JPH0533035U - 熱線センサ - Google Patents

熱線センサ

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JPH0533035U
JPH0533035U JP8212691U JP8212691U JPH0533035U JP H0533035 U JPH0533035 U JP H0533035U JP 8212691 U JP8212691 U JP 8212691U JP 8212691 U JP8212691 U JP 8212691U JP H0533035 U JPH0533035 U JP H0533035U
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JP
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heat ray
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warning zone
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zone
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Application number
JP8212691U
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English (en)
Inventor
猛久 長谷川
Original Assignee
アツミ電気株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容易に、且つ明確に警戒ゾーンの略最外端部
の位置を確認する。 【構成】 その内部に光源を備える円筒状部材11,1
2が取り付けられたシールドケース4と、警戒ゾーンを
形成するための複数の凹面反射鏡を組み合わせた反射鏡
から構成される熱線集光光学部材15は一体に組み合わ
されてセンサケース16に回動自在に取り付けられてい
る。そして、円筒状部材11,12は、熱線集光光学部
材15により形成される警戒ゾーンの両翼の最外端部に
位置する警戒ゾーンの方向に略一致するように取り付け
られている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、警戒ゾーンに入った侵入者が発する熱線を熱線集光光学部材によっ て熱線検出素子上に投影して熱線検出素子の出力で警報器を動作させる熱線セン サに関する。
【0002】
【従来の技術】
熱線センサにおいては、複数の凹面反射鏡を組み合わせた反射鏡等から構成さ れる熱線集光光学部材によって複数の警戒ゾーンが形成されるのが通常であり、 従って熱線センサの取り付けに際しては、警戒ゾーンが所望の位置に設定されて いるか否かを確認する作業が行われる。この警戒ゾーンの位置確認のための作業 は種々の方法により行われているが、本出願人は先に実願昭61−104338号公報に おいて、警戒ゾーンの位置確認を容易にできる照準装置を提案した。その概略を 図6、図7を参照して説明する。
【0003】 図6は熱線センサの照準装置の光学系を示した図で、侵入者検知器の基台1に 一つの熱線検出素子2を取り付けて、この素子に一つの熱線集束鏡3を対設して ある。従って実線の矢印で示したように光軸pを中心とする範囲aの内部に人体 のような熱線が入ると、その熱源から放射される熱線が集束鏡3で集束されて熱 線検出素子2に入射し、この素子の出力で警報が発せられる。
【0004】 図7は図6の一部を拡大して示した図で、素子2はシールドケース4で覆われ て、そのケースに熱線の入射窓5を設けてあるが、この窓5の側部に蝶番6をも って可視光線の光源7、例えば発光ダイオードあるいは小型の電球等を取り付け た板状の移動台8を取り付けてある。即ち、図7に実線で示したように、移動台 8をシールドケース4に密着させると光源7が素子2と集束鏡3との中間に挿入 されて、上記素子2の直前に至近距離をもって重合する。且つ光源7はその一方 の端子が可撓導線9によって電源に接続され、他方の端子はシールドケース4に 設けられたクリップ10を介して接地されている。従って図のように移動台8を シールドケース4の孔5の上に重合して、クリップ10に嵌合すると光源7が点 灯する。その光源7の光線は集束鏡3で反射して図6に矢印を付した破線で示し たように範囲b内へ投射されるが、光源7は熱線検出素子3の直前へ、至近距離 をもって配置されているから、この範囲bは前記検出範囲aに完全に重合して且 つ僅かに広い範囲を覆う。
