JP2003078135A - 半導体装置用ゲート絶縁膜及び同絶縁膜の製造方法 - Google Patents

半導体装置用ゲート絶縁膜及び同絶縁膜の製造方法

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JP2003078135A JP2001268208A JP2001268208A JP2003078135A JP 2003078135 A JP2003078135 A JP 2003078135A JP 2001268208 A JP2001268208 A JP 2001268208A JP 2001268208 A JP2001268208 A JP 2001268208A JP 2003078135 A JP2003078135 A JP 2003078135A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘電率が高くかつ劣化が少なく、より薄膜化
することが可能であり、基板上のSi下地との間に反応
(拡散)層が形成され難い等、リーク電流が少ない安定
した特性を有する半導体装置用ゲート絶縁膜を得ること
を課題とする。 【解決手段】 Al,Ba,Ca,Gd,La,Li,
Mg,Pb,Yの群から選択した少なくとも一種の元素
のフッ化物からなることを特徴とする半導体装置用ゲー
ト絶縁膜。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高集積度半導体装
置用ゲート絶縁膜及び同ゲート絶縁膜の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置のゲート絶縁膜とし
て、長年SiOが使用されてきた。しかし、近年の半
導体の高集積化に伴ってゲート絶縁膜の薄膜化が進み、
トンネル電流によるリーク電流が無視できなくなってき
た。そのため、従来使われていたSiOにかわって、
より誘電率の高い酸化物(HfO,ZrO,Ta
,HfSi,ZrSi,Y等)
を使用し、実際の膜厚はリーク電流が無視できる程度に
保ったまま、電気的な見掛の厚さを薄くするという方法
が検討されている。しかしながら、上記のような高誘電
率酸化膜は、基板上のSi下地との界面近傍でSiを取
込んでシリケード(金属成分とSiの混ざった酸化物)
を形成したり、高誘電率酸化膜中の酸素がSiに拡散
し、そこにSiO膜を形成するなどによって誘電率劣
化させ、所期の目的が達せられないという問題があっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題を
解決するために、従来の絶縁膜であるSiO等に比べ
て誘電率が高くかつ劣化が少なく、より薄膜化すること
が可能であり、基板上のSi下地との間に反応(拡散)
層が形成され難い等、リーク電流が少ない安定した特性
を有する半導体装置用ゲート絶縁膜を提供することを課
題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、 1.Al,Ba,Ca,Gd,La,Li,Mg,P
b,Yの群から選択した少なくとも一種の元素のフッ化
物からなることを特徴とする半導体装置用ゲート絶縁膜 2.Al,Ba,Ca,Gd,La,Li,Mg,P
b,Yの群から選択した少なくとも一種の元素のフッ化
物からなるターゲットを用いてスパッタリングすること
を特徴とする半導体装置用ゲート絶縁膜の製造方法 3.95%以上の密度比を持つターゲットを用いてスパ
ッタリングすることを特徴とする上記2記載の半導体装
置用ゲート絶縁膜の製造方法 4.Al,Ba,Ca,Gd,La,Li,Mg,P
b,Yの群から選択した少なくとも1種の元素からなる
フッ化物粉末を、大気中、酸素ガス雰囲気中、窒素ガス
雰囲気中又はArガス等の不活性ガス雰囲気中で、65
0°C〜1000°Cでホットプレスすることにより形
成したターゲットを用いてスパッタリングすることを特
徴とする上記2又は3記載の半導体装置用ゲート絶縁膜
の製造方法を提供する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明のゲート絶縁膜 は、A
l,Ba,Ca,Gd,La,Li,Mg,Pb,Yの
群から選択した少なくとも一種の元素のフッ化物からな
る。これらのフッ化物は熱力学的に安定であり、SiO
よりも誘電率が高い。SiOの誘電率は4.9であ
るが、上記フッ化物の中で、例えばAlFの誘電率
6、LiFの誘電率6、BaFの誘電率10、CaF
の誘電率10、PbFの誘電率45、LaFの誘
電率60であり、いずれも高誘電率を備えている。これ
によって、集積度が高くかつ動作速度の速いLSIの製
造が可能となる。
【0006】本発明の半導体装置用ゲート絶縁膜は、真
空蒸着、RFスパッタリング等のPVD法、CVD法を
