JPH053363Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH053363Y2 JPH053363Y2 JP1984103586U JP10358684U JPH053363Y2 JP H053363 Y2 JPH053363 Y2 JP H053363Y2 JP 1984103586 U JP1984103586 U JP 1984103586U JP 10358684 U JP10358684 U JP 10358684U JP H053363 Y2 JPH053363 Y2 JP H053363Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stabilizer
- cross member
- straight part
- width direction
- vehicle width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000003381 stabilizer Substances 0.000 claims description 26
- 239000000725 suspension Substances 0.000 claims description 7
- 238000005452 bending Methods 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は自動車においてロール剛性を確保する
為に設けられるスタビライザの取付構造に関する
ものである。
為に設けられるスタビライザの取付構造に関する
ものである。
従来の技術
自動車においてトーシヨンバーよりなるスタビ
ライザの中央部分を車幅方向に向けて車体部材に
回動可能なるよう取付け、その両端部を車体前後
方向に屈曲させて形成した腕部の先端を左右の車
輪を上下揺動可能にそれぞれ支持する左右の懸架
アームに結合し、左右いずれか一方の車輪の上下
動を該スタビライザ中央部分の捩りばね力を介し
て他方の車輪に伝達し、車体のロール剛性の向上
をはかるようにしたものは既に従来より一般に用
いられ公知となつている（例えば実開昭55−
76707号公報、特開昭56−79009号公報等参照）。
ライザの中央部分を車幅方向に向けて車体部材に
回動可能なるよう取付け、その両端部を車体前後
方向に屈曲させて形成した腕部の先端を左右の車
輪を上下揺動可能にそれぞれ支持する左右の懸架
アームに結合し、左右いずれか一方の車輪の上下
動を該スタビライザ中央部分の捩りばね力を介し
て他方の車輪に伝達し、車体のロール剛性の向上
をはかるようにしたものは既に従来より一般に用
いられ公知となつている（例えば実開昭55−
76707号公報、特開昭56−79009号公報等参照）。
考案が解決しようとする問題点
自動車の前輪懸架装置としては一般的にマクフ
アーソンストラツト型懸架装置が広く用いられて
いるが、該マクフアーソンストラツト型前輪懸架
装置では、車輪を回転可能に支持するハウジング
をクロスメンバに上下に揺動できるよう取付けた
左右のロアフアームに、スタビライザの左右の枠
部先端部を結合し、該スタビライザの直線部をク
ロスメンバの前方部においてサイドフレーム或は
クロスメンバに突設したブラケツトに回動可能な
るよう取付支持した構造を採つているのが普通で
ある。
アーソンストラツト型懸架装置が広く用いられて
いるが、該マクフアーソンストラツト型前輪懸架
装置では、車輪を回転可能に支持するハウジング
をクロスメンバに上下に揺動できるよう取付けた
左右のロアフアームに、スタビライザの左右の枠
部先端部を結合し、該スタビライザの直線部をク
ロスメンバの前方部においてサイドフレーム或は
クロスメンバに突設したブラケツトに回動可能な
るよう取付支持した構造を採つているのが普通で
ある。
ところが上記のようにスタビライザの直線部を
クロスメンバの前方部において車幅方向に配設し
た従来装置では、クロスメンバの前方部空間がス
タビライザの配設位置として占められ、該クロス
メンバの前方部即ちエンジンルーム後端部附近に
取付けられるべき他の機器類のレイアウトが該ス
タビライザにより大きく制限を受けざるを得ず、
スペース上極めて不都合である。
クロスメンバの前方部において車幅方向に配設し
た従来装置では、クロスメンバの前方部空間がス
タビライザの配設位置として占められ、該クロス
メンバの前方部即ちエンジンルーム後端部附近に
取付けられるべき他の機器類のレイアウトが該ス
タビライザにより大きく制限を受けざるを得ず、
スペース上極めて不都合である。
本考案は上記のような従来装置の問題を解消す
ることを目的とするものである。
ることを目的とするものである。
問題点を解決するための手段
本考案は、マクフアーソンストラツト型前輪懸
架装置ロアアームを支持するクロスメンバを、下
方部が開放したほぼコ字状断面部材にて構成し、