【0005】 このため基台1及び集束鏡3を一体として移動させ、あるいは集束鏡3の光軸 を調整して所望の検出範囲が光源7の光で照明されるように設定することによっ て照準操作を容易に行うことができる。即ち、照準操作に際して、範囲bの内部 から集束鏡3を望見すると鏡面3が光源7の光で輝いて見えるが、範囲bを外れ るとその輝きが消滅する。従ってこのような観測を行うことにより、光源7を発 光ダイオードのような極めて小容量のものとし、且つ明るい場所で照準操作を行 うことができる。また照準操作を完了したときは蝶番6によって移動台8を図7 に鎖線で示したように倒すことにより、窓5が開放して検出状態となる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した照準装置では熱線集光光学部材によって形成される全 ての警戒ゾーンの位置を確認することはできるものの、鏡面3を介して光源7か らの可視光線を目視することになるので、比較的見難いものであり、また、警戒 ゾーンの数は多いものでは数十にも達するので、これら全ての警戒ゾーンの位置 を確認するには時間を要するという問題があった。 更に、警戒ゾーンを確認する際にはその都度移動台8を移動させ、確認後は再 び元の位置に戻すという操作が必要であるので、煩わしさを伴うものであった。 本考案は、上記の課題を解決するものであって、容易に、且つ明確に警戒ゾー ンの略最外端部の位置を確認することができる熱線センサを提供することを目的 とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】 上述したように警戒ゾーンは熱線集光光学部材によって一義的に決定されるも のであるから、両翼の略最外端部の警戒ゾーンの位置が確認できればその他の警 戒ゾーンの位置はおおよそ予測することができるものである。 そこで、本考案の熱線センサは、内部に熱線検出素子を備える熱線検出素子ケ ースまたは熱線集光光学部材の所定の位置に、前記熱線集光光学部材により形成 される複数の警戒ゾーンの両翼の略最外端部方向に可視光線を投光する光源を備 えることを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案の熱線センサは、熱線検出素子と、警戒ゾーンを規定する熱線集光光学 部材とを備えており、該熱線検出素子を収納する熱線検出素子ケースまたは熱線 集光光学部材には可視光線を発光する光源が配置されている。そして、この光源 は、前記熱線集光光学部材により規定される警戒ゾーンの両翼の略最外端部の方 向に可視光線を投光する。
【0009】
【実施例】
以下、図面を参照しつつ実施例を説明する。 まず図1を参照して本考案に係る熱線センサに用いるシールドケースの構成例 について説明する。図1において、11、12は円筒状部材を示す。なお、以下 図6、図7に示すものと同じものあるいは同等のものについては同一の符号を付 す。
【0010】 その内部に熱線検出素子2を備えるシールドケース4の所定の位置には円筒状 部材11,12が設けられている。この円筒状部材11,12は、図2に示すよ うに、シールドケース4の所定の位置に取り付けられた、LEDあるいは小型電 球等からなる可視光線を投光する光源13,14を覆うものであり、これによっ て光源13,14から投光された光は、それぞれ円筒状部材11,12の方向か らのみ観測可能になる。
【0011】 図3は本考案に係る熱線センサの一実施例の構成を示す図であり、円筒状部材 11,12が取り付けられたシールドケース4と、警戒ゾーンを形成するための 複数の凹面反射鏡を組み合わせた反射鏡から構成される熱線集光光学部材15は 一体に組み合わされてセンサケース16に取り付けられているが、シールドケー ス4及び熱線集光光学部材15は、矢印17で示すセンサケース16の周方向及 び矢印18で示す方向にそれぞれ回動可能になされている。従って、円筒状部材 11,12は、シールドケース4及び熱線集光光学部材15が回動される場合に は、その動きに追随するものである。
【0012】 次に、円筒状部材11,12の取り付け方向について説明する。円筒状部材1 1,12は、それぞれ、熱線集光光学部材15により形成される警戒ゾーンの両 翼の最外端部に位置する警戒ゾーンの方向に略一致するように取り付けられてい る。即ち、いま図3に示す熱線集光光学部材15が図4に示すような警戒ゾーン を形成するものとする。なお、図4Aは警戒ゾーンの平面図、同図Bは同じ警戒 ゾーンの側面図である。ここで、最外端部の一方の警戒ゾーンは、図4Aのゾー ン21と図4Bのゾーン23で規定され、円筒状部材11,12の一方はこれら のゾーン21,23で規定される警戒ゾーンの方向に向けられている。また、他 方の最外端部の警戒ゾーンは、図4Aのゾーン22と図4Bのゾーン23で規定 され、円筒状部材11,12の他方はこれらのゾーン22,23で規定される警 戒ゾーンの方向に向けられている。
【0013】 以上の構成によれば、当該熱線センサを取り付け、適宜シールドケース4及び 熱線集光光学部材15を回動させた後に光源13,14を点灯させ、当該光源1 3,14を観測できる位置に立てば、そこが当該熱線センサの警戒ゾーンの略最 外端部であることを知ることができ、以て、所望の位置に警戒ゾーンが設定され たか否かを確認することができる。なお、図示しないが、センサケース16の所 定の位置には光源13,14の点灯、消灯を行うためのスイッチが設けられてい るものである。
【0014】 以上の説明では円筒状部材11,12はシールドケース4に固定的に取り付け られるものとしたが、円筒状部材11,12をシールドケース4に対して着脱自 在とし、警戒ゾーンの確認を行う場合にシールドケース4に取り付けるようにし てもよいものである。
