JP2009196040A - ロボットシステム - Google Patents

ロボットシステム Download PDF

Info

Publication number
JP2009196040A
JP2009196040A JP2008040540A JP2008040540A JP2009196040A JP 2009196040 A JP2009196040 A JP 2009196040A JP 2008040540 A JP2008040540 A JP 2008040540A JP 2008040540 A JP2008040540 A JP 2008040540A JP 2009196040 A JP2009196040 A JP 2009196040A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
robot
unit
hand
pressure
operator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008040540A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Seno
眞透 瀬野
Takeo Okumura
建雄 奥村
Takabumi Tetsuya
高文 鉄矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008040540A priority Critical patent/JP2009196040A/ja
Publication of JP2009196040A publication Critical patent/JP2009196040A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)

Abstract

【課題】セル生産方式の製品生産に適用可能なロボットシステムを提供する。
【解決手段】物を掴むための手ユニット123cを有するロボット120と、ロボット120の操作者11の動作を検出する検出部110と、ロボット120の動作を制御するロボット制御部130とを備え、検出部110は、操作者11の手に取り付けられ、該操作者11の手にかかる圧力を検出する第1圧力検出部111を有し、ロボット制御部130は、第1圧力検出部111により検出される圧力と同じ圧力が手ユニット123cにかかる状態で、ロボット120が検出部110により検出された動作と同じ動作を行うよう手ユニット123cの動作を制御する動作指令生成部131を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロボットシステムに関し、特にマスタ・スレーブ型のロボットを備えるロボットシステムに関する。
電気的あるいは磁気的な作用を用いて人間と似たような動作を行う装置としてロボットがある。このようなロボットは、人間の代わりに作業を行う、又は人間の作業を補助するために利用されることが多い。ロボットに関する技術としては、例えば特許文献1に記載の技術がある。
特許文献1に記載のロボットは、マスタ・スレーブ型のロボットを備えるロボットシステムを開示するものである。具体的には、ロボットを操作する操作者(マスタ)の手に装着される3次元操作グローブと、3次元操作グローブにより操作されるロボットアーム及びロボットハンドを持つロボット(スレーブ)とを備えるロボットシステムを開示するものである。このロボットシステムでは、ロボットアーム及びロボットハンドが操作者の腕及び手の動きを忠実に再現する。
特開2005−46931号公報
ところで、特許文献1には、如何にしてロボットシステムを製品の生産に用いるかについての開示はない。しかしながら、特許文献1に記載のロボットシステムをセル生産方式の製品生産に用いようとした場合、様々な問題が生じる。すなわち、セル生産方式の製品生産では作業者一人が製品を組み立てるため、部品にかけるべき力も多様化するが、特許文献1に記載のロボットシステムでは、操作者による実際の物への力のかけ具合がロボットに伝わらない。従って、例えば部品を掴むときに部品に力を加え過ぎて部品が破損したり、逆に部品に加える力が足りなくて部品を落としたりするという事態が多発する。
そこで、本発明は、かかる問題点に鑑み、セル生産方式の製品生産に適用可能なロボットシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のロボットシステムは、物を掴むための手ユニットを有するロボットと、前記ロボットを操作する操作者の動作を検出する動作検出手段と、前記ロボットの動作を制御するロボット制御手段とを備え、前記動作検出手段は、前記操作者の手に取り付けられ、該操作者の手にかかる圧力を検出する第1圧力検出手段を有し、前記ロボット制御手段は、前記第1圧力検出手段により検出される圧力と同じ圧力が前記手ユニットにかかる状態で、前記動作検出手段により検出された動作と同じ動作を前記ロボットが行うよう前記手ユニットの動作を制御する動作制御手段を有することを特徴とする。
ここで、前記手ユニットは、前記操作者の片方の手の2本の指と同じ長さを持ち、部品を把持するための2つの指状部と、前記操作者の片方の手の掌と同じ長さを持ち、前記2つの指状部が連結される掌状部とから構成され、前記第1圧力検出手段は、前記操作者の指に取り付けられ、前記動作制御手段は、前記第1圧力検出手段により検出される圧力と同じ圧力が前記指状部にかかる状態で前記手ユニットの動作を制御してもよい。
これによって、操作者の手にかかる圧力が検出され、ロボットの手ユニットにかかる圧力もこれと同じような圧力となるようにロボットの動作が制御される。従って、操作者による実際の物への力のかけ具合をロボットに伝えることができるので、セル生産方式の製品生産に適用可能なロボットシステムを実現することができる。
