JPH05329652A - プラズマ加工機 - Google Patents

プラズマ加工機

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JPH05329652A
JPH05329652A JP4134985A JP13498592A JPH05329652A JP H05329652 A JPH05329652 A JP H05329652A JP 4134985 A JP4134985 A JP 4134985A JP 13498592 A JP13498592 A JP 13498592A JP H05329652 A JPH05329652 A JP H05329652A
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plasma
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plasma processing
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Haruhiko Kuriyama
晴彦 栗山
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Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工中にセンサによりスタンドオフを測定す
ることなく、また基準電圧を定めることなく、アーク電
圧を一定に保ってスタンドオフを一定に保つことのでき
るプラズマ加工機を提供する。 【構成】 適正なプラズマ加工を行うことのできるプラ
ズマノズル21の電極と被加工部材Wとの間隔(スタン
ドオフ)を設定しておき、加工開始前にイニシャルハイ
トセンサ23によってプラズマノズル21と被加工部材
Wとの間隔を測定しながらZ軸サーボモータ3及びZ軸
ボールネジ5によってプラズマ加工ヘッド1を上下移動
せしめて設定値に位置決めする。そして、加工を開始し
て定常状態となったときのアーク電圧をアーク電圧セン
サ15により測定し、加工中はこの電圧を基準電圧とし
てアーク電圧が一定となるようにサーボアンプ7等が制
御しながら加工を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はプラズマ加工機に係
り、さらに詳しくは、加工時におけるアーク電圧を一定
に保つことにより電極と被加工部材との間隔を一定に保
つことのできるプラズマ加工機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プラズマトーチ内の電極と被切断部材と
の間にプラズマアークを形成して切断を行うプラズマ加
工機においては、ノズルの先端と被切断部材のすき間
(以後、スタンドオフという)を一定に保たなければ良
好な切断をえることができないことが知られている。
【0003】そこで、従来は静電容量センサや超音波セ
ンサ等の各種センサをプラズマトーチに取付けてスタン
ドオフを検出するか、もしくは電極と被切断部材の間の
電圧(アーク電圧)を検出し、スタンドオフへの換算を
行い、スタンドオフの制御を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術において、外部に前記センサ類を設ける
場合には、スパッタやドロスの付着、高温対策、ノイズ
対策等、種々な対策が必要となり、且つセンサ等が高価
なためコスト面でも問題があった。
【0005】また、アーク電圧を検出する場合には、流
す電流毎にアーク電圧は変化し、被切断部材の移動速度
の変化又は材質によりインピーダンスが異なり結果的に
アーク電圧が変化する。
【0006】すなわち、スタンドオフのみを一定に保つ
ためには、材質、電流、切断速度、スタンドオフの四つ
のアーク電圧変化の要因の中からスタンドオフのみの変
化を抽出して制御しなければならない。
【0007】このためには、材質、切断電流、速度等の
各条件による基準電圧を求めて指令するか、あるいは、
材質、切断電流、速度等により基準電圧を推定し、その
電圧と検出した実際の電圧とを比較してスタンドオフを
調整しなければならず面倒である。
【0008】この発明の目的は、このような従来の技術
に着目してなされたものであり、加工中にセンサにより
スタンドオフを測定することなく、また基準電圧を定め
ることなく、アーク電圧を一定に保ってスタンドオフを
一定に保つことのできるプラズマ加工機を提供するもの
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るプラズマ
加工機は、上記の目的を達成するために、プラズマ加工
ヘッドを上下移動装置により移動位置決めすると共にプ
ラズマ加工ヘッドに装着されたプラズマノズルの電極と
被加工部材との間にアークを発生させて加工を行うプラ
ズマ加工機であって、加工開始前に前記プラズマノズル
