JPH0582520U - 射出成形用金型 - Google Patents

射出成形用金型

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Publication number
JPH0582520U
JPH0582520U JP2474192U JP2474192U JPH0582520U JP H0582520 U JPH0582520 U JP H0582520U JP 2474192 U JP2474192 U JP 2474192U JP 2474192 U JP2474192 U JP 2474192U JP H0582520 U JPH0582520 U JP H0582520U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
mold
resin
runner
injection
Prior art date
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Pending
Application number
JP2474192U
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English (en)
Inventor
慎一 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゲート近辺のトンネルランナー内に射出樹脂
の切れ屑を残すことなく容易に離型することができるサ
ブマリンゲートを備えた射出成形用金型。 【構成】 サブマリンゲートのゲート20部分およびゲ
ート20に接続するトンネルランナー19の奥部を形成
するヒーター21を装着した射出成形用金型であって、
ヒーター21によってサブマリンゲートのゲート20部
分およびトンネルランナー19の奥部を局部的に加熱し
てゲート20部分およびトンネルランナー19奥部の射
出樹脂を離型時に所定温度に保持した射出成形用金型。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、サブマリンゲートを有する射出成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の横型・射出成形装置の構成概要を示す側面図である。 射出成形装置の構成は大別して射出ユニット1と型締め機構部2とからなって いる。
【0003】 射出ユニット1は、ホッパ3からシリンダ4内に投入された原料樹脂、添加剤 等を加熱混和して可塑化し、プランジャーまたはスクリューにより加圧してノズ ル5から高圧で射出する構成となっている。
【0004】 型締め機構部2は、不図示の金型を複数に分割して固定側金型取付け盤6と可 動側金型取付け盤7とに分割して取付けし、型締めラム8により可動側金型取付 け盤7を固定側金型取付け盤6側に前進させて分割取付けした金型を圧着して金 型の接合部分等に溶融樹脂を射出成形する空隙であるキャビティを形成し、また 可動側金型取付け盤7を後退させ金型を引き離してキャビティ内に形成した成形 品を不図示のエジェクタピン等によって押し出し金型から取り外す構成となって いる。
【0005】 図3は、一般的な射出成形用金型の一例を示す断面図である。固定側金型取付 け盤6には、固定側金型9が取付けてあり、可動側金型取付け盤7にはスペーサ ブロック10、受け板11を介してコア12を組み込んだ可動側金型13が取付 けてある。
【0006】 そして、固定側金型9に装着したスプルーブッシュ14に設けた樹脂流路(ス プルー)から固定側金型9と可動側金型13の分離面に形成したランナー15を 通りキャビティ16に溶融樹脂を射出注入し成形する。そして、キャビティ16 内の射出溶融樹脂が冷却固化したら可動側金型13を後退させると同時にエジェ クタピン17を突出させる等により成形品をキャビティ16から取り出す構成と なっている。
【0007】 ランナー15がキャビティ16に接続する部分はゲート18と称し断面積が縮 小されている。なお図3に示すゲート18は成形品のサイドに設けた標準的なサ イドゲートである。
【0008】 しかしながら、溶融樹脂を射出注入したゲートの痕跡を成形品の外面に残さな いため、或は成形品を金型から取り外す離型時に自動的にゲート部分の樹脂を切 断するために、トンネルゲートとも称されるサブマリンゲートを設けた構成とす ることがある。
【0009】 図4は、サブマリンゲートを備えた射出成形用金型の要部断面図であり、図3 に示す射出成形用金型と同一または相当する部分は同一符合で示す。
【0010】 サブマリンゲートはトンネルランナー19とゲート20により構成されている 。射出された溶融樹脂はスプルーブッシュから、固定側金型9と可動側金型13 の分離面に形成したランナー15を通り、そしてランナーは金型分離面から可動 側金型13内にトンネルランナー19となって潜り、可動側金型13内のキャビ ティ16部分に開口するゲート20からキャビティ16内に射出注入し成形され る構成となっている。
