JPH05336544A - 画像ファイル装置 - Google Patents

画像ファイル装置

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JPH05336544A
JPH05336544A JP4144547A JP14454792A JPH05336544A JP H05336544 A JPH05336544 A JP H05336544A JP 4144547 A JP4144547 A JP 4144547A JP 14454792 A JP14454792 A JP 14454792A JP H05336544 A JPH05336544 A JP H05336544A
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video signal
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 白黒ビデオ信号再生時に色付きのない良好な
表示画像を得る。 【構成】 記録時において、第2入力のNTSCの白黒
ビデオ信号には、パターン発生回路94で発生した所定
パターンの識別信号を加算器92で付加して記録する。
再生時には、画像記録装置から第3入力に入力されるビ
デオ信号より入力信号判定部104で識別信号を検出し
て再生ビデオ信号がカラー信号か白黒信号かを判定す
る。この判定結果に基づいて、入力信号切換え制御回路
105によりマルチプレクサ99を切換え、再生ビデオ
信号が白黒信号の場合には3原色を同一のビデオ信号と
して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像ファイル装置に関
し、特に、内視鏡画像の記録及び記録した画像の再生を
行うものに好適の画像ファイル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、固体撮像素子を用いた撮像手段が
実用化され、テレビカメラとか内視鏡に組み込まれるよ
うになった。それに伴い、内視鏡先端部に設けられた固
体撮像素子によって撮像される内視鏡画像のテレビモニ
タへの表示や、画像データの記録が行われている。
【0003】一方、超音波を送受波して被検部位の断層
像を得る超音波内視鏡装置においても、超音波断層像の
テレビモニタへの表示や、画像データの記録が行われて
いる。
【0004】前記のような内視鏡画像や超音波断層像等
の画像データを記録し、必要に応じて画像データの検
索、再生等を行う画像ファイル装置が従来より提案され
ている。このような画像ファイル装置として、本出願人
は特願平3−148850号において、RGB3原色の
記録を行う画像記録装置に複数の内視鏡装置を接続し、
複数の装置から入力される内視鏡画像の記録、検索、再
生を行う装置を提案している。この装置では、内視鏡装
置から出力されるRGB3原色の画像の記録を行いなが
ら、超音波内視鏡装置から出力される白黒の画像も同一
の記録装置に容易に記録することができるようになって
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】NTSCビデオ信号を
アナログ信号で記録再生を行う装置においては、記録す
るビデオ信号中のバースト信号の有無によってカラー信
号か白黒信号かを判別し、白黒信号の場合は画像再生時
に色信号を抑制し、白黒画像に色がつくのを防ぐ方法が
提案されている。
【0006】一方、RGB3原色信号をアナログ信号で
記録再生を行う装置においては、一般にはNTSCビデ
オ信号を記録する装置の場合より記録再生時に高解像度
の画像が得られるが、画像信号が白黒か、カラーかとい
った判別は困難であり、カラー信号と白黒信号とを特に
区別せずに記録を行うようになっている。このため、R
GB3原色間のレベルの調整等が不十分である場合など
には白黒画像であっても色がついてしまうといった問題
点を有していた。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
ので、RGB3原色等のビデオ信号と白黒のビデオ信号
とを記録する場合において、画像記録装置より記録再生
されたビデオ信号から、RGBビデオ信号か白黒ビデオ
信号かを判別することができ、白黒ビデオ信号再生時に
は色付きのない良好な表示画像を得ることのできる画像
ファイル装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による画像ファイ
ル装置は、カラービデオ信号と白黒ビデオ信号とを記録
再生する装置において、カラービデオ信号か白黒ビデオ
信号の少なくともいずれか一方にカラー信号か白黒信号
かを識別するための識別信号を付加する識別信号付加手
段と、前記識別信号付加手段で識別信号を付加された信
号を含むビデオ信号を記録再生するビデオ信号記録再生
手段と、前記ビデオ信号記録再生手段から再生されるビ
デオ信号より前記識別信号を検出して、再生ビデオ信号
がカラー信号か白黒信号かを判定するビデオ信号判定手
段と、前記ビデオ信号判定手段の判定結果に応じてビデ
オ信号の入出力を切換え、再生ビデオ信号が白黒信号の
場合には3原色を同一のビデオ信号として出力する入出
力信号切換え手段とを備えたものである。
【0009】
【作用】記録時において、識別信号付加手段によりカラ
ービデオ信号か白黒ビデオ信号の少なくともいずれか一
方にカラー信号か白黒信号かを識別するための識別信号
を付加し、識別信号を付加された信号を含むビデオ信号
をビデオ信号記録再生手段によって記録する。再生時に
は、ビデオ信号判定手段によって、ビデオ信号記録再生
手段で再生される再生ビデオ信号より前記識別信号を検
出して、再生ビデオ信号がカラー信号か白黒信号かを判
定する。そして、入出力信号切換え手段により、前記ビ
デオ信号判定手段の判定結果に応じてビデオ信号の入出
力を切換え、再生ビデオ信号が白黒信号の場合には3原
色を同一のビデオ信号として出力する。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図7は本発明の第1実施例に係り、図
1は画像ファイル装置に設けられる画像入出力制御装置
の構成を説明するブロック図、図2は画像ファイル装置
の全体の構成を示す説明図、図3は内視鏡装置の画像入
力部の構成を説明するブロック図、図4は超音波内視鏡
装置の構成を示す説明図、図5は超音波内視鏡の先端部
の概略構成を示す説明図、図6は超音波内視鏡装置の画
像入力部の構成を説明するブロック図、図7は図1にお
ける映像信号に所定のパルスを付加する加算器の入出力
信号を説明する波形図である。
