JPH0533214Y2 - - Google Patents

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JPH0533214Y2
JPH0533214Y2 JP1852989U JP1852989U JPH0533214Y2 JP H0533214 Y2 JPH0533214 Y2 JP H0533214Y2 JP 1852989 U JP1852989 U JP 1852989U JP 1852989 U JP1852989 U JP 1852989U JP H0533214 Y2 JPH0533214 Y2 JP H0533214Y2
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trim
guide
steel strip
line
scrap
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JP1852989U
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案は、広幅鋼帯の両側縁を長手方向に連続
的に切断するトリミング装置において、トリム屑
をチヨツパに誘導するトリム屑誘導ガイドに関す
るものである。
(ロ) 従来技術 従来広幅鋼帯を所定の製品寸法にそろえるため
に、連続的に広幅鋼帯の両側縁を切断する装置と
しては、第3図および第4図に示すようなサイド
トリマ1によるのが一般的である。第4図は、第
3図の−線からみた切断面である。図示する
ように、サイドトリマ1は、上下に回転刃11,
12が設けられ、回転刃11,12の剪断加工に
より、連続的に広幅鋼帯2の両側縁を切断する。
サイドトリマ1により所定製品寸法に切断され
た鋼帯2は、連続的に後工程に送られる。一方、
トリム屑21は、サイドトリマ1の出側で板幅方
向両側に取り付けられたトリーマ側誘導ガイド3
と、チヨツパ入側で板幅方向両側に取り付けられ
たチヨツパ側誘導ガイド4とを通過し、板幅方向
両側の下方に備え付けられたチヨツパ5によつて
連続的に細片211に切断される。
このトリミングでの問題点は第5図に示すよう
にライン停止時にトリム屑21がチヨツパ5によ
つて引張られることである。鋼帯2の停止の状態
でトリム屑21が引張られると鋼帯2の側縁端面
が上回転刃11の側面に強く押し当てられ、鋼帯
2の剪断加工後の側縁端面に、第6図に示すよう
に、押疵22を発生する。鋼帯2の側縁端面は通
常運転状態では第7図に示すように押疵は発生し
ない。
この押疵は製品品質に悪影響を及ぼすばかりで
はなく、冷間圧延工程での割れ、破断等の原因と
なつていた。
チヨツパ5が鋼帯2の停止時にトリム屑21を
引張る衝撃力が強く、そのためサイドトリマ1の
上下回転刃11,12の刃こぼれまたはガタが発
生し、切断面に不良が発生する。他方、ライン停
止時のトリム屑の引張を抑止するためにライン停
止後、製品を少し後退させると、製品に擦り疵が
入るという新たな問題が起る。また、ライン停止
と同時にチヨツパ5を停止させることも考えられ
るが、ライン加減速率とチヨツパ5の加減速率と
を一致させること、また、板幅方向両側にあるチ
ヨツパ5のかみ合タイミングを一致させることは
非常に困難である。しかも、わずかでも両者の加
減速率または両側のかみ合タイミングに差が生じ
ると、第8図に示すように、誘導ガイド4内でト
リム屑21の詰りを生じやすく、その修復のため
には、トリムラインを停止せざるを得ない。ライ
ンを止めることによる生産能率の低下を招くばか
りではなく、酸洗後のトリム工程でこのトラブル
が発生し、ライン停止時に鋼帯の圧延材の一部の
みに酸による腐食が進行して変色し、その部分は
製品として出荷できないので、歩留を低下させる
といつた問題がある。
(ハ) 考案が解決しようとする課題 本考案が解決しようとする課題は、広幅鋼帯の
トリミング加工において、ライン停止時に発生す
るトラブルを解消することのできるトリム屑誘導
ガイドを得ることにある。
(ニ) 課題を解決するための手段 本考案のトリム屑誘導ガイドは、鋼帯の幅両側
縁を長手方向にトリミングする上下回転刃と、ト
リミングされたトリム屑を細片に切断するチヨツ
パとの間に設けたトリム屑誘導ガイドにおいて、
該誘導ガイド内または該誘導ガイド出入側の少な
くとも1箇所にトリム屑を受ける受けローラと、
および該受けローラを上下方向に駆動させる駆動
ユニツトと、ライン停止信号を受けて前記駆動ユ
ニツトを作動させる制御器とからなるトリム屑上
昇機構を設けた手段によつて、上記課題を解決し
ている。
(ホ) 作用 本考案のトリム屑誘導ガイドにおいては、制御
器によつてライン停止と同時に駆動機構を作動し
て受けローラを上昇させ、トリム屑を持ち上げ、
トリム屑先端をチヨツパ入側から遠去け、トリム
屑先端のチヨツパへのかみ込みを防止する。その
