JPH0533152U - スライド蓋の開閉装置 - Google Patents

スライド蓋の開閉装置

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JPH0533152U
JPH0533152U JP8275791U JP8275791U JPH0533152U JP H0533152 U JPH0533152 U JP H0533152U JP 8275791 U JP8275791 U JP 8275791U JP 8275791 U JP8275791 U JP 8275791U JP H0533152 U JPH0533152 U JP H0533152U
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JP8275791U
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Inventor
政之 太田
Original Assignee
株式会社岡本製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライド蓋に設けた係合孔に開閉ピンを挿入
係合させ、該開閉ピンをスライド蓋の開閉方向に移動さ
せて前記スライド蓋を開閉するもの、例えばX線写真用
データ撮影装置のデータ撮影窓のように、スライド蓋が
開いたかどうかを確認する必要がある場合に、開閉ピン
が係合孔に係合したか否かを容易に検出することができ
るスライド蓋の開閉装置を提供する。 【構成】 開閉ピン13の近傍に、該開閉ピン13が係
合孔8aに係合したときにスライド蓋8の表面に当接し
て変位する検出ピン32と、該検出ピン32の変位を検
出する検出手段としてのスイッチ33を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スライド蓋の開閉装置に関し、特にX線写真用データ撮影装置にお けるデータ撮影窓を自動的に開閉する装置に好適なスライド蓋の開閉装置に関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来から、医療用等のX線撮影を行う場合に、患者の氏名や患部、撮影方向等 の撮影データをX線フィルムに写し込むことが行われている。このようなX線写 真用データ撮影装置は、例えば、実公昭56−47628号公報に記載されてい るように、カセッテ支持台上にカセッテ挿入間隙を存してランプハウスを設け、 カセッテに設けた焼付窓(データ撮影窓)の小蓋をカセッテ挿入時に自動的に開 いて露光し、カセッテ抜取り時には前記小蓋を自動的に密閉するように形成され ている。
【0003】 上記データ撮影窓を自動的に開閉する手段としては、カセッテのデータ撮影窓 に光密な係合孔を有するスライド蓋を設けるとともに、装置側には、カセッテの 挿入に連動して前記係合孔に係合する係合突起(開閉ピン)を設け、カセッテの 挿入時及び抜取り時に、係合孔に係合した開閉ピンを移動させて、あるいは開閉 ピンを固定した状態でカセッテを移動させてスライド蓋の開閉を行う装置が用い られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような構成のデータ撮影窓の開閉装置において、上記開閉ピンがスライ ド蓋の係合孔内に進入し、開閉ピンと係合孔とが係合した場合は、ほぼ確実にデ ータ撮影窓を開くことができるが、カセッテの挿入状態などにより開閉ピンが係 合孔に係合しなかった場合は、データ撮影窓を開くことができず、データの写し 込みが行えなくなる。
【0005】 そのため、X線写真用データ撮影装置では、カセッテの挿入状態を検出する手 段、例えばリミットスイッチを適当な位置に複数個設けてカセッテが確実に挿入 されているか否かを検出し、カセッテが確実に挿入されていないときには、警告 を表示したり、データ写し込み用のランプが発光しないような安全機構を備えて いるが、データ撮影窓が開いたかどうかの確認は行われていなかった。
【0006】 そこで本考案は、上記データ撮影窓のように、スライド蓋が開いたかどうかを 確認する必要がある場合に、前記開閉ピンが係合孔に係合したか否かを容易に検 出することができるスライド蓋の開閉装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するため、本考案のスライド蓋の開閉装置は、前記開閉ピ ンの近傍に、該開閉ピンが前記係合孔に係合したときにスライド蓋の表面に当接 して変位する検出ピンと、該検出ピンの変位を検出する検出手段とを備えている ことを特徴としている。
【0008】
【作 用】
