JPH0533578B2 - - Google Patents

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JPH0533578B2
JPH0533578B2 JP59208431A JP20843184A JPH0533578B2 JP H0533578 B2 JPH0533578 B2 JP H0533578B2 JP 59208431 A JP59208431 A JP 59208431A JP 20843184 A JP20843184 A JP 20843184A JP H0533578 B2 JPH0533578 B2 JP H0533578B2
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mouthpiece
handset
grip
earpiece
wall
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Paikeru Andoreeasu
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、握りの端部にそれぞ送話口および受
話口を持つ受話器と、送受話器に設けられる湾曲
片と、送受話器を保持する保持片とを有する、自
動車用電話機に関する。
従来の技術 端部にそれぞれ送話口および受話口を持つ送受
話器の握りの送話口および受話口とは反対の側す
なわち握りの外側に湾曲片を備えた電話機は公知
であり(実開昭55−39716号公報)、この湾曲片と
握りとの間に手のひらを差し込んで、送受話器の
上げ下げを安全かつ確実に行なうことができる。
しかしながらこのような電話機は自動車内で使
用するのには適していない。すなわち自動車用電
話機では、送受話器を持つ手が、突然または緊急
に他の目的のために必要になつても、送受話器を
置いたり送受話器用置き場所を探す時間がもはや
ないという事態が生ずる。この場合送受話器を持
つ手で他の仕事もせねばならないが、送受話器を
もはや確実に保持することができず、したがつて
送受話器が手から滑り落ちるか、または送受話器
の滑り落ちを防止するため他の緊急が仕事が中断
されるという危険がある。
この問題は、片手で行なうことができるけれど
も前述した危険に対処するための時間遅れなしに
他方の手の補助を必要とするような仕事の際、特
に重大である。自動車用電話機では、通話中突然
にしかも短時間、車両操作例えば他の自動車の回
避、曲がり道走行、変速、減光、前照灯の付勢の
ため、送受話器を持つ手を利用せねばならない。
この場合送受話器が容易に手から滑り落ちる結
果、送受話器が損傷するだけでなく、例えば運転
者が落下する送受話器を反射的につかむか、送受
話器が運転者の膝反射を起こす場合、事故が生ず
る。
この問題は、送受話器を持つ手が全く別の仕事
のために必要な場合に生ずるだけでなく、例えば
無線通話における交互の送話および受話用のボタ
ンを備えた送受話器におけるように、通話に関連
して単に送受話器を持つ以外に手を使う場合にも
生ずる。
なぜならばボタンを押した後ボタンを再び離す
場合、手全体が無意識にゆるめられるので、ゆる
く保持されている送受話器が容易に手から滑り落
ちることがあるからである。
後部の所でボタンにより係合解除可能な拘束爪
により送受話器を保持片に拘束されまた前部の所
で固定突出部により送受話器を保持片に拘束され
る自動車用電話機も公知であるが(実開昭57−
91365号公報)、送受話器の保持片への装着手順が
定まつているため、送受話器を容易に保持片に確
実に保持することは必ずしも容易ではない。
発明が解決しようとする課題 本発明の基礎になつている課題は、湾曲片によ
り妨げられることなく、湾曲片なしの送受話器と
同じようにつかむことができ、大きい運動自由度
でしかも湾曲片に妨げられることなく、送受話器
を保持する手を保持以外の他の仕事にも使用し、
いかなる場合にも送受話器が確実に保持されるよ
うに、湾曲片を持つ送受話器を構成することであ
る。さらに車両に取付けられている保持片に送受
