JPH1065894A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH1065894A
JPH1065894A JP8235986A JP23598696A JPH1065894A JP H1065894 A JPH1065894 A JP H1065894A JP 8235986 A JP8235986 A JP 8235986A JP 23598696 A JP23598696 A JP 23598696A JP H1065894 A JPH1065894 A JP H1065894A
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JP8235986A
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Koichi Shiono
耕一 塩野
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハードディスク転送用のバッファのフル状態
に対応して、原稿データの格納動作、送受信動作及び印
刷動作を常に正常に行うことが可能なファクシミリ装置
を提供する。 【解決手段】 原稿の読取データの格納動作、原稿デー
タの送受信動作及び受信データファイルの印刷動作を同
時に行い、ハードディスク14への書込とハードディス
ク14からの読出のバッファ11を備えたファクシミリ
装置において、原稿データの読取格納動作に最優先度が
設定され、メモリ管理部8により、バッファ11の残り
エリアが監視され、残りブロック数が所定値以下になる
と、原稿の読取データの格納動作が、バッファ11及び
ハードディスク14に対して優先的に行われ、バッファ
11の容量の増大なしに、そのフル状態を避けて、ファ
クシミリ動作を高画質モードで効率的に実行することが
可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿を読取り読取
データを格納する格納動作、原稿データの送受信動作及
び受信データファイルの印刷動作を同時に行うことが可
能なファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スキャナによる原稿の読取速度及びスキ
ャナで読み取った原稿データの圧縮速度が速いファクシ
ミリ装置では、スキャナが読み取った原稿データを、圧
縮しない生データでページメモリに格納し、ページメモ
リから読み出して圧縮しながら、ファイルのメモリエリ
アに転送する方法が取られている。このようなページメ
モリを備えたファクシミリ装置では、ハードディスクを
ファイルメモリとしても、圧縮処理をハードディスクへ
の転送終了と、同期を取って行うようにすれば、ハード
ディスク用のバッファを設ける必要はない。
【0003】■この種のファクシミリ装置においては、
コストダウンを計って、ページメモリを省いた構成のも
のが使用されることがあり、この場合には、スキャナで
読み取った原稿データを、圧縮しながらハードディスク
のメモリエリアに転送する必要があり、ハードディスク
への書込には時間がかかるので、ページメモリよりも小
サイズのハードディスク転送用のバッファを設けること
が必要になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ファクシミリ装置にお
いて、読取速度が高速になり、高画質(高解像度、ハー
フトーン)処理を行うようになると、圧縮効率が低下し
て、生データよりも圧縮データの情報量が多くなる。こ
のために、前述のように、ページメモリに代えて、ペー
ジメモリよりも小サイズのハードディスク転送用のバッ
ファを設け、ハードディスクをファイルメモリとするフ
ァクシミリ装置では、原稿を読取り読取データを格納す
る格納動作、原稿データの送受信動作及び受信データフ
ァイルの印刷動作を同時に行う場合には、ハードディス
ク転送用のバッファがフル状態となって、格納動作、送
受信動作及び印刷動作が正常に行われなくなることがあ
る。
【0005】本発明は、このようなハードディスク転送
用のバッファを備え、ハードディスクをファイルメモリ
とするファクシミリ装置の動作の現状に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、ハードディスク転送用のバッ
ファのフル状態に対応して、原稿データの格納動作、送
受信動作及び印刷動作を常に正常に行うことが可能なフ
ァクシミリ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、原稿を読取り読取データを