上記構成によれば、開閉ピンが係合孔に係合したときには、検出ピンがスライ ド蓋の表面に当接して変位するので、例えば、該検出ピンの変位を電気的なスイ ッチからなる検出手段で検出することにより、開閉ピンが係合孔に係合してスラ イド蓋を開閉可能な状態になったことを知ることができる。
【0009】 一方、開閉ピンと係合孔との係合状態が不完全の場合には、開閉ピンが係合孔 内に進入していないので、検出ピンはデータ撮影窓の表面に当接しないか、当接 しても変位しないので、検出手段が検出ピンの変位を検出できず、開閉ピンと係 合孔との係合状態が不完全で、スライド蓋を開閉できないことを知ることができ る。
【0010】 そして、上記検出手段の信号に基づいてスライド蓋を開閉できないときに警告 を発するように構成すれば、特に前記X線写真用データ撮影装置においては、デ ータ写し込みの失敗を防止することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】 まず、図10は、X線写真用データ撮影装置の一例を示す全体斜視図であって 、基板1の上部には、カセッテ2を挿入するカセッテ挿入口3を介してランプハ ウス4が設けられている。該ランプハウス4の外部には、従来装置と略同様に、 データカードの挿入部5や表示及び操作パネル6等が設けられ、その内部には、 データ写し込み用の光学系やカセッテ2の挿入状態を検出するためのスイッチ等 を有する制御系が収納され、さらに、カセッテ挿入口3の最奥部、即ち、カセッ テ2のデータ撮影窓7に対応する部分には、該データ撮影窓7のスライド蓋8を 開閉するための開閉装置が設けられている。
【0013】 上記開閉装置は、図1及び図2に示すように、基台10に設けた平行な2本の ガイド棒11,11によりガイドされるスライドブロック12に、開閉ピン13 を有する開閉ブロック14を揺動回動可能に設けたものであって、スライドブロ ック12は、連動アーム15を介してモーター16に接続されており、該モータ ー16の作動によりガイド棒11に沿って移動するように形成されている。
【0014】 上記開閉ブロック14は、その中央部に設けられた軸17(図3乃至図5参照 )により支持されており、該軸17を中心として、一方には前記開閉ピン13を 装着したアーム18が設けられ、他方には該開閉ブロック14を揺動させるため のローラー19が設けられるとともに、該開閉ブロック14と前記スライドブロ ック12との間には、開閉ブロック14を待機位置に付勢するコイルスプリング 20が設けられている。
【0015】 また、図3乃至図5にも示すように、前記基台10には、上記ローラー19に 当接して開閉ブロック14を揺動させるガイド板21が設けられている。このガ イド板21の一端には、カム溝22が形成されており、図3に示すように、ロー ラー19がカム溝22内に入り込んだ時には、前記コイルスプリング20の作用 で開閉ブロック14が待機位置になり、図4に示すように、スライドブロック1 2の移動に伴いアーム18がが移動してローラー19がカム溝22から外れた時 に、開閉ピン13が前記データ撮影窓7のスライド蓋8に設けられた係合孔8a に係合し、この状態でスライドブロック12が移動することにより、スライド蓋 8が図5に示すように開方向に移動するように形成されている。なお、開状態か らスライドブロック12を逆方向に移動させれば、上記と逆の順序でスライド蓋 8が閉じられ、開閉ピン13が係合孔8aから外れ、待機状態になる。
【0016】 そして、上記アーム18の先端部には、前記開閉ピン13に隣接して検出部3 0が設けられている。この検出部30は、図6及び図7に示すように、開閉ピン 13に取り付けられた支持ブロック31と、該支持ブロック31に軸方向に移動 可能に設けられた検出ピン32と、該検出ピン32の位置を検出するためのスイ ッチ33とにより構成されている。
【0017】 上記検出ピン32は、スプリング34により押圧されて、その先端が前記開閉 ピン13と略同位置になるように形成されている。また、上記スイッチ33は、 検出ピン32が所定量移動したときに接点が開閉するような位置に設けられてい る。
【0018】 一方、図8及び図9は、前記データ撮影窓7の一例を示すものである。ここに 設けられるスライド蓋8は、前記カセッテ2の開口部に装着される枠部材40に スライド開閉可能に設けられるもので、係合孔8aの裏面には、該係合孔8aを 光密状態にするとともに、スライド蓋8を閉じ状態をロックするための板バネ4 1が設けられている。この板バネ40は、スライド蓋8が閉じた状態において、 その先端部が枠部材40に形成された係止溝42に係止するように形成されてお り、データ撮影時以外は、スライド蓋8が簡単に開かないようにロックしている 。この板バネ41は、開閉ピンが係合孔8aに係合すると、開閉ピン13の先端 に押動されて係止溝42から外れるように形成されている。