【0011】本実施例は、内視鏡装置に本発明を適用し
たものである。
【0012】図2に示すように、画像ファイル装置1
は、画像信号発生部としての内視鏡装置2及び超音波内
視鏡装置3と、画像入出力制御装置4と、ビデオ信号記
録再生手段としての画像記録装置5と、TVモニタ6と
を備えて構成されている。
【0013】内視鏡装置2は、可撓性で細長に形成さ
れ、観察部位7に挿入される挿入部8と、この挿入部8
の後端部に連設された操作部9と、この操作部9の側部
より延出したユニバーサルケーブル11とから構成され
る電子スコープ10を有している。
【0014】前記ユニバーサルケーブル11の後端部に
はコネクタ12が設けられており、このコネクタ12は
電子スコープ10に照明光を供給する光源装置13に接
続されている。このコネクタ12の側部から信号ケーブ
ル14が延出しており、この信号ケーブル14の後端部
に設けられたコネクタ15は画像入力装置16に接続さ
れている。この画像入力装置16は、電子スコープ10
によって得られた画像信号を信号処理して、例えばRG
B3原色信号等のビデオ信号を生成してケーブル18を
介してTVモニタ17へ出力し、TVモニタ17にて内
視鏡画像が観察できるようになっている。
【0015】前記画像入力装置16は、ケーブル19を
介して画像入出力制御装置4に接続されており、画像入
力装置16で生成されたビデオ信号は画像入出力制御装
置4にも送出されるようになっている。
【0016】超音波内視鏡装置3は、内視鏡装置2と同
様に、可撓性で細長に形成され、観察部位21に挿入さ
れる挿入部22と、この挿入部22の後端部に連設され
た操作部23と、この操作部23の後端に設けられた接
眼部24と、操作部23の側部より延出したユニバーサ
ルケーブル26とから構成される超音波スコープ25を
有している。
【0017】前記ユニバーサルケーブル26の後端部に
はコネクタ27が設けられており、このコネクタ27は
超音波スコープ25で内視鏡像を肉眼観察するのに必要
な照明光を供給する光源装置28に接続されている。こ
のコネクタ27の側部から信号ケーブル29が延出して
おり、この信号ケーブル29の後端部に設けられたコネ
クタ30は画像入力装置31に接続されている。この画
像入力装置31は、超音波スコープ25によって得られ
た画像信号を信号処理して、例えばNTSC信号等のビ
デオ信号を生成してケーブル33を介してTVモニタ3
2へ出力し、TVモニタ32にて超音波内視鏡画像が観
察できるようになっている。
【0018】前記画像入力装置31は、ケーブル34を
介して画像入出力制御装置4に接続されており、画像入
力装置31で生成されたビデオ信号は画像入出力制御装
置4にも送出されるようになっている。
【0019】画像入出力制御装置4はケーブル20を介
して画像記録装置5に接続されており、画像入力装置1
6及び31で生成されたビデオ信号が画像記録装置5に
送出され、画像データを記録できるようになっている。
また、画像入出力制御装置4にはケーブル35を介して
TVモニタ6が接続されており、画像記録装置5に記録
されたビデオ信号を再生し、再生されたビデオ信号をT
Vモニタ6に出力して表示できるようになっている。
【0020】図3を参照して内視鏡装置2の詳細の構成
について説明する。電子スコープ10の挿入部8の先端
部には、光源装置13より供給される照明光を観察部位
7に出射するファイババンドルによって形成されたライ
トガイド40の出射端面が設けられている。このライト
ガイド40は、挿入部8,操作部9,ユニバーサルケー
ブル11内を挿通されており、コネクタ12を光源装置
13に接続することにより、光源装置13からの照明光
を伝達して観察部位7へ照射するようになっている。
【0021】前記挿入部8の先端部には、更に対物レン
ズ41が設けられており、この対物レンズ41の結像位
置には固体撮像素子42に設けられた撮像面が位置する
ようになっている。この固体撮像素子42には、撮像面
に結像した被写体像を光電変換した結果得られる電気信
号とこの固体撮像素子42を駆動する駆動クロックが伝
送される信号線43が接続されている。この信号線43
は、挿入部8,操作部9,ユニバーサルケーブル11を
経てコネクタ12に至り、更に、コネクタ12から信号
ケーブル14を経てコネクタ15まで挿通され、画像入
力装置16に接続されるようになっている。
【0022】前記光源装置13には光源ランプ44が設
けられており、この光源ランプ44と前記ライトガイド
40の入射端面とを結ぶ光路上には、光源ランプ44側
より光源ランプ44の照明光を平行光とするコリメート
レンズ45と、回転フィルタ46と、照明光を集光して
ライトガイド40の入射端面に照射する集光レンズ47
とが設けられている。
【0023】前記回転フィルタ46は、円盤状で周方向
に例えば赤(R)、緑(G)、青(B)の各色光を透過
する色透過フィルタ48R,48G,48Bが設けられ
ており、この各色透過フィルタ48R,48G,48B
を前記コリメートレンズ45によって平行光とされた照
明光が透過するようになっている。この回転フィルタ4
6はモータ49によって回転駆動されて、赤、緑、青の
各色光を時系列的にライトガイド40に供給するように
なっている。
【0024】前記コネクタ15を画像入力装置16に接
続することにより、信号線43は画像入力装置16内に
設けられた画像プロセス部50に接続されるようになっ
ている。この画像プロセス部50は、駆動クロックを印
加して固体撮像素子42を駆動し、固体撮像素子42か
ら送出される電気信号をRGBビデオ信号に変換して出
力するようになっている。また、画像プロセス部50は
R,B画像信号の信号レベルのバランス等の制御を行う
ようになっている。更に、画像プロセス部50は後述す
る制御部51から送られて来る患者データ、エラーメッ
セージ等をRGBビデオ信号に重畳するようになってい
る。また、画像プロセス部50ではRGBビデオ信号に
同期する複合同期信号(以下、SYNC信号と称する)
を出力するようになっている。
【0025】画像プロセス部50の出力は画像メモリ5
2に送出されるようになっている。この画像メモリ52
は、入力されるRGBビデオ信号を制御部51からの制
御信号に応じてそのまま通過させるか、または一時保持
して静止画として繰返し出力するようになっている。画
像メモリ52の出力はD/Aコンバータ53に出力され
てアナログビデオ信号に変換される。D/Aコンバータ
53でアナログ信号に変換されたビデオ信号は、画像プ
ロセス部50より出力されるSYNC信号と共に一方は
TVモニタ17に出力され画面上に観察部位7の画像を
表示するようになっている。また、他方は前記画像入出