格納する格納動作、原稿データの送受信動作及び受信デ
ータファイルの印刷動作を同時に行い、ハードディスク
への書込と該ハードディスクからの読出のために使用す
るバッファを備えたファクシミリ装置であり、前記格納
動作、前記送受信動作及び前記印刷動作に優先度を設定
する優先度設定手段と、前記バッファの残りエリアを監
視し、残りブロック数が所定値以下になると、前記優先
度設定手段で設定された最優先度の動作を、前記バッフ
ァ及び前記ハードディスクに対して優先的に行う優先制
御手段とを有することを特徴とするものである。
【0007】同様に前記目的を達成するために、請求項
2記載の発明は、原稿を読取り読取データを格納する格
納動作、原稿データの送受信動作及び受信データファイ
ルの印刷動作を同時に行い、ハードディスクへの書込と
該ハードディスクからの読出のために使用するバッファ
を備えたファクシミリ装置であり、前記格納動作、前記
送受信動作及び前記印刷動作に優先度を設定する優先度
設定手段と、前記バッファの残りエリアを監視し、残り
ブロック数が所定値以下になると、前記優先度設定手段
で設定された最優先度の動作のエリアサイズを増加する
ように、前記バッファのパーテションソートを変更する
ソート制御手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【0008】同様に前記目的を達成するために、請求項
3記載の発明は、原稿を読取り読取データを格納する格
納動作、原稿データの送受信動作及び受信データファイ
ルの印刷動作を同時に行い、ハードディスクへの書込と
該ハードディスクからの読出のために使用するバッファ
を備えたファクシミリ装置であり、前記バッファから前
記ハードディスクへのデータの転送動作時に、前記バッ
ファの残りエリアを監視し、残りブロック数が所定値以
下になると、前記送受信動作及び前記印刷動作を中断
し、残りエリアを前記格納動作に使用する切換制御手段
と、前記バッファの残りエリアが前記所定値以上に回復
すると、前記切換制御手段による切換制御前の状態に動
作を復旧させる復旧制御手段とを有することを特徴とす
るものである。
【0009】同様に前記目的を達成するために、請求項
4記載の発明は、原稿を読取り読取データを格納する格
納動作、原稿データの送受信動作及び受信データファイ
ルの印刷動作を同時に行い、ハードディスクへの書込と
該ハードディスクからの読出のために使用するバッファ
を備えたファクシミリ装置であり、前記格納動作におけ
る前記バッファから前記ハードディスクへの読取データ
の転送動作時に、前記バッファの読取用エリアがオーバ
ーすると、オーバー通報を行い再読取を行う読取制御手
段を有することを特徴とするものである。
【0010】同様に前記目的を達成するために、請求項
5記載の発明は、原稿を読取り読取データを格納する格
納動作、原稿データの送受信動作及び受信データファイ
ルの印刷動作を同時に行い、ハードディスクへの書込と
該ハードディスクからの読出のために使用するバッファ
を備えたファクシミリ装置であり、前記格納動作におけ
る前記バッファから前記ハードディスクへの読取データ
の転送動作時に、前記バッファの残りエリアを監視し
て、次ページの読取の起動を調整する起動制御手段を有
することを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
[第1の実施の形態]本発明の第1の実施の形態を、図
1ないし図6を参照して説明する。図1は本実施の形態
の構成を示すブロック図、図2は図1の原稿読取格納系
の構成を示す説明図、図3は図1のハードディスク制御
部の構成を示す説明図、図4は図1の原稿読取データの
格納動作を示すフローチャート、図5は図1のハードデ
ィスク制御部の動作を示す説明図、図6は本実施の形態
の調整制御動作を示すフローチャートである。
【0012】本実施の形態では、図1に示すように、原
稿を読み取るスキャナ1、送受信時の復変調動作を行う
モデム2、原稿データの印刷を行うプロッタ3が設けら
れ、スキャナ1にはスキャナ1の動作を制御するスキャ
ナ制御部4が接続され、モデム2には、受信動作を制御
する受信制御部5と、送信動作を制御する送信制御部6
とが接続され、プロッ3には印刷動作を制御する印刷制
御部7が接続されている。
【0013】また、本実施の形態には、ハードディスク
用のバッファ11が設けられ、このバッファ11は、原
稿の読取データが格納される読取用バッファエリア11
a、受信データが格納される受信用バッファエリア11
b、送信データが格納される送信用バッファ11c及び
