JPH0533651B2 - - Google Patents
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- JPH0533651B2 JPH0533651B2 JP61025556A JP2555686A JPH0533651B2 JP H0533651 B2 JPH0533651 B2 JP H0533651B2 JP 61025556 A JP61025556 A JP 61025556A JP 2555686 A JP2555686 A JP 2555686A JP H0533651 B2 JPH0533651 B2 JP H0533651B2
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- welding
- membrane
- cooling
- welded
- heated
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/01—General aspects dealing with the joint area or with the area to be joined
- B29C66/03—After-treatments in the joint area
- B29C66/034—Thermal after-treatments
- B29C66/0342—Cooling, e.g. transporting through welding and cooling zone
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C65/00—Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor
- B29C65/02—Joining or sealing of preformed parts, e.g. welding of plastics materials; Apparatus therefor by heating, with or without pressure
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
この発明は、膜状体を加熱溶着によつて接合す
る場合の膜状体接合方法に関する。 (従来の技術) 従来より、例えばテント状構築物のエアーラツ
プ、サスペンシヨン膜その他の膜状屋根部材を形
成するに当り、複数の膜状体を互いに接合させて
いる。 第3図A及びBは従来の膜状体接合方法を説明
するために概略的に示された要部断面図及び要部
平面図である。以下、これら図を参照して従来方
法につき説明する。 第3図Aにおいて、11a及び11bはテント
状構築物の形成に用いる膜状体、例えばテフロン
コーテイングガラス繊維布(PTFEコーテイング
ガラス繊維布、但しテフロンはデユポン社の商品
名)を示す。また、13はこれら膜状体11a,
11bを接合の際に載置するための台、例えば下
部熱板を示す。 膜状体11a及ひ11bの接合に当つては、膜
状体11a及び11bを接合に必要なだけ重ね合
せたうえで台13上に載置する。この重ね合せ部
分(溶着部)を図中15で示す。次いで、膜状体
11a,11bの溶着温度まで加熱された加熱押
圧手段(例えば熱板)17を少なくとも溶着部1
5に押し当てて、負荷荷重P及び熱板17の熱に
よつて溶着部15の熱溶着を行う。尚、図中、点
を打つて示した部分21は熱溶着による加熱部分
を示し、図示例では加熱部分21は溶着部15
と、溶着部15の周辺の部分(溶着部周辺部)1
9とを含む。 この熱溶着作業を繰り返し行なつて、膜状体1
1aと膜状体11bとを溶着部15で互いに接合
する。そして、加熱部分21は溶着部15の接合
後、自然冷却される。 (発明が解決しようとする問題点) 上述した従来方法において、加熱部分21の自
然冷却を行うと、加熱部分21にひずみを生じ特
に周辺部19では波打つように縮んでひずみが生
じる。その結果、ひずみ分だけ膜状体11a,1
1bが加熱部分21において寸法不足となり所期
の設計値からのずれを生じて寸法の安定性が悪く
なる。また、ひずみによつて溶着部周辺部19に
しわが生じて美観が損なわれるため、接合した膜
状体11a,11bの仕上り状態が悪くなる。 これを回避するため、通常は第3図Bに矢印a
で示す方向の張力を膜状体11a,11bに与え
