JPH05337410A - 塗装装置 - Google Patents

塗装装置

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JPH05337410A
JPH05337410A JP17504492A JP17504492A JPH05337410A JP H05337410 A JPH05337410 A JP H05337410A JP 17504492 A JP17504492 A JP 17504492A JP 17504492 A JP17504492 A JP 17504492A JP H05337410 A JPH05337410 A JP H05337410A
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実 山田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 狭いところでの塗装において塗装部の監視が
できるようにする。 【構成】 中央に配したならし板2とその両側に多列多
層に配置した多数の細管3とで刷毛部1を形成する。刷
毛部1の先端を左右両側から斜めに切ってV字形とす
る。刷毛部1の刷毛ホルダー4に保持させる。刷毛ホル
ダー内には塗料集合タンク12を設け、多数の細管3に
塗料を分配させるようにする。各細管3内を流れる塗料
は細管3の先端より連続的に流出される。各細管3の先
端を被塗装面に接触させて刷毛部1を移動させると、連
続的に塗装され且つならし板2で塗装部がならされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は材料表面に塗料を塗布す
るときに用いる塗装装置に関するもので、特に、狭い場
所での塗装に有効に用いられる塗装装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の塗装装置のうち、自動的に行わせ
るようにしたものとしては、多数のスプレーノズルより
被塗装面に圧縮空気により塗料を吹き付けて塗装するよ
うにしたものがほとんどである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
塗料をスプレーノズルより被塗装面に吹き付ける方式の
ものでは、被塗装面が広いところではフード付きのもの
とすることにより塗装面の監視もできて有効であるが、
狭隘個所で用いるときは、吹き付けられる塗料の舞い上
がりによって塗装面が見えなくなり、塗装面の監視がで
きない、という問題がある。
【0004】そこで、本発明は、連続的に供給される塗
料を舞い上げることなく塗布でき、特に狭いところでも
塗装面の監視が容易にできるようにした塗装装置を提供
しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、耐摩耗性材料よりなる中央のならし板の
左右両側に、耐摩耗性及び弾性に優れた細管を多列多層
に配置して、刷毛部を形成し、該刷毛部の先端を左右両
側から斜めに切断して正面から見てV字形に成形し、且
つ上記刷毛部の上部を支持する刷毛ホルダー内に、上記
左右別々の細管群に塗料を分配させる塗料集合タンクを
設置し、更に、上記刷毛ホルダーをアームの先端に左右
方向へ首振りできるように連結し、上記塗料集合タンク
に塗料供給管を介して塗料を供給できるようにした構成
とする。
【0006】又、上記刷毛部を形成する左右の細管群の
積層間に、ならし板としての機能をもたせた板状材を中
央のならし板と平行に設けた構成としてもよい。
【0007】更に、左右の細管群を層ごとに分けて別々
の塗料集合タンクに接続させ、層ごとに塗料の種類を変
えるようにすることもできる。
【0008】
【作用】塗料集合タンクに塗料を供給すると、該集合タ
ンク内から各細管に塗料が分配されるので、刷毛部を先
端のカット面に合わせて斜めにして移動させることによ
り、刷毛で塗るのと同様に塗ることができる。刷毛部の
先端が被塗装面に接触しているので、狭い場所でも塗料
が舞い上がることはなく、塗装部の監視が容易にでき
る。塗装中は、中央のならし板で塗装面をならすことが
できる。
【0009】細管群の層間にも板状材を入れると、なら
し効果を高めることができる。
【0010】細管群を層ごとに分けて色の異なる塗料を
用いるようにすると、色彩を変えることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0012】図1乃至図3は本発明の一実施例を示すも
ので、薄い金属板又はプラスチック製の如き耐摩耗性を
有する材料からなる薄いならし板2を中央に配置し、そ
の左右両側面に、グラスファイバーの如き耐摩耗性及び
弾性に優れた多数の細管3を多列且つ多層にまとめて細
管群としたものを配置して、刷毛部1を形成し、該刷毛
部1の先端を左右方向から斜めに切断して先端を正面か
ら見てV字形に成形する。
