JPH05336385A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH05336385A
JPH05336385A JP4138452A JP13845292A JPH05336385A JP H05336385 A JPH05336385 A JP H05336385A JP 4138452 A JP4138452 A JP 4138452A JP 13845292 A JP13845292 A JP 13845292A JP H05336385 A JPH05336385 A JP H05336385A
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Fuminari Matsumoto
文成 松本
Yoshiaki Hatano
波多野喜章
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像処理装置において複数のジョブを同時並
行的に行う。 【構成】 画像読み取り部40から入力された画像デー
タは、圧縮部42でデータ圧縮される。この圧縮画像デ
ータをページメモリ60に転送するために、出力DMA
C47は調停器48にイメージバス57の使用要求を発
行する。調停器48は使用要求を受けると、各デバイス
に予め定められた優先順位に従ってイメージバス57の
使用を許可する。これにより、出力DMAC47は使用
が許可されると圧縮した画像データをページメモリ60
に転送する。この画像データの出力が指示された場合
は、伸長部50の入力DMAC51が調停器48にイメ
ージバス57の使用要求を発行する。調停器48がこの
要求を許可すると、圧縮画像データはページメモリ60
から伸長部50の入力DMAC51に転送され、データ
の伸長が行われた後に画像出力部56に転送されて出力
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
画像処理装置に係り、特に複数の画像データに対する処
理を同時並行的に行うことができる画像処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、原稿の画像を読み取って所定の用
紙に記録するだけでなく、パーソナルコンピュータ(以
下、PCと称す)で作成した画像や、ファクシミリ(以
下、FAXと称す)等のように通信回線を介して受信し
た画像を用紙に記録できる画像処理装置の開発が盛んで
あり、この種の装置においては画像データの入力から画
像記録までを短時間で終了させるために、種々の画像処
理を同時並行的に実行させることが行われている。
【0003】例えば図24に示すものは特開平2−78
364号公報で提案されている画像処理装置の構成であ
り、画像データを生成する画像入力手段として、CCD
等からなるラインセンサ、A/D変換器及び生成した画
像データに対して種々の補正処理、編集処理を施す画像
処理回路等を含む画像読み取り部1と、PCあるいはF
AX等の外部入力2,3を備え、画像出力手段として
は、通常のコピー処理を行う画像記録部10と、その他
の外部出力11,12を備えている。そして、各画像入
力手段1〜3、各画像出力手段10〜12に対してそれ
ぞれページバッファ4〜9が設けられており、それぞれ
のページバッファ4〜9を独立して制御することによっ
て並列処理ができるようになされている。
【0004】即ち、この画像処理装置においては、各ペ
ージバッファ4〜9及びハードディスク(以下、HDと
称す)等からなる大容量メモリ14に画像データが蓄積
されているか否かをフラグ等によって示す表示部13を
備えており、制御部15は表示部13のフラグを参照し
て、画像入力手段側のページバッファ4〜6に画像デー
タが蓄積されていない場合には当該画像入力手段を入力
可能とし、画像出力手段側のページバッファ7〜9また
は大容量メモリ14に画像データが蓄積されている場合
には、画像入力手段1〜3の状態に関係なく画像データ
を出力させる制御を行う。これによって、例えば画像読
み取り部1からの画像データが大容量メモリ14に蓄積
されている場合には、画像読み取り部1において現在原
稿の読み取りが実行されていたとしても、画像記録部1
0あるいは外部出力11,12から当該画像データを任
意のタイミングで出力できるようになり、並列処理が可
能である。なお、図24において16はイメージバスを
示す。
【0005】また、図25に示すものは特開平2−20
2761号公報で提案されている画像処理装置の構成で
あり、2本のバスライン35,36を備え、二つのダイ
レクト・メモリ・アクセス・コントローラ(以下、DM
ACと称す)33,34をそれぞれバスライン35,3
6に割り当てて動作を分散させるようにしたものであっ
て、この画像処理装置によれば、1つのジョブの起動後
であっても並列処理が可能なジョブの要求が生じた場合
には、その要求に対する動作を先に起動されている動作
が終了していなくても起動することができるので、並列
処理を実行させることができる。例えば、画像読み取り
部23からの画像データを符号器25でデータ圧縮し、
圧縮された画像データをバスライン35を介して大容量
メモリ29に記憶する処理と、大容量メモリ29に記憶
されている圧縮された画像データをバスライン35を介
して復号器28または31に転送し、バスライン36か
らラインメモリ32を介してバスライン35に接続され
ているモデム22に転送する処理とを並行して行うこと
ができるものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図24
に示す構成においては各画像入力手段及び各画像出力手
段に対してぞれぞれページバッファを配置する必要があ
るので非常に高価なものとなり、これは画像入力手段ま
たは画像出力手段を増設する毎に顕著なものとなる。し
かも、複数の画像入出力手段が常時稼働していることは
ないため、ページバッファの使用効率が極めて低いとい
う問題がある。
【0007】また、図25に示す構成においては、複数
のバスラインを設ける必要があるためコストが高いもの
となるばかりでなく、1つのバスライン上に存在するメ
モリが使用されている場合には当該バスラインを使用す
る他の処理は並列処理を行うことができないため、画像
読み取り部23からの画像データの入力と、画像記録部
24への画像データの転送を連続的に行えないという場
合もあり、生産性の向上が望めないという問題があるも
のである。
【0008】本発明は、上記の課題を解決するものであ
って、1本のイメージバスを有効に活用することによっ
て複数のジョブを同時並行的に行うことができる画像処
理装置を提供することを目的とするものである。また、
本発明は、一つのページバッファを用い、且つ画像処理
のための各手段を効率的に使用することによって、異な
るジョブの画像データの処理を同時並行的に行い、以て
画像処理の生産性を向上させることを目的とする。更
に、本発明は、画像処理装置を構成する各手段の稼働率
及び画像処理装置全体の稼働率を最大限に発揮させるこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の画像処理装置は、画像データを入力する
画像入力手段と、前記画像入力手段によって入力された
画像データを圧縮する圧縮手段と、前記圧縮手段によっ
て圧縮された画像データを記憶する少なくとも一つの記
憶手段と、前記圧縮手段によって圧縮された画像データ
を伸長する伸長手段と、前記伸長手段によって伸長され
た画像データに基づいて画像記録を行う画像出力手段
と、前記画像入力手段、圧縮手段、記憶手段、伸長手段
及び画像出力手段が接続されるイメージバスと、前記画
像入力手段、圧縮手段、記憶手段、伸長手段及び画像出
力手段の動作を制御する制御手段と、前記画像入力手
段、圧縮手段、記憶手段、伸長手段及び画像出力手段か
らのイメージバスの使用要求に基づいてイメージバスの
使用を調停する調停手段とを備えることを特徴とする。
【0010】ここで、記憶手段は、画像データを一時的
に記憶する一次記憶手段と、前記一次記憶手段に記憶さ
れた画像データを蓄積して記憶する二次記憶手段とから
なることを特徴とし、また調停手段によるイメージバス
の使用の調停は、前記画像入力手段、圧縮手段、一次記
憶手段、二次記憶手段、伸長手段、画像出力手段に予め
設定された優先順位の高い順に行われることを特徴と
し、この優先順位は、機械的動作を伴う手段に対してよ
り高い順位が設定されることを特徴とする。また、前記
イメージバス上を一時に転送される画像データは予め定
められた数バイトまたは数ワードであることを特徴とす
る。
【0011】また、前記制御手段は、前記画像入力手段
からの画像データ入力が終了した時点で次のジョブの画
像データ入力を受け付け、先行ジョブの画像データ出力
と後発ジョブの画像データ入力を同時並行的に実行する
と共に、後発ジョブの画像データ入力が先行ジョブの画
像データ出力よりも早く終了した場合には更に次のジョ
ブの画像データ入力を受け付けることを特徴とする。
【0012】更に、制御手段は、画像入力手段の状態、
画像出力手段の状態、ジョブパラメータ及び一次記憶手
段の空き領域に基づいて画像データの入力の可否判断を
行うことを特徴とする。また更に、制御手段は、画像出
力手段が画像記録動作を中断している場合においても画
像データの入力が可能である場合には当該画像データ入
力を許可することを特徴とする。
【0013】また、本発明の画像処理装置は、画像デー
タを入力する複数の画像入力手段と、前記画像入力手段
によって入力された画像データを圧縮する圧縮手段と、
画像データを一時的に記憶する一次記憶手段と、前記一
次記憶手段に記憶された画像データを蓄積して記憶する
二次記憶手段と、前記圧縮手段によって圧縮された画像