印刷データが格納される印刷用バッファ11dに初期的
に区分(パーテーションソート)され、それぞれは所定
サイズのブロックで区切られ、バッファ11はDMA
(Direct Memory Access)制御さ
れるように、スキャナ1、受信制御部5、送信制御部6
及び印刷制御部7に接続されており、また、バッファ1
1にはハードディスク14が接続されている。
【0014】ハードディスク14には、ハードディスク
14の動作を制御するハードディスク制御部12と、ハ
ードディスク制御部12に接続され、ハードディスク1
4のメモリ管理を行うハードディスクメモリ管理部13
とが接続されている。
【0015】一方、本実施の形態では、メモリの管理を
行うメモリ管理部8と、転送アドレステーブル9とが設
けられ、転送アドレステーブル9は、読取テーブル9
a、受信テーブル9b、送信テーブル9c及び印刷テー
ブル9dからなっている。この転送アドレステーブル9
は、スキャナ制御部4及びバッファ11に接続され、メ
モリ管理部8は、転送アドレステーブル9、受信制御部
5、送信制御部6、印刷制御部7、バッファ11及びハ
ードディスク制御部12に接続されている。
【0016】また、図1では省略されているが、図2に
示すように、スキャナ1には、読取データが格納される
スキャナバッファ20が接続され、スキャナバッファ2
0には、読取データの圧縮処理を行う圧縮機21が接続
され、圧縮機21にバッファ11が接続されている。
【0017】ところで、転送アドレステーブル9のアド
レステーブルは、図3に示すように、n個のブロック2
1a〜21nがリンク状に接続され、各ブロック21a
〜21nには、転送ブロックアドレスと次テーブルアド
レスが書込まれ、該テーブルにデータの転送が終了する
と、割り込みフラグにより割り込みが発生するように構
成されている。
【0018】そして、本実施の形態では、原稿データの
読取格納動作に最優先度が設定されており、メモリ管理
部8には、スキャナ1による原稿の読取動作時に、バッ
ファ11の残りエリアを監視し、残りブロック数が所定
値以下になると、原稿の読取格納動作をバッファ11及
びハードディスク14に対して優先的に行う優先制御手
段が設けられている。
【0019】このような構成の本実施の形態の動作を説
明する。先ず、本実施の形態の原稿読取データの格納動
作を図4を参照して説明する。図4のフローチャートの
ステップS1で、蓄積開始要求が発せられると、ステッ
プS2に進み、メモリ管理部8の指令で、スキャナ制御
部4によって、スキャナバッファ20の先頭アドレス、
転送サイズ(1ライン画素数)が設定され、ステップS
3に進み、同様にして、転送アドレステーブル9のアド
レス、転送サイズが設定される。次いで、ステップS4
において、スキャナ制御部4によって、転送アドレステ
ーブル9が作成され、ステップS5に進んで、圧縮機2
1に対して転送サイズの指定が行われる。
【0020】ステップS6では、メモリ管理部8の指令
によって、スキャナバッファ20、圧縮機21、バッフ
ァ11に対して、DMA制御が起動され、ステップS7
に進んで、同様にしてスキャナ1が起動され、スキャナ
1によって原稿の読取が開始され、スキャナ1の読み取
った原稿データが、スキャナバッファ20に格納され、
DMA制御によって圧縮機21に転送され、圧縮機21
で圧縮された後に、DMA制御によってバッファ11に
転送格納される。
【0021】ステップS8で、1ブロツクの転送が終了
し、割り込みが発生すると、ステップS9に進んで、D
MA制御によって転送アドレステーブル9のアドレステ
ーブルが更新され、ステップS10に進んで、ハードデ
ィスク制御部12に転送開始要求が入力される。
【0022】ハードディスク制御部12では、図5に示
すように、ステップS21でハードディスク14への転
送開始要求を受信すると、ステップS22に進んで、ハ
ードディスク14への転送アドレス、転送サイズが設定
され、転送の起動が行われ、バッファ11からハードデ
ィスク14への原稿データの転送が行われる。
【0023】そして、図4のステップS11で、1ペー
ジの読取の終了と判定され、ページ読取終了割り込みが
発生するまで、バッファ11からハードディスク14へ
の原稿データの転送が継続され、1ページの読取終了割
り込みが発生すると、図5のステップS23で、ハード
ディスク制御部12によって、読取終了割り込みが受信
され処理が終了する。
【0024】受信動作時には、転送アドレステーブル9
の受信テーブル9bとバッファ11の受信バッファエリ
ア11bとが使用され、前述の原稿データの格納動作の
場合と同様にして、受信データの格納動作が行われる。
