JPH0713087U - 受動型熱線式検知装置 - Google Patents

受動型熱線式検知装置

Info

Publication number
JPH0713087U
JPH0713087U JP4057493U JP4057493U JPH0713087U JP H0713087 U JPH0713087 U JP H0713087U JP 4057493 U JP4057493 U JP 4057493U JP 4057493 U JP4057493 U JP 4057493U JP H0713087 U JPH0713087 U JP H0713087U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection area
heat ray
detection
mirror
passive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4057493U
Other languages
English (en)
Inventor
雅吾 高橋
Original Assignee
松下電工株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 松下電工株式会社 filed Critical 松下電工株式会社
Priority to JP4057493U priority Critical patent/JPH0713087U/ja
Publication of JPH0713087U publication Critical patent/JPH0713087U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 略扇状で偏平な検知領域を備えるものであっ
ても、検知領域の確認作業を効率的で簡単に行い得るよ
うにする。 【構成】 特定範囲の方向から入射する熱線のみを曲面
鏡20にて平面鏡21に導き平面鏡から熱線感知素子2
2へ収束し略扇状で偏平な検知領域Cを備えるようにし
た受動型熱線式検知装置2において、熱線感知素子に収
束する曲面鏡からの熱線を反射する平面鏡の検知領域反
射範囲Pの終端部P1 の近傍に、検知領域を確認するた
めの検知領域確認孔21aを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、略扇形で偏平な検知領域を備える受動型熱線式検知装置に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
防犯用の侵入者検知装置には、検知領域に侵入した賊の体内から輻射して来る 熱線を反射鏡で受けて反射させセンサー回路に組み込まれた熱線感知素子に収束 させると共に、受ける熱線量の変化率に応じた電圧を該熱線感知素子から出力さ せ、該出力電圧が所定レベル以上であれば侵入者が居るとして発報出力するよう に構成した受動型熱線式検知装置がある。
【0003】 上述のような受動型熱線式検知装置の検知領域としては、受動型熱線式検知装 置に対して全方向からやって来る熱線を対象とした全方向検知領域型のもの、あ るいは、スポット的な小さな範囲の方向からやって来る熱線のみを対象としたス ポット検知領域型のもの、あるいは、扇状で偏平な方向からやって来る熱線のみ を対象としたカーテン状検知領域型のものなど、所望する検知範囲に応じたさま ざまな形状のものが存在している。
【0004】 このような受動型熱線式検知装置にあっては、現場に設置する場合、検知領域 が狙い通りの方向に向くよう注意深く設置する必要があると共に、設置作業完了 後には狙い通りの検知領域が形成されているか否かの検知領域確認作業が行われ る。そこで、受動型熱線式検知装置には、この検知領域確認作業が簡単で効率的 に実施できるように、検知領域確認機構が設けられている。
【0005】 図4はこのような受動型熱線式検知装置の検知領域確認機構の原理を説明する 断面図である。図4において、1は受動型熱線式検知装置であり、10は平面鏡 、11は回転放物面鏡、12は熱線感知素子、13は光源、14はプリント配線 基板である。プリント配線基板14には、回転放物面鏡11の焦点位置に配設さ れる熱線感知素子12が実装されセンサー回路が構成されていると共に、光源1 3を必要に応じて熱線感知素子12の近傍前方に差し出すことのできるように構 成されたL形のアームが取り付けられている。平面鏡10は平面鏡10aと平面 鏡10bとを角度を以て略く字状に接合したものである。
【0006】 この図4に示す受動型熱線式検知装置1はスポット的な検知領域A,Bを備え ている。すなわち、検知領域Aの方向からやって来る熱線は平面鏡10aで反射 して回転放物面鏡11に至り該回転放物面鏡11で更に反射して熱線感知素子1 2に収束し、また、検知領域Bの方向からやって来る熱線は平面鏡10bで反射 して回転放物面鏡11に至り該回転放物面鏡11で更に反射して熱線感知素子1 2に収束するようにされている。