緊張させた状態で加熱部分21の自然冷却を行う
が、その場合には膜状体11a,11bが自然冷
却するまで膜状体11a,11bの緊張状態を保
持しなければならない。これがため、熱溶着後の
後作業がはかどらず作業能率が悪くなるという問
題点があつた。またこの場合に膜状体11a,1
1bに導入する張力の大きさを、膜状体11a,
11bのひずみを無くすように制御することが非
常に難しい。 この発明の目的は上述した従来方法の問題点を
解決し、熱溶着後の膜状体の寸法の安定性及び美
観の向上を図ると共に熱溶着後の後作業の効率向
上を図ることができるようにした膜状体接合方法
を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) この目的の達成を図るため、この発明の膜状体
接合方法によれば、膜状体を接合するに当り、互
いに接合すべき膜状体を加熱溶着した後、この加
熱溶着により接合の完了した溶着部及びこの溶着
部周辺部を含む加熱部分を押圧しながら強制的に
冷却し、加熱溶着及び冷却押圧は、加熱溶着によ
り接合の完了した溶着部及びこの溶着部周辺部を
含む加熱部分の冷却押圧とほぼ同時に、当該接合
の完了した溶着部に連接しかつ隣接する未だ接合
の完了していない溶着部を加熱溶着して、行な
い、膜状体の溶着部に対し部分的にこれら加熱溶
着及び冷却押圧を繰り返して膜状体を接合するこ
とを特徴とする。 膜状体の溶着温度及び冷却温度の温度差は大き
いほど効果的であるが、必ずしもこの温度差を大
きく取る必要はなく膜状体のひずみが除去出来る
程度の温度差があれば良い。溶着及び冷却温度の
温度差は、膜状体構成材料、溶着温度その他の条
件に応じて適宜好適温度差に設定する。 強制冷却は溶着部の温度を溶着温度から冷却温
度まで好ましくは瞬間的に降下させるのが良く、
また加熱溶着後の溶着温度からの温度降下がなる
べく小さい時点で強制冷却を開始するのが効果的
である。 また、溶着温度、冷却温度、加熱及び冷却時
間、押圧力その他の条件は、膜状体のひずみを解
消出来るように適宜好適条件に設定する。 (作用) このような構成によれば、加熱溶着した後にこ
の加熱溶着により接合の完了した溶着部及び溶着
部周辺部を含む加熱部分を押圧しながら強制的に
冷却するので、従来よりも膜状体のひずみが抑制
される。しかも、膜状体を強制冷却するので膜状
体の冷却は従来よりも短時間のうちに行われる。 (実施例) 以下、図面を参照しながらこの発明の膜状体接
合方法につき説明する。尚、図面はこの発明が理
解出来る程度に概略的に示してあるにすぎず、各
構成成分の寸法、形状、配置関係は図示例に限定
されるものではない。また、第3図に示した構成
成分と同一の構成成分については同一の符号を付
して示し、その詳細な説明は省略する。 第1図A及びBは、この発明の第一実施例の説
明図であり、溶着部において溶着部に沿つた方向
aに取つて示した要部断面図である。これら図に
おいて、14は膜状体を載置するための台を示
し、21′a,21′bは加熱部分を示し、また2
3は冷却押圧手段(例えば冷却板)を示してい
る。 まず、溶着部15を台14上へ載置して加熱押
圧手段(例えば熱板)17によつて、通常行われ
る如く、互いに溶着されるべき膜状体11a及び
11bを溶着部15にて加熱溶着する(第1図
A)。この時の加熱部分を図中21′a(点を打つ
て示した部分)で示してある。 次いで、加熱押圧手段17は未だ接合の完了し
ていない溶着部15を加熱溶着出来るように、
又、冷却押圧手段23は接合の完了した溶着部1
5を強制冷却出来るように、加熱及び冷却押圧手
段17及び23と、膜状体11a,11bとを相
対的に位置移動させる(第1図A及び第1図B)。 この場合の相対的位置移動は、接合作業の作業
性を考慮して、例えば膜状体11a,11bを静
止しておいて加熱及び冷却押圧手段17及び23
を移動させるか、或は逆に加熱及び冷却押圧手段
17及び23を静止しておいて膜状体11a,1
1bを移動させて行えば良い。台14は、この台
14と、加熱及び冷却押圧手段17及び23とで
膜状体11a,11bを押圧出来るように位置し
ているのであれば、どのように配置及び構成して
も良い。 加熱部分21′aにおける溶着部15の加熱溶
着と、相対的位置移動とを終了した後、この加熱
溶着により接合の完了した部分の溶着部15及び
この部分の溶着部周辺部19を含む加熱部分2
1′aを押圧しながら強制的に冷却する。強制冷
