JPH0518041Y2 - - Google Patents

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JPH0518041Y2
JPH0518041Y2 JP1987075621U JP7562187U JPH0518041Y2 JP H0518041 Y2 JPH0518041 Y2 JP H0518041Y2 JP 1987075621 U JP1987075621 U JP 1987075621U JP 7562187 U JP7562187 U JP 7562187U JP H0518041 Y2 JPH0518041 Y2 JP H0518041Y2
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JP
Japan
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workpiece
pressure
air supply
compressed air
rotating
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、旋盤等の工作機械の回転主軸に工作
物が適正に取付けられているか否かを確認する工
作物の取付確認装置に関するものである。
(従来技術) 従来、工作機械の加工位置において工作物が適
正状態で取付けられているか否かを確認するた
め、エア供給源に連通するエア供給通路から工作
物の取付部に取付状態確認用の圧縮エアを吹付け
つつ、上記エア供給通路内のエア圧力の上昇状態
を検出することにより、工作物がエア供給通路の
先端開口部に密着した適正取付状態にあるか否か
を検出することが行なわれている(例えば実開昭
58−117323号公報)。ところで、上記エア供給通
路は、工作物が取付けられる主軸等の内方におい
て工作物の特定位置に対向した状態で固定されて
おり、工作物の全周に亘つて取付状態の適否を確
認するためには多数のエア供給通路を設けるとと
もに、各エア供給通路内のエア圧力をそれぞれ検
出する必要があり、構造が複雑になるという問題
があつた。
(考案の目的) 本考案は、上記問題点を解決するためになされ
たものであり、簡単な構成で工作物の取付状態の
適否をその全周に亘つて確認することができる工
作物の取付確認装置を提供するものである。
(考案の構成) 本考案に係る工作物の取付確認装置は、工作物
の基端面が当接した状態で取付けられる取付基準
面を有する回転主軸と、上記工作物の基端面と回
転主軸の取付基準面との接合部の外周縁に向けて
外側から半径方向に近接して対向し、この接合部
に圧縮エアを吹付けるエア供給口と、このエア供
給口から供給される圧縮エアの圧力を検出する圧
力検出手段と、上記回転主軸を回転させつつ圧力
検出手段により検出した圧縮エアの圧力に応じて
上記接合部の〓間の有無を判別する判別手段と、
この判別手段において工作物の基端面と上記取付
基準面との間に〓間が形成されていることが判別
された時点で、上記回転主軸の回転を停止させる
制御部とを設けたものである。
上記の構成によれば、回転主軸を回転させつつ
工作物の基端面と回転主軸の取付基準面との接合
部に吹付けた圧縮エアの圧力に応じて上記工作物
の基端面と取付基準面との間に〓間が形成されて
いるか否かが検出され、これに基づいて工作物の
取付状態の適正が確認されることとなる。
(実施例) 第1図は工作機械の主軸台を示し、この主軸台
は先端部に工作物Wを保持するコレツトチヤツク
1が設けられた回転主軸2と、この回転主軸2を
回転自在に支持するホルダー3とを備えている。
上記回転主軸2は、図外の駆動モータによつて回
転駆動されるプーリ4と、先端部に工作物Wの基
端面が当接した状態で取付けられる取付基準面5
が設けられたアダプタ6とを備えている。上記回
転主軸2の先端部外方にはエア供給手段となるエ
アノズル7がブラケツト8によつて支持され、こ
のエアノズル7の先端開口部7aはコレツトチヤ
ツク1に保持された工作物Wの端面とアダプタ6
の取付基準面5との接合部に近接した位置におい
て対向して配設されている。
上記エアノズル7の後端部には、エアコンプレ
ツサ等の圧縮エア供給源9に連通するエア供給通
路10が接続されている。このエア供給通路10
には、電磁切換バルブ11、エアフイルタ12、
プレツシヤレギユレータ13、可変絞り14およ
び圧力センサ等からなる圧力検出手段15が配設
されている。この圧力検出手段15によつて検出
したエア供給通路10内の圧縮エアの圧力は判別
手段16に入力される。そして、この判別手段1
6において上記圧縮エアの圧力が所定の基準値以
上であるか否かを判別することにより、工作物W
の基端面と回転主軸2の取付基準面5との間に〓
間が形成されているか否かを判別し、〓間が形成
されていることが判別された場合には、上記判別
手段16から上記駆動モータの作動を停止させる
制御信号を駆動モータ制御部17に出力するよう
に構成されている。
以上のような構成において、工作物Wの取付状
態の適否を判別するには、コレツトチヤツク1に
よつて回転主軸2の先端部に工作物Wを取付けた
状態で、回転主軸2を毎秒1〜2回転程度の低速
度で回転駆動しつつ、上記圧縮エア供給源9から
エア供給通路10内に圧力3.5〜4Kg/cm2程度の
圧縮エアを導入し、上記エアノズル7の先端開口
部7aから工作物Wの基端面とアダプタ6の取付
基準面5との接合部に圧縮エアを吹付ける。そし
て上記圧力検出手段15によつて検出したエア供
給通路10内の圧縮エアの圧力と、予め設定した
0.5〜1.0Kg/cm2程度の基準圧力とを判別手段16
において比較することにより、工作物Wが適正状
態で取付けられているか否かを判別する。
すなわち、工作物Wとアダプタ6との間に異物
が挾まる等により工作物Wの取付状態が不適正に
なると、第2図に示すように、工作物Wの基端面
とアダプタ6の取付基準面5との間に〓間Sが形
成され、この〓間Sが上記エアノズル7に対向す
る位置に到達した時点で上記〓間Sを通つて圧縮
エアが外部に流出するため、圧縮エアの流出抵抗
が減少してエア供給通路10内のエア圧力が低下
する。
これに対して工作物Wが適正状態で取付けられ
ていると、工作物Wの基端面とアダプタ6の取付
基準面5とが密着して圧縮エアの流出抵抗が大き