車幅方向の直線部とその両側部を前後方向に屈曲
して形成した左右の腕部とを有する形状にトーシ
ヨンバーにて構成されたスタビライザの該腕部の
先端を左右のロアアームにそれぞれ結合し、該ス
タビライザの直線部を上記クロスメンバの内部に
配設し、該直線部をクロスメンバ内面に設けた支
持部材にブツシユを介して回転可能なるよう取付
支持したことを特徴とするものである。
架装置ロアアームを支持するクロスメンバを、下
方部が開放したほぼコ字状断面部材にて構成し、
車幅方向の直線部とその両側部を前後方向に屈曲
して形成した左右の腕部とを有する形状にトーシ
ヨンバーにて構成されたスタビライザの該腕部の
先端を左右のロアアームにそれぞれ結合し、該ス
タビライザの直線部を上記クロスメンバの内部に
配設し、該直線部をクロスメンバ内面に設けた支
持部材にブツシユを介して回転可能なるよう取付
支持したことを特徴とするものである。
作 用
上記構成により、左右いずれか一方の前輪の上
下動に伴なうロアアームの揺動はクロスメンバ内
部に配設されたスタビライザの直線部の捩りばね
力により他方の前輪に伝達され、車体のロール剛
性向上と言うスタビライザ本来の機能を充分果し
得ると共に、該スタビライザがクロスメンバ前方
部に取付けられるべき他の機器類の邪魔になるよ
うな不都合は完全に防止され、該他の機器類のレ
イアウトの自由度を大幅に向上させることができ
るものである。
下動に伴なうロアアームの揺動はクロスメンバ内
部に配設されたスタビライザの直線部の捩りばね
力により他方の前輪に伝達され、車体のロール剛
性向上と言うスタビライザ本来の機能を充分果し
得ると共に、該スタビライザがクロスメンバ前方
部に取付けられるべき他の機器類の邪魔になるよ
うな不都合は完全に防止され、該他の機器類のレ
イアウトの自由度を大幅に向上させることができ
るものである。
実施例
以下本考案の実施例を附図を参照して説明す
る。
る。
図において、１はロアアーム２と図示しないス
トラツトダンパにて支持された即ち所謂うマクフ
アーソンストラツト型前輪懸架装置にて支持され
た前輪であり、該ロアアーム２の基端部はクロス
メンバ３の後部に上下揺動可能なるよう取付けら
れている。
トラツトダンパにて支持された即ち所謂うマクフ
アーソンストラツト型前輪懸架装置にて支持され
た前輪であり、該ロアアーム２の基端部はクロス
メンバ３の後部に上下揺動可能なるよう取付けら
れている。
クロスメンバ３は第２図に示すように下方が開
放した略コ字状断面に構成され、該クロスメンバ
３の車幅方向中央部は上記下方開放部をプレート
４のボルト５等による結合固着により覆つて閉断
面構造としている。
放した略コ字状断面に構成され、該クロスメンバ
３の車幅方向中央部は上記下方開放部をプレート
４のボルト５等による結合固着により覆つて閉断
面構造としている。
６はトーシヨンバーの両側部を屈曲させて左右
の腕部６ｂを形成したスタビライザであり、該ス
タビライザ６はその腕部６ｂを左右のロアアーム
２に結合されると共に、中央の直線部６ａを前記
クロスメンバ３の内部空間内に配設され、クロス
メンバ３の両側寄り部分の内面例えば第２，３図
のようにクロスメンバ３の前壁内面に固着したブ
ラケツト７にブツシユ８を介してクランプ部材９
にて捩り方向に回転可能なるよう取付支持され
る。
の腕部６ｂを形成したスタビライザであり、該ス
タビライザ６はその腕部６ｂを左右のロアアーム
２に結合されると共に、中央の直線部６ａを前記
クロスメンバ３の内部空間内に配設され、クロス
メンバ３の両側寄り部分の内面例えば第２，３図
のようにクロスメンバ３の前壁内面に固着したブ
ラケツト７にブツシユ８を介してクランプ部材９
にて捩り方向に回転可能なるよう取付支持され
る。
尚図において１０はクロスメンバ３の内部空間
内に配設されたステアリングギヤボツクスであ
る。
内に配設されたステアリングギヤボツクスであ
る。
考案の効果
上記のように構成した本考案によれば、クロス
メンバの断面内のデツドスペースにスタビライザ
を通した構造としているので、クロスメンバ前方
部に取付けられるべき他の機器類のレイアウトの
自由度が大幅に拡大され、スペース上極めて有効
であるばかりか、クロスメンバの前方部にスタビ
ライザの直線部を通した従来装置に比しスタビラ
イザの腕部の長さを短かくできるので、大幅な効
率アツプをはかることができ、更にクロスメンバ
にロアアーム及びスタビライザを一緒に組付ける
ことができるので、車輪懸架装置のサブアツシー
が容易となり生産性の著しい向上をはかり得るも
ので、実用上多大の効果をもたらし得るものであ
る。
メンバの断面内のデツドスペースにスタビライザ
を通した構造としているので、クロスメンバ前方
部に取付けられるべき他の機器類のレイアウトの
自由度が大幅に拡大され、スペース上極めて有効
であるばかりか、クロスメンバの前方部にスタビ
ライザの直線部を通した従来装置に比しスタビラ
イザの腕部の長さを短かくできるので、大幅な効
