JPH05335346A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JPH05335346A
JPH05335346A JP14134992A JP14134992A JPH05335346A JP H05335346 A JPH05335346 A JP H05335346A JP 14134992 A JP14134992 A JP 14134992A JP 14134992 A JP14134992 A JP 14134992A JP H05335346 A JPH05335346 A JP H05335346A
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layer
semiconductor device
insulating film
semiconductor
lead
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JP14134992A
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English (en)
Inventor
Takeshi Kikawa
健 紀川
Shinichiro Takatani
信一郎 高谷
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】界面準位の発生が少なく、かつ特性劣化の少な
い半導体装置を提供すること。 【構成】半導体層10上に、フッ化鉛を含む絶縁膜11
又はフッ素化合物からなり、かつその誘電率が該半導体
層の誘電率以上である絶縁膜11を有する半導体装置。
絶縁膜の結晶構造や格子定数が半導体層のそれに類似し
ている方が好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置及びその製
造方法に係り、特に特性劣化のない高速作動の半導体装
置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子や集積回路ではしばしば絶縁
膜/半導体構造が用いらている。例えばショットキ接合
ゲート型電界効果トランジスタ(MESFET;Metal
−Semiconductor Field Effect Transistor)やヘテロ
構造絶縁ゲート型電界効果トンジスタ(HIGFET;
Heterostructre Insulated Gate Field Effect Transis
tor)或いはバイポーラトランジスタ等の半導体電子素
子及び集積回路、更に半導体レーザ等の光素子の表面保
護膜として絶縁膜が用いられている。またいわゆるMI
S型電界効果トランジスタ(MISFET;Metal−Ins
ulator−Semiconductor Field Effect Transistor)で
はゲート金属/絶縁膜/半導体構造において絶縁膜/半
導体界面に誘起される2次元電子ガスが導電層として利
用される。
【0003】砒化ガリウム(GaAs)に代表されるい
わゆるIII−V族化合物半導体の場合、酸化シリコン
(SiO2)の他にも窒化アルミニウム(AlN)や、
窒化シリコン(SiN)等を絶縁膜に用いた場合が検討
されている(エクステンディドアブストラクツ オブ
ザ ナインティーンス カンファレンス オン ソリッ
ド ステート デバイシズ アンド マテリアルズ,
トーキョー 1987、第135〜138頁(Extended
Abstracts of the 19th Conference on SolidState De
vices and Materials,Tokyo,1987,pp.135〜138)及
びプロシーディングス オブ ザ セヴンティーンス
インターナショナル シンポジウムオン ガリウムアル
セナイド アンド リレイティド コンパウンヅ, ジ
ャージー 1990、第299〜304頁(Proceeding
s of the 17th InternatinalSymposium on GaAs and re
lated Compounds,Jersey,1990,pp.299〜304))。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】半導体上に形成される
絶縁膜は通常非晶質若しくは多結晶体であることが多
い。このため絶縁膜/半導体界面で結晶性に乱れが生
じ、界面準位が発生し易い。この界面準位は絶縁膜/半
導体構造を有する素子や集積回路の特性劣化の原因とな
る。例えばMISFETでは、この界面準位でいわゆる
フェルミレベルのピンニングが起こり、ゲートの電界が
半導体層に伝わり難くなる。その為界面に発生させる電
子や正孔の制御が困難になる外、高周波特性の劣化が引
き起こされる。また絶縁膜を表面保護膜として用いた場
合にはこの界面準位を介して半導体中の電子と正孔の再
結合が起こる為様々な問題が生じていた。
【0005】また絶縁膜中にも微小な結晶化や結晶粒界
に起因して欠陥が導入され易く、絶縁膜中をリーク電流