また、前記ロボットは、前記手ユニットに取り付けられ、該手ユニットにかかる圧力を検出する第2圧力検出手段を有し、前記ロボット制御手段は、さらに、前記第1圧力検出手段により検出される圧力と前記第2圧力検出手段により検出される圧力との差が閾値を超えているか否かを判定する判定手段と、前記圧力の差が閾値を超えていると判定されたときに前記動作検出手段により検出された動作に補正を加え、前記ロボットが補正の加えられた動作を行うよう前記手ユニットの動作を制御する補正手段とを有してもよい。
また、前記動作検出手段は、さらに、前記操作者の手に取り付けられ、該操作者の手の位置を検出する第1位置検出手段を有し、前記ロボットは、さらに、前記手ユニットの位置を検出する第2位置検出手段を有し、前記判定手段は、前記第1位置検出手段により検出される位置と前記第2位置検出手段により検出される位置との差が閾値を超えているか否かを判定し、前記補正手段は、前記位置の差が閾値を超えていると判定されたときに前記動作検出手段により検出された動作に補正を加え、前記ロボットが補正の加えられた動作を行うよう前記手ユニットの動作を制御してもよい。
このとき、前記補正手段は、前記圧力又は位置の差が閾値を超えていると判定されたときに、前記圧力又は位置の差が小さくなるよう補正を加えることが好ましい。
これによって、ロボットが操作者と同じ動作を行っていないことを検知し、それに対応することができるので、高確率でロボットの作業ミスを回避し、確実に製品を組み立てることが可能なロボットシステムを実現することができる。
また、本発明は、ロボットを操作する操作者の動作を検出する動作検出ステップと、前記ロボットの動作を制御するロボット制御ステップとを含み、前記動作検出ステップでは、前記操作者の手にかかる圧力を検出し、前記ロボット制御ステップでは、前記動作検出ステップにより検出される圧力と同じ圧力が前記ロボットの物を掴むための手ユニットにかかる状態で、前記動作検出ステップにより検出された動作と同じ動作を前記ロボットが行うよう前記手ユニットの動作を制御することを特徴とするロボット制御方法とすることもできる。
これによって、セル生産方式の製品生産に適用可能なロボット制御方法を実現できる。
また、本発明は、ロボットを用いて部品を組み合わせ製品の生産を行う製品生産システムであって、物を掴むための手ユニットを有するロボットと、前記ロボットを操作する操作者の動作を検出する動作検出手段と、前記ロボットの動作を制御するロボット制御手段と、前記操作者及びロボットのそれぞれに同一種の部品を供給する部品供給手段とを備え、前記動作検出手段は、前記操作者の手に取り付けられ、該操作者の手にかかる圧力を検出する第1圧力検出手段を有し、前記ロボット制御手段は、前記第1圧力検出手段により検出される圧力と同じ圧力が前記手ユニットにかかる状態で、前記動作検出手段により検出された動作と同じ動作を前記ロボットが行うよう前記手ユニットの動作を制御する動作制御手段を有し、前記部品供給手段は、前記手ユニットと部品との位置関係が前記操作者の手と部品との位置関係と同じになるよう部品を供給することを特徴とする製品生産システムとすることもできる。
これによって、セル生産方式において操作者の動きに連動してロボットに同一の作業を行わせる形で製品を生産する。従って、生産すべき製品の種類が変わった場合でも生産プログラム等の生産条件を変更する作業が必要ないので、安価で容易に複数種の製品の生産をおこなうことができる。
また、製品生産に複雑な構造を必要としないマスタ・スレーブ型のロボットが用いられるため、容易に製品の大量生産をおこなうことができる。
また、本発明は、ロボットを用いて部品を組み合わせ製品の生産を行う製品生産方法であって、ロボットを操作する操作者の動作を検出する動作検出ステップと、前記ロボットの動作を制御するロボット制御ステップと、前記操作者及びロボットのそれぞれに同一種の部品を供給する供給ステップとを含み、前記動作検出ステップでは、前記操作者の手にかかる圧力を検出し、前記ロボット制御ステップでは、前記動作検出ステップにより検出される圧力と同じ圧力が前記ロボットの物を掴むための手ユニットにかかる状態で、前記動作検出ステップにより検出された動作と同じ動作を前記ロボットが行うよう前記手ユニットの動作を制御し、前記供給ステップでは、前記手ユニットと部品との位置関係が前記操作者の手と部品との位置関係と同じになるよう部品を供給することを特徴とする製品生産方法とすることもできる。
これによって、安価で容易に複数種の製品の生産をおこなうことが可能な製品生産方法を実現できる。
本発明によれば、セル生産方式の製品生産に適用可能なロボットシステムを実現することができる。
以下、本発明の実施の形態における製品生産システムについて、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施の形態の製品生産システムの概略構成を示す図である。
本実施の形態の製品生産システムは、複数のロボットを用いて部品を組み合わせセル生産方式の製品生産を行うシステムであって、ロボットシステム10及び部品供給部20から構成される。
ロボットシステム10は、ロボットを操作する操作者(作業者)11が行う製品の組立作業に協調して操作者11と同様の作業を行うマスタ・スレーブ型のロボット120を複数備える。各ロボット120の周囲には、操作者11が作業を行う環境と全く同じ環境が作られている。製品の組立作業とは、具体的に、部品の基板への実装あるいは装着、及び部品の組立等一般の組立作業である。
部品供給部20は、操作者11及び複数のロボット120のそれぞれに同一種の部品を供給する。部品供給部20は、操作者11及び複数のロボット120のそれぞれに設けられ、ロボット120の物を掴むための手ユニットと部品との位置関係と、操作者11の手と部品との位置関係とが同じになるように部品を供給する。
図2は、ロボットシステム10の概略構成を示す図である。
ロボットシステム10は、検出部110、複数のロボット120及びそれに対応する複数のロボット制御部130から構成される。
検出部110は、操作者11の手に取り付けられ、操作者11の手及び腕の動作を検出する。ロボット制御部130は、対応するロボット120が検出部110により検出された動作と同一の動作を操作者11と同時に行うように、ロボット120の動作を制御する。
図3は、検出部110を構成するグローブの詳細な構成(片方のグローブの詳細な構成)を示す図である。
