教示において、他の教示方法よりも教示し易いという
作用効果を奏する。
【0075】さらに第3実施例装置は、第1実施例装置
のように関節毎に動かすのではなく、また第2実施例の
ように指毎に動かすのではなく、複数の指先の位置を直
接直交座標系で動かし教示できるため、第1実施例装置
に比べ動作教示が迅速且つ簡単になるという作用効果を
奏する。なお、本実施例教示法は、把握三角形を複数個
定義することにより、4本以上の指を有するハンドの教
示にも適用できる。
【0076】(第4実施例)第4実施例のロボットハン
ドおよび教示装置は、図11および図12に示すように
第1、第2、第3実施例装置の各A−D変換器および第
1の演算装置22〜24をそれぞれ並設し、スイッチコ
ントローラSCからの指令に従い切換スイッチS1およ
びS2により、把持対象物あるいは把持方法に応じた第
1の演算装置22〜24に切り換えて、最適な教示目標
値を演算し、それに基づくロボットハンドの駆動を実現
するものである。
【0077】図12に示すように、対象物を指の腹を使
ってしっかり握る動作を教示する場合を考えると、まず
全ての指を広げた後対象物を握るために適当と考えられ
る状態に近い位置までは第3実施例の教示法により教示
する。
【0078】上記近い位置まで到達してから、第2実施
例の教示方法に切り換えて、各指毎に教示を行い各指先
位置の微調整を行い、より対象物の近くまで各指の指先
位置を教示する。
【0079】図12に示すような握り把持では、第1実
施例の教示方法に切り換えて、指を構成するできるだけ
多くのリンクが対象物に接するようにして、微調整を行
い最適な握り把持姿勢を教示する。
【0080】上記構成の第4実施例装置は、指を広げた
後近づくまでの間は第3実施例の教示法により教示する
ので、3つの指を同時に移動させることができるため、
3つの指の相対位置関係を比較的容易かつ迅速に設定で
きるという作用効果を奏する。
【0081】また第4実施例装置は、第3実施例の教示
方法から第2実施例の教示方法に切り換えて各指毎に教
示を行い、指先位置の教示を行うので、第3実施例の教
示方法では全ての指が同時に動くため、全ての指が対象
物に同時に接するような教示が困難であるのに対し、対
象物の近くまでの各指の指先位置の微調整を行うことが
できるという作用効果を奏する。
【0082】さらに第4実施例装置は、握り把持におい
ては第1実施例の教示方法で行うので、第2および第3
実施例の教示方法は指を迅速に動かすには適当である
が、握り把持においては複数のリンクが同時に動くため
教示が困難であるのに対し、リンク毎の動作が可能であ
り、対象物から指の腹が離れている場合においてもそれ
を修正することが容易であるので、把持教示に適してお
り、微調整を行い最適な握り把持姿勢の教示を可能と
し、その姿勢での実行時における実行を可能にするとい
う作用効果を奏する。
【0083】また第4実施例装置は、状況に応じ最も適
当と考えられる教示方法を選択することが可能になるの
で、把持教示時間を短縮するとともに、最適な把持およ
び把持姿勢を教示することができるという実用上多大の
作用効果を奏する。
【0084】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲の記載から当業者が認識することが
できる本発明の技術思想に反しない限り変更および付加
が可能である。
【0085】上述の実施例の教示装置において、操作棒
と設定器により設定する量について代表例を示したが、
対象物の種類、形状、把持姿勢、把持力その他必要に応
じ実施例に例示していない量について設定することが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例装置全体を示すシステム図
である。
【図2】第1実施例装置の教示原理を説明するための説
明図である。
【図3】第1実施例装置の駆動装置を示すブロック図で
ある。
【図4】第1実施例装置の記憶装置とドライバ回路との
接続関係を示すブロック図である。
【図5】第1実施例装置の教示手順を示すフローチャー
ト図である。
【図6】第2実施例装置の教示原理を説明するための説
明図である。
【図7】第2実施例装置の教示手順を示すフローチャー
ト図である。
【図8】第3実施例装置の教示原理を説明するための説
明図である。
【図9】第3実施例装置の指先位置の設定方法を説明す
るための説明図である。
【図10】第3実施例装置の教示手順を示すフローチャ
ート図である。
【図11】第4実施例の装置全体を示すシステム図であ
る。
【図12】第4実施例装置による把持態様を説明するた
めの説明図である。
【符号の説明】
1 操作卓 2 第1の演算装置 3 駆動装置 4 記憶装置 5 第2の演算装置 11、12、13 操作棒 14A 、14B 、14C 、15A 、15B 、15C 、16A 、16B 、16
C 設定器 21 A−D変換器 22、23、24 演算回路 3A リンク駆動系 3B ドライバ回路 31、32、33、34、35、36、37、38、39 各関節に対応す
るドライバ回路 3M 減速機 3P 駆動プーリ 3W ワイヤロープ 3I アイドルプーリ 3J ジョイントプーリ 3L リンク 3N 部材 3R 角度センサ 3T トルクセンサ 3K 乗算器 3C 補償器 3D 可変定電流源 3O 速度オブザーバー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の自由度を有し、各指の各関節の角
