JPH0533761Y2 - - Google Patents

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JPH0533761Y2
JPH0533761Y2 JP1987145319U JP14531987U JPH0533761Y2 JP H0533761 Y2 JPH0533761 Y2 JP H0533761Y2 JP 1987145319 U JP1987145319 U JP 1987145319U JP 14531987 U JP14531987 U JP 14531987U JP H0533761 Y2 JPH0533761 Y2 JP H0533761Y2
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filter
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は射出成形機等の油圧装置に用いられる
油タンクに関する。
〔従来の技術〕
一般に、射出成形機等の油圧装置管理で重要な
ことは異物、特に金属粉(100μm以下)の管理で
ある。油圧装置が駆動すれば機器の摩耗により金
属粉が発生し、管路を通り、タンクに戻り、再び
油圧ポンプにより油圧機器に流れ機器の磨耗を進
める結果となる。したがつて、この異物を除去す
るための各回路に必要なフイルターが組込まれて
いる。このフイルター付油圧装置としては、第
3,4図に示すように、射出成形機へ作動油を送
る油圧シリンダ1、同油圧シリンダ1に作動油を
供給する油圧ポンプ2及び油圧ポンプ2を駆動す
る電動機3、油の流れ方向切換用の電磁方向切換
弁4、異物除去用のサクシヨンフイルター5と同
サクシヨンフイルター5よりも目の細かいライン
フイルター6、そして作動油を収納する油タンク
7及びこれら各装置を連結する連結管8とから構
成され、さらに油タンク7は、戻り油が送られて
くるためのドレン配管・戻り配管9と、前記サク
シヨンフイルター5の配管とバツフルプレート1
0とから成つている。したがつて、種々の異物が
バツフルプレート10を通り(第4図矢印参照)
サクシヨンフイルター5に流入することになるた
め、油圧装置の異物を除去するには、油圧ポンプ
2の吸入側に取付けられているサクシヨンフイル
ター5及び油圧ポンプ2の吐出側に取付けられて
いるラインフイルター6とによつて異物除去が行
なわれている。このサクシヨンフイルター5は
100μm程度の異物除去ができ、一方ラインフイル
ター6は10μm程度の異物を除去することができ
る。
しかしながら、サクシヨンフイルター5は
100μm以下の異物、例えば金属粉等を吸込むた
め、油圧ポンプ2の磨耗が発生するほか、ライン
フイルター6の目詰まりが発生するという問題点
があつた。また、ラインフイルター6を使用して
いない油圧装置にあつては、金属粉等が機器内に
直接流入するため、油圧制御機器の磨耗を促進さ
せるという問題点があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上述した如き事情に鑑み、金属粉等の
異物除去機能の向上を図ることにより、油圧ポン
プの磨耗やラインフイルターの目詰まりを防止す
ることのできる油圧装置用油タンクを提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するための本考案は、油タン
ク内に、同油タンク内の作動油を油圧シリンダ側
に送るサクシヨン部と、前記油圧シリンダからの
戻り油を収納するドレン部とに分離する遮閉板を
設け、同遮閉板に前記サクシヨン部と前記ドレン
部とを連通する複数の開孔部を設けるとともに、
該複数の開孔部にそれぞれ複数の異物除去フイル
ターを設けてなることを特徴としている。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としての油
圧装置用油タンクについて説明すると、第1〜3
図に示すように、一つの完結した油圧系統の装置
として、射出成形機の作動時に作動油Aを送り出
す油圧シリンダ1と、油圧シリンダ1に作動油A
を供給する油圧ポンプ2と同油圧ポンプ2を駆動
する電動機3と、ソレノイドによる作動油Aの流
方向を切換えるための電磁方向切換弁4と、油圧
ポンプ2の作動油吸収側に100μm程度の異物を除
去できるサクシヨンフイルター5と、前記油圧ポ
ンプ2の作動油吐出側にサクシヨンフイルター5
よりも目の細かく10μm程度の異物を除去できる
ラインフイルター6と、さらに、作動油A及び戻
り油Bを収納する油タンク7と、これら前述の各
装置を互いに連結する連結管8とから構成されて
いる。
油圧タンク7内には、同油タンク7内の作動油
Aをサクシヨンフイルター5、油圧ポンプ2、ラ
インフイルター6、電磁方向切換弁4を介して油
圧シリンダ1に送るサクシヨン部11と、電磁方
向切換弁4と油タンク7内に挿入されたドレン配
管・戻り配管9を介して油圧シリンダ1からの戻
り油Bを油タンク内に収納するドレン部12が形
成されており、前記油タンク7内をサクシヨン部
11とドレン部12とに分離するための遮閉板1
3が油タンク底部7aに立設されている。
そして、遮閉板13の下部にはサクシヨン部1
1とドレン部12とを連通する3つの開孔部13
a,13a,13aが設けてあり、この開孔部1
3aには3つの異物除去フイルター14,14,
14がそれぞれ設置され、ドレン部12側の戻り
油Bは3つの異物除去フイルター14,14,1
4を通りサクシヨン部側へ流出することになる。