これに対して、送信動作時及び印刷動作時には、データ
の転送方向が逆となり、ハードディスク14に格納され
ているデータが、バッファ11に転送格納され、バッフ
ァ11から読み出されて、送信動作或いは印刷動作が行
われる。
【0025】次いで、本実施の形態の調整制御動作を、
図6のフローチャートに基づいて説明する。図6のフロ
ーチャートのステップS31で、原稿の読取動作、原稿
データの送受信動作及び原稿データの印刷動作が開始さ
れると、ステップS32に進んで、メモリ管理部8によ
り、バッファ11の残りエリアが監視され、ステップS
33で、バッファ11の残りブロック数が、予め定めた
所定値以下になつたと判定されると、ステップS34
で、予め原稿データの読取格納動作、原稿データの送受
信動作及び受信データファイルの印刷動作の内で、読取
格納動作に最優先度が設定されていることが確認され
る。そして、ステップS35に進んで、他からの転送要
求が発生しても、バッファ11の読取用バッファエリア
11aに格納されているスキャナ1で読み取られた原稿
データのハードディスク14への転送が、他の処理に優
先して実行される。
【0026】このように、本実施の形態によると、原稿
の読取動作、原稿データの送受信動作及び原稿データの
印刷動作の実行中に、メモリ管理部8が常にバッファ1
1の残りエリアが監視され、残りブロック数が、予め定
めた所定値以下になると、原稿データの送受信動作及び
受信データファイルの印刷動作での転写要求が発生して
も、常にスキャナ1で読み取られてバッファ11の読取
用バッファエリア11aに格納されている原稿データに
対して、ハードディスク11への転写が優先的に実行さ
れる。このために、バッファ容量を増大せずに、バッフ
ァのフル状態を避けて、読取データの格納動作を優先的
に処理して、高画質モードでのファクシミリ動作を効率
的に実行することが可能になる。
【0027】[第2の実施の形態]本発明の第2の実施
の形態を、図7を参照して説明する。図7は本実施の形
態の調整制御動作を示すフローチャートである。
【0028】本実施の形態では、原稿データの読取格納
動作に最優先度が設定されており、メモリ管理部8に
は、スキャナ1による原稿の読取動作時に、バッファ1
1の残りエリアを監視し、残りブロック数が所定値以下
になると、原稿データの読取格納動作のエリアサイズを
増加するように、バッファ11のパーテションソートを
変更するソート制御手段が設けられている。本実施の形
態のその他の部分の構成は、すでに説明した第1の実施
の形態と同一なので重複する説明は行わない。
【0029】本実施の形態の調整制御動作を、図7のフ
ローチャートに基づいて説明する。図7のフローチャー
トのステップS41で、原稿の読取動作、原稿データの
送受信動作及び原稿データの印刷動作が開始されると、
ステップS42に進んで、メモリ管理部8により、バッ
ファ11の残りエリアが監視され、ステップS43で、
バッファ11の残りブロック数が、予め定めた所定値以
下になつたと判定されると、ステップS44で、予め原
稿データの読取格納動作、原稿データの送受信動作及び
受信データファイルの印刷動作の内で、読取格納動作に
最優先度が設定されていることが確認される。
【0030】そして、ステップS45に進んで、メモリ
管理部8のソート制御手段によって、バッファ11の読
取用バッファエリア11aのサイズを増加するように、
バッファ11のパーテションソートが変更される。この
ために、本実施の形態では、バッファ11の残りブロッ
ク数が減少しても、バッファ11の読取用バッファエリ
ア11aのサイズが増加変更され、バッファ11の読取
用バッファエリア11aフル状態となることがなく、原
稿の読取データの格納動作がスムーズに行われる。
【0031】本実施の形態のその他の動作は、すでに説
明した第1の実施の形態と同一なので重複する説明は行
わない。
【0032】このように、本実施の形態では、原稿デー
タの読取格納動作、原稿データの送受信動作及び受信デ
ータファイルの印刷動作の内で、読取格納動作に最優先
度が設定され、バッファ11の残りブロック数が、予め
定めた所定値以下になると、メモリ管理部8によって、
バッファ11のパーテションソートが、読取用バッファ
エリア11aのサイズを増加するように変更される。こ
のために、バッファ容量を増大せずに、バッファのフル
状態を避けて、読取データの格納動作を優先的に処理し
て、高画質モードでのファクシミリ動作を効率的に実行
することが可能になる。
【0033】[第3の実施の形態]本発明の第3の実施
の形態を、図8を参照して説明する。図8は本実施の形
態の調整制御動作を示すフローチャートである。