検出部110は、操作者11の手に装着され、操作者11の手の位置や操作者11の手にかかる圧力(負荷)を検出する一対のグローブ110aから構成される。グローブ110aには、第1圧力検出部111、指曲げ検出部112、第1位置方向検出部113及びこれらとロボット制御部130とを接続する配線115が埋め込まれている。
第1圧力検出部111は、例えば圧力センサ等であり、操作者11の指先の表面に位置し、作業に際して手で部品を掴むとき等の物と接するときに操作者11の指先にかかる圧力を検出する。
第1位置方向検出部113は、例えば3次元位置方向センサであり、操作者11の手首付近に位置し、該操作者11の手の位置及び手首の角度を検出する。手首の角度検出には、例えばジャイロセンサ等が用いられる。
指曲げ検出部112は、操作者11の各指の関節毎に設けられ、各指の曲げ量を検出する。
第1圧力検出部111、指曲げ検出部112及び第1位置方向検出部113による圧力及び角度の検出結果は、ロボット120の動作の指令値としてリアルタイムにシリアル通信でロボット制御部130に送られる。ロボット制御部130は、送られてきた指令値を基にロボット120に操作者11と同じ動作を行わせる。
図4は、ロボット120の詳細な構成及びその駆動機構を示す図である。
ロボット120は、操作者11の腕と手の動きを忠実に再現する6軸ロボットであり、胴ユニット121、頭部ユニット122及び2つの腕ユニット123から構成される。
胴ユニット121は、操作者11の胴に対応して設けられたユニットである。胴ユニット121は、モータM9を駆動することにより、1つの軸の回りに回転させることができるようにされている。胴ユニット121には、モータM1〜9及び認識カメラ122a等の駆動を制御する制御部が配設されている。
頭部ユニット122は、操作者11の頭に対応して設けられたユニットであり、胴ユニット121の上部に連結される。頭部ユニット122は、モータM1及びM2をそれぞれ駆動することにより、直交する2つの軸の回りに独立に回転させることができるようにされている。頭部ユニット122には、操作者11の目に対応して、ロボット120の周囲を撮像する上下左右動作可能なCCDあるいはMOS型の複眼の認識カメラ122aが配設されている。認識カメラ122aの焦点は認識対象の位置にあわせられ、例えばロボット120の作業状況等が確認される。
各腕ユニット123は、上腕ユニット123a、前腕ユニット123b及び手ユニット123cから構成され、胴ユニット121の両側部に連結される。
上腕ユニット123aは、操作者11の上腕に対応して設けられたユニットであり、前腕ユニット123bと連結され前腕ユニット123bを所定の位置に移動させる。上腕ユニット123aは、モータM3及びM4をそれぞれ駆動することにより、直交する2つの軸の回りに独立に回転させることができるようにされている。上腕ユニット123aは、操作者11の片腕の上腕と略同じ長さを持つ。
前腕ユニット123bは、操作者11の前腕に対応して設けられたユニットであり、手ユニット123c及び上腕ユニット123aと連結され手ユニット123cを所定の位置に移動させる。前腕ユニット123bは、モータM5及びM6をそれぞれ駆動することにより、直交する2つの軸の回りに独立に回転させることができるようにされている。前腕ユニット123bは、操作者11の片腕の前腕と略同じ長さを持ち、手ユニット123cの掌状部が連結される。
手ユニット123cは、操作者11の手に対応して設けられた、部品を掴むためのユニットである。手ユニット123cは、モータM7及びM8を駆動することにより、直交する2つの軸の回りに独立に回転させることができるようにされている。手ユニット123cの表面は、弾性体により構成されている。
図5は、手ユニット123cの斜視図である。
手ユニット123cは、操作者11の片手の5本の指と略同じ長さを持ち、部品を把持するための5本の指状部200と、操作者11の片手の掌と略同じ長さを持ち、5本の指状部200が連結される掌状部201とから構成される。手ユニット123cには、第2圧力検出部202及び第2位置方向検出部203が取り付けられている。指状部200の関節部204にはモータが取り付けられており、指状部200は関節部204毎に曲がるように構成されている。
第2圧力検出部202は、手ユニット123cの各指状部200の先で部品と接する部分に取り付けられ、手ユニット123cが部品を掴むとき等の物と接するときに手ユニット123cの各指状部200の先にかかる圧力を検出する。
第2位置方向検出部203は、手ユニット123cの位置、具体的には手ユニット123cの掌状部201の位置と、前腕ユニット123b及び手ユニット123cがなす角度とを検出する。
図6は、ロボットシステム10の機能的な構成を示すブロック図である。
ロボット制御部130は、動作指令生成部131、判定部132及び補正部133から構成される。
動作指令生成部131は、本発明の動作制御手段の一例であり、検出部110の検出結果に基づいてロボット120に対する動作指令を生成し、この動作指令により手ユニット123cの動作を制御する。具体的に、動作指令生成部131は、第1圧力検出部111により検出される圧力と同じ圧力が手ユニット123cの各指状部200の先にかかる状態で、指曲げ検出部112及び第1位置方向検出部113により検出された操作者11の動作と同じ動作をロボット120が行うよう手ユニット123cを動作させる動作指令を生成し、この動作指令により手ユニット123cの動作を制御する。すなわち、ロボット制御部130には、操作者11が装着した検出部110から得られる手の位置及び手首の角度になるように、ロボット制御部130に指令データを送り、操作者11が作業を行っている位置に基づき、ロボット120を正確にロボット120が動作している作業環境の中で、動作させる。また、操作者11がグローブ110aを使用して作業を行う場合には、グローブ110aから検出される圧力を、ロボット制御部130に送り、そのデータを指令値にして、ロボット制御部130は、第2圧力検出部202から検出される圧力が前記指令値に合致するように制御を行っている。しかしながら、ロボット制御部130が操作者11の動作で検出される手の位置及び手首の角度や各指の曲げ量やグローブ110aで検出できる圧力に近づくように制御を行っても、実際のロボット120の動作、具体的には挿入作業や組立作業等のためのロボット120の動作において、位置ズレや抉れ等によって、ロボット120の手の位置及び手首の角度や手ユニット123cで検出される圧力が、操作者11の手の位置や手首の角度、グローブ110aで検出される圧力と異なった値になる場合があり、そのような場合には、補正された動作を行うものとし、ロボット120を操作者11の作業に近づけるように動作を行う。