力制御装置4に送出されるようになっている。
【0026】前記制御部51は、例えばキーボード等の
データ入力部54に接続されている。データ入力部54
からは使用者の操作によってRGBビデオ信号に重畳す
る患者名、患者生年月日等の患者データや画像記録(レ
リーズ)等の制御信号が入力され、患者データは上記し
たように画像プロセス部50に送出されてRGBビデオ
信号に重畳されるようになっている。また、制御信号は
上記したように画像メモリ52に送出されるようになっ
ている。また、制御部51には通信インターフェイス5
5が接続されており、データ入力部54より入力された
データや制御信号を画像入出力制御装置4に送出するよ
うになっている。
【0027】次に、図4ないし図6を参照して超音波内
視鏡装置3の詳細の構成について説明する。
【0028】図4に示すように、超音波スコープ25の
挿入部22の先端部には、超音波振動子60が設けられ
ており、この超音波振動子60の後部にはこの超音波振
動子60を回転させる駆動軸としてのフレキシブルシャ
フト61の前端部が接続され、超音波振動子60をラジ
アル方向に走査することができるようになっている。こ
のフレキシブルシャフト61は挿入部22内を挿通され
て、操作部23のケース62内に設けられたモータ63
の回転軸にベルト64を介して接続されている。また、
このフレキシブルシャフト61には、ケース62内に設
けられたエンコーダ65がベルト66を介して接続され
ており、エンコーダ65より超音波振動子60の位置を
示す信号を出力するようになっている。さらに、フレキ
シブルシャフト61の後端部には、スナップリング67
が設けられ、超音波振動子60,フレキシブルシャフト
61と操作部23との間で超音波信号を伝達できるよう
になっている。
【0029】前記超音波スコープ25の挿入部22の先
端部の詳細の構成を図5に示す。前記超音波振動子60
より若干後端側の部位には、超音波観察を行う部位を光
学的に前方斜視するための観察光学系70と照明光学系
71とが設けられている。観察光学系70の後方には、
ファイババンドルによって形成されたイメージガイド7
2の入射端面が設けられており、このイメージガイド7
2は挿入部22,操作部23内を挿通されて、図4に示
す操作部23の後端に設けらた接眼部24に至るように
なっている。この接眼部24では観察光学系70から取
込まれた被検部位の像を肉眼観察できるようになってい
る。また、照明光学系71の後方には、ファイババンド
ルによって形成されたライトガイド73の出射端面が設
けられており、このライトガイド73は挿入部22,操
作部23,ユニバーサルケーブル26を経てコネクタ2
7まで挿通し、コネクタ27を光源装置28に接続する
ことにより、光源装置28からの照明光を伝達して観察
部位21へ照射するようになっている。
【0030】超音波内視鏡装置3の画像入力装置31の
構成を図6に示す。超音波スコープ25の先端部に設け
られた超音波振動子60は、挿入部22,操作部23,
ユニバーサルケーブル26とを経てコネクタ27に至
り、更に、コネクタ27から信号ケーブル29を経てコ
ネクタ30まで挿通された信号線を介して、画像入力装
置31内に設けられた送受信回路80に接続されてお
り、送受信回路80により超音波信号の送受信が行われ
るようになっている。送受信回路80は、デジタルスキ
ャンコンバータ(以下、DSCと略記する)81に接続
されている。さらにDSC81はエンコーダ65に接続
されており、このエンコーダ65よりタイミングパルス
と原点信号とが入力されるようになっている。DSC8
1は、タイミングパルスが入力されると、このパルスに
対して同期してトリガパルスを送受信回路80に出力
し、超音波振動子60を駆動するようになっている。
【0031】前記エンコーダ65は、書込み位置変更回
路82にも接続されており、前記タイミングパルスと原
点信号とを供給するようになっている。この書込み位置
変更回路82は、超音波断層像を回転させるためのタイ
ミングパルス数を設定する書込み位置設定回路83に接
続されており、この書込み位置設定回路83で設定され
たタイミング数を計数とするとDSC81に書込み開始
信号を出力するようになっている。DSC81は、原点
位置の重畳された超音波受信信号の電気信号を画像プロ
セス部84に出力するようになっており、この信号が画
像プロセス部84でビデオ信号に変換されるようになっ
ている。画像プロセス部84では、更に、後述する制御
部85から送られて来る患者データ、エラーメッセージ
等をビデオ信号に重畳するようになっている。また、画
像プロセス部84ではビデオ信号に同期するSYNC信
号を出力するようになっている。
【0032】画像プロセス部84の出力は画像メモリ8
6に送出されるようになっている。この画像メモリ86
は、入力されるビデオ信号を制御部85からの制御信号
に応じてそのまま通過させるか、または一時保持して静
止画として繰返し出力するようになっている。画像メモ
リ86の出力はD/Aコンバータ87に出力されてアナ
ログ信号に変換される。このアナログ信号に変換された
ビデオ信号には、画像プロセス部84より出力されるS
YNC信号が加算されて、白黒NTSCビデオ信号とし
て一方はTVモニタ32に出力され画面上に観察部位2
1の画像を表示するようになっている。また、他方は前
記画像入出力制御装置4に送出されるようになってい
る。
【0033】前記制御部85は、例えばキーボード等の
データ入力部88に接続されている。データ入力部88
からは使用者の操作によってRGBビデオ信号に重畳す
る患者名、患者生年月日等の患者データや画像記録(レ
リーズ)等の制御信号が入力され、患者データは上記し
たように画像プロセス部84に送出されてビデオ信号に
重畳されるようになっている。また、制御信号は上記し
たように画像メモリ86に送出されるようになってい
る。また、制御部85には通信インターフェイス89が
接続されており、データ入力部88より入力されたデー
タや制御信号を画像入出力制御装置4に送出するように
なっている。
【0034】次に、図1を参照して画像入出力制御装置
4の構成について説明する。
【0035】画像入出力制御装置4の第1入力には前記
画像入力装置16が、第2入力には前記画像入力装置3
1が、第3入力には画像記録装置5が接続され、それぞ
れの装置よりビデオ信号が入力されるようになってい
る。
【0036】マルチプレクサ91には、画像入力装置1
6で生成されたRGBビデオ信号及びSYNC信号がケ
ーブル19を経て入力されるようになっている。一方、
画像入力装置31からの白黒のNTSCビデオ信号は、