【0034】本実施の形態では、原稿データの読取格納
動作に予め最優先度が設定されており、メモリ管理部8
には、スキャナ1による原稿の読取動作時に、バッファ
11の残りエリアを監視し、残りブロック数が所定値以
下になると、送受信動作及び印刷動作を中断し、残りエ
リアを格納動作に使用する切換制御手段と、バッファ1
1の残りエリアが所定値以上に回復すると、切換制御手
段による切換制御前の状態に動作を復旧させる復旧制御
手段とが設けられている。
【0035】本実施の形態のその他の部分の構成は、す
でに説明した第1の実施の形態と同一なので重複する説
明は行わない。
【0036】本実施の形態の調整制御動作を、図8のフ
ローチャートに基づいて説明する。図8のフローチャー
トのステップS51で、原稿の読取動作が開始される
と、ステップS52に進んで、メモリ管理部8により、
バッファ11の残りエリアが監視され、ステップS53
で、バッファ11の残りブロック数が、予め定めた所定
値以下になつたと判定されると、ステップS54で、原
稿データの送受信動作、受信データファイルの印刷動作
が実行中であるか否かが判定され、例えば印刷動作中と
判定されると、ステップS55に進んで、メモリ管理部
8の切換制御手段によって印刷動作が中断され、バッフ
ァ11の残りエリアが原稿データの格納に使用されるよ
うに、バッファ11のパーテションが変更される。
【0037】次いで、ステップS56に進んで、メモリ
管理部8により、バッファ11の残りエリアが監視さ
れ、ステップS57で、バッファ11の残りブロック数
が、予め定めた所定値以上になっていることが判定され
ると、ステップS58で、メモリ管理部8の復旧手段に
よつて、印刷動作が再開される。このために、本実施の
形態では、原稿の読取動作時に、バッファ11の残りブ
ロック数が減少しても、同時に行われている受信データ
ファイルの印刷動作が停止され、バッファ11の残りエ
リアが原稿データの格納に使用されるように、バッファ
11のパーテションが変更され、バッファ11の読取用
バッファエリア11aがフル状態となることがなく、原
稿の読取データの格納動作がスムーズに行われる。
【0038】本実施の形態のその他の動作は、すでに説
明した第1の実施の形態と同一なので重複する説明は行
わない。
【0039】このように、本実施の形態では、原稿デー
タの読取格納動作、原稿データの送受信動作及び受信デ
ータファイルの印刷動作の内で、読取格納動作に最優先
度が設定され、原稿の読取動作時に、バッファ11の残
りブロック数が、予め定めた所定値以下になると、メモ
リ管理部8によって、同時に行われている受信データフ
ァイルの印刷動作が中断され、バッファ11の残りエリ
アが原稿データの格納に使用されるように、バッファ1
1のパーテションが変更される。このために、バッファ
容量を増大せずに、バッファのフル状態を避けて、読取
データの格納動作を優先的に処理して、高画質モードで
のファクシミリ動作を効率的に実行することが可能にな
る。
【0040】[第4の実施の形態]本発明の第4の実施
の形態を、図9を参照して説明する。図9は本実施の形
態の調整制御動作を示すフローチャートである。
【0041】本実施の形態では、メモリ管理部8に、原
稿を読取り読取データを格納する格納動作のバッファ1
1からハードディスク14への転送時に、バッファエリ
ア11の読取用バッファエリア11aがオーバーする
と、オバー通報を行い、モードを変更して再読取を行う
読取制御手段が設けられている。
【0042】本実施の形態のその他の部分の構成は、す
でに説明した第1の実施の形態と同一なので重複する説
明は行わない。
【0043】本実施の形態の調整制御動作を、図9のフ
ローチャートに基づいて説明する。図9のフローチャー
トのステップS61で、原稿の読取動作が開始される
と、ステップS62に進んで、メモリ管理部8により、
バッファ11の残りエリアが監視され、ステップS63
で、バッファ11の残りブロック数が、予め定めた所定
値以下になつたと判定されると、ステップS64で、原
稿の読取動作が中断され、同時にオペレータに読取用エ
リアのオーバーで読取中断の通報が発せられ、ステップ
S65に進んで、再読取モードが設定され、原稿の再読
取が行われる。
【0044】このように、本実施の形態では、バッファ
11の残りブロック数が所定値以下に減少すると、原稿
の読取動作が中断され、オペレータに通報が発せられる
と共に、原稿の再読取りが行われるので、原稿の読取デ
ータの格納動作がスムーズに行われる。
【0045】本実施の形態のその他の動作は、すでに説
明した第1の実施の形態と同一なので重複する説明は行
