JPH05327575A - 移動体衛星通信の音声伝送方式 - Google Patents
移動体衛星通信の音声伝送方式Info
- Publication number
- JPH05327575A JPH05327575A JP4079694A JP7969492A JPH05327575A JP H05327575 A JPH05327575 A JP H05327575A JP 4079694 A JP4079694 A JP 4079694A JP 7969492 A JP7969492 A JP 7969492A JP H05327575 A JPH05327575 A JP H05327575A
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- JP
- Japan
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- burst
- voice
- signal
- audio
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- Transceivers (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ボイスアクティベーション方式を利用した移動
体衛星通信の音声伝送方式において、プリアンブルワー
ドを削除してシャドーイングされた場合の再引き込み時
間の増加を減らして通信回線の利用効率を向上する。 【構成】ボイスアクティベーション方式を用い、送信側
においては送信すべき音声信号があるときには、ユニー
クワードと音声信号とだけで構成される比較的短い1バ
ースト長の音声バースト信号を送信し、送信すべき音声
信号がないときはバーストを送信しない。受信側におい
ては、プリアンブルレス復調器11により受信バースト
を復調する。
体衛星通信の音声伝送方式において、プリアンブルワー
ドを削除してシャドーイングされた場合の再引き込み時
間の増加を減らして通信回線の利用効率を向上する。 【構成】ボイスアクティベーション方式を用い、送信側
においては送信すべき音声信号があるときには、ユニー
クワードと音声信号とだけで構成される比較的短い1バ
ースト長の音声バースト信号を送信し、送信すべき音声
信号がないときはバーストを送信しない。受信側におい
ては、プリアンブルレス復調器11により受信バースト
を復調する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動体衛星通信システ
ムにおける音声伝送方式に関する。
ムにおける音声伝送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に移動体衛星通信システムは、少数
の中心局と、衛星を介して通信を行う多数の子局により
構成される。システムに収容する子局数が、非常に多い
ことが大きな特徴である。このような移動体衛星通信シ
ステムにおいて音声を伝送する場合に、音声を音声デー
タとして実際に送信する時間率は非常に低いために、限
りある通信衛星のパワーを有効に活用するために、音声
がない時に送信信号を出力しない、すなわちボイスアク
ティベーション方式を採用して通信衛星のもつパワーを
節約し、参加局数の増加を計ることが一般的である。従
来この種の移動体衛星通信システムのボイスアクティベ
ーションバーストフォーマットは図3に示すように、音
声が発生した場合には、音声符号化した音声データの前
にプリアンブルワールド(PW)とユニークワード(U
W)とを配置し、音声が入力し続けられる間ユニークワ
ードをフレーム長周期で挿入している。プリアンブルワ
ードは、受信側復調器での同期引き込み特性を改善する
ために、ユニークワードは音声データの開始タイミング
の決定、及び、その検出パターンにより復調時に発生す
る位相不確定性除去を行うために一定周期のフレーム長
で配置されていた。一方、従来の移動体衛星通信の音声
伝送方式では、子局である移動体局が建物の影に入るな
どして、通信衛星を見通せなくなることが頻繁に発生す
るが、その時信号が瞬断し通信に支障を来す。このシャ
ドーイング現象により、到達できなかった信号は当然の
ことながら受信側で再生することは非常に困難である。
しかしながらこの部分の音声信号を救済することができ
なくとも、シャドーイング後に信号が復帰してきたとき
に、早く復調器を引き込ませて、廃棄される音声信号量
を最小限に留めることが必要である。
の中心局と、衛星を介して通信を行う多数の子局により
構成される。システムに収容する子局数が、非常に多い
ことが大きな特徴である。このような移動体衛星通信シ
ステムにおいて音声を伝送する場合に、音声を音声デー
タとして実際に送信する時間率は非常に低いために、限
りある通信衛星のパワーを有効に活用するために、音声
がない時に送信信号を出力しない、すなわちボイスアク
ティベーション方式を採用して通信衛星のもつパワーを
節約し、参加局数の増加を計ることが一般的である。従
来この種の移動体衛星通信システムのボイスアクティベ
ーションバーストフォーマットは図3に示すように、音
声が発生した場合には、音声符号化した音声データの前
にプリアンブルワールド(PW)とユニークワード(U
W)とを配置し、音声が入力し続けられる間ユニークワ
ードをフレーム長周期で挿入している。プリアンブルワ
ードは、受信側復調器での同期引き込み特性を改善する
ために、ユニークワードは音声データの開始タイミング
の決定、及び、その検出パターンにより復調時に発生す
る位相不確定性除去を行うために一定周期のフレーム長
で配置されていた。一方、従来の移動体衛星通信の音声
伝送方式では、子局である移動体局が建物の影に入るな
どして、通信衛星を見通せなくなることが頻繁に発生す
るが、その時信号が瞬断し通信に支障を来す。このシャ
