JPH05337791A - 加工装置 - Google Patents

加工装置

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JPH05337791A
JPH05337791A JP15245892A JP15245892A JPH05337791A JP H05337791 A JPH05337791 A JP H05337791A JP 15245892 A JP15245892 A JP 15245892A JP 15245892 A JP15245892 A JP 15245892A JP H05337791 A JPH05337791 A JP H05337791A
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JP
Japan
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rotary shaft
air
tool holder
rotation
shaft
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JP15245892A
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Inventor
Shunzo Yoshida
俊三 吉田
Hiroyuki Yamaguchi
弘之 山口
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NIPPEI TOYAMA MECHATRONICS KK
Original Assignee
NIPPEI TOYAMA MECHATRONICS KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工動作中においても、回転軸の回転を誤動
作なく正確に検出する。 【構成】 主軸ヘッド1に支持された主軸3の装着穴3
aに工具ホルダ5を着脱可能に装着する。工具ホルダ5
には回転軸12を回転可能に支持し、その回転軸12の
先端に工具15を取り付ける。工具ホルダ5には回転軸
12をエアの噴射によって回転駆動させるためのエア駆
動機構19を設ける。回転軸12を支持するために工具
ホルダ5内に設けられた密閉空間47内で、回転軸12
と工具ホルダ5との間に、回転軸12の回転を検出する
ための回転センサ48及び被検出体46を対向配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、マシニングセンタ等
の加工装置に係り、特に主軸ヘッドに支持された主軸に
工具ホルダを着脱可能に装着し、その工具ホルダに取り
付けられた研削用砥石やエンドミル等の工具をエア駆動
にて回転させることにより、研削や切削等の加工を行う
ようにした加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の加工装置としては、例え
ば特開平1−281861号公報に示すものが知られて
いる。すなわち、この加工装置は、工具ホルダに回転軸
を回転可能に支持し、その回転軸の先端にチャックを介
して切削用砥石等の工具を着脱可能に取り付け、工具ホ
ルダには回転軸をエアの噴射によって回転駆動させるた
めのエア駆動機構としてのエアタービンを備えている。
【0003】この種の加工装置においては、一般に回転
軸やチャックの外部に露出した表面上に被検出体を設け
ると共に、被検出体に対応して装置フレームの一固定箇
所に回転センサを配設し、この回転センサにより回転軸
の回転数を検出して、エア駆動機構の作動等を制御する
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
加工装置では、装置フレーム上に支持されたワークに対
し主軸ヘッドが接離方向に移動されて加工が行われるた
め、この加工動作中には回転センサが被検出体に対応し
なくなって、回転軸の回転を検出することができないと
いう問題があった。
【0005】又、回転センサが装置フレーム上に露出状
態で配設されているため、この回転センサに塵埃や切削
油等が付着して誤検出のおそれがあると共に、外乱の影
響を受けやすいという問題もあった。
【0006】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものであって、その目的
とするところは、加工中においても回転軸の回転を検出
することができると共に、回転数の変化に合わせて制御
可能であり、塵埃や切削油等の付着あるいは外乱の影響
により、回転センサが誤検出するおそれを確実に防止す
ることができる加工装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明では、主軸ヘッドに支持された主軸の装
