JPH0532977Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0532977Y2 JPH0532977Y2 JP13885088U JP13885088U JPH0532977Y2 JP H0532977 Y2 JPH0532977 Y2 JP H0532977Y2 JP 13885088 U JP13885088 U JP 13885088U JP 13885088 U JP13885088 U JP 13885088U JP H0532977 Y2 JPH0532977 Y2 JP H0532977Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- winding
- soldering
- terminals
- bobbin
- wire
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案はコイルの巻線と端子との接合部分の改
良に関する。
良に関する。
(従来の技術)
モータ、発電機、トランス、自動車用電装品等
のコイルにおいて、ボビンに巻いた巻線の端部
を、ボビンの端子に接合するのに、従来は半田付
けかスポツト溶接を利用していた。
のコイルにおいて、ボビンに巻いた巻線の端部
を、ボビンの端子に接合するのに、従来は半田付
けかスポツト溶接を利用していた。
(考案が解決しようとする課題)
ところがコイルの巻線として絶縁被覆を施した
巻線(エナメル線:ポリアミド、ポリイミド銅線
など)を用いているため、端子と半田接合するの
に予め絶縁被覆を、薬剤等により剥離する必要が
あり、作業能率が悪く、また薬剤を使用するため
に作業環境が悪化するおそれもある。
巻線(エナメル線:ポリアミド、ポリイミド銅線
など)を用いているため、端子と半田接合するの
に予め絶縁被覆を、薬剤等により剥離する必要が
あり、作業能率が悪く、また薬剤を使用するため
に作業環境が悪化するおそれもある。
これに対して端子に被覆巻線を絡げておき、こ
れらをはさみ込むように電極を配置して行うスポ
ツト溶接では、溶接時の発熱により被覆を溶かす
ので、事前の剥離作業が不要となり、作業効率も
よいが、接合部の機械的な強度に不明な点があ
り、外観検査のみでは接合が確実になされている
かどうかを判定しにくく、とくにコイルが振動部
分に用いられる場合は断線する危険もあつた。
れらをはさみ込むように電極を配置して行うスポ
ツト溶接では、溶接時の発熱により被覆を溶かす
ので、事前の剥離作業が不要となり、作業効率も
よいが、接合部の機械的な強度に不明な点があ
り、外観検査のみでは接合が確実になされている
かどうかを判定しにくく、とくにコイルが振動部
分に用いられる場合は断線する危険もあつた。
本考案はこのような問題を解決し、被覆巻線と
端子との結合強度を高めることを目的とする。
端子との結合強度を高めることを目的とする。
(課題を解決するための手段)
そこで本考案は、絶縁被覆を施した巻線をボビ
ンに巻装したコイルにおいて、ボビンの端子に前
記被覆巻線の端部を絡げてスポツト溶接により接
合すると共に、このスポツト溶接部に裸線を巻き
付け、かつその巻付部を半田接合する。
ンに巻装したコイルにおいて、ボビンの端子に前
記被覆巻線の端部を絡げてスポツト溶接により接
合すると共に、このスポツト溶接部に裸線を巻き
付け、かつその巻付部を半田接合する。
(作用)
スポツト溶接することにより、コイル巻線の被
覆が溶け、端子との間で電気的な接触が確保され
る。その外側から裸線をからめて半田付けするこ
とで、裸線によつてコイル巻線と端子との結合を
補い、かつ半田接合で固定する。
覆が溶け、端子との間で電気的な接触が確保され
る。その外側から裸線をからめて半田付けするこ
とで、裸線によつてコイル巻線と端子との結合を
補い、かつ半田接合で固定する。
(実施例)
本考案の実施例を図面にしたがつて説明する。
第1図において、1はボビンで、その周囲には絶
縁被覆を施した巻線2が巻装される。巻線2の両
端部2a,2bはボビン1の端部に取付けた端子
3a,3bに結着される。
第1図において、1はボビンで、その周囲には絶
縁被覆を施した巻線2が巻装される。巻線2の両
端部2a,2bはボビン1の端部に取付けた端子
3a,3bに結着される。
この結着は次のように行う。まず、巻線端部2
a,2bを端子3a,3bの周囲に絡げておき、
第2図に示すようにスポツト溶接により接合す
る。スポツト溶接は、巻線を絡げた端子3a,3
bの両側から電極10a,10bをあてがい、通
電することにより行う。通電による発熱で巻線の
絶縁被覆が溶け、さらに端子3a,3bとの接触
面が溶融して結合する。
a,2bを端子3a,3bの周囲に絡げておき、
第2図に示すようにスポツト溶接により接合す
る。スポツト溶接は、巻線を絡げた端子3a,3
bの両側から電極10a,10bをあてがい、通
電することにより行う。通電による発熱で巻線の
絶縁被覆が溶け、さらに端子3a,3bとの接触
面が溶融して結合する。
スポツト溶接後に第3図のように、この溶接部
の外側から所定の長さの裸線4を巻き付け、巻線
端部2a,2bと端子3a,3bとの結合強度を
機械的に補う。
の外側から所定の長さの裸線4を巻き付け、巻線
端部2a,2bと端子3a,3bとの結合強度を
機械的に補う。
次いで、裸線4の巻付部の半田付けを行うため
に、端子3a,3bをたとえば第4図に示すよう
に、フラツクスを満たしたフラツクス槽11に付
け、表面にフラツクスを塗布する。なお、フラツ
クス槽11の上にボビン1を逆さに位置させてお
き、バスケツト12を上下させることによりフラ
ツクスの塗布を行う。そして、第5図に示すよう
に、半田槽13にフラツクスを塗布した端子3
a,3bを付けることにより、浸責半田を施し、
巻線端部2a,2bを絡げた端子3a,3bに巻
き付けた裸線4がほどけることのないように、確
実に結合する。
