JPH05330476A - 自動二輪車の後輪懸架装置 - Google Patents
自動二輪車の後輪懸架装置Info
- Publication number
- JPH05330476A JPH05330476A JP16545092A JP16545092A JPH05330476A JP H05330476 A JPH05330476 A JP H05330476A JP 16545092 A JP16545092 A JP 16545092A JP 16545092 A JP16545092 A JP 16545092A JP H05330476 A JPH05330476 A JP H05330476A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leaf spring
- rear wheel
- tank rail
- hydraulic damper
- motorcycle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Axle Suspensions And Sidecars For Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 油圧ダンパーを小型化でき、リーフバネをタ
ンクレール側に伸してバネ特性の自由度が増してクッシ
ョン性能のよい自動二輪車の後輪懸架装置を得ること。 【構成】 前端をフレーム２の左右のセンターチューブ
３に軸着し、後端に後輪５の車軸６を取付ける後ホーク
１の前部上側にリンク片７を介してリーフバネ８の後端
を軸着して前上方に伸し、リーフバネ８の前端をタンク
レール９の上面のブラケット１０に軸着し、左右のシー
トレール１１前部のブリッジ１２に締着したアジャスタ
ー１３下端をリーフバネ８に押当てるようにし、後ホー
ク１前部とセンターチューブ３間に油圧ダンパー１６を
連結したこと。
ンクレール側に伸してバネ特性の自由度が増してクッシ
ョン性能のよい自動二輪車の後輪懸架装置を得ること。 【構成】 前端をフレーム２の左右のセンターチューブ
３に軸着し、後端に後輪５の車軸６を取付ける後ホーク
１の前部上側にリンク片７を介してリーフバネ８の後端
を軸着して前上方に伸し、リーフバネ８の前端をタンク
レール９の上面のブラケット１０に軸着し、左右のシー
トレール１１前部のブリッジ１２に締着したアジャスタ
ー１３下端をリーフバネ８に押当てるようにし、後ホー
ク１前部とセンターチューブ３間に油圧ダンパー１６を
連結したこと。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、自動二輪車の後輪懸
架装置に関する。
架装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動二輪車は、後輪の車軸を後端に取付
ける後ホークの前端をフレームに揺動自在に軸着し、後
ホークとフレームの間にクッションユニットを連結し、
クッションユニットを伸縮させて後ホークが揺動して後
輪がクッションできるようにしている。そして、一般に
クッションユニットは、コイルバネの中央にプランジャ
ー型の油圧ダンパーを配置したものを用いている。又、
後ホーク前部に短い板バネを連結するようにしたものも
ある。例えば、特開平３−２１７３８８号公報参照。
ける後ホークの前端をフレームに揺動自在に軸着し、後
ホークとフレームの間にクッションユニットを連結し、
クッションユニットを伸縮させて後ホークが揺動して後
輪がクッションできるようにしている。そして、一般に
クッションユニットは、コイルバネの中央にプランジャ
ー型の油圧ダンパーを配置したものを用いている。又、
後ホーク前部に短い板バネを連結するようにしたものも
ある。例えば、特開平３−２１７３８８号公報参照。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】コイルバネの中央に油
圧ダンパーを配置したものは、バネとダンパーが同じ運
動をするので、ダンパーの小型化ができない不都合があ
る。又、クッションストロークを小さくするとバネ定数
が大きくなり、コイルバネが重く大きくなる不都合があ
る。板バネを用いるものでは、長いものを下側に伸す
と、最低地上高が小さくなる不都合がある。
圧ダンパーを配置したものは、バネとダンパーが同じ運
動をするので、ダンパーの小型化ができない不都合があ
る。又、クッションストロークを小さくするとバネ定数
が大きくなり、コイルバネが重く大きくなる不都合があ
る。板バネを用いるものでは、長いものを下側に伸す
と、最低地上高が小さくなる不都合がある。
【０００４】かかる点に鑑み、この発明は、油圧ダンパ
