JPH05336629A - ガス絶縁開閉装置のガス密度監視装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置のガス密度監視装置

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JPH05336629A
JPH05336629A JP4142289A JP14228992A JPH05336629A JP H05336629 A JPH05336629 A JP H05336629A JP 4142289 A JP4142289 A JP 4142289A JP 14228992 A JP14228992 A JP 14228992A JP H05336629 A JPH05336629 A JP H05336629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
temperature
insulated switchgear
density
pressure
Prior art date
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Pending
Application number
JP4142289A
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English (en)
Inventor
Naohiro Kaneman
直弘 金万
Hirokazu Takei
弘和 武井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス温度の測定誤差が少なく、計測精度の高
いガス絶縁開閉装置のガス密度監視装置を提供する。 【構成】 ガス絶縁開閉装置の容器1内部またはガス配
管2内に、ガス圧力を測定するセンサ7と、温度を測定
するセンサ8、9を取り付け、測定したガス圧力と温度
を用いたガス絶縁開閉装置のガス密度換算を、日射のな
い時間帯に行う。 【効果】 ガス圧力と、ガス温度を用いたガス密度の2
0℃換算値を得るに際し、ガス絶縁開閉装置内部の平均
ガス温度にほぼ等しい温度が温度センサ8、9から得ら
れるので、ガス密度の計測精度が高くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス絶縁開閉装置(G
IS)のガス密度監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置においては、絶縁耐力
を一定に保つため、容器内のガス圧力を測定してガス漏
れを検出していた。しかしながら、ガス絶縁開閉装置に
おけるSF6ガスの絶縁耐力は、ガスの圧力ではなくガ
ス密度によって保持される。そして、ガス漏れがない状
態でも、ガス圧力はガス温度に比例して変化する。した
がって、ガス漏れを正確に検出し容器内のガス密度を一
定に保つには、検出したガス圧力に対して、温度による
圧力変化分を補償する演算を行い、ガス漏れを判定する
必要がある。
【0003】従来においては、図3に示すように、ガス
絶縁開閉装置容器1に接続されたガス配管2に設けられ
た圧力センサ7によりガス圧力を検出し、容器1の外部
に設けられた温度センサ8により温度を検出し、監視装
置10において温度によるガス圧力の圧力変化分を補償
するガス密度換算を行っていた。なお、3は常時開の止
弁、4は常時閉の止弁、5は連成計、6は密度スイッチ
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ガス絶縁開閉装置のガ
ス密度は、測定されたガス圧力とガス温度を用いて、2
0℃換算値で管理される。いま仮にガス温度Tgでガス
圧力がPであるとすれば、そのときの20℃換算値P20
は、P20=P+L・(20−Tg)で表せる(なお、L
はガス密度係数である)。しかし、このガス温度Tgと
して真値の、ガス絶縁開閉装置内部の平均ガス温度を測
定することは困難である。そのため、従来は上記のよう
に、ガス絶縁開閉装置容器1の外部に取り付けた温度セ
ンサ8で代用しており、ガス絶縁開閉装置内部の平均ガ
ス温度と容器外部の温度の差が誤差となっていた。
【0005】これに対し本発明は、ガス温度の測定誤差
が少なく、計測精度の高いガス絶縁開閉装置のガス密度
監視装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ガス絶縁開閉装置の内部またはガス配管内
に温度センサを取り付け、日射のない時間帯にガス密度
監視を行う。
【0007】
【作用】日射のない時間帯には、ガス絶縁開閉装置の容
器、ガス配管等の各場所はほぼ同じガス温度になる。こ
のため前記手段によれば、ガス絶縁開閉装置内部の平均
