JP2003078135A - 半導体装置用ゲート絶縁膜及び同絶縁膜の製造方法 - Google Patents
半導体装置用ゲート絶縁膜及び同絶縁膜の製造方法Info
- Publication number
- JP2003078135A JP2003078135A JP2001268208A JP2001268208A JP2003078135A JP 2003078135 A JP2003078135 A JP 2003078135A JP 2001268208 A JP2001268208 A JP 2001268208A JP 2001268208 A JP2001268208 A JP 2001268208A JP 2003078135 A JP2003078135 A JP 2003078135A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- dielectric constant
- target
- insulating film
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
することが可能であり、基板上のSi下地との間に反応
(拡散)層が形成され難い等、リーク電流が少ない安定
した特性を有する半導体装置用ゲート絶縁膜を得ること
を課題とする。 【解決手段】 Al,Ba,Ca,Gd,La,Li,
Mg,Pb,Yの群から選択した少なくとも一種の元素
のフッ化物からなることを特徴とする半導体装置用ゲー
ト絶縁膜。
Description
置用ゲート絶縁膜及び同ゲート絶縁膜の製造方法に関す
る。
て、長年SiO2が使用されてきた。しかし、近年の半
導体の高集積化に伴ってゲート絶縁膜の薄膜化が進み、
トンネル電流によるリーク電流が無視できなくなってき
た。そのため、従来使われていたSiO2にかわって、
より誘電率の高い酸化物(HfO2,ZrO2,Ta2
O5,HfSixOy,ZrSixOy,Y2O3等)
を使用し、実際の膜厚はリーク電流が無視できる程度に
保ったまま、電気的な見掛の厚さを薄くするという方法
が検討されている。しかしながら、上記のような高誘電
率酸化膜は、基板上のSi下地との界面近傍でSiを取
込んでシリケード(金属成分とSiの混ざった酸化物)
を形成したり、高誘電率酸化膜中の酸素がSiに拡散
し、そこにSiO2膜を形成するなどによって誘電率劣
化させ、所期の目的が達せられないという問題があっ
た。
解決するために、従来の絶縁膜であるSiO2等に比べ
て誘電率が高くかつ劣化が少なく、より薄膜化すること
が可能であり、基板上のSi下地との間に反応(拡散)
層が形成され難い等、リーク電流が少ない安定した特性
を有する半導体装置用ゲート絶縁膜を提供することを課
題とする。
b,Yの群から選択した少なくとも一種の元素のフッ化
物からなることを特徴とする半導体装置用ゲート絶縁膜 2.Al,Ba,Ca,Gd,La,Li,Mg,P
b,Yの群から選択した少なくとも一種の元素のフッ化
物からなるターゲットを用いてスパッタリングすること
を特徴とする半導体装置用ゲート絶縁膜の製造方法 3.95%以上の密度比を持つターゲットを用いてスパ
ッタリングすることを特徴とする上記2記載の半導体装
置用ゲート絶縁膜の製造方法 4.Al,Ba,Ca,Gd,La,Li,Mg,P
b,Yの群から選択した少なくとも1種の元素からなる
フッ化物粉末を、大気中、酸素ガス雰囲気中、窒素ガス
雰囲気中又はArガス等の不活性ガス雰囲気中で、65
0°C〜1000°Cでホットプレスすることにより形
成したターゲットを用いてスパッタリングすることを特
徴とする上記2又は3記載の半導体装置用ゲート絶縁膜
の製造方法を提供する。
l,Ba,Ca,Gd,La,Li,Mg,Pb,Yの
群から選択した少なくとも一種の元素のフッ化物からな
る。これらのフッ化物は熱力学的に安定であり、SiO
2よりも誘電率が高い。SiO2の誘電率は4.9であ
るが、上記フッ化物の中で、例えばAlF3の誘電率
6、LiFの誘電率6、BaF2の誘電率10、CaF
2の誘電率10、PbF2の誘電率45、LaF3の誘
電率60であり、いずれも高誘電率を備えている。これ
によって、集積度が高くかつ動作速度の速いLSIの製
造が可能となる。
空蒸着、RFスパッタリング等のPVD法、CVD法を
用いて形成できる。しかし、 フッ化物の薄膜を形成す
る場合、フッ素ガスやフッ素化合物ガスが極めて腐食性
が高いので、反応性スパッタリングあるいは金属膜を形
成した後にフッ素ガス雰囲気中で熱処理する等の手段に
よって、フッ化物膜とするような方法は適していない。
したがって、上記成膜方法の中でも、フッ化物のターゲ
ットを用いてスパッタリングする方法が、本発明のフッ
化物からなる半導体装置用ゲート絶縁膜形成の有効な手
段の一つである。すなわち、Al,Ba,Ca,Gd,
La,Li,Mg,Pb,Yの群から選択した少なくと
も一種の元素のフッ化物からなるターゲットを用いてス
パッタリングすることにより半導体装置用ゲート絶縁膜
を容易にかつ安定して形成することができる。
好適なスパッタリングターゲットを例にとって説明す