データを記憶する少なくとも一つの記憶手段と、前記圧
縮手段によって圧縮された画像データを伸長する伸長手
段と、前記伸長手段によって伸長された画像データに基
づいて画像記録を行う画像出力手段と、前記画像入力手
段、圧縮手段、記憶手段、伸長手段及び画像出力手段が
接続されるイメージバスと、前記画像入力手段、圧縮手
段、記憶手段、伸長手段及び画像出力手段の動作を制御
する制御手段と、前記画像入力手段、圧縮手段、記憶手
段、伸長手段及び画像出力手段からのイメージバスの使
用要求に基づいてイメージバスの使用を調停する調停手
段とを備える画像処理装置であって、前記制御手段は、
前記複数の画像入力手段からのジョブの要求を受け付け
て各ジョブのジョブパラメータを記憶し、前記各手段の
稼働状況及び前記一次記憶手段の空き領域の状況に基づ
いて実行可能なジョブは同時並行的に実行させ、実行不
可能なジョブは待機させると共にその時点で実行可能な
ジョブを先行させることを特徴とする。
【0014】また制御手段は、受け付けたジョブのモー
ド、ジョブパラメータ及び一次記憶手段の空き領域に基
づいて画像データの入力の可否判断を行うことを特徴と
し、更に制御手段は、前記複数の画像入力手段からの画
像データの入力処理を行う場合は、前記一次記憶手段の
領域を複数に分割して、分割したそれぞれの領域に画像
入力手段を割り当てることを特徴とする。
【0015】
【作用】調停手段の作用は次のようである。画像入力手
段から入力された画像データは、圧縮手段によってデー
タ圧縮される。圧縮した画像データを一次記憶手段に転
送するために、圧縮手段は調停手段に対してイメージバ
スの使用要求を発行する。調停手段はイメージバスの使
用要求を受けると、予め定められたアルゴリズムに従っ
てイメージバスの使用を許可する。これにより、圧縮手
段はイメージバスの使用が許可されると圧縮した画像デ
ータを一次記憶手段に転送する。
【0016】この画像データの出力が指示された場合
は、伸長手段が調停手段に対してイメージバスの使用要
求を発行する。調停手段がこの要求を許可すると、圧縮
画像データは一次記憶手段から伸長手段に転送され、デ
ータの伸長が行われた後に画像出力手段に転送されて出
力される。
【0017】これに対して、この圧縮画像データを再度
出力に使用する必要がある場合には二次記憶手段に転送
し、データ圧縮した状態で画像データを蓄積する必要が
あるが、この場合には二次記憶手段は調停手段に対して
イメージバスの使用要求を発行する。調停手段がこの要
求を許可した場合には、圧縮画像データは一次記憶手段
から二次記憶手段へ転送され蓄積される。
【0018】以上のように複数のイメージバスの使用要
求を予め定められたアルゴリズムに従って許可すること
により、異なった画像データに対してイメージバス上を
時分割で転送することが可能になり、結果的にユーザ側
からの複数のジョブは同時に処理されることになる。
【0019】ここで、イメージバスの使用を許可するた
めのアルゴリズムは、当該画像処理装置の各手段に予め
設定された優先順位の高い順にイメージバスの使用を許
可するものとすることができる。そして、この優先順位
は、機械的動作を伴う手段に対してより高い順位が設定
される。
【0020】次に、制御手段の作用については次のよう
である。まず、一つの画像入力手段において複数のジョ
ブが設定された場合の制御手段の作用について説明す
る。制御手段は、画像入力手段からの画像データ入力が
終了した時点で次のジョブの画像データ入力を開始さ
せ、先行ジョブの画像データ出力と後発ジョブの画像デ
ータ入力を同時に処理する。また、後発ジョブの画像デ
ータ入力が先行ジョブの画像データ出力よりも早く終了
した場合には、更に次のジョブの画像データ入力を開始
させる。この画像データ入力の開始に先立って制御手段
は画像データの入力が可能か否かの可否判断を行う必要
があるが、この可否判断は、画像入力手段の状態、画像
出力手段の状態、設定されたジョブのジョブパラメータ
及び一次記憶手段の空き容量等に基づいて行う。
【0021】これによって画像出力手段がその動作を中
断している場合においても画像データ入力は実行するこ
とができるので、並列処理が可能であり、当該画像処理
装置を構成する各手段をフルに稼働させることができ
る。
【0022】次に、複数の異なる画像入力手段からジョ
ブが要求された場合には、制御手段は、これら複数の画
像入力手段からのジョブ要求を全てキューイングしてお
き、当該画像処理装置を構成する各手段の稼働状態を監
視することによって、実行可能なジョブは複数であって
も並行に処理を実行させると共に、並行に実行すること
ができないジョブは待機させて、次の並行処理が可能な
ジョブを先行させる。このとき制御手段は、各ジョブの
ジョブモード、ジョブパラメータ、及び一次記憶手段の
空き容量等に基づいて実行できるか否かの可否判断を行
う。
【0023】また、複数の画像入力手段から画像データ
の入力処理を行う場合には、制御手段は、一次記憶手段
を複数の領域に分割して、各領域にそれぞれの画像入力
手段を割り当てるようにする。これによって、複数の画
像入力手段からのジョブを並行して処理することができ
る。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。
図1は本発明に係る画像処理装置の一実施例の構成を示
す図であり、図中、40は画像読み取り部、41は自動
原稿送り装置(Automatic Document Feeder :以下、A
DFと称す)、42は圧縮部、43はDMAC、44は
バッファ、45は圧縮器、46はバッファ、47はDM
AC、48は調停器、49はリフレッシュカウンタ、5
0は伸長部、51はDMAC、52はバッファ、53は
伸長器、54はバッファ、55はDMAC、56は画像
出力部、57はイメージバス、58は制御装置、59は
ユーザインターフェース(以下、UIと称す)、60は
ページメモリ、61はHD、62、63はDMAC、6
4はIOCPインターフェース、65はIOCP(Inpu
t Output Co−Processor)、66はPC、67はFAX
を示す。
【0025】次に図1の各デバイスの概略について説明
する。画像読み取り部40は、カラーCCDセンサ等に
より原稿の画像を読み取り、オフセット調整、ゲイン調
整をおこなった後に所定のビット数のデジタル画像デー
タに変換し、シェーディング補正、カラーマスキング、
原稿サイズ検知、下色除去、網点除去、エッジ強調、縮
拡処理、各種編集処理等の種々の画像処理を行う。この
画像読み取り部40に取り付けられ、読み取り原稿を自
動的に画像読み取り部40に搬送するのがADF41で
ある。なお、ここでは画像読み取り部40が生成する画
像データは1画素4ビットとする。この4ビットは全て
が濃度データであってもよく、カラーフラグと濃度デー
タの組み合わせでもよいが、ここでは理解を容易にする
ために4ビット全てが濃度データであるとする。
【0026】圧縮部42は、ページメモリ60、HD6
1により多くの画像データを格納するために画像データ
のデータ量を圧縮するために設けられているものであ
り、データ圧縮を実行する圧縮器45と、圧縮されてい
ない画像データを取り込むためのDMAC43、このD
MAC43で取り込んだ画像データを一旦格納するため
のバッファ44、圧縮器45で圧縮された画像データを
一旦格納するためのバッファ46、このバッファ46に
格納された圧縮画像データを他のデバイスに転送するた
めのDMAC47とを備えている。バッファ44、46
は、当該システムにおいて1回のデータ転送量として予
め定められた数バイトあるいは数ワード(以下、これを
総称して数ワードと称す)での容量を有するものであ
る。
【0027】圧縮器45によるデータ圧縮の方式はどの
ような方式であってもよいが、ここでは適応予測符号化
方式により圧縮を行うものとする。この適応予測符号化
方式は、例えば画像データを8画素毎に複数の予測器で
同時に予測し、最も的中率の高かった予測器を次の8画
素の予測に使用する方式である。この場合、予測が的中
した画素信号を「0」、外れた画素信号を「1」で置き
換える。この適応予測符号化方式によれば、平均して画
像データを1/5に圧縮できることが確認されている。
【0028】調停器48は、プログラマブル・アレイ・
ロジック(PAL)等で構成されるステートマシンであ
り、各デバイスから発行されるイメージバス57の使用
要求に対して、調停を行うものであり、各デバイスに予
め設定された優先順位に応じてイメージバス57の使用
を許可するものである。なお、調停器48の詳細につい
ては後述する。
【0029】リフレッシュカウンタ49はダイナミック
RAMで構成されるページメモリ60のメモリリフレッ
シュを行うものである。
【0030】伸長部50は、圧縮部42で圧縮された画
像データを元の形態に復元するものであり、データ伸長
の処理を実行する伸長器53、圧縮画像データを取り込
むためのDMAC51、このDMAC51で取り込んだ
圧縮画像データを一旦格納するためのバッファ52、伸
長器53で伸長された画像データを一旦格納するための
バッファ54、このバッファ54に格納された画像デー
タを他のデバイスに転送するためのDMAC55とを備
えている。バッファ52,54は、当該システムにおい
て1回のデータ転送量として予め定められた数ワードの
容量を有するものである。
【0031】画像出力部56は、画像データから生成さ
れた2値データに基づいて、レーザ光のオン/オフを各
画素毎に制御して網点により中間調画像を再現するもの
であり、例えばレーザプリンタで構成される。イメージ
バス57は画像データが転送されるバスであり、1回の
転送量は数ワードという比較的少ないデータ量に設定さ
れている。制御装置58は、当該画像処理装置の各デバ
イスの動作を統括して管理するものであり、適宜のプロ