信号ケーブル34を経て加算器92に入力されると共
に、同期信号分離回路93に入力される。同期信号分離
回路93において、NTSCビデオ信号よりSYNC信
号が分離され、このSYNC信号がマルチプレクサ91
及びパターン発生回路94に出力されるようになってい
る。パターン発生回路94は、入力されたSYNC信号
に同期してあらかじめ設定された所定のパルスのパター
ンを発生して加算器92に出力し、加算器92において
前記NTSCビデオ信号にパターン発生回路94より出
力されたパターンが加算されてマルチプレクサ91に出
力されるようになっている。すなわち、パターン発生回
路94,加算器92によって識別信号付加手段が構成さ
れている。マルチプレクサ91は、後述する入力信号切
換え制御回路105の制御によって入力されるビデオ信
号及びSYNC信号を第1入力、第2入力のいずれか一
方に切り換え、選択されたビデオ信号及びSYNC信号
は、それぞれバッファ回路95,96,97,98を介
して出力され、ケーブル20を経て画像記録装置5に送
出されるようになっている。
【0037】前記画像記録装置5から出力されるRGB
ビデオ信号は、ケーブル20を経てマルチプレクサ99
に入力されるようになっているが、このうちG,Bビデ
オ信号はそれぞれマルチプレクサ99の一方の入力端に
入力され、他方の入力端にRビデオ信号が入力される。
また、Rビデオ信号はそのままバッファ回路100を介
して出力されるようになっており、マルチプレクサ99
によってRGBのカラーのビデオ信号、またはRビデオ
信号のみのいずれかに切換えられるようになっている。
マルチプレクサ99からの出力ビデオ信号は、バッファ
回路101,102を介して出力され、また、画像記録
装置5からのSYNC信号は、バッファ回路103を介
して出力されるようになっている。前記バッファ回路1
00,101,102,103からのRGBビデオ信号
及びSYNC信号は、ケーブル35を介してTVモニタ
6に出力され、画像記録装置5に記録された画像を観察
できるようになっている。
【0038】また、前記画像記録装置5より出力される
Bビデオ信号及びSYNC信号は、ビデオ信号判定手段
としての入力信号判定部104に入力され、入力信号の
判定が行われるようになっている。入力信号判定部10
4は入力信号切換え制御回路105に接続され、この入
力信号切換え制御回路105はバスライン106を介し
てCPU107に接続されており、CPU107から出
力される制御信号及び入力信号判定部104からの入力
信号の判定結果に基づいて、マルチプレクサ91,99
の入力信号切換えの制御が行われるようになっている。
すなわち、入力信号切換え制御回路105,マルチプレ
クサ99により入出力信号切換え手段が構成されてい
る。
【0039】前記内視鏡装置2の制御部51は、通信イ
ンターフェイス55,ケーブル19を介して第1シリア
ルポート109に、前記超音波内視鏡装置3の制御部8
5は、通信インターフェイス89,ケーブル34を介し
て第2シリアルポート110にそれぞれ接続されてい
る。また、第3シリアルポート111はケーブル20を
介して画像記録装置5に接続されている。各シリアルポ
ートは、バスライン106を介してCPU107と接続
されており、CPU107は内視鏡装置2,超音波内視
鏡装置3,画像記録装置5との間で制御信号やデータの
入出力を行うようになっている。また、CPU107は
バスライン106を介してメモリ部108に接続されて
おり、CPU107の制御によりメモリ部108にデー
タや制御信号が記憶されるようになっている。
【0040】さらに、CPU107はバスライン106
を介してハードディスクコントローラ112に接続され
ている。ハードディスクコントローラ112に接続され
たハードディスク113には、あらかじめCPU107
を駆動するプログラムが記録されており、CPU107
はまずこのプログラムを読み出して動作するようになっ
ている。また、CPU107の制御によってハードディ
スク113にデータを記憶させたり、ハードディスク1
13に記憶されたデータの読み出しを行うことができる
ようになっている。
【0041】次に、このように構成された画像ファイル
装置の作用について説明する。まず最初に、内視鏡装置
2から出力されるカラー画像の記録再生について説明す
る。使用者がデータ入力部54よりレリーズ信号を入力
すると、制御部51は画像メモリ52に対して画像を静
止させるために新たな画像データの書き込みを禁止し
て、同一の画像データを繰返し出力させる。更に制御部
51はレリーズ信号をCPU107に送る。CPU10
7は、送られてきたレリーズ信号を検知すると、入力信
号切換え制御回路105に制御信号を送ってマルチプレ
クサ91の入力を内視鏡装置2より送出されたRGBビ
デオ信号及びSYNC信号に切換える。マルチプレクサ
91から出力されたRGBビデオ信号とSYNC信号
は、バッファ回路95,96,97,98より画像記録
装置5へ出力される。CPU107は画像記録装置5に
制御信号を送り、内視鏡装置2からのRGBビデオ信号
を記録させる。
【0042】そして、使用者が画像記録装置5を操作し
記録したRGBビデオ信号を再生させると、再生された
RGBビデオ信号はこれと同期するSYNC信号と共に
画像入出力制御装置4の第3入力に入力される。RGB
ビデオ信号のうちBビデオ信号とSYNC信号とが入力
信号判定部104に入力され、入力信号判定部104は
第3入力に入力されたビデオ信号がパターン発生回路9
4で所定のパターンが付加されたものであるか否かを判
定する。カラーの画像を記録したRGBビデオ信号の場
合では、Bビデオ信号にパターンは付加されていないた
め、“パターンなし”と判定し、判定結果を入力信号切
換え制御回路105に出力する。入力信号切換え制御回
路105は、この判定結果によりマルチプレクサ99の
接続の切り換えを行い、G,Bビデオ信号をそれぞれバ
ッファ回路101,102に出力させる。バッファ回路
100,101,102を介してRGBビデオ信号が出
力され、バッファ回路103から出力されるSYNC信
号と共にTVモニタ6に送出され、TVモニタ6上にカ
ラー画像が表示される。
【0043】次いで、超音波内視鏡装置3から出力され
る白黒画像の記録再生について説明する。使用者がデー
タ入力部88よりレリーズ信号を入力すると、制御部8
5は画像メモリ86に対して画像を静止させるために新
たな画像データの書き込みを禁止して、同一の画像デー
タを繰返し出力させる。更に制御部85はレリーズ信号
をCPU107に送る。CPU107は、送られてきた
レリーズ信号を検知すると、入力信号切換え制御回路1
