JP2619166B2 - 衛星通信システム - Google Patents

衛星通信システム

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JP2619166B2
JP2619166B2 JP27727591A JP27727591A JP2619166B2 JP 2619166 B2 JP2619166 B2 JP 2619166B2 JP 27727591 A JP27727591 A JP 27727591A JP 27727591 A JP27727591 A JP 27727591A JP 2619166 B2 JP2619166 B2 JP 2619166B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衛星通信システムに
関し、特に、要求割当多元接続方式(DemandAssignment
Multiple Access; DAMA)における強制切断手順の改良
を図ったものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、要求割当多元接続方式(Dema
nd Assignment Multiple Access; DAMA)を用いた、従来
の衛星通信システムの構成を示す図であり、図におい
て、1は衛星、2及び3は子局、4は親局、5は子局間
の個別通信路、6は子局と親局間の制御回線路である。
図11は子局の簡単な構成を示した図であり、図におい
て、7はアンテナ、8は大電力送信機、9は送信周波数
変換器、10は変調器、11は低雑音受信機、12は受
信周波数変換器、13,14は復調器、15は送話入
力、16は受話出力、17は強制切断指令出力である。
【0003】次に、図12はこの衛星通信システムで使
用される搬送波を示す図であり、図にておいて、fR
親局から子局への制御回線で、一般にチャネル制御回線
(下り)と称するもの、fC はシステム内の複数の子局
から親局に対する接続要求,解放要求等を送出する制御
回線で、チャネル制御回線(上り)と称するもの、
R ′は強制切断用に親局から子局に対して送出される
制御回線、f1 ,f2 は子局からの接続要求に応じて親
局により割り当てられる個別通信用搬送波である。図1
3,図14は上記f1 ,f2 の接続,解放の手順を示す
図である。
【0004】次に動作について説明する。DAMAシス
テムは、子局からの接続要求に応じて、子局間の個別通
信路をその都度設定するシステムであり、図13に示す
ように、例えば子局Aからチャネル制御回線(上り)f
C を使用して、親局Rに個別通信路の設定を要求する。
親局Rは自局の管理する周波数リソースの中から空いて
いる搬送波2本(例えば図12のf1 及びf2 )を捜し
出し、チャネル制御回線(下り)fR を使用して、子局
Aと子局Bに対し、該子局が送信(受信)すべき搬送波
周波数f1 (f2 )及びf2 (f1 )を指令する。該子
局は、この指令された周波数を使って、両局間の双方向
通信路を設定し、通話が可能となる。通話終了後、両子
局はf1 ,f2 の搬送波の送信を停止し、再びチャネル
制御回線(上り)fC を使って親局Rに対し、通信終了
を通知する。親局はこれを受けて自局の管理する周波数
リソースにf1 とf2 を戻し、チャネル制御回線(下
り)fR を使用して該子局に終了確認信号を送出する。
【0005】これを図11を用いて説明する。接続要求
は送り手(例えば子局A)からの送話入力15を通じ、
変調器10に伝達される。この変調器10は搬送波周波
数がfC になるようにあらかじめ設定されており、接続
要求信号は送信周波数変換器9によって衛星回線上の高
周波に変換され、大電力送信機8により増幅されてアン
テナ7から衛星に送信される。一方、親局Rからの制御
信号は低雑音増幅器11により衛星からの微弱な信号を
増幅し、受信周波数変換器12により復調器13の動作
に適した周波数に変換される。復調器13は、その受信
周波数としてfR を受信するのに適するよう、あらかじ
め設定されており、上記接続手順で説明したように親局
からの割当周波数f1 (例えば送信周波数),f2 (例
えば受信周波数)を解読することができる。これに従
い、変調器10の送信周波数をfC からf1 に設定変更
し、復調器13の受信周波数をfR からf2 に設定変更
し、さらに通信相手となる子局Bでもこれに対応する設
定が同様の手順で行われることにより、子局Aと子局B
のそれぞれの送話入力15,受話出力16の間で通話が
可能となる。
【0006】次に、このようなDAMAシステムにおい
て、衛星の周波数リソースがすべて各子局によって使用
されている時に、緊急を要する通話要求が新たにあった
場合、既に使用されている個別通信路の一つを強制的に
切断する必要がある。これを可能とするため、親局Rは
図12に示すように、別に搬送波fR′にて任意の子局
に対し切断指令を送信することができる。
【0007】この搬送波に含まれる切断指令は、図11
に示す復調器14で受信され、該子局の個別通信路を切
断すべきであると指令された場合は、該復調器14の切
断制御出力17を介して変調器10に対し、送信搬送波
を断とすることが可能となる。この様子を図14に示
す。図14において、子局A,子局B間でf1 ,f2
よって個別通信路が設定されるまでは、図13と同じで
あるが、通信中にfR ′によって親局Rから強制切断指
令が送信される様子を示している なお、上記図11の
ものと目的は異なるが、ボイスアクチベーションによる
信号断時にも、受信する信号を制御信号に切り替えて常
に信号を受信することにより、衛生追尾性能を充実させ
るようにしたものが特開昭62−62628号に開示さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のDAMAシステ