る。ゲート絶縁膜に用いるフッ化物ターゲットの組成
は、AlF3、BaF2、CaF2、GdF3、LaF
3、LiF、MgF2、PbF2、YF3である。この
内、BaF2、CaF2、LaF3、PbF2はイオン
伝導性材料であり、化学量論的組成であることが望まし
い。化学量論的組成からずれた場合には、イオンの移動
が起こり誘電率が低下して、絶縁材としての機能を劣化
させるので好ましくないからである。これら以外のフッ
化物ターゲット、すなわちAlF3、GdF3、Li
F、MgF2、YF3ターゲットについても、 ターゲ
ット組成の化学量論比からのずれが小さいことが求めら
れる。化学量論的組成からのずれは0.5以内の組成比
であれば特に問題とならない。すなわち、AlF
2.5−3.5,GdF2.5−3.5,LiF
0.5−1 .5,MgF1.5−2.5,YF
2.5−3.5の組成の範囲である。しかし、このよう
な 化学量論比からのずれが、0.5を超えると目的と
する良好な絶縁体特性(比誘電率、リーク電流など)を
維持することができなくなるので、上記の範囲とするの
が望ましい。本発明は、このようなフッ化物を全て包含
する。
は、高温に加熱し、昇華させることで基板又は被成膜物
にフッ化物を飛ばすため、全てが分子または分子が数個
集まったクラスターの状態なので蒸着源の密度を高くす
る必要がない。しかし、スパッタリングターゲットの場
合、このような蒸着源と同様な製造方法では、密度比6
0〜80%程度の低密度のターゲットにしかならない。
このようにして製造される従来のフッ化物ターゲット
は、密度比95%未満の低密度のポーラスな組織とな
り、密度不足で脆くなり加工性が悪くなるという問題が
ある。さらに、このような低密度のターゲットを用いて
スパッタリングした膜は、パーティクルと呼ばれる粒子
状の欠陥が数多く検出され、製品歩留まりが著しく低下
するという問題が発生する。従って、本発明のフッ化物
からなるスパッタリングターゲットは95%以上の密度
比を持つことが望ましい。
するには、上記組成の範囲にある粉末を、大気中、酸素
中、窒素中、あるいはArなどの不活性ガス中のいずれ
かの雰囲気中で、650〜1000°Cでホットプレス
することによって製造するのが有効である。この場合、
ホットプレスを真空中で行うと、フッ化物粉の解離の進
行する。大気、酸素、窒素、不活性ガス中で行うことに
より、解離の進行を抑えることができる。上記の雰囲気
中で、650°C以上でホットプレスすることによって
密度比95%以上に高密度化したターゲットを得ること
ができる。また高温でホットプレスすると、フッ素の解
離による組成ずれと共に、脆化がおこり機械加工が困難
となり、スパッタリングターゲットには適さないが、ホ
ットプレス温度を1000°C以下とすることで、組成
ずれが少なくかつ、機械加工に対して充分な強度を持つ
フッ化物ターゲットが得ることができる。
施例は発明の一例を示すためのものであり、本発明はこ
れらの実施例に制限されるものではない。すなわち、本
発明の技術思想に含まれる他の態様及び変形を含むもの
である。
ス雰囲気中で900°C、300kgf/cm2、2時
間ホットプレスした。この焼結体の相対密度は98.2
%であった。次に、このAlF3ターゲットを用い、自
然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタ
リング法により、膜厚100ÅのAlF3を成膜した。
このようにして得たAlF3膜と基板の断面を観察した
ところ、AlF3層とSi基板に反応層は見出されなか
った。同様に、このAlF3膜に引き続き白金(Pt)
を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定した。こ
の結果、比誘電率5.8の高誘電率を持つ膜が得られ、
バルク値と遜色ない絶縁膜を形成することができた。ま
た、上記スパッタリングによる成膜の際にはパーティク
ル数も少なく、良好な絶縁膜を形成することができた。
ス雰囲気中で900°C、300kgf/cm2、2時
間ホットプレスした。この結果、焼結体の相対密度は9
7.2%であった。次に、このGdF3ターゲットを用
い、自然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFス
パッタリング法により、膜厚100ÅのGdF3を成膜
した。このようにして得たGdF3膜と基板の断面を観
察したところ、GdF3層とSi基板に反応層は見出さ
れなかった。同様に、このGdF3膜に引き続き白金
(Pt)を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定
した。この結果、比誘電率27.1の高誘電率を持つ膜
が得られ、バルク値と遜色ない絶縁膜を形成することが
できた。また、上記スパッタリングによる成膜の際には
パーティクル数も少なく、良好な絶縁膜を形成すること
ができた。
ス雰囲気中で700°C、300kgf/cm2、2時
間ホットプレスした。この焼結体の相対密度は99.5
%であった。次に、このLaF3ターゲットを用い、自