くなるため、エア供給通路10のエア圧力は所定
の基準値よりも大きくなる。したがつて、上記エ
ア供給通路10内のエア圧力に応じて工作物Wの
取付状態の適否を判別することができる。
そして、上記判別手段16において工作物Wの
取付状態が不適正であることが判別された時点
で、駆動モータの作動を停止させる制御信号を出
力することにより、回転主軸2の回転を停止させ
た後、工作物Wの取付状態を修正する。また、工
作物Wの全周に亘つてその取付状態が適正である
ことが判別された場合には、回転主軸2を高速回
転に移行させた後、工作物Wの加工を開始する。
上記のように先端部に工作物Wが取付けられた
回転主軸2を回転させつつ、上記工作物Wの基端
面とアダプタ6の取付基準面5との接合部に対向
して配設されたエアノズル7の先端開口部7aか
ら圧縮エアを上記接合部に吹付け、接合部の〓間
の有無に応じて変化するエア供給通路10内のエ
ア圧力を検出するように構成したため、単一のエ
アノズル7および圧力検出手段15を設けるだけ
で工作物Wの全周に亘つてその取付状態の適否を
判別することができる。
また、上記では、判別手段16において工作物
Wの取付状態が不適正であることが判別された時
点で駆動モータ制御部17に制御信号を出力して
回転主軸2の回転を停止させるように構成されて
いるため、接合部の〓間Sがエアノズル7と対向
した位置において停止することとなり、その停止
状態に応じて異物の介在位置等を容易に確認する
ことができる。
なお、本考案の各部の具体的構成は上記実施例
に限定されることなく種々の変形が可能であり、
例えば工作物Wの取付状態が不適正であることが
確認された時点で、取付状態が不適正であること
を表示する表示部を設けた構造としてもよい。ま
た、上記エアノズル7の先端開口部7aと工作物
Wおよびアダプタ6の接合部との間にシール用の
パツキン材を設け、上記接合部に〓間がない場合
には圧縮エアが外部に漏出するのを防止すること
により、上記〓間の有無に応じてエア供給通路1
0内のエア圧力の変化が顕著に表われるように構
成してもよい。
(考案の効果) 以上説明したように本考案は、工作物の基端面
と、この工作物が取付けられる回転主軸との接合
部の外周縁に向けて外側から半径方向に近接した
位置において対向して配設されたエア供給口から
上記接合部に圧縮エアを吹付け、上記回転主軸を
回転させつつ、エア供給口から供給される圧縮エ
アの圧力を検出し、この圧縮エアの圧力に応じて
上記接合部に〓間が形成されているか否かを判別
するように構成したため、簡単な構成で工作物の
全周に亘つて取付状態の適否を正確に検出するこ
とができる。
また、上記判別手段において工作物の取付状態
が不適正であることが判別された時点で上記回転
主軸の回転を停止させる制御部を設けたため、上
記回転主軸の停止位置に応じて工作物の基準面と
回転主軸の取付基準面との間の〓間が最も大きく
なつた位置、つまり異物等の介在位置を確認する
ことができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る工作物の取付状
態確認装置を備えた主軸台の構成を示す断面図、
第2図は工作物の取付状態を示す部分正面図であ
る。 2……回転主軸、5……取付基準面、7a……
エアノズルの先端開口部(エア供給口)、15…
…圧力検出手段、16……判別手段、17……制
御部(駆動モータ制御部)、W……工作物、S…
…〓間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工作物の基端面が当接した状態で取付けられる
    取付基準面を有する回転主軸と、上記工作物の基
    端面と回転主軸の取付基準面との接合部の外周縁
    に向けて外側から半径方向に近接して対向し、上
    記接合部に圧縮エアーを吹付けるエア供給口と、
    このエア供給口から供給される圧縮エアの圧力を
    検出する圧力検出手段と、上記回転主軸を回転さ
    せつつ圧力検出手段により検出した圧縮エアの圧
    力に応じて上記接合部の〓間の有無を判別する判
    別手段と、この判別手段において工作物の基端面
    と上記取付基準面との間に〓間が形成されている
    ことが確認された時点で、上記回転主軸の回転を
    停止させる制御部とを設けたことを特徴とする工
    作物の取付確認装置。
JP1987075621U 1987-05-19 1987-05-19 Expired - Lifetime JPH0518041Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987075621U JPH0518041Y2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19

Applications Claiming Priority (1)

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JP1987075621U JPH0518041Y2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19

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Publication Number Publication Date
JPS63182843U JPS63182843U (ja) 1988-11-25
JPH0518041Y2 true JPH0518041Y2 (ja) 1993-05-13

Family

ID=30921938

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JP1987075621U Expired - Lifetime JPH0518041Y2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19

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JPS63182843U (ja) 1988-11-25

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