と被加工部材との間隔を適正な設定値に設定すべくプラ
ズマノズルと被加工部材との間隔を測定するイニシャル
ハイトセンサと、加工時におけるアーク電圧を測定する
アーク電圧センサと、加工開始後加工速度が定常状態に
達した時に前記アーク電圧センサにより測定されたアー
ク電圧を基準としてアーク電圧を一定に保つべくZ軸制
御するZ軸制御部と、を備えてなるものである。
【0010】
【作用】この発明に係るプラズマ加工機によれば、適正
なプラズマ加工を行うことのできるプラズマノズルの電
極と被加工部材との間隔を設定しておき、加工開始前に
イニシャルハイトセンサによってプラズマノズルと被加
工部材との間隔を測定しながら上下移動装置によりプラ
ズマ加工ヘッドを上下移動せしめて設定値に位置決めす
る。そして、加工を開始して定常状態となったときのア
ーク電圧をアーク電圧センサにより測定してこれを基準
電圧とし、加工中はこの基準電圧に対してアーク電圧が
一定となるようにZ軸制御部がプラズマ加工ヘッドの上
下動を制御しながら加工を行う。
【0011】
【実施例】以下この発明の好適な一実施例を図面に基づ
いて説明する。
【0012】図1に示すように、プラズマ加工ヘッド1
が上下移動装置としてのZ軸サーボモータ3及びZ軸ボ
ールネジ5等により被切断部材Wに対して上下動自在に
設けられている。このZ軸サーボモータ3はZ軸制御部
としてのサーボアンプ7に接続されており、サーボアン
プ7からの指令によりZ軸ボールネジ5を回転駆動して
プラズマ加工ヘッド1を上下動せしめて位置決めする。
Z軸サーボモータ3は、さらに位置制御部9にも接続さ
れている。
【0013】また、プラズマ加工ヘッド1内の図示しな
い電極と被切断部材Wとの間には、制御回路11により
制御される切断加工用の電源13が接続されており、さ
らに電極と被切断部材Wとの間の電圧を検出するアーク
電圧センサ15が接続されている。このアーク電圧セン
サ15はプラズマ加工ヘッド1内の電極と被切断部材W
の間に印加されている実際の電圧を測定するためのもの
であり、回路17を経て切換器19に接続されている。
【0014】そして、プラズマ加工ヘッド1先端に装着
されているプラズマノズル21と被切断部材Wとの間隔
を測定すべく、プラズマ加工ヘッド1にはイニシャルハ
イトセンサ23が設けられている。このイニシャルハイ
トセンサ23は、プラズマノズル21がプラズマアーク
を発生する前すなわち加工開始前に、プラズマノズル2
1と被切断部材Wとの間隔を測定するためのものであ
り、例えば、超音波センサのようなものである。
【0015】イニシャルハイトセンサ23はイニシャル
ハイト比較回路25の一方の入力端に接続されている。
イニシャルハイト比較回路25の他方の入力端には、A
D変換器27を介して、CNC29に接続されている。
そして、イニシャルハイト比較回路25の出力端はCN
C29内のZ軸停止回路31に接続されている。
【0016】すなわち、イニシャルハイト比較回路25
は、AD変換器27を通じて入力される予めプログラム
されたスタンドオフ(図1中信号B)と、イニシャルハ
イトセンサ23により測定した実際のスタンドオフ(図
1中信号A)とを比較して、一致した場合にはZ軸停止
回路31に信号(図1中信号C)を発する。
【0017】Z軸停止回路31の出力端は回路33を介
して位置制御部9に接続されており、位置制御部9は切
換器19を介して前述のサーボアンプ7に接続されてい
る。従って、イニシャルハイト比較回路25から発せら
れた信号はZ軸停止回路31によりZ軸停止指令となっ
て位置制御部9へ伝達され、位置制御部9がサーボアン
プ7を介してZ軸サーボモータ3を停止させることによ
りプラズマ加工ヘッド1を停止させる。
【0018】一方、制御回路11の出力端はゼロセット
回路35の入力端及びCNC29に接続され、ゼロセッ
ト回路35の出力端は回路17を経て切換器19に接続
されている。このゼロセット回路35は、電極が適切な
イニシャルハイトに位置決めされた後切断加工を開始
し、図示しないテーブルに載置された被切断部材Wが一
定速度に達すると、アーク電圧センサ15で検出される
電圧の信号Eをゼロセット(図1中信号D)すると共に
切換え信号(図1中信号G)により切換器19を切り換
えるための回路である。
【0019】次に、図2に基づいて切断加工時における
全体の動きについて説明する。
【0020】まず、位置制御部9はZ軸サーボモータ3
を駆動せしめて、予め設定されている所定量だけ被切断
部材Wの上方位置を目標にしてプラズマ加工ヘッド1の
位置決めを開始する(図2中T1点)。
【0021】続いて、イニシャルハイトセンサ23の出
力値(図1及び図2中信号A)が図中イニシャルハイト
基準電圧(図1及び図2中信号B)で定められている電
圧と一致したことをイニシャルハイト比較回路25が検
出した時(図2中T2)に、Z軸停止回路31より位置
決め停止指令(図1及び図2中信号C)が出力される。
【0022】そして、アークがメインアークに移り、被