然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタ
リング法により、膜厚100ÅのLaF3を成膜した。
このようにして得たLaF3膜と基板の断面を観察した
ところ、LaF3層とSi基板に反応層は見出されなか
った。同様に、このLaF3膜に引き続き白金(Pt)
を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定した。こ
の結果、比誘電率148.2の高誘電率を持つ膜が得ら
れ、バルク値と遜色ない絶縁膜を形成することができ
た。また、上記スパッタリングによる成膜の際にはパー
ティクル数も少なく、良好な絶縁膜を形成することがで
きた。
ス雰囲気中で900°C、300kgf/cm2、2時
間ホットプレスした。相対密度は99.2%であった。
このホットプレス焼結体を直径 76.2mmのターゲ
ットに加工した。次に、このMgF2ターゲットを用
い、自然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFス
パッタリング法により、膜厚100ÅのMgF2を成膜
した。このようにして得たMgF2膜と基板の断面を観
察したところ、MgF2層とSi基板に反応層は見出さ
れなかった。同様に、このMgF2膜に引き続き白金
(Pt)を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定
した。この結果、比誘電率9.5の高誘電率を持つ膜が
得られ、バルク値と遜色ない絶縁膜を形成することがで
きた。また、上記スパッタリングによる成膜の際にはパ
ーティクル数も少なく、良好な絶縁膜を形成することが
できた。
雰囲気中で950°C、300kgf/cm2、2時間
ホットプレスした。この焼結体の相対密度は97.9%
であった。次に、このYF3ターゲットを用い、自然酸
化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタリン
グ法により、膜厚100ÅのYF3を成膜した。このよ
うにして得たYF3膜と基板の断面を観察したところ、
YF3層とSi基板に反応層は見出されなかった。同様
に、このYF3膜に引き続き白金(Pt)を1000Å
成膜して電極とし、誘電率を測定した。この結果、比誘
電率26.2の高誘電率を持つ膜が得られ、バルク値と
遜色ない絶縁膜を形成することができた。また、上記ス
パッタリングによる成膜の際にはパーティクル数も少な
く、良好な絶縁膜を形成することができた。
ス雰囲気中で900°C、300kgf/cm2、2時
間ホットプレスした。この結果、焼結体の相対密度は9
8.2%であった。次に、このBaF2ターゲットを用
い、自然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFス
パッタリング法により、膜厚100ÅのBaF2を成膜
した。このようにして得たBaF2膜と基板の断面を観
察したところ、BaF2層とSi基板に反応層は見出さ
れなかった。同様に、このBaF2膜に引き続き白金
(Pt)を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定
した。この結果、比誘電率9.7の高誘電率を持つ膜が
得られ、バルク値と遜色ない絶縁膜を形成することがで
きた。また、上記スパッタリングによる成膜の際にはパ
ーティクル数も少なく、良好な絶縁膜を形成することが
できた。
ス雰囲気中で900°C、300kgf/cm2、2時
間ホットプレスした。この結果、焼結体の組成比はCa
F1.8、となり、相対密度は97.2%であった。次
に、このCaF2ターゲットを用い、自然酸化膜を除去
したpタイプSi基板上にRFスパッタリング法によ
り、膜厚100ÅのCaF2を成膜した。このようにし
て得たCaF2膜と基板の断面を観察したところ、Ca
F2層とSi基板に反応層は見出されなかった。同様
に、このCaF2膜に引き続き白金(Pt)を1000
Å成膜して電極とし、誘電率を測定した。この結果、比
誘電率9.5の高誘電率を持つ膜が得られ、バルク値と
遜色ない絶縁膜を形成することができた。また、上記ス
パッタリングによる成膜の際にはパーティクル数も少な
く、良好な絶縁膜を形成することができた。
雰囲気中で700°C、300kgf/cm2、2時間
ホットプレスした。この焼結体の相対密度は99.5%
であった。次に、このLiFターゲットを用い、自然酸
化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタリン
グ法により、膜厚100ÅのLiFを成膜した。このよ
うにして得たLiF膜と基板の断面を観察したところ、
LiF層とSi基板に反応層は見出されなかった。同様
に、このLiF膜に引き続き白金(Pt)を1000Å
成膜して電極とし、誘電率を測定した。この結果、比誘
電率5.8の高誘電率を持つ膜が得られ、バルク値と遜
色ない絶縁膜を形成することができた。また、上記スパ
ッタリングによる成膜の際にはパーティクル数も少な
く、良好な絶縁膜を形成することができた。
ス雰囲気中で900°C、300kgf/cm2、2時