ーを小型化でき、リーフバネをタンクレール側に伸して
バネ特性の自由度が増してクッション性能のよい自動二
輪車の後輪懸架装置を得ることを目的とする。
ーを小型化でき、リーフバネをタンクレール側に伸して
バネ特性の自由度が増してクッション性能のよい自動二
輪車の後輪懸架装置を得ることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の自動二輪車の後輪懸架装置は、前端をフ
レームの左右のセンターチューブに軸着し、後端に後輪
の車軸を取付ける後ホークの前部上側にリンク片を介し
てリーフバネの後端を軸着して前上方に伸し、リーフバ
ネの前端をタンクレールの上面のブラケットに軸着し、
左右のシートレール前部のブリッジに締着したアジャス
ター下端をリーフバネに押当てるようにし、後ホーク前
部とセンターチューブ間に油圧ダンパーを連結したこと
にある。また、上記のリーフバネの前端は、短いタンク
レールの後端下面のブラケット又は短いタンクレールの
後端に連結した左右のセンターチューブ前部のブリッジ
に形成したブラケットに軸着することもある。
に、この発明の自動二輪車の後輪懸架装置は、前端をフ
レームの左右のセンターチューブに軸着し、後端に後輪
の車軸を取付ける後ホークの前部上側にリンク片を介し
てリーフバネの後端を軸着して前上方に伸し、リーフバ
ネの前端をタンクレールの上面のブラケットに軸着し、
左右のシートレール前部のブリッジに締着したアジャス
ター下端をリーフバネに押当てるようにし、後ホーク前
部とセンターチューブ間に油圧ダンパーを連結したこと
にある。また、上記のリーフバネの前端は、短いタンク
レールの後端下面のブラケット又は短いタンクレールの
後端に連結した左右のセンターチューブ前部のブリッジ
に形成したブラケットに軸着することもある。
【０００６】
【作用】後ホークは、リーフバネを撓ませて揺動して後
輪をクッションさせることができる。そして後ホークの
揺動速さは油圧ダンパーで減衰できる。リーフバネは非
線形バネを用い、アジャスターの下端をリーフバネに押
付けることによってイニシャル荷重を可変することがで
きて、バネ特性の自由度を増すことができて、良好なク
ッション性能にすることができる。又、油圧ダンパー
は、リーフバネと関係がなくなり、小型化できて軽量化
することができる。そして、リーフバネの前端は、前上
方のタンクレールに向けて伸びていて、他の部品に邪魔
にならないように配置でき、最低地上高も大きくとれ
る。
輪をクッションさせることができる。そして後ホークの
揺動速さは油圧ダンパーで減衰できる。リーフバネは非
線形バネを用い、アジャスターの下端をリーフバネに押
付けることによってイニシャル荷重を可変することがで
きて、バネ特性の自由度を増すことができて、良好なク
ッション性能にすることができる。又、油圧ダンパー
は、リーフバネと関係がなくなり、小型化できて軽量化
することができる。そして、リーフバネの前端は、前上
方のタンクレールに向けて伸びていて、他の部品に邪魔
にならないように配置でき、最低地上高も大きくとれ
る。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１乃至図７によっ
て説明する。図１乃至図３は、本発明の第一実施例を示
すものである。後ホーク１は、前端をフレーム２の左右
のセンターチューブ３に支軸４で揺動自在に軸着する。
後ホーク１の後端には、後輪５を回転自在に支承した車
軸６の両端を取付ける。後ホーク１の前上部には、リン
ク片７を介して、非線形のリーフバネ８の後端を軸着す
る。リーフバネ８は前上方に向けて伸し、前端を、フレ
ーム２のタンクレール９の上面に溶着したブラケット１
０に軸着する。フレーム２の左右のシートレール１１に
は、前部をブリッジ１２で左右連結してあり、ブリッジ
１２に締着したアジャスター１３の下端を、リーフバネ
８に押付けるようにしてある。
て説明する。図１乃至図３は、本発明の第一実施例を示
すものである。後ホーク１は、前端をフレーム２の左右
のセンターチューブ３に支軸４で揺動自在に軸着する。
後ホーク１の後端には、後輪５を回転自在に支承した車
軸６の両端を取付ける。後ホーク１の前上部には、リン
ク片７を介して、非線形のリーフバネ８の後端を軸着す
る。リーフバネ８は前上方に向けて伸し、前端を、フレ
ーム２のタンクレール９の上面に溶着したブラケット１
０に軸着する。フレーム２の左右のシートレール１１に
は、前部をブリッジ１２で左右連結してあり、ブリッジ
１２に締着したアジャスター１３の下端を、リーフバネ
８に押付けるようにしてある。
【０００８】後ホーク１の前部には、リンク片１４、１