に、端子3a,3bをたとえば第4図に示すよう
に、フラツクスを満たしたフラツクス槽11に付
け、表面にフラツクスを塗布する。なお、フラツ
クス槽11の上にボビン1を逆さに位置させてお
き、バスケツト12を上下させることによりフラ
ツクスの塗布を行う。そして、第5図に示すよう
に、半田槽13にフラツクスを塗布した端子3
a,3bを付けることにより、浸責半田を施し、
巻線端部2a,2bを絡げた端子3a,3bに巻
き付けた裸線4がほどけることのないように、確
実に結合する。
スポツト溶接により巻線2の絶縁被覆が溶ける
が、剥離した銅線の表面に酸化被膜が形成される
ため、この部分に直接的に半田付けを施すことは
できない。そこで、このようにスポツト溶接によ
る接合部の外側から端子3a,3bに全く別の裸
線4を巻き付け(絡げて)おいてここに半田付け
することで、端子3a,3bを外側から半田によ
つて包み込み、巻線端部2a,2bと端子3a,
3bとの結合強度を確保するのである。
が、剥離した銅線の表面に酸化被膜が形成される
ため、この部分に直接的に半田付けを施すことは
できない。そこで、このようにスポツト溶接によ
る接合部の外側から端子3a,3bに全く別の裸
線4を巻き付け(絡げて)おいてここに半田付け
することで、端子3a,3bを外側から半田によ
つて包み込み、巻線端部2a,2bと端子3a,
3bとの結合強度を確保するのである。
なおこの半田付けは端子3a,3bに巻き付け
た裸線4を対象とするので、絶縁被覆や酸化被膜
の除去等の処理は勿論不要で、簡単に行うことが
できるし、また、このように半田付けすることに
より、スポツト溶接のままに比較して、外観の仕
上がりも良好になる。
た裸線4を対象とするので、絶縁被覆や酸化被膜
の除去等の処理は勿論不要で、簡単に行うことが
できるし、また、このように半田付けすることに
より、スポツト溶接のままに比較して、外観の仕
上がりも良好になる。
なお、この実施例では半田付けの方法として、
浸責半田を例示したが、クリーム半田付けを採用
することも勿論できる。
浸責半田を例示したが、クリーム半田付けを採用
することも勿論できる。
(考案の効果)
このように本考案は、巻線の端部とボビンに取
付けた端子との結合を、スポツト溶接した接合部
の外側から裸線を絡げておいて半田接合するよう
にしたので、スポツト溶接部の接合強度を絡げた
裸線と半田付けにより、確実に高められ、断線の
危険を未然に防止することができる。
付けた端子との結合を、スポツト溶接した接合部
の外側から裸線を絡げておいて半田接合するよう
にしたので、スポツト溶接部の接合強度を絡げた
裸線と半田付けにより、確実に高められ、断線の
危険を未然に防止することができる。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
巻線の端部を端子に絡げた状態を示す斜視図、第
2図はスポツト溶接部分の断面図、第3図はスポ
ツト溶接部に裸線を絡げた状態を示す斜視図、第
4図はフラツクスを塗布する状態を示す斜視図、
第5図は浸責による半田付けの状態を示す斜視図
である。 1……ボビン、2……巻線、2a,2b……巻
線端部、3a,3b……端子、4……裸線。
巻線の端部を端子に絡げた状態を示す斜視図、第
2図はスポツト溶接部分の断面図、第3図はスポ
ツト溶接部に裸線を絡げた状態を示す斜視図、第
4図はフラツクスを塗布する状態を示す斜視図、
第5図は浸責による半田付けの状態を示す斜視図
である。 1……ボビン、2……巻線、2a,2b……巻
線端部、3a,3b……端子、4……裸線。
Claims (1)
- 絶縁被覆を施した巻線をボビンに巻装したコイ
ルにおいて、ボビンの端子に前記被覆巻線の端部
を絡げてスポツト溶接により接合すると共に、こ
のスポツト溶接部に裸線を巻き付け、かつその巻
付部を半田接合してなるコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13885088U JPH0532977Y2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13885088U JPH0532977Y2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0260204U JPH0260204U (ja) | 1990-05-02 |
JPH0532977Y2 true JPH0532977Y2 (ja) | 1993-08-23 |
Family
ID=31401571
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13885088U Expired - Lifetime JPH0532977Y2 (ja) | 1988-10-25 | 1988-10-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0532977Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100437388B1 (ko) * | 2001-08-14 | 2004-06-25 | 주식회사 엘지이아이 | 냉장고용 제빙기 및 검사방법 |
-
1988
- 1988-10-25 JP JP13885088U patent/JPH0532977Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100437388B1 (ko) * | 2001-08-14 | 2004-06-25 | 주식회사 엘지이아이 | 냉장고용 제빙기 및 검사방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0260204U (ja) | 1990-05-02 |
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