却は、実質的に膜状体11a,11bのひずみが
解消出来る程度に速やかに行う。この実施例にお
いては接合の完了した部分の溶着部15及びこの
部分の溶着部周辺部19すなわち加熱部分21′
aの冷却押圧(押圧しながら強制冷却すること)
とほぼ同時に、当該接合の完了した部分の溶着部
15に連接しかつ隣接する未だ接合の完了してい
ない部分の溶着部15を加熱溶着する(第1図
B)。これによつて新たに加熱された部分(加熱
部分)を図中21′bで示す。以後同様にして、
未だ接合の完了していない溶着部の加熱溶着と、
接合の完了した溶着部及びこの溶着部周辺部を含
む加熱部分の冷却押圧とを繰り返して従つて膜状
体11a,11bの溶着部に対し部分的にこれら
加熱溶着及び冷却押圧を繰り返して、膜状体11
a,11bを接合する。 加熱及び冷却押圧を行うに当つては、加熱及び
冷却押圧手段17及び23と、膜状体11a,1
1bとを当接させたままこれらの相対的な位置移
動を行うと同時に、加熱部分21′a,21′bの
加熱及び冷却押圧を行つても良いし、また、相対
的な位置移動を加熱及び冷却押圧手段17及び2
3と、膜状体11a,11bとを離間させて行つ
た後、これらを当接させて加熱及び冷却押圧を行
つても良い。 冷却温度は膜状体のひずみが解消出来るのであ
れば、例えば、膜状体の溶着温度から常温まで加
熱部分21′a,21′bの温度を降下させるよう
に設定しても良いし、例えば400℃の溶着温度か
ら常温より高い温度例えば100℃まで温度降下さ
せるように設定しても良い。 強制冷却を繰り返し行うためのこのような冷却
押圧手段23の構造は問わないが、この手段23
を例えば、その内部に水等の冷却媒体のための流
路を形成した鉄製の部材としこの手段23自体を
強制冷却出来る構成としても良いし、また冷却媒
体流路を形成せずに単に鉄塊を用いて構成して自
然放熱させる構成であつても良いし、或は又、こ
の鉄塊を外部より強制冷却するように構成しても
良い。 上述した膜状体接合方法によれば、熱溶着後に
加熱部分を押圧しながら強制的に冷却するので、
従来よりも膜状体のひずみが解消される。また、
膜状体を強制的に冷却するのでひずみを解消する
ための膜状体の冷却を従来よりも短時間で済ませ
ることができる。 さらにこの実施例では、まず加熱部分21′a
を加熱押圧し、次いで加熱部分21′aを冷却押
圧するのとほぼ同時にあらたに加熱部分21′b
(加熱部分21′bは加熱部分21′aに連接する
と共に加熱部分21′aに隣接している)を加熱
押圧し、以後同様にして冷却押圧及び加熱押圧の
作業を繰り返し行なうので、この発明の膜状体接
合方法を作業効率良く連続的に実施出来る。 第2図はこの発明の第二実施例の説明に供する
断面図である。同図において、17′は加熱押圧
手段17と対と成して対向配置した加熱押圧手段
(例えば熱板)を示し、また23′は冷却押圧手段
23と対と成して対向配置した冷却押圧手段(例
えば冷却板)を示す。この実施例では、加熱押圧
手段17及び17′によつて膜状体11a,11
bの加熱溶着を、及び冷却押圧手段23及び2
3′によつて膜状体11a,11bの強制冷却を
行なうので、第一実施例よりさらに効果的に加熱
部分における膜状体11a,11bのひずみを解
消できる。 表1に膜状体のひずみに関する実験データを示
す。
る場合の膜状体接合方法に関する。 (従来の技術) 従来より、例えばテント状構築物のエアーラツ
プ、サスペンシヨン膜その他の膜状屋根部材を形
成するに当り、複数の膜状体を互いに接合させて
いる。 第3図A及びBは従来の膜状体接合方法を説明
するために概略的に示された要部断面図及び要部
平面図である。以下、これら図を参照して従来方
法につき説明する。 第3図Aにおいて、11a及び11bはテント
状構築物の形成に用いる膜状体、例えばテフロン
コーテイングガラス繊維布(PTFEコーテイング
ガラス繊維布、但しテフロンはデユポン社の商品
名)を示す。また、13はこれら膜状体11a,
11bを接合の際に載置するための台、例えば下
部熱板を示す。 膜状体11a及ひ11bの接合に当つては、膜
状体11a及び11bを接合に必要なだけ重ね合
せたうえで台13上に載置する。この重ね合せ部
分(溶着部)を図中15で示す。次いで、膜状体
11a,11bの溶着温度まで加熱された加熱押
圧手段(例えば熱板)17を少なくとも溶着部1
5に押し当てて、負荷荷重P及び熱板17の熱に
よつて溶着部15の熱溶着を行う。尚、図中、点
を打つて示した部分21は熱溶着による加熱部分