判定部132は、検出部110の第1圧力検出部111により検出される圧力と、ロボット120の第2圧力検出部202により検出される圧力との差が閾値を超えているか否かを判定する。同様に、判定部132は、検出部110の第1位置方向検出部113により検出される位置と、ロボット120の第2位置方向検出部203により検出される位置との差が閾値を超えているか否かを判定する。さらに、判定部132は、第1位置方向検出部113により検出される位置が所定の領域内にあるか否かを判定する。
補正部133は、判定部132により圧力の差又は位置の差が閾値を超えていると判定されたとき、圧力又は位置の差が小さくなるよう動作指令生成部131により生成された動作指令を補正して新たな動作指令を生成し、新たな動作指令により手ユニット123cの動作を制御する。すなわち、補正部133は、検出部110により検出された操作者11の動作に補正を加え、ロボット120が補正の加えられた動作を行うよう手ユニット123cの動作を制御する。
次に、上記構成を有するロボットシステム10の動作について説明する。図7は、同ロボットシステム10の動作を示すフローチャートである。
まず、製品の組立作業を開始するに際して操作者11は所定の棒を握る等により操作者11の手が動作の原点にあることをロボット120に教示する。
次に、検出部110は、部品供給部20により供給された部品を用いて製品の組立作業を行うに際して操作者11の手がどの位置にあり、手首がどれぐらい曲がっているのかを第1位置方向検出部113により検出させる(ステップS301)。
次に、検出部110は、製品の組立作業を行うに際して操作者11の指がどれぐらい曲がっているのかを指曲げ検出部112により検出させる(ステップS302)。
次に、検出部110は、操作者11が製品の組立作業を行うに際して操作者11の指先が感じている圧力を第1圧力検出部111により検出させる(ステップS303)。
次に、検出部110は、検出された操作者11の手の位置、手首の角度、指の曲げ量及び指先にかかっている圧力を示す操作者検出データをロボット制御部130に送信する(ステップS304)。
ここで、操作者11が部品を落とす等の不測の問題が発生した場合、操作者11は例えば検出部110に設けられたリセットボタンを押し、操作者検出データがロボット制御部130に送信されないようにし、ロボット120を動作の原点に戻させる。そして、部品を拾い上げる等し、発生した問題を解決した後、操作者11の手が動作の原点にあることをロボット120に教示し、作業を再開する。
次に、ロボット制御部130は、送信された操作者検出データに示される操作者11の手の位置が所定の領域内にあるか否かを判定部132により判定させる(ステップS305)。具体的に、ロボット制御部130は、操作者11の手の位置が製品の組立作業を行う環境内にあるか否かを判定させる。
次に、ロボット制御部130は、判定部132により操作者11の手の位置が所定の領域内にあると判定された場合(ステップS305でYes)、送信された操作者検出データに基づいてロボット120に対する動作指令を動作指令生成部131に生成させる(ステップS306)。具体的に、ロボット制御部130は、第1圧力検出部111により検出される圧力と同じ圧力が手ユニット123cの各指状部200の先にかかる状態で、指曲げ検出部112及び第1位置方向検出部113により検出された操作者11の動作と同じ動作をロボット120が行うよう手ユニット123cを動作させる動作指令を生成させる。
次に、ロボット制御部130は、動作指令生成部131により生成された動作指令をロボット120に送信する(ステップS307)。
次に、ロボット120は、送信された動作指令に従って各モータを駆動し、操作者11の手及び腕の動作を再現する(ステップS308)。具体的に、ロボット120は、操作者11の手にかかる圧力と同じ圧力が手ユニット123cにかかる状態で、手ユニット123cを操作者11の手の位置と同じ位置に移動させ、前腕ユニット123b及び手ユニット123cがなす角度を操作者11の手首の角度と同じとし、指状部200の関節部204の曲げ角度を操作者11の指の関節の曲げ角度と同じとする。
次に、ロボット120は、ロボット120の手ユニット123cが実際どの位置にあるかを第2位置方向検出部203により検出させる(ステップS309)。
次に、ロボット120は、ロボット120の手ユニット123cの指状部200の先が実際感じている圧力を第2圧力検出部202により検出させる(ステップS310)。
次に、ロボット120は、検出されたロボット120の手ユニット123cの位置及び指状部200の先にかかる圧力を示すロボット検出データをロボット制御部130に送信する(ステップS311)。
次に、ロボット制御部130は、送信された操作者検出データに示される位置とロボット検出データに示される位置との差を導出し、導出された位置の差が閾値を超えているか否かを判定部132により判定させる。同様に、ロボット制御部130は、送信された操作者検出データに示される圧力とロボット検出データに示される圧力との差を導出し、導出された圧力の差が閾値を超えているか否かを判定部132により判定させる(ステップS312)。