【0011】 離型時には、可動側金型13を後退させると共にエジェクタピン17a,17 bを突出させることにより、トンネルランナー19およびランナー15内で固化 した射出樹脂とキャビティ16内の成形品とはゲート20部分から容易に切り離 され、各々金型から取り出される。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】
射出成形装置にとって、成形品の品質維持と成形速度の向上、即ち単位時間当 たりの射出(ショット)回数の増加が重要な課題となっている。そのため、キャ ビティ内に射出した高温の溶融樹脂の冷却促進のため金型には冷却水等による温 度管理手段が設けてある。
【0013】 そして、前記のサブマリンゲートを採用した金型では、成形品を金型から取り 外す時点では、ゲート20付近の断面積の細いトンネルランナー19内の溶融樹 脂は冷却が過度に進行して固化状態となり、エジェクタピン17等によって成形 品を可動側金型から取り外す動作により、トンネルランナー19内で固化した射 出樹脂の一部が可動側金型13内のトンネルランナー19の奥部に樹脂の切れ屑 となって残ったまま、他のランナー部分およびスプルー部分の樹脂が金型から取 り出されることがあり、トンネルランナー19奥部に残った樹脂の切れ屑が、次 の射出時にゲート20を詰まらせキャビティ16内への樹脂の射出注入を不完全 とする。或は成形品の表面に痕跡を生じさせる。バリの発生となる等の問題が発 生する。
【0014】 この考案は、上記従来技術の問題点を解消するために成されたもので、ゲート 近辺のトンネルランナー内に射出樹脂の切れ屑を残すことなく容易に離型できる サブマリンゲートを備えた射出成形用金型を提供することを目的とするものであ る。
【0015】
【課題を解決するための手段】
このため、この考案に係る射出成形用金型は、サブマリンゲートのゲート部分 および該ゲートに接続するトンネルランナーの奥部を形成するヒーターを装着し た射出成形用金型であって、前記ヒーターによってサブマリンゲートのゲート部 分およびトンネルランナーの奥部を局部的に加熱して該ゲート部分およびトンネ ルランナー奥部の射出樹脂を離型時に所定温度に保持するようになっていること を特徴とする構成によって、前記の目的を達成しようとするものである。
【0016】
【作用】
上記の構成により、キャビティ内の成形品とトンネルランナー部分の樹脂とを 切り離し別々に取り出す離型時に、樹脂が封じられているサブマリンゲートのゲ ート部分および該ゲートに接続するトンネルランナーの奥部は、同部分を形成す るヒーターにより局部的に加熱されることにより、溶融している射出樹脂を速く 冷却するために冷却手段等によって全般的に冷却される金型に囲まれている細い 部分にもかかわらず、トンネルランナーの奥部内の樹脂の冷却は遅れ、離型時に 過冷却することなく所定温度に保持され、キャビティ内の成形品とトンネルラン ナー内の樹脂とをゲート部分で容易に切り離し離型することができ、固化した射 出樹脂の切れ屑がトンネルランナー内に残るようなことはない。
【0017】
【実施例】
以下、この考案に係る射出成形用金型を実施例により説明する。 実施例の射出成形用金型は、サブマリンゲート部分に特徴を有しており、他の 構成は従来の射出成形用金型の構成に準ずることができるので重複説明を省略す る。
【0018】 図1はこの考案の一実施例の要部断面図であり、前記従来の射出成形用金型と 同一または相当する部分は同一符号で示し、重複説明を省略する。
【0019】 射出ユニットから射出された溶融樹脂は、スプルーブッシュ14から、固定側 金型9と可動側金型13の分離面に形成したランナー15を、そして金型分離面 から可動側金型13内に潜ったトンネルランナー19を通り、キャビティ16の 可動側金型13内部分に開口するゲート20からキャビティ16内に射出成形さ れる構成となっている。
【0020】 そして、上記サブマリンゲートのゲート20部分およびゲート20に接続する トンネルランナー19の奥部はヒーターの先端部21によって形成してある。ヒ ーターの先端部21は熱伝導性の高い銅製となっており、ヒーターの本体部分2 2は一般的な鋼鉄製であり、可動側金型13に固定されている。なお可動側金型 13との熱伝導を少なくするために可動側金型13との間に隙間23が一部に設 けてあり、ヒーターの電熱管24によってヒーター先端部21を効率よく加熱し 、ゲート20部分およびゲート20に接続するトンネルランナー19の奥部が可 動側金型13によって冷却されることを防止し、離型時にトンネルランナー19 の奥部の樹脂が半溶融状態、または漸く固化した状態を保持できる構成となって いる。
【0021】 上記の構成により、離型時には、可動側金型13を後退させると共にエジェク タピン17a,17bを突出させることにより、ランナー15内で固化した樹脂 とキャビティ16内の成形品とはゲート20部分で容易に切り離され、各々金型 から取り出される。