が流れ易くなる。このためMISFETでは少数キャリ
アがゲート電極から充分にはアイソレートできず、電極
に掃き出される為に絶縁膜/半導体界面近傍に反転層が
形成され難くなるという問題があった。
【0006】またMISFETの絶縁膜として、MES
FET等で保護膜としてよく用いられる酸化シリコン
(SiO2)等を用いた場合、その誘電率はAlGaA
sに比べ1/4程度と小さい為に、例えばゲート金属/
AlGaAs/GaAs構造のHIGFETに比べてゲ
ート電圧が等しい場合には導電層の厚さは約4倍厚くな
り電界効果トランジスタの動作特性を表わす相互コンダ
クタンスの値を充分に大きくすることが困難であると云
う問題もあった。
【0007】本発明の第1の目的は、界面準位の発生が
少なく、かつ特性劣化の少ない半導体装置を提供するこ
とにある。本発明の第2の目的は、界面準位の発生が少
なく、かつ特性劣化の少ない半導体装置の製造方法を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、
(1)半導体層と該半導体層上に設けられた絶縁膜とを
有する半導体装置において、上記絶縁膜はフッ化鉛を含
むことを特徴とする半導体装置、(2)上記1記載の半
導体装置において、上記絶縁膜は、フッ化鉛と鉛以外の
金属元素のフッ化物との混晶からなり、混晶中の鉛と鉛
以外の金属元素の原子比は、鉛が0.3以上であること
を特徴とする半導体装置、(3)半導体層と該半導体層
上に設けられた絶縁膜とを有する半導体装置において、
上記絶縁膜はフッ素化合物からなり、かつその誘電率が
該半導体層の誘電率以上であることを特徴とする半導体
装置、(4)上記1から3のいずれか一に記載の半導体
装置において、上記絶縁膜の比誘電率は13以上である
ことを特徴とする半導体装置、(5)上記1から4のい
ずれか一に記載の半導体装置において、上記絶縁膜の結
晶構造は蛍石構造であり、上記半導体層の結晶構造はダ
イアモンド構造又は閃亜鉛鉱型構造であることを特徴と
する半導体装置、(6)上記1から5のいずれか一に記
載の半導体装置において、上記絶縁膜はエピタキシャル
成長層であることを特徴とする半導体装置、(7)上記
1から6のいずれか一に記載の半導体装置において、上
記半導体層は単結晶であることを特徴とする半導体装
置、(8)上記1から7のいずれか一に記載の半導体装
置において、上記半導体層は化合物半導体層であること
を特徴とする半導体装置、(9)上記8記載の半導体装
置において、上記化合物半導体層は、化合物半導体基板
上に設けられ、該化合物半導体基板は、リン化インジウ
ム又はヒ化ガリウムからなることを特徴とする半導体装
置、(10)上記1から9のいずれか一に記載の半導体
装置において、上記半導体層の少なくとも上記絶縁膜と
対向する面には、硫黄、セレン及びテルルからなる群か
ら選ばれた少なくとも一種の元素を含む表面変性層が設
けられたことを特徴とする半導体装置、(11)基板、
該基板上に設けられた半導体層、該半導体層上に設けら
れた絶縁膜及び該半導体層の導電性を制御するために該
絶縁膜上に設けられたゲート電極を有する半導体装置に
おいて、上記絶縁膜はフッ化鉛を含むことを特徴とする
半導体装置、(12)基板、該基板上に設けられたコレ
クタ層、該コレクタ層上に設けられたベース層、該ベー
ス層上に設けられた所望のパターンのエミッタ層及び該
ベース層上と該エミッタ層側壁の間に設けられた絶縁膜
を有する半導体装置において、上記コレクタ層、ベース
層及びエミッタ層は同じ構造の半導体層からなり、上記
絶縁膜はフッ化鉛を含むことを特徴とする半導体装置、
(13)上記11又は12記載の半導体装置において、
上記絶縁膜は、フッ化鉛と鉛以外の金属元素のフッ化物
との混晶からなり、混晶中の鉛と鉛以外の金属元素の原
子比は、鉛が0.3以上であることを特徴とする半導体
装置、(14)基板、該基板上に設けられた半導体層、
該半導体層上に設けられた絶縁膜及び該半導体層の導電
性を制御するために該絶縁膜上に設けられたゲート電極
を有する半導体装置において、上記絶縁膜はフッ素化合
物からなり、かつその誘電率が該半導体層の誘電率以上
であることを特徴とする半導体装置、(15)基板、該
基板上に設けられたコレクタ層、該コレクタ層上に設け
られたベース層、該ベース層上に設けられた所望のパタ
ーンのエミッタ層及び該ベース層上と該エミッタ層側壁
の間に設けられた絶縁膜を有する半導体装置において、
上記絶縁膜はフッ素化合物からなり、かつその誘電率が
上記コレクタ層、ベース層及びエミッタ層を構成する半
導体層の誘電率以上であることを特徴とする半導体装
置、(16)上記11から15のいずれか一に記載の半
導体装置において、上記絶縁膜の比誘電率は13以上で
あることを特徴とする半導体装置、(17)上記11か
ら16のいずれか一に記載の半導体装置において、上記
絶縁膜の結晶構造は蛍石構造であり、上記半導体層の結
晶構造はダイアモンド構造又は閃亜鉛鉱型構造であるこ
とを特徴とする半導体装置、(18)上記11から17
のいずれか一に記載の半導体装置において、上記絶縁膜