用いて形成できる。しかし、 フッ化物の薄膜を形成す
る場合、フッ素ガスやフッ素化合物ガスが極めて腐食性
が高いので、反応性スパッタリングあるいは金属膜を形
成した後にフッ素ガス雰囲気中で熱処理する等の手段に
よって、フッ化物膜とするような方法は適していない。
したがって、上記成膜方法の中でも、フッ化物のターゲ
ットを用いてスパッタリングする方法が、本発明のフッ
化物からなる半導体装置用ゲート絶縁膜形成の有効な手
段の一つである。すなわち、Al,Ba,Ca,Gd,
La,Li,Mg,Pb,Yの群から選択した少なくと
も一種の元素のフッ化物からなるターゲットを用いてス
パッタリングすることにより半導体装置用ゲート絶縁膜
を容易にかつ安定して形成することができる。
【0007】次に、このゲート絶縁膜を形成する場合に
好適なスパッタリングターゲットを例にとって説明す
る。ゲート絶縁膜に用いるフッ化物ターゲットの組成
は、AlF、BaF、CaF、GdF、LaF
、LiF、MgF、PbF、YFである。この
内、BaF、CaF、LaF、PbFはイオン
伝導性材料であり、化学量論的組成であることが望まし
い。化学量論的組成からずれた場合には、イオンの移動
が起こり誘電率が低下して、絶縁材としての機能を劣化
させるので好ましくないからである。これら以外のフッ
化物ターゲット、すなわちAlF、GdF、Li
F、MgF、YFターゲットについても、 ターゲ
ット組成の化学量論比からのずれが小さいことが求めら
れる。化学量論的組成からのずれは0.5以内の組成比
であれば特に問題とならない。すなわち、AlF
2.5−3.5,GdF2.5−3.5,LiF
0.5−1 .5,MgF1.5−2.5,YF
2.5−3.5の組成の範囲である。しかし、このよう
な 化学量論比からのずれが、0.5を超えると目的と
する良好な絶縁体特性(比誘電率、リーク電流など)を
維持することができなくなるので、上記の範囲とするの
が望ましい。本発明は、このようなフッ化物を全て包含
する。
【0008】また、蒸着法に用いるフッ化物の蒸着源
は、高温に加熱し、昇華させることで基板又は被成膜物
にフッ化物を飛ばすため、全てが分子または分子が数個
集まったクラスターの状態なので蒸着源の密度を高くす
る必要がない。しかし、スパッタリングターゲットの場
合、このような蒸着源と同様な製造方法では、密度比6
0〜80%程度の低密度のターゲットにしかならない。
このようにして製造される従来のフッ化物ターゲット
は、密度比95%未満の低密度のポーラスな組織とな
り、密度不足で脆くなり加工性が悪くなるという問題が
ある。さらに、このような低密度のターゲットを用いて
スパッタリングした膜は、パーティクルと呼ばれる粒子
状の欠陥が数多く検出され、製品歩留まりが著しく低下
するという問題が発生する。従って、本発明のフッ化物
からなるスパッタリングターゲットは95%以上の密度
比を持つことが望ましい。
【0009】フッ化物スパッタリングターゲットを製造
するには、上記組成の範囲にある粉末を、大気中、酸素
中、窒素中、あるいはArなどの不活性ガス中のいずれ
かの雰囲気中で、650〜1000°Cでホットプレス
することによって製造するのが有効である。この場合、
ホットプレスを真空中で行うと、フッ化物粉の解離の進
行する。大気、酸素、窒素、不活性ガス中で行うことに
より、解離の進行を抑えることができる。上記の雰囲気
中で、650°C以上でホットプレスすることによって
密度比95%以上に高密度化したターゲットを得ること
ができる。また高温でホットプレスすると、フッ素の解
離による組成ずれと共に、脆化がおこり機械加工が困難
となり、スパッタリングターゲットには適さないが、ホ
ットプレス温度を1000°C以下とすることで、組成
ずれが少なくかつ、機械加工に対して充分な強度を持つ
フッ化物ターゲットが得ることができる。
【0010】
【実施例】次に、実施例について説明する。なお、本実
施例は発明の一例を示すためのものであり、本発明はこ
れらの実施例に制限されるものではない。すなわち、本
発明の技術思想に含まれる他の態様及び変形を含むもの
である。
【0011】(実施例1)AlF粉を1気圧のArガ
ス雰囲気中で900°C、300kgf/cm、2時
間ホットプレスした。この焼結体の相対密度は98.2
%であった。次に、このAlFターゲットを用い、自
然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタ
リング法により、膜厚100ÅのAlFを成膜した。
このようにして得たAlF膜と基板の断面を観察した
ところ、AlF層とSi基板に反応層は見出されなか
った。同様に、このAlF膜に引き続き白金(Pt)
を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定した。こ
の結果、比誘電率5.8の高誘電率を持つ膜が得られ、