率アツプをはかることができ、更にクロスメンバ
にロアアーム及びスタビライザを一緒に組付ける
ことができるので、車輪懸架装置のサブアツシー
が容易となり生産性の著しい向上をはかり得るも
ので、実用上多大の効果をもたらし得るものであ
る。
第１図は本考案の実施例を示す一半平面図、第
２図は第１図のＡ―Ａ断面図、第３図は第１，２
図のスタビライザ直線部支持部の斜視図である。 １……前輪、２……ロアアーム、３……クロス
メンバ、４……プレート、６……スタビライザ、
７……ブラケツト、８……ブツシユ。
２図は第１図のＡ―Ａ断面図、第３図は第１，２
図のスタビライザ直線部支持部の斜視図である。 １……前輪、２……ロアアーム、３……クロス
メンバ、４……プレート、６……スタビライザ、
７……ブラケツト、８……ブツシユ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 自動車において、マクフアーソンストラツト
型前輪懸架装置のロアアームを上下揺動可能に
支持するクロスメンバを、下方が開放したほぼ
コ字状断面部材にて構成し、車幅方向の直線部
とその両側部を前後方向に屈曲して形成した左
右の腕部とを有する形状にトーシヨンバーにて
構成されたスタビライザの該腕部の先端を左右
のロアアームにそれぞれ結合し、該スタビライ
ザの直線部を上記クロスメンバの内部に配設
し、該直線部をクロスメンバ内面に設けた支持
部材にブツシユを介して回転可能なるよう取付
支持したことを特徴とするスタビライザの取付
構造。 (2) クロスメンバの下方開放部は、車幅方向の中
央部をプレートの接合固定にて覆われているこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項
に記載のスタビライザの取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10358684U JPS6118919U (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | スタビライザの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10358684U JPS6118919U (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | スタビライザの取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6118919U JPS6118919U (ja) | 1986-02-03 |
| JPH053363Y2 true JPH053363Y2 (ja) | 1993-01-27 |
Family
ID=30662976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10358684U Granted JPS6118919U (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | スタビライザの取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6118919U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0523368Y2 (ja) * | 1986-11-28 | 1993-06-15 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS598808B2 (ja) * | 1973-11-27 | 1984-02-27 | 富士写真フイルム株式会社 | リニアモ−タ−方式電子電動フオカルプレンシヤツタ−機構 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57130707U (ja) * | 1981-02-07 | 1982-08-14 | ||
| JPS598808U (ja) * | 1982-07-10 | 1984-01-20 | マツダ株式会社 | 自動車の後輪懸架装置 |
-
1984
- 1984-07-09 JP JP10358684U patent/JPS6118919U/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS598808B2 (ja) * | 1973-11-27 | 1984-02-27 | 富士写真フイルム株式会社 | リニアモ−タ−方式電子電動フオカルプレンシヤツタ−機構 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6118919U (ja) | 1986-02-03 |
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