次に、ロボット制御部130は、判定部132により位置又は圧力の差が閾値を超えていると判定された場合(ステップS312でYes)、動作指令生成部131により生成された動作指令を補正部133により補正させ、新たな動作指令を生成させる(ステップS313)。具体的に、ロボット制御部130は、操作者11の動作と異なる所定の動作を行うように指示する動作指令、つまり操作者検出データに示される圧力とロボット検出データに示される圧力との差、又は操作者検出データに示される位置とロボット検出データに示される位置との差が小さくなる動作を行うように指示する動作指令を生成させる。
ここで、圧力の差又は位置の差が小さくなる動作とは、例えば、ロボット120が既に行っている動作(検出部110により検出された操作者11の動作と同一の動作)に、腕ユニット123(手ユニット123c)を所定の方向に少しだけ動かすという所定の動作を加えた動作である。操作者11が部品又はその一部を穴に入れるという動作を行っており、ロボット120が操作者11と同じように部品又はその一部を穴に入れることができない場合、判定部132により位置又は圧力の差が閾値を超えていると判定される。しかし、ロボット120の腕ユニット123(手ユニット123c)を所定の方向に動かすという動作を加えることにより、ロボット120は操作者11と同じように部品又はその一部を穴に入れることができる。
次に、ロボット制御部130は、補正部133により生成された新たな動作指令をロボット120に送信する(ステップS314)。
最後に、ロボット120は、送信された動作指令に従って各モータを駆動し、操作者11の動作と異なる補正された動作を行う(ステップS315)。
以上のように本実施の形態のロボットシステム10によれば、製品の組立作業を行うに際して操作者11の指先にかかる圧力が検出され、ロボット120の手ユニット123cの指状部200の先もこれと同じような圧力となるようにロボット120の動作が制御される。従って、操作者11による実際の物への力のかけ具合をロボット120に伝えることができ、例えば部品を掴むときに部品に力を加え過ぎて部品が破損したり、逆に部品に加える力が足りなくて部品を落としたりするという事態等を回避することができる。その結果、様々な問題を発生させること無くセル生産方式の製品生産に適用可能なロボットシステムを実現することができる。
また、本実施の形態のロボットシステム10によれば、ロボット制御部130は、操作者検出データに示される位置とロボット検出データに示される位置との差、又は操作者検出データに示される圧力とロボット検出データに示される圧力との差が閾値を超えていると判定された場合、自立的に動作指令を補正して操作者11と異なる動作をロボット120に行わせる。従って、ロボット120が操作者11と同じ動作を行っていないことを検知して、それに対応することができるので、高確率でロボット120の作業ミスを回避し、製品を確実に組み立てることが可能なロボットシステムを実現することができる。
また、本実施の形態の製品生産システムによれば、セル生産方式においてマスタとしての操作者11の動きに連動して複数のマスタ・スレーブ型のロボット120に同一の作業を同時に行わせる形で製品が生産される。従って、生産すべき製品の種類が変わった場合でも生産プログラム等の生産条件を変化させる作業が必要ないので、安価で容易に複数種の製品の生産をおこなうことができる。
また、本実施の形態の製品生産システムによれば、製品生産に複雑な構造を必要としないマスタ・スレーブ型のロボット120が用いられる。従って、容易に製品の大量生産をおこなうことができる。実際の動作の中では、操作者11をマスタにして、スレーブであるロボット120を複数台設けることで、生産の作業性も大幅に向上させることができ、また従来のスレーブとしてのロボットに対する複雑な教示作業も必要ないので、安定した組立作業等を行うことができる。
以上、本発明のロボットシステムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲内で当業者が思いつく各種変形を施したものも本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記実施の形態において、第2圧力検出部及び第2位置方向検出部はロボットに設けられるとした。しかし、ロボットとは別の場所に第2圧力検出部及び第2位置方向検出部が設けられてもよい。例えば、ロボットの作業環境の中に第2圧力検出部及び第2位置方向検出部が設けられてもよい。
また、上記実施の形態において、判定部は位置又は圧力の差が閾値を超えているか否かを判定するとした。しかし、判定部は、検出部の第1位置方向検出部により検出される角度と、ロボットの第2位置方向検出部により検出される角度との差が閾値を超えているか否かを判定してもよい。この場合、補正部は、判定部により角度の差が閾値を超えていると判定されたとき、角度の差が小さくなるよう動作指令生成部により生成された動作指令を補正して新たな動作指令を生成し、新たな動作指令により手ユニットの動作を制御する。
また、上記実施の形態において、ロボットの手ユニットには5本の指状部が設けられるとしたが、部品を把持するための少なくとも2本の指状部が設けられればこれに限られず、例えば3本又は4本の指状部しか設けられなくてもよいし、6本の指状部が設けられてもよい。
また、上記実施の形態において、ロボットは6軸ロボットであるとしたが、これに限られず、例えばロボットは4軸、5軸又は7軸ロボットであってもよい。
また、上記実施の形態において、第1圧力検出部、指曲げ検出部及び第1位置方向検出部はグローブに取り付けられるとしたが、図8に示されるように、それぞれ個別に操作者の手に取り付けられてもよい。
また、上記実施の形態において、判定部により位置又は圧力の差が閾値を超えていると判定されたとき、補正部は圧力の差又は位置の差が小さくなる動作を行うように指示する動作指令を生成するとしたが、補正部はロボットの動作を停止するように指示する動作指令を生成してもよい。