【0007】 ところで、受動型熱線式検知装置1の設置後、該受動型熱線式検知装置1の検 知領域A,Bが狙い通りであるか否かは次のように確認する。すなわち、光源1 3を熱線感知素子12の近傍前方に差し出し点灯する。すると、光源13が回転 放物面鏡11の略焦点位置で点灯することになるので、光源13から放射される 光は前述の検知領域A,Bからやって来る熱線とちょうど逆の経路を辿って検知 領域A,Bのそれぞれの方向へ放射される。つまり、設置した受動型熱線式検知 装置1を、検知領域として狙った位置から見たときに、光源13から放射される 光が平面鏡10aあるいは平面鏡10bに映って見えれば、その位置は設置した 受動型熱線式検知装置1の検知領域であると判断できる。しかも、検知領域Aか らは平面鏡10aの反射面全体に光源13が大きく映って見えると共に、検知領 域Bからは平面鏡10bの反射面全体に光源13が大きく映って見えるので、か なり遠くの検知領域からでもはっきりと確認できる。
【0008】 従って、受動型熱線式検知装置1の設置後の検知領域の確認作業は、トランシ ーバーなどで互いに連絡を取り合いながら、一方の作業員は検知領域に進入する 作業を行い、他方の作業員は発報出力の有無を調べる作業を行うと言うように、 二人作業は不要で一人で効率的に行い得るのである。
【0009】 ところで、例えば図5に示すように、カーテン状検知領域と称されることもあ る略扇状で偏平な検知領域Cを備え、該検知領域Cからやって来る熱線を直接的 に曲面鏡20で受けて平面鏡21の方へ反射し、該平面鏡21から更に反射して 熱線感知素子22に至らせるようにした受動型熱線式検知装置2がある。図5は このような略扇状で偏平な検知領域を備える受動型熱線式検知装置の断面図、図 6は上記の略扇状で偏平な検知領域を示す側面図、図7は上記の略扇状で偏平な 検知領域を示す平面図である。なお、本考案者は、特願平5−161767号で 、このようなカーテン状検知領域と称されることもある略扇状で偏平な検知領域 を備える受動型熱線式検知装置の反射曲面の構成に関して詳細に開示している。
【0010】 しかしながら、上述のように略扇状で偏平な検知領域Cを備え、該検知領域C からやって来る熱線を直接的に曲面鏡20で受けて反射し熱線感知素子22に至 らしめるようにした受動型熱線式検知装置2にあっては、熱線感知素子22の近 傍前方に光源23を差し出して点灯できるようにし、図4に示した受動型熱線式 検知装置1と同様の原理の検知領域確認機構を設けても、有効な検知領域確認機 構とは成らない。
【0011】 何故ならば、光源23から放射される光が曲面鏡20に達して反射しても、図 4に示した受動型熱線式検知装置1の場合のようにビーム状の平行光線には成ら ず、むしろ光源23から放射されて曲面鏡20に達する光は曲面鏡20で反射し て逆に検知領域Cに発散する。従って、検知領域Cから受動型熱線式検知装置2 を見ても、曲面鏡20に映って見える光源23の像は小さな像であり、点灯して いる光源23を離れた所から視認することは困難である。すなわち、受動型熱線 式検知装置2に、図4に示した受動型熱線式検知装置1と同様の原理の検知領域 確認機構を設けても、有効な検知領域確認機構とは成らないのである。
【0012】
【考案が解決しようとする課題】 従って、上述のように略扇状で偏平な検知領域を備えるようにされた受動型熱 線式検知装置にあっては、検知領域の確認作業に手間がかかり効率的に行えない と言う問題点があった。
【0013】 本考案は、上記の問題点を改善するために成されたもので、その目的とすると ころは、略扇状で偏平な検知領域を備えるにもかかわらず、該検知領域の確認作 業が効率的で簡単に行い得る受動型熱線式検知装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記の問題点を解決するため、請求項1記載の考案にあっては、特定 範囲の方向から入射する熱線のみを曲面鏡にて平面鏡に導き該平面鏡から熱線感 知素子へ収束し略扇状で偏平な検知領域を備えるようにした受動型熱線式検知装 置において、前記熱線感知素子に収束する前記曲面鏡からの熱線を反射する前記 平面鏡の検知領域反射範囲の終端部の近傍に、前記検知領域を確認するための検 知領域確認孔を設けたことを特徴とする。また、請求項2記載の考案にあっては 、前記検知領域確認孔に前記熱線感知素子に熱線を収束するレンズを着脱自在に 設けたことを特徴とする。
【0015】
【作用】
上記のように構成したことにより、請求項1記載の考案にあっては、検知領域 確認孔から覗いて曲面鏡を見たときに、該曲面鏡に映って見える領域の方向が検 知領域であるので、簡単に検知領域を確認することができるのである。
【0016】 また、請求項2記載の考案にあっては、通常の運用時にはレンズを前記検知領 域確認孔に取着して、略扇状で偏平な検知領域以外に検知領域を追加して形成す ることができ、レンズを外すと略扇状で偏平な検知領域の確認孔とすることがで きるのである。
【0017】
