JPH053369Y2 - - Google Patents

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JPH053369Y2
JPH053369Y2 JP4561787U JP4561787U JPH053369Y2 JP H053369 Y2 JPH053369 Y2 JP H053369Y2 JP 4561787 U JP4561787 U JP 4561787U JP 4561787 U JP4561787 U JP 4561787U JP H053369 Y2 JPH053369 Y2 JP H053369Y2
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JP
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front door
vehicle
door
guide
guide surface
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JP4561787U
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JPS63152718U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車の車体構造に関し、特に側部車
体構造の改良に関するものである。
(従来技術) 例えば第5図に示すような4ドアセダンでは、
第6図に断面図で示すように、センタピラー1の
車外側でフロントドア2の後端部2aとリヤドア
3の後端部3aとが互いに離間した突合せ状態に
なるように配設されるのが普通である。
ところで、自動車の正面衝突時等において、フ
ロントドア2が外力によつて後退して仮想線で示
すようにフロントドアの後端部2aがリヤドア3
の内側にもぐりこむと、両ドアが互いに干渉して
フロントドア2ばかりか、リヤドア3まで開かな
くなる問題がある。
そこで、従来では、例えば実開昭61−5265号公
報に開示されているように、フロントドア2の後
端面と対向したセンタピラー1の前部外側面に、
フロントドア2が後退した場合にこのフロントド
ア2の後端部2aを車外側に案内するための案内
面を設けて、両ドアのデツドロツクを防止するこ
とが提案されている。
しかしながら上記構成ではセンタピラー1に設
けられた案内面は、フロントドア2の後退方向に
位置するものであり、フロントドア2の荷重を直
接受けるものであるため、十分な強度を必要と
し、そのためにセンタピラー1の剛性を強くする
等、既存の車体に対して新たな工夫を要するもの
であつた。
(考案の目的) そこで本考案は、センタピラーに変更を加える
ことなく、両ドアのデツドロツクを確実に防止す
ることができるドア構造を提供することを目的と
する。
(考案の構成) 本考案は、フロントドアの下端面と、この下端
面に対向するサイドシルの上面とのうちいずれか
一方に、車内側から車外側に向つて後方へ傾斜し
た案内面を有する案内部材を設け、上記フロント
ドアが外力により後退した場合に上記案内面に沿
つて案内される被案内部材を他方に設けたことを
特徴とする。
(考案の効果) 本考案によれば、十分な剛性を有するサイドシ
ルの上面に案内面を設けることによつて、正面衝
突時にフトントドアの下端面が上記案内面に案内
されてフロントドアの後端部が車外側へ移動する
から、センタピラーに新たな工夫を施すことなく
両ドアのデツドロツクを確実に防止することがで
きる。また上記案内部材はフロントドアまたはサ
イドシルに簡単に取付けることができる利点があ
る。
(実施例) 以下第1図〜第4図を参照して本考案の実施例
について詳細に説明する。
第1図は本考案の実施例を第6図に対応させて
示す横断面図であり、第6図と同一構造部分につ
いては同一符号を付してある。図中、4は、フロ
ントドア2が閉じられたときにこのフロントドア
2の下端面2bと対向する上面4aを有するサイ
ドシルである。このサイドシル4の上面4aに
は、第2図および第3図に示すように、ウエツジ
状の案内部材5が取付けられており、この案内部
材5の外側面は車内側から車外側に向つて後方へ
傾斜した案内面5aを形成している。一方、フロ
ントドア2の下端面2bには、上記案内部材5の
案内面5aと平行な傾斜面6aを有する被案内部
材6が取付けられている。
上記2つの面5a,6aは僅かな隙間を隔てて
対向している。
このような構成により、正面衝突等によつてフ
ロントドア2が後退しようとすると、フロントド
ア2の下端面2bに取付けられている被案内部材
6の傾斜面6aがサイドシル4の上面4aに設け
られている案内部材5の案内面5aに突当り、案
内面5aに沿つて移動する。したがつて、フロン
トドア2の後端部2aは、第4図に示すように、
リヤドア3の前端部3aと干渉する以前に、リヤ
ドア3の前端部3aよりも車外側に出て後方へ移
動する。この結果、両ドアに多少の変形があつて
も、両ドアを開放できる状態が得られるから、フ
ロントドア2の後退によるデツドロツクを防止す
ることができるのである。
なお、上述の実施例では、サイドシル4側の案
内部材5とフロントドア2側の被案内部材6との
双方に相補的な傾斜面5a,6aが設けられてい
るが、この傾斜面は部材5,6の何れか一方に設
けただけでも本考案の目的を達成できることは明
らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す断面図、第2図
は第1図の−線に沿つた断面図、第3図は要
部の斜視図、第4図は本考案の作用の説明に供す
る図、第5図は従来の4ドアセダンの斜視図、第
6図は第5図の−線に沿う拡大断面図であ
る。 1……センタピラー、2……フロントドア、3
……リヤドア、4……サイドシル、5……案内部
材、5a……案内面、6……被案内部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 フロントドアの後端部とリヤドアの前端部とが
    離間した突合せ状態になるように配設された車体
    構造において、 上記フロントドアの下端面と、この下端面に対
    向するサイドシル上面とのうちのいずれか一方
    に、車内側から車外側に向つて後方へ傾斜した案
    内面を有する案内部材を設け、上記フロントドア
    が外力により後退した場合に上記案内面に沿つて
    案内される被案内部材を他方に設けたことを特徴
    とする自動車の側部車体構造。
JP4561787U 1987-03-30 1987-03-30 Expired - Lifetime JPH053369Y2 (ja)

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JP4561787U JPH053369Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

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JP4561787U JPH053369Y2 (ja) 1987-03-30 1987-03-30

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JPS63152718U JPS63152718U (ja) 1988-10-06
JPH053369Y2 true JPH053369Y2 (ja) 1993-01-27

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JP2001310630A (ja) * 2000-04-26 2001-11-06 Fuji Heavy Ind Ltd 車両用サイドドア

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JPS63152718U (ja) 1988-10-06

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