バルク値と遜色ない絶縁膜を形成することができた。ま
た、上記スパッタリングによる成膜の際にはパーティク
ル数も少なく、良好な絶縁膜を形成することができた。
【0012】(実施例2)GdF粉を1気圧のArガ
ス雰囲気中で900°C、300kgf/cm、2時
間ホットプレスした。この結果、焼結体の相対密度は9
7.2%であった。次に、このGdFターゲットを用
い、自然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFス
パッタリング法により、膜厚100ÅのGdFを成膜
した。このようにして得たGdF膜と基板の断面を観
察したところ、GdF層とSi基板に反応層は見出さ
れなかった。同様に、このGdF膜に引き続き白金
(Pt)を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定
した。この結果、比誘電率27.1の高誘電率を持つ膜
が得られ、バルク値と遜色ない絶縁膜を形成することが
できた。また、上記スパッタリングによる成膜の際には
パーティクル数も少なく、良好な絶縁膜を形成すること
ができた。
【0013】(実施例3)LaF粉を1気圧のArガ
ス雰囲気中で700°C、300kgf/cm、2時
間ホットプレスした。この焼結体の相対密度は99.5
%であった。次に、このLaFターゲットを用い、自
然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタ
リング法により、膜厚100ÅのLaFを成膜した。
このようにして得たLaF膜と基板の断面を観察した
ところ、LaF層とSi基板に反応層は見出されなか
った。同様に、このLaF膜に引き続き白金(Pt)
を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定した。こ
の結果、比誘電率148.2の高誘電率を持つ膜が得ら
れ、バルク値と遜色ない絶縁膜を形成することができ
た。また、上記スパッタリングによる成膜の際にはパー
ティクル数も少なく、良好な絶縁膜を形成することがで
きた。
【0014】(実施例4)MgF粉を1気圧のArガ
ス雰囲気中で900°C、300kgf/cm、2時
間ホットプレスした。相対密度は99.2%であった。
このホットプレス焼結体を直径 76.2mmのターゲ
ットに加工した。次に、このMgFターゲットを用
い、自然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFス
パッタリング法により、膜厚100ÅのMgFを成膜
した。このようにして得たMgF膜と基板の断面を観
察したところ、MgF層とSi基板に反応層は見出さ
れなかった。同様に、このMgF膜に引き続き白金
(Pt)を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定
した。この結果、比誘電率9.5の高誘電率を持つ膜が
得られ、バルク値と遜色ない絶縁膜を形成することがで
きた。また、上記スパッタリングによる成膜の際にはパ
ーティクル数も少なく、良好な絶縁膜を形成することが
できた。
【0015】(実施例5)YF粉を1気圧のArガス
雰囲気中で950°C、300kgf/cm、2時間
ホットプレスした。この焼結体の相対密度は97.9%
であった。次に、このYFターゲットを用い、自然酸
化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタリン
グ法により、膜厚100ÅのYFを成膜した。このよ
うにして得たYF膜と基板の断面を観察したところ、
YF層とSi基板に反応層は見出されなかった。同様
に、このYF膜に引き続き白金(Pt)を1000Å
成膜して電極とし、誘電率を測定した。この結果、比誘
電率26.2の高誘電率を持つ膜が得られ、バルク値と
遜色ない絶縁膜を形成することができた。また、上記ス
パッタリングによる成膜の際にはパーティクル数も少な
く、良好な絶縁膜を形成することができた。
【0016】(実施例6)BaF粉を1気圧のArガ
ス雰囲気中で900°C、300kgf/cm、2時
間ホットプレスした。この結果、焼結体の相対密度は9
8.2%であった。次に、このBaFターゲットを用
い、自然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFス
パッタリング法により、膜厚100ÅのBaFを成膜
した。このようにして得たBaF膜と基板の断面を観
察したところ、BaF層とSi基板に反応層は見出さ
れなかった。同様に、このBaF膜に引き続き白金
(Pt)を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定
した。この結果、比誘電率9.7の高誘電率を持つ膜が
得られ、バルク値と遜色ない絶縁膜を形成することがで
