JPH0532850B2 - - Google Patents

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JPH0532850B2
JPH0532850B2 JP62013855A JP1385587A JPH0532850B2 JP H0532850 B2 JPH0532850 B2 JP H0532850B2 JP 62013855 A JP62013855 A JP 62013855A JP 1385587 A JP1385587 A JP 1385587A JP H0532850 B2 JPH0532850 B2 JP H0532850B2
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JP
Japan
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light
cover member
rubber
transparent
colored
Prior art date
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Application number
JP62013855A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63181213A (ja
Inventor
Takao Shimizu
Hideto Taneyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP62013855A priority Critical patent/JPS63181213A/ja
Publication of JPS63181213A publication Critical patent/JPS63181213A/ja
Publication of JPH0532850B2 publication Critical patent/JPH0532850B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はゴム製スイツチ用カバー部材の製造方
法、特にはキートツプ部に光透過部を有する照光
スイツチ、例えば、車載用電話機、車載用の各種
押釦スイツチまたは暗所用押釦スイツチなどに用
いられるゴム製スイツチ用カバー部材の製造方法
に関するものである。
(従来の技術) 近年、押釦スイツチの押釦部にはゴム製スイツ
チ用カバー部材が多用されており、このものは外
装が優れていること、また多数のキー部が一体成
形されていることから各種産業用機器における入
力用として広く利用されている。
しかして、この種のゴム製スイツチ用カバー部
材については、押釦スイツチが確実に押されたか
どうかを確認するために、また暗い場所での操作
性をあげるために、その一部に透明または半透明
の光透過部を設けると共にその背面に光源を置い
て照光する照光式のものが増加してきているが、
この照光式のものはその製造にあたつては通常着
色されたゴム部分と透明なゴム部分とを別々に成
形し、これらを所定の部位で接着するか、あるい
は着色されたゴム部分と透明ゴム部分のいずれか
一方を成形したのち、これを金型などに仕込んで
他方のゴムと一体成形するという方法で行なわれ
ているため、前者の方法では2種類の金型が必要
であるし、この接着工程は歩留りがわるく、外観
も位置ズレなどを起して見苦しいものになるとい
う不利があり、後者については2度の成形工程が
必要で、金型も複雑なものとなるという欠点があ
り、これらの方法にはいずれも場合も比較的小さ
な細かい形状の透明部分を形成することが難しい
という不利もある。
(発明の構成) 本発明はこのような不利を解決した照光式のゴ
ム製スイツチ用カバー部材の製造方法に関するも
のであり、これは透明または半透明材料で作られ
たゴム製スイツチ用カバー部材の表面部に透明ま
たは光が透過する程度に薄く着色した塗料で部分
的に塗膜を形成してから、この上にカバー部材と
接着する着色塗料で遮光性着色塗膜を形成させた
後、この塗膜面に任意の文字または図形の形にレ
ーザー光を照射し、この照射部分の遮光性着色塗
膜を取り除いてここに光透過部を形成させてなる
ことを特徴とするものである。
すなわち、本発明者らは光透過部を有するゴム
製スイツチ用カバー部材の安価でかつ高品質を維
持できる工業的製造方法について種々検討した結
果、金型中で加熱加圧という常法で形成されたゴ
ム製スイツチ用カバー部材のキートツプ部側の表
面にまずこのスイツチ用カバー部分を形成してい
るゴムと接着する透明または光が透過する程度に
薄く着色した塗料で部分的に塗膜を形成してゴム
スイツチ用カバー部材のキートツプ上部に透明ま
たは光が透過する程度に薄く着色された層を形成
してから、この上にカバー部材と接着する着色塗
料を塗布して遮光性塗膜を接着固化したのち、こ
の塗膜にレーザー光を照射するとレーザー光の照
射された部分の遮光性着色塗膜が取り除かれて、
ここに光透過部が形成されることを見出した。
この場合、着色塗装の下には透明または光が透
過する程度に透明または薄く着色した塗層が存在
し、レーザー加工に伴う熱が透明または半透明の
ゴム本体にまで伝わらないので、必要深度以上に
ゴム表面削れることは起こらず、また薄く着色し
た塗料をスクリーン印刷などで多色印刷すれば照
光文字も多色のものとして得ることができる。
したがつて、これによればデザイン的にバリエ
ーシヨンに富み、高品質な光透過部を有するゴム
製スイツチ用カバー部材を容易にかつ安価に得ら
れることを確認して本発明を完成させた。
本発明の照光部を有するゴム製スイツチ用カバ
ー部材自体は公知の方法で作られたものとすれば
よく、したがつてこれはドーム部が逆椀状の弾性
ゴムロツドとされたエラステイク性のものとさ
れ、このものは天然ゴムまたはポリブタジエン、
ポリイソプレン、SBR、ネオプレンなどのジエ
ン系合成ゴム、エチレン−プロピレン系、ウレタ