    度に関連する量を設定する操作棒と、 各指の各関節のスティフネスに関連する量を設定する設
    定器と、 設定された各指の各関節の角度およびスティフネスに関
    連する量に基づき各指の各関節の角度およびスティフネ
    スの教示目標値を演算する演算装置と、 演算された各指の各関節の教示目標値に基づき各指を駆
    動する駆動装置と、 前記各指の各関節の教示目標値と、駆動装置により駆動
    した時の各指の各関節の角度およびトルクとを記憶する
    記憶装置とから成ることを特徴とするロボットハンドの
    教示装置。
  2. 【請求項2】 複数の自由度を有し、各指の各関節の角
    度を設定する操作棒と、 各指の各関節のスティフネスを設定する設定器と、 設定された各指の各関節の角度およびスティフネスに基
    づき各指の各関節の角度およびスティフネスの教示目標
    値を演算する演算装置と、 演算された各指の各関節の教示目標値に基づき各指の各
    関節を駆動する駆動装置と、 前記各指の各関節の角度およびスティフネスの教示目標
    値と、駆動装置により駆動した時の各指の各関節の角度
    およびトルクの実測値とを記憶する記憶装置とから成る
    ことを特徴とするロボットハンドの教示装置。
  3. 【請求項3】 複数の自由度を有し、各指の指先目標位
    置を設定する操作棒と、 各指の各関節のスティフネスを設定する設定器と、 設定された各指の指先目標位置および各関節のスティフ
    ネスに基づき各指の各関節の角度およびスティフネスの
    教示目標値を演算する演算装置と、 演算された各指の各関節の教示目標値に基づき各指先目
    標位置を教示された状態にすべく各指の各関節を駆動す
    る駆動装置と、 前記各指の各関節の角度およびスティフネスの教示目標
    値と、駆動装置により駆動した時の各指の各関節の角度
    およびトルクの実測値とを記憶する記憶装置とから成る
    ことを特徴とするロボットハンドの教示装置。
  4. 【請求項4】 ハンド近傍の任意の位置に想定する座標
    系の原点位置を複数の自由度における各設定値により設
    定する第1の操作棒と、前記原点を原点とする座標軸の
    方向を複数の自由度における各設定値により設定する第
    2の操作棒と、前記座標系における各指先位置を複数の
    自由度における各設定値により設定する第3の操作棒
    と、 各設定器をハンドの各関節または指先座標軸に対応させ
    て各指の各関節または指先のスティフネスを設定する設
    定器と、 設定された座標系の原点位置、各座標軸方向、各指先位
    置、および各指の各関節の角度または指先のスティフネ
    スに基づき各指の各関節の角度およびスティフネスの教
    示目標値を演算する演算装置と、 演算された各指の各関節の角度およびスティフネスの教
    示目標値に基づき設定された座標における各指先位置と
    各関節の角度およびスティフネスとを教示された状態に
    すべく各関節を駆動する駆動装置と、 前記各指の各関節の角度およびスティフネスの教示目標
    値と、駆動装置により駆動した時の各指の各関節の角度
    およびトルクの実測値とを記憶する記憶装置とから成る
    ことを特徴とするロボットハンドの教示装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に対して、 記憶装置に記憶された各指の各関節の角度およびスティ
    フネスの教示目標値と上記教示目標値に基づきロボット
    ハンドを駆動した時の各指の各関節の角度およびトルク
    の実測値とに基づき、ロボットハンドの実行時における
    実行目標値を演算する第2の演算装置を付加したことを
    特徴とするロボットハンド。
JP4171568A 1992-06-05 1992-06-05 ロボットハンドの教示装置およびロボットハンド Pending JPH05337860A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4171568A JPH05337860A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 ロボットハンドの教示装置およびロボットハンド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4171568A JPH05337860A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 ロボットハンドの教示装置およびロボットハンド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05337860A true JPH05337860A (ja) 1993-12-21

Family

ID=15925560