ドーイング現象により、到達できなかった信号は当然の
ことながら受信側で再生することは非常に困難である。
しかしながらこの部分の音声信号を救済することができ
なくとも、シャドーイング後に信号が復帰してきたとき
に、早く復調器を引き込ませて、廃棄される音声信号量
を最小限に留めることが必要である。
【0003】従来の移動体衛星通信での音声伝送方式で
は前述のようなバーストフォーマットを使用し復調器で
は、プリアンブル部分を受信することを期待しているの
で、プリアンブル部分がシャドーイングにより欠けると
音声バースト信号の復調が非常に困難となり、通話者に
違和感を与える程度の比較的長い音声信号の欠落を覚悟
しなければならなかった。
は前述のようなバーストフォーマットを使用し復調器で
は、プリアンブル部分を受信することを期待しているの
で、プリアンブル部分がシャドーイングにより欠けると
音声バースト信号の復調が非常に困難となり、通話者に
違和感を与える程度の比較的長い音声信号の欠落を覚悟
しなければならなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の音声伝送方式により欠落長を短くするために、バー
スト信号中にプリアンブルワードを多数配置すれば、瞬
断後の早期引き込みは可能となるであろうが、チャネル
レートが上昇し伝送効率が低下する欠点がある。さらに
衛星トランスポンダの有するパワーを効率良く使用でき
ず、ボイスアクティベーションの特徴を十分に活かし通
信衛星の利用効率を上げることができない欠点もある。
来の音声伝送方式により欠落長を短くするために、バー
スト信号中にプリアンブルワードを多数配置すれば、瞬
断後の早期引き込みは可能となるであろうが、チャネル
レートが上昇し伝送効率が低下する欠点がある。さらに
衛星トランスポンダの有するパワーを効率良く使用でき
ず、ボイスアクティベーションの特徴を十分に活かし通
信衛星の利用効率を上げることができない欠点もある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の移動体衛星通信
用の音声伝送方式は音声が発生した時に音声バースト信
号を送信し、音声がないときには音声バースト信号を送
信しないボイスアクティベーション方式を用いた移動体
衛星通信の音声伝送方式において、音声バーストとして
ユニークワードと音声データだけで構成される一定長の
バースト信号を用いる。
用の音声伝送方式は音声が発生した時に音声バースト信
号を送信し、音声がないときには音声バースト信号を送
信しないボイスアクティベーション方式を用いた移動体
衛星通信の音声伝送方式において、音声バーストとして
ユニークワードと音声データだけで構成される一定長の
バースト信号を用いる。
【0006】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示すブロック図、図2
は本実施例による音声データバーストを示す信号フォー
マットである。図1において、送信局側は音声符号化回
路1と変調器2から構成され、受信局側は、プリアンブ
ルレス復調器11と音声復号化回路12とから構成され
る。送信局での入力の音声信号は音声符号化回路1に入
力される。音声符号化回路1は、内部に比較的短かい1
バースト長をカウントするバーストカウンタを持ち、入
力される音声信号をこのバーストタイミング毎に符号化
し、ユニークワードを除く1バースト長の音声データ信
号を出力するものである。一方、この音声符号化回路1
は、入力に音声信号が含まれていないときにはバースト
信号を出力せず、音声信号がある場合のみバースト信号
を出力することによって、ボイスアクティベーションを
実現する。変調器2は、図2に示すようにバースト信号
が入力されたときのみ、ユニークワードのみを付加して
音声データとともに変調し相手局に向け送信する。音声
符号化回路1から、ほぼ連続してバースト音声データが
入力される場合には、隣接するバースト信号は見掛け上
連続することになるが、これは受信側での復調動作に何
ら支障を与えるものではない。受信局のプリアンブルレ
ス復調器11は、受信したバースト信号からユニークワ
ードを認識し、ユニークワードを除去した音声データ部
分のみを音声復号化回路12へ送出する。音声復号化回
路12は、音声データから音声信号を復号し出力する。
る。図1は、本発明の一実施例を示すブロック図、図2
は本実施例による音声データバーストを示す信号フォー
マットである。図1において、送信局側は音声符号化回
路1と変調器2から構成され、受信局側は、プリアンブ
ルレス復調器11と音声復号化回路12とから構成され
る。送信局での入力の音声信号は音声符号化回路1に入
力される。音声符号化回路1は、内部に比較的短かい1
バースト長をカウントするバーストカウンタを持ち、入
力される音声信号をこのバーストタイミング毎に符号化
し、ユニークワードを除く1バースト長の音声データ信
号を出力するものである。一方、この音声符号化回路1
は、入力に音声信号が含まれていないときにはバースト
信号を出力せず、音声信号がある場合のみバースト信号
を出力することによって、ボイスアクティベーションを
実現する。変調器2は、図2に示すようにバースト信号
が入力されたときのみ、ユニークワードのみを付加して
音声データとともに変調し相手局に向け送信する。音声
符号化回路1から、ほぼ連続してバースト音声データが
入力される場合には、隣接するバースト信号は見掛け上
連続することになるが、これは受信側での復調動作に何
ら支障を与えるものではない。受信局のプリアンブルレ
ス復調器11は、受信したバースト信号からユニークワ
ードを認識し、ユニークワードを除去した音声データ部
分のみを音声復号化回路12へ送出する。音声復号化回
路12は、音声データから音声信号を復号し出力する。
【0007】
【発明の効果】以上述べたように本発明の音声伝送方式