05に制御信号を送ってマルチプレクサ91の入力を加
算器92及び同期信号分離回路93の出力に切換える。
【0044】ここで、加算器92の入出力信号について
図7を用いて説明する。超音波内視鏡装置3より第2入
力へ入力される白黒NTSC信号の波形の例を図7
(A)に示す。このNTSC信号は、同期分離回路93
に入力されると共に、加算器92の一方の入力端に入力
される。前記NTSC信号は、同期分離回路93におい
てSYNC信号が分離され、パターン発生回路94に出
力される。パターン発生回路94は、前記SYNC信号
に同期してパルスを発生するようあらかじめ設定されて
おり、図7(B)に示すようなパルスのパターンの信号
を加算器92の他方の入力端に出力する。加算器92で
は、図7(A)に示す白黒NTSC信号と図7(B)に
示すパターン発生回路94の出力信号とを加算され、図
7(C)に示すようなパルスが付加された信号が出力さ
れる。なお、この付加したパルスを表示画面上に表示さ
せないようにする場合は、垂直帰線区間内に加算するよ
うにすれば良い。
【0045】加算器92より出力されたビデオ信号は、
同期信号分離回路93より出力されるSYNC信号と共
にマルチプレクサ91、バッファ回路95,96,9
7,98を介して画像記録装置5へ出力される。CPU
107は画像記録装置5に制御信号を送り、所定のパタ
ーンが付加された超音波内視鏡装置3からのビデオ信号
を白黒ビデオ信号として記録させる。
【0046】そして、使用者が画像記録装置5を操作し
記録した白黒ビデオ信号を再生させると、再生された白
黒ビデオ信号はこれと同期するSYNC信号と共に画像
入出力制御装置4の第3入力に入力される。この白黒ビ
デオ信号のうちBビデオ信号に相当する信号とSYNC
信号とが入力信号判定部104に入力され、パターン発
生回路94で所定のパターンが付加されたビデオ信号で
あるか否かが判定される。白黒の画像を記録したビデオ
信号の場合では、ビデオ信号に前述したようなパルスの
パターンが付加されており、入力信号判定部104は
“パターン有り”と判定し、判定結果を入力信号切換え
制御回路105に出力する。入力信号切換え制御回路1
05は、この判定結果によりマルチプレクサ99の接続
の切り換えを行い、Rビデオ信号に相当する信号をそれ
ぞれバッファ回路101,102に出力させる。すなわ
ち、バッファ回路100,101,102からRビデオ
信号に相当する同一のビデオ信号が出力され、バッファ
回路103より出力されるSYNC信号と共にTVモニ
タ6に送出され、TVモニタ6上に白黒画像が表示され
る。ここでは、TVモニタ6に接続されるR,G,Bの
各出力からは同一のビデオ信号が出力されているため、
白黒の画像に色が付くことはない。
【0047】このように、白黒ビデオ信号の記録時にカ
ラーのRGBビデオ信号と区別するためあらかじめ所定
のパターンを付加し、再生時に所定のパターンが付加さ
れているかを検出して白黒ビデオ信号かカラービデオ信
号かを判別し、白黒ビデオ信号の場合には3原色を同一
のビデオ信号に置き換えて出力することによって、RG
B3原色等のカラーのビデオ信号と白黒のビデオ信号と
を同一の記録装置に記録する装置において、画像記録装
置の出力する3原色の間でのレベルのばらつき等によっ
て生じる白黒画像の色付きを防止でき、色付きのない良
好な白黒ビデオ信号を表示することができる。
【0048】図8及び図9は本発明の第2実施例に係
り、図8は画像ファイル装置の全体の構成を示す説明
図、図9は画像入出力制御装置の構成を説明するブロッ
ク図である。
【0049】図8に示すように、第2実施例の画像ファ
イル装置121は、画像信号発生部として内視鏡装置1
22、内視鏡装置123、内視鏡装置124、及び超音
波内視鏡装置125が設けられている。また、画像入出
力制御装置126、画像記録再生制御装置127、画像
記録装置128、TVモニタ129、データ入力装置1
30、TVモニタ131が設けられ、画像信号発生部で
得られた画像の記録、再生が行われるようになってい
る。
【0050】内視鏡装置122、内視鏡装置123、内
視鏡装置124及び超音波内視鏡装置125は、それぞ
れ第1実施例の内視鏡装置2及び超音波内視鏡装置3と
同様に構成されており、ここでは説明を省略する。
【0051】これらの内視鏡装置122,123,12
4及び超音波内視鏡装置125は、それぞれケーブル1
32,133,134,135を介して画像入出力制御
装置126に接続されており、画像入出力制御装置12
6へビデオ信号の送出を行うと共に制御信号、データの
入出力が行えるようになっている。
【0052】画像入出力制御装置126はケーブル13
6を介して画像記録再生制御装置127に接続されてい
る。画像記録再生制御装置127は、外部機器との通信
ポート、CPU、ハードディスクを内蔵する例えばパー
ソナルコンピュータやデータを入力するキーボード等を
備えて構成されており、画像入出力制御装置126と画
像記録再生制御装置127との間でデータや制御信号の
入出力が行われるようになっている。画像入出力制御装
置126は、ケーブル137を介して画像記録装置12
8と接続され、ビデオ信号の入出力が行われる。一方、
画像記録再生制御装置127は、ケーブル138を介し
て画像記録装置128と接続され、データや制御信号の
入出力が行われる。すなわち、画像記録再生制御装置1
27により画像記録装置128が制御され、画像入出力
制御装置126から入力されるビデオ信号の記録、再生
が行われるようになっている。
【0053】また、画像入出力制御装置126は、ケー
ブル139,140,141を介してTVモニタ12
9、データ入力装置130及びTVモニタ131と接続
されており、TVモニタ129、131へビデオ信号を
出力して画像を観察できるようになっている。データ入
力装置130は例えばキーボードであり、画像入出力制
御装置126にデータを送出し、ここで入力したデータ
の指示するビデオ信号を画像記録装置128より再生さ
せ、画像入出力制御装置126を介してデータ入力装置
130の近傍に設けられたTVモニタ131に出力さ
せ、画像の観察を行うこともできるようなっている。
【0054】前記画像入出力制御装置126の構成につ
いて図9を参照して説明する。画像入出力制御装置12
6の第1入力には内視鏡装置122が、第2入力には内
視鏡装置123が、第3入力には内視鏡装置124が、
第4入力には超音波内視鏡装置125が、また第5入力
には画像記録装置5が接続され、それぞれの装置よりビ
デオ信号が入力されるようになっている。
【0055】マルチプレクサ151には、内視鏡装置1
22、内視鏡装置123で生成されたRGBビデオ信号
