JPH05328822A - 乗用芝刈機の作業機昇降装置 - Google Patents

乗用芝刈機の作業機昇降装置

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JPH05328822A
JPH05328822A JP4138295A JP13829592A JPH05328822A JP H05328822 A JPH05328822 A JP H05328822A JP 4138295 A JP4138295 A JP 4138295A JP 13829592 A JP13829592 A JP 13829592A JP H05328822 A JPH05328822 A JP H05328822A
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JP
Japan
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pto
mower deck
operation lever
rod
mower
Prior art date
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Pending
Application number
JP4138295A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeyuki Ishimaru
雄之 石丸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd, Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、モアデッキを支持する昇降リンク
の高さを種々変更する装置を提供せんとするものであ
る。 【構成】油圧装置40によってモアデッキ45を昇降自
在に支持すると共に、モアデッキ45を支持する昇降リ
ンク42と、PTO操作レバ−33及びリフト用操作レ
バ−38との間に、PTOがオフの状態ではモアデッキ
45の上昇高さを規制せず、PTOがオンの状態では上
昇高さを規制する機械的連繋手段50を設け、この機械
的連繋手段50は、リフト用操作レバ−38に当接作用
する位置の調節ができるように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は乗用芝刈機の作業機昇
降装置に関し、詳しくはモアデッキの上昇高さを種々変
更する調節装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、フロントモア等の乗用芝刈機におい
ては、モアデッキを支持する昇降リンクを一定高さまで
上昇させると、PTOがオフになるように連動構成した
ものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来装置は、モアデッキを上昇させたときにPTO
がオフとなる位置が予め設定されており安全性は確保さ
れているが、その高さを越えるとPTOが自動的にオフ
になるように機械的に連動構成されているために、低刈
り作業はできても高刈り作業ができないという問題点を
有していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は前記問題点に
鑑みて提案するものであり、低刈りにも高刈りにも対応
できる装置を提供せんとするものであり、このため、次
のような技術的手段を講じた。即ち、PTO操作レバ−
33とリフト用の操作レバ−38を有する動力車両1の
前部に、油圧装置40を介してモアデッキ45を昇降自
在に連結して設け、モアデッキ45を支持する昇降リン
ク42と、前記PTO操作レバ−33及びリフト用操作
レバ−38との間に、PTOがオフの状態ではモアデッ
キ45の上昇高さを規制せず、PTOがオンの状態では
上昇高さを規制する機械的連繋手段50を設け、この機
械的連繋手段50は、リフト用操作レバ−38に当接作
用する前後位置の調節ができるように構成されているこ
とを特徴とする乗用芝刈機の作業機昇降装置とするもの
である。
【0005】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて、この発
明の実施例を説明する。まず、構成から説明すると、1
は大径の前輪2、2と小径の後輪3、3とを有し、通常
は前輪2、2のみを駆動させて走行する前輪駆動タイプ
の動力車両である。
【0006】後輪3、3は舵取車輪であり、ステアリン
グハンドル4を回転操作すると、後輪3、3が操舵され
る。5は機体前部に設けられたステアリングポスト、6
は座席、7はステップであり、前輪2、2の上方を覆う
フェンダ−8と一体的に形成されている。機体後部には
エンジン9が設けられ、その後方には吸引ファン10と
ラジエ−タ12が設けられている。エンジン9の前部に
は燃料タンク14が設けられ、この燃料タンク14の後