わない。
【0046】以上に説明したように、本実施の形態で
は、原稿の読取動作時に、バッファ11の残りブロック
数が、予め定めた所定値以下になると、メモリ管理部8
によって原稿の読取動作が中断され、同時にオペレータ
にバッファ11の読取エリアのオーバーの通報が行わ
れ、原稿の再読取モードが自動的に設定される。このた
めに、バッファ容量を増大せずに、バッファがフル状態
になると、直ちに原稿の再読取が行われ、高画質モード
でのファクシミリ動作を、効率的に実行することが可能
になる。
【0047】[第5の実施の形態]本発明の第5の実施
の形態を、図10を参照して説明する。図10は本実施
の形態の調整制御動作を示すフローチャートである。
【0048】本実施の形態では、メモリ管理部8に、原
稿を読取り読取データを格納する格納動作のバッファ1
1からハードディスク14への転送時に、バッファエリ
ア11の残りエリアを監視し、この監視結果によって、
次ページの読取の起動を調整する起動制御手段が設けら
れている。
【0049】本実施の形態のその他の部分の構成は、す
でに説明した第1の実施の形態と同一なので重複する説
明は行わない。
【0050】本実施の形態の調整制御動作を、図10の
フローチャートに基づいて説明する。 図10のフロー
チャートのステップS71で、原稿の読取動作が開始さ
れると、ステップS72に進んで、メモリ管理部8によ
り、バッファ11の残りエリアが監視され、ステップS
73で、バッファ11の残りブロック数が、予め定めた
所定値以下になつたと判定されると、ステップS74
で、空きブロックエリアの読取原稿への応答が待状態と
なり、次ページの読取の起動が調整される。そして、ス
テップS73で、バッファ11の残りブロック数が、予
め定めた所定値以上になつたと判定されると、この待状
態が解除され、ステップS75に進んで、読取原稿デー
タに空きブロックエリアが応答して、原稿データの格納
動作が実行される。
【0051】本実施の形態のその他の動作は、すでに説
明した第1の実施の形態と同一なので重複する説明は行
わない。
【0052】このように、本実施の形態では、原稿の読
取動作時に、バッファ11の残りブロック数が、予め定
めた所定値以下になると、メモリ管理部8によって、空
きブロックエリアの読取原稿への応答が待状態となり、
次ページの読取の起動が調整され、バッファ11の残り
ブロック数が、予め定めた所定値以上になると、次ペー
ジの読取の起動が再開される。このために、バッファ容
量を増大せずに、バッファのフル状態を避けて、読取デ
ータの格納動作が行われ、高画質モードでのファクシミ
リ動作を効率的に実行することが可能になる。
【0053】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、原稿を読
取り読取データを格納する格納動作、原稿データの送受
信動作及び受信データファイルの印刷動作を同時に行
い、ハードディスクへの書込とハードディスクからの読
出のために使用するバッファを備えたファクシミリ装置
において、優先度設定手段によって、格納動作、送受信
動作及び印刷動作に優先度が設定され、優先制御手段に
よって、バッファの残りエリアが監視され、残りブロッ
ク数が所定値以下になると、優先度設定手段で設定され
た最優先度の動作が、バッファ及びハードディスクに対
して優先的に行われるので、バッファ容量を増大せず
に、バッファのフル状態を避けて、読取データの格納動
作、原稿データの送受信動作及び受信データファイルの
印刷動作を、優先度に対応して高画質モードで効率的に
実行することが可能になる。
【0054】請求項2記載の発明によると、原稿を読取
り読取データを格納する格納動作、原稿データの送受信
動作及び受信データファイルの印刷動作を同時に行い、
ハードディスクへの書込と該ハードディスクからの読出
のために使用するバッファを備えたファクシミリ装置に
おいて、優先度設定手段によって、格納動作、送受信動
作及び印刷動作に優先度が設定され、ソート制御手段に
よって、バッファの残りエリアが監視され、残りブロッ
ク数が所定値以下になると、ソート制御手段によって、
優先度設定手段で設定された最優先度の動作のエリアサ
イズを増加するように、バッファのパーテションソート
が変更されるので、バッファ容量を増大せずに、バッフ
ァのフル状態を避けて、読取データの格納動作、原稿デ
ータの送受信動作及び受信データファイルの印刷動作
を、優先度に対応して高画質モードで効率的に実行する
ことが可能になる。
【0055】請求項3記載の発明によると、原稿を読取
り読取データを格納する格納動作、原稿データの送受信