５を介して、プランジャー型の油圧ダンパー１６の下端
を連結し、油圧ダンパー１６の上端は、フレーム２のセ
ンターチューブ３に連結するようにしてある。
５を介して、プランジャー型の油圧ダンパー１６の下端
を連結し、油圧ダンパー１６の上端は、フレーム２のセ
ンターチューブ３に連結するようにしてある。
【０００９】後ホーク１は、リーフバネ８を撓ませて揺
動し、後輪５を上下にクッションさせることができる。
そして、後ホーク１の揺動する速さは、油圧ダンパー１
６で減衰させる。リーフバネ８のイニシャル荷重は、ア
ジャスター１３の押圧力を調節することによって調節す
ることができる。
動し、後輪５を上下にクッションさせることができる。
そして、後ホーク１の揺動する速さは、油圧ダンパー１
６で減衰させる。リーフバネ８のイニシャル荷重は、ア
ジャスター１３の押圧力を調節することによって調節す
ることができる。
【００１０】図４は、本発明の第二実施例を示すもので
ある。この場合には、油圧ダンパー１６が、アーム１７
が回動する型のものを使用したもので、その他は、図１
乃至図３に示したものと同じで、同一符号を付してお
く。
ある。この場合には、油圧ダンパー１６が、アーム１７
が回動する型のものを使用したもので、その他は、図１
乃至図３に示したものと同じで、同一符号を付してお
く。
【００１１】図５は、本発明の第三実施例を示すもので
ある。この場合には、フレーム２のタンクレール９の後
側を短くしてあり、タンクレール９の後端下面にブラケ
ット１０を溶着して、リーフバネ８の前端を軸着するよ
うにしてある。その他は、図１乃至図３に示したものと
同じである。
ある。この場合には、フレーム２のタンクレール９の後
側を短くしてあり、タンクレール９の後端下面にブラケ
ット１０を溶着して、リーフバネ８の前端を軸着するよ
うにしてある。その他は、図１乃至図３に示したものと
同じである。
【００１２】図６は、本発明の第四実施例を示すもので
ある。この場合には図５のプランジャー型の油圧ダンパ
ーを、アーム１７が回動する型の油圧ダンパー１６に変
更したものである。その他は、図５に示したものと同じ
である。
ある。この場合には図５のプランジャー型の油圧ダンパ
ーを、アーム１７が回動する型の油圧ダンパー１６に変
更したものである。その他は、図５に示したものと同じ
である。
【００１３】図７は、本発明の第五実施例を示すもので
ある。この場合には、フレーム２の短いタンクレール９
の後端に、前側に伸した左右のセンターチューブ３の前
端を溶着するようにしてあり、左右のセンターチューブ
３の前部をブリッジ１８で溶着連結し、ブリッジ１８の
ブラケット１０に、リーフバネ８の前端を軸着するよう
にしてある。その他は図４に示したものと同じである。
尚、図５に示すように、フレーム２のタンクレール９の
上側には、燃料タンク１８を跨がせるようにして取付
け、シートレール１１の上には、シート１９を載置す
る。
ある。この場合には、フレーム２の短いタンクレール９
の後端に、前側に伸した左右のセンターチューブ３の前
端を溶着するようにしてあり、左右のセンターチューブ
３の前部をブリッジ１８で溶着連結し、ブリッジ１８の
ブラケット１０に、リーフバネ８の前端を軸着するよう
にしてある。その他は図４に示したものと同じである。
尚、図５に示すように、フレーム２のタンクレール９の
上側には、燃料タンク１８を跨がせるようにして取付
け、シートレール１１の上には、シート１９を載置す
る。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は上述の
ように構成したので、油圧ダンパー１６がリーフバネ８
と別個になって、小型軽量化することができる。又、リ
ーフバネ８は非線形のものを用い、アジャスター１３で
押圧力を調節してリーフバネ８のイニシャル荷重を可変
調節できて、バネ特性の自由度が増し、クッション性能
のよいものにできる。そして、リーフバネ８の前部は、
フレーム２のシートレール９に向けて伸してあり、他の
部品との干渉を防ぎながら、最低地上高も大きくとれ
る。
ように構成したので、油圧ダンパー１６がリーフバネ８
と別個になって、小型軽量化することができる。又、リ
ーフバネ８は非線形のものを用い、アジャスター１３で
押圧力を調節してリーフバネ８のイニシャル荷重を可変
調節できて、バネ特性の自由度が増し、クッション性能
のよいものにできる。そして、リーフバネ８の前部は、
フレーム２のシートレール９に向けて伸してあり、他の
部品との干渉を防ぎながら、最低地上高も大きくとれ
る。
【図１】本発明の第一実施例を示す側面図である。
【図２】本発明の第一実施例を示す平面図である。
【図３】本発明の第一実施例を示すアジャスター部分の
正面図である。