はエピタキシャル成長層であることを特徴とする半導体
装置、(19)上記11から18のいずれか一に記載の
半導体装置において、上記半導体層は単結晶であること
を特徴とする半導体装置によって達成される。
【0009】上記第2の目的は、(20)半導体層上
に、フッ化鉛を含む絶縁膜を分子線を用いてエピタキシ
ャル成長させる工程を少なくとも有することを特徴とす
る半導体装置の製造方法、(21)上記20記載の半導
体装置の製造方法において、上記絶縁膜は、フッ化鉛と
鉛以外の金属元素のフッ化物との混晶からなり、混晶中
の鉛と鉛以外の金属元素の原子比は、鉛が0.3以上で
あることを特徴とする半導体装置の製造方法、(22)
半導体層上に、フッ素化合物からなり、かつ誘電率が該
半導体層の誘電率以上である絶縁膜を分子線を用いてエ
ピタキシャル成長させる工程を少なくとも有することを
特徴とする半導体装置の製造方法、(23)上記20か
ら22のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法にお
いて、上記半導体層を表面安定化処理し、その表面に、
硫黄、セレン及びテルルからなる群から選ばれた少なく
とも一種の元素を含む表面変性層を形成する工程を上記
エピタキシャル成長させる工程の前に行うことを特徴と
する半導体装置の製造方法、(24)化合物半導体基板
上に、化合物半導体層を形成する工程及び形成された化
合物半導体層上に、フッ化鉛を含む絶縁膜を分子線を用
いてエピタキシャル成長させる工程を少なくとも有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法、(25)上記
24記載の半導体装置の製造方法において、上記絶縁膜
は、フッ化鉛と鉛以外の金属元素のフッ化物との混晶か
らなり、混晶中の鉛と鉛以外の金属元素の原子比は、鉛
が0.3以上であることを特徴とする半導体装置の製造
方法、(26)化合物半導体基板上に、化合物半導体層
を形成する工程及び形成された化合物半導体層上に、フ
ッ素化合物からなり、かつ誘電率が該半導体層の誘電率
以上である絶縁膜を分子線を用いてエピタキシャル成長
させる工程を少なくとも有することを特徴とする半導体
装置の製造方法、(27)上記24から26のいずれか
一に記載の半導体装置の製造方法において、上記化合物
半導体基板は、リン化インジウム又はヒ化ガリウムであ
ることを特徴とする半導体装置の製造方法、(28)上
記24から27のいずれか一に記載の半導体装置の製造
方法において、上記半導体層を表面安定化処理し、その
表面に、硫黄、セレン及びテルルからなる群から選ばれ
た少なくとも一種の元素を含む表面変性層を形成する工
程を、上記化合物半導体層を形成する工程の後、かつ上
記エピタキシャル成長させる工程の前に行うことを特徴
とする半導体装置の製造方法、(29)上記20から2
8のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法におい
て、上記絶縁膜の比誘電率は13以上であることを特徴
とする半導体装置の製造方法、(30)上記20から2
9のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法におい
て、上記絶縁膜の結晶構造は蛍石構造であり、上記半導
体層の結晶構造はダイアモンド構造又は閃亜鉛鉱型構造
であることを特徴とする半導体装置の製造方法、(3
1)上記20から30のいずれか一に記載の半導体装置
の製造方法において、上記半導体層は単結晶であること
を特徴とする半導体装置の製造方法によって達成され
る。
【0010】上記本発明の半導体装置の主要部の構造を
図1に示す。半導体層10の上に絶縁膜11が形成され
ている。絶縁膜11は、フッ素化合物からなり、かつそ
の誘電率が半導体層10の誘電率以上のものであるか又
はフッ化鉛を含むものである。半導体層10と絶縁膜1
1の間には他の層が置かれていてもよい。また、半導体
層10は、半導体基板上に設けられた層であっても、半
導体基板そのものであってもよい。
【0011】上記23項、28項に記載の表面安定化処
理の方法は、種々の方法が用いられる。半導体層を(N
32Sの溶液と接触させる方法、半導体層を200℃
〜300℃に加熱し、Se、Te等の分子線を照射する
方法、半導体層を200℃〜300℃に加熱し、H2
等と反応させる方法等が用いられる。
【0012】
【作用】絶縁膜にフッ化鉛を用いることにより半導体表
面に生じるダングリングボンド(未結合手)がフッ素原
子により終端され、界面準位の発生を抑制することが出
来る。また蛍石構造は、図2に示す様に立方稠密充填配
列の陽イオン20(例えば鉛イオン)と全ての四面体点
を占める陰イオン21(例えばフッ素イオン)とからな
っており、四面体点の半分だけが占められている閃亜鉛
鉱型構造とは非常に類似した関係にある。従って絶縁膜
が蛍石構造を有していたり或いはその格子定数が下地の
半導体層の格子定数と能く一致していると、絶縁膜/半
導体界面での結晶性の乱れが小さくなるので半導体層の
