JP3063214B2 - スピーカ装置およびそれを用いたテレビジョン受像機 - Google Patents

スピーカ装置およびそれを用いたテレビジョン受像機

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JP3063214B2
JP3063214B2 JP3100718A JP10071891A JP3063214B2 JP 3063214 B2 JP3063214 B2 JP 3063214B2 JP 3100718 A JP3100718 A JP 3100718A JP 10071891 A JP10071891 A JP 10071891A JP 3063214 B2 JP3063214 B2 JP 3063214B2
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邦明 酒井
和明 田村
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機など
の映像機器や車載用音響装置に使用されるスピーカ装置
およびそれを用いたテレビジョン受像機に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】音響管を用いたスピーカ装置の代表的な
従来例について図面を用いて説明する。
【0003】図4は従来のスピーカ装置の構成を示した
一部切欠斜視図である。図4において、1は機器への組
込みを考慮し長細い矩形形状とした開口部を有する構成
の音波を導く音導管である。2はスピーカ、3はスピー
カ2を結合したバッフル板、4はバックカバーである。
上記スピーカ2はバッフル板3に対して同方向に結合さ
れており、バックカバー4はバッフル板3に対して開口
部と反対側に固着されて構成されたものであった。
【0004】図5は従来のスピーカ装置をテレビジョン
受像機に装着した状態の断面図である。図5において、
5は上記従来のスピーカ装置、6は陰極線管、7は陰極
線管6の電子銃部であり、上記スピーカ装置5は陰極線
管6の電子銃部7に近接して配置されたものであった。
【0005】このように構成されたテレビジョン受像機
のスピーカ装置5に電気的な入力を印加して音響再生を
行うように構成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、スピーカ装置5が陰極線管6の電子銃部7
に近接して配置されているために、スピーカ2の漏洩静
磁界が陰極線管6の電子銃部7に影響を及ぼし、電子ビ
ームが偏向され陰極線管6に色ズレや色ムラが発生す
る。参考までに図6に上記従来のスピーカ装置5の漏洩
静磁界の測定結果を示す。図6において、8はスピーカ
装置5の外側に近接して直線状に測定した漏洩静磁界の
磁界強度測定結果を示す。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、従来品では実現できなかった漏洩静磁界の大幅な低
減を可能とするスピーカ装置を提供することを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明のスピーカ装置は、近接した2つの開口部 を設
けたバッフル板と、このバッフル板の一方の面に装着さ
れたバックカバー と、上記バッフル板の他方の面に装着
された音響管と、上記開口部の一方に上 記バックカバー
側に向けて上記音響管内に装着された一方のスピーカ
と、上記 開口部の他方に上記音響管側に向けて上記バッ
クカバー内に装着された他方の スピーカとで構成したも
のである。
【0009】
【作用】この構成によって、それぞれが異なる向きに開
口面を有するようにバッフル板に結合されたスピーカの
漏洩静磁界が互いに逆極性のためにキャンセルし合うこ
とになり、スピーカ装置として見た場合に漏洩静磁界を
大幅に低減することが可能となり、これによってスピー
カ装置からの陰極線管の電子銃への悪影響を除去し、テ
レビジョン受像機の色ズレや色ムラの発生に対して大幅
な改善が可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
しながら説明する。なお前記図4から図6の符号と同一
符号のものは同一部分を示す。
【0011】図1は本発明のスピーカ装置の構成を示す
一部切欠斜視図である。図1において、1は機器への組
込みを考慮し細長い矩形形状とした開口部を有するよう
に構成された音波を導く音響管である。11および12
は中低域スピーカ、3はバッフル板であり、その開口部
にバッフル板3を挟んで対向するように一方の面に中低
域再生用スピーカ11を他方の面に中低域再生用スピー
カ12を夫々が上記開口部を介して反対側を望むように
装着されている。4はバックカバーであり、図のように
上記中低域再生用スピーカ11を内包するようにバッフ
ル板3に装着されている。 なお、上記音響管1は中低域
再生用スピーカ12を内包するようにバッフル板3に装
着されている。
【0012】図2は図1のスピーカ装置のA−Aより見
た断面図であり、中低域再生用スピーカ11および12
がバッフル板3を挟んで対向するように結合されてい
る。
【0013】以上のように構成された本発明のスピーカ
装置の漏洩静磁界の測定結果を図3に示す。図3におい
て、9は本発明によるスピーカ装置の外側に近接して直
線状に測定した漏洩静磁界の磁界強度測定結果を示すも
のであり、8は従来のスピーカ装置5の漏洩静磁界の磁
界強度測定結果を比較のために示す。図3からもわかる
ように、従来のスピーカ装置5の漏洩静磁界10に比べ
て、本発明のスピーカ装置の漏洩静磁界9では大幅な改
善効果が得られることがわかる。
【0014】なお、本実施例においては、1つのスピー
カ装置内に2つのスピーカを取りつけた例を用いたが、
上記スピーカ装置はそれぞれが独立した2つのスピーカ
装置とした場合でも、同様の効果が得られることは言う
までもない。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によるスピーカ装置
は、スピーカ装置として見た場合に漏洩静磁界を大幅に
低減することが可能となり、このスピーカ装置をテレビ
ジョン受像機に内蔵した場合にスピーカ装置からの漏洩
静磁界による陰極線管の電子銃への悪影響を除去し、テ
レビジョン受像機の色ズレや色ムラの発生に対して大幅
な改善を行うことが可能となるものである。
【0016】さらに、本発明には、上記の効果の他にス
ピーカのボイスコイルが振動することによって生じる動
磁界の漏洩をも打ち消しあい低減させることができる、
という特筆すべき別の効果も得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるスピーカ装置の構成
を示した一部切欠斜視図
【図2】同実施例によるスピーカ装置のA−Aより見た
断面図
【図3】本発明のスピーカ装置の漏洩静磁界の測定結果
ならびに従来例のスピーカ装置の同測定結果を示した特
性図
【図4】従来のスピーカ装置の構成を示した一部切欠斜
視図
【図5】従来のスピーカ装置をテレビジョン受像機に装
着した状態を示す断面図
【図6】従来のスピーカ装置の漏洩静磁界の測定結果を
示した特性図
【符号の説明】 1 音導管 3 バッフル板 4 バックカバー 8 従来のスピーカ装置の漏洩静磁界 9 本発明のスピーカ装置の漏洩静磁界 11,12 中低域再生用スピーカ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04R 9/00 H04R 9/00 E (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 1/00 310 H04N 5/64 541 H04R 1/02 102 H04R 1/28 310 H04R 1/34 310 H04R 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 近接した2つの開口部を設けたバッフル
    と、このバッフル板の一方の面に装着されたバックカ
    バーと、上記バッフル板の他方の面に装着された音響管
    と、上記開口部の一方に上記バックカバー側に向けて上
    記音響管内に装着された一方のスピーカと、上記開口部
    の他方に上記音響管側に向けて上記バックカバー内に装
    着された他方のスピーカとで構成されるスピーカ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のスピーカ装置を用いたテ
    レビジョン受像機。
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