着穴に工具ホルダをプルスタッド式に着脱可能に装着
し、その工具ホルダには先端に工具を取り付けた回転軸
を回転可能に支持し、前記工具ホルダには回転軸をエア
の噴射によって回転駆動させるためのエア駆動機構を設
けた加工装置において、前記回転軸を支持するための工
具ホルダの空間内で、回転軸と工具ホルダとの間には回
転軸の回転を検出するためのセンサを配設し、このセン
サからの検出信号を回転軸又は送りユニットへの駆動制
御信号として取出すことを特徴とする。また、前記工具
ホルダの空間を密閉空間とした。さらに、前記センサ
は、工具ホルダを主軸の装着穴に装着されると同時に制
御装置と電気的に接続されるようにした。
【0008】
【作用】上記のように構成されたこの発明の加工装置に
おいては、主軸ヘッドがワークに対して接離方向へ移動
されながら、駆動用エアがエア駆動機構に供給されて回
転軸に噴射され、その回転軸が高速で回転駆動されて、
回転軸の先端の工具により切削等の加工が行われる。そ
して、この加工時には、回転センサにより回転軸の回転
数が検出され、その検出回転数に基づきエア駆動機構の
動作が制御されて、回転軸の回転が所定の回転数に維持
される。
【0009】又、この発明では、回転センサが工具ホル
ダの空間内で、回転軸と工具ホルダとの間に対向配置さ
れているため、加工中においても回転軸の回転を正確に
検出することができると共に、回転センサに塵埃や切削
油等が付着したり、回転センサが外乱の影響をうけたり
して、誤検出するおそれを確実に防止することができ
る。
【0010】さらに、この発明ではセンサが工具ホルダ
の密閉空間内に配置されているため、前述した正確な回
転検出や誤検出防止に一層寄与できる。加えて、この発
明では工具ホルダの装着と同時に、センサが制御装置と
電気的に接続されるため、その接続のための手間が不要
である。
【0011】
【実施例】以下、この発明を具体化した自動工具交換装
置を備える縦型マシニングセンタの一実施例を、図面に
基づいて詳細に説明する。
【0012】図1に示すように、マシニングセンタの主
軸ヘッド1は図示しない装置フレームに上下方向へ移動
可能に支持され、その底部には支持筒2が固定されてい
る。中空筒状の主軸3は軸受4を介して支持筒2に回転
可能に挿通支持され、その下端にはテーパ状の装着穴3
aが形成されている。工具ホルダ5は図示しない自動工
具交換装置により主軸3の装着穴3aに着脱交換可能に
装着され、そのホルダ本体6の上端には装着穴3aに嵌
挿可能なテーパシャンク部6aが設けられると共に、外
周には自動工具交換装置の交換用アームに係合可能な保
持溝6bが形成されている。中空筒状のクランプ軸7は
主軸3内に上下方向へ移動可能に挿通支持されている。
【0013】プルスタッド式のクランプ機構8は前記ク
ランプ軸7とホルダ本体6との間に設けられ、クランプ
軸7の下端の支持孔9内に収容支持された複数のクラン
プボール10と、そのクランプボール10と係合するよ
うにホルダ本体6の上端に設けられたプルスタッド11
とから構成されている。そして、このクランプボール1
0がプルスタッド11に係合した状態で、クランプ軸7
が図示しないバネの付勢力にてクランプ方向の上方へ引
かれることにより、ホルダ本体6が装着穴3aに装着さ
れた状態でクランプされる。又、クランプ軸7が図示し
ないエアシリンダにてアンクランプ方向の下方へ移動さ
れることにより、クランプボール10がプルスタッド1
1から離脱して、ホルダ本体6のクランプが解除され
る。
【0014】回転軸12は前記ホルダ本体6内に上下一
対の軸受筒13,14を介して回転可能に支持され、そ
の下端には研削用砥石等の工具15がチャック16を介
して着脱可能に取り付けられている。多数の噴出ノズル
17は軸受筒13,14に形成され、この噴出ノズル1
7から回転軸12と軸受筒13,14との間の間隙にエ
アが噴出されることによって、回転軸12を支承するた
めの静圧軸受18が形成される。
【0015】エア駆動機構19は前記ホルダ本体6と回
転軸12との間に設けられ、回転軸12の外周に形成さ
れた大径の羽根車20と、その羽根車20に対向して上
軸受筒13に形成された複数の噴射ノズル21とから構
成されている。そして、前記主軸3が主軸ヘッド1に対
して所定位置に位置決め固定された状態で、このエア駆
動機構19の噴射ノズル21から羽根車20にエアが噴
射されることによって、回転軸12が一方向に高速で回
転駆動される。
【0016】エア停止機構22は前記エア駆動機構19
の上方においてホルダ本体6と回転軸12との間に設け
られ、回転軸12の外周に形成された小径の羽根車23
と、その羽根車23に対向して上軸受筒13に形成され
た複数の逆噴射ノズル24とから構成されている。そし
て、前記エア駆動機構19における噴射ノズル21から
のエアの噴射が停止された後に、このエア停止機構22