話器を容易にしかも確実に保持して、いかなる事
故の場合にも外れないようにするが、使用の際送
受話器を保持片から容易に外し、使用後簡単に保
持片に拘束保持できるようにする。
課題を解決するための手段 この課題を解決するため第1の発明によれば、
送受話器が縦方向に鈍角に屈曲し、屈曲部が送話
口に隣接する握りの部分に形成され、湾曲片が橋
状に送話口から握りの屈曲部を越えて握りの内側
へ延び、送話口、屈曲部および湾曲片により、送
話口と握りとの間の隅範囲に、握りを握る電話使
用者の手の親指を導入可能な環状の閉じた空間が
形成されて、送受話器を親指に掛けて保持するの
を可能にする。
また第2の発明によれば、第1の発明に加え
て、保持片が送話口から握りの内側へ移行する壁
を支持する隆起の壁と送話口の両側を案内しかつ
送話口の側方移動を防止する側壁とからなる第1
の受け台と、送話口から握りの内側へ移行する壁
の範囲を支持する隆起の壁と受話口の両側を案内
しかつ送話口の側方移動を防止する側壁とからな
る第2の受け台とを持ち、送受話器のケースが弾
性的に撓むことができ、拘束爪が第1の受け台に
可動に支持され、受話口にある切欠きに係合し
て、受話口をこの第1の受け台に拘束し、拘束突
出部が、第2の受け台の壁に固定的に設けられ、
この拘束突出部に係合する凹所が、送話口の対応
する壁に設けられ、拘束爪に連結されて拘束爪を
係合位置から係合解除位置へもたらす押しボタン
が第1の受け台に支持されている。
さらに第3の発明によれば、保持片は、受話口
から握りの内側へ移行する壁の範囲を支持すると
共に受話口の両側を案内しかつ受話口の側方移動
を防止して送受話器の縦方向外方へ凹に湾曲する
隆起の壁からなる第1の受け台と、送話口から握
りの内側へ移行する壁の範囲を支持する隆起の壁
と送話口の両側を案内しかつ送話口の側方移動を
防止する側壁とからなつている。
最後に第4の発明によれば、保持片が受話口か
ら握りの内側へ移行する壁の範囲を支持して送受
話器の縦方向外方へ凹に湾曲する隆起の壁からな
る第1の受け台と、送話口から握りの内側へ移行
する壁の範囲を支持して送受話器の縦方向外方へ
凹に湾曲する隆起の壁からなる第2の受け台とを
持ち、第1の拘束爪が第1の受け台に可動に支持
され、受話口にある切欠に係合して、受話口を第
1の受け台に拘束し、第2の拘束爪が第2の受け
台に可動に支持され、送話口にある凹所に係合し
て、送話口を第2の受け台に拘束し、第1の受け
台の隆起の両側に、第1の拘束爪に連結されて拘
束爪を係合位置から係合解除位置へもたらすそれ
ぞれ1つの押しボタンが設けられている。
発明の効果 まず第1の発明によれば、送受話器を保持片か
ら外して受話口を耳に当てる手の親指は、受話口
と握りとの間の隅範囲および湾曲片による区画さ
れる閉じた環状空間へ必然的に導入され、したが
つて送受話器は親指に掛けた状態で滑り落ちるの
を防止されるので、例えば他の自動車の回避、曲
がり道走行、変速、減光のためのハンドル、変速
レバーまたはスイツチの緊急操作の際、送受話器
を親指に掛けたままで、手の残りの指を使用する
ことができる。しかも湾曲片は受話口に隣接する
握りの内側にあるので、湾曲片なしの普通の送受
話器のように取り扱うことができ、湾曲片が送受
話器の取り扱いを妨げだり、送受話器全体の外観
を悪くしたり、自動車の事故の場合の負傷源とな
ることもない。
第2および第2の発明によれば、送受話器の受
話口および送話口の範囲で、拘束爪および拘束突
出部が保持片の受け台にある切欠きおよび凹所に
それぞれ係合して拘束されるので、自動車の事故
の場合も送受話器が保持片から外れて、乗客を傷
つけることがない。しかも拘束爪を係合解除位置
へもたらす押しボタンは、送受話器の送話口を支
持する受け台の所にあるので、送受話器を例えば
右手で持つてその親指でこの押しボタンを容易に
操作することができる。さらに送受話器のケース
が弾性的に撓むことができるので、送受話器の姿
勢に関係なく、すなわち送受話器を水平にして
も、送受話器を傾けて受話口を先にするかまたは
送話口を先にしても、送受話器を確実に保持片に