間ホットプレスした。この焼結体の相対密度は99.2
%であった。次に、このPbF2ターゲットを用い、自
然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタ
リング法により、膜厚100ÅのPbF2を成膜した。
このようにして得たPbF2膜と基板の断面を観察した
ところ、PbF2層とSi基板に反応層は見出されなか
った。同様に、このPbF2膜に引き続き白金(Pt)
を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定した。こ
の結果、比誘電率43.1の高誘電率を持つ膜が得ら
れ、バルク値と遜色ない絶縁膜を形成することができ
た。また、上記スパッタリングによる成膜の際にはパー
ティクル数も少なく、良好な絶縁膜を形成することがで
きた。
ス雰囲気中で1050°C、300kgf/cm 2、2
時間ホットプレスした。焼結体の相対密度は99.0%
であった。次に、このSiO2ターゲットを用い、自然
酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタリ
ング法により、膜厚100ÅのSiO2を成膜した。次
に、このSiO2膜に引き続き白金(Pt)を1000
Å成膜して電極とし、誘電率を測定した。この結果、比
誘電率4.8の低い誘電率を持つ膜が得られた。このよ
うな低誘電率の絶縁膜は、集積度が高くかつ動作速度の
速いLSIの製造においては、トンネル電流によるリー
ク電流が無視できないものであり、絶縁膜としての特性
が劣る結果となった。
ス雰囲気中で1120°C、300kgf/cm 2、2
時間ホットプレスした。焼結体の相対密度は91.0%
であった。次に、このZrO2ターゲットを用い、自然
酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタリ
ング法により、膜厚100ÅのZrO2を成膜した。こ
のようにして得たZrO2膜と基板の断面を観察したと
ころ、ZrO2層とSi基板との界面にSiO2反応層
が形成されていた。このZrO2膜に引き続き白金(P
t)を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定し
た。この結果、見掛けの比誘電率6.3の誘電率を持つ
膜が得られたが、反応層による誘電率の劣化があった。
このような絶縁膜は、さらに膜厚が厚くなり、集積度が
高くかつ動作速度の速いLSIの製造においては、トン
ネル電流によるリーク電流が無視できないものとなり、
絶縁膜としての特性が劣る結果となった。
ガス雰囲気中で1300°C、300kgf/cm2、
2時間ホットプレスした。焼結体の相対密度は98.5
%であった。次に、このTa2O5ターゲットを用い、
自然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッ
タリング法により、膜厚100ÅのTa2O5を成膜し
た。このようにして得たTa2O5膜と基板の断面を観
察したところ、Ta2O5層とSi基板との界面にSi
O2反応層が形成されていた。このTa2O5膜に引き
続き白金(Pt)を1000Å成膜して電極とし、誘電
率を測定した。この結果、見掛けの比誘電率7.1の誘
電率を持つ膜が得られたが、反応層による誘電率の劣化
があった。このような絶縁膜は、さらに膜厚が厚くな
り、集積度が高くかつ動作速度の速いLSIの製造にお
いては、トンネル電流によるリーク電流が無視できない
ものとなり、絶縁膜としての特性が劣る結果となった。
等に比べて誘電率が高くかつ劣化が少なく、より薄膜化
することができるという優れた効果を有する。さらに、
基板上のSi下地との間に反応(拡散)層が形成され難
い等、リーク電流が少ない安定した特性を有する半導体
装置用ゲート絶縁膜を提供することができる著しい効果
を有する。
7)
好適なスパッタリングターゲットを例にとって説明す
る。ゲート絶縁膜に用いるフッ化物ターゲットの組成
は、AlF3、BaF2、CaF2、GdF3、LaF
3、LiF、MgF2、PbF2、YF3である。この
内、BaF2、CaF2、LaF3、PbF2はイオン
伝導性材料であり、化学量論的組成であることが望まし
い。化学量論的組成からずれた場合には、イオンの移動
が起こり、絶縁材としての機能を劣化させるので好まし
くないからである。これら以外のフッ化物ターゲット、
すなわちAlF3、GdF3、LiF、MgF2、YF
3ターゲットについても、ターゲット組成の化学量論比
からのずれが小さいことが求められる。化学量論的組成
からのずれは0.5以内の組成比であれば特に問題とな
らない。すなわち、AlF2.5−3.5,GdF
2.5−3.5,LiF0.5−1 .5,MgF
1.5−2.5,YF2.5−3.5の組成の範囲であ
る。化学量論比からのずれが、0.5を超えると目的と
する良好な絶縁体特性(比誘電率、リーク電流など)を
維持することができなくなるので、上記の範囲とするの
が望ましい。本発明は、このようなフッ化物を全て包含
する。
は、高温に加熱し、昇華させることで基板又は被成膜物