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4171568A Pending JPH05337860A (ja) 1992-06-05 1992-06-05 ロボットハンドの教示装置およびロボットハンド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05337860A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005095066A1 (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Japan Science And Technology Agency ロボットハンド
JP2009056593A (ja) * 2008-12-12 2009-03-19 Toyota Motor Corp 把持制御装置
JP2012024882A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Seiko Epson Corp ロボットの駆動装置、ロボットの駆動方法、およびロボット
WO2019039654A1 (ko) * 2017-08-21 2019-02-28 한화테크윈주식회사 로봇의 교시 장치, 방법 및 시스템
CN112077842A (zh) * 2020-08-21 2020-12-15 上海明略人工智能(集团)有限公司 一种夹取方法、夹取系统及存储介质
JPWO2021009903A1 (ja) * 2019-07-18 2021-01-21

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005095066A1 (ja) * 2004-03-31 2005-10-13 Japan Science And Technology Agency ロボットハンド
US7795832B2 (en) 2004-03-31 2010-09-14 Japan Science And Technology Agency Robot hand
JP2009056593A (ja) * 2008-12-12 2009-03-19 Toyota Motor Corp 把持制御装置
JP4640499B2 (ja) * 2008-12-12 2011-03-02 トヨタ自動車株式会社 把持制御装置
JP2012024882A (ja) * 2010-07-23 2012-02-09 Seiko Epson Corp ロボットの駆動装置、ロボットの駆動方法、およびロボット
WO2019039654A1 (ko) * 2017-08-21 2019-02-28 한화테크윈주식회사 로봇의 교시 장치, 방법 및 시스템
JPWO2021009903A1 (ja) * 2019-07-18 2021-01-21
CN112077842A (zh) * 2020-08-21 2020-12-15 上海明略人工智能(集团)有限公司 一种夹取方法、夹取系统及存储介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8909376B2 (en) Robot hand and method of controlling the same
US9002519B2 (en) Robot control method, robot control device, and robot control system
JP4273335B2 (ja) ロボットアーム
JP2019500925A (ja) ロボットシステム及びロボットシステムをバックドライブする方法
JP6170285B2 (ja) マニピュレータ及びその経路生成方法
KR20180059888A (ko) 로봇교시방법 및 로봇 암 제어장치
JP5580850B2 (ja) シリアルロボットのための迅速な把持接触計算
JP2006236031A (ja) ロボット軌跡制御方法及び装置並びにロボット軌跡制御方法のプログラム
JP2009274203A (ja) ロボット及びその協調作業制御方法
JP7339806B2 (ja) 制御システム、ロボットシステム及び制御方法
JP2019018340A (ja) 作業用ロボット、作業用ロボットの制御方法
CN110709211B (zh) 机器人系统和机器人系统的控制方法
JP3369351B2 (ja) 多関節マニピュレータの弾性設定方法および制御装置
JPH05108108A (ja) コンプライアンス制御方法及び制御装置
JPH05337860A (ja) ロボットハンドの教示装置およびロボットハンド
JP2005007486A (ja) ロボットハンドの把持制御装置
JP6697544B2 (ja) 最適化装置及びそれを備えた垂直型多関節ロボット
JP4873254B2 (ja) ロボットの直接教示装置
JP3884249B2 (ja) 人間型ハンドロボット用教示システム
JP2013223895A (ja) ロボット制御方法及びロボット制御装置
JP2016221653A (ja) ロボット制御装置およびロボットシステム
JP2009196040A (ja) ロボットシステム
JPH0693209B2 (ja) ロボツトの円弧補間姿勢制御装置
JPH0630012B2 (ja) 産業用ロボツトの制御方法
JP2552977B2 (ja) 力フィードバック型多軸操作装置