上に絶縁膜をエピタキシャルに形成することが容易にな
る。そこで絶縁膜の結晶構造が蛍石構造である場合、或
いは絶縁膜の格子定数が半導体層に一致する場合には半
導体層の上に単結晶の絶縁膜を形成することが容易にな
る。これにより絶縁膜中の欠陥を低減することができ、
絶縁膜中を流れるリーク電流を小さくすることができ
る。特にフッ化鉛をInP基板上、或いはInP基板に
格子整合した半導体上にエピタキシャルに成長させた場
合、半導体とフッ化鉛との格子不整合が小さく(約1
%)、単結晶のフッ化鉛からなる絶縁膜を形成すること
が容易となる。また、フッ化鉛からなる絶縁膜を形成す
る手段として分子線エピタキシ(Molecular Beam Epita
xy)法を用いれば絶縁膜をエピタキシャルに成長するこ
とが容易にできる。
【0013】さらにフッ化鉛の比誘電率は26.3であ
り、従来の半導体装置に用いられている酸化シリコンや
窒化シリコン等に比べ約4倍から8倍程度大きく、また
HIGFETにおいてゲート絶縁膜として用いられるA
lGaAs等と比べても2倍程度大きい。この為同じゲ
ート電圧下であってもフッ化鉛をゲート絶縁膜に用いる
ことにより導電層の厚さを1/2倍から1/8倍程度に
することができる。相互コンダクタンスの値は導電層の
厚さに反比例するのでこの場合、相互コンダクタンスの
値を従来の素子に比べ約2倍から8倍に大きくすること
が可能となる。またフッ化鉛にフッ化カルシウム、フッ
化ストロンチウム等を加えて半導体と格子整合した混晶
の場合、絶縁膜の誘電率は小さくなるが、その値がAl
GaAs等の半導体の誘電率以上であればHIGFET
以上の相互コンダクタンスを有するMISFETを実現
することができる。その上、フッ化鉛やフッ化鉛にフッ
化カルシウム或はフッ化ストロンチウム等を加えた混晶
の禁制帯幅はAlGaAsの禁制帯幅よりも2倍以上広
い。この為MISFETではHIGFETに比べて数倍
高いゲート電圧を印加することができドレイン電圧の飽
和値も高くすることができるので相互コンダクタンスの
大きな領域で動作することができる。この様な事情はn
型AlGaAs層等をゲート電極と導電層との間に電荷
生成層として設けたいわゆるHEMT(High Electoron
Mobility Transistor)に於いても同様である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について述べる。 実施例1 本発明の第一の実施例としてMISFETを作製した例
を図3を用いて説明する。まず分子線エピタキシー法に
よりアンドープInxGa1-xAs層31を半絶縁性In
P基板30上に成長した後、引き続き真空中においてフ
ッ化鉛を加熱して得られる分子線を照射してPbF2
ら成る絶縁膜32を形成する(図3(a))。この絶縁
膜32は螢石構造の単結晶である。アンドープInGa
As層31のInの混晶比(x)は、InP基板30と
格子整合する様にx=0.53とし、絶縁膜32の膜厚
は50nmとした。
【0015】次いで絶縁膜32上に金属からなるゲート
電極33を形成し、ゲート電極33をマスクにして余分
な絶縁膜32をドライエッチンで除去する(図3
(b))。ゲート長は1μmとした。次いでアンドープ
InGaAs層31の表面の酸化物や汚染を水素ラジカ
ルビーム等で除去した後、ゲート電極33を挟んで高濃
度n型InxGa1-xAs層34を形成する(図3
(c))。最後に高濃度n型InGaAs層34の上に
オーミック電極35を形成し、MISFETが完成した
(図3(d))。
【0016】本実施例では絶縁膜/半導体界面のバンド
ギャップ中央での界面準位密度は、1011/cm2/e
V程度と小さい。この為フェルミレベルの界面準位での
ピンニングにより半導体にゲートのバイアスが伝わりに
くくなる問題や、界面準位による容量の増大や高周波特
性の劣化が殆どない高速の素子が得られた。本素子で用
いた絶縁膜の比誘電率は約26.3であり、この為本素
子の伝達コンダクタンスを約720mS/mmと大幅に
向上することができた。
【0017】本実施例ではアンドープInGaAs層3
1上に直接絶縁膜32を形成しているが、セレン分子線
を照射してアンドープInGaAs層31の表面にセレ
ン化物からなる変性層を形成した後、絶縁膜32を形成
しても良い。また、セレン分子線の変わりにテルル分子
線を照射して同様にテルル化物からなる変性層を形成し
手もよい。さらにまた、絶縁膜32をPbF2とSr
2、CaF2、MgF2等との混晶にして下地の半導体
と格子整合させても良い。混晶とするときPbとSr、
Ca、Mgとの原子比は、Pbが0.3以上であること
が好ましい。この場合、半導体/絶縁膜界面での界面準
位の発生を更に能く抑制することが可能となり更に高性
能の素子が得られる。
【0018】以上、化合物半導体として結晶構造が閃亜
鉛鉱型構造のInGaAsを用いた場合について説明し
たが、同様の結晶構造のInP、InGaAsP、Ga
As又はダイアモンド構造のSi、SiGe等の半導体
を用いた場合も同様の結果が得られた。