【0015】 以上、本考案の一実施例について説明したが、次に他の実施例について説明す る。 図5は本考案の他の実施例の構成を示す図であり、上記実施例では光源及び円 筒状部材を熱線検出素子を備えるシールドケースに設けたが、この実施例では光 源を最外端部の警戒ゾーンを規定する反射鏡セグメントに設けたものである。即 ち図5において、一方の最外端部の警戒ゾーンを規定する反射鏡セグメントがセ グメント25であるとし、他方の最外端部の警戒ゾーンを規定する反射鏡セグメ ントがセグメント28であるとすると、これらセグメント25,28の略中央部 には、それぞれ可視光線を発光する光源26,29を備える円筒部26,30が 設けられている。そして、これらの光源26,29からの光は、円筒部26,3 0により、セグメント25,28が形成する警戒ゾーンの方向に投光される。
【0016】 従って、上記の実施例と同様に、当該熱線センサを取り付け、適宜シールドケ ース4及び熱線集光光学部材15を回動させた後に光源26,29を点灯させ、 当該光源26,29を観測できる位置に立てば、そこが当該熱線センサの警戒ゾ ーンの両翼の略最外端部であることを知ることができ、以て、所望の位置に警戒 ゾーンが設定されたか否かを確認することができる。
【0017】 以上、本考案の実施例について説明したが、本考案は上記実施例に限定される ものではなく種々の変形が可能であることは当業者に明きらかである。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば、警戒ゾーンの両翼の最外端 部を確認することで、警戒ゾーンが所望の位置に設定されているか否かを確認す ることができるので、警戒ゾーンの確認を短時間で、且つ容易に行うことができ る。また、従来のように反射鏡を介して光源からの光を観察するのではなく、光 源からの光を直接目視するので、明確にその位置を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る熱線センサに用いるシールドケ
ースの構成例を示す図である。
【図2】 円筒状部材の断面図である。
【図3】 本考案に係る熱線センサの一実施例の構成を
示す図である。
【図4】 円筒状部材の取り付け方向を説明するための
図である。
【図5】 本考案の他の実施例の構成を示す図である。
【図6】 従来の照準装置の構成例を示す図である。
【図7】 図6の一部を拡大した図である。
【符号の説明】
2…熱線検出素子、4…シールドケース、5…窓、1
1、12…円筒状部材、13、14光源、15…熱線集
光光学部材、16…センサケース、25、28…反射鏡
セグメント、26、29…光源。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に熱線検出素子を備える熱線検出素
    子ケースまたは熱線集光光学部材の所定の位置に、前記
    熱線集光光学部材により形成される複数の警戒ゾーンの
    両翼の略最外端部方向に可視光線を投光する光源を備え
    ることを特徴とする熱線センサ。
  2. 【請求項2】 前記光源は前記熱線検出素子ケースまた
    は熱線集光光学部材に対して取り外し自在であることを
    特徴とする請求項1記載の熱線センサ。
JP8212691U 1991-10-09 1991-10-09 熱線センサ Pending JPH0533035U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8212691U JPH0533035U (ja) 1991-10-09 1991-10-09 熱線センサ

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JP8212691U JPH0533035U (ja) 1991-10-09 1991-10-09 熱線センサ

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JPH0533035U true JPH0533035U (ja) 1993-04-30

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JP8212691U Pending JPH0533035U (ja) 1991-10-09 1991-10-09 熱線センサ

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61126433A (ja) * 1984-11-22 1986-06-13 Matsushita Electric Works Ltd 熱線検知器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61126433A (ja) * 1984-11-22 1986-06-13 Matsushita Electric Works Ltd 熱線検知器

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