装着でき、したがつてこの装着のために注意をそ
らされることがなく、交通の全注意を集中するこ
とができる。なお第1および第2の受け台には、
送話口および受話口の両側を案内しかつその側方
移動を防止する側壁または縦方向外方へ凹に湾曲
する壁が設けられているので、送受話器を正しく
保持片上へ置くことができる。
第4の発明によれば、受話口用の受け台の隆起
の両側に、第1の拘束爪の係合を解除するそれぞ
れ1つの押しボタンが設けられているので、送受
話器の握りを左手で握る場合その親指で押しボタ
ンを押し、また握りを右手で握る場合その親指で
押しボタンを押すことができる。こうしてどちら
の手で握りを握つても、その手の親指で押しボタ
ンを確実に操作することができる。この場合空い
ている他方の手でハンドルを確実に握つて、走行
を続けることができる。
実施例 本発明の実施例を図面により以下に詳細に説明
する。
第1図ないし第4図に示した自動車電話は、車
両内に取り付けるべき、支持装置として構成され
た、送受話器(卓上電話器)2用の保持片1を持
つている。送話口3(すなわち送受話器の送話カ
プセルを収容するケース部分)および受話口4
は、普通に送受話器の握り5に対して横方向に突
き出ている。
送受話器2の握り5の受話口4に隣接する部分
の内側に湾曲片6が設けられており、この湾曲片
が受話口4と握り5との曲の隅範囲をまたぐ。握
り5の湾曲片6に隣接する範囲7は内方へ湾曲さ
れており、湾曲片6は、握り5を保持する手の親
指を湾曲片6と握り5の内側湾曲面7との曲の空
間に楽に突き通すことができるように寸法を定め
られている。
湾曲片6によつて、親指につかまれた送受話器
は、送受話器を保持している手が電話中に短時間
車両操作のために使用されなければならない場合
に(曲がり道走行、変速、ワイパーの作動開始、
減光などのために)、手から滑り落ちないように
なつている。
保持片1は送話および受話口3および4用の2
つの支持凹所13および14を持つている。両方
の支持凹所13および14は、互いに向き合う端
部においてそれぞれ隆起15および16により区
画されている。隆起15,16の互いに向き合う
壁が21,22で示されており、互いに遠い方に
ある壁が23,24で示されている。
隆起15の壁23に突出部30が一体に形成さ
れており、この突出部が、送受話器を置く際に、
送話口3の受話口4側にある凹所に係合する。支
持凹所13は、隆起15から遠い方の端部におい
て開いておりかつ側壁34を持つており、これら
の側壁が送話口3を側方移動に対して保護する。
隆起15、壁23および側壁34は送話口3用の
受け台を形成している。
隆起16は横寸法の中心範囲に、湾曲片6を収
容するための凹所36を持つている。したがつて
この隆起は、凹所36を区画する2つの二又脚3
7,38を持つ二又形状を持つており、これらの
二又脚の曲において湾曲片6送受話器を置く際に
凹所36の中へ滑り込む。二又状の隆起16は中
空であり、この隆起の中に掛け外し装置付き拘束
装置40が設けられている。隆起16は壁24お
よび側壁52と共に受話口4用の受け台を形成し
ている。
拘束装置40は以下に述べるやり方で湾曲片6
と共同作用しかつこの湾曲片、したがつてまた受
話口4を保持片1に動かないようにする。この拘
束装置は2つのスナツプ止め金あるいは拘束爪4
1,42を持つており、これらは二又の脚37,
38の互いに向き合う両方の壁にある切欠きを通
つて凹所36の中へ突き出ている。拘束爪42
は、押し棒43の第2図において右側の端部に形
成されており、この押し棒を、脚37の外面に設
けられたボタン44によつて、脚38の外壁に支
持されたばね45の力に抗して押しやることがで
きる。拘束爪41は軸線の回りを揺動可能に支持
されかつ押し棒43に枢着されているので、ボタ
ン44を押すことにより押し棒43が押しやられ
ると両方の拘束爪41,42が凹所36から移動
せしめられる。ボタン44が離されると、ばね4
5が押し棒43および拘束爪41,42を第2図
に示した不動作位置へ押し付ける。