の逆噴射ノズル24から羽根車23にエアが逆噴射され
ることによって、回転軸12の惰性回転が制動停止され
る。
【0017】駆動用エア通路25は前記ホルダ本体6内
に形成され、上軸受筒13の外周面に設けられた環状通
路26を介してエア駆動機構19の各噴射ノズル21に
連結されている。停止用エア通路27はホルダ本体6及
びプルスタッド11内に形成され、上軸受筒13の外周
面に設けられた環状通路28を介してエア停止機構22
の各逆噴射ノズル24に連結されている。そして、前記
駆動用エア通路25はテーパシャンク部6aの外側にお
いてホルダ本体6の上端面に開口され、停止用エア通路
27はプルスタッド11の上端面に開口されている。
【0018】軸受用エア通路29は前記ホルダ本体6内
に形成され、ホルダ本体6の内周面に設けられた環状通
路30を介して静圧軸受18の各噴出ノズル17に連結
されている。一方向エア供給装置31はホルダ本体6の
外側部に取着され、その内部には駆動用エア通路25か
ら軸受用エア通路29へのエアの供給のみを許容する第
1逆止弁32と、停止用エア通路27から軸受用エア通
路29へのエアの供給のみを許容する第2逆止弁33と
が設けられている。
【0019】駆動用エア供給路34は前記クランプ軸7
の中空部内に設けられ、その下端がクランプ軸7の外周
面に開口されている。傾斜供給路35は装着穴3aに沿
って延びるように主軸3に形成され、その上端が環状通
路36を介して駆動用エア供給路34に連結されると共
に、下端が前記駆動用エア通路25の上端開口部に対向
して主軸3の下端面に開口されている。
【0020】筒状のフロート部材37は前記傾斜供給路
35の下端開口部に上下移動可能に嵌挿され、その下端
には黄銅等の軟質材料よりなる接合体38が嵌着されて
いる。バネ39は傾斜供給路35の下端開口部とフロー
ト部材37との間に介装され、常にはこのバネ39の付
勢力により、フロート部材37が図示しない規制ピンに
て規制される上下移動範囲の下方位置に突出保持されて
いる。
【0021】そして、主軸3が所定位置に位置決め停止
された状態で、ホルダ本体6のテーパシャンク部6aが
装着穴3aに嵌挿されたとき、フロート部材37がバネ
39の付勢力に抗して上方に移動されて、接合体38が
ホルダ本体6の上端面に圧接される。このとき、傾斜供
給路35がフロート部材37及び接合体38を介して駆
動用エア通路25の上端開口部に接続される。
【0022】停止用エア供給路40は前記クランプ軸7
に形成され、その下端が装着穴3aの内頂部に開口され
ている。そして、ホルダ本体6のテーパシャンク部6a
が装着穴3aに嵌挿されたとき、この停止用エア供給路
40が停止用エア通路27の上端開口部に接続される。
【0023】駆動用エア供給源としてのエアポンプ41
は可変絞り弁42及び電磁開閉弁43を介して前記駆動
用エア供給路34に接続されている。そして、工具ホル
ダ5の回転軸12に取り付けられた研削用砥石等の工具
15を使用して加工を行う場合には、電磁開閉弁43が
開放されることにより、エアポンプ41から可変絞り弁
42の絞り量に応じた量の駆動用エアが、駆動用エア供
給路34等を介して工具ホルダ5内のエア駆動機構19
に供給される。
【0024】停止用エア供給源としてのエアポンプ44
は可変絞り弁56及び電磁開閉弁45を介して前記停止
用エア供給路40に接続されている。なお、この停止用
のエアポンプ44は、説明の便宜上、前記駆動用のエア
ポンプ41と別の符号を付し説明しているが、実際には
駆動用のエアポンプ41と同一のエアポンプで構成され
ている。そして、加工の終了後に、工具ホルダ5内の回
転軸12の回転が停止される際には、電磁開閉弁45が
開放されることにより、エアポンプ44から停止用エア
供給路40等を介して、工具ホルダ5内のエア停止機構
22に停止用エアが供給される。
【0025】なお、前記可変絞り弁42と電磁開閉弁4
3との組合せ、可変絞り弁56と電磁開閉弁45との組
合せはそれぞれ電空レギュレータによって置換え可能で
ある。
【0026】磁石よりなる被検出体46は前記ホルダ本
体6内の密閉空間47内において、回転軸12の上端部
に固定されている。磁気センサよりなる回転センサ48
は被検出体46に対応して密閉空間47の内頂部に固定
配置され、回転軸12の回転時に、この回転センサ48
が被検出体46を磁気検出することによって、回転軸1
2の回転数の検出信号を出力する。
【0027】一対のソケット49,50は前記ホルダ本
体6の上面及び支持筒2の下面に対応して設けられ、ホ
ルダ本体6のテーパシャンク部6aが主軸3の装着穴3
aに装着されたとき、このソケット49,50が接続状
態になる。複数の発光ダイオード51は一方のソケット
49内に設けられ、ケーブル52を介して回転センサ4
8に接続されている。複数のフォトトランジスタ53は