動作及び受信データファイルの印刷動作を同時に行い、
ハードディスクへの書込と該ハードディスクからの読出
のために使用するバッファを備えたファクシミリ装置に
おいて、切換制御手段によって、バッファからハードデ
ィスクへのデータの転送動作時に、バッファの残りエリ
アが監視され、残りブロック数が所定値以下になると、
送受信動作及び印刷動作が中断され、残りエリアが格納
動作に使用され、バッファの残りエリアが所定値以上に
回復すると、復旧手段によって、切換制御手段による切
換制御前の状態に動作が復旧されるので、バッファ容量
を増大せずに、バッファのフル状態を避けて、読取デー
タの格納動作を優先して、高画質モードでファクシミリ
動作を効率的に実行することが可能になる。
【0056】請求項4記載の発明によると、原稿を読取
り読取データを格納する格納動作、原稿データの送受信
動作及び受信データファイルの印刷動作を同時に行い、
ハードディスクへの書込と該ハードディスクからの読出
のために使用するバッファを備えたファクシミリ装置に
おいて、読取制御手段によって、格納動作におけるバッ
ファからハードディスクへの読取データの転送動作時
に、バッファの読取用エリアがオーバーすると、オーバ
ー通報を行い再読取が行われるので、オペレータへのオ
ーバー状態の通報下で、読取データの格納動作が誤動作
なく自動的に継続可能になる。
【0057】請求項5記載の発明によると、原稿を読取
り読取データを格納する格納動作、原稿データの送受信
動作及び受信データファイルの印刷動作を同時に行い、
ハードディスクへの書込と該ハードディスクからの読出
のために使用するバッファを備えたファクシミリ装置に
おいて、起動制御手段によって、格納動作におけるバッ
ファからハードディスクへの読取データの転送動作時
に、バッファの残りエリアが監視され、この監視結果に
基づいて、次ページの読取の起動が調整されるので、バ
ッファ容量を増大せずに、バッファのフル状態を避け
て、読取データの格納動作、原稿データの送受信動作及
び受信データファイルの印刷動作を、高画質モードで効
率的に実行することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】■図1の原稿読取格納系の構成を示す説明図で
ある。
【図3】図1の転送アドレステーブルの構成を示す説明
図である。
【図4】図1の原稿読取データの格納動作を示すフロー
チャートである。
【図5】図1のハードディスク制御部の動作を示す説明
図である。
【図6】同実施の形態の調整制御動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態の調整制御動作を示
すフローチャートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態の調整制御動作を示
すフローチャートである。
【図9】本発明の第4の実施の形態の調整制御動作を示
すフローチャートである。
【図10】本発明の第5の実施の形態の調整制御動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 スキャナ 4 スキャナ制御部 5 受信制御部 6 送信制御部 7 印刷制御部 8 メモリ 9 転送アドレステーブル 11 バッファ 12 ハードディスク制御部 13 ハードディスクメモリ管理部 14 ハードディスク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿を読取り読取データを格納する格納
    動作、原稿データの送受信動作及び受信データファイル
    の印刷動作を同時に行い、ハードディスクへの書込と該
    ハードディスクからの読出のために使用するバッファを
    備えたファクシミリ装置であり、 前記格納動作、前記送受信動作及び前記印刷動作に優先
    度を設定する優先度設定手段と、 前記バッファの残りエリアを監視し、残りブロック数が
    所定値以下になると、前記優先度設定手段で設定された
    最優先度の動作を、前記バッファ及び前記ハードディス
    クに対して優先的に行う優先制御手段とを有することを
    特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 原稿を読取り読取データを格納する格納
    動作、原稿データの送受信動作及び受信データファイル
    の印刷動作を同時に行い、ハードディスクへの書込と該
    ハードディスクからの読出のために使用するバッファを
    備えたファクシミリ装置であり、 前記格納動作、前記送受信動作及び前記印刷動作に優先