【0019】 図6及び図7は、開閉装置作動時の前記開閉ピン13と検出ピン32の関係を 示すものである。
【0020】 即ち、図6は、開閉ピン13がスライド蓋8の係合孔8aに進入して係合した 状態を示しており、この状態では検出ピン32はスライド蓋8の表面に当接して 突き上げられ、ピン後端がスイッチ33の作動部に接触し、スイッチ33が検出 ピン32の偏位を検出している。これにより、該スイッチ33からの信号(ON ,OFFいずれでも可)を適宜な制御手段により処理することにより、開閉ピン 13がスライド蓋8の係合孔8aに係合し、スライド蓋8を開閉可能な状態であ ることを検出することができ、モーター16をさらに開方向に作動させてスライ ド蓋8を開き、データ撮影状態にすることができる。
【0021】 一方、図7に示すように、カセッテ2の厚さの違いなどにより、開閉ピン13 がスライド蓋8の係合孔8aに進入係合できない場合は、検出ピン32が待機状 態と同じ位置にあるため、スイッチ33が検出ピン32の偏位を検出せず、スラ イド蓋8を開閉できない状態になっていることがわかる。したがって、このとき のスイッチ33からの信号を制御手段で処理して各種警告を発するようにするこ とにより、撮影者は、スライド蓋8が開かないことを知ることができ、データ写 し込みの失敗を未然に防止することができる。
【0022】 なお、開閉装置の構成を含む各部の構成は、上記実施例に限るものではなく、 例えば、確実なデータ撮影のために、カセッテの挿入方向の検出、挿入状態の検 出、その他の検出用のスイッチ等と上記開閉装置とを適宜に組み合わせて所定の 順序で状態をチェックし、作動させるようにすることができる。
【0023】 さらに、本考案のスライド蓋の開閉装置は、上記X線写真用データ撮影装置に 限らず、同種のスライド蓋構造を有する各種窓の開閉装置に適用することが可能 であり、開閉作動時に必要な作動力や大きさ等に応じて適宜な形状,構成とする ことが可能である。
【0024】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のスライド蓋の開閉装置は、開閉操作用の開閉ピ ンが係合孔に係合しているか否かを容易かつ確実に検出できるので、特に前記X 線写真用データ撮影装置におけるデータ撮影窓のように、スライド蓋が開いたか どうかを確認する必要があるものに最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の開閉装置の一実施例を示す斜視図図
である。
【図2】 同じく平面図である。
【図3】 開閉装置の開閉作動を示す説明図である。
【図4】 同じく説明図である。
【図5】 同じく説明図である。
【図6】 開閉ピンが係合孔に係合した状態を示す断面
図である。
【図7】 開閉ピンが係合孔に係合してない状態を示す
断面図である。
【図8】 データ撮影窓の一例を示す平面図である。
【図9】 図8のIX−IX線断面図である。
【図10】 X線写真用データ撮影装置の一例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
2…カセッテ 7…データ撮影窓 8…スライド蓋
8a…係合孔 12…スライドブロック 13…開閉ピン 14…
開閉ブロック 18…アーム 21…ガイド板
22…カム溝 30…検出部 31…支持ブロック
32…検出ピン 33…スイッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スライド蓋に設けた係合孔に開閉ピンを
    挿入係合させ、該開閉ピンをスライド蓋の開閉方向に移
    動させて前記スライド蓋を開閉するスライド蓋の開閉装
    置において、該開閉装置は、前記開閉ピンの近傍に、該
    開閉ピンが前記係合孔に係合したときにスライド蓋の表
    面に当接して変位する検出ピンと、該検出ピンの変位を
    検出する検出手段とを備えていることを特徴とするスラ
    イド蓋の開閉装置。
JP8275791U 1991-10-11 1991-10-11 スライド蓋の開閉装置 Pending JPH0533152U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS566233A (en) * 1979-06-27 1981-01-22 Agfa Gevaert Ag Film cassette
JPS60203932A (ja) * 1984-03-28 1985-10-15 Fuji Photo Film Co Ltd X線フイルムカセツテ開蓋機構

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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