【0019】実施例2 次に本発明の第二の実施例である電界効果型トランジス
タについて図4〜図7を用いて説明する。分子線エピタ
キシー法により半絶縁性GaAs基板40上にアンドー
プGaAs層41、Siを1×1018/cm3を含むn
型GaAs層42、アンドープAlxGa1-xAs層43
を順次成長した後、引き続き真空中においてフッ化鉛及
びフッ化カルシウムを加熱して得られる分子線を用いて
フッ化鉛及びフッ化カルシウムの混晶(PbyCa1-y
2)からなる絶縁膜44を形成する(図4)。絶縁膜4
4の混晶比(y)は絶縁膜44がアンドープAlxGa
1-xAs層43と格子整合するようにy=0.40とし
た。また、n型GaAs層42の厚さは10nm、アン
ドープAlxGa1-xAs層43のxの値は0.2、その
厚さは20nm、絶縁膜44の厚さは30nmとした。
【0020】次いで絶縁膜44上にゲート電極33を形
成し、ゲート電極33をマスクにして余分な絶縁膜44
及びアンドープAlxGa1-xAs層43を除去する(図
5)。ゲート長は1μmとした。次いでn型GaAs層
42の表面の酸化物や汚染を水素ラジカルビーム等で除
去した後、ゲート電極33を挟んで高濃度n型GaAs
層45を形成する(図6)。最後に高濃度n型GaAs
層45上にオーミック電極35を形成し、MISFET
が完成した(図7)。
【0021】本実施例のトランジスタは前述の第一の実
施例と同様にMIS型構造を有するが導電層としてn型
GaAs層42を用いており、また導電層と絶縁膜との
間にアンドープAlxGa1-xAs層43が挿入されてい
る。さらに絶縁膜を半導体に格子整合させる為にフッ化
鉛とフッ化カルシウムとの混晶にして絶縁膜の格子定数
を半導体に一致させている点が第一の実施例と異なる。
ゲート電極33にバイアスを印加するとn型GaAs層
42中の導電キャリアの数が変わり、トランジスタ動作
が得られる。従来のMIS型素子では絶縁膜/半導体界
面に発生するトラップ準位によりフェルミレベルがピン
ニングされるのでゲートバイアスを変化させてもn型G
aAs層42中の空乏層の幅が変化しにくくなる問題が
あるが、本実施例では絶縁膜が半導体と格子の整合性を
保ちながらエピタキシャルに形成されているので界面準
位の発生が抑制され、界面準位によるフェルミレベルの
ピンニングの問題が回避できる。
【0022】本実施例では電界効果トランジスタでは導
電層と絶縁膜とがアンドープAlGaAs層で分離され
ているので前記第一の実施例のトランジスタに比べ導電
層を流れる電子が絶縁膜44中の欠陥の影響を受けにく
い特徴がある。本実施例では絶縁膜の比誘電率は約1
4.5になり、n型GaAs層42の厚さを10nm、
アンドープAlxGa1-xAs層43の厚さを20nm、
絶縁膜44の厚さを30nmとした場合の伝達コンダク
タンスを約280mS/mmに向上することができた。
【0023】本実施例においてn型GaAs層42を省
いても良い。この場合アンドープAlxGa1-xAs層4
3をn型AlGaAs層に置き換えても良く、或いはア
ンドープAlxGa1-xAs層43の上にn型AlGaA
s層を積層しても良い。何れの場合もアンドープGaA
s層41とn型AlGaAs層、或いはアンドープGa
As層41とアンドープAlxGa1-xAs層43との界
面に誘起される2次元電子ガスが導電層として働く。こ
れらの場合も導電層と絶縁膜とが分離されているので導
電層を流れる電子が絶縁膜中の欠陥の影響を受けにくい
こと、さらに絶縁膜がゲート電極の下にある為ゲート電
極に流れ込むリーク電流が小さく大きな動作マージンが
得られることは同様である。また絶縁膜の形成の前に半
導体層の表面にセレン化物からなる変性層を形成すると
さらに効果的であることも同様である。以上、AlGa
As/GaAsヘテロ構造の場合について示したが、I
nGaAs、InAlAs、InP、InGaAsP、
Si、SiGe等の他の半導体を用いた場合も同様の結
果が得られた。
【0024】実施例3 次に本発明を化合物半導体ヘテロ構造バイポーラトラン
ジスタ(Heterostructure Bipolar Transistor,HB
T)の表面保護膜に応用した実施例について図8〜図1
1を用いて説明する。図8〜図11は本発明のAlGa
As/GaAsHBTの製造工程を示す断面図である。
初めに図8に示した様に半絶縁性GaAs基板40上に
高濃度n型GaAs層50、n型GaAs層51、p型
GaAs層52、n型AlGaAs層53、高濃度n型
GaAs層54を順次エピタキシャルに成長した後、エ
ミッタ電極55を形成する。
【0025】次いで図9に示した様にエミッタ電極55
をマスクにして高濃度n型GaAs層54及びn型Al
GaAs層53の不要な部分を除去し、次いで露出した
表面を真空中において加熱して浄化した後、セレン分子
線を照射してセレン化物からなる変性層56を形成す
る。変性層は、セレン化水素等のセレン化物ガスを用い
て形成してもよい。引き続いて図10に示した様に真空
中でフッ化鉛からなる分子線を照射してPbF2からな