に、全てが分子または分子が数個集まったクラスターの
状態のフッ化物を飛ばすため、形状は問われず、また密
度が高い必要はない。しかし、スパッタリングターゲッ
トの場合、ターゲット形状に加工する必要があり、それ
に耐える充分な強度が必要となる。蒸着源と同じように
して製造される従来のフッ化物ターゲットは、密度比9
5%未満の低密度のポーラスな組織となり、密度不足で
脆くなり加工性が悪くなるという問題がある。さらに、
このような低密度のターゲットを用いてスパッタリング
した膜は、パーティクルと呼ばれる粒子状の欠陥が数多
く検出され、製品歩留まりが著しく低下するという問題
が発生する。従って、本発明のフッ化物からなるスパッ
タリングターゲットは95%以上の密度比を持つことが
望ましい。
するには、上記組成の範囲にある粉末を、大気中、酸素
中、窒素中、あるいはArなどの不活性ガス中のいずれ
かの雰囲気中で、650〜1000°Cでホットプレス
することによって製造するのが有効である。ホットプレ
スを真空中で行った場合、フッ化物粉の解離の進行す
る。大気、酸素、窒素、不活性ガス中で行うことによ
り、解離の進行を抑えることができる。上記の雰囲気中
で、650°C以上でホットプレスすることによって密
度比95%以上に高密度化したターゲットを得ることが
できる。また高温でホットプレスすると、フッ素の解離
による組成ずれと共に、脆化がおこるため、機械加工が
困難となり、スパッタリングターゲットには適さない
が、ホットプレス温度を1000°C以下とすること
で、組成ずれが少なくかつ、機械加工に対して充分な強
度を持つフッ化物ターゲットが得ることができる。
ス雰囲気中で700°C、300kgf/cm2、2時
間ホットプレスした。この焼結体の相対密度は99.5
%であった。次に、このLaF3ターゲットを用い、自
然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタ
リング法により、膜厚100ÅのLaF3を成膜した。
このようにして得たLaF3膜と基板の断面を観察した
ところ、LaF3層とSi基板に反応層は見出されなか
った。同様に、このLaF3膜に引き続き白金(Pt)
を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定した。こ
の結果、比誘電率56.2の高誘電率を持つ膜が得ら
れ、バルク値と遜色ない絶縁膜を形成することができ
た。また、上記スパッタリングによる成膜の際にはパー
ティクル数も少なく、良好な絶縁膜を形成することがで
きた。
ス雰囲気中で1120°C、300kgf/cm 2、2
時間ホットプレスした。焼結体の相対密度は91.0%
であった。次に、このZrO2ターゲットを用い、自然
酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッタリ
ング法により、膜厚100ÅのZrO2を成膜した。こ
のようにして得たZrO2膜と基板の断面を観察したと
ころ、ZrO2層とSi基板との界面にSiO2反応層
が形成されていた。このZrO2膜に引き続き白金(P
t)を1000Å成膜して電極とし、誘電率を測定し
た。この結果、見掛けの比誘電率6.3の誘電率を持つ
膜が得られたが、反応層による誘電率の劣化があった。
このような絶縁膜は、さらに膜厚が厚くなり、集積度が
高くかつ動作速度の速いLSIの製造においては、充分
なスイッチング特性が得られない。
ガス雰囲気中で1300°C、300kgf/cm2、
2時間ホットプレスした。焼結体の相対密度は98.5
%であった。次に、このTa2O5ターゲットを用い、
自然酸化膜を除去したpタイプSi基板上にRFスパッ
タリング法により、膜厚100ÅのTa2O5を成膜し
た。このようにして得たTa2O5膜と基板の断面を観
察したところ、Ta2O5層とSi基板との界面にSi
O2反応層が形成されていた。このTa2O5膜に引き
続き白金(Pt)を1000Å成膜して電極とし、誘電
率を測定した。この結果、見掛けの比誘電率7.1の誘
電率を持つ膜が得られたが、反応層による誘電率の劣化
があった。このような絶縁膜は、さらに膜厚が薄くな
り、集積度が高くかつ動作速度の速いLSIの製造にお
いては、充分なスイッチング特性は得られない。
Claims (4)
- 【請求項1】 Al,Ba,Ca,Gd,La,Li,
Mg,Pb,Yの群から選択した少なくとも一種の元素
のフッ化物からなることを特徴とする半導体装置用ゲー
ト絶縁膜。 - 【請求項2】 Al,Ba,Ca,Gd,La,Li,
Mg,Pb,Yの群から選択した少なくとも一種の元素
のフッ化物からなるターゲットを用いてスパッタリング
することを特徴とする半導体装置用ゲート絶縁膜の製造
方法。 - 【請求項3】 95%以上の密度比を持つターゲットを
用いてスパッタリングすることを特徴とする請求項2記
載の半導体装置用ゲート絶縁膜の製造方法。 - 【請求項4】 Al,Ba,Ca,Gd,La,Li,
Mg,Pb,Yの群から選択した少なくとも1種の元素
からなるフッ化物粉末を、大気中、酸素ガス雰囲気中、
窒素ガス雰囲気中又はArガス等の不活性ガス雰囲気中