を示し、図示例では加熱部分21は溶着部15
と、溶着部15の周辺の部分(溶着部周辺部)1
9とを含む。 この熱溶着作業を繰り返し行なつて、膜状体1
1aと膜状体11bとを溶着部15で互いに接合
する。そして、加熱部分21は溶着部15の接合
後、自然冷却される。 (発明が解決しようとする問題点) 上述した従来方法において、加熱部分21の自
然冷却を行うと、加熱部分21にひずみを生じ特
に周辺部19では波打つように縮んでひずみが生
じる。その結果、ひずみ分だけ膜状体11a,1
1bが加熱部分21において寸法不足となり所期
の設計値からのずれを生じて寸法の安定性が悪く
なる。また、ひずみによつて溶着部周辺部19に
しわが生じて美観が損なわれるため、接合した膜
状体11a,11bの仕上り状態が悪くなる。 これを回避するため、通常は第3図Bに矢印a
で示す方向の張力を膜状体11a,11bに与え
緊張させた状態で加熱部分21の自然冷却を行う
が、その場合には膜状体11a,11bが自然冷
却するまで膜状体11a,11bの緊張状態を保
持しなければならない。これがため、熱溶着後の
後作業がはかどらず作業能率が悪くなるという問
題点があつた。またこの場合に膜状体11a,1
1bに導入する張力の大きさを、膜状体11a,
11bのひずみを無くすように制御することが非
常に難しい。 この発明の目的は上述した従来方法の問題点を
解決し、熱溶着後の膜状体の寸法の安定性及び美
観の向上を図ると共に熱溶着後の後作業の効率向
上を図ることができるようにした膜状体接合方法
を提供することにある。 (問題点を解決するための手段) この目的の達成を図るため、この発明の膜状体
接合方法によれば、膜状体を接合するに当り、互
いに接合すべき膜状体を加熱溶着した後、この加
熱溶着により接合の完了した溶着部及びこの溶着
部周辺部を含む加熱部分を押圧しながら強制的に
冷却し、加熱溶着及び冷却押圧は、加熱溶着によ
り接合の完了した溶着部及びこの溶着部周辺部を
含む加熱部分の冷却押圧とほぼ同時に、当該接合
の完了した溶着部に連接しかつ隣接する未だ接合
の完了していない溶着部を加熱溶着して、行な
い、膜状体の溶着部に対し部分的にこれら加熱溶
着及び冷却押圧を繰り返して膜状体を接合するこ
とを特徴とする。 膜状体の溶着温度及び冷却温度の温度差は大き
いほど効果的であるが、必ずしもこの温度差を大
きく取る必要はなく膜状体のひずみが除去出来る
程度の温度差があれば良い。溶着及び冷却温度の
温度差は、膜状体構成材料、溶着温度その他の条
件に応じて適宜好適温度差に設定する。 強制冷却は溶着部の温度を溶着温度から冷却温
度まで好ましくは瞬間的に降下させるのが良く、
また加熱溶着後の溶着温度からの温度降下がなる
べく小さい時点で強制冷却を開始するのが効果的
である。 また、溶着温度、冷却温度、加熱及び冷却時
間、押圧力その他の条件は、膜状体のひずみを解
消出来るように適宜好適条件に設定する。 (作用) このような構成によれば、加熱溶着した後にこ
の加熱溶着により接合の完了した溶着部及び溶着
部周辺部を含む加熱部分を押圧しながら強制的に
冷却するので、従来よりも膜状体のひずみが抑制
される。しかも、膜状体を強制冷却するので膜状
体の冷却は従来よりも短時間のうちに行われる。 (実施例) 以下、図面を参照しながらこの発明の膜状体接
合方法につき説明する。尚、図面はこの発明が理
解出来る程度に概略的に示してあるにすぎず、各
構成成分の寸法、形状、配置関係は図示例に限定
されるものではない。また、第3図に示した構成
成分と同一の構成成分については同一の符号を付
して示し、その詳細な説明は省略する。 第1図A及びBは、この発明の第一実施例の説
明図であり、溶着部において溶着部に沿つた方向
aに取つて示した要部断面図である。これら図に
おいて、14は膜状体を載置するための台を示
し、21′a,21′bは加熱部分を示し、また2
3は冷却押圧手段(例えば冷却板)を示してい
る。 まず、溶着部15を台14上へ載置して加熱押
圧手段(例えば熱板)17によつて、通常行われ
る如く、互いに溶着されるべき膜状体11a及び
11bを溶着部15にて加熱溶着する(第1図
A)。この時の加熱部分を図中21′a(点を打つ
て示した部分)で示してある。 次いで、加熱押圧手段17は未だ接合の完了し
ていない溶着部15を加熱溶着出来るように、
又、冷却押圧手段23は接合の完了した溶着部1
5を強制冷却出来るように、加熱及び冷却押圧手