ン系、シリコーン系などの合成ゴムあるいはこれ
らの組み合せから作られたものとすればよいが、
これは照光部が透明または半透明でなければなら
ないので透明性がよく、耐熱性、耐候性、電気絶
縁性にもすぐれているシリコーンゴム製とするこ
とがよい。また押釦部材は全体を絶縁性としたも
の、全体を導電性としたもののいずれであつても
よいが、通常は接点部を導電性とし、ドーム部を
絶縁性としたものとされ、これらは圧縮成形、射
出成形、トランスフアー成形など公知の方法によ
り形成されたものとすればよい。
本発明はこのように従来公知の方法で作られた
ゴム製スイツチ用カバー部材にまずこのスイツチ
用カバー部材を構成するゴム質と接着性をもつ透
明または薄く着色した塗膜もしくは層を形成し、
更にこの上に接着性を持つ遮光性着色塗膜となり
得る着色された塗料を塗布し、必要に応じて加熱
してこれを硬化させてキートツプ部にこの遮光性
着色塗膜を接着固定させる。ここに使用される透
明または薄く着色した塗料はスイツチ用カバー部
材と接着されるものとする必要があるので、この
スイツチ用カバー部材がシリコーンゴムで作られ
ている場合にはシリコーンゴム系のものとすれば
よく、他種のものとする場合にはシリコーン系シ
ーラント、プライマーなどを塗布しておくことが
よく、これにはたとえば特開昭58−8642「シリコ
ーン成形体」に示される方法などをもちいればよ
い。また最後に塗布される着色塗料は前述の透明
または薄く着色した塗料と同一のものでよいが、
この塗料はキートツプ部のみの塗布ではなく、ド
ーム部、ベース部を含めキートツプ側全体に塗布
する必要がある。この塗料塗布部は照光部とは区
別されるべきものであるから、遮光性の強いもの
とする必要があり、したがつて着色剤の混入で着
色されたものとすればよい。なお、透明もしくは
薄く着色した塗膜については5μm〜20μm程度と
すればよく、また遮光性の強い着色された遮光性
着色塗膜については20μm〜60μm程度とすればよ
い。
本発明は、このようにして作られた2層の接着
性塗膜を有するゴム製スイツチ用カバー部材に所
定のパターンのレーザー光、例えば炭酸ガスレー
ザーによつて発信されたレーザー光の光束を遮光
部としたいパターンのマスクを通過させた後、レ
ンズで焦点を合せて照射するか、あるいは細かく
絞つたレーザー光を遮光部としたいパターンに走
査し照射する方法とすればよいが、装置的には前
者のほうが安価であり、光透過部を形成するゴム
製スイツチ用カバー部材の製造に適している。こ
のようなレーザー光を照射して光透過部を形成す
ると、レーザーを照射した部分の遮光性着色塗膜
が除去されて、これが光透過部となつたゴム製ス
イツチ用カバー部材を容易に得ることができると
いう工業的な有利性が与えられる。
つぎに本発明を添付の図面にもとずいて説明す
る。第1図は本発明になるゴム製スイツチ用カバ
ー部材1の縦断面図を示したものであり、このも
のはキートツプ部2、ドーム部3、ベース部4、
可動接点部5からなるものであるが、キートツプ
部2の上に透明もしくは薄く着色された塗料Bで
塗膜8を形成し、この上にカバー部材1と接着す
る着色塗料Aで遮光性着色塗膜6がキートツプ部
2、ドーム部3、ベース部4を覆うように塗布さ
れている。またレーザー光を照射した部分は透光
部7となつている。
次に本発明の実施例をあげるが、例中の部は重
量部を示したものである。
実施例 シリコーンゴム・KE−951(信越化学工業(株)製
造商品名)100部にカーボンブラツク40部を混合
したものを金型内で180℃、200Kg/cm2で成形して
直径4mm、厚さ0.5mmの可動接点を作り、ついで
これを金型内に載置し、ここにシリコーンゴム・
KE−951(前出)100部に加硫剤C−8(同社製品
名)2部を加えたシリコーンコンパウンドを充填
し、180℃、30Kg/cm2に加熱加圧してゴム製スイ
ツチ用カバー部材が10個連接された透明な成形体
を作つた。
ついでこのゴム製スイツチ用カバー部材キート
ツプ上部に淡いブルーに着色されたシルマーク
(同社製品名)を厚さ20μmにスクリーン印刷で塗
布し、200℃、30分間加熱固化させた後、さらに
キートツプ側のキートツプ部、ドーム部、ベース
部の前面に黒色に着色された遮光性着色塗料であ
るシルマーク(前出)を厚さ60μmに塗布し、200
℃で30分間加熱してこれをスイツチ用カバー部材
に接着させた。
次にスイツチ用カバー部材のキートツプ部の黒
色塗膜(遮光性着色塗膜)上に0から9の形に抜
かれたステンシルのマスクを通して、4,5Jのエ
ネルギーの炭酸カスレーザーを照射したところ、
キートツプ部に0から9の数字状の透光部を持つ
ゴム製スイツチ用カバー部材が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で得られた透光部を有するゴム
製スイツチ用カバー部材の縦断面図。 1……ゴム製スイツチ用カバー部材、2……キ
ートツプ部、3……ドーム部、4……ベース部、
5……可動接点部、6……遮光性着色塗膜、6…
…透光部、8……透明もしくは薄く着色された透
光性塗膜。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 透明または半透明材料で作られたゴム製スイ
    ツチ用カバー部材の表面部に透明または光が透過
    する程度に薄く着色した塗料で部分的に塗膜を形
    成し、この上にこのカバー部材と接着する着色塗
    料で遮光性着色塗膜を形成させた後、この塗膜面
    に任意の文字または図形の形にレーザー光を照射
    し、この照射部分の遮光性着色塗膜を取り除いて
    ここに光透過部を形成させてなることを特徴とす
    るゴム製スイツチ用カバー部材の製造方法。
JP62013855A 1987-01-23 1987-01-23 ゴム製スイツチ用カバ−部材の製造方法 Granted JPS63181213A (ja)

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