で、650°C〜1000°Cでホットプレスすること
により形成したターゲットを用いてスパッタリングする
ことを特徴とする請求項2又は3記載の半導体装置用ゲ
ート絶縁膜の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001268208A JP5118276B2 (ja) | 2001-09-05 | 2001-09-05 | 半導体装置用ゲート絶縁膜形成用スパッタリングターゲット、同製造方法及び半導体装置用ゲート絶縁膜 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001268208A JP5118276B2 (ja) | 2001-09-05 | 2001-09-05 | 半導体装置用ゲート絶縁膜形成用スパッタリングターゲット、同製造方法及び半導体装置用ゲート絶縁膜 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003078135A true JP2003078135A (ja) | 2003-03-14 |
JP5118276B2 JP5118276B2 (ja) | 2013-01-16 |
Family
ID=19094229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001268208A Expired - Lifetime JP5118276B2 (ja) | 2001-09-05 | 2001-09-05 | 半導体装置用ゲート絶縁膜形成用スパッタリングターゲット、同製造方法及び半導体装置用ゲート絶縁膜 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5118276B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009538542A (ja) * | 2006-05-26 | 2009-11-05 | フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド | 中間層を有する半導体素子の形成方法及びその構造 |
JP2018190876A (ja) * | 2017-05-10 | 2018-11-29 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | Mis型半導体装置およびその製造方法 |
WO2019142581A1 (ja) * | 2018-01-22 | 2019-07-25 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | Mis型半導体装置およびその製造方法、並びにその製造に用いるスパッタリングターゲット |
Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6281060A (ja) * | 1985-10-04 | 1987-04-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 薄膜トランジスタ |
JPH02194665A (ja) * | 1989-01-24 | 1990-08-01 | Fujitsu Ltd | 電界効果型超伝導装置及びその製造方法 |
JPH0462462A (ja) * | 1990-06-29 | 1992-02-27 | Orc Mfg Co Ltd | ガス感応素子 |
JPH04233449A (ja) * | 1990-12-28 | 1992-08-21 | Suzuki Motor Corp | Fet型酸素センサ |
JPH05335346A (ja) * | 1992-06-02 | 1993-12-17 | Hitachi Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
JPH0982944A (ja) * | 1995-09-18 | 1997-03-28 | Toshiba Corp | 歪シリコン電界効果トランジスタ及びその製造方法 |
JPH1036962A (ja) * | 1996-07-22 | 1998-02-10 | Olympus Optical Co Ltd | 光学薄膜の製造装置および製造方法 |
JPH1092747A (ja) * | 1996-09-13 | 1998-04-10 | Hamamatsu Photonics Kk | 非晶質GaAs薄膜の製造方法および非晶質GaAsTFTの製造方法 |
JP2000086344A (ja) * | 1998-09-14 | 2000-03-28 | Kyocera Corp | 高密度フッ化物焼結体およびその製造方法並びにそれを用いた半導体製造装置用部材 |
JP2001110801A (ja) * | 1999-10-05 | 2001-04-20 | Takeshi Yao | パターン形成方法、並びに電子素子、光学素子及び回路基板 |
-
2001