さらに、上記実施の形態において、ロボット120及び検出部110を図9に示すような形態としてもよい。すなわち、腕ユニット123と、腕ユニット123を支持するために作業台に設けられた支持棒140とからロボット120を構成し、グローブ110aと、第2位置方向検出部141(本発明の第3位置検出手段の一例)とから検出部110を構成してもよい。この場合、腕ユニット123は、第1腕ユニット123d、第2腕ユニット123e、第3腕ユニット123f及び手ユニット123cから構成される。第1腕ユニット123d、第2腕ユニット123e及び第3腕ユニット123fは互いに連結され、その一端が支持棒140と連結され他端が手ユニット123cと連結されて、手ユニット123cを所定の位置に移動させる。一方、第2位置方向検出部141は、互いに連結された第1腕ユニット141d、第2腕ユニット141e及び第3腕ユニット141fと、それらを支持するために作業台に設けられた支持棒143とから構成される。検出部110の第1腕ユニット141d、第2腕ユニット141e及び第3腕ユニット141fは、それぞれロボット120の第1腕ユニット123d、第2腕ユニット123e及び第3腕ユニット123fと略同じ形態(長さ及び形状等)を有し、その一端はグローブ110aに連結され、他端は支持棒143に連結される。検出部110の第1腕ユニット141d、第2腕ユニット141e及び第3腕ユニット141fには、各腕ユニットの動作角度を検出できるセンサが設けられており、自身の形態(位置及び角度等)が検出される。これによって、操作者11の手の位置及び手首の角度が検出される。
図9に示すロボットシステムにおいては、操作者11はグローブ110aを装着した状態で、組立作業等の作業が行われる。操作者11の第2位置方向検出部141の重量は極めて軽く、操作者11は、グローブ110aを装着して作業を行った場合においても、その作業は第2位置方向検出部141の影響を何ら受けない。ロボット120の動作は、第2位置方向検出部141から検出される各センサのデータに基づき、第2位置方向検出部141により検出される位置と同じ位置に第1腕ユニット123d、第2腕ユニット123e及び第3腕ユニット123fのそれぞれを移動させるように動作指令生成部で腕ユニット123の動作を制御し、ロボット120の動作を忠実に制御することで行われる。第2位置方向検出部141を構成する第1腕ユニット141d、第2腕ユニット141e及び第3腕ユニット141fの形態を、ロボット120を構成する第1腕ユニット123d、第2腕ユニット123e及び第3腕ユニット123fで再現することにより、操作者11の手の位置及び手首の角度をロボット120の手ユニット123cで再現するので、操作者11の作業動作をさらに確実に再現でき、操作者11の作業に従う安定した動作をロボット120に行わせることができる。また、第2位置方向検出部141がグローブ110aとは別に設けられるため、グローブ110aに第1位置方向検出部113を設けなくても、正確な操作者11の作業位置を検出することができる。以上のように、ロボット120の腕ユニット123と同等の軽量化した第1腕ユニット141d、第2腕ユニット141e及び第3腕ユニット141fを用いることで、操作者11の動作位置を正確に検出することができ、操作者11の動作をより安定してロボット120に再現させることができ、その効果は絶大なるものがある。
また、上記実施の形態において、操作者11の手が動作の原点にあることをロボットに教示する原点教示装置として所定の棒を例示した。しかし、原点教示装置は、図9に示すように、操作者11の手型がとられた治具144であってもよい。この場合には、操作者11の手が板の手型の上に置かれたときに原点が教示される。
本発明は、ロボットシステムに利用でき、特にマスタ・スレーブ型のロボットを用いたセル生産方式の製品生産等に利用することができる。
本発明の実施の形態における製品生産システムの概略構成を示す図である。 同実施の形態のロボットシステムの概略構成を示す図である。 同実施の形態の検出部を構成するグローブの詳細な構成を示す図である。 同実施の形態のロボットの詳細な構成及びその駆動機構を示す図である。 同実施の形態のロボットの手ユニットの斜視図である。 同実施の形態のロボットシステムの機能的な構成を示すブロック図である。 同実施の形態のロボットシステムの動作を示すフローチャートである。 同実施の形態の検出部の構成の変形例を示す図である。 同実施の形態のロボットシステムの構成の変形例を示す図である。
符号の説明
10 ロボットシステム
11 操作者
20 部品供給部
110 検出部
110a グローブ
111 第1圧力検出部
112 指曲げ検出部
113 第1位置方向検出部
115 配線
120 ロボット
121 胴ユニット
122 頭部ユニット
122a 認識カメラ
123 腕ユニット
123a 上腕ユニット
123b 前腕ユニット
123c 手ユニット
123d、141d 第1腕ユニット
123e、141e 第2腕ユニット
123f、141f 第3腕ユニット
130 ロボット制御部
131 動作指令生成部
132 判定部
133 補正部
140、143 支持棒
141 第2位置方向検出部
144 治具(原点教示装置)
200 指状部
201 掌状部
202 第2圧力検出部
203 第2位置方向検出部
204 関節部

Claims (12)

  1. 物を掴むための手ユニットを有するロボットと、
    前記ロボットを操作する操作者の動作を検出する動作検出手段と、
    前記ロボットの動作を制御するロボット制御手段とを備え、
    前記動作検出手段は、前記操作者の手に取り付けられ、該操作者の手にかかる圧力を検出する第1圧力検出手段を有し、
    前記ロボット制御手段は、前記第1圧力検出手段により検出される圧力と同じ圧力が前記手ユニットにかかる状態で、前記動作検出手段により検出された動作と同じ動作を前記ロボットが行うよう前記手ユニットの動作を制御する動作制御手段を有する
    ことを特徴とするロボットシステム。
  2. 前記ロボットは、前記手ユニットに取り付けられ、該手ユニットにかかる圧力を検出する第2圧力検出手段を有し、
    前記ロボット制御手段は、さらに、
    前記第1圧力検出手段により検出される圧力と前記第2圧力検出手段により検出される圧力との差が閾値を超えているか否かを判定する判定手段と、
    前記圧力の差が閾値を超えていると判定されたときに前記動作検出手段により検出された動作に補正を加え、前記ロボットが補正の加えられた動作を行うよう前記手ユニットの動作を制御する補正手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のロボットシステム。