切断部材Wを載置したテーブルが移動を開始して一定速
度に達した時(図2中T3)に、ゼロセット回路35が
アーク電圧センサ15の出力信号をゼロセット(図1及
び図2中信号D)する。
【0023】ゼロセット後、図1及び図2中信号Gによ
り切換器19を作動させてZ軸のフィードバック信号を
アーク電圧側に切換え(図1及び図2中信号F)、アー
ク電圧センサ15からの信号を一定とすべくサーボアン
プ7によりZ軸のならい制御を行い、電極と被切断部材
Wのすき間を一定に保つようにする。
【0024】つまり、アーク電圧の基準値を外部から与
えるのではなく、イニシャルハイトを適切な値にした後
切断を開始し、その時のアーク電圧を基準値とすること
により、材質,速度,電流値との変化の影響を受けない
ならい制御を行うのである。このように、適正なイニシ
ャルハイトに位置決めした後、実際に切断を開始してそ
の時のアーク電圧を一定に保つことによりスタンドオフ
が一定になるように制御するため、加工中にスタンドオ
フを測定するセンサが必要でなく、また材質,電流,切
断速度により基準電圧を設定する必要がなくなる。つま
り、イニシャルハイトセンサ23は切断開始前に検出を
行うだけなので、従来のように切断時常に検出を行う場
合に比して、ノイズ,熱等の対策が少なくて済み、コス
トの面で改善される。
【0025】尚、この発明は前述の実施例に限定される
ことなく、適宜な変更を行うことにより、種々の態様で
実施し得るものである。例えば、上記実施例においては
プラズマ加工として切断加工について説明したが、プラ
ズマ溶接に対しても同様に適用できる。また、イニシャ
ルハイトセンサは、アナログ電圧を発生するセンサでな
く、リミットスイッチなどのオンオフ信号によりイニシ
ャルハイトの高さを認識するようにしてもよい。さら
に、アーク電圧のフィードバックを速度ループでなく位
置ループに入れても構わない。
【0026】
【発明の効果】この発明に係るプラズマ加工機は以上説
明したような構成のものであり、適正なプラズマ加工を
行うことのできるプラズマノズルの電極と被加工部材と
の間隔を設定しておき、加工開始前にイニシャルハイト
センサによってプラズマノズルと被加工部材との間隔を
測定しながら上下移動装置によりプラズマ加工ヘッドを
上下移動せしめて設定値に位置決めする。そして、加工
を開始して定常状態となったときのアーク電圧をアーク
電圧センサにより測定し、加工中はこの電圧を基準電圧
としてアーク電圧が一定となるようにZ軸制御部がプラ
ズマ加工ヘッドの上下動を制御するため、従来のように
被加工部材の材質や,切断電流,切断速度等に対するア
ーク電圧の基準値を設定することなくスタンドオフを一
定に保ちながら加工を行うことができる。
【0027】また、イニシャルハイトセンサは切断開始
前に測定を行うため、従来のように切断時に常に測定す
る必要がなく、ノイズや熱の発生等に対する対策が必要
でなくなり、コストの面でも改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るプラズマ加工機のスタンドオフ
を一定に保つための回路図である。
【図2】図1の回路図の動きを示すタイムチャートであ
る。
【符号の説明】
1 プラズマ加工ヘッド 3 Z軸サーボモータ(上下移動装置) 5 Z軸ボールネジ(上下移動装置) 7 サーボアンプ(Z軸制御部) 15 アーク電圧センサ 21 プラズマノズル 23 イニシャルハイトセンサ W 被切断部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマ加工ヘッドを上下移動装置によ
    り移動位置決めすると共にプラズマ加工ヘッドに装着さ
    れたプラズマノズルの電極と被加工部材との間にアーク
    を発生させて加工を行うプラズマ加工機であって、加工
    開始前に前記プラズマノズルと被加工部材との間隔を適
    正な設定値に設定すべくプラズマノズルと被加工部材と
    の間隔を測定するイニシャルハイトセンサと、加工時に
    おけるアーク電圧を測定するアーク電圧センサと、加工
    開始後加工速度が定常状態に達した時に前記アーク電圧
    センサにより測定されたアーク電圧を基準としてアーク
    電圧を一定に保つべくZ軸制御するZ軸制御部と、を備
    えてなることを特徴とするプラズマ加工機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100971985B1 (ko) * 2003-07-25 2010-07-23 주식회사 포스코 패스라인 조절 및 전극가공 기능을 구비한 강판 자동용접기
CN115430897A (zh) * 2022-11-08 2022-12-06 南京超颖新能源科技有限公司 一种总线式的数字弧压调高器及其控制系统、加工方法

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