セッサ及びその周辺回路で構成される。なお、制御装置
58の動作については後述する。UI59は、画像記録
を行う用紙サイズ、記録部数等のジョブパラメータの入
力、表示を行うものであり、CRTや液晶表示装置等の
適宜の表示装置や各種のボタン等を備えるコントロール
パネル等で構成される。
【0032】ページメモリ60は、RAMで構成され、
所定の容量、例えば圧縮画像データの状態でA4原稿数
頁分程度の画像データを格納できる容量を有するメモリ
であり、HD61へ書き込む画像データやHD61から
読み出した画像データを一時的に格納したり、画像デー
タを出力する際にHD61へ書き込まずに一時的に格納
し、制御回路58により書き換えや置換等の編集処理を
行って出力する場合に用いられるものである。なお、後
述するようにページメモリ60は、最終アドレスと先頭
アドレスが連続したモード(以下、このモードをリング
モードと称す)と、メモリ領域を複数に分割して、各々
分割した領域に対して独立にアクセス可能なモード(以
下、このモードをピンポンモードと称す)とを有する。
なお、リングモード、ピンポンモードについては後述す
る。HD61は、圧縮部42でデータ圧縮された画像デ
ータを蓄積する大容量のデータ蓄積用メモリであり、こ
の書き込み、読み出しはDMAC62により制御され
る。
【0033】IOCP65は外部機器制御装置であり、
PCインターフェース、PC66で作成したり受信した
りしたコードデータをビットマップデータに展開するデ
コンポーザ、FAXインターフェース、記憶装置等(い
ずれも図示せず)を備え、PC66で作成した画像デー
タやFAX67で受信した画像データをイメージバス5
7側に転送したり、あるいはイメージバス57を介して
画像データを取り込んでPC66もしくはFAX67に
転送したりするものである。また、IOCP65はバイ
ナリーデータを4ビットのデータに変換する機能及び4
ビットデータをバイナリーデータに変換する機能を備え
ている。即ち、上述したように画像読み取り部40で生
成される画像データは1画素4ビットであるのに対し
て、PC66で作成された画像データあるいはFAX6
7で受信された画像データがビットマップ化されたデー
タはバイナリーデータであるから、これらのバイナリー
データをページメモリ60に格納するに際しては4ビッ
トデータに変換する必要があるのであり、また画像読み
取り部40で読み取った画像データをPC66あるいは
FAX67に出力する場合には1画素4ビットの画像デ
ータをバイナリーデータに変換する必要があるのであ
る。
【0034】以上が各デバイスの概略である。なお、図
1の構成に画像を90°単位で回転することができる回
転器を設けることも可能であり、その場合には、例え
ば、画像読み取り部40でA4LEF(Long Edge Fee
d)で読み込んだ画像に対して、画像出力部56にA4
SEF(Short Edge Feed )の用紙しか収納されていな
い場合にも90°回転させることによって画像記録が可
能であるが、本発明の本質には関係ないので、理解を容
易にするために図1においては省略している。
【0035】次に、調停器48の動作について、図1に
示す画像処理装置の複写時の動作と共に説明する。な
お、コピージョブ1は、原稿はA4サイズで10枚、コ
ピー部数は10部とする。複写時の画像データの流れは
図2,図3に示すようである。なお、図2、図3におい
て「JNPM」はN番目のジョブのM頁目の画像データ
を示す。以下、同様である。
【0036】図2は1部目の複写時の画像データの流れ
を示す図であり、このときには画像読み取り部40で原
稿画像を読み取ると同時に、画像出力部56で画像記録
を行う。即ち、まず画像読み取り部40は当該ジョブの
1頁目の原稿を読み取り、J1P1を生成する。その画
像データは圧縮部42でデータ圧縮が行われ、圧縮され
た画像データはイメージバス57を介してページメモリ
60に書き込まれる。このときの圧縮データの転送は次
のように行われる。まず圧縮部42の出力用DMAC4
7は出力データがある程度出力バッファ46に蓄積され
ると調停器48に対してイメージバス57の使用要求を
発行する。このとき、調停器48は、ページメモリ60
を他のデバイスが使用しておらず、またメモリリフレッ
シュを行っていない状態で、且つ出力用DMAC47に
割り当てられた優先順位より優先度の高いデバイスがイ
メージバス57の使用要求を発行していない場合に限
り、出力用DMAC47に対してイメージバス57の使
用を許可する。これにより出力用DMAC47は圧縮画
像データをイメージバス57を介してページメモリ60
に転送するが、この画像データの転送は数ワードを纏め
て転送するバースト転送により行われる。そして、出力
用DMAC47はバッファに蓄積されていた数ワードの
圧縮画像データを全てページメモリ60に転送するとイ
メージバス57を解放する。
【0037】一方、ページメモリ60に書き込まれた圧
縮画像データは画像出力部56における画像記録のため
に伸長される必要があるが、そのために伸長部50の入
力用DMAC51は、ページメモリ60に書き込まれた
圧縮画像データを取り込むために、調停器48に対して
イメージバス57の使用要求を発行する。これに対して
調停器48は、ページメモリ60を他のデバイスが使用
しておらず、またメモリリフレッシュを行っていない状
態で、且つ入力用DMAC51に割り当てられた優先順
位より優先度の高いデバイスがイメージバス57の使用
要求を発行していない場合に限り、入力用DMAC51
に対してイメージバス57の使用を許可する。これによ
り入力用DMAC51はイメージバス57を介してペー
ジメモリ60から圧縮画像データを取り込むが、このと
きの画像データの転送もバースト転送により行われる。
このとき入力用DMAC51が取り込むべきデータ量は
制御装置58から通知される。制御装置58は各原稿の
画像データが圧縮された後にどれだけのデータ量となっ
ているか、そしてどの頁の圧縮画像データがページメモ
リ60のどの領域に書き込まれているかを認識している
ので、制御装置58は、伸長する頁毎にそのデータ量及
びページメモリ60のアドレスを入力用DMAC51に
通知するのである。これによって入力用DMAC51は
ページメモリ60から伸長すべき圧縮画像データを取り
込むのであるが、上述したように画像データの転送は数
ワードずつしか行われないので、入力用DMAC51は
イメージバス57の使用が許可され、所定の数ワードの
画像データを取り込むと一旦イメージバス57を解放す
る。そしてその後、バッファ52に書き込まれた圧縮画
像データが伸長器53により伸長されてバッファ52が
空くと、再びその次の数ワードをページメモリ60から
取り込むために調停器48にイメージバス57の使用要
求を発行する。
【0038】伸長部50で伸長された画像データは、出
力用DMAC55からイメージバス57を介して画像出
力部56に供給され、複写が行われる。このときの画像
データの転送が、出力用DMAC55が調停器48にイ
メージバス57の使用要求を発行し、それが許可されて
はじめて可能になることは上述したと同じである。
【0039】以上でJ1P1の1部目の処理が終了す
る。J1P2については、J1P1と同様の処理が実行
されるが、図2に示すように、J1P2の処理が実行さ
れているときには、J1P1の圧縮画像データがページ
メモリ60からHD61に書き込まれる処理が行われ
る。このときの圧縮画像データの転送が、DMAC62
が調停器48にイメージバス57の使用要求を発行し、
それが許可されてはじめて可能となるものであることは
当然である。
【0040】以上の処理が繰り返し行われることによっ
て、ジョブ1の1部目の複写が完了する。このように、
各デバイスが数ワードの単位でイメージバス57の使用
権を要求し、許可され、画像データを転送し、イメージ
バス57解放するので、当該画像処理装置の画像を処理
するサイクルタイム、即ち1枚の画像記録に要する時間
内で複数のデバイスからの画像データの転送、あるいは
複数のデバイスへの画像データの転送を同時並行的に実
行することができる。
【0041】ジョブ1の2部目以降については、図3に
示すようにHD61に書き込まれている圧縮画像データ
を読み出し、伸長して画像記録を行う。即ち、2部目の
1頁目を複写するためにはHD61からJ1P1の圧縮
画像データをページメモリ60に書き込む必要がある。
そこで、HD61のDMAC62は調停器48に対して
イメージバス57の使用要求を発行する。これに対して
調停器48は、ページメモリ60を他のデバイスが使用
しておらず、またメモリリフレッシュを行っていない状
態で、且つHD61の入力に割り当てられている優先順
位より優先度の高いデバイスがイメージバス57の使用
要求を発行していない場合に限り、HD61にイメージ
バス57の使用を許可する。これによりHD61からJ
1P1の圧縮画像データがイメージバス57を介してペ
ージメモリ60にバースト転送により転送される。
【0042】一方、ページメモリ60に書き込まれた圧
縮画像データは画像出力部56における画像記録のため
に伸長される必要があるが、そのために伸長部50の入
力用DMAC51は、1部目の処理で行ったと同様に、
ページメモリ60に書き込まれたJ1P1の圧縮画像デ
ータを取り込むために、調停器48に対してイメージバ
ス57の使用要求を発行する。そして、調停器48によ
ってこの使用要求が許可されると、入力用DMAC51
はイメージバス57を介してページメモリ60からJ1
P1の圧縮画像データを取り込み、データ伸長を行う。
伸長された画像データは画像出力部56に転送されてJ
1P1の2部目の複写が行われる。以下、上述した処理
が繰り返されて、2部目から10部目の複写が行われ
る。
【0043】次に、ジョブ1を実行しているときに他の
複写ジョブであるジョブ2がUI59から設定された場