きた。また、上記スパッタリングによる成膜の際にはパ
ーティクル数も少なく、良好な絶縁膜を形成することが
できた。
【0017】(実施例7)CaF粉を1気圧のArガ
ス雰囲気中で900°C、300kgf/cm、2時
間ホットプレスした。この結果、焼結体の組成比はCa
1.8、となり、相対密度は97.2%であった。次
に、このCaFターゲットを用い、自然酸化膜を除去
したpタイプSi基板上にRFスパッタリング法によ
り、膜厚100ÅのCaFを成膜した。このようにし
て得たCaF膜と基板の断面を観察したところ、Ca
層とSi基板に反応層は見出されなかった。同様
に、このCaF膜に引き続き白金(Pt)を1000
Å成膜して電極とし、誘電率を測定した。この結果、比
誘電率9.5の高誘電率を持つ膜が得られ、バルク値と
遜色ない絶縁膜を形成することができた。また、上記ス
パッタリングによる成膜の際にはパーティクル数も少な
く、良好な絶縁膜を形成することができた。
【0018】(実施例8)LiF粉を1気圧のArガス
雰囲気中で700°C、300kgf/cm、2時間
ホットプレスした。この焼結体の相対密度は99.5%
であった。次に、このLiFターゲットを用い、自然酸
化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタリン
グ法により、膜厚100ÅのLiFを成膜した。このよ
うにして得たLiF膜と基板の断面を観察したところ、
LiF層とSi基板に反応層は見出されなかった。同様
に、このLiF膜に引き続き白金(Pt)を1000Å
成膜して電極とし、誘電率を測定した。この結果、比誘
電率5.8の高誘電率を持つ膜が得られ、バルク値と遜
色ない絶縁膜を形成することができた。また、上記スパ
ッタリングによる成膜の際にはパーティクル数も少な
く、良好な絶縁膜を形成することができた。
【0019】(実施例9)PbF粉を1気圧のArガ
ス雰囲気中で900°C、300kgf/cm、2時
間ホットプレスした。この焼結体の相対密度は99.2
%であった。次に、このPbFターゲットを用い、自
然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタ
リング法により、膜厚100ÅのPbFを成膜した。
このようにして得たPbF膜と基板の断面を観察した
ところ、PbF層とSi基板に反応層は見出されなか
った。同様に、このPbF膜に引き続き白金(Pt)
を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定した。こ
の結果、比誘電率43.1の高誘電率を持つ膜が得ら
れ、バルク値と遜色ない絶縁膜を形成することができ
た。また、上記スパッタリングによる成膜の際にはパー
ティクル数も少なく、良好な絶縁膜を形成することがで
きた。
【0020】(比較例1)SiO粉を1気圧のArガ
ス雰囲気中で1050°C、300kgf/cm 、2
時間ホットプレスした。焼結体の相対密度は99.0%
であった。次に、このSiOターゲットを用い、自然
酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタリ
ング法により、膜厚100ÅのSiOを成膜した。次
に、このSiO膜に引き続き白金(Pt)を1000
Å成膜して電極とし、誘電率を測定した。この結果、比
誘電率4.8の低い誘電率を持つ膜が得られた。このよ
うな低誘電率の絶縁膜は、集積度が高くかつ動作速度の
速いLSIの製造においては、トンネル電流によるリー
ク電流が無視できないものであり、絶縁膜としての特性
が劣る結果となった。
【0021】(比較例2)ZrO粉を1気圧のArガ
ス雰囲気中で1120°C、300kgf/cm 、2
時間ホットプレスした。焼結体の相対密度は91.0%
であった。次に、このZrOターゲットを用い、自然
酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタリ
ング法により、膜厚100ÅのZrOを成膜した。こ
のようにして得たZrO膜と基板の断面を観察したと
ころ、ZrO層とSi基板との界面にSiO反応層
が形成されていた。このZrO膜に引き続き白金(P
t)を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定し
た。この結果、見掛けの比誘電率6.3の誘電率を持つ
膜が得られたが、反応層による誘電率の劣化があった。
このような絶縁膜は、さらに膜厚が厚くなり、集積度が
高くかつ動作速度の速いLSIの製造においては、トン
ネル電流によるリーク電流が無視できないものとなり、
絶縁膜としての特性が劣る結果となった。
【0022】(比較例3)Ta粉を1気圧のAr
ガス雰囲気中で1300°C、300kgf/cm
2時間ホットプレスした。焼結体の相対密度は98.5