  3. 前記動作検出手段は、さらに、前記操作者の手に取り付けられ、該操作者の手の位置を検出する第1位置検出手段を有し、
    前記ロボットは、さらに、前記手ユニットの位置を検出する第2位置検出手段を有し、
    前記判定手段は、前記第1位置検出手段により検出される位置と前記第2位置検出手段により検出される位置との差が閾値を超えているか否かを判定し、
    前記補正手段は、前記位置の差が閾値を超えていると判定されたときに前記動作検出手段により検出された動作に補正を加え、前記ロボットが補正の加えられた動作を行うよう前記手ユニットの動作を制御する
    ことを特徴とする請求項2に記載のロボットシステム。
  4. 前記補正手段は、前記圧力又は位置の差が閾値を超えていると判定されたときに、前記圧力又は位置の差が小さくなるよう補正を加える
    ことを特徴とする請求項3に記載のロボットシステム。
  5. 前記手ユニットは、前記操作者の片方の手の2本の指と同じ長さを持ち、部品を把持するための2つの指状部と、前記操作者の片方の手の掌と同じ長さを持ち、前記2つの指状部が連結される掌状部とから構成され、
    前記第1圧力検出手段は、前記操作者の指に取り付けられ、
    前記動作制御手段は、前記第1圧力検出手段により検出される圧力と同じ圧力が前記指状部にかかる状態で前記手ユニットの動作を制御する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のロボットシステム。
  6. 前記ロボットは、前記手ユニットを所定の位置に移動させるための腕ユニットを有し、
    前記動作検出手段は、さらに、前記腕ユニットと同じ長さを有し、前記第1圧力検出手段が一端に取り付けられ、自身の位置を検出することが可能な第3位置検出手段を有し、
    前記動作制御手段は、前記第3位置検出手段により検出される位置と同じ位置に前記腕ユニットを移動させるように前記腕ユニットの動作を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載のロボットシステム。
  7. ロボットを操作する操作者の動作を検出する動作検出ステップと、
    前記ロボットの動作を制御するロボット制御ステップとを含み、
    前記動作検出ステップでは、前記操作者の手にかかる圧力を検出し、
    前記ロボット制御ステップでは、前記動作検出ステップにより検出される圧力と同じ圧力が前記ロボットの物を掴むための手ユニットにかかる状態で、前記動作検出ステップにより検出された動作と同じ動作を前記ロボットが行うよう前記手ユニットの動作を制御する
    ことを特徴とするロボット制御方法。
  8. 前記ロボットは、前記手ユニットを所定の位置に移動させるための腕ユニットを有し、
    前記動作検出ステップでは、さらに、前記腕ユニットと同じ長さを有し、前記操作者の手にかかる圧力を検出する第1圧力検出手段が一端に取り付けられた第3位置検出手段に自身の位置を検出させ、
    前記ロボット制御ステップでは、前記第3位置検出手段により検出される位置と同じ位置に前記腕ユニットを移動させるように前記腕ユニットの動作を制御する
    ことを特徴とする請求項7に記載のロボット制御方法。
  9. ロボットを用いて部品を組み合わせ製品の生産を行う製品生産システムであって、
    物を掴むための手ユニットを有するロボットと、
    前記ロボットを操作する操作者の動作を検出する動作検出手段と、
    前記ロボットの動作を制御するロボット制御手段と、
    前記操作者及びロボットのそれぞれに同一種の部品を供給する部品供給手段とを備え、
    前記動作検出手段は、前記操作者の手に取り付けられ、該操作者の手にかかる圧力を検出する第1圧力検出手段を有し、
    前記ロボット制御手段は、前記第1圧力検出手段により検出される圧力と同じ圧力が前記手ユニットにかかる状態で、前記動作検出手段により検出された動作と同じ動作を前記ロボットが行うよう前記手ユニットの動作を制御する動作制御手段を有し、
    前記部品供給手段は、前記手ユニットと部品との位置関係が前記操作者の手と部品との位置関係と同じになるよう部品を供給する
    ことを特徴とする製品生産システム。
  10. 前記ロボットは、前記手ユニットを所定の位置に移動させるための腕ユニットを有し、
    前記動作検出手段は、さらに、前記腕ユニットと同じ長さを有し、前記第1圧力検出手段が一端に取り付けられ、自身の位置を検出することが可能な第3位置検出手段を有し、
    前記動作制御手段は、前記第3位置検出手段により検出される位置と同じ位置に前記腕ユニットを移動させるように前記腕ユニットの動作を制御する
    ことを特徴とする請求項9に記載の製品生産システム。
  11. ロボットを用いて部品を組み合わせ製品の生産を行う製品生産方法であって、
    ロボットを操作する操作者の動作を検出する動作検出ステップと、
    前記ロボットの動作を制御するロボット制御ステップと、
    前記操作者及びロボットのそれぞれに同一種の部品を供給する供給ステップとを含み、
    前記動作検出ステップでは、前記操作者の手にかかる圧力を検出し、
    前記ロボット制御ステップでは、前記動作検出ステップにより検出される圧力と同じ圧力が前記ロボットの物を掴むための手ユニットにかかる状態で、前記動作検出ステップにより検出された動作と同じ動作を前記ロボットが行うよう前記手ユニットの動作を制御し、
    前記供給ステップでは、前記手ユニットと部品との位置関係が前記操作者の手と部品との位置関係と同じになるよう部品を供給する
    ことを特徴とする製品生産方法。
  12. 前記ロボットは、前記手ユニットを所定の位置に移動させるための腕ユニットを有し、
    前記動作検出ステップでは、さらに、前記腕ユニットと同じ長さを有し、前記操作者の手にかかる圧力を検出する第1圧力検出手段が一端に取り付けられた第3位置検出手段に自身の位置を検出させ、