送受話器2を水平位置および前方あるいは後方
へ傾斜した位置に置くことができる。送受話器2
の送話口3が先に置かれる場合は、まず突出部3
0が送話口3の凹所に滑り込み、続いて拘束爪4
1,42が湾曲片6の下部により押し戻され、そ
こからこの湾曲片上で係合するので、湾曲片6が
拘束爪41,42と凹所36の底との間に保持さ
れる。送受話器の受話口4が先に置かれる場合
は、隆起16にのけるこの受話口の支持により送
話口3が突出部30に当たる。送受話器2に加わ
る圧力により、この送受話器のプラスチツク製ケ
ースが固有弾性のために少し伸張し、突出部30
が送話口3の傾斜面に沿つて凹所に滑り込み。今
や送受話器2は拘束爪41,42および突出部3
0により外れないようになつている。
支持凹所13,14、隆起15および突出部3
0は省略することができる。なぜならば拘束爪4
1,42が二又の脚37,38と共に送受話器を
既に充分に抜け止めしているからである。しかし
突出部30がなければ、すなわち送話口3を抜け
止めする拘束片がなければ、事故の際に送受話器
に作用する力(30gまでの加速度が考えられる)
がこの作用によつて強められるので、拘束爪4
1,42が湾曲片6をもはや保持することができ
ないという危険性がある。したがつて送話口が外
れるのを防止する、例えば突出部30としての拘
束片が好ましい。
第5図ないし第9図に示した自動車電話の変形
例においては、送受話器80が、受話口と握りと
の間の隅範囲をまたぐ湾曲片81を持つており、
保持片82が、掛け外し装置の持つ拘束装置83
を備えており、しかしこの掛け外し装置のスナツ
プ止め金あるいは拘束爪84,85は湾曲片81
に係合するのではなくて、以下に説明されるよう
に受話口88の切欠き86,87に係合する。
送受話器80は縦方向に鈍角をなして屈曲され
ており、屈曲部89が握り90の受話口88に隣
接する部分に形成されている。湾曲片81は受話
口88より幅狭く構成されており、かつ受話口の
音響開口91を持つ壁92の縁から、受話口と握
りとの間の隅範囲および屈曲部89を越えて、屈
曲部に続きかつ直線状に送話口へ延びる握り90
の部分の内側へ延びている。切欠き86,87
は、受話口88の送話口側の下側縁範囲に湾曲片
81の両側に設けられている。
保持片82は後部の(第5図および第6図に示
されていない)端部において、送話口の支持凹所
と送話口の凹所あるいは切欠きに係合する突出部
とを持つ保持片1と同しに構成されている。保持
片82は前端に支持凹所を持つておらず、受話口
88用の偏平なあるいは少し湾曲された支持面9
3を持つている。保持片82は全長にわたつて同
じ幅に構成され、送受話器80は受話口から送話
口へ先細になつているので、保持片82と同じ幅
に構成された受話口88が保持片の縁に同一面上
で続きかつ幅狭い送話口が支持凹所に適合する。
拘束装置83は、中空保持片82に組み付けら
れた板95上に設けられかつ保持板の支持面93
に隣接する隆起96による区画された空所へ突き
出ている。受話口88用の受け台を形成する隆起
96の前壁97は、受話口88の切欠き86,8
7を持つ下側縁範囲に適合されかつこの縁範囲に
応じて垂直線に対して傾斜しているので、受話口
が、送受話器を置く際に第5図において左側へ
(送話口の支持凹所を越えて)滑りかつ送受話器
を外す際に右側へ滑る。壁97は、掛け金のよう
に上方に面取りされた両方の拘束爪としてのスナ
ツプ止め金84,85用の2つの開口を持つてお
り、これらのスナツプ止め金はU字状保持体98
の脚に一体に形成されている。隆起96の上壁
は、U字状保持体98の脚の間へ突き出ている投
入部94を持つており、この投入部が、置かれた
送受話器80の湾曲片81を収容する、U字状保
持体98は、板95上を滑る、溝付き台形脚部9
9を持つており、この溝が、保持片82の縦方向
に板95上に設けられた案内条片100に案内さ
れている。台形脚部99の一方の脚101は、保
持体98の第6図において上側の(第7図では左
側の)側面と同一面上にあり、他方の脚102が
溝の前側(第6図では左側)端部に隣接しかつ