段17及び23と、膜状体11a,11bとを相
対的に位置移動させる(第1図A及び第1図B)。 この場合の相対的位置移動は、接合作業の作業
性を考慮して、例えば膜状体11a,11bを静
止しておいて加熱及び冷却押圧手段17及び23
を移動させるか、或は逆に加熱及び冷却押圧手段
17及び23を静止しておいて膜状体11a,1
1bを移動させて行えば良い。台14は、この台
14と、加熱及び冷却押圧手段17及び23とで
膜状体11a,11bを押圧出来るように位置し
ているのであれば、どのように配置及び構成して
も良い。 加熱部分21′aにおける溶着部15の加熱溶
着と、相対的位置移動とを終了した後、この加熱
溶着により接合の完了した部分の溶着部15及び
この部分の溶着部周辺部19を含む加熱部分2
1′aを押圧しながら強制的に冷却する。強制冷
却は、実質的に膜状体11a,11bのひずみが
解消出来る程度に速やかに行う。この実施例にお
いては接合の完了した部分の溶着部15及びこの
部分の溶着部周辺部19すなわち加熱部分21′
aの冷却押圧(押圧しながら強制冷却すること)
とほぼ同時に、当該接合の完了した部分の溶着部
15に連接しかつ隣接する未だ接合の完了してい
ない部分の溶着部15を加熱溶着する(第1図
B)。これによつて新たに加熱された部分(加熱
部分)を図中21′bで示す。以後同様にして、
未だ接合の完了していない溶着部の加熱溶着と、
接合の完了した溶着部及びこの溶着部周辺部を含
む加熱部分の冷却押圧とを繰り返して従つて膜状
体11a,11bの溶着部に対し部分的にこれら
加熱溶着及び冷却押圧を繰り返して、膜状体11
a,11bを接合する。 加熱及び冷却押圧を行うに当つては、加熱及び
冷却押圧手段17及び23と、膜状体11a,1
1bとを当接させたままこれらの相対的な位置移
動を行うと同時に、加熱部分21′a,21′bの
加熱及び冷却押圧を行つても良いし、また、相対
的な位置移動を加熱及び冷却押圧手段17及び2
3と、膜状体11a,11bとを離間させて行つ
た後、これらを当接させて加熱及び冷却押圧を行
つても良い。 冷却温度は膜状体のひずみが解消出来るのであ
れば、例えば、膜状体の溶着温度から常温まで加
熱部分21′a,21′bの温度を降下させるよう
に設定しても良いし、例えば400℃の溶着温度か
ら常温より高い温度例えば100℃まで温度降下さ
せるように設定しても良い。 強制冷却を繰り返し行うためのこのような冷却
押圧手段23の構造は問わないが、この手段23
を例えば、その内部に水等の冷却媒体のための流
路を形成した鉄製の部材としこの手段23自体を
強制冷却出来る構成としても良いし、また冷却媒
体流路を形成せずに単に鉄塊を用いて構成して自
然放熱させる構成であつても良いし、或は又、こ
の鉄塊を外部より強制冷却するように構成しても
良い。 上述した膜状体接合方法によれば、熱溶着後に
加熱部分を押圧しながら強制的に冷却するので、
従来よりも膜状体のひずみが解消される。また、
膜状体を強制的に冷却するのでひずみを解消する
ための膜状体の冷却を従来よりも短時間で済ませ
ることができる。 さらにこの実施例では、まず加熱部分21′a
を加熱押圧し、次いで加熱部分21′aを冷却押
圧するのとほぼ同時にあらたに加熱部分21′b
(加熱部分21′bは加熱部分21′aに連接する
と共に加熱部分21′aに隣接している)を加熱
押圧し、以後同様にして冷却押圧及び加熱押圧の
作業を繰り返し行なうので、この発明の膜状体接
合方法を作業効率良く連続的に実施出来る。 第2図はこの発明の第二実施例の説明に供する
断面図である。同図において、17′は加熱押圧
手段17と対と成して対向配置した加熱押圧手段
(例えば熱板)を示し、また23′は冷却押圧手段
23と対と成して対向配置した冷却押圧手段(例
えば冷却板)を示す。この実施例では、加熱押圧
手段17及び17′によつて膜状体11a,11
bの加熱溶着を、及び冷却押圧手段23及び2
3′によつて膜状体11a,11bの強制冷却を
行なうので、第一実施例よりさらに効果的に加熱
部分における膜状体11a,11bのひずみを解
消できる。 表1に膜状体のひずみに関する実験データを示
す。
【表】
尚、この実験においては、膜状体としてテフロ
ンコーテイングガラス繊維布(PTFEコーテイン
グガラス繊維布)を用いた。また溶着後の標点間
距離は膜状体を加熱溶着してから自然冷却(従来
方法)及び強制冷却(この発明の方法)した後、
膜状体を1時間放置して計測した標点間距離を示
す。収縮率は次式によつて算出した。 収縮率={(初期標点間距離−溶着後の標点
間距離)÷初期標点間距離}×100 上述の実施例ではテント状構築物に用いる膜状
体に適用した例につき説明したが、この発明は、
これに限定されるものではなく、加熱溶着によつ
て接合される膜状体に広く適用できる。また加熱
溶着を、熱板を用いて行なうのみならず高周波そ
のほかの手段を用いて行なうようにしてもよい。 また、膜状体を加熱溶着した後、溶着部及び溶
着部周辺部を含む加熱部分を押圧しながら強制的
に冷却するに当つては、加熱部分の全部を冷却押
圧するのが好ましいが、実質的にひずみが除去出
来るのであれば加熱部分の一部を冷却押圧するの
であつても良い。 (発明の効果) 上述した説明からも明らかなように、この発明
の膜状体接合方法によれば、加熱溶着後の膜状体
のひずみが従来よりも改善され、その結果、ひず
みによる膜状体の収縮が減少し加熱溶着前後での
寸法誤差が少なくなり寸法の安定性が向上する。
また、加熱溶着後の膜状体のひずみが従来よりも
改善されることによつて膜状体の美観が従来のよ
うに損なわれることが少なくなり、美観の向上を
図れる。 さらに、この発明によれば、加熱溶着後の膜状
体の冷却を短時間のうちに支障なく行うことが出
来るので、熱溶着後の後作業が効率良く行える。 さらに、この発明によれば、加熱溶着により接
合の完了した溶着部及びこの溶着部周辺部を含む
加熱部分の冷却押圧とほぼ同時に、当該接合の完
了した溶着部に連接しかつ隣接する未だ接合の完
了していない溶着部を加熱溶着し、膜状体の溶着
部に対して部分的にこれら加熱溶着及び冷却押圧
を繰り返し行なつて膜状体を接合するので、膜状
体が加熱溶着により収縮して波打つようにひずむ
のを回避しつつ、膜状体を効率良く接合できる。
ンコーテイングガラス繊維布(PTFEコーテイン
グガラス繊維布)を用いた。また溶着後の標点間
距離は膜状体を加熱溶着してから自然冷却(従来
方法)及び強制冷却(この発明の方法)した後、
膜状体を1時間放置して計測した標点間距離を示
す。収縮率は次式によつて算出した。 収縮率={(初期標点間距離−溶着後の標点
間距離)÷初期標点間距離}×100 上述の実施例ではテント状構築物に用いる膜状
体に適用した例につき説明したが、この発明は、
これに限定されるものではなく、加熱溶着によつ
て接合される膜状体に広く適用できる。また加熱
溶着を、熱板を用いて行なうのみならず高周波そ
のほかの手段を用いて行なうようにしてもよい。 また、膜状体を加熱溶着した後、溶着部及び溶
着部周辺部を含む加熱部分を押圧しながら強制的
に冷却するに当つては、加熱部分の全部を冷却押
圧するのが好ましいが、実質的にひずみが除去出
来るのであれば加熱部分の一部を冷却押圧するの
であつても良い。 (発明の効果) 上述した説明からも明らかなように、この発明
の膜状体接合方法によれば、加熱溶着後の膜状体
のひずみが従来よりも改善され、その結果、ひず
みによる膜状体の収縮が減少し加熱溶着前後での
寸法誤差が少なくなり寸法の安定性が向上する。
また、加熱溶着後の膜状体のひずみが従来よりも
改善されることによつて膜状体の美観が従来のよ
うに損なわれることが少なくなり、美観の向上を
図れる。 さらに、この発明によれば、加熱溶着後の膜状
体の冷却を短時間のうちに支障なく行うことが出
来るので、熱溶着後の後作業が効率良く行える。 さらに、この発明によれば、加熱溶着により接
合の完了した溶着部及びこの溶着部周辺部を含む
加熱部分の冷却押圧とほぼ同時に、当該接合の完
了した溶着部に連接しかつ隣接する未だ接合の完
了していない溶着部を加熱溶着し、膜状体の溶着
部に対して部分的にこれら加熱溶着及び冷却押圧
を繰り返し行なつて膜状体を接合するので、膜状
体が加熱溶着により収縮して波打つようにひずむ
のを回避しつつ、膜状体を効率良く接合できる。
第1図A及びBはこの発明の実施例の説明図、
第2図はこの発明の他の実施例の説明図、第3図
A及びBは従来方法の説明図である。 11a,11b……膜状体、14……台、15
……溶着部、17,17′……加熱押圧手段、1
9……溶着部周辺部、21′a,21′b……加熱
部分、23,23′……冷却押圧手段。
第2図はこの発明の他の実施例の説明図、第3図
A及びBは従来方法の説明図である。 11a,11b……膜状体、14……台、15
……溶着部、17,17′……加熱押圧手段、1
9……溶着部周辺部、21′a,21′b……加熱