【実施例】 以下、本考案に係る受動型熱線式検知装置の一実施例を図1および図2に基づ いて、他の実施例を図3に基づいてそれぞれ詳細に説明する。図1は受動型熱線 式検知装置の検知領域確認機構の原理を説明する断面図、図2は受動型熱線式検 知装置の曲面鏡と平面鏡とを示す斜視図、図3は受動型熱線式検知装置を示す断 面図である。
【0018】 図1に示すように、受動型熱線式検知装置2は曲面鏡20と平面鏡21と熱線 感知素子22とを備えている。受動型熱線式検知装置2は、検知領域Cの方向か ら入射する熱線のみを、曲面鏡20にて平面鏡21に導き該平面鏡21から熱線 感知素子22へ収束することによって、カーテン状検知領域と称されることもあ る略扇状で偏平な検知領域Cを構成している。
【0019】 ところで、図1に示す曲面鏡20と平面鏡21とは具体的には図2に示すよう な形状をした光学ブロックとして成形されている。すなわち、曲面鏡20と平面 鏡21とは、12本の支柱aにより結合されたプラスチック成形品の光学ブロッ クとして一体成形されると共に表面には鏡面処理が施されている。曲面鏡20は 傘を開いた場合にできる傘骨と傘骨との間の傘布面のような12個の曲面鏡20 a, 20b,…20l にて構成され、曲面鏡20a,20b,…20l のそれぞれは曲面 鏡20a,20b,…20l 毎に略扇状で偏平な検知領域Cをそれぞれ形成する。従 って、図2に示すような光学ブロックを用いれば、従来の技術で図7として示す ような合計12個の略扇状で偏平な検知領域Cを形成できることになる。
【0020】 12角形の平面鏡21の中央には、丸く明けられた孔である検知領域確認孔2 1aが穿設されている。この検知領域確認孔21aは、図1に示すように、熱線 感知素子22に収束する曲面鏡20からの熱線を反射する平面鏡21の検知領域 反射範囲Pの終端部P1 の近傍に、検知領域反射範囲Pにかからないように穿設 されている。
【0021】 上述のように構成される受動型熱線式検知装置2にあっては、略扇状で偏平な 検知領域Cを次のように確認できる。すなわち、受動型熱線式検知装置2を造営 材などに取着し設置してから、図1に示すように目Eを検知領域確認孔21aに 近づけ、検知領域確認孔21aから覗いて曲面鏡20を見たときに、該曲面鏡2 0に映って見える領域の方向が検知領域である。従って、一方の作業員が懐中電 灯Lにて受動型熱線式検知装置2を照射すると共に他方の作業員が検知領域確認 孔21aから覗いて曲面鏡20を見た場合に懐中電灯Lの輝きが曲面鏡20に映 って見えれば、この懐中電灯Lの位置は受動型熱線式検知装置2の検知領域Cで あると判断できる。もちろん、周囲が明るければ前述のように二人がかりの検知 領域確認作業の必要は無く、検知領域確認孔21aから覗いて曲面鏡20に映る 方向が検知領域であり、簡単に検知領域確認作業を行うことができる。
【0022】 なお、図3に示すように、熱線感知素子22に熱線を収束するレンズ25を検 知領域確認孔21aに着脱自在に設ければ、検知領域確認孔21aを利用して略 扇状で偏平な検知領域C以外に検知領域Dを追加して形成することができ、しか もレンズ25を外すと略扇状で偏平な検知領域Cの検知領域を確認することがで きるので便利である。
【0023】
【考案の効果】
本考案の受動型熱線式検知装置は上記のように構成したものであるから、請求 項1記載の考案にあっては、略扇状で偏平な検知領域を備えるにもかかわらず、 該検知領域の確認作業が効率的で簡単に行い得るようにでき、請求項2記載の考 案にあっては、上記効果に加えて、略扇状で偏平な検知領域以外に検知領域を追 加して形成することができ、しかもレンズを外すと略扇状で偏平な検知領域の確 認のできる優れた受動型熱線式検知装置を提供できると言う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る受動型熱線式検知装置の一実施例
の検知領域確認機構の原理を説明する断面図である。
【図2】本考案に係る受動型熱線式検知装置の一実施例
の曲面鏡と平面鏡とを示す斜視図である。
【図3】本考案に係る受動型熱線式検知装置の他の実施
例を示す斜視図である。
【図4】従来の受動型熱線式検知装置の検知領域確認機
構の原理を説明する断面図である。
【図5】略扇状で偏平な検知領域を備える受動型熱線式
検知装置の例を示す断面図である。
【図6】上記の受動型熱線式検知装置の略扇状で偏平な
検知領域を示す側面図である。
【図7】上記の受動型熱線式検知装置の略扇状で偏平な
検知領域を示す平面図である。
【符号の説明】
2 受動型熱線式検知装置 20 曲面鏡 21 平面鏡 21a 検知領域確認孔 22 熱線感知素子 25 レンズ C 扇状で偏平な検知領域 P 平面鏡の検知領域反射範囲 P1 平面鏡の検知領域反射範囲の終端部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特定範囲の方向から入射する熱線のみを
    曲面鏡にて平面鏡に導き該平面鏡から熱線感知素子へ収
    束し略扇状で偏平な検知領域を備えるようにした受動型
    熱線式検知装置において、前記熱線感知素子に収束する
    前記曲面鏡からの熱線を反射する前記平面鏡の検知領域