方、且つエンジン9の上方にはマフラ−16が設けられ
ている。
【0007】これらの燃料タンク14、エンジン9、ラ
ジエ−タ12等を覆う箱型状ボンネット18の前部と後
部とには空気が流通可能な通気部19、20が形成さ
れ、吸引ファン10が回転すると、外気がボンネット1
8内に取り込まれ、後部の通気部20から後方へ排出さ
れるように構成している。又、エンジン9の前部に固着
されたクラッチハウジング22、クラッチハウジング2
2の前部に固着されたミッションケ−ス24により機体
が構成されており、ミッションケ−ス24の内部にはH
ST式無段変速装置26と機械式副変速装置(図示省
略)が収容されている。これらの変速装置によって減速
された回転動力が前輪2、2に伝えられる。28はミッ
ションケ−ス24の前部から前方へ向けて突設されたP
TO軸で、後述するフロントモア30を駆動する。
【0008】このPTO軸28の回転動力はフレ−ム3
1に回動自由に支持されたPTO操作レバ−33を横軸
35廻りに前後回動させることによって入切され、この
PTO操作レバ−33を前側に回動すると、ロッド3
4、ア−ム32を順次介してPTOがオンとなり、逆に
後方に倒すとPTOが切れるように構成している。36
は作業機を昇降させる油圧バルブであって、「下げ」、
「中立」、「上げ」の3ポジションを有し、リフト用の
操作レバ−38にて適宜コントロ−ルされる。
【0009】40はミッションケ−ス24前部に枢着さ
れた単動式の油圧シリンダ−、42は機枠44に基部が
枢着された昇降リンクである。油圧シリンダ−40に作
動圧油が供給されるとこの昇降リンク42が上昇し、昇
降リンク42の前部に取り付けられたモアデッキ45を
吊り上げる。なお、昇降リンク42は機体に近い側の第
1リンク42aと、その先端に着脱自在に連結される第
2リンク42bとからなり、第1リンク42aの前後中
間部には吊り下げロッド46が設けられ、モアデッキ4
5の後部を支持している。
【0010】この吊り下げロッド46はモアデッキ45
の下降側を規制するものであって、このモアデッキ45
が地面から突き上げられたときにはフリ−となって地面
から退避できるようにしている。図中符号47はモアデ
ッキ45に設置されたギヤケ−ス、48は入力軸、49
は入力軸48とPTO軸28とを連動連結する自在継手
である。
【0011】右側の第1リンク42aの基部とPTO操
作レバ−33及びリフト用操作レバ−38との間には、
第1リンク42aの上昇動作に連動してリフト用操作レ
バ−38を引き戻す機械的連繋機構50が設けられてい
る。この機械的連繋機構50は、前後両端が内向きに折
れ曲がった作用杆52と、衝撃吸収装置53等からな
り、前記作用杆52は上下方向の幅が前側が狭く、後側
が広いもので構成されており接続部にあたる中間部には
傾斜面部55が構成されている。そして、作用杆52の
前部2ヵ所と中間部には長孔56、56、57が穿設さ
れている。衝撃吸収装置53はロッド59、L字型金具
60、スプリング61等で構成され、ロッド59、スプ
リング61を保持するL字型金具60はボルト・ナット
からなる締付具64、64にて作用杆52に前後位置調
節自在に止着され、ロッド59の前端は枢支ピン65に
よって第1リンク42aに連結される。
【0012】又、前記横軸35の外端部にはリンク片6
6が固着され、リンク片66にはピン68が固着されて
いて、このピン68を中間部の長孔57に嵌入させてい
る。前記PTO操作レバ−33を前側に倒してPTOを
オンにすると、ピン68によって作用杆52が押し下げ
られ、逆にPTO操作レバ−33を後方に引き戻すと作
用杆52が上方に移動するように連動構成される。図中
符号70はミッションケ−ス24の上部に固着されたス
トッパ−、72はリフト用操作レバ−38に固着された
係止ピンである。この係止ピン72はPTOがオンのと
きに作用杆52の上側折曲部52aに当り、PTOがオ
フであれば当らないような位置関係とされる。
【0013】図3に示すように、ストッパ−70から作
用杆52の下側折曲部52bまでの距離L1と、係止ピ
ン72から作用杆52の上側折曲部52aまでの距離L
1は等しいものに設定される。いま、PTOがオンの状
態にあるときにリフト用操作レバ−38を上昇側に操作
して作動圧油を油圧シリンダ−40内に送り込むと昇降
リンク42が上方に回動し、その基部がロッド59、L
字型金具60等を下向きに引っ張る。そして、昇降リン
ク42が所定高さに達すると作用杆52の上側折曲部5
2aがリフト用操作レバ−38の係止ピン72に当接し
てこのリフト用操作レバ−38を中立位置に引き戻す。
このため、モアデッキ45は一定高さまでしか上昇しな
いことになる。この実施例では、PTOがオフの状態で
あれば昇降リンク42は最大上昇位置まで上昇し、PT
Oがオンの状態にあれば、それより低い高さまでしかモ
アデッキ45が上昇しない。図5はその作用を判り易く