- 2001-09-05 JP JP2001268208A patent/JP5118276B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6281060A (ja) * | 1985-10-04 | 1987-04-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 薄膜トランジスタ |
JPH02194665A (ja) * | 1989-01-24 | 1990-08-01 | Fujitsu Ltd | 電界効果型超伝導装置及びその製造方法 |
JPH0462462A (ja) * | 1990-06-29 | 1992-02-27 | Orc Mfg Co Ltd | ガス感応素子 |
JPH04233449A (ja) * | 1990-12-28 | 1992-08-21 | Suzuki Motor Corp | Fet型酸素センサ |
JPH05335346A (ja) * | 1992-06-02 | 1993-12-17 | Hitachi Ltd | 半導体装置及びその製造方法 |
JPH0982944A (ja) * | 1995-09-18 | 1997-03-28 | Toshiba Corp | 歪シリコン電界効果トランジスタ及びその製造方法 |
JPH1036962A (ja) * | 1996-07-22 | 1998-02-10 | Olympus Optical Co Ltd | 光学薄膜の製造装置および製造方法 |
JPH1092747A (ja) * | 1996-09-13 | 1998-04-10 | Hamamatsu Photonics Kk | 非晶質GaAs薄膜の製造方法および非晶質GaAsTFTの製造方法 |
JP2000086344A (ja) * | 1998-09-14 | 2000-03-28 | Kyocera Corp | 高密度フッ化物焼結体およびその製造方法並びにそれを用いた半導体製造装置用部材 |
JP2001110801A (ja) * | 1999-10-05 | 2001-04-20 | Takeshi Yao | パターン形成方法、並びに電子素子、光学素子及び回路基板 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009538542A (ja) * | 2006-05-26 | 2009-11-05 | フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド | 中間層を有する半導体素子の形成方法及びその構造 |
JP2018190876A (ja) * | 2017-05-10 | 2018-11-29 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | Mis型半導体装置およびその製造方法 |
WO2019142581A1 (ja) * | 2018-01-22 | 2019-07-25 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 | Mis型半導体装置およびその製造方法、並びにその製造に用いるスパッタリングターゲット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5118276B2 (ja) | 2013-01-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Ponon et al. | Effect of deposition conditions and post deposition anneal on reactively sputtered titanium nitride thin films | |
Matsumoto et al. | Low thermal conductivity and high temperature stability of ZrO2–Y2O3–La2O3 coatings produced by electron beam PVD | |
US6297539B1 (en) | Doped zirconia, or zirconia-like, dielectric film transistor structure and deposition method for same | |
US7674446B2 (en) | Hafnium silicide target for forming gate oxide film, and method for preparation thereof | |
JPH06158308A (ja) | インジウム・スズ酸化物膜用スパッタリング用ターゲットおよびその製造方法 | |
US20120261803A1 (en) | High-k gate dielectric material and method for preparing the same | |