では、音声データにユニークワードのみを付加すること
により、バースト信号がシャドーイングされた場合に、
そのバーストのみが廃棄され、シャドーイングから復帰
したときプリアンブルレス復調器の採用により、すぐ次
のユニークワードが検出されたバーストから音声を復調
できる。さらにボイスアクティベーション利用による通
信衛星パワーの節約という特徴はそのまま活かすことが
できる効果がある。
では、音声データにユニークワードのみを付加すること
により、バースト信号がシャドーイングされた場合に、
そのバーストのみが廃棄され、シャドーイングから復帰
したときプリアンブルレス復調器の採用により、すぐ次
のユニークワードが検出されたバーストから音声を復調
できる。さらにボイスアクティベーション利用による通
信衛星パワーの節約という特徴はそのまま活かすことが
できる効果がある。
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】本実施例の信号フォーマット図である。
【図3】従来例の信号フォーマット図である。
1 音声符号化回路 2 変調器 11 プリアンブルレス復調器 12 音声復号化回路
Claims (1)
- 【請求項1】 音声が発生した時に音声バースト信号を
送信し、音声がないときには音声バースト信号を送信し
ないボイスアクティベーション方式を用いた移動体衛星
通信の音声伝送方式において、音声バーストとしてユニ
ークワードと音声データだけで構成される一定長のバー
スト信号を用いることを特徴とする移動体衛星通信の音
声伝送方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4079694A JP2848093B2 (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 移動体衛星通信の音声伝送方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4079694A JP2848093B2 (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 移動体衛星通信の音声伝送方式 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05327575A true JPH05327575A (ja) | 1993-12-10 |
JP2848093B2 JP2848093B2 (ja) | 1999-01-20 |
Family
ID=13697324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4079694A Expired - Lifetime JP2848093B2 (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 移動体衛星通信の音声伝送方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2848093B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996003816A1 (fr) * | 1994-07-21 | 1996-02-08 | Ntt Mobile Communications Network Inc. | Procede et dispositif pour interrompre des informations audio dans un systeme de telecommunications mobile par satellite |
-
1992
- 1992-04-01 JP JP4079694A patent/JP2848093B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996003816A1 (fr) * | 1994-07-21 | 1996-02-08 | Ntt Mobile Communications Network Inc. | Procede et dispositif pour interrompre des informations audio dans un systeme de telecommunications mobile par satellite |
US5745492A (en) * | 1994-07-21 | 1998-04-28 | Ntt Mobile Communications Network, Inc. | Speech information freeze-out control method and equipment in mobile satellite communication system |
EP1494378A2 (en) * | 1994-07-21 | 2005-01-05 | NTT DoCoMo, Inc. | Speech information freeze-out control method and equipment in mobile satellite communication system |
EP1494378A3 (en) * | 1994-07-21 | 2005-02-16 | NTT DoCoMo, Inc. | Speech information freeze-out control method and equipment in mobile satellite communication system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2848093B2 (ja) | 1999-01-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19981006 |