がそれぞれケーブル132、133を経て入力されるよ
うになっている。また、内視鏡装置124で生成された
RGBビデオ信号及びSYNC信号はケーブル134を
経てマルチプレクサ152の一方の入力端に入力されて
いる。一方、超音波内視鏡装置125で生成された白黒
NTSCビデオ信号は、信号ケーブル135を経て加算
器153に入力されると共に、同期信号分離回路154
に入力される。加算器153,同期信号分離回路15
4、及びこれに接続されるパターン発生回路155は、
第1実施例と同様に構成されており、NTSCビデオ信
号よりSYNC信号が分離されると共に、ビデオ信号に
あらかじめ設定された所定のパルスのパターンが付加さ
れ、ビデオ信号及びSYNC信号がマルチプレクサ15
2の他方の入力端に入力されるようになっている。マル
チプレクサ152にはスイッチ回路156が接続されて
おり、このスイッチ回路156により入力信号を切換え
て第3入力、第4入力のいずれか一方を選択するように
なっている。このマルチプレクサ152の出力はマルチ
プレクサ151に入力されるようになっている。
【0056】マルチプレクサ151より選択されて出力
されるビデオ信号は、A/Dコンバータ157に送ら
れ、デジタル信号に変換された後、画像メモリ158,
159,160に記憶される。画像メモリ158,15
9,160からのデジタル信号は、D/Aコンバータ1
61に出力されてアナログ信号に変換された後、ケーブ
ル137を経て画像記録装置128へ出力されるように
なっている。
【0057】前記内視鏡装置122、内視鏡装置123
で生成されたSYNC信号、及びマルチプレクサ152
で選択された内視鏡装置124または超音波内視鏡装置
125からのSYNC信号は、それぞれ同期信号分離回
路162,163,164に入力されるようになってい
る。同期信号分離回路162,163,164では、入
力されたSYNC信号より垂直同期信号、水平同期信号
を分離すると共に、入力同期信号に同期するクロック信
号を発生してA/Dコンバータ157に出力し、A/D
変換のタイミングをとるようになっている。
【0058】前記マルチプレクサ151、同期信号分離
回路162,163,164には入力信号切換え制御回
路172が接続されており、入力信号切り換え回路17
2の制御によりマルチプレクサ151の入力切り換えと
同期信号分離回路162,163,164の出力信号の
制御とが合わせて行われるようになっている。すなわ
ち、内視鏡装置122を選択するときは内視鏡装置12
2の出力するRGBビデオ信号をマルチプレクサ151
で選択して出力すると共に、同期信号分離回路162,
163,164のうち同期信号分離回路162のみ信号
を出力させる。内視鏡装置123を選択するときは内視
鏡装置123の出力するRGBビデオ信号をマルチプレ
クサ151で選択すると共に、同期信号分離回路163
より信号を出力させる。内視鏡装置124あるいは超音
波内視鏡装置125を選択するときはマルチプレクサ1
52の出力するビデオ信号を選択すると共に、同期信号
分離回路164より信号を出力させる。
【0059】前記D/Aコンバータ161には同期信号
発生回路165が接続されている。同期信号発生回路1
65では基準クロック信号を発生しており、さらに基準
クロック信号に同期する垂直同期信号、水平同期信号、
SYNC信号等を発生するようになっている。ここで発
生されたSYNC信号に同期して、D/Aコンバータ1
61でのD/A変換のタイミングがとられると共に、画
像記録装置128で画像の記録、再生が行われるように
なっている。D/Aコンバータ161の出力は、RGB
ビデオ信号として出力されると共に、同期信号発生回路
165に接続されるNTSCエンコーダ166へ入力さ
れるようになっている。NTSCエンコーダ166で
は、RGBビデオ信号と同期信号発生回路165からの
SYNC信号とによりNTSC信号が生成され、ケーブ
ル137を経て画像記録装置128へ出力されるように
なっている。
【0060】前記画像記録装置128から出力されるR
GBビデオ信号はマルチプレクサ167に入力されるよ
うになっている。また、画像記録装置128からの輝度
信号(以下、Y信号とする)は、リミッタ回路168で
同期成分を除かれて、マルチプレクサ167に入力され
るようになっている。マルチプレクサ167は、4入力
から1出力を選択する切り換え手段を3チャンネル有し
て構成されており、それぞれのチャンネルの一入力にR
ビデオ信号,Gビデオ信号,Bビデオ信号が入力される
と共に、全てのチャンネルの他の入力にGビデオ信号、
リミッタ回路168の出力、GND信号が入力されるよ
うになっている。
【0061】マルチプレクサ167には入力信号切換え
制御回路172が接続されており、入力信号切換え制御
回路172の制御により画像記録装置128の出力する
RGBビデオ信号を出力するか、3系統のチャンネルか
ら同一のビデオ信号を出力するかを選択するようになっ
ている。この同一のビデオ信号としては、さらに前述し
たGビデオ信号、リミッタ回路168の出力のいずれか
を選択するようになっている。なお、マルチプレクサ1
67によりGND信号を選択したときには出力画像は黒
画像となり、画像記録装置128より不要な画像や画像
切り換え時の乱れた画像の信号が出力されたときに黒画
像を出力して目的以外の画像を表示させないようにする
ことができる。
【0062】マルチプレクサ167で選択されたビデオ
信号は、そのまま同期信号発生回路165より出力され
るSYNC信号とともにケーブル139を介してTVモ
ニタ129に出力される一方、A/Dコンバータ169
に送られ、デジタル信号に変換された後、画像メモリ1
70に記憶されるようになっている。画像メモリ170
からのデジタル信号は、D/Aコンバータ171に出力
されてアナログ信号に変換された後、同期信号発生回路
165より出力されるSYNC信号とともにケーブル1
41を介してTVモニタ131に出力されるようになっ
ている。
【0063】また、画像記録装置128から出力される
Bビデオ信号は入力信号判定部173に入力されるよう
になっている。入力信号判定部173には同期信号発生
回路165が接続されており、同期信号発生回路165
の出力信号を基準にして所定のパルスがビデオ信号に付
加されているか否かが判定されるようになっている。入
力信号判定部173は入力信号切換え制御回路172に
接続されており、判定結果に応じて、Bビデオ信号に所
定のパルスが含まれないときはマルチプレクサ167の
出力をRGBビデオ信号とし、所定のパルスが含まれて
いるときは3チャンネルから同一のビデオ信号を出力す