合の動作について、図4を参照して説明する。なお、ジ
ョブ2はジョブ1と異なるのが通常であるが、ここでは
理解を容易にするために、ジョブ1と同じく原稿はA4
サイズで枚数は10枚、複写部数は10部とする。ここ
ではジョブ2は、ジョブ1と同様に画像読み取り部40
による画像読み取りを要するので、画像読み取り部40
でジョブ1の全ての原稿の読み取りが終了し、且つペー
ジメモリ60に少なくとも1頁分以上の圧縮画像データ
が書き込める空き容量がある場合にはじめて受け付けら
れることは当然であり、従ってジョブ2の原稿読み取り
はジョブ1の2部目以降に開始されることになる。即
ち、ジョブ1の2部目以降であれば、画像出力部56を
使用する複写はできないものの、画像読み取り部40か
らの画像読み取り、圧縮部42によるデータ圧縮及び圧
縮画像データのHD61への蓄積の段階までは実行する
ことができるからである。
【0044】さて、図4に示すように、まず最初にJ2
P1の読み取りが行われ、その画像データが圧縮され、
ページメモリ60に書き込まれる。このとき同時にHD
61からはJ1P1とJ1P2の圧縮画像データが読み
出され、ページメモリ60に書き込まれる。これらの画
像データの転送は、上述したように、調停器48により
イメージバス57の使用が許可された場合に数ワードず
つを調停器48の調停に従って行われることは当然であ
る。
【0045】次には、J2P2の画像が読み取られ、圧
縮されてページメモリ60に書き込まれるが、このとき
同時並行的にページメモリ60に書き込まれているJ1
P1の圧縮画像データが伸長部50に転送されて伸長さ
れ、更に画像出力部56に転送されて複写される。また
このとき、ページメモリ60に書き込まれているJ2P
1の圧縮画像データはHD61に転送され、蓄積され
る。これらの転送も上述したと同様にして実行される。
【0046】以下、同様の処理が繰り返し行われること
によって、ジョブ1の2部目以降の複写中に次のジョブ
であるジョブ2の画像読み込みを実行することが可能で
あり、ジョブ1の複写が10部全て終了した時点で直ち
にジョブ2の複写をHD61に蓄積されている圧縮画像
データを用いて実行することができる。なお、図2、図
3、図4においては理解を容易にするために各デバイス
の動作は一定時間内に終了し、サイクルに同期している
ように記載したが、実際の各デバイスの内部における処
理は一定時間であるとは限らないものである。
【0047】次に、ジョブ1の2部目の複写処理を実行
しているときにFAX67で画像データを受信した場合
の動作について図5を参照して説明する。なお、図5に
おいて「F1P1」はFAX67の受信処理のジョブ1
の1頁目を意味するものとする。そして、この場合にも
受信された画像データはデータ圧縮されるので、この受
信処理は圧縮部42が使用されておらず、且つページメ
モリ60の空き容量が所定以上である場合に限り受け付
けられることになる。
【0048】さて、FAX67による画像データの受信
が制御装置58により受け付けられると、図5に示され
るように、FAX67で受信され、IOCP65で1画
素4ビットに変換された画像データF1P1はイメージ
バス57を介して圧縮部42に入力されてデータ圧縮さ
れる。このIOCP65から圧縮部42への画像データ
F1P1の転送は、DMAC63が調停器48にイメー
ジバス57の使用要求を発行し、その要求が調停器48
により許可された場合に、数ワードずつバースト転送に
より行われることはいうまでもない。
【0049】そしてこのとき、同時並行的にHD61か
らはJ1P1とJ1P2の圧縮画像データが読み出さ
れ、ページメモリ60に書き込まれる。これらの画像デ
ータの転送は、上述したように、調停器48によりイメ
ージバス57の使用が許可された場合に数ワードずつを
調停器48の調停に従って行われることは当然である。
【0050】次には、FAX67で受信された2頁目の
画像データF1P2が圧縮部42でデータ圧縮されてペ
ージメモリ60に書き込まれるが、このとき同時並行的
にページメモリ60に書き込まれているJ1P1の圧縮
画像データが伸長部50に転送されて伸長され、更に画
像出力部56に転送されて複写される。またこのとき、
ページメモリ60に書き込まれているF1P1の圧縮画
像データはHD61に転送され、蓄積される。これらの
転送も上述したと同様にして実行される。以下、同様の
処理が繰り返し行われることによって、ジョブ1の2部
目以降の複写中にFAX67で受信した画像データの処
理を実行することが可能であり、ジョブ1の複写が完了
した時点でFAX67で受信した画像の複写を実行する
ことができる。
【0051】以上の説明において、各デバイスにはイメ
ージバス57の使用要求に関してそれぞれ予め優先順位
が割り当てられており、調停器48は各デバイスからイ
メージバス57の使用要求があったときに、そのデバイ
スの優先順位の高い順にイメージバス57の使用を許可
すると説明したが、次にその動作の詳細について説明す
る。いま、図1の構成において、イメージバス57の使
用を要求するデバイスとして、圧縮部42の入力用DM
AC43及び出力用DMAC47、HD61のDMAC
62、IOCPインターフェース64のDMAC63、
伸長器50の入力用DMAC51及び出力用DMAC5
5、リフレッシュカウンタ49、制御装置58の8種類
のデバイスがあるとしたとき、どのような順に優先順位
を設定すればよいか考えると次のようである。
【0052】まず、ページメモリ60はダイナミックR
AMであるから所定の周期でメモリリフレッシュが行わ
れる必要があり、メモリリフレッシュが行われない場合
には書き込まれた画像データは消去されることになるか
ら、リフレッシュカウンタ49からの要求には高い優先
順位を設定する必要があることが分かる。また、画像読
み取り部40はスキャナを備えており、しかもスキャナ
は一旦原稿の読み取り動作を開始したら中断できないの
が通常であるから、画像読み取り部40を動作させた場
合に読み取った画像データを格納するために使用する圧
縮部42の入力用DMAC43には比較的高い優先順位
を与える必要がある。同様に、画像出力部56も一旦複
写動作を開始したらその動作を中断できないのが通常で
あるから、画像出力部56を動作させる場合に伸長した
画像データを画像出力部56に転送するために使用され
る伸長部50の出力用DMAC55にも比較的高い優先
順位を与える必要がある。
【0053】このようにイメージバス57の使用を許可
する優先順位は、絶対的に必要不可欠な動作を行うデバ
イス、一旦動作を開始したらその動作を途中で中断する
ことができないデバイスに対して、より高い優先順位を
与える必要があることが分かる。以上のことから、ここ
ではリフレッシュカウンタ49、伸長部50の入力用D
MAC51、圧縮部42の出力用DMAC47、伸長部
50の出力用DMAC55、圧縮部42の入力用DMA
C43、HD61のDMAC62、制御装置58、IO
CP65のDMAC63の順に優先順位が与えられてい
るものとする。なお、各デバイスから同時にイメージバ
ス57の使用要求が発行された場合には、調停器48は
使用要求があったデバイスの中の一番高い優先順位を有
するデバイスにイメージバス57の使用を許可し、その
他のデバイスは当該使用を許可されたデバイスがイメー
ジバス57の使用を終了するまで待機することになる。
従って、各デバイスにはイメージバス57の使用要求を
発行してから許可されるまでの待ち時間を吸収するため
に、ある程度のバッファが備えられるようにするのが望
ましいが、しかし、上述したようにイメージバス57上
を一時に転送されるデータ量は数ワードと極めて小さ
く、且つイメージバス57上のデータ転送速度は非常に
速いので、このようなバッファは必ずしも必要はないも
のである。
【0054】以上のことから明らかなように、調停器4
8は、図6に示すように、リフレッシュカウンタ49、
制御素58、DMAC43,47,51,55,62,
63の各デバイスからのイメージバス57の使用要求信
号、及びリフレッシュカウンタ49からのサイクルアウ
ト信号、各DMAC43,47,51,55,62,6
3からのDMACサイクルアウト信号を入力とし、出力
は各デバイスへのイメージバス57の使用許可信号であ
る。
【0055】調停器48の状態遷移の例を図7に示す。
どのデバイスからもイメージバス57の使用要求がない
場合には状態1、即ち何の動作も行わない状態に留まっ
ている(S1)が、リフレッシュカウンタ49からリフ
レッシュ要求があった場合には、上述したようにページ
メモリ60のメモリリフレッシュは一番高い優先順位で
あるので、リフレッシュカウンタ49にイメージバス5
7の使用許可を通知し、状態2に遷移する(S2)。こ
れによってリフレッシュカウンタ49はイメージバス5
7を使用してページメモリ60のメモリリフレッシュを
行うことができる。このとき調停器48はリフレッシュ
カウンタ49からリフレッシュサイクルアウト信号が通
知されるまでは状態2に留まる(S3)が、リフレッシ
ュサイクルアウト信号が通知されると状態1に戻る(S
4)。
【0056】また、調停器48は、リフレッシュ要求が
ないときに伸長部50の入力用DMAC51からイメー
ジバス57の使用要求が発行された場合にはそれを許可
し、状態3に遷移する(S5)。この状態においてはD
MAC51はイメージバス57を使用してページメモリ
60から所定の圧縮画像データを取り込む。このとき調
停器48は、DMAC51からDMACサイクルアウト
信号が通知されるまでは状態3に留まる(S6)が、D
MACサイクルアウト信号が通知されると状態1に戻る
(S7)。
【0057】更に調停器48は、リフレッシュ要求がな
く、且つDMAC51からの使用要求もない場合に圧縮
部42の出力用DMAC47からイメージバス57の使
