JPH05328454A - 誘導磁界送受信アンテナ - Google Patents

誘導磁界送受信アンテナ

Info

Publication number
JPH05328454A
JPH05328454A JP4182128A JP18212892A JPH05328454A JP H05328454 A JPH05328454 A JP H05328454A JP 4182128 A JP4182128 A JP 4182128A JP 18212892 A JP18212892 A JP 18212892A JP H05328454 A JPH05328454 A JP H05328454A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
coils
magnetic field
frequency
reception
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4182128A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Nishimoto
晃 西本
Akirou Masakado
彰朗 正角
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP4182128A priority Critical patent/JPH05328454A/ja
Publication of JPH05328454A publication Critical patent/JPH05328454A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の被制御家庭用機器等のリモート制御に
用いる磁波の送受信を行うためのアンテナの指向性を、
ほぼ平面全方向とする誘導磁界送受信アンテナを提供す
る。 【構成】 磁波の送受信を行うアンテナ本体を形成する
複数個、例えば2個のコイル6a,6bを設け、この2
個のコイル6aと6bの相互インダクタンスが実質的に
ほぼゼロとなる位置に近接配置するよう構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば複数の家庭用
機器などをワイヤレスで特に指向性を考慮することなく
的確に部屋の内外から遠隔制御することが可能な誘導磁
界送受信アンテナに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の誘導磁界送受信アンテナ
を用いた制御の一例として、例えば特開昭62−278
91号公報に施錠検出装置が開示されている。図4はそ
の一例を示す窓の施錠検出装置の要部構成正面図、図5
はこの施錠検出装置の回路構成ブロック図、図6はその
可動側の施錠検知センサ部の回路構成図である。
【0003】図4,5において、31は施錠検出装置、
32は窓枠、33a,33bは引違いに開閉される2枚
のガラス戸、34a,34bはそれぞれガラス戸33
a,33bの縦かまちで、この縦かまち34aにはクレ
セント錠35の回動レバー35aが、また縦かまち34
bには回動レバー35aと係合して施錠する係合爪35
bとが取付けられている。
【0004】41は施錠を検出するためのメインコント
ローラ、42は発振器、43は、発振器42に接続され
た誘導磁界送受信アンテナ兼用のコイルであり、44
は、メインコントローラ41と発振器42とを接続する
配線である。また、図5,6における45は、ガラス戸
33a,33b側に取付けられる施錠検知センサ(以
下、単にセンサという)で、このセンサ45は、可動側
コイル45aとコンデンサ45bとで構成され、施錠し
た時にリードスイッチ46によって閉回路を形成し、コ
イル45aとコイル43とが電磁結合状態となるように
構成されている。
【0005】以上の構成において、ガラス戸33a,3
3bを閉じてクレセント錠35の回動レバー35aを回
動して係合爪35bに係止させると、リードスイッチ4
6が働いて、センサ45は閉回路を形成し、コイル45
aが固定側のコイル43と電磁結合状態となる。この電
磁結合によるインダクタンスの変化をメインコントロー
ラ41で検出して、これを表示などにより通報し、これ
によりガラス戸33a,33bが接続されていることを
確認し得る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例は以上のように構成されているので、センサ45部
とメインコントローラ41とが電磁誘導により結合し、
この電磁結合はセンサ45部のコイル45aとコンデン
サ45bとによるLC共振回路で構成されているため
に、電磁結合の検知距離が極めて短く、センサ部毎に検
出部即ち親機がセットで必要となり、かつ検出方向も一
方向であり、用途が限定されるだけでなく、複数の検知
を必要とする場合には設備費が高価となるという問題点
があった。
【0007】この発明は、以上のような従来例の問題点
を解消するためになされたもので、親機1台で複数のユ
ニットの遠隔制御を可能とし、かつリモートコントロー
ラ側の指向性が一方向に限定されず、ほぼ平面全方向に
送受信を可能とし、さらに磁波を用いるために混信が少
なく複数周波数を使用して複数の被制御機器の制御を的
確に行うことができる誘導磁界送受信アンテナの提供を
目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、この発明に係
る誘導磁界送受信アンテナは、磁波の送受信を行うアン
テナ本体を形成する複数個のコイルを設け、この複数個
のコイルの相互インダクタンスが実質的にほぼゼロとな
る位置に近接配置するよう構成することにより、前記の
目的を達成しようとするものである。
【0009】
【作用】以上のような構成としたこの発明に係る誘導磁
界送受信アンテナは、磁波の送受信を行うアンテナ本体
として、例えば2個または3個等の複数個のコイルを設
け、この複数個のコイルの相互インダクタンスが実質的
にほぼゼロとなるように近接配置したので、複数の周波
数によって制御される複数の被制御機器の制御をワイヤ
レスで室の内外から特に指向性を考慮することなく、容
易かつ的確に制御することが可能となる。
【0010】
【実施例】以下に、この発明の実施例を図に基づいて説
明する。 (構成)図1にこの発明の一実施例を示す誘導磁界送受
信アンテナを用いた例えば家庭内の照明制御システムの
構成ブロック図を示す。図2(a),(b)は、この実
施例の誘導磁界送受信アンテナを用いたリモートコント
ローラユニットの要部構成回路図の2例である。
【0011】図1および図2において、1は、親機とし
ての誘導磁界送受信制御システム、2は複数の異なる周
波数の信号を生成して、これを所定の周期で順次送出す
るための信号発生部、3は所定の周期で送信と受信とを
切換えるための送受信切換スイッチ、4は、信号発生部
2からの送出信号を空間に発信するとともにリモートコ
ントロールユニット(以下、単にリモコンという)5か
らの返信を受信するため、プリント基板などに印刷形成
されたループアンテナ、6a,6bは、リモコン5内に
設けられ、互に近接して直交する位置、すなわちT字形
に配設されて相互インダクタンスが実質的にほぼゼロと
なるよう構成された2個のコイル、7はコンデンサ、8
は水晶振動子であり、9はオン・オフ用のスイッチで、
センサ部Sを構成している。そして、コイル6aと6b
がほぼ平面のすべての方向に磁波の送受信を可能とする
誘導磁界送受信アンテナAを構成し、これのコイル6
a,6bと、コンデンサ7,水晶振動子8およびオン・
オフスイッチ9でリモコン5が構成されている。10
は、切換スイッチ3から送出される受信信号の検出部、
11は検出信号処理部であり、12は、例えば照明の点
灯,消灯などをリモコン5のスイッチ9のオン・オフに
より制御するための制御部である。
【0012】また、f1 〜fn は信号発生部2で生成送
出される複数の周波数の信号、rnは所定の周期で切換
スイッチ3の切換に対応してループアンテナ4から発信
される周波数fn の発信信号に対応してセンサ部Sから
返信される信号いわゆるエコーであり、Pは制御パネル
を示す。
【0013】(動作)以上の構成に基づいて動作を説明
する。まず、制御パネルPの不図示の電源スイッチをオ
ンにすると、信号発生部2から所定の周期で順次n種の
異なる周波数f1 〜fn の信号出力が切換スイッチ3を
介して接点aの接続によりループアンテナ4から送信さ
れる。
【0014】いま、仮に、周波数fn が照明制御用の周
波数とすると、所定の周期でアンテナ4に周波数fn
信号電流が流れ、この信号電流によって周波数fn の磁
束が発生し、この時周波数fn によって共振する固有の
周波数選択特性を有する照明制御用のセンサ部Sがスイ
ッチ9のオンによって共振する。この時、所定のタイミ
ングで切換スイッチ3の接点aがbに切換えられると、
これによってループアンテナ4からの磁束が消滅し、ア
ンテナA兼用のコイル6a,6bからエコーr n を生ず
る。このエコーrn の電磁誘導によりループアンテナ4
に信号電流が生じ、この信号電流が検出部10に受信さ
れ、処理部11によってこの周波数fnを固有の周波数
とする被制御機器である照明電源がオン・オフされる。
切換スイッチ3は続いて接点bから接点aに切換えら
れ、信号発生部2から再びf1 の周波数の信号電流がル
ープアンテナ4に流れ、以下同様にして再びfn の周波
数まで繰返して次々に異なる周波数の信号電流がループ
アンテナ4に流されて、固有の制御周波数により制御さ
れる複数の被制御機器のオン・オフ制御を行うことがで
きる。
【0015】これによって、複数の家庭用の被制御機器
の制御、例えば前記照明器具の点灯および消灯あるいは
窓や雨戸の開閉などを遠隔操作でかつ特に指向性を考慮
する必要なしに的確に制御することが可能になる。
【0016】(他の実施例)前記実施例は、図2に示す
ように、2個のコイルを使用した事例を示したが、図3
に3個のコイルを使用した他の実施例の図2相当図を示
す。20a,20b,20cは、それぞれ共振周波数の
異なるセンサの各コイルであり、直交X,Y,Z座標軸
上で互に相互インダクタンスが実質的にほぼゼロとなる
よう接近して配置されている。21a,21b,21c
は各コンデンサ、22a,22b,22cは各水晶振動
子あるいはセラミック共振子、また23a,23b,2
3cは各可変抵抗器である。
【0017】この場合、3個のコイルは図示のように互
に直交(90°)角度で取付けられたとき最も感度が高
いが、場合によっては他の角度であっても差支えない。
本実施例の動作機能に関しては前記実施例に準ずるた
め、重複説明は省略する。
【0018】なお、前記各実施例においては、コイルの
個数が2個および3個の例を示したが、この発明はこれ
のみに限定されるものでなく、各コイルの相互インダク
タンスが実質的にほぼゼロとなる位置で近接配置すれ
ば、それ以上の複数個であっても差支えないことはもち
ろんである。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、磁波の送受信を行うアンテナを複数個のコイルで形
成し、この複数個のコイルの相互インダクタンスがほぼ
ゼロになるように接近して配設したので、家電機器など
の被制御機器の遠隔制御を指向性を考慮することなく極
めて容易かつ的確に制御することができる。
【0020】また、電波でなく磁波を用いているために
混信が少なく、複数の周波数による複数の被制御機器の
制御を1台の親機で的確に制御できるので、制御装置の
構成が簡素化され、価格を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施例の誘導磁界送受信アンテナを用いた
制御システムの構成ブロック図
【図2】 図1の実施例のリモートコントロールユニッ
トの要部構成回路図の2例
【図3】 他の実施例の図2相当回路図
【図4】 従来の誘導磁界送受信アンテナを用いた施錠
検知装置の一例の要部構成正面図
【図5】 その施錠検知装置の回路構成ブロック図
【図6】 その可動側の施錠検知センサ部の回路構成図
【符号の説明】
6a,6b;20a,20b,20c 複数のコイル A 誘導磁界送受信アンテナ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁波の送受信を行うアンテナ本体を形成
    する複数個のコイルを設け、この複数個のコイルの相互
    インダクタンスが実質的にほぼゼロとなる位置に近接配
    置して成ることを特徴とする誘導磁界送受信アンテナ。
  2. 【請求項2】 前記コイルの複数個数は、2また3のい
    ずれかであることを特徴とする請求項1記載の誘導磁界
    送受信アンテナ。
JP4182128A 1991-10-07 1992-07-09 誘導磁界送受信アンテナ Pending JPH05328454A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4182128A JPH05328454A (ja) 1991-10-07 1992-07-09 誘導磁界送受信アンテナ

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25905491 1991-10-07
JP3-259054 1991-10-07
JP4182128A JPH05328454A (ja) 1991-10-07 1992-07-09 誘導磁界送受信アンテナ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05328454A true JPH05328454A (ja) 1993-12-10

Family

ID=17328686

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4182128A Pending JPH05328454A (ja) 1991-10-07 1992-07-09 誘導磁界送受信アンテナ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05328454A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2667121A1 (es) * 2017-12-27 2018-05-09 Universidad Politécnica de Madrid Sistema inductivo de transmisión/recepción de datos mediante bloqueo de la generación de armónicos de un núcleo ferromagnético

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2667121A1 (es) * 2017-12-27 2018-05-09 Universidad Politécnica de Madrid Sistema inductivo de transmisión/recepción de datos mediante bloqueo de la generación de armónicos de un núcleo ferromagnético
US10607464B2 (en) 2017-12-27 2020-03-31 Universidad Politécnica de Madrid Inductive system for data transmission/reception by means of locking the generation of harmonics on a ferromagnetic core

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6166706A (en) Rotating field antenna with a magnetically coupled quadrature loop
US6351215B2 (en) Monitoring antenna system
JPS6366627A (ja) 位置指示器の状態検出方式
US20120122400A1 (en) Proximity wireless communication apparatus including fixed housing and movable housing rotated endlessly
EP1357635B1 (en) Arrangement of antennae in an electronic article surveillance (EAS) system and method thereof
US6333691B1 (en) Motion detector
JPH05328454A (ja) 誘導磁界送受信アンテナ
JPH0411177A (ja) ドアの施錠検知装置
JP2003298348A (ja) アンテナ装置
USRE29341E (en) Locking apparatus
WO2001022118A2 (en) System and method for locating radio frequency identification tags using three-phase antenna
US5383043A (en) Omni-directional infrared sensing circuit
JPH06253375A (ja) ワイヤレスセキュリティシステム
JPH03242795A (ja) 電源プラグ差込み検知装置
JP2983239B2 (ja) 施錠確認装置
JPH03212580A (ja) 戸・窓の施錠検知装置
WO1998021701A1 (en) Balanced type magnetically actuated proximity switch and radio frequency monitoring system
JP2779049B2 (ja) ワイヤレスリモコンシステム
JPH04296998A (ja) ワイヤレス窓開閉検知システム
JP3071231B2 (ja) ワイヤレス窓施錠検知システム
JPH03212798A (ja) ガス漏れ検知装置
JPH03118691A (ja) ワイヤレス防犯防災装置
JP3048394B2 (ja) ワイヤレス移動量センサー
JPS6227891A (ja) 施錠検出装置
JPH06268431A (ja) 無線通信用アンテナ