45゜の角度をなして後方へ傾斜して溝から離れて
行く。支持壁103に支持された圧縮ばね104
が保持体98を第6図において左側へ押し付ける
ので、傾斜脚102が掛け外し装置の摺動体10
5の適当に傾斜した縁面に押し付けられる。摺動
体105は板95の方形の凹所106の中に圧縮
ばね107の力に抗して条片100に対して垂直
に移動可能に設けられており、この圧縮ばねは摺
動体の下側にある切欠き内に設けられ、この圧縮
ばねの一端が切欠きの第6図において下側の縁に
支持され、他端が凹所106の底から突き出てい
るピン108に支持されており、このピンが切欠
きの第6図において上側の縁のストツパを形成し
かつ摺動体105をばね107の力に抗して図面
に示した不作動位置に保持する。摺動体105の
厚さは、この摺動体が凹所106から突出しかつ
保持体98の脚部99に隣接する(第7図におい
て右側の)下面が摺動体上を滑るように支持され
ている。摺動体105の第6図において下側の端
部に、上方へ傾斜して突き出ている板状機構10
9が一体に形成されており、この機構が押しボタ
ン110を保持し、この押しボタンが隆起96の
側壁にある切欠きを通して押圧可能である。押し
ボタン110はランプ付きボタンとして構成され
るのが好ましい。
送受話器80を置く際にスナツプ止め金84,
85が受話口壁92の縁から押し戻され、それか
らスナツプ止め金はばね104の作用を受けて切
欠き86,87に係合する。その際突出部30
は、既に第1図ないし第4図に関係して説明され
たやり方で送話口3の凹所に係止する。
事故の際強い張力が送受話器80に作用する場
合に送受話器は、固有弾性のために少し曲がつて
も保持片82に抜け止めされている。なぜならば
張力は送受話器の重心に、すなわち送話および受
話口3,88の間の握り90に使用し、したがつ
て送受話器80を伸張させるのではなくて、反対
に屈曲させ、すなわち送話および受話口3,88
を近づけ、それによつてさらに強固に保持するよ
うに作用するからである。
送受話器80を外すためにボタン110が、送
受話器を握つている手の親指で押され、それによ
つてスナツプ止め金84,85が切欠き86,8
7から外れる。送受話器を外す際に親指が、湾曲
片81により包囲された握り部分に当てられ、そ
のことは屈曲部89によつてできた湾曲片と握り
との間の大きな空間のために容易に行なわれるの
みならず必然的に行なわれる。なぜならば湾曲片
は、親指が湾曲片により包囲された握り範囲から
離れるのを防止するからである。湾曲片81はそ
れにより送受話器80が、既に湾曲片6に関係し
て説明されたように、手から滑り落ちないように
する。屈曲部89によりできた、湾曲片81と握
り90との間の大きい空間のために親指を、送受
話器を置く際に、湾曲片内にそのままにしておく
ことができる。
第10図および第11図に示した実施例は、掛
け外し装置および送話口3を抜け止めする拘束片
の異なる構成で、第5図ないし第9図に関係して
記載された実施例と異なつている。掛け外し装置
は隆起96の両側にそれぞれ押しボタン120,
121を持つている。両方の押しボタン120,
121は互いに関係なくかくボタン110と同じ
やり方で、それぞれ摺動体105と同じように、
スナツプ止め金84,85を持つ保持体の脚部に
係合する摺動体に作用する。したがつてスナツプ
止め金84,85を、一方の押しボタン120に
加わる圧力および他方の押しボタン121に加わ
る圧力により外すことができる。
送話口3の凹所に係合する拘束片は拘束爪1,
23による形成されており、この拘束爪の一方の
脚が隆起15の空所に設けられかつばね124よ
り荷重をかけられ、他方の脚が隆起15の壁23
を貫いて突き出ておりかつ掛け金のように自由端
に面取りされている。
送話口3を置く際に拘束爪123がばね124
の力に抗して押し戻され、それにより送話口の凹
所に係合する。この場合凹所およびこの凹所に係
合する拘束爪部分は、送話口3が持ちあげられ
ず、しかしスナツプ止め金84,85を外しかつ
受話口88を少し外した後に小さい水平運動成分