用要求が発行された場合にはそれを許可し、状態4に遷
移する(S8)。この状態においてはDMAC47はイ
メージバス57を使用してバッファ46に格納されてい
る圧縮画像データをページメモリ60に書き込む。この
とき調停器48は、DMAC47からDMACサイクル
アウト信号が通知されるまでは状態4に留まる(S9)
が、DMACサイクルアウト信号が通知されると状態1
に戻る(S10)。
【0058】以上、リフレッシュカウンタ49、DMA
C51及び47からの使用要求があった場合の状態遷移
について説明したが、他のデバイスからの使用要求に対
しても同様の状態遷移を行うものであることは当然であ
り、このような動作が行われることによって各デバイス
からのイメージバス57の使用要求に対して調停を行う
ことができる。
【0059】以上説明したように、画像データは数ワー
ドの単位でバースト転送されるものであり、しかもイメ
ージバス57の転送速度は非常に速いものであるので、
複数の画像処理を同時並行的に行うことが可能である。
更に、先行するジョブの複写が完了していない場合であ
っても画像読み取り部40が使用されていない場合には
次のジョブの原稿の読み取りを行い、その画像データを
圧縮してHD61に蓄積することができるので、各デバ
イスを効率よく稼働させることができ、以て当該システ
ム全体の生産性を向上させることができる。
【0060】以上、調停器48について説明したが、次
に制御装置58の動作について説明する。なお、以下に
説明する動作においても調停器48は上述した動作を行
うのはいうまでもないが、以下の説明においては重複を
避けるために調停器48の動作については省略し、その
都度言及しないこととする。
【0061】制御装置58は、図8に示すように、シス
テムマネージャ70、ジョブマネージャ71、UI59
でコピージョブが設定されたときにシステムマネージャ
70にコピー要求を通知するリードタスク(Read Task
)75、IOCP65から入出力要求があったときに
その旨をシステムマネージャ70に通知するIOCPタ
スク76、及びスキャン入力ジョブスケジューラ、プリ
ント出力ジョブスケジューラ、ネット入力ジョブスケジ
ューラ、ネット出力ジョブスケジューラ等の種々のモジ
ュールを備えており、またジョブノードテーブル72、
ジョブ要求管理テーブル73及びジョブ実行管理テーブ
ル74の3つのテーブルを備えている。
【0062】ジョブ要求管理テーブル73は、画像読み
取り部40を使用して複数のジョブを行う場合に使用さ
れるテーブルであり、システムマネージャ70及びジョ
ブマネージャ71の双方からアクセスされる。そしてこ
のジョブ要求管理テーブル73は、図9に示すように、
システムステート、リクエスト番号、リクエストジョブ
キュー、エグゼクトジョブキュー、入力エンドフラグ、
出力エンドフラグの各情報が書き込まれている。
【0063】システムステートは、当該システムがスタ
ンバイ状態にあるか、原稿読み取り中であるか、複写中
であるか、あるいはフォールトが生じているか等のシス
テム全体の状態を示す情報である。リクエスト番号は現
在受け付けているジョブであって、未だに処理が完了し
ていないジョブの数を示す情報である。リクエストジョ
ブキューには、受け付けられたジョブであって、未だに
何等の処理も開始されていないジョブキューの情報が受
け付けられた順番に書き込まれており、エグゼクトジョ
ブキューには、何等かの処理が開始されたジョブキュー
の情報が処理が開始された順番に書き込まれている。即
ち、ジョブキューは受け付けられると一旦リクエストジ
ョブキューに書き込まれて待機状態となされ、その後処
理が開始されるとリクエストジョブキューから外されて
エグゼクトジョブキューに書き込まれる。例えば、いま
図10Aに示すように、ジョブノードキューA及びジョ
ブノードキューBの処理が行われており、ジョブノード
キューC,D,Eがリクエストジョブキューに書き込ま
れて待機しているときにジョブノードCの処理が可能に
なったとすると、ジョブノードキューCは図10Bに示
すようにリクエストジョブキューからエグゼクトジョブ
キューに移されて、その処理が開始される。
【0064】入力エンドフラグは入力動作が終了した場
合にその旨を示すフラグが書き込まれる領域であり、出
力エンドフラグは出力動作が終了した場合にその旨を示
すフラグが書き込まれる領域である。なお、出力エンド
フラグは出力動作の最後、例えばN部複写するジョブで
あれば最終頁のN部目の出力動作が完了したときに所定
の値、例えば1となされる。
【0065】ジョブノードテーブル72は図11に示す
情報を格納している。ノードリンク情報は、ジョブノー
ドキューの相互の接続状態を示す情報であり、具体的に
は、図12に示すように、キューリストに接続されてい
る先頭と最後のジョブノード情報のポインタを保持して
いる。従って、システムマネージャ70は、次のジョブ
を開始するに際して次のジョブのジョブノードキューを
リクエストジョブキューからエグゼクトジョブキューに
移す場合には、このジョブノードテーブル72のノード
リンク情報を参照する。
【0066】ジョブ識別情報は、ジョブが画像読み取り
部40で読み取った原稿画像のコピージョブであるか、
あるいはFAX67で受信した画像をプリントするプリ
ントジョブであるか等のジョブの種別を示す情報であ
る。ジョブ状態管理情報は、現在実行中のジョブ、即ち
ジョブ要求管理テーブル73のエグゼクトジョブキュー
に書き込まれているジョブノードキューのそれぞれがど
の段階の処理を行っているかを示す情報である。ページ
状態管理情報は、現在実行中のジョブのそれぞれが何頁
目の処理を行っているかを示す情報である。
【0067】ファイル属性情報については次のようであ
る。上述したように画像データはデータ圧縮された後に
HD61に蓄積されるが、その際にジョブ毎あるいは頁
毎にディレクトリ名やファイル名、蓄積エリア、データ
量等の属性が書き込まれる必要がある。これらのファイ
ル属性が書き込まれるのがこのファイル属性情報であ
る。
【0068】画像領域情報は、ジョブ毎あるいは原稿毎
の入力画像サイズと、出力画像サイズを示す情報であ
る。即ち、例えばコピージョブが設定される場合には倍
率が指定されたり、用紙サイズが指定されたりすること
によって入力画像サイズと出力画像サイズが異なること
がある。従って、このような場合に備えて入出力の画像
サイズに関する情報を記憶しておく必要があり、そのた
めに設けられているのがこの画像領域情報である。
【0069】UI情報は、UI59で設定されたジョブ
の内容をジョブ毎に格納するために設けられているもの
である。デバイス設定値情報には、各デバイスに設定さ
れる値が書き込まれる。例えばいま記録用紙の縦方向及
び横方向に所定のオフセットを設けて画像をコピーする
ジョブが設定されたとすると、システムマネージャ70
はデバイス設定値情報にこの設定された縦方向及び横方
向のオフセット量を書き込む。そして、当該画像がコピ
ーされる段階になるとシステムマネージャ70はこの情
報をプリント出力ジョブスケジューラを介して画像出力
部56に通知する。これによって用紙の縦方向及び横方
向には設定されたオフセットが設けられる。
【0070】次に、ジョブ実行管理テーブル74につい
て説明する。ジョブ実行管理テーブル74はジョブマネ
ージャ71によってのみアクセスされるテーブルであ
り、図13に示すように、現在実行しているジョブの数
を示す情報、現在実行しているジョブの種類を示す情報
及びエグゼクトフラグが書き込まれている。エグゼクト
フラグは、スキャン入力ジョブスケジューラS、プリン
ト出力ジョブスケジューラP、ネット入力ジョブスケジ
ューラN、ネット出力ジョブスケジューラTの4つのジ
ョブスケジューラの管理を行うために設けられているも
のであり、図14に示すように、対応するビットの値に
よって各ジョブスケジューラが現在動作中であるか否か
を識別することができる。なお、図14において「syn
c」は、一つのジョブで入力と出力を同時に動作させる
場合にオン(=1)となるフラグである。即ち、例えば
コピージョブの場合にはスキャン入力ジョブスケジュー
ラとプリント出力ジョブスケジューラを動作させる必要
があり、特に、1部目から入力順に出力させ、且つ部数
単位に丁合いして出力させるときにはスキャン入力ジョ
ブスケジューラとプリント出力ジョブスケジューラを同
時に動作させる必要がある。このようにジョブ実行管理
テーブル74上でスキャン入力ジョブスケジューラとプ
リント出力ジョブスケジューラが動作中である場合に、
一つのジョブのときと二つのジョブのときとの2通りあ
り、両者では各スケジューラの制御が異なるために実行
の可否判断も自ずと異なるものであり、syncフラグでこ
の違いを示すようにしているのである。
【0071】また、図8には示していないがジョブマネ
ージャ71は、先行ジョブが完了する前に後発ジョブが
要求された場合に、その後発ジョブを先行ジョブと並列
処理することができるか否かを判断する手段として、図
15に示す第1テーブル及び図16に示す第2テーブル
を備えている。
【0072】第1テーブルは、あるジョブを行っている
ときに次のジョブが要求された場合に、その後発のジョ
ブを並列処理することができるか否かを定めたテーブル
であり、図中「○」は並列処理が可能なジョブ、「×」
は並列処理が不可能なジョブ、「△」は割り込み処理を
行うジョブを示しており、「○/△」は可能であれば並
列処理を行うが、並列処理ができない場合には割り込み
処理を行うことを示している。従って、図によれば例え
ば現在スキャン入力ジョブスケジューラSが動作してい
るとき、即ち画像読み取り部40で先行ジョブの原稿を
読み取っている場合に後発ジョブとしてスキャン入力が
要求された場合には、先行ジョブと後発ジョブを並列処