結果、トリム屑の衝撃的な引張を防止する。
(ヘ) 実施例 第1図および第2図を参照して、本考案のトリ
ム屑誘導ガイドの実施例を説明する。
本考案のトリム屑誘導ガイド4aは、第1図に
示すように、鋼帯2の幅両側縁を長手方向にトリ
ミングする上下回転刃11,12と、トリミング
されたトリム屑21を細片に切断するチヨツパ5
との間に設けられる。ガイド4aの入側には従来
のトリマ側誘導ガイド3が設けられている。
本考案のトリム屑誘導ガイド4aは、誘導ガイ
ド4a内または誘導ガイド4aの出入側の少なく
とも1箇所にトリム屑を受ける受けローラ41
と、および受けローラ41を上下方向に駆動させ
る駆動ユニツト42とからなるトリム屑上昇機構
43を設けてある。
上述の各要素は、鋼帯2の板幅方向の両側にそ
れぞれ1組ずつ設けられている。図示する実施例
においては、説明の便宜上、片側のみが示されて
いる。
次に、本考案のトリム屑誘導ガイドの動作につ
いて説明する。
第1図Aおよび第2図に示すように、駆動ユニ
ツト42は、ライン運転時には受けローラ41を
下げていて、トリム屑21の進行を妨げない。
しかし、ラインが一旦停止すると、第1図Bに
示すように、回転刃の駆動モータ121の電流変
化を制御器6に送り、制御器6が駆動ユニツト4
2に指令を出して、ローラ41を上昇させる。そ
の結果、トリム屑21は速やかに上昇し、トリム
屑21の先端はチヨツパ5の入側から遠去けら
れ、トリム屑21のチヨツパ5へのかみ込みが防
止される。
(ト) 効果 本考案によれば、ライン停止時のトリム屑引張
に起因する下記のトラブルが解決できる。
トリミング回転刃の刃こぼれおよびガタ 切断面不良 押し疵 作業能率の低下
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のトリム屑誘導ガイドを備えた
サイドトリマの側面図であつて、A図はライン運
転時をまたB図はライン停止時をそれぞれ示す。
第2図は第1図Aの−線からみた正面図。第
3図は従来のトリム屑誘導ガイドを備えたサイド
トリマの側面図。第4図は第3図の−線から
みた正面図。第5図は第3図と同様な図面であつ
てサイドトリマ停止時のトリマ屑引張状態を示
す。第6図および第7図はサイドトリマ停止時の
鋼帯側縁端面図。第8図は誘導ガイド内でのトリ
ム屑の詰り状態を示す斜視図。 1……サイドトリマ、2……鋼帯、3……トリ
マ側誘導ガイド、4……チヨツパ側誘導ガイド、
5……チヨツパ、4a……トリム屑誘導ガイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 鋼帯の幅両側縁を長手方向にトリミングする上
    下回転刃と、トリミングされたトリム屑を細片に
    切断するチヨツパとの間に設けたトリム屑誘導ガ
    イドにおいて、該誘導ガイド内または該誘導ガイ
    ド出入側の少なくとも1箇所にトリム屑を受ける
    受けローラと、および該受けローラを上下方向に
    駆動させる駆動ユニツトと、ライン停止信号を受
    けて前記駆動ユニツトを作動させる制御器とから
    なるトリム屑上昇機構を設けたことを特徴とする
    トリム屑誘導ガイド。
JP1852989U 1989-02-20 1989-02-20 Expired - Lifetime JPH0533214Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1852989U JPH0533214Y2 (ja) 1989-02-20 1989-02-20

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1852989U JPH0533214Y2 (ja) 1989-02-20 1989-02-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02110418U JPH02110418U (ja) 1990-09-04
JPH0533214Y2 true JPH0533214Y2 (ja) 1993-08-24

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ID=31233263

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JP1852989U Expired - Lifetime JPH0533214Y2 (ja) 1989-02-20 1989-02-20

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JPH02110418U (ja) 1990-09-04

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