部分、23,23′……冷却押圧手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 膜状体を接合するに当り、 互いに接合すべき膜状体を加熱溶着した後、該
加熱溶着により接合の完了した溶着部及び該溶着
部周辺部を含む加熱部分を押圧しながら強制的に
冷却し、 前記加熱溶着及び冷却押圧は、加熱溶着により
接合の完了した溶着部及び該溶着部周辺部を含む
加熱部分の冷却押圧とほぼ同時に、当該接合の完
了した溶着部に連接しかつ隣接する未だ接合の完
了していない溶着部を加熱溶着して、行ない、 前記膜状体の溶着部に対し部分的にこれら加熱
溶着及び冷却押圧を繰り返して前記膜状体を接合
することを特徴とする膜状体接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61025556A JPS62183331A (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | 膜状体接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61025556A JPS62183331A (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | 膜状体接合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62183331A JPS62183331A (ja) | 1987-08-11 |
JPH0533651B2 true JPH0533651B2 (ja) | 1993-05-20 |
Family
ID=12169223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61025556A Granted JPS62183331A (ja) | 1986-02-07 | 1986-02-07 | 膜状体接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62183331A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4965213B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2012-07-04 | ニチアス株式会社 | 変性ポリ四フッ化エチレン成形体の溶着方法 |
JP5761945B2 (ja) * | 2010-09-01 | 2015-08-12 | 太陽工業株式会社 | フッ素樹脂フィルムの接合方法 |
JP5912730B2 (ja) * | 2012-03-23 | 2016-04-27 | 孝男 田中 | 樹脂フィルムのヒートシール装置及びヒートシール方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4930457A (ja) * | 1972-07-20 | 1974-03-18 | ||
JPS5555822A (en) * | 1978-10-19 | 1980-04-24 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | Forming method for connection of rubber/plastic cable |
-
1986
- 1986-02-07 JP JP61025556A patent/JPS62183331A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4930457A (ja) * | 1972-07-20 | 1974-03-18 | ||
JPS5555822A (en) * | 1978-10-19 | 1980-04-24 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | Forming method for connection of rubber/plastic cable |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62183331A (ja) | 1987-08-11 |
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