正面図である。
【図４】本発明の第二実施例を示す側面図である。
【図５】本発明の第三実施例を示す側面図である。
【図６】本発明の第四実施例を示す側面図である。
【図７】本発明の第五実施例を示す側面図である。
１ 後ホーク ２ フレーム ３ センターチューブ ５ 後輪 ６ 車軸 ７ リンク片 ８ リーフバネ ９ タンクレール １０ ブラケット １１ シートレール １２ ブリッジ １３ アジャスター １６ 油圧ダンパー １８ ブリッジ
Claims (3)
- 【請求項１】 前輪をフレームの左右のセンターチュー
ブに軸着し、後端に後輪の車軸を取付ける後ホークの前
部上側にリンク片を介してリーフバネの後端を軸着して
前上方に伸し、リーフバネの前端をタンクレールの上面
のブラケットに軸着し、左右のシートレール前部のブリ
ッジに締着したアジャスター下端をリーフバネに押当て
るようにし、後ホーク前部とセンターチューブ間に油圧
ダンパーを連結したことを特徴とする自動二輪車の後輪
懸架装置。 - 【請求項２】 リーフバネの前端を、短いタンクレール
の後端下面のブラケットに軸着した請求項１記載の自動
二輪車の後輪懸架装置。 - 【請求項３】 リーフバネの前端を、短いタンクレール
の後端に連結した左右のセンターチューブ前部のブリッ
ジに形成したブラケットに軸着した請求項１記載の自動
二輪車の後輪懸架装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16545092A JPH05330476A (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 自動二輪車の後輪懸架装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16545092A JPH05330476A (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 自動二輪車の後輪懸架装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05330476A true JPH05330476A (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=15812656
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16545092A Pending JPH05330476A (ja) | 1992-06-02 | 1992-06-02 | 自動二輪車の後輪懸架装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05330476A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4812242A (en) * | 1984-05-31 | 1989-03-14 | The British Petroleum Company P.L.C. | Method of encapsulating organic material |
| US5749591A (en) * | 1995-08-17 | 1998-05-12 | Thurm; Kenneth R. | Motorcycle leaf spring suspension system |
| WO2022241490A1 (de) | 2021-05-17 | 2022-11-24 | Ktm Ag | Einspuriges fahrzeug |
-
1992
- 1992-06-02 JP JP16545092A patent/JPH05330476A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4812242A (en) * | 1984-05-31 | 1989-03-14 | The British Petroleum Company P.L.C. | Method of encapsulating organic material |
| US5749591A (en) * | 1995-08-17 | 1998-05-12 | Thurm; Kenneth R. | Motorcycle leaf spring suspension system |
| WO2022241490A1 (de) | 2021-05-17 | 2022-11-24 | Ktm Ag | Einspuriges fahrzeug |
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