【0013】上記刷毛部1は、その上端部を刷毛ホルダ
ー4に保持させ、該刷毛ホルダー4は、たとえば、ロボ
ットのアーム5の先端に、前後方向へ延びるヒンジ軸6
を介し左右方向へ回動自在に連結させて、刷毛部1がヒ
ンジ軸6を中心に首振りできるようにし、且つ上記ヒン
ジ軸6は、アーム5の先端部に軸受7を介して回転自在
に支持させると共に、該ヒンジ軸6の両端部は刷毛ホル
ダー4の前後両壁面にキー8にて固定して、ヒンジ軸6
を回転させると、該ヒンジ軸6と一体となって刷毛ホル
ダー4が回動させられるようにする。又、上記ヒンジ軸
6には、動力伝達機構としてベベルギヤ9を固定し、ア
ーム5に据え付け固定した駆動用モータ10の出力軸
に、上記ベベルギヤ9と噛合するベベルギヤ11を取り
付け、モータ10を駆動させることによりベベルギヤ1
1、9を経てヒンジ軸6が回転させられるようにする。
【0014】更に、上記刷毛ホルダー4内には、刷毛部
1の左右の細管3に塗料を分配供給するヘッダーと同様
な塗料集合タンク12を、左右別々に設置し、各塗料集
合タンク12にはフレキシブルな塗料供給管13を接続
し、該両塗料供給管13は塗料容器14にバルブ15と
16を介して接続し、左右の細管3に同時に又は左右交
互に塗料を供給できるようにする。
【0015】17はエンコーダ、18は被塗装面であ
る。
【0016】塗装を行う場合は、刷毛部1を被塗装面1
8に接触させるよう接近させると共に、モータ10を駆
動して刷毛ホルダー4ごと刷毛部1をいずれか一方、た
とえば、右方向へ所要角度首振りさせて、図3の如く、
左側の細管群のカットした先端面が被塗装面18に接触
するようにする。
【0017】この状態で、刷毛部1の先端面が被塗装面
18に接触している左側の塗料集合タンク12内にのみ
塗料供給管13を通して塗料を供給するようにし、該塗
料集合タンク12から各細管3に塗料を分配して各細管
3の先端より流出させるようにすると同時に、通常の刷
毛塗りの場合と同様に刷毛部1を図3において左方向へ
移動させる。これにより進行方向側の各細管3内を通っ
て塗料出口となる先端より流出させられる塗料が被塗装
面18に塗布される。この際、刷毛部1の中央に配置さ
れているならし板2の先端が細管群の後から塗装面上を
移動して来るので、刷毛部1の被塗装面18への押付力
を最適に設定しておくことにより、各細管3の先端から
流出して被塗装面18に塗られた塗料を、塗布直後にな
らし板2の先端でならすことができ、塗装面を均一な厚
さにすることができる。又、塗料は先端より流出したも
のが被塗装面に塗られるので、塗料の舞い上がりはな
い。
【0018】次に、刷毛部1を反対の方向(右方向)へ
移動させるときは、モータ10を逆転運転させてベベル
ギヤ11,9、ヒンジ軸6を介し刷毛ホルダー4を左方
向へ首振りさせて、右側となる細管群を被塗装面18に
接触させるようにすると共に、右側の塗料集合タンク1
2にのみ塗料を供給して各細管3の先端より流出させる
ようにする。この状態で右方向へ刷毛部1を移動させる
と、連続的に塗装されると同時に、ならし板2の先端に
より塗装面がならされて行く。
【0019】以上は本発明の一実施例について説明した
ものであり、本発明は上記実施例のみに限定されるもの
ではない。たとえば、左右の方向に刷毛部1を移動させ
て塗装を施す場合に、刷毛部1を刷毛ホルダー4と一体
的に首振りさせ、刷毛部1の細管3の先端が進行方向の
後向きとなるような姿勢のまま移動させるようにした場
合を示したが、モータ10を正転、逆転交互に駆動させ
て刷毛部1を刷毛ホルダー4とともに常時左右方向へ首
振動させながら、ならし板2の両側の各細管群に同時に
塗料を供給させて被塗装面18を塗装するようにしても
よいことは勿論であり、首振りのための動力伝達機構と
して、ベベルギヤ11,9を用いているが、これに代え
てベルトで動力を伝達させるようにしてもよい。
【0020】又、図4に示す如く、中央のならし板2の
ほかに、左右の各細管3の層間にも同様のならし効果が
得られる板状材19を挿入した構成としてもよい。
【0021】この実施例によれば、層ごとに細管3から
被塗装面18に塗布される塗料を層間の板状材19でな
らすことができて、より均一な塗装面とすることができ
る。
【0022】更に、中央のならし板2を挟んで左右の細
管群を構成する細管12の層ごとに分割して別々のヘッ
ダーとしての塗料集合タンク12を刷毛ホルダー4内に
設けると共に、各塗料集合タンク12ごとに異なる供給
源から別々の塗料、たとえば、色違いの塗料を供給する
ようにしてもよい。
【0023】このようにすれば、1つの刷毛部1で色の
異なる塗料を扱って塗り分けることができることにな
る。
【0024】なお、又、本発明の塗装装置では、図示し
てないが、塗装状態を検出する各種センサが備えてあ
り、塗装面の塗布厚さや表面状態等を常時監視すること
ができるようにし、その結果をフィードバックして刷毛
部1の被塗装面への押し付け力を変更できるようにして