理することはできないが、スキャン入力を行っている場
合にネット入力ジョブスケジューラNの動作が要求され
た場合、即ちIOCP65で外部から受信した画像デー
タの処理は並列処理が行われる。
【0073】また、プリント出力ジョブスケジューラP
が動作しているときには、後発ジョブとしてスキャン入
力のジョブが要求された場合、ネット入力のジョブが要
求された場合共にこれらの後発ジョブは並列処理が行わ
れる。更に、ネット出力ジョブジョブスケジューラTが
動作している場合、即ちIOCP65への出力ジョブを
実行している場合に後発ジョブとしてネット入力が要求
された場合にはネット入力の処理は並列処理はできず、
後発ジョブとしてスキャン入力が要求されたときには、
そのスキャン入力が通常のコピー(N-Copy)のためのス
キャン入力である場合及びN−up/Sコピーのための
スキャン入力である場合には並列処理もしくは割り込み
処理が行われるが、ネット出力(Net-T )のためのスキ
ャン入力である場合には並列処理は行われない。なお、
「N-up」は1枚の用紙上にN(N≧2)枚の画像をはめ
込む処理を示し、「Sig(Signature)」は1枚の用紙の
両面に2枚ずつ画像をはめ込み、中央を綴じたときに冊
子になるように頁を並べ代えて出力する処理を示す。
【0074】また、第2テーブルは、図14に示すジョ
ブ実行管理テーブルのエグゼクトフラグの各フラグの値
の組み合わせによって実行可能なジョブを定めたテーブ
ルであり、例えば5つのフラグの値が全て0である場
合、即ち当該画像処理装置がスタンバイ状態にある場合
には、スキャン入力(S)、ネット入力(N)、プリン
ト出力(P)、ネット出力(T)、SP、NPの全ての
ジョブが実行可能であり、ネット出力ジョブスケジュー
ラのみが動作している場合、即ち実行スケジューラフラ
グのTの値のみが1である場合には、S/Sintr及びプ
リント出力Pのみが実行可能である。なお、図中、NG
は実行不可(No Good )を示している。また、図16は
並列処理ができるジョブ数を2とした場合のテーブルの
例であり、並列処理ができるジョブ数に制限を設けない
場合には括弧内で示すジョブを行うことができるもので
ある。
【0075】なお、図16において、「SP(スキャン
入力&プリント出力)」はスキャン入力終了後にプリン
ト出力を行うコピージョブを示し、「NP(ネット入力
&プリント出力)」はネット入力の終了後にプリント出
力を行うプリンティングジョブ、例えばPC66で作成
した文書や画像を画像出力部56に出力させるジョブを
示す。また、「S/Sintr」はジョブの如何に拘らずス
キャン入力のみを許可することを示すものであり、「S
intr」は割り込みによりスキャン入力を行うことを示す
ものである。「SPsync」はスキャン入力しながらプリ
ント出力を行うコピージョブを示し、同様に「NPsyn
c」はネット入力しながらプリント出力を行うプリンテ
ィングジョブを示している。
【0076】以上の構成において、システムマネージャ
70は、リードタスク75からのコピー要求あるいはI
OCPタスク76からの外部入出力要求を受け取るとジ
ョブマネージャ71に要求があった処理が実行可能であ
るか否かを問い合わせる。これに対してジョブマネージ
ャ71は当該処理が実行可能になった時点でシステムマ
ネージャ70に対して実行許可を発行する。
【0077】実行許可が通知されると、システムマネー
ジャ70は各ジョブスケジューラに対して当該処理の実
行開始を指示する。これによってコピー処理あるいは外
部入出力の処理が開始される。
【0078】以上説明したように、システムマネージャ
70はコピー要求あるいは外部入出力要求があった場合
にジョブマネージャ71に当該要求が実行可能かどうか
問い合わせ、実行許可が通知されると各ジョブスケジュ
ーラに対してジョブの開始を指示するという動作を行
い、一方ジョブマネージャ71は、システムマネージャ
70からの実行要求に対して当該要求が実行可能か否か
を判断し、実行可能になった時点で実行許可を発行する
動作及び各ジョブスケジューラの動作状態の管理を行う
というように互いに独立した動作を行うので、システム
マネージャ70は実行可能か否かを判断することなく、
次々発生するジョブ要求を受け付けることができる。
【0079】次に、ページメモリ60のモードについて
説明する。まずリングモードについて説明する。リング
モードは、画像読み取り部40で読み取り、圧縮部42
で圧縮した画像データを書き込む場合あるいは画像出力
部56で出力を行うためにHD61から圧縮画像データ
を書き込む場合等に使用されるモードであり、いま、何
等の画像データも書き込まれていない状態で、1頁目の
画像データを書き込む場合には、当該画像データは図1
7Aに示すようにページメモリ60の先頭アドレスから
書き込まれる。そして、当該画像データの最後のアドレ
スには、次の画像データの書き込みを行うための先頭ア
ドレスを表す書き込み開始ポインタWAP(Erite Addr
ess Pointer )が置かれ、また当該画像データの最初の
アドレスには、HD61への蓄積や伸長器50への転送
が完了したことによって再度ページメモリ60からの読
み出しを行う必要がなくなった画像データの最終アドレ
スを表す読み出し開始ポインタRAP(Read Address P
ointer)が置かれる。従って、このときの空き領域は図
中の矢印で示すようにWAPからRAPまでとなる。
【0080】図17Aに示す状態において、続けて2頁
目の画像データを書き込んだときに図17Bに示すよう
になったとし、その状態で1頁目の画像データを読み出
したとすると、図17Cに示すようにRAPは2頁目の
先頭アドレスに移行し、空き領域は図中の矢印で示す領
域となる。以下同様であり、例えば図17Cの状態にお
いて3頁目を書き込むと図17Dに示すようになり、続
けて4頁目を書き込むと図17Eに示すようになる。な
お、図17Eに示す状態において5頁目を書き込もうと
する場合、当該5頁目のデータ量が同図中矢印の範囲で
示す空き領域よりも少ない場合には5頁目の画像データ
を続けて書き込むことができるが、当該データ量が空き
領域よりも大きい場合には、当該画像データが書き込め
る空き領域ができるまで5頁目の画像データの書き込み
は行われない。
【0081】また、リングモードは、画像読み取り部4
0における入力ジョブと、画像出力部56における出力
ジョブとが同時並行的に実行される場合にも用いられ
る。例えばいま、ページメモリ60に画像読み取り部4
0から入力された2頁分の画像データPage1及びPage2
が書き込まれているときに、先行するジョブの出力のた
めの画像データを書き込もうとする場合、制御装置58
は、図18Aに示すようにフリーエリアに少なくとも1
頁分の出力用画像データを書き込める空き容量がある場
合には、同図Bに示すように、出力用画像データを書き
込む領域としてフリーエリア内に所定の頁数分の領域を
確保する。これによって当該領域には出力用画像データ
が書き込まれる。また制御装置58は、同図Cに示すよ
うにフリーエリアの他に出力用画像データが書き込める
だけの空き領域がある場合には、同図Dに示すように当
該空き領域に出力用画像データを書き込むための領域を
確保する。これによって当該領域には出力用画像データ
が書き込まれる。
【0082】以上がリングモード時の動作であり、次に
ピンポンモードについて説明する。ピンポンモードは、
画像の読み取りと複写を同時並行的に行う場合、あるい
は同時並行的に複数のジョブを実行する場合に設定され
るモードであり、このピンポンモードにおいてはページ
メモリ60の領域は複数に分割される。即ち、制御装置
58は、ページメモリ60をピンポンモードで使用する
必要が生じた場合、図19Aに示すように予め定められ
た分割領域PM1 ,PM2 のいずれか一方がフリーエリ
ア内に完全に含まれている場合には、同図Bに示すよう
に二つの領域に分割する。そして、各分割領域PM1
PM2 には所定の画像データが書き込まれる。しかし、
分割領域PM1 ,PM2 のいずれもが完全にフリーエリ
ア内に含まれない場合には、制御装置58は分割領域P
1 ,PM2 のいずれか一方がフリーエリア内に完全に
含まれるようになるまでページメモリ60の領域分割は
行わない。そして領域分割が行われ、ピンポンモードで
動作している場合、分割された領域はそれぞれリングモ
ードで使用される。
【0083】なお、上述したように入力した画像データ
と出力用の画像データは図18Bあるいは図18Dに示
すようにリングモードで書き込むことも可能であるし、
図19Bに示すようにピンポンモードで書き込むことも
可能であり、このような場合にページメモリ60をいず
れのモードで使用するかは任意であるが、画像読み取り
部40の読み取り速度と画像出力部56の出力速度が大
きく異なる場合に図18B,Dに示すようにリングモー
ドで使用した場合にはページメモリ60にいわゆる虫食
い状態が発生し、部分的に無駄な領域が生じるという問
題があり、それに対して図19Bに示すようにピンポン
モードで使用した場合にはこのような問題は解消される
ものの各分割領域の容量が少なくなるために複数頁の書
き込みが困難になり、画像読み取り部40の読み取り速
度が速い場合には読み取った画像データを連続的に格納
することができなくなることが考えられる。従って、画
像読み取り部40と画像出力部56の処理速度が略同等
な場合にはリングモードで使用し、そうでない場合には
ピンポンモードで使用するようにするとよい。なおここ
では便宜的に前者を採用するものとする。以上、ページ
メモリ60のモードについて説明したが、次に、制御装
置58の動作について具体的に説明する。
【0084】図20、図21は図4に示す処理、即ちス
キャン入力を実行しているときに後発ジョブとしてスキ
ャン入力が要求された場合の制御装置58の動作を示す