    前記ロボット制御ステップでは、前記第3位置検出手段により検出される位置と同じ位置に前記腕ユニットを移動させるように前記腕ユニットの動作を制御する
    ことを特徴とする請求項11に記載の製品生産方法。
JP2008040540A 2008-02-21 2008-02-21 ロボットシステム Pending JP2009196040A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008040540A JP2009196040A (ja) 2008-02-21 2008-02-21 ロボットシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008040540A JP2009196040A (ja) 2008-02-21 2008-02-21 ロボットシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009196040A true JP2009196040A (ja) 2009-09-03

Family

ID=41140149

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008040540A Pending JP2009196040A (ja) 2008-02-21 2008-02-21 ロボットシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009196040A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013091114A (ja) * 2011-10-05 2013-05-16 Kyokko Denki Kk インタラクション操作システム
WO2017033381A1 (ja) * 2015-08-25 2017-03-02 川崎重工業株式会社 ロボットシステム
JP2018015863A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 川崎重工業株式会社 ロボットシステム、教示データ生成システム及び教示データ生成方法
WO2024085159A1 (ja) * 2022-10-18 2024-04-25 ソフトバンクグループ株式会社 作業ロボット調整方法、センシングシステム、センシング方法、移動式ロボット、動作改変システム、動作改変方法、作業ロボット、作業再現システム、作業再現方法、作業習熟システム、作業習熟方法及び作業再現ロボット

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013091114A (ja) * 2011-10-05 2013-05-16 Kyokko Denki Kk インタラクション操作システム
WO2017033381A1 (ja) * 2015-08-25 2017-03-02 川崎重工業株式会社 ロボットシステム
JP2018015863A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 川崎重工業株式会社 ロボットシステム、教示データ生成システム及び教示データ生成方法
WO2024085159A1 (ja) * 2022-10-18 2024-04-25 ソフトバンクグループ株式会社 作業ロボット調整方法、センシングシステム、センシング方法、移動式ロボット、動作改変システム、動作改変方法、作業ロボット、作業再現システム、作業再現方法、作業習熟システム、作業習熟方法及び作業再現ロボット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5686775B2 (ja) ロボット制御インターフェイスの動的最適化のための方法
CN108621156B (zh) 机器人控制装置、机器人系统、机器人以及机器人控制方法
CN107921645B (zh) 远程操作机器人系统
JP5180989B2 (ja) 人型ロボットの自動制御のための方法及び装置
KR101992149B1 (ko) 착용형 팔동작 측정 장치
JP5165160B2 (ja) ロボットアームの制御装置及び制御方法、ロボット、ロボットアーム制御プログラム、並びに、集積電子回路
KR101537039B1 (ko) 로봇 및 그 제어방법
JP6450960B2 (ja) ロボット、ロボットシステム及び教示方法
CN110709211B (zh) 机器人系统和机器人系统的控制方法
JP6170285B2 (ja) マニピュレータ及びその経路生成方法
JP7339806B2 (ja) 制御システム、ロボットシステム及び制御方法
JP2019018340A (ja) 作業用ロボット、作業用ロボットの制御方法
JP2011224696A (ja) ロボットの教示再生装置および教示再生方法
JP4976883B2 (ja) マニピュレータシステム
WO2018212265A1 (ja) ロボットシステム及びロボットシステムの制御方法
JPWO2009096408A1 (ja) 多関節構造体教示装置
JP2018015863A (ja) ロボットシステム、教示データ生成システム及び教示データ生成方法
JP2019018298A (ja) ロボット装置、ロボット装置の制御方法、ロボット装置を用いた組立方法
Chen et al. Development of a user experience enhanced teleoperation approach
JP2009196040A (ja) ロボットシステム
JP4033050B2 (ja) ロボットハンドの把持制御装置
Peternel et al. After a decade of teleimpedance: A survey
WO2019180916A1 (ja) ロボット制御装置
JP2016221653A (ja) ロボット制御装置およびロボットシステム
JP4715296B2 (ja) ロボットハンドの持ち替え把持制御方法。