他方のソケット50内に設けられ、ソケット49,50
の接続状態で、発光ダイオード51に各別に対向配置さ
れる。従って、ホルダ本体6が主軸3の装着穴3aに装
着されると同時に、回転センサ48が後述の制御装置5
4に電気的に接続される。
【0028】制御装置54はケーブル55を介して前記
フォトトランジスタ53に接続され、回転センサ48か
らの回転数の検出信号が、発光ダイオード51及びフォ
トトランジスタ53等を介して、この制御装置54に入
力される。そして、回転軸12の回転にともない、この
制御装置54の制御のもとで、回転センサ48からの回
転数の検出信号に応じて、駆動用エア供給回路の可動絞
り弁42及び電磁開閉弁43が制御されて、回転軸12
が所定の回転数に維持されたり、回転軸12の回転数が
可変されたり、あるいは図示しない送りユニットが制御
されて装置の軸方向への送り速度や送り量が調節された
りする。又、加工終了後の回転軸12の回転を停止する
時には、制御装置54の制御のもとで、回転センサ48
からの回転数の検出信号に応じて、停止用エア供給回路
の電磁開閉弁45が制御される。
【0029】次に、前記のように構成されたマシニング
センタについて動作を説明する。さて、図1は、主軸3
が主軸ヘッド1に対して所定位置に位置決め固定され、
その主軸3の装着穴3aに工具ホルダ5が装着されて、
クランプ機構8により工具ホルダ5が主軸3にクランプ
された状態を示すものである。この状態においては、駆
動用エア通路25の上端開口部が傾斜供給路35の下端
開口部の接合体38に接続され、駆動用エア通路25が
傾斜供給路35を介してクランプ軸7内の駆動用エア供
給路34に連結されている。又、停止用エア通路27の
上端開口部がクランプ軸7内の停止用エア供給路40に
連結されている。さらに、ソケット49,50が互いに
接続され、発光ダイオード51がフォトトランジスタ5
3に対向配置されている。
【0030】この状態で、駆動用エア供給回路の電磁開
閉弁43が開放されると、エアポンプ41からの駆動用
エアが、駆動用エア供給路34及び傾斜供給路35を介
して工具ホルダ5内の駆動用エア通路25に導かれる。
そして、この駆動用エアが駆動用エア通路25からエア
駆動機構19に導かれ、その噴射ノズル21から羽根車
20に向けて噴射されて、回転軸12が高速で回転駆動
される。このとき、主軸ヘッド1が図示しない装置フレ
ーム上のワークに向けて往復移動(送り動作)され、回
転軸12の先端の工具15によりワークに対し切削等の
加工が行われる。
【0031】又、この回転軸12の回転による加工動作
時には、前記駆動用エアが駆動用エア通路25から一方
向エア供給装置31の第1逆止弁32を介して軸受用エ
ア通路29に供給され、噴出ノズル17から回転軸12
と軸受筒体13,14との間の間隙に噴出されて静圧軸
受18が形成され、これによって回転軸12がホルダ本
体6に対して静圧的に支承される。このとき、軸受用エ
ア通路29と停止用エア通路27との間には第2逆止弁
33が介装されているため、軸受用エア通路29から停
止用エア通路27側に駆動用エアが漏洩することはな
く、回転軸12の回転をエア駆動により効率的に行うこ
とができる。
【0032】さらに、この回転軸12の回転による加工
動作時には、回転センサ48により回転軸12の回転数
が検出されて、その検出信号が制御装置54に出力され
る。そして、この制御装置54の制御により、回転セン
サ48からの検出信号に応じて、駆動用エア供給回路の
可動絞り弁42及び電磁開閉弁43が開閉されて、回転
軸12が所定の回転数に維持されたり、回転数が変更調
節されたりする。
【0033】その後、前記回転軸12上の工具15によ
る加工が終了すると、駆動用エア供給回路の電磁開閉弁
43が閉じられて、エアポンプ41からエア駆動機構1
9へのエアの供給が停止される。それと共に、停止用エ
ア供給回路の電磁開閉弁45が開放され、エアポンプ4
4からの停止用エアが、停止用エア供給路40を介して
工具ホルダ5内の停止用エア通路27に導かれる。その
後、停止用エアが停止用エア通路27からエア停止機構
22に導かれ、その逆噴射ノズル24から羽根車23に
向けて逆噴射されて、回転軸12の回転が制動される。
【0034】又、この回転軸12の制動時には、前記停
止用エアが停止用エア通路27から一方向エア供給装置
31の第2逆止弁33を介して軸受用エア通路29に供
給され、噴出ノズル17から回転軸12と軸受筒体1
3,14との間の間隙に噴出されて静圧軸受18が形成
され、これによって回転軸12がホルダ本体6に対して
静圧的に支承される。このとき、軸受用エア通路29と
駆動用エア通路25との間には第1逆止弁32が介装さ
れているため、軸受用エア通路29から駆動用エア通路
25側に駆動用エアが漏洩することはなく、回転軸12
の制動をエア駆動により効率的に行うことができる。