図であり、いま、先行ジョブが実行されているときにU
I59からコピージョブが設定され、コピースタートが
入力されると、システムマネージャ70はリードタスク
75からジョブ要求信号を受信し(S11)、要求され
たジョブのパラメータをジョブ要求管理テーブル73の
リクエストジョブキューのジョブノードにセットし(S
12)、ジョブのキューイングを行う(S13)と共
に、ジョブマネージャ71に対して実行要求を発行す
る。なお、このとき先行ジョブのジョブノードはジョブ
要求管理テーブル73のリクエストジョブキューからエ
グゼクトジョブキューに移されていることはいうまでも
ない。
【0085】これに対してジョブマネージャ71は、ジ
ョブ要求管理テーブル73のリクエストジョブキューの
先頭からジョブノードを取り込み(S14)、ジョブノ
ードにセットされたジョブパラメータ及び実行中のジョ
ブパラメータに基づいて後発ジョブを開始できるか否か
のチェック(S15)、ジョブ要求管理テーブル73の
入力エンドフラグがオンになっているか否かのチェック
(S17)、及びページメモリ60が使用可能な状態に
あるか否かのチェック(S19)という3項目のチェッ
クを行い、後発ジョブのスキャン入力が可能か否かを判
断する。この判断の開始は実行要求受付時にトリガされ
るだけでなく、スキャン入力ジョブスケジューラの動作
が終了したとき及びプリント出力ジョブスケジューラの
動作が終了したときにもトリガされる。
【0086】そして、ジョブマネージャ71は、上記の
3項目が全て満足される場合にのみシステムマネージャ
70に対して実行許可を与える。これによってシステム
マネージャ70は、当該ジョブノードをジョブ要求管理
テーブル73のリクエストジョブキューからエグゼクト
ジョブキューに移しかえると共に、当該ジョブノードを
ジョブスケジューラに渡して実行開始を指示する(S2
1)。しかし、上記3項目の全てが満足されない場合に
は当該ジョブノードは次の判断開始のトリガが発生する
まで待機される(S28)。このとき当該ジョブノード
はリクエストジョブキューの先頭におかれたままである
ことは当然である。
【0087】以上のようにしてジョブが開始され(S2
1)、スキャン入力の処理が行われる(S22)が、入
力処理が終了すると、ジョブマネージャ71はスキャン
入力ジョブスケジューラから入力終了の通知を受けるこ
とによって入力エンドフラグを更新(S23)して上記
判断開始のトリガとする。
【0088】そしてジョブマネージャ71は次に出力エ
ンドフラグのチェックを行い(S24)、当該フラグが
オフであれば現在プリント出力ジョブスケジューラは動
作中でコピー出力が行われている最中であるのでコピー
出力処理は不可能であるとして出力処理を待機させる
(S29)が、当該フラグがオンである場合には出力処
理が可能であるので、その旨をシステムマネージャ70
に通知する。これによってシステムマネージャ70はプ
リント出力ジョブスケジューラに対して出力処理の実行
開始を指示する(S26)。そしてその後出力処理が終
了すると、ジョブマネージャ71はプリント出力ジョブ
スケジューラから出力終了の通知を受けることによって
出力エンドフラグを更新(S27)して上記判断開始の
トリガとし、ステップS14に戻る。
【0089】図20のステップS22のジョブ入力処
理、ステップS26のジョブ出力処理は図21に示すよ
うに行われる。入力処理の実行を開始するとシステムマ
ネージャ70は、読み込んで圧縮した画像データを書き
込むための領域をページメモリ60に確保する(S3
0)。そして、ページメモリ60上に領域が確保される
とスキャン入力ジョブスケジューラに動作の開始を指示
し、これによって画像読み取り部40ではスキャンが開
始される(S31)と共に、圧縮部42ではデータ圧縮
が開始されて、圧縮された画像データはページメモリ6
0に格納され(S32)、引き続きHD61への書き込
みが開始される(S33)。なお、この処理の過程にお
いて調停器48が上述したイメージバスの使用要求の調
停を行うことは当然である。
【0090】HD61への書き込みが開始されると、ジ
ョブマネージャ71は次にジョブパラメータを参照する
ことによって画像出力部56での出力処理が可能である
かどうかを判断し(S34)、可能である場合にはその
旨をシステムマネージャ70に通知する。これによって
システムマネージャ70は伸長部50には伸長処理の開
始を指示し(S35)、プリント出力ジョブスケジュー
ラには出力処理の開始を指示する(S36)。これによ
って1部目の出力が実行される。しかし、出力処理がで
きない場合には、最終原稿まで上記の処理が繰り返さ
れ、入力処理が終了する(S37)。なお、ステップS
34の判断は1頁目についてだけ行うものであり、従っ
て、1頁目のステップS34の判断において出力処理が
可能である場合には1部目の出力処理が行われるが、1
頁目のステップS34の判断において出力処理が不可能
であると判断された場合には、途中の頁から出力処理が
行われることはなく、1頁から最終原稿までの全ての原
稿の画像データがHD61に格納されるだけである。
【0091】以上が図20のステップS22の入力処理
であり、ステップS26の出力処理については次のよう
である。ジョブパラメータでコピー部数が2部以上であ
る場合には、システムマネージャ70は、まず、HD6
1から圧縮画像データを読み込むための領域をページメ
モリ60に確保し(S40)、HD61からの圧縮画像
データの読み出し処理の開始を指示する。これによって
HD61から所定の圧縮画像データがページメモリ60
の所定の領域に格納される(S41)。なおこの際、ペ
ージメモリ60上に出力すべき圧縮画像データが存在す
る場合にはHD61からの読み出し処理を省略してもよ
いことは当然である。
【0092】そして、出力すべき圧縮画像データがペー
ジメモリ60に格納されると、システムマネージャ70
は伸長部50には伸長処理の開始を指示し(S42)、
プリント出力ジョブスケジューラには出力処理の開始を
指示する(S43)。これによってコピー出力が行われ
るが、このとき出力されるのは、先の入力処理(S2
2)のステップS34の判断において出力可能と判断さ
れ、1部目の出力処理が行われたものにおいては2部目
の出力であり、そうでないものにあっては1部目の出力
である。
【0093】以上の処理が繰り返されて最終原稿までの
出力処理が終了し、ジョブパラメータで設定された入力
枚数及び出力部数を満足したと判断すると、ジョブマネ
ージャ71はその旨をシステムマネージャ70に通知す
る。これによってシステムマネージャ70はHD61に
対して当該ジョブの圧縮画像データの消去の開始を指示
する(S45)。また、ジョブマネージャ71は出力エ
ンドフラグをオンにする。なお、ステップS45におい
てHD61上の圧縮画像データを消去するのは画像出力
部56における紙詰まりや用紙のフィードミス等のエラ
ーが発生した場合のリカバリー対策のためである。
【0094】以上がスキャン入力を実行しているときに
後発ジョブとしてスキャン入力が要求された場合の動作
であり、次に、図22、図23を参照して、図5に示す
処理、即ちスキャン入力を実行しているときに後発ジョ
ブとしてIOCP65から受信した画像データのプリン
ト要求があった場合の制御装置58の動作について説明
する。なお、図20、図21の動作説明と重複する説明
は省略することがある。
【0095】いま、先行ジョブが実行されているときに
IOCP65から受信した画像データのプリント処理が
要求されると、システムマネージャ70はIOCPタス
ク76からジョブ要求信号を受信し(S51)、要求さ
れたジョブのパラメータをジョブ要求管理テーブル73
のリクエストジョブキューのジョブノードにセットし
(S52)、ジョブのキューイングを行う(S53)と
共に、ジョブマネージャ71に対して実行要求を発行す
る。
【0096】これに対してジョブマネージャ71は、ジ
ョブ要求管理テーブル73のリクエストジョブキューの
先頭からジョブノードを取り込み(S54)、ステップ
S55,S57,S59,S61の4項目についてチェ
ックを行い、これら4項目が全て満足される場合にのみ
システムマネージャ70に対して実行許可を与える。こ
こで、ステップS55のチェックは、図15に示す第1
テーブルを参照して実行中のジョブと、今回要求された
後発のジョブとの組み合わせが可能なものであるか否か
を判断するためのものであり、ステップS57のチェッ
クはジョブノードにセットされたジョブパラメータと実
行中のジョブパラメータに基づいて後発ジョブを開始で
きるか否かを判断するためのものであり、ステップS5
9のチェックはジョブ実行管理テーブル74のエグゼク
トフラグと図16に示す第2テーブルとから後発ジョブ
が実行可能なジョブであるか否かを判断するためのもの
であり、ステップS61のチェックはページメモリ60
が使用可能な状態にあるか否かを判断するためのもので
ある。
【0097】以上の4項目のチェックの結果、一つでも
満足できない項目がある場合にはジョブマネージャ71
はシステムマネージャ70に対して実行許可は与えず、
当該ジョブノードはリクエストジョブキューの先頭に戻
し、次のジョブノードを取り出す(S68)。そして取
り出すジョブノードがなくなった場合には、上記4項目
の判断開始の次のトリガが発生するまで待機する(S6
9)。
【0098】上記4項目の全てが満足されたと判断する
とジョブマネージャ71はシステムマネージャ70に対
して実行許可を与える。これによってシステムマネージ
ャ70は、当該ジョブノードをジョブ要求管理テーブル
73のリクエストジョブキューからエグゼクトジョブキ
ューに移しかえると共に、当該ジョブノードをジョブス
ケジューラに渡して実行開始を指示し(S63)、これ
によってジョブの処理が行われる(S64)。そしてそ
の後当該ジョブが終了する(S65)と実行スケジュー
ラフラグは更新(S66)され、上記4項目の判断開始
のトリガが発生される。その後はステップS54以下の
処理が繰り返される。
【0099】図22のステップS64の処理は図23に
示すように行われるが、この処理は図21に示す処理の
ステップS38とステップS39を省略し、ステップS
37の次にステップS40を実行する処理と全く同じで
あるので、説明は省略する。
【0100】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく種々
の変形が可能である。例えば上記の実施例では、画像読
み取り部及び画像出力部をそれぞれ一つとしたが複数個
設けることも可能である。
【0101】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、イメージバスの使用権の割り当ては各デバイ
スからの要求に基づいて行われるために、固定的に割り
当てた場合のように使用しないデバイスに無駄な使用権
を割り当てることがなくなり、イメージバスの利用率が
向上する。また、複数のジョブを同時並行的に処理する
ことが可能になりシステム全体の効率、生産性を向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像処理装置の一実施例の構成
を示す図である。
【図2】 コピージョブの1部目の画像データの流れを
説明するための図である。
【図3】 コピージョブの2部目以降の画像データの流
れを説明するための図である。
【図4】 複数のコピージョブが同時並行的に行われる
ときの画像データの流れを説明するための図である。
【図5】 コピージョブと外部入力処理が同時並行的に
行われるときの画像データの流れを説明するための図で
ある。
【図6】 調停器の構成を示す図である。
【図7】 調停器の状態遷移の例を示す図である。
【図8】 制御装置の構成を示す図である。
【図9】 ジョブ要求管理テーブルの構造例を示す図で
ある。
【図10】 ジョブノードの移動を説明するための図で
ある。
【図11】 ジョブノードテーブルの構造例を示す図で
ある。
【図12】 ノードリンク情報を説明するための図であ
る。
【図13】 ジョブ実行管理テーブルの構造例を示す図
である。
【図14】 エグゼクトフラグを説明するための図であ
る。
【図15】 第1テーブルの構造例を示す図である。
【図16】 第2テーブルの構造例を示す図である。
【図17】 ページメモリのリングモードを説明するた
めの図である。
【図18】 ページメモリのリングモードを説明するた
めの図である。
【図19】 ページメモリのピンポンモードを説明する
ための図である。
【図20】 図4に示す処理を実行するときの制御装置
の動作を説明するための図である。
【図21】 図20のジョブ入力処理及びジョブ出力処
理の動作を説明するための図である。
【図22】 図5に示す処理を実行するときの制御装置
の動作を説明するための図である。
【図23】 図22のジョブの処理の動作を説明するた
めの図である。
【図24】 並列処理が可能となされた従来の画像処理
装置の構成例を示す図である。
【図25】 並列処理が可能となされた従来の画像処理
装置の他の構成例を示す図である。
【符号の説明】
40…画像読み取り部、41…自動原稿送り装置、42
…圧縮部、43…DMAC、44…バッファ、45…圧
縮器、46…バッファ、47…DMAC、48…調停
器、49…リフレッシュカウンタ、50…伸長部、51
…DMAC、52…バッファ、53…伸長器、54…バ
ッファ、55…DMAC、56…画像出力部、57…イ
メージバス、58…制御装置、59…ユーザインターフ
ェース、60…ページメモリ、61…HD、62、63
…DMAC、64…IOCPインターフェース、65…
IOCP、66…PC、67…FAX。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/21 9070−5C

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを入力する画像入力手段と、 前記画像入力手段によって入力された画像データを圧縮
    する圧縮手段と、 前記圧縮手段によって圧縮された画像データを記憶する
    少なくとも一つの記憶手段と、 前記圧縮手段によって圧縮された画像データを伸長する
    伸長手段と、 前記伸長手段によって伸長された画像データに基づいて
    画像記録を行う画像出力手段と、 前記画像入力手段、圧縮手段、記憶手段、伸長手段及び
    画像出力手段が接続されるイメージバスと、 前記画像入力手段、圧縮手段、記憶手段、伸長手段及び
    画像出力手段の動作を制御する制御手段と、 前記画像入力手段、圧縮手段、記憶手段、伸長手段及び
    画像出力手段からのイメージバスの使用要求に基づいて
    イメージバスの使用を調停する調停手段とを備えること
    を特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、画像データを一時的に
    記憶する一次記憶手段と、前記一次記憶手段に記憶され
    た画像データを蓄積して記憶する二次記憶手段とからな
    ることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記調停手段によるイメージバスの使用
    の調停は、前記画像入力手段、圧縮手段、一次記憶手
    段、二次記憶手段、伸長手段、画像出力手段に予め設定
    された優先順位の高い順に行われることを特徴とする請
    求項2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記優先順位は、機械的動作を伴う手段
    に対してより高い順位が設定されることを特徴とする請
    求項3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記イメージバス上を一時に転送される
    画像データは予め定められた数バイトまたは数ワードで
    あることを特徴とする請求項1、2、3または4の何れ
    か1項に記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記画像入力手段から
    の画像データ入力が終了した時点で次のジョブの画像デ
    ータ入力を受け付け、先行ジョブの画像データ出力と後
    発ジョブの画像データ入力を同時並行的に実行すると共
    に、後発ジョブの画像データ入力が先行ジョブの画像デ
    ータ出力よりも早く終了した場合には更に次のジョブの
    画像データ入力を受け付けることを特徴とする請求項1
    記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、画像入力手段の状態、
    画像出力手段の状態、ジョブパラメータ及び一次記憶手
    段の空き領域に基づいて画像データの入力の可否判断を
    行うことを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
  8. 【請求項8】 上記制御手段は、画像出力手段が画像記
    録動作を中断している場合においても画像データの入力
    が可能である場合には当該画像データ入力を許可するこ
    とを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  9. 【請求項9】 画像データを入力する複数の画像入力手
    段と、 前記画像入力手段によって入力された画像データを圧縮
    する圧縮手段と、 画像データを一時的に記憶する一次記憶手段と、 前記一次記憶手段に記憶された画像データを蓄積して記
    憶する二次記憶手段と、 前記圧縮手段によって圧縮された画像データを記憶する
    少なくとも一つの記憶手段と、 前記圧縮手段によって圧縮された画像データを伸長する
    伸長手段と、 前記伸長手段によって伸長された画像データに基づいて
    画像記録を行う画像出力手段と、 前記画像入力手段、圧縮手段、記憶手段、伸長手段及び
    画像出力手段が接続されるイメージバスと、 前記画像入力手段、圧縮手段、記憶手段、伸長手段及び
    画像出力手段の動作を制御する制御手段と、 前記画像入力手段、圧縮手段、記憶手段、伸長手段及び
    画像出力手段からのイメージバスの使用要求に基づいて
    イメージバスの使用を調停する調停手段とを備える画像
    処理装置であって、 前記制御手段は、前記複数の画像入力手段からのジョブ
    の要求を受け付けて各ジョブのジョブパラメータを記憶
    し、前記各手段の稼働状況及び前記一次記憶手段の空き
    領域の状況に基づいて実行可能なジョブは同時並行的に
    実行させ、実行不可能なジョブは待機させると共にその
    時点で実行可能なジョブを先行させることを特徴とする
    画像処理装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、受け付けたジョブの
    モード、ジョブパラメータ及び前記一次記憶手段の空き
    領域に基づいて画像データの入力の可否判断を行うこと
    を特徴とする請求項9記載の画像処理装置。
  11. 【請求項11】 上記制御手段は、前記複数の画像入力
    手段からの画像データの入力処理を行う場合は、前記一
    次記憶手段の領域を複数に分割して、分割したそれぞれ
    の領域に画像入力手段を割り当てることを特徴とする請
    求項9記載の画像処理装置。
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