る側壁57をエミッタ電極55の側部に形成した後、側
壁57を挟んでベース電極58を形成する。最後にコレ
クタ電極領域の側壁57、変性層56、p型GaAs層
52及びn型GaAs層51を除去してコレクタ電極5
9を形成し、HBTが完成した。
【0026】本実施例では側壁57が本発明の構造の絶
縁膜に相当し、かつ下地の半導体表面にセレン化物から
なる変性層56が形成されて半導体表面が安定化されて
いる為に側壁57と下地の半導体との界面での界面準位
の発生がより効果的に抑えられている。この為n型Al
GaAs層53からp型GaAs層52に注入された電
子は界面準位を介して再結合して消失することなくコレ
クタ層であるn型GaAs層51に拡散することがで
き、トランジスタのゲインのロスを低減することができ
る。本トランジスタでは、従来のSiO2からなる側壁
を用いた変性層のない素子に比べゲインを5倍以上向上
させることができた。また、側壁としてPbF2とCa
2或いはMgF2等からなる下地半導体と格子整合する
混晶を用いてもゲインの向上に同様に効果的であること
は云う迄もない。以上、AlGaAs/GaAsヘテロ
構造を有するHBTについて説明したが、InGaA
s、InP、InGaAsP、Si、SiGe等の他の
半導体を用いた場合も同様の結果が得られた。
【0027】以上、本発明の実施例として3例を説明し
たが、この他の様々な半導体電子、光素子において絶縁
膜/半導体界面の界面準位の減少が望まれる個所におい
て本発明を適用すれば同様の効果が得られる。例えばM
ESFETのソース、ゲート電極間並びにドレイン、ゲ
ート電極間の表面保護膜に適用すれば、保護膜/半導体
界面での界面準位の発生が能く低減することができるの
で界面でのフェルミレベルのピンニングを阻止すること
ができ、キャリアの空乏化に伴う表面層の高抵抗化を抑
えることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、界面準位の少ない良好
な絶縁膜/半導体界面構造が得られ、この構造を電子素
子、光素子等を有する半導体装置に用いれば界面準位に
よる特性劣化の少ない良好な半導体装置が得られる。絶
縁膜の比誘電率が非常に大きいことを利用して、例えば
本発明をMIS型構造を有する電界効果トランジスタに
適用すれば、界面準位による特性劣化の少ない高速で動
作マージンの大きな素子が得られる。本発明を化合物半
導体ヘテロ接合バイポーラトランジスタに用いれば、ト
ランジスタの増幅率の低下を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による絶縁膜/半導体構造を説明する模
式図である。
【図2】蛍石構造の結晶構造を示す図である。
【図3】本発明の第一の実施例であるMIS型電界効果
トランジスタの製造工程を示す断面図である。
【図4】本発明の第二の実施例であるMIS型電界効果
トランジスタの製造工程を示す断面図である。
【図5】本発明の第二の実施例であるMIS型電界効果
トランジスタの製造工程を示す断面図である。
【図6】本発明の第二の実施例であるMIS型電界効果
トランジスタの製造工程を示す断面図である。
【図7】本発明の第二の実施例であるMIS型電界効果
トランジスタの製造工程を示す断面図である。
【図8】本発明の第三の実施例である化合物半導体ヘテ
ロ構造バイポーラトランジスタの製造工程を示す断面図
である。
【図9】本発明の第三の実施例である化合物半導体ヘテ
ロ構造バイポーラトランジスタの製造工程を示す断面図
である。
【図10】本発明の第三の実施例である化合物半導体ヘ
テロ構造バイポーラトランジスタの製造工程を示す断面
図である。
【図11】本発明の第三の実施例である化合物半導体ヘ
テロ構造バイポーラトランジスタの製造工程を示す断面
図である。
【符号の説明】
10 半導体層 11、32、44 絶縁膜 20 陽イオン 21 陰イオン 30 半絶縁性InP基板 31 アンドープInGaAs層 33 ゲート電極 34 高濃度n型InGaAs層 35 オーミック電極 40 半絶縁性GaAs基板 41 アンドープGaAs層 42、51 n型GaAs層 43 アンドープAlxGa1-xAs層 45、50、54 高濃度n型GaAs層 52 p型GaAs層 53 n型AlGaAs層 55 エミッタ電極 56 変性層 57 側壁 58 ベース電極 59 コレクタ電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/73 29/784 7377−4M H01L 29/78 301 B

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体層と該半導体層上に設けられた絶縁
    膜とを有する半導体装置において、上記絶縁膜はフッ化
    鉛を含むことを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の半導体装置において、上記
    絶縁膜は、フッ化鉛と鉛以外の金属元素のフッ化物との