説明したものであって、PTOがオンであればPTO操
作レバ−33のピン68が作用杆52を押し下げること
になり、この状態でモアデッキ45が上昇すると作用杆
52は左側に移動して上げ位置にあるリフト用操作レバ
−38を中立位置に引き戻す。しかしながら、PTO操
作レバ−33がオフ位置にあれば、作用杆52の上側折
曲部52aが係止ピン72から遠く離れた高い位置にあ
るのでモアデッキ45の上昇にしたがって作用杆52が
左側へ移動しても上側折曲部52aが係止ピン72に当
ることがなく、このため、モアデッキ45は最大上昇位
置まで上昇する。
【0014】図6、図7はモアデッキ45が最大上昇位
置にあるときにPTOをオンに操作しようとしても入ら
ない様子を示したものである。すなわち、図6のように
モアデッキ45が下降位置にあるときは、PTO操作レ
バ−33のオン操作ができ、モアデッキ45が上昇位置
にあるときには、図7に示すように作用杆52が横軸3
5に乗り上げているため、PTO操作レバ−33を前側
に倒すことができないなお、芝や草の刈り高さ調節に応
じてモアデッキ45の最大上昇位置を調整するときに
は、作用杆52に対する衝撃吸収装置53の位置、具体
的にはL字型金具60の位置を長孔56、56の範囲内
で前後に移動調節させる。
【0015】例えば、低刈りから高刈りに対応すべくモ
アデッキ45の最大上昇位置を高く設定するときには、
締付具64を緩めてL字型金具60を下方へずらし、再
びこれを作用杆52に締着する。このようにすることに
より、PTOがオン時にモアデッキ45が上昇して停止
する位置が高くなる。
【0016】
【発明の効果】この発明は前記の如く、PTO操作レバ
−33とリフト用の操作レバ−38を有する動力車両1
の前部に、油圧装置40を介してモアデッキ45を昇降
自在に連結して設け、モアデッキ45を支持する昇降リ
ンク42と、前記PTO操作レバ−33及びリフト用操
作レバ−38との間に、PTOがオフの状態ではモアデ
ッキ45の上昇高さを規制せず、PTOがオンの状態で
は上昇高さを規制する機械的連繋手段50を設け、この
機械的連繋手段50は、リフト用操作レバ−38に当接
作用する前後位置の調節ができるように構成されている
ので、低刈り作業にも高刈り作業にも対応でき、作業性
が著しく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用芝刈機の側面図である。
【図2】要部の斜視図である。
【図3】一部を切り欠いた要部の平面図である。
【図4】PTO操作レバ−部分の平面図である。
【図5】作用説明図である。
【図6】作用説明図である。
【図7】作用説明図である。
【符号の説明】
1 移動車両 2 前輪 3 後輪 6 座席 9 エンジン 28 PTO軸 30 フロントモア 33 PTO操作レバ− 35 横軸 38 リフト用操作レバ− 40 油圧シリンダ− 42 昇降リンク 45 モアデッキ 50 機械的連繋機構 52 作用杆 53 衝撃吸収装置 56 長孔 60 L字型金具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】PTO操作レバ−33とリフト用の操作レ
    バ−38を有する動力車両1の前部に、油圧装置40を
    介してモアデッキ45を昇降自在に連結して設け、モア
    デッキ45を支持する昇降リンク42と、前記PTO操
    作レバ−33及びリフト用操作レバ−38との間に、P
    TOがオフの状態ではモアデッキ45の上昇高さを規制
    せず、PTOがオンの状態では上昇高さを規制する機械
    的連繋手段50を設け、この機械的連繋手段50は、リ
    フト用操作レバ−38に当接作用する前後位置の調節が
    できるように構成されていることを特徴とする乗用芝刈
    機の作業機昇降装置。
JP4138295A 1992-05-29 1992-05-29 乗用芝刈機の作業機昇降装置 Pending JPH05328822A (ja)

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JP (1) JPH05328822A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2791223A1 (fr) * 1999-03-25 2000-09-29 Michel Ets Machine coupante pour vegetaux comprenant un dispositif de coupe muni de verins a gaz
JP2016220553A (ja) * 2015-05-27 2016-12-28 井関農機株式会社 乗用型芝刈り機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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