によつて拘束爪123から滑り抜ける。この場合
水平運動成分は、受話口88がスナツプ止め金8
4,85を外す際に隆起96の傾斜前壁97上を
滑ることによつて必然的に生ずる。
送受話器の曲がりが好ましくないかあるいは不
可能である場合は、例えば選択装置が送受話器の
握りに設けられている場合は、突出部30の代わ
りに拘束爪123が設けられる。もしそうでない
場合は、すなわち例えば選択装置が保持片に設け
られる場合は、突出部30は製造が簡単なため好
ましい。
突出部30を隆起15に構成する代わりに、送
話口3にも構成することができる。さらに拘束爪
41,42または84,85を掛け外し装置およ
びこの掛け外し装置のボタンと共に送受話器に設
けることができる。しかしこれは、掛け外し装置
および拘束爪を保持片に設ける場合に比べて、送
受話器が一層重くなりかつ取り扱いにくくなると
いう欠点を持つている。
湾曲片を送受話器の握りの外側に設けることが
できかつ手の幅に大きさを定めることができる。
しかし送受話器はこのような湾曲片配置により取
り扱いにくくなり、受話器を握つたり離したりす
ることが困難になる。
無線電話のために使用される自動車電話は通常
のやり方で必要な切換え装置、選択装置および操
作素子を備えることができる。無線通話における
交互に送受話のために、送受話器の握りの内側に
湾曲片と送話口との間に送話ボタンを設けること
ができる。湾曲片の送話口側部分の内側にも送話
ボタンを設けることができるので、送話ボタンを
携帯火器の引き金のように押すことができる。
同時に送受話にするための自動車電話の二又あ
るいはかぎ切換え器を、湾曲片を収容する凹所3
6または94の底に設けることができる。
湾曲片81を備えた送受話器80は上述の保持
片82と相まつて自動車電話にとつて特に有利で
ある。しかし送受話器を、他の電話保持片、例え
ば第12図および第13図に示した保持片111
と共に使用することもできる。この保持片は、上
方へ向いた2つのかぎ112,113を持つ、例
えば壁に取り付けるべき架台から成り、これらの
かぎに受話口88を切欠き86,87により掛け
ることができる。唯1つのかぎを持つて保持片に
掛けるために送受話器は、互いに間隔を置いて延
びている2つの部分から成りあるいは受話口の方
向に二又に分けられている湾曲片を持つことがで
き、切欠きを湾曲片の両方の部分または二又部分
の曲において受話口に設けることがきる。
【図面の簡単な説明】
第1図は自動車電話の斜視図、第2図は第1図
の−線に沿う自動車電話の保持片の断面図、
第3図は第1図の自動車電話の保持片の平面図、
第4図は第1図の自動車電話の送話口側部分の一
部を断面で示した側面図、第5図は第1図の自動
車電話の変形例の受話口側部分の一部を断面で示
した(第6図の−線に沿う)側面図、第6図
は第5図の自動車電話の保持片の一部を断面で示
した平面図、第7図は第6図の矢印の方向に見
た拘束片および掛け外し装置を示す図、第8図は
送受話器の第5図に示した部分の底面図、第9図
は送受話器の第5図に示した部分の一部を断面で
示した側面図、第10図は第5図の自動車電話の
別の構成の一部を断面で示した側面図、第11図
は第10図の自動車電話の保持片の一部を断面で
示した平面図、第12図は別は保持片に掛けられ
た第8図および第9図の送受話器の一部を断面で
示した側面図、第13図は第12図の矢印の
方向に見えた第12図の送受話器の平面図であ
る。 1;82……保持片、2;80……送受話器、
3……送話口、4;88……受話口、5;90…
…握り、6;81……湾曲片、15,16;96
……隆起、23,24;97……壁、30……拘
束突出部、32……凹所、34,52……側壁、
41,42;84,85,123……拘束爪、4
4;110;120,121……押しボタン、8
6,87……切欠き、89……屈曲部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 握りの端部にそれぞれ送話口および受話口を
    持つ送受話器と、送受話器に設けられる湾曲片
    と、送受話器を保持する保持片とを有するものに
    おいて、 送受話器80が縦方向に鈍角に屈曲し、 屈曲部89が送話口88に隣接する握り90の
    部分に形成され、 湾曲片81が橋状に送話口88から握り90の
    屈曲部89を越えて握り90の内側へ延び、 送話口88、屈曲部89および湾曲片81によ
    り、送話口88と握り90との間の隅範囲に、握
    り90を握る電話使用者の手の親指を導入可能な
    環状の閉じた空間が形成されて、送受話器80を
    親指に掛けて保持するのを可能にする ことを特徴とする、自動車用電話機。 2 握りの端部にそれぞれ送話口および受話口を
    持つ送受話器と、送受話器に設けられる湾曲片
    と、送受話器を保持する保持片とを有するものに
    おいて、 送受話器80が縦方向に鈍角に屈曲し、 屈曲部89が送話口88に隣接する握り90の
    部分に形成され、 湾曲片81が橋状に送話口88から握り90の
    屈曲部89を越えて握り90の内側へ延び、 送話口88、屈曲部89および湾曲片81によ
    り、送話口88と握り90との間の隅範囲に、握
    り90を握る電話使用者の手の親指を導入可能な
    環状の閉じた空間が形成され、 保持片1;82が、送話口4から握り5の内側
    へ移行する壁を支持する隆起16の壁24と送話
    口4の両側を案内しかつ送話口4の側方移動を防
    止する側壁52とからなる第1の受け台16,2
    4,52と、送話口3から握り5の内側へ移行す
    る壁の範囲を支持する隆起15の壁23と送話口
    3の両側を案内しかつ送話口3の側方移動を防止
    する側壁34とからなる第2の受け台15,2
    3,34とを持ち、 送受話器80のケースが弾性的に撓むことがで
    き、 拘束爪41,42;84,85が第1の受け台
    16,24,52に可動に支持され受話口88に
    ある切欠き86,87に係合して、受話口4;8
    8をこの第1の受け台16,24,52に拘束
    し、 拘束突出部30が、第2の受け台15,23,
    34の壁23に固定的に設けられ、この拘束突出
    部30に係合する凹所が、送話口3の対応する壁
    に設けられ、 拘束爪41,42;84,85に連結されて拘
    束爪を係合位置から係合解除位置へもたらす押し
    ボタン44;110;120,121が第1の受
    け台16,24,52に支持されている ことを特徴とする、自動車用電話機。 3 握りの端部にそれぞれ送話口および受話口を
    持つ送受話器と、送受話器に設けられる湾曲片
    と、送受話器を保持する保持片とを有するものに
    おいて、 送受話器80が縦方向に鈍角に屈曲し、 屈曲部89が送話口88に隣接する握り90の
    部分に形成され、 湾曲片81が橋状に送話口88から握り90の
    屈曲部89を越えて握り90の内側へ延び、 送話口88、屈曲部89および湾曲片81によ
    り、送話口88と握り90との間の隅範囲に、握
    り90を握る電話使用者の手の親指を導入可能な
    環状の閉じた空間が形成され、 保持片82が、受話口88から握り90の内側
    へ移行する壁の範囲を支持すると共に受話口4の
    両側を案内しかつ受話口4の側方移動を防止して
    送受話器80の縦方向外方へ凹に湾曲する隆起9
    6の壁97からなる第1の受け台96,97と、
    送話口3から握り5の内側へ移行する壁の範囲を
    支持する隆起15の壁23と送話口3の両側を案
    内しかつ送話口3の側方移動を防止する側壁34
    とからなる第2の受け台15,23,24とを持
    ち、 送受話器80のケースが弾性的に撓むことがで
    き、 拘束爪41,42;84,85が第1の受け台
    96,97に可動に支持され、受話口88にある
    切欠き86,87に係合して、受話器4;88を
    この第1の受け台96,97に拘束し、 拘束突出部30が、第2の受け台15,23,
    34の壁23に固定的に設けられ、この拘束突出