Miotti et al. | Effects of post-deposition annealing in O2 on the electrical characteristics of LaAlO3 films on Si | |
Lopes et al. | La-based ternary rare-earth oxides as alternative high-κ dielectrics | |
JP2007246318A (ja) | 酸化物焼結体、その製造方法、酸化物透明導電膜の製造方法、および酸化物透明導電膜 | |
JP5118276B2 (ja) | 半導体装置用ゲート絶縁膜形成用スパッタリングターゲット、同製造方法及び半導体装置用ゲート絶縁膜 | |
JPH07196365A (ja) | Ito焼結体ならびにito透明電導膜およびその膜の形成方法 | |
Khomenkova et al. | High-k Hf-based layers grown by RF magnetron sputtering | |
JP2563315B2 (ja) | 超電導体線およびその製造方法 | |
KR950001764B1 (ko) | 초전도박막 | |
Punchaipetch et al. | Growth and characterization of hafnium silicate films prepared by UV/ozone oxidation | |
JP2003073818A (ja) | フッ化物スパッタリングターゲット及びその製造方法 | |
JPH0365502A (ja) | 超電導薄膜の作製方法 | |
Jud et al. | Stability of HfO2/SiOx/Si surficial films at ultralow oxygen activity | |
JPH05279846A (ja) | スパッタ用ターゲット及びスパッタTiON膜成膜方法 | |
JPH06299347A (ja) | 電気絶縁性板状材料の製造方法 | |
Takahashi et al. | Effect of deposition temperature on the characteristics of hafnium oxide films deposited by metalorganic chemical vapor deposition using amide precursor | |
JPS6316464B2 (ja) | ||
Rastogi et al. | The effect of oxygen impurity on growth of molybdenum disilicide and its distribution during rapid thermal annealing of co-sputtered MoSix thin films | |
JP2001002471A (ja) | 高速成膜条件でも割れ発生のない高密度スパッタリング燒結ターゲット材 | |
TW202305157A (zh) | 導電矽濺射靶 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20011107 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080722 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20100813 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111129 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120112 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120327 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120424 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120717 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120828 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20120924 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20121016 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20121019 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 5118276 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151026 Year of fee payment: 3 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |