JP3123103B2 - スピーカ装置 - Google Patents

スピーカ装置

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JP3123103B2
JP3123103B2 JP03094027A JP9402791A JP3123103B2 JP 3123103 B2 JP3123103 B2 JP 3123103B2 JP 03094027 A JP03094027 A JP 03094027A JP 9402791 A JP9402791 A JP 9402791A JP 3123103 B2 JP3123103 B2 JP 3123103B2
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祐之 澤野
清 大橋
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  • Obtaining Desirable Characteristics In Audible-Bandwidth Transducers (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスピーカの前面部に音波
を導く音響管を配置したスピーカ装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン受像機の画面の大型
化が進み、その一方でスピーカ装置としての高性能化,
小型化が要求されている。
【0003】以下に従来の音響管を用いたスピーカ装置
について説明する。図3は従来の音響管を用いたスピー
カ装置の構成を示した構造断面図である。図3におい
て、32はスピーカ31の前面部に設けられた音響レン
ズ、33は前記スピーカ31より放射された音波を音響
管パネル36へ導くための孔、34は孔33の両サイド
に設けられた反射板、35は吸音材であり、37はバッ
フル板である。また、音響管パネル36,バッフル板3
7の肉厚は4mm程度である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の構成では、音響管パネル36,バッフル板37の
肉厚を4mmから2mm程度に薄くしたとき、音響管自身の
強度が従来より1/8程度に弱くなるため、音響管内の
内圧が音響管自身の強度を上回り、共振現象を起こし、
その結果特定の周波数f1において図4に示すように周
波数特性41上に大きなディップ,インピーダンス特性
42上に大きなピークを発生させ、音質を劣化さす問題
点を有していた。
【0005】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、音響管パネル,バッフル板の肉厚が2mm程度の音響
管を備えたスピーカ装置を構成し、動作させても従来の
スピーカ装置の音響管パネル,バッフル板の肉厚が4mm
程度のものと比較して、周波数特性,インピーダンス特
性上にそれぞれ大きなディップ,ピークがなく音質劣化
のないスピーカ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、スピーカの前面部に放射された音波の一部
を上記吸音材内に分散する分散孔をバッフル板の前面に
設けたものである。
【0007】
【作用】この構成によって、スピーカ装置を動作させる
と、スピーカから放射された全音波の一部が分散される
構造になっているため音響管自身の強度が音響管内の内
圧を上回り、結果として従来のスピーカ装置と比較し
て、周波数特性,インピーダンス特性上にそれぞれ大き
なディップ,ピークをなくした音質劣化のないものを提
供することができる。
【0008】
【実施例】 以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。図1は本発明の実施例におけるスピ
ーカ装置の構造断面図を示すものである。図1において
12はスピーカ11の前面部に設けられた音響レンズ、
13は前記スピーカ11より放射された音波を音響管1
6へ導くためにバッフル板17に設けられた孔、18は
音波の一部を後述する吸音材15に分散するために上記
バッフル板17の前面に設けられた分散孔、14は孔1
3の両サイドに設けられた反射板、15は上記反射板1
4と音響管16間に挿入された吸音材、17はスピーカ
11を取付けるためのバッフル板である。なお音響管
16、バッフル板17の肉厚は2mm程度であり、音響
管16とバッフル板17はネジにより固着されている。
【0009】以上のように構成されたスピーカ装置につ
いて、以下にその動作について説明する。まず、スピー
カ装置として動作させると音響管内に内圧がかかること
によって、特定の周波数において共振現象が発生する
が、バッフル板17の前面に設けられた分散孔18を経
て吸音材15にも音波が分散する分散効果により、音響
管自身の強度が音響管内の内圧を上回り結果として共振
現象をなくすことができる。
【0010】以上のように本実施例によればスピーカ1
1の前面部の一部分に放射された音波の一部を分散させ
る構造を設けることにより、図2のように21の周波数
特性、22のインピーダンス特性上にそれぞれ大きなデ
ィップ、ピークがなく、音質劣化のないものとでき、し
かも音響管16、バッフル板17の肉厚が2mm程度の
スピーカ装置を提供することができる。
【0011】
【発明の効果】以上のように本発明は、音響管16、バ
ッフル板17の肉厚が2mm程度でもスピーカの前面部
の一部分に放射された音波の一部を分散させる構造を設
けることにより、従来の肉厚4mm程度のものと比較し
て、周波数特性、インピーダンス特性上にそれぞれ大き
なディップ、ピークをなくした音質劣化がないスピーカ
装置を提供することを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるスピーカ装置の構造
断面図
【図2】本発明の一実施例におけるスピーカ装置の音響
特性を示した図
【図3】従来のスピーカ装置の構造断面図
【図4】従来のスピーカ装置の音響特性を示した図
【符号の説明】
11 スピーカ 12 音響管レンズ 13 14 反射板 15 吸音材16 音響管 17 バッフル板18 分散孔 21 周波数特性 22 インピーダンス特性
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 1/30 G10K 11/16 G10K 11/30 H04R 1/34 310

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカと、このスピーカが取り付けら
    れるとともにこのスピーカの前面に配置された孔を有す
    るバッフル板と、このバッフル板の前面に装着される開
    口部がほぼ矩形形状の音響管と、上記バッフル板の孔の
    両側に設けられた反射板と、この反射板と音響管との間
    に挿入された吸音材と、上記スピーカの前面部に放射さ
    れた音波の一部を上記吸音材に分散する上記バッフル板
    の前面に設けられた分散孔とで構成されるスピーカ装
    置。
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CN106847255B (zh) * 2017-03-10 2020-06-16 南京大学 一种三维宽带施罗德散射体

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