    部30に係合する凹所が、受話口3の対応する壁
    に設けられ、 拘束爪41,42;84,85に連結されて拘
    束爪を係合位置から係合解除位置へもたらす押し
    ボタン44;110;120,121が第1の受
    け台96,97に支持されている ことを特徴とする、自動車用電話機。 4 握りの端部にそれぞれ送話口および受話口を
    持つ送受話器と、送受話器に設けられる湾曲片
    と、送受話器を保持する保持片とを有するものに
    おいて、 送受話器80が縦方向に鈍角に屈曲し、 屈曲部89が送話口88に隣接する握り90の
    部分に形成され、 湾曲片81が橋状に送話口88から握り90の
    屈曲部89を越えて握り90の内側へ延び、 送話口88、屈曲部89および湾曲片81によ
    り、送話口88と握り90との間の隅範囲に、握
    り90を握る電話使用者の手の親指を導入可能な
    環状の閉じた空間が形成され、 保持片82が、受話口88から握り90の内側
    へ移行する壁の範囲を支持して送受話器80の縦
    方向外方へ凹に湾曲する隆起96の壁97からな
    る第1の受け台96,97と、送話口3から握り
    90の内側へ移行する壁の範囲を支持して送受話
    器80の縦方向外方へ凹に湾曲する隆起15の壁
    23からなる第2の受け台15,23とを持ち、 第1の拘束爪84,85が第1の受け台96,
    97に可動に支持され、受話口88にある切欠き
    86,87に係合して、受話口88を第1の受け
    台96,97に拘束し、 第2の拘束爪123が第2の受け台15,23
    に可動に支持され、送話口3にある凹所32に係
    合して、送話口3を第2の受け台15,23に拘
    束し、 第1の受け台96,97の隆起96の両側に、
    第1の拘束爪84,85に連結されて拘束爪を係
    合位置から係合解除位置へもたらすそれぞれ1つ
    の押しボタン120,121が設けられている ことを特徴とする、自動車用電話機。
JP20843184A 1983-10-11 1984-10-05 自動車用電話機 Granted JPS6096950A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH552883 1983-10-11
CH5528/83-5 1983-10-11
CH6678/83-7 1983-12-15
CH4080/84-0 1984-08-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6096950A JPS6096950A (ja) 1985-05-30
JPH0533578B2 true JPH0533578B2 (ja) 1993-05-19

Family

ID=4295133

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JP20843184A Granted JPS6096950A (ja) 1983-10-11 1984-10-05 自動車用電話機

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JPS6210552U (ja) * 1985-07-02 1987-01-22
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JPH0438619Y2 (ja) * 1986-09-19 1992-09-09

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JPS5539716B2 (ja) * 1972-08-11 1980-10-13
JPS6059665B2 (ja) * 1981-09-19 1985-12-26 富士通株式会社 メモリ構成方式

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