【0035】さらに、この回転軸12の制動時において
も、回転センサ48により回転軸12の回転数が検出さ
れて、その検出信号が制御装置54に出力される。そし
て、検出された回転軸12の回転数が所定値まで低下し
たとき、制御装置54の制御により、停止用エア供給回
路の電磁開閉弁45が閉じられて、エア停止機構22へ
の停止用エアの供給が停止される。従って、回転軸12
が長時間に亘って惰性回転することはなく、その回転軸
12の惰性回転を短時間に制動停止させることができ
て、その後の自動工具交換装置による工具ホルダ5の交
換作業を迅速かつ短時間に行うことができる。
【0036】以上のように、この実施例においては、回
転センサ48がホルダ本体6の密閉空間47内で、回転
軸12上の被検出体46に対向して配設されているた
め、加工動作時に主軸ヘッド1の移動に伴い、回転セン
サ48が被検出体46と対応しなくなることはなく、回
転軸12の回転による加工動作時、及び加工終了後の回
転軸12の制動時を通して、回転軸12の回転を正確に
検出することができる。又、回転センサ48が密閉空間
47内に配設されているため、回転センサ48に塵埃や
切削油等が付着したり、外乱の影響をうけたりすること
はなく、回転センサ48の誤検出を確実に防止すること
ができる。
【0037】加えて、この装置においては、工具ホルダ
の装着と同時にセンサが制御装置と電気的に接続される
ため、その接続の手間を省くことができる。なお、この
発明は前記実施例の構成に限定されるものではなく、例
えば、回転センサ48として光センサを使用したり(こ
の場合、光センサとして発光型のものを使用し、回転軸
12には被検出体46の代わりに反射板を設ける)、被
検出体46及び回転センサ48を別の位置、例えば回転
軸12の外周とそれに対向する位置に対向配置したり、
ソケット49,50内の発光ダイオード51及びフォト
トランジスタ53を互いに接離可能な電気的接点に変更
したり、回転速度を検出してブレーキ動作を制御したり
する等、この発明の趣旨から逸脱しない範囲で、各部の
構成を任意に変更して具体化することも可能である。
【0038】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、加工中においても回転軸の回転を検出す
ることができると共に、回転数、送り速度等の制御が可
能であり、塵埃や切削油等の付着あるいは外乱の影響に
より、回転センサが誤検出するおそれを確実に防止する
ことができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の加工装置を縦型マシニングセンタに
具体化した一実施例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1…主軸ヘッド、3…主軸、3a…装着穴、5…工具ホ
ルダ、6…ホルダ本体、12…回転軸、15…工具、1
9…エア駆動機構、20…羽根車、21…噴射ノズル、
22…エア停止機構、23…羽根車、24…逆噴射ノズ
ル、46…被検出体、47…密閉空間、48…回転セン
サ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸ヘッドに支持された主軸の装着穴に
    工具ホルダをプルスタッド式に着脱可能に装着し、その
    工具ホルダには先端に工具を取り付けた回転軸を回転可
    能に支持し、前記工具ホルダには回転軸をエアの噴射に
    よって回転駆動させるためのエア駆動機構を設けた加工
    装置において、 前記回転軸を支持するための工具ホルダの空間内で、回
    転軸と工具ホルダとの間には回転軸の回転を検出するた
    めのセンサを配設し、このセンサからの検出信号を回転
    軸又は送りユニットへの駆動制御信号として取出すこと
    を特徴とする加工装置。
  2. 【請求項2】 工具ホルダの空間を密閉空間にした請求
    項1に記載の加工装置。
  3. 【請求項3】 センサは、工具ホルダを主軸の装着穴に
    装着されると同時に制御装置と電気的に接続される請求
    項1に記載の加工装置。
JP15245892A 1992-06-11 1992-06-11 加工装置 Pending JPH05337791A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003094276A (ja) * 2001-09-27 2003-04-03 Toshiba Mach Co Ltd 工作機械、工具、工具ホルダおよびこれを用いた加工方法
JP2010089164A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Okuma Corp Nc旋盤

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