【0022】 そして、ゲート20部分およびゲート20に接続するトンネルランナー19の 奥部は、溶融している射出樹脂を速く冷却するために冷却手段等によって全般的 に冷却される可動側金型13に囲まれている細い部分であるにもかかわらず、ヒ ーターの先端部21によって局部的に加熱され、トンネルランナー19の奥部内 の溶融樹脂の冷却は遅れ、離型時に過冷却することなく所定温度に保持され、キ ャビティ16内の成形品とトンネルランナー19内の樹脂とはゲート20部分で 容易に切り離し離型することができ、固化した射出樹脂の切れ屑がトンネルラン ナー内に残るようなことはない。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案によれば、離型時には、可動側金型を後退させ ると共にエジェクタピンの突出等により、サブマリンゲートへのランナー内で固 化した樹脂とキャビティ内の成形品とはゲート部分で容易に切り離し、各々金型 から取り出すことができる。
【0024】 そして、ゲート部分およびゲートに接続するトンネルランナーの奥部は、溶融 している射出樹脂を速く冷却するために冷却手段等によって全般的に冷却される 金型に囲まれている細い部分であるにもかかわらず、ヒーターによって局部的に 加熱され、トンネルランナーの奥部内の溶融樹脂の冷却は遅れ、離型時に過冷却 することなく所定温度に保持されることにより、キャビティ内の成形品とトンネ ルランナー内の樹脂とはゲート部分で容易に切り離し離型することができ、固化 した射出樹脂の切れ屑がトンネルランナー内に残るようなことはなく、成形品の 品質を維持し、成形速度の向上、即ち単位時間当たりの射出回数の増加を実現す ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の要部断面図である。
【図2】 従来の横型・射出成形装置の側面図である。
【図3】 従来の一般的な射出成形用金型の断面図であ
る。
【図4】 従来のサブマリンゲートを備えた射出成形用
金型の要部断面図である。
【符号の説明】
1 射出ユニット 2 型締め機構部 4 シリンダ 5 ノズル 6 固定側金型取付け盤 7 可動側金型取付け盤 8 型締めラム 9 固定側金型 10 スペーサブロック 11 受け板 12 コア 13 可動側金型 14 スプルーブッシュ 15 ランナー 16 キャビティ 17,17a,18b エジェクタピン 18 ゲート(サイドゲート) 19 トンネルランナー 20 ゲート(サブマリンゲート) 21 ヒーターの先端部 22 ヒーターの本体 23 ヒーターの電熱管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サブマリンゲートのゲート部分および該
    ゲートに接続するトンネルランナーの奥部を形成するヒ
    ーターを装着した射出成形用金型であって、前記ヒータ
    ーによってサブマリンゲートのゲート部分およびトンネ
    ルランナーの奥部を局部的に加熱して該ゲート部分およ
    びトンネルランナー奥部の射出樹脂を離型時に所定温度
    に保持するようになっていることを特徴とする射出成形
    用金型。
JP2474192U 1992-04-17 1992-04-17 射出成形用金型 Pending JPH0582520U (ja)

Priority Applications (1)

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JP2474192U JPH0582520U (ja) 1992-04-17 1992-04-17 射出成形用金型

Applications Claiming Priority (1)

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JP2474192U JPH0582520U (ja) 1992-04-17 1992-04-17 射出成形用金型

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Publication Number Publication Date
JPH0582520U true JPH0582520U (ja) 1993-11-09

Family

ID=12146578

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JP2474192U Pending JPH0582520U (ja) 1992-04-17 1992-04-17 射出成形用金型

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108773026A (zh) * 2018-07-24 2018-11-09 常州星宇车灯股份有限公司 一种防止注塑制品浇口在模具内易断裂的结构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108773026A (zh) * 2018-07-24 2018-11-09 常州星宇车灯股份有限公司 一种防止注塑制品浇口在模具内易断裂的结构

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