ある。
【0025】又、上記の各実施例では、塗装についての
み説明したが、塗装に用いないときは、各細管3内に高
圧水を流すようにして洗浄装置として用いるようにして
もよい。
【0026】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の塗装装置によ
れば、塗料を流出させる多数の細管を、中央のならし板
の両側に多列、多層に配置して刷毛部を形成し、該刷毛
部を保持する刷毛ホルダー内に、各細管に塗料を分配す
るための塗料集合タンクを設置して、該塗料集合タンク
に塗料供給管を接続し、且つ上記刷毛ホルダーをアーム
の先端に左右方向に回動自在に連結し、該刷毛ホルダー
を左右へ回動させる装置を備えた構成としてあるので、
次の如き優れた効果を奏し得る。 (i) 塗料を多数の細管内を通して先端より流出させて被
塗装面に塗り付けて行くものであるため、圧縮空気で塗
料を吹き付けるスプレーノズル方式に比して塗料の舞い
上がりをなくし得て塗装面が見にくいという問題が全く
なく、したがって、特に狭い場所での塗装を視界良好の
元で容易に行うことができると共に塗装部の監視ができ
る。 (ii)塗料は多数の細管を通して連続的に先端より流出す
ることから、刷毛部を被溶接面に接触させて該刷毛部を
左右方向へ移動させることにより連続的に塗装が出来る
と同時に中央のならし板で直ちに塗装面をならすことが
できて、均一な厚さの塗装ができる。 (iii) 中央のならし板に沿って配置した多数の細管の積
層間に、ならし効果が得られる板状材を挿入配置してお
くことにより、各層ごとに塗料の塗布とならしが行われ
て、より均一な塗装面が得られる。 (iv)細管の各層ごとに分けて種類の異なる塗料を別々に
流すようにすることができて、1つの装置で効率よく色
違いなど種類の異なる塗料を塗り分けることが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の塗装装置の一実施例を示すもので、
(イ)は正面図、(ロ)は一部切断側面図、(ハ)は図
1のA−A矢視図である。
【図2】塗料の供給系統を示す概略図である。
【図3】塗装するときの状態を示す切断正面図である。
【図4】本発明の他の実施例を示す刷毛部の拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 刷毛部 2 ならし板 3 細管 4 刷毛ホルダー 5 アーム 6 ヒンジ軸 10 モータ 12 塗料集合タンク 13 塗料供給管 18 被塗装面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐摩耗性材料よりなる薄板のならし板を
    中央に配置し、その左右両側となる両面側に耐摩耗性及
    び弾性に優れた多数の細管をそれぞれ多列多層に配置し
    て刷毛部を形成し、該刷毛部の先端を左右両側から斜め
    に切断して正面から見てV字形に成形し、且つ上記刷毛
    部の末端側を保持する刷毛ホルダーを、アームの先端に
    左右方向へ首振り自在に連結し、上記刷毛ホルダー内
    に、ならし板を挟んで左右に配した多数の細管に塗料を
    分配する塗料集合タンクを設け、更に、上記刷毛ホルダ
    ーを首振りさせる装置を備えた構成を有することを特徴
    とする塗装装置。
  2. 【請求項2】 刷毛部を形成するならし板両側の各細管
    の層間に、ならし板として機能し得る板状材を、中央の
    ならし板と平行となるよう挿入して配置した請求項1記
    載の塗装装置。
  3. 【請求項3】 刷毛部を形成するならし板両側の各細管
    を層ごとに分け、且つ各層ごとの細管に塗料を分配する
    よう塗料集合タンクを細管の層ごとに設置する請求項1
    記載の塗装装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008000671A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Kansai Paint Hanbai Kk 高粘度塗料の厚膜塗装に適した塗装装置及び塗装方法
CN113756780A (zh) * 2021-10-11 2021-12-07 董杰 一种应用于深海石油钻探的具有防侵蚀结构的分离器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008000671A (ja) * 2006-06-22 2008-01-10 Kansai Paint Hanbai Kk 高粘度塗料の厚膜塗装に適した塗装装置及び塗装方法
CN113756780A (zh) * 2021-10-11 2021-12-07 董杰 一种应用于深海石油钻探的具有防侵蚀结构的分离器

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