    混晶からなり、混晶中の鉛と鉛以外の金属元素の原子比
    は、鉛が0.3以上であることを特徴とする半導体装
    置。
  3. 【請求項3】半導体層と該半導体層上に設けられた絶縁
    膜とを有する半導体装置において、上記絶縁膜はフッ素
    化合物からなり、かつその誘電率が該半導体層の誘電率
    以上であることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】請求項1から3のいずれか一に記載の半導
    体装置において、上記絶縁膜の比誘電率は13以上であ
    ることを特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4のいずれか一に記載の半導
    体装置において、上記絶縁膜の結晶構造は蛍石構造であ
    り、上記半導体層の結晶構造はダイアモンド構造又は閃
    亜鉛鉱型構造であることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】請求項1から5のいずれか一に記載の半導
    体装置において、上記絶縁膜はエピタキシャル成長層で
    あることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】請求項1から6のいずれか一に記載の半導
    体装置において、上記半導体層は単結晶であることを特
    徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】請求項1から7のいずれか一に記載の半導
    体装置において、上記半導体層は化合物半導体層である
    ことを特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の半導体装置において、上記
    化合物半導体層は、化合物半導体基板上に設けられ、該
    化合物半導体基板は、リン化インジウム又はヒ化ガリウ
    ムからなることを特徴とする半導体装置。
  10. 【請求項10】請求項1から9のいずれか一に記載の半
    導体装置において、上記半導体層の少なくとも上記絶縁
    膜と対向する面には、硫黄、セレン及びテルルからなる
    群から選ばれた少なくとも一種の元素を含む表面変性層
    が設けられたことを特徴とする半導体装置。
  11. 【請求項11】基板、該基板上に設けられた半導体層、
    該半導体層上に設けられた絶縁膜及び該半導体層の導電
    性を制御するために該絶縁膜上に設けられたゲート電極
    を有する半導体装置において、上記絶縁膜はフッ化鉛を
    含むことを特徴とする半導体装置。
  12. 【請求項12】基板、該基板上に設けられたコレクタ
    層、該コレクタ層上に設けられたベース層、該ベース層
    上に設けられた所望のパターンのエミッタ層及び該ベー
    ス層上と該エミッタ層側壁の間に設けられた絶縁膜を有
    する半導体装置において、上記コレクタ層、ベース層及
    びエミッタ層は同じ構造の半導体層からなり、上記絶縁
    膜はフッ化鉛を含むことを特徴とする半導体装置。
  13. 【請求項13】請求項11又は12記載の半導体装置に
    おいて、上記絶縁膜は、フッ化鉛と鉛以外の金属元素の
    フッ化物との混晶からなり、混晶中の鉛と鉛以外の金属
    元素の原子比は、鉛が0.3以上であることを特徴とす
    る半導体装置。
  14. 【請求項14】基板、該基板上に設けられた半導体層、
    該半導体層上に設けられた絶縁膜及び該半導体層の導電
    性を制御するために該絶縁膜上に設けられたゲート電極
    を有する半導体装置において、上記絶縁膜はフッ素化合
    物からなり、かつその誘電率が該半導体層の誘電率以上
    であることを特徴とする半導体装置。
  15. 【請求項15】基板、該基板上に設けられたコレクタ
    層、該コレクタ層上に設けられたベース層、該ベース層
    上に設けられた所望のパターンのエミッタ層及び該ベー
    ス層上と該エミッタ層側壁の間に設けられた絶縁膜を有
    する半導体装置において、上記絶縁膜はフッ素化合物か
    らなり、かつその誘電率が上記コレクタ層、ベース層及
    びエミッタ層を構成する半導体層の誘電率以上であるこ
    とを特徴とする半導体装置。
  16. 【請求項16】請求項11から15のいずれか一に記載
    の半導体装置において、上記絶縁膜の比誘電率は13以
    上であることを特徴とする半導体装置。
  17. 【請求項17】請求項11から16のいずれか一に記載
    の半導体装置において、上記絶縁膜の結晶構造は蛍石構
    造であり、上記半導体層の結晶構造はダイアモンド構造
    又は閃亜鉛鉱型構造であることを特徴とする半導体装
    置。
  18. 【請求項18】請求項11から17のいずれか一に記載
    の半導体装置において、上記絶縁膜はエピタキシャル成
