JP2510663Y2 - 射出成形装置 - Google Patents

射出成形装置

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JP2510663Y2 JP1990069183U JP6918390U JP2510663Y2 JP 2510663 Y2 JP2510663 Y2 JP 2510663Y2 JP 1990069183 U JP1990069183 U JP 1990069183U JP 6918390 U JP6918390 U JP 6918390U JP 2510663 Y2 JP2510663 Y2 JP 2510663Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は射出成形装置に係わり、特に金型に嵌合装着
するホットランナーノズルの嵌合部構造の改良に関す
る。
《従来の技術》 第2図に示すように一般に、射出成形装置2の金型4
は可動型6と固定型8とから構成され、その固定型8側
に射出成形機(図示せず)が接続されるようになってい
る。固定型8にはキャビティ10内に液状樹脂原料を射出
注入するためのホットランナーノズル12が埋設されてい
て、射出成形機から射出される液状樹脂原料はホットラ
ンナーブロック14を介して上記ホットランナーノズル12
に導かれるようになっている。
ホットランナーノズル12はホットランナーブロック14
側に接続される大径のノズル本体部16と先端部側に縮径
形成されたスプルー部18とを有し、このスプルー部18は
固定型8に嵌合される一方、このスプルー部18より上流
側のノズル本体部16は固定型8に形成された収納凹部20
内に離間された状態で挿入されて装着されている。ま
た、ノズル本体部16の外周側にはヒータ22及び温度セン
サ24が嵌装装着されていて、ノズル本体部16内の液状樹
脂原料は絶えず所定の温度に維持されるようになってい
る。
そして、かかる射出成形装置22ではホットランナーノ
ズル12を通じてキャビティ10内に射出注入された液状樹
脂原料は金型4(6,8)に熱を奪われて冷却固化される
ようになっており、この際ホットランナーノズル12のス
プルー部18内の液状樹脂原料も冷却固化されて、型開き
後に取出される成形品はこのスプルー部18とノズル本体
部16との接続部分を境界に分離されて離型されるように
なっている(実開昭61-28617号公報等)。
また、成形品の形状が複雑な場合等には、液状樹脂原
料がホットランナーノズル12のスプルー部18を通過する
際に、当該部位から固定型8側に放熱される放熱量を抑
えてキャビティ10内に注入する液状樹脂原料の流動性を
確保するために、第3図に示すように、ノズル本体部16
に近接したスプルー部18の上流側基部を固定型8から離
間させて当該部位に断熱ゾーン26を形成することも周知
の技術になっている。
《考案が解決しようとする課題》 ところが、第3図の従来例のようにスプルー部18の上
流側基部を固定型8から離間させて当該部位に断熱ゾー
ン26を形成すると、ノズル本体部16側は絶えずヒータ22
によって液状樹脂原料の溶融温度以上に保持されている
ので、スプルー部16の上流側基部が冷却不足になり、こ
れに起因して、成形品の離型時にスプルー部18とノズル
本体部16との接続部分における成形品の分離境界部の樹
脂が充分に硬化せずに半溶融状態のままとなり、ここに
樹脂材の糸引き現象が生じる虞があった。そして、この
糸引き現象が生じると、第4図に示すように成形品28に
はスプルー30から糸状に延びる尾32が形成されてしま
い、この尾32がその離型時に成形品28の製品部分に付着
して不良品の発生を招く虞があった。
本考案はこの様な事情に鑑みてなされたものであり、
その目的は、成形品の離型時にスプルー部とノズル本体
部との分離境界部に半溶融状態の樹脂材が残ることがな
く、もってここに糸引き現象が生じることがない、スプ
ルー部と金型との嵌合部分に断熱ゾーンを有する射出成
形装置を提供することにある。
《課題を解決するための手段》 本考案は上記の目的を達成するために、金型の嵌合孔
にホットランナーノズル先端のスプルー部を嵌合させて
装着する射出成形装置において、前記金型とスプルー部
との嵌合部分中央部に、それらを非接触状態にした断熱
ゾーンを形成し、該スプルー部の該断熱ゾーンより上流
側基部と金型との嵌合接触長さを該嵌合孔の全長の15〜
30%に設定した。
《作用》 上記構成に係わる本考案の射出成形装置によれば、金
型とホットランナーノズル先端のスプルー部との嵌合部
の中央部分にそれらが非接触の断熱ゾーンが形成され、
この断熱ゾーンよりノズル本体に近接したスプルー部の
上流側基部は金型にその嵌合孔の全長に対する15〜30%
の長さで接触して嵌合されているので、当該スプルー部
の上流側基部の熱は金型側に放熱され、当該部位が冷却
不足になることを防止し得る。このため成形品の離型時
にスプルー部とノズル本体部との接続部分における分離
境界部に樹脂材の糸引き現象が生じることを防止でき
る。また、嵌合部中央部分の断熱ゾーンにより当該スプ
ルー部を通じてキャビティ内に注入する液状樹脂原料の
過冷却を防止できる。
《実施例》 以下に、本考案の好適な一実施例を添附図面に基づき
詳述する。
第1図は本考案に係わる射出成形装置の要部をなすホ
ットランナーノズルと金型との嵌合部の断面図である。
なお、この射出成形装置の全体的な構成は前述した第2
図に示す従来装置の構成とほぼ同様であるので、その従
来装置に共通する部材には同一の符号を付してその説明
は省略し、相違する部分について詳しく説明する。
第1図に示すように、本考案の射出成形装置は、従来
と同様に金型4の固定型8に形成した収納凹部20内に挿
入されてホットランナーノズル12が設けられると共に、
このホットランナーノズル12先端のスプルー部18は固定
型8に対して嵌合されて装着される。
ここで、固定型8側の嵌合孔34の長さをLとすると、
スプルー部18の外周面側にはその嵌合孔34の軸方向中央
部に対応する部位に、縮径された環状の断熱溝36が上記
L寸法の40〜65%の長さCに亘って形成されていて、当
該断熱溝36部位は固定型8との接触を断たれた断熱ゾー
ン26とされる。つまり、スプルー部18は、断熱溝36より
上流側のノズル本体16に近接する基端部側と、その断熱
溝36より下流側のキャビティに近接する先端部側との2
か所で嵌合孔34に接触されてこれに嵌合されるようにな
っている。
また、断熱溝36より上流側の基端部側の嵌合接触部分
の長さAは上記L寸法の15〜30%に設定され、一方断熱
溝36より下流側の先端側の嵌合接触部分の長さBは上記
L寸法の25〜35%に設定されている。
したがって、このようにしてなる射出成形装置では、
スプルー部18の熱は上記2か所の嵌合接触部を通じて固
定型8側に逃がされ、これにより当該嵌合接触部位が冷
却される一方、中央部分の非接触部の断熱ゾーン26では
断熱性が発揮されて過冷却が防止されることになる。そ
して、特に断熱溝36より上流側の基端部側の嵌合接触部
分により、離型時に成形品の分離境界部となるスプルー
部18とノズル本体部16との接続部分の周辺が充分に冷却
されるようになるので、その離型時に当該分離境界部位
に半溶融状態の樹脂が残って、ここに糸引き現象が生じ
ることを防止できるようになる。このため、糸引き現象
の発生に伴って生ずる不良品の発生を可及的に低減でき
るようになる。
なお、断熱溝36の上流側の嵌合接触長さAを嵌合孔34
の長さLの15〜30%に設定するようにしたのは、15%未
満であると固定型8側への十分な放熱効果が得られずに
糸引き現象が発生する虞があり、また30%を超えると固
定型8側への放熱量が大きくなり過ぎて過冷却を起こ
し、射出注入時に液状樹脂原料が硬化してホットランナ
ー効果が得られなくなる虞が生じるからである。一方、
断熱溝36の下流側の嵌合接触長さBを嵌合孔34の長さL
の25〜35%に設定するようにしたのは、25%未満である
と固定型8とのシール面積が充分に確保し得ず、射出さ
れた液状樹脂原料が両者の合せ面に侵入する虞があり、
また35%を超えると固定型8側への放熱量が大きくなり
過ぎて過冷却を起こし、射出注入時に液状樹脂原料が硬
化してホットランナー効果が得られなくなる虞が生じる
からである。
《効果》 以上実施例で詳細に説明したように、本考案に係る射
出成形装置によれば、金型とホットランナーノズル先端
のスプルー部との嵌合部の中央部分にそれらが非接触の
断熱ゾーンが形成され、この断熱ゾーンよりノズル本体
に近接したスプルー部の上流側基部は金型にその嵌合孔
の全長に対する15〜30%の長さで接触して嵌合されてい
るので、当該部位が冷却不足になることを防止し得、も
って成形品の離型時にスプルー部とノズル本体部との接
続部分における分離境界部に糸引き現象を生じることを
防止でき、かつ当該スプルー部を通じてキャビティ内に
注入する液状樹脂原料の過冷却を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係わる射出成形装置の要部断面図、第
2図は従来の射出成形装置の概略構成を説明する断面
図、第3図は別の従来装置の要部を示す断面図、第4図
は糸引き現象を生じた成形品を示す図である。 8……固定型(金型) 12……ホットランナーノズル 16……ノズル本体部 18……スプルー部 26……断熱ゾーン 34……嵌合孔 36……断熱溝

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型の嵌合孔にホットランナーノズル先端
    のスプルー部を嵌合させて装着する射出成形装置におい
    て、前記金型とスプルー部との嵌合部分中央部に、それ
    らを非接触状態にした断熱ゾーンを形成し、該スプルー
    部の該断熱ゾーンより上流側基部と金型との嵌合接触長
    さを該嵌合孔の全長の15〜30%に設定したことを特徴と
    する射出成形装置。
JP1990069183U 1990-06-29 1990-06-29 射出成形装置 Expired - Fee Related JP2510663Y2 (ja)

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