ガス温度にほぼ等しい温度が温度センサから得られ、ガ
ス密度の計測精度が高くなる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1および図2を用いて説
明する。
【0009】図1は、本例のガス密度監視装置の概略を
示す。図1において、1はガス絶縁開閉装置の容器であ
る。該容器1内には、遮断器、ケーブルヘッド、母線等
の主回路部が、機器単位ごとあるいは、いくつかの機器
の組合せ単位ごとに分割されて収納されている。また、
該容器1内には主回路部との絶縁媒体となるSF6ガス
が充填密封されている。
【0010】容器1には、SF6ガスの充排気のための
ガス配管2が止弁3、4を介して接続される。ガス絶縁
開閉装置1の運転時には、止弁4が閉、止弁3が開とさ
れ、ガス配管2内は容器1内と連通されて同じガス圧力
となっている。このガス配管2に分岐して、連成計5、
密度スイッチ6、圧力センサ7が設けられる。温度セン
サは、容器1内または、ガス配管2に分岐したガス室内
に設ける。本例においては、容器1内にもうけた温度セ
ンサ8と、ガス配管2に分岐したガス室内に設けた温度
センサ9は、後述の理由によりほぼ等しい値を検出する
ので、温度センサ8、9のいずれの検出値を使用しても
よいものである。そして、圧力センサ7、温度センサ
8、9の出力は監視装置10に接続される。
【0011】監視装置10は、圧力センサ7により測定
したガス圧力Pにより、容器1内のガス密度の管理を行
う。容器1内のガス圧力Pは、ガス漏れがない状態でも
ガス温度に比例して変化する。したがって、監視装置1
0は、測定されたガス圧力Pを温度センサ8、9により
得た温度により補償して、容器1内のガス密度を20℃
換算値により管理する。
【0012】本例においては、ガス温度として真値のガ
ス絶縁開閉装置の平均ガス温度に等しい値を得るため、
監視装置10による20℃換算を、時計11からの信号
により、ガス絶縁開閉装置に対する日射がない時間帯に
行う。また、温度センサ8、9は、上記のようにガス絶
縁開閉装置の容器1内部またはガス配管2内に取り付け
る。
【0013】この理由を図2のグラフを用いて説明す
る。屋外に設置されたガス絶縁開閉装置内の正常状態に
おけるガス温度は、日中の日射による容器1の表面の温
度上昇により、容器内の場所によって相違する。特に、
容器上部は高く、下部は低い。したがって、日中は正確
なガス密度が測定できない。ところが、日射のなくなる
時間帯13のガス温度は、ガス絶縁開閉装置内部の各場
所共にほぼ同じガス温度になる。つまり、日射のなくな
る時間帯13に、ガス絶縁開閉装置の容器1内に設けた
温度センサ8またはガス配管2内に設けた温度センサ9
により測定したガス温度Tgは、真値のガス絶縁開閉装
置の平均ガス温度にほぼ等しいものとなる。
【0014】したがって、圧力センサ7により測定した
ガス圧力Pと、温度センサ8、9により測定したガス温
度Tgを用いてP20=P+L・(20−Tg)で表され
る20℃換算値(なお、Lはガス密度係数である)を使
用することにより、計測精度の高いガス絶縁開閉装置の
ガス密度監視装置が得られる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、ガス絶縁開閉装置のガ
ス密度監視装置において、ガス圧力とガス温度を用いて
ガス密度の20℃換算値を得るに際し、ガス絶縁開閉装
置内部の平均ガス温度にほぼ等しい温度が温度センサか
ら得られるので、ガス密度の計測精度が高くなる。した
がって、ガス絶縁開閉装置の絶縁耐力の保持が確実にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例の概略を示す図。
【図2】 ガス絶縁開閉装置のガス温度の変化を表すグ
ラフ。
【図3】 従来例の概略を示す図。
【符号の説明】
1…容器、2…ガス配管、3,4…止弁、5…連成計、
6…密度スイッチ、7…圧力センサ、8,9…温度セン
サ、10…監視装置、11…時計。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス絶縁開閉装置の内部またはガス配管
    系内に、ガス圧力を測定するセンサと温度を測定するセ
    ンサを取り付け、測定したガス圧力と温度を用いたガス
    絶縁開閉装置のガス密度換算を、日射のない時間帯に行
    う手段を備えたガス絶縁開閉装置のガス密度監視装置。
JP4142289A 1992-06-03 1992-06-03 ガス絶縁開閉装置のガス密度監視装置 Pending JPH05336629A (ja)

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