    反射範囲の終端部の近傍に、前記検知領域を確認するた
    めの検知領域確認孔を設けたことを特徴とする受動型熱
    線式検知装置。
  2. 【請求項2】 前記検知領域確認孔に前記熱線感知素子
    に熱線を収束するレンズを着脱自在に設けたことを特徴
    とする請求項1記載の受動型熱線式検知装置。
JP4057493U 1993-07-26 1993-07-26 受動型熱線式検知装置 Pending JPH0713087U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4057493U JPH0713087U (ja) 1993-07-26 1993-07-26 受動型熱線式検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4057493U JPH0713087U (ja) 1993-07-26 1993-07-26 受動型熱線式検知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0713087U true JPH0713087U (ja) 1995-03-03

Family

ID=12584258

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4057493U Pending JPH0713087U (ja) 1993-07-26 1993-07-26 受動型熱線式検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0713087U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017163760A1 (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 赤外線検出装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017163760A1 (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 パナソニックIpマネジメント株式会社 赤外線検出装置
CN108780005A (zh) * 2016-03-22 2018-11-09 松下知识产权经营株式会社 红外线检测装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07271886A (ja) 固定焦点スポットビーム方式記号読み取り装置
KR20010041694A (ko) 물체 위치 검출용 광 센서 시스템
US5393978A (en) Infrared detectors having front and rear fields of view
EP0817148A1 (en) Security system comprising light-conducting means
US7059522B2 (en) Object detecting apparatus having hydrophilic light radiating window
JPS58167902A (ja) 物体検出装置
US5453622A (en) Wide-angle motion detector with close-in, prismoidal reflector
JP2007206078A (ja) 物体の近接を検出する方法およびシステム
US5200624A (en) Wide-angle radiant energy detector
KR20010013115A (ko) 광전자 스모크 센서용 광 투사 장치
JPH0713087U (ja) 受動型熱線式検知装置
US20070146583A1 (en) Reflective light barrier
US4644164A (en) Compact passive infrared intrusion sensor
JPH09305871A (ja) 赤外線検出装置
AU674110B2 (en) Wide-angle motion detector with close-in prismoidal reflector
JP2000329860A (ja) 赤外線式人体検知器
JPH0525032Y2 (ja)
Domjan et al. Stripe illuminator based on LED array and parabolic mirror for active triangulation sensors used on mobile robots
JP3156380B2 (ja) 熱線式検知器
JP3155188B2 (ja) 自動追尾装置
JPH0346590A (ja) 人体検知器
JPH06337228A (ja) 焦電センサ
JP3562963B2 (ja) パノラマ画像ブロック
JP3396266B2 (ja) 対象反射体
JPH1068806A (ja) 集光ミラー及びこれを用いた検知装置