%であった。次に、このTaターゲットを用い、
自然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッ
タリング法により、膜厚100ÅのTaを成膜し
た。このようにして得たTa膜と基板の断面を観
察したところ、Ta層とSi基板との界面にSi
反応層が形成されていた。このTa膜に引き
続き白金(Pt)を1000Å成膜して電極とし、誘電
率を測定した。この結果、見掛けの比誘電率7.1の誘
電率を持つ膜が得られたが、反応層による誘電率の劣化
があった。このような絶縁膜は、さらに膜厚が厚くな
り、集積度が高くかつ動作速度の速いLSIの製造にお
いては、トンネル電流によるリーク電流が無視できない
ものとなり、絶縁膜としての特性が劣る結果となった。
【0023】
【発明の効果】本発明は、従来の絶縁膜であるSiO
等に比べて誘電率が高くかつ劣化が少なく、より薄膜化
することができるという優れた効果を有する。さらに、
基板上のSi下地との間に反応(拡散)層が形成され難
い等、リーク電流が少ない安定した特性を有する半導体
装置用ゲート絶縁膜を提供することができる著しい効果
を有する。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月7日(2001.11.
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】次に、このゲート絶縁膜を形成する場合に
好適なスパッタリングターゲットを例にとって説明す
る。ゲート絶縁膜に用いるフッ化物ターゲットの組成
は、AlF、BaF、CaF、GdF、LaF
、LiF、MgF、PbF、YFである。この
内、BaF、CaF、LaF、PbFはイオン
伝導性材料であり、化学量論的組成であることが望まし
い。化学量論的組成からずれた場合には、イオンの移動
が起こり、絶縁材としての機能を劣化させるので好まし
くないからである。これら以外のフッ化物ターゲット、
すなわちAlF、GdF、LiF、MgF、YF
ターゲットについても、ターゲット組成の化学量論比
からのずれが小さいことが求められる。化学量論的組成
からのずれは0.5以内の組成比であれば特に問題とな
らない。すなわち、AlF2.5−3.5,GdF
2.5−3.5,LiF0.5−1 .5,MgF
1.5−2.5,YF2.5−3.5の組成の範囲であ
る。化学量論比からのずれが、0.5を超えると目的と
する良好な絶縁体特性(比誘電率、リーク電流など)を
維持することができなくなるので、上記の範囲とするの
が望ましい。本発明は、このようなフッ化物を全て包含
する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】また、蒸着法に用いるフッ化物の蒸着源
は、高温に加熱し、昇華させることで基板又は被成膜物
に、全てが分子または分子が数個集まったクラスターの
状態のフッ化物を飛ばすため、形状は問われず、また密
度が高い必要はない。しかし、スパッタリングターゲッ
トの場合、ターゲット形状に加工する必要があり、それ
に耐える充分な強度が必要となる蒸着源と同じように
して製造される従来のフッ化物ターゲットは、密度比9
5%未満の低密度のポーラスな組織となり、密度不足で
脆くなり加工性が悪くなるという問題がある。さらに、
このような低密度のターゲットを用いてスパッタリング
した膜は、パーティクルと呼ばれる粒子状の欠陥が数多
く検出され、製品歩留まりが著しく低下するという問題
が発生する。従って、本発明のフッ化物からなるスパッ
タリングターゲットは95%以上の密度比を持つことが
望ましい。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】フッ化物スパッタリングターゲットを製造
するには、上記組成の範囲にある粉末を、大気中、酸素
中、窒素中、あるいはArなどの不活性ガス中のいずれ
かの雰囲気中で、650〜1000°Cでホットプレス
することによって製造するのが有効である。ホットプレ
スを真空中で行った場合、フッ化物粉の解離の進行す
る。大気、酸素、窒素、不活性ガス中で行うことによ
り、解離の進行を抑えることができる。上記の雰囲気中
で、650°C以上でホットプレスすることによって密
度比95%以上に高密度化したターゲットを得ることが
できる。また高温でホットプレスすると、フッ素の解離
による組成ずれと共に、脆化がおこるため、機械加工が
困難となり、スパッタリングターゲットには適さない
が、ホットプレス温度を1000°C以下とすること
で、組成ずれが少なくかつ、機械加工に対して充分な強
度を持つフッ化物ターゲットが得ることができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】(実施例3)LaF粉を1気圧のArガ