    度を設定する優先度設定手段と、 前記バッファの残りエリアを監視し、残りブロック数が
    所定値以下になると、前記優先度設定手段で設定された
    最優先度の動作のエリアサイズを増加するように、前記
    バッファのパーテションソートを変更するソート制御手
    段とを有することを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 原稿を読取り読取データを格納する格納
    動作、原稿データの送受信動作及び受信データファイル
    の印刷動作を同時に行い、ハードディスクへの書込と該
    ハードディスクからの読出のために使用するバッファを
    備えたファクシミリ装置であり、 前記バッファから前記ハードディスクへのデータの転送
    動作時に、前記バッファの残りエリアを監視し、残りブ
    ロック数が所定値以下になると、前記送受信動作及び前
    記印刷動作を中断し、残りエリアを前記格納動作に使用
    する切換制御手段と、 前記バッファの残りエリアが前記所定値以上に回復する
    と、前記切換制御手段による切換制御前の状態に動作を
    復旧させる復旧制御手段とを有することを特徴とするフ
    ァクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 原稿を読取り読取データを格納する格納
    動作、原稿データの送受信動作及び受信データファイル
    の印刷動作を同時に行い、ハードディスクへの書込と該
    ハードディスクからの読出のために使用するバッファを
    備えたファクシミリ装置であり、 前記格納動作における前記バッファから前記ハードディ
    スクへの読取データの転送動作時に、前記バッファの読
    取用エリアがオーバーすると、オーバー通報を行い再読
    取を行う読取制御手段を有することを特徴とするファク
    シミリ装置。
  5. 【請求項5】 原稿を読取り読取データを格納する格納
    動作、原稿データの送受信動作及び受信データファイル
    の印刷動作を同時に行い、ハードディスクへの書込と該
    ハードディスクからの読出のために使用するバッファを
    備えたファクシミリ装置であり、 前記格納動作における前記バッファから前記ハードディ
    スクへの読取データの転送動作時に、前記バッファの残
    りエリアを監視して、次ページの読取の起動を調整する
    起動制御手段を有することを特徴とするファクシミリ装
    置。
JP8235986A 1996-08-19 1996-08-19 ファクシミリ装置 Pending JPH1065894A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7256904B1 (en) 1999-03-10 2007-08-14 Seiko Epson Corporation Device for dynamically varying the priority of various processing in a printer
US7319484B2 (en) 1997-09-30 2008-01-15 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method, an image processing apparatus, an image input device, a photographing device, a photographing system, a communication device, a communication system, and a storage medium

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7319484B2 (en) 1997-09-30 2008-01-15 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method, an image processing apparatus, an image input device, a photographing device, a photographing system, a communication device, a communication system, and a storage medium
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