るようになっている。
【0064】さらに、入力信号切換え制御回路172に
は切換え設定部184が接続されており、マルチプレク
サ167から同一のビデオ信号を出力する際に、切換え
設定部184の設定により3系統のチャンネルからBビ
デオ信号あるいはリミッタ回路168の出力信号のいず
れかを選択的に出力させることができる。
【0065】また、第1実施例と同様に、バスライン1
83を介して、CPU174、入力信号切換え制御回路
172、第1シリアルポート177、第2シリアルポー
ト178、第3シリアルポート179、第4シリアルポ
ート180、第5シリアルポート181、メモリ部18
2が接続されている。バスライン183には、さらに画
像メモリ制御回路175、CPU174を駆動するプロ
グラムがあらかじめ記憶されているROM176が接続
されている。CPU174の制御により、マルチプレク
サ151,167の入力信号の切り換え及び同期信号分
離回路162,163,164の出力制御が行われると
共に、第1実施例と同様に各装置とCPU174間での
制御信号やデータの入出力が行われるようになってい
る。また、CPU174は、各装置に対して入出力され
る制御信号やデータをメモリ部182に記憶させたり、
読み出したりすることができるようになっている。
【0066】なお、第2実施例では、第1シリアルポー
ト177にはケーブル132を介して内視鏡装置122
が、第2シリアルポート178にはケーブル133を介
して内視鏡装置123が、第3シリアルポート179に
はケーブル132あるいはケーブル135を介して内視
鏡装置124または超音波内視鏡装置125が、第4シ
リアルポート180にはケーブル136を介して画像記
録再生制御装置127が、第5シリアルポート181に
はケーブル140を介してデータ入力装置130がそれ
ぞれ接続されている。
【0067】前記画像メモリ制御回路175には、同期
信号分離回路162,163,164からの出力、及び
同期信号発生回路165からの出力が入力されるように
なっており、画像メモリ158,159,160に対し
て、同期信号分離回路162,163,164の出力に
同期してビデオ信号の書き込みが行われると共に、同期
信号発生回路165の出力に同期してビデオ信号の読み
出しが行われるようになっている。また、同期信号発生
回路165の出力に同期して、画像メモリ170に対す
るビデオ信号の書き込み、読み出しが行われるようにな
っている。
【0068】次に、本実施例の画像ファイル装置の作用
について説明する。まず最初に、使用者は内視鏡装置1
24と超音波内視鏡装置125のどちらを使用するかを
選択する。そして、選択した装置を第3シリアルポート
179に接続することにより通信可能とし、さらにスイ
ッチ回路156によってマルチプレクサ152を切り換
えて入力するビデオ信号の切り換えを行う。ここでは、
超音波内視鏡装置125を使用するものとし、超音波内
視鏡装置125を第3シリアルポートに接続し、さらに
スイッチ回路156の切り換えにより、加算器153か
ら出力されるビデオ信号及び同期信号分離回路154か
ら出力されるSYNC信号をマルチプレクサ152より
出力するように設定する。
【0069】使用者は続けてマルチプレクサ167の3
系統のチャンネルより同一のビデオ信号を出力する場合
の出力信号を切換え設定部184の切り換えにより設定
しておく。これは画像記録装置128から出力されるビ
デオ信号の特性のばらつき等によってあらかじめ出力す
る信号を設定できるようにしたものである。一般には、
Y信号を選択して出力するのが望ましいが、画像記録装
置によってはY信号の出力端子を持たないものもあるた
め、その場合はGビデオ信号を選択するようにする。
【0070】ここで、使用者が内視鏡装置122,内視
鏡装置123,超音波内視鏡装置125の順に続けて制
御信号を入力し、ビデオ信号を記録する際の動作につい
て説明する。
【0071】使用者が内視鏡装置122よりビデオ信号
の記録のため制御信号を入力すると、制御信号は第1シ
リアルポート177よりCPU174に送られる。CP
U174は、入力信号切換え制御回路172を制御し、
マルチプレクサ151の切り換えを行い、さらに画像メ
モリ制御回路170を制御し、内視鏡装置122から第
1入力に入力されるRGBビデオ信号を画像メモリ15
8に記憶させる。
【0072】つづけて使用者が内視鏡装置123よりビ
デオ信号の記録のため制御信号を入力すると、制御信号
は第2シリアルポート178よりCPU174に送られ
る。すると、CPU174によって入力信号切換え制御
回路172が制御され、マルチプレクサ151が第2入
力に切り換えられる。さらに画像メモリ制御回路170
が制御されて、内視鏡装置123から第2入力に入力さ
れるRGBビデオ信号が画像メモリ159に記憶され
る。
【0073】さらにつづけて使用者が超音波内視鏡装置
125よりビデオ信号の記録のため制御信号を入力する
と、制御信号は第3シリアルポート179よりCPU1
74に送られる。前記と同様にCPU174によって入
力信号切換え制御回路172及び画像メモリ制御回路1
70が制御されて、マルチプレクサ151,152が切
り換えられて第4入力が選択され、超音波内視鏡装置1
25からビデオ信号が入力されパターン発生回路15
5,加算器153で所定のパターンが付加されたビデオ
信号が画像メモリ160に記憶される。
【0074】CPU174は画像メモリ158,15
9,160にビデオ信号が記憶されると、画像メモリ制
御回路175に制御信号を送り、まず画像メモリ15
8、159、160の順にビデオ信号を読み出させる。
読み出されたビデオ信号は画像記録装置128へ順次送
出される。一方、CPU174は第4シリアルポート1
80を介して画像記録再生制御装置127と通信を行っ
て画像記録装置128に出力されるビデオ信号の記録を
行わせる。なお、内視鏡装置122,123,超音波内
視鏡装置125よりビデオ信号の記録を行う際には、あ
らかじめビデオ信号に対応する患者データ等を入力して
おく。入力された患者データは画像記録再生制御装置1
27に送出され、画像記録再生制御装置127内で画像
記録装置128に記録されるビデオ信号と対応させて保
持される。
【0075】次に、画像記録装置128に記録されたビ
デオ信号を再生する際の動作について説明する。
【0076】使用者がデータ入力装置130より内視鏡
装置122から記録を行った患者データを検索データと
して入力すると、この患者データは画像入出力制御装置
126に送られる。前記患者データは第5シリアルポー
ト181より入力され、メモリ部182に一時記憶され
