JPH05328477A - スピーカ装置 - Google Patents

スピーカ装置

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Publication number
JPH05328477A
JPH05328477A JP12851592A JP12851592A JPH05328477A JP H05328477 A JPH05328477 A JP H05328477A JP 12851592 A JP12851592 A JP 12851592A JP 12851592 A JP12851592 A JP 12851592A JP H05328477 A JPH05328477 A JP H05328477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acoustic tube
acoustic
loudspeaker
cavity
providing
Prior art date
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Pending
Application number
JP12851592A
Other languages
English (en)
Inventor
Sukeyuki Sawano
祐之 澤野
Asahiko Okada
麻彦 岡田
Shuhei Konishi
周平 小西
Hideaki Inoue
秀明 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音響管を用いたスピーカ装置において、音響
管内に発生する周波数特性上の定在波のピーク及びディ
ップを無くし、映像分野に要求される音声帯域の向上を
実現し、かつ材料面においてもかなりのコストダウンが
達成されるスピーカ装置を提供することを目的とする。 【構成】 スピーカ11の前面に開口部が矩形形状の音
響管13を配置し、この音響管内に反射板14,15,
16による空洞20を設け、スピーカ11の前面に空洞
20に導く孔17,18を設け、反射板16に空洞20
から音響管13へ音波を導く孔19を設けた構成とした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスピーカの前面部に音波
を導く音導管を配置したスピーカ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン受像機の画面の大型
化が進み、その一方でスピーカ装置としての高性能化、
小型化が要求されている。
【0003】以下に従来の音響管を用いたスピーカ装置
について説明する。図3は従来の音響管を用いたスピー
カ装置の構造を示した断面図である。図3において、3
2はスピーカ31の前面部に設けられた音響管レンズ、
33は前記スピーカ31より放射された音波を音響管3
6へ導くための孔、34は孔33の両サイドに設けられ
た反射板、35は吸音材であり、36は音響管、37は
バッフル板である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では周波数特性上のピーク及びディップを無く
すため吸音材35を使用していたが、周波数特性上のピ
ーク及びディップを十分に取り除くことができず、かつ
材料面で非常に無駄があり製品コスト低減、及び地球環
境保護(資源節約)より見た場合十分に満足できるもの
になっていないという問題を有していた。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、音声明瞭度及び音質向上が可能となり、かつ材料面
においてもかなりのコストダウンが実現できるスピーカ
装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、スピーカの前面に開口部がほぼ矩形形状の
音響管を配置し、この音響管内に周波数特性上のピーク
及びディップをコントロールする反射板及び空洞を設け
た構成としたものである。
【0007】
【作用】この構造によって、スピーカ装置として動作さ
せると、音響管の長さにより決まる特定の周波数で発生
する定在波による周波数特性上のピーク及びディップの
発生を音響管内に設けた反射板及び空洞により無くすこ
とができ、かつ材料面においてもコストダウンができ
る。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
にしながら説明する。図1は本発明の実施例におけるス
ピーカ装置の概念図を示すものである。図1において1
2はスピーカ11より放射された音波を音響管13へ導
くための孔、13は開口部が矩形形状に構成された音響
管、16は孔12の両サイドに設けられた反射板、14
及び15は周波数特性上のピーク及びディップをコント
ロールするための反射板、17及び18はスピーカ11
より放射された音波の一部を反射板16、反射板14,
15及び音響管13によって形成された空洞20に導く
ための孔、19は空洞20の音波を音響管13へ導くた
めの孔である。
【0009】以上のように構成されたスピーカ装置につ
いて、以下にその動作について説明する。まず、スピー
カ装置として動作させると、音響管13内に音響管13
の長さで決まる特性の周波数でピーク及びディップを持
つ定在波が発生し、ひいては開口部よりピーク及びディ
ップの大きな音波が放射される。
【0010】しかしながら、音響管13内に設けられた
それぞれの反射板の開口部までの長さを反射板14の場
合L1、反射板15の場合L2とすると音響管13の長
さLに対して、 L1=2L/3 L2=2L/3 の条件で位置調整し、かつ空洞共振を構成するそれぞれ
の空洞の体積V1,V2を65(ml)することにより
音響容量C1,C2を6.5×10-5(m5/N)で起
こし周波数特性上のピーク及びディップを打ち消すこと
ができる。
【0011】以上のように本実施例によれば音響管13
内に反射板14,15、及び空洞20を設けることによ
り図の21の周波数特性上のような大きなピーク及びデ
ィップが無くなり映像分野に要求される音声明瞭度及び
音質向上が実現でき、しかも材料面においてもコストダ
ウンが実現できる。なお、本実施例ではL1,L2を異
なる位置としたコストダウンが実現できる。なお、本実
施例ではL1,L2を異なる位置としたが、例えばL1
=L2とした条件においてもピーク、ディップのコント
ロールが可能となる条件もあり、本発明になんら規制を
加えるものではない。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明は、音響管内に反射
板及び空洞を設けることにより、従来の音響管と比較し
て、音響管内部に発生する周波数特性上の定在波のピー
ク及びディップを無くすことが可能となり、映像分野に
要求される音声明瞭度(音圧周波数特性における500
Hz〜4kHzの帯域の平坦化)の向上を実現し、かつ材料
面でもコストダウンが達成されるスピーカ装置を提供す
ることが実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるスピーカ装置の構造
【図2】本発明の一実施例におけるスピーカ装置の音響
特性図
【図3】従来のスピーカ装置の断面図
【図4】従来のスピーカ装置の音響特性図
【符号の説明】
11 スピーカ 12 孔 13 音響管 14 反射板 15 反射板 16 反射板 17 孔 18 孔 19 孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 秀明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スピーカの前面に開口部がほぼ矩形形状に
    構成された音波を導く音響管を配置し、この音響管内に
    は周波数特性上のピーク及びディップをコントロールす
    る反射板及び空洞を設けたスピーカ装置。
JP12851592A 1992-05-21 1992-05-21 スピーカ装置 Pending JPH05328477A (ja)

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JP12851592A JPH05328477A (ja) 1992-05-21 1992-05-21 スピーカ装置

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JP12851592A JPH05328477A (ja) 1992-05-21 1992-05-21 スピーカ装置

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