    長層であることを特徴とする半導体装置。
  19. 【請求項19】請求項11から18のいずれか一に記載
    の半導体装置において、上記半導体層は単結晶であるこ
    とを特徴とする半導体装置。
  20. 【請求項20】半導体層上に、フッ化鉛を含む絶縁膜を
    分子線を用いてエピタキシャル成長させる工程を少なく
    とも有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】請求項20記載の半導体装置の製造方法
    において、上記絶縁膜は、フッ化鉛と鉛以外の金属元素
    のフッ化物との混晶からなり、混晶中の鉛と鉛以外の金
    属元素の原子比は、鉛が0.3以上であることを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  22. 【請求項22】半導体層上に、フッ素化合物からなり、
    かつ誘電率が該半導体層の誘電率以上である絶縁膜を分
    子線を用いてエピタキシャル成長させる工程を少なくと
    も有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  23. 【請求項23】請求項20から22のいずれか一に記載
    の半導体装置の製造方法において、上記半導体層を表面
    安定化処理し、その表面に、硫黄、セレン及びテルルか
    らなる群から選ばれた少なくとも一種の元素を含む表面
    変性層を形成する工程を上記エピタキシャル成長させる
    工程の前に行うことを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  24. 【請求項24】化合物半導体基板上に、化合物半導体層
    を形成する工程及び形成された化合物半導体層上に、フ
    ッ化鉛を含む絶縁膜を分子線を用いてエピタキシャル成
    長させる工程を少なくとも有することを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  25. 【請求項25】請求項24記載の半導体装置の製造方法
    において、上記絶縁膜は、フッ化鉛と鉛以外の金属元素
    のフッ化物との混晶からなり、混晶中の鉛と鉛以外の金
    属元素の原子比は、鉛が0.3以上であることを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  26. 【請求項26】化合物半導体基板上に、化合物半導体層
    を形成する工程及び形成された化合物半導体層上に、フ
    ッ素化合物からなり、かつ誘電率が該半導体層の誘電率
    以上である絶縁膜を分子線を用いてエピタキシャル成長
    させる工程を少なくとも有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  27. 【請求項27】請求項24から26のいずれか一に記載
    の半導体装置の製造方法において、上記化合物半導体基
    板は、リン化インジウム又はヒ化ガリウムであることを
    特徴とする半導体装置の製造方法。
  28. 【請求項28】請求項24から27のいずれか一に記載
    の半導体装置の製造方法において、上記半導体層を表面
    安定化処理し、その表面に、硫黄、セレン及びテルルか
    らなる群から選ばれた少なくとも一種の元素を含む表面
    変性層を形成する工程を、上記化合物半導体層を形成す
    る工程の後、かつ上記エピタキシャル成長させる工程の
    前に行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  29. 【請求項29】請求項20から28のいずれか一に記載
    の半導体装置の製造方法において、上記絶縁膜の比誘電
    率は13以上であることを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  30. 【請求項30】請求項20から29のいずれか一に記載
    の半導体装置の製造方法において、上記絶縁膜の結晶構
    造は蛍石構造であり、上記半導体層の結晶構造はダイア
    モンド構造又は閃亜鉛鉱型構造であることを特徴とする
    半導体装置の製造方法。
  31. 【請求項31】請求項20から30のいずれか一に記載
    の半導体装置の製造方法において、上記半導体層は単結
    晶であることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (6)

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JP2003078135A (ja) * 2001-09-05 2003-03-14 Nikko Materials Co Ltd 半導体装置用ゲート絶縁膜及び同絶縁膜の製造方法
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