ス雰囲気中で700°C、300kgf/cm、2時
間ホットプレスした。この焼結体の相対密度は99.5
%であった。次に、このLaFターゲットを用い、自
然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタ
リング法により、膜厚100ÅのLaFを成膜した。
このようにして得たLaF膜と基板の断面を観察した
ところ、LaF層とSi基板に反応層は見出されなか
った。同様に、このLaF膜に引き続き白金(Pt)
を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定した。こ
の結果、比誘電率56.2の高誘電率を持つ膜が得ら
れ、バルク値と遜色ない絶縁膜を形成することができ
た。また、上記スパッタリングによる成膜の際にはパー
ティクル数も少なく、良好な絶縁膜を形成することがで
きた。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】(比較例2)ZrO粉を1気圧のArガ
ス雰囲気中で1120°C、300kgf/cm 、2
時間ホットプレスした。焼結体の相対密度は91.0%
であった。次に、このZrOターゲットを用い、自然
酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタリ
ング法により、膜厚100ÅのZrOを成膜した。こ
のようにして得たZrO膜と基板の断面を観察したと
ころ、ZrO層とSi基板との界面にSiO反応層
が形成されていた。このZrO膜に引き続き白金(P
t)を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定し
た。この結果、見掛けの比誘電率6.3の誘電率を持つ
膜が得られたが、反応層による誘電率の劣化があった。
このような絶縁膜は、さらに膜厚が厚くなり、集積度が
高くかつ動作速度の速いLSIの製造においては、充分
なスイッチング特性が得られない
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】(比較例3)Ta粉を1気圧のAr
ガス雰囲気中で1300°C、300kgf/cm
2時間ホットプレスした。焼結体の相対密度は98.5
%であった。次に、このTaターゲットを用い、
自然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッ
タリング法により、膜厚100ÅのTaを成膜し
た。このようにして得たTa膜と基板の断面を観
察したところ、Ta層とSi基板との界面にSi
反応層が形成されていた。このTa膜に引き
続き白金(Pt)を1000Å成膜して電極とし、誘電
率を測定した。この結果、見掛けの比誘電率7.1の誘
電率を持つ膜が得られたが、反応層による誘電率の劣化
があった。このような絶縁膜は、さらに膜厚が薄く
り、集積度が高くかつ動作速度の速いLSIの製造にお
いては、充分なスイッチング特性は得られない
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K029 BA42 BD01 CA05 DC05 DC09 5F058 BA01 BC20 BF12 BJ01 5F140 AA01 AA39 BA01 BD04 BE09 BE10 BF01 BF05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Al,Ba,Ca,Gd,La,Li,
    Mg,Pb,Yの群から選択した少なくとも一種の元素
    のフッ化物からなることを特徴とする半導体装置用ゲー
    ト絶縁膜。
  2. 【請求項2】 Al,Ba,Ca,Gd,La,Li,
    Mg,Pb,Yの群から選択した少なくとも一種の元素
    のフッ化物からなるターゲットを用いてスパッタリング
    することを特徴とする半導体装置用ゲート絶縁膜の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 95%以上の密度比を持つターゲットを
    用いてスパッタリングすることを特徴とする請求項2記
    載の半導体装置用ゲート絶縁膜の製造方法。
  4. 【請求項4】 Al,Ba,Ca,Gd,La,Li,
    Mg,Pb,Yの群から選択した少なくとも1種の元素
    からなるフッ化物粉末を、大気中、酸素ガス雰囲気中、
    窒素ガス雰囲気中又はArガス等の不活性ガス雰囲気中
    で、650°C〜1000°Cでホットプレスすること
    により形成したターゲットを用いてスパッタリングする
    ことを特徴とする請求項2又は3記載の半導体装置用ゲ
    ート絶縁膜の製造方法。
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