また、前記異物除去フイルター14は、ラインフ
イルター6とほぼ同レベルの異物除去ができるフ
イルターから成つている。
さらに遮閉板13に設置された異物除去フイル
ター14の下部には、バツフルプレート15が遮
閉板13に対して立設されており、このバツフル
プレート15の上面15aにはマグネツトシート
16aが設置されている。
また、油タンク7のサクシヨン部11及びドレ
ン部12の油タンク底部7b,7cにも前記マグ
ネツトシート16b,16cがそれぞれ設置され
ている。
尚、第1図中の符号17はタンクカバーを示し
ている。
本考案の油圧装置用油タンクは上述の如く構成
されているので、射出成形機等の駆動により、油
圧装置のドレン配管・戻り配管9を介して油タン
ク7内のドレン部12に戻つた戻り油Bに含まれ
る金属粉の異物は、油タンク底部7cのマグネツ
トシート16c及びバツフルプレート上面15a
のマグネツトシート16aによつて吸着され、そ
れ以外の異物は異物除去フイルター14,14,
14によつて処理される。
そして、異物除去フイルター14を通つた極微
細な金属粉も油タンク底部7bに設置されたマグ
ネツトシート16bにより処理されることにな
る。
即ち、戻り油Bはドレン配管・戻り配管9が油
タンク7の中間程度の位置にまで挿入されている
ので、戻り油Bは下の方まで吹き下がることとな
り(第2図矢印参照)、下のマグネツトシート1
6cによつて金属粉が吸着されるので、金属粉が
ドレン部12内を撹拌されて浮遊することがなく
なる。
したがつて、異物除去フイルター14には、金
属粉以外の異物を処理すればよいことになり、異
物除去フイルター14の負担が軽減され、効率よ
く異物を除去することができる。
また、異物除去フイルター14を数ケ所(本考
案では3ケ所)設けることにより、油圧回路のも
どり側に背圧がたつことなく十分な正常機能を持
たすことができることになる。即ち、異物除去フ
イルター14が1つだけだと、蓋をした油タンク
7内は閉回路となつており、異物除去フイルター
14の部分でいわゆる「絞り」の状態となり圧力
が働くので、油圧回路の戻り側に背圧がたつこと
になり、回路内が大気圧であつて流動の抵抗のみ
であることから、戻りの抵抗に等しくなり、回路
内は平行状態となる。また、異物除去フイルター
14の目が細かいほど抵抗が大きくもなる。した
がつて、異物除去フイルター14を数多く設置す
ることにより、フイルターの目の細かい場合でも
流量は確保できることになり、背圧がたつことな
く十分な正常機能をもたすことができることにな
る。そこで、サクシヨンフイルター5が不用にな
るが、このサクシヨンフイルター5はそれ自身機
能しなくても安全の面から設けるようにしてあ
る。
さらに、異物除去フイルター14は遮閉板13
の下部に設置してあるが、遮閉板13の上部に設
けると、ドレン部12の下の方はドレン配管・戻
り配管9の吹き下がりによりよどむことになり、
例えば作動油Aの使用量が増加に変動すると、ド
レン部12の下部のよどんでいる状態の油まで無
理に吸入むことになり異物除去フイルター14が
目詰まりを起こすという不具合を生ずるため、遮
閉板13の上部にではなく、下部に異物除去フイ
ルター14が設置されている。
〔考案の効果〕
以上、詳述したように本考案の油圧装置用油タ
ンクは、油タンク内に遮閉板を設けるとともに同
遮閉板に複数の異物除去フイルターを設け、油タ
ンク底部等にマグネツトシートを設置したので、
マグネツトシートにより金属粉を除去し、他の異
物を異物除去フイルター処理するため、異物除去
の処理機能の向上を図ることができるとともに、
油圧ポンプの磨耗やラインフイルターの目詰まり
を防止することができるという実用性に優れた考
案を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の一実施例としての油圧装
置用油タンクを示し、第1図はその平面概略図、
第2図は第1図の−矢視断面図、第3図は油
圧装置の概略回路図を示し、第4図は従来の油圧
装置用油タンクの平面概略図を示している。 1……油圧シリンダ、2……油圧ポンプ、3…
…電動機、4……電磁方向切換弁、5……サクシ
ヨンフイルター、6……ラインフイルター、7…
…油タンク、7a,7b,7c……油タンク底
部、8……連結管、9……ドレン配管・戻り配
管、10……バツフルプレート、11……サクシ
ヨン部、12……ドレン部、13……遮閉板、1
3a……開孔部、14……異物除去フイルター、
15……バツフルプレート、15a……バツフル
プレート上面、16a,16b,16c……マグ
ネツトシート、17……タンクカバー、A……作
動油、B……戻り油。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一つの油圧系統の油タンク内に、同油タンク内
    の作動油を油圧シリンダ側に送るサクシヨン部
    と、前記油圧シリンダからの戻り油を収納するド
    レン部とを分離する遮蔽板を設け、該遮蔽板の下
    部に前記サクシヨン部と前記ドレン部とを連通す
    る複数の開孔部を設けると共に、該複数の開孔部
    にそれぞれ異物除去フイルターを設けてなり、さ
    らには前記油タンク内底部及び前記遮蔽板の前記
    異物除去フイルター油流入口下部に固設したパツ
    フルプレート上面に、それぞれマグネツトシート
    を設けてなることを特徴とする油圧装置用油タン
    ク。
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