る。すると、CPU174は画像記録装置128におい
てビデオ信号の記録、再生が行われていないか確認し、
記録再生が行われていなければ、メモリ部182に記憶
された患者データを画像記録再生制御装置127へ送出
し、対応するビデオ信号を再生させる。
【0077】画像記録装置128より再生されたビデオ
信号のうち、Gビデオ信号は入力判定部173に入力さ
れ、入力信号中に所定のパターンが含まれるか否かの判
定が行われる。ここでは、再生ビデオ信号は内視鏡装置
122からの信号を記録したものであり、所定のパター
ンは含まれない。よって、マルチプレクサ167より画
像メモリ170にRGBビデオ信号が出力され、画像メ
モリ170に出力されたビデオ信号が記憶されると共に
画像メモリ170より記憶されたビデオ信号が繰り返し
読み出される。そして、CPU174は、データ入力装
置130から次のビデオ信号の再生要求があるまで画像
メモリ170へのビデオ信号の記憶を禁止する。画像メ
モリ170からのRGBビデオ信号はTVモニタ131
に出力され、TVモニタ131上にカラー画像が表示さ
れる。なお、ビデオ信号を画像メモリ170に記憶させ
ることにより、ビデオ信号を観察しながら画像記録装置
128への次のビデオ信号を記録することも可能であ
る。
【0078】一方、使用者がデータ入力装置130より
超音波内視鏡装置125から記録を行った患者データを
検索データとして入力すると、前記と同様に患者データ
は第5シリアルポート181より入力され、メモリ部1
82に一時記憶される。CPU174は画像記録装置1
28においてビデオ信号の記録、再生が行われていない
かを確認し、記録再生が行われていなければ、メモリ部
182に記憶された患者データを画像記録再生制御装置
127に送出し、対応するビデオ信号を再生させる。
【0079】画像記録装置128より再生されたビデオ
信号のうち、Gビデオ信号は入力判定部173に入力さ
れて所定のパターンが含まれるか否かが判定される。こ
の場合は、再生ビデオ信号は超音波内視鏡装置125か
らの信号を記録したものであり、所定のパターンが含ま
れている。従って、マルチプレクサ167の3系統のチ
ャンネルの出力からリミッタ回路168で同期成分の除
かれた輝度信号が画像メモリ170に出力される。そし
て、CPU174は画像メモリ170の記憶禁止を解除
し、ビデオ信号を記憶させるとともに画像メモリ170
より記憶させたビデオ信号を繰り返し読み出させる。ま
た、CPU174は、データ入力装置130から次のビ
デオ信号の再生要求があるまで画像メモリ170へのビ
デオ信号の記憶を再度禁止する。画像メモリ170から
のビデオ信号はTVモニタ131に出力され、TVモニ
タ131上に白黒画像が表示される。ここでは、マルチ
プレクサ167の各チャンネルの出力からは同一のビデ
オ信号(Y信号,Gビデオ信号,GND信号のいすれ
か)が出力され、TVモニタ131に送出されているた
め、白黒の画像に色が付くことはない。
【0080】このように、本実施例においても第1実施
例と同様に、ビデオ信号に所定のパターンを付加して記
録することにより白黒ビデオ信号がカラービデオ信号か
を判別し、白黒ビデオ信号の場合には3原色を同一のビ
デオ信号に置き換えて出力することによって、3原色の
間でのレベルのばらつき等によって生じる白黒画像の色
付きを防止でき、色付きのない良好な白黒ビデオ信号を
表示することができる。また、本実施例では、3つの出
力から同一のビデオ信号を出力する際に、装置の特性等
に応じて出力するビデオ信号を選択することができる。
さらに、GND信号を出力することによって、必要のな
い画像を表示しないようにすることができる。
【0081】なお、本実施例ではビデオ信号識別のため
の所定のパルスを白黒ビデオ信号に付加するようにして
いるが、白黒ビデオ信号,RGBビデオ信号のいずれに
付加しても良い。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、R
GB3原色等のビデオ信号と白黒のビデオ信号とを記録
する場合において、画像記録装置より記録再生されたビ
デオ信号から、RGBビデオ信号か白黒ビデオ信号かを
判別することができ、白黒ビデオ信号再生時には色付き
のない良好な表示画像を得ることが可能となる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図7は本発明の第1実施例に係り、
図1は画像ファイル装置に設けられる画像入出力制御装
置の構成を説明するブロック図
【図2】画像ファイル装置の全体の構成を示す説明図
【図3】内視鏡装置の画像入力部の構成を説明するブロ
ック図
【図4】超音波内視鏡装置の構成を示す説明図
【図5】超音波内視鏡の先端部の概略構成を示す説明図
【図6】超音波内視鏡装置の画像入力部の構成を説明す
るブロック図
【図7】図1における映像信号に所定のパルスを付加す
る加算器の入出力信号を説明する波形図
【図8】図8及び図9は本発明の第2実施例に係り、図
8は画像ファイル装置の全体の構成を示す説明図
【図9】画像入出力制御装置の構成を説明するブロック
【符号の説明】
2…内視鏡装置 3…超音波内視鏡装置 4…画像入出力制御装置 5…画像記録装置 91,99…マルチプレクサ 92…加算器 94…パターン発生回路 104…入力信号判定部 105…入力信号切換え制御回路 107…CPU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラービデオ信号と白黒ビデオ信号とを
    記録再生する画像ファイル装置において、 カラービデオ信号か白黒ビデオ信号の少なくともいずれ
    か一方にカラー信号か白黒信号かを識別するための識別
    信号を付加する識別信号付加手段と、 前記識別信号付加手段で識別信号を付加された信号を含
    むビデオ信号を記録再生するビデオ信号記録再生手段
    と、 前記ビデオ信号記録再生手段から再生されるビデオ信号
    より前記識別信号を検出して、再生ビデオ信号がカラー
    信号か白黒信号かを判定するビデオ信号判定手段と、 前記ビデオ信号判定手段の判定結果に応じてビデオ信号
    の入出力を切換え、再生ビデオ信号が白黒信号の場合に
    は3原色を同一のビデオ信号として出力する入出力信号
    切換え手段と、 を備えたことを特徴とする画像ファイル装置。
JP14454792A 1992-06-04 1992-06-04 画像ファイル装置 Expired - Fee Related JP3532581B2 (ja)

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