JPH05332Y2 - - Google Patents

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JPH05332Y2
JPH05332Y2 JP1988013340U JP1334088U JPH05332Y2 JP H05332 Y2 JPH05332 Y2 JP H05332Y2 JP 1988013340 U JP1988013340 U JP 1988013340U JP 1334088 U JP1334088 U JP 1334088U JP H05332 Y2 JPH05332 Y2 JP H05332Y2
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mold
nozzle
tip
partition
molding machine
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、熱可塑化された合成樹脂を金型に注
出する樹脂成形機のノズルの先端の構造に係り、
特に樹脂成形品離型時の樹脂の糸ひきによる各種
弊害を防止しするものである。
[従来の技術] 第3図は、従来の射出成形機等の樹脂成形機に
於けるノズル先端の構造と金型との当接状態の概
略を示す断面図である。即ち、樹脂成形機本体
(図示しない)からシリンダー101を介して移
送された熱可塑化された合成樹脂102は、ノズ
ル103の先端から注出口104を通つて金型1
05のスプルーランナー部106へ注出される。
ノズル103の先端と金型105とは、その当接
部107に於いて樹脂の漏洩等生ずることなく密
圧に当接され、且つ離反自在とされるものであ
る。尚、第3図に於いて、108は金型取り付け
ダイプレトであり、109はロケツトリングであ
る。
[考案が解決しようとする課題] 前述した従来のノズル構造に於いては、成形品
の離型時に冷却固化されたスプルーランナーの先
端とノズル注出口104内の熱可塑化樹脂との分
離が悪く、第4図に示される如く、成形品のスプ
ルーランナー110の先端からかなり長寸な細線
状或いは細繊維状の糸ひき部111が発生するこ
とが屡々あつた。尚、112はゲートであり、1
13は樹脂成形製品である。
斯様な糸ひき部111は、金型のノズル当接部
107或いは金型パーテイング面に付着する等に
よる金型の損傷、或いは製品113にまとわり付
く等による製品不良の発生を生起する等の弊害を
有するものであつた。
本考案は、叙上した課題を解決すべくなされた
ものであり、樹脂成形品成形時に於けるスプルー
ランナー先端の樹脂の分離性が良く、長寸の糸ひ
きの発生を防止し得る樹脂成形機のノズルの先端
の構造を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 前述した課題を解決し、且つ上記目的を達成す
るために、本考案の樹脂成形機に於けるノズル先
端構造にあつては、金型のスプルーランナー部に
密圧当接され、且つ熱可塑化された合成樹脂を注
出口より金型に注出する樹脂成形機のノズル先端
に、外表面が前記金型の密圧当接部位に密着する
表面形状を有し、且つ内表面が前記ノズル先端に
密着する表面形状を有してなる板体と、該板体の
中央部に設けられた孔と、該孔を複数分割せしめ
る仕切りとからなる仕切体を着脱自在に取り付け
た構成とするものである。
[実施例] 以下、実施例に基づいて本考案の構成を詳述す
る。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図であ
り、第2図はその使用状態を示す断面図である。
図中、1は樹脂成形機のノズル、2は樹脂成形機
本体より移送された熱可塑化合成樹脂が金型3に
注出される注出口である。
7は、前記ノズル1先端と金型3のスプルーラ
ンナー部4との間に介在する仕切体であり、外表
面8aが金型3の密圧当接部位6と密着する凸状
の表面形状を有し、且つ内表面8bがノズル1先
端と密着する凹状の表面形状を有する板体8の中
央部には樹脂通過用の孔9が設けられ、孔9に
は、該孔9を二分割する仕切り5が設けられる。
尚、仕切り5は板状体により2分割、3分割
等、4分割等、或いは格子体、網目体等で成され
ていても良い。
そして、仕切体7は樹脂成形機のノズル1の先
端に着脱自在に取り付けられ、ノズル1の注出口
2を通過した熱可塑化樹脂は仕切り5により複数
に分割されて仕切体7の孔9から金型3のスプル
ーランナー部4へ注出される。10は、仕切り5
と一体化された嵌入部材であり、ノズル1の注出
口2に嵌入され、仕切体7をノズル1の先端に着
脱自在に取り付けるものである。仕切体7とノズ
ル1との取り付けは、着離自在な接着手段その他
の手段によつても良い。
[考案の効果] 上述構成に係る本考案の樹脂成形機に於けるノ
ズル先端構造に於いては、ノズル先端に熱可塑化
樹脂を分割する仕切りを設けた仕切体を着脱自在
に取り付けることで、熱可塑化合成樹脂を金型内
に注出後、成形品の離形時に、冷却固化されが成
形品のスプルーランナーの先端とノズルの注出口
内の熱可塑化合成樹脂とは複数に分割されて両者
の引き離しがなされ、当該分割された合成樹脂の
表面積が複数倍以上に増大し、周囲の冷却雰囲気
の作用を受けて急速に当該分割された合成樹脂は
冷却固化され、スプルーランナーの先端とノズル
の注出口とは直ちに切断分離され、従来例で述べ
た如き長寸の糸ひき部の発生は皆無となり、それ
に応じて金型の損傷、製品不良の発生を防止し得
るものである。さらに、当該仕切体が着脱自在で
あるから、既存の樹脂成形機の規模の大小に拘ら
ず、或いは新規な樹脂成形機であつても特別な設
計変更等を要せずに、極めて容易且つ廉価に前記
した仕切りの効果を発揮することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る仕切体の一実施例を示す
概略斜視図、第2図は第1図に示した仕切体の使
用状態を示す断面図、第3図は従来の樹脂成形機
に於けるノズル先端の構造と金型の当接状態を示
す概略断面図、第4図は従来の樹脂成形機から離
型された成形品の一例を示す斜視図である。 1……ノズル、2……注出口、3……金型、4
……スプルーランナー部、5……仕切り、6……
金型の密圧当接部位、7……仕切体、8……板
体、9……孔、10……嵌入部材、11……仕切
体、12……部材、13……孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 金型のスプルーランナー部に密圧当接され、且
    つ熱可塑化された合成樹脂を注出口より金型に注
    出する樹脂成形機のノズル先端に、外表面が前記
    金型の密圧当接部位に密着する表面形状を有し、
    且つ内表面が前記ノズル先端に密着する表面形状
    を有してなる板体と、該板体の中央部に設けられ
    た孔と、該孔を複数分割せしめる仕切りとからな
    る仕切体を着脱自在に取り付けたことを特徴とす
    る樹脂成形機に於けるノズル先端構造。
JP1988013340U 1988-02-03 1988-02-03 Expired - Lifetime JPH05332Y2 (ja)

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JPH01116615U JPH01116615U (ja) 1989-08-07
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JPH0742680Y2 (ja) * 1989-12-30 1995-10-04 株式会社新興セルビック 樹脂成形用金型の糸引き防止パット
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JPS5829427B2 (ja) * 1979-03-05 1983-06-22 タカラベルモント株式会社 流体圧シリンダ−

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JPH01116615U (ja) 1989-08-07

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