ムは以上のように構成されているので、強制切断用に子
局において強制切断指令を常に受信しておくための余分
な復調器を必要とするという問題点があった。
【0009】また特開昭62−62628号に開示され
た1つの復調器により構成されるものがあるが、この先
行技術において、制御信号受信状態から通話信号受信状
態への切り替えを行う手段は、この先行技術の実施例に
示されているように、呼が発生して通話へ移行すると
き、制御部からの制御信号により切り替えスイッチを切
り換えて通話信号が周波数変換部へ入力されるものとな
っている。しかし、このためには、親局が子局からの通
話開始毎に通話開始のプリアンブル信号を受信し、通話
開始の信号と子局のID番号とを制御信号にのせて送る
ことにより制御信号から通話信号への切り替えを行わな
ければならず、このために制御信号及び親局の制御回路
が複雑化してしまう,という問題があった。また親局が
常に通話信号の状態をモニタしていなければならないと
いう問題があった。この発明は上記のような問題点を解
消するためになされたもので、子局において、上記のよ
うな強制切断指令信号用の復調器が不要となる衛星通信
システムを簡易なシステムにて得ることを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る衛星通信
システムは、個別通信搬送波が音声のなくなった時に停
止することを利用し、この間に断続的な強制切断指令回
線を、受信する搬送波を切り換えて短時間受信すること
ができるようにするものである。
【0011】また発明に係る衛星通信システムは、個別
通信搬送波が音声のなくなった時に停止することを利用
し、この間に連続的な強制切断指令回線を、受信する搬
送波を切り換えて短時間受信することができるようにす
るものである。
【0012】また、この発明に係る衛星通信システム
は、個別通信搬送波が音声のなくなった時に停止するこ
とを利用し、この間に断続的な強制切断指令回線を、受
信する搬送波を切り換えて短時間受信することができる
ようにすること、及びこの強制切断ができるだけ速やか
に行えるよう、無声期間が一定以上続いた時、子局から
疑似音声バーストを送出して、相手子局の復調器を強制
切断指令搬送波に切り替えるタイミングを与えるように
したものである。
【0013】また、この発明に係る衛星通信システム
は、個別通信搬送波が音声のなくなった時に停止するこ
とを利用し、この間に連続的な強制切断指令回線を、受
信する搬送波を切り換えて短時間受信することができる
ようにすること、及びこの強制切断ができるだけ速やか
に行えるよう、無声期間が一定以上続いた時、子局から
疑似音声バーストを送出して、相手子局の復調器を強制
切断指令搬送波に切り替えるタイミングを与えるように
したものである。
【0014】また、この発明に係る衛星通信システム
は、子局間の断続的な個別通信信号の中に一定周期で個
別通信にとって有意でない信号区間(以下、休止区間と
称す)を設け、子局復調器はその休止区間の間は、親局
が連続的に送出する強制切断指令回線を切替受信するよ
うにしたものである。
【0015】また、この発明に係る衛星通信システム
は、子局間の断続的な個別通信信号の中に一定周期で個
別通信にとって有意でない信号区間(以下、休止区間と
称す)を設け、子局復調器はその休止区間の間は、親局
が連続的に送出する強制切断指令回線を切替受信するよ
うにしたものである。
【0016】
【作用】この発明においては、個別通信搬送波が音声の
なくなった時に停止することを利用し、この間に断続的
な強制切断指令回線を、受信する搬送波を切り換えて
時間受信することができるようにしたので、その強制切
断は、一台の復調器の受信周波数を時間的に個別通信搬
送波と強制切断指令搬送波に切替設定することにより達
成される。
【0017】また発明においては、個別通信搬送波が音
声のなくなった時に停止することを利用し、この間に連
続的な強制切断指令回線を、受信する搬送波を切り換え
短時間受信することができるようにしたので、その強
制切断は、一台の復調器の受信周波数を時間的に個別通
信搬送波と強制切断指令搬送波に切替設定することによ
り達成される。
【0018】また、この発明においては、個別通信搬送
波が音声のなくなった時に停止することを利用し、この
間に断続的な強制切断指令回線を、受信する搬送波を切
り換えて短時間受信することができるようにすること、
及びこの強制切断ができるだけ速やかに行えるよう、無
声期間が一定以上続いた時、子局から疑似音声バースト
を送出して、相手子局の復調器を強制切断指令搬送波に
切り替えるタイミングを与えるようにので、その強制切
断は、一台の復調器の受信周波数を時間的に個別通信搬
送波と強制切断指令搬送波に切替設定することにより達
成され、また、音声バーストの間隔が長くなっても、速
やかに切断が行える。
【0019】また、この発明においては、個別通信搬送
波が音声のなくなった時に停止することを利用し、この
間に連続的な強制切断指令回線を、受信する搬送波を切
り換えて短時間受信することができるようにすること、
及びこの強制切断ができるだけ速やかに行えるよう、無
声期間が一定以上続いた時、子局から疑似音声バースト
を送出して、相手子局の復調器を強制切断指令搬送波に
切り替えるタイミングを与えるようにしたので、その強
制切断は、一台の復調器の受信周波数を時間的に個別通
信搬送波と強制切断指令搬送波に切替設定することによ
り達成され、また、音声バーストの間隔が長くなって
も、速やかに切断が行える。
【0020】また、この発明においては、子局間の断続
的な個別通信信号の中に一定周期で個別通信にとって有
意でない信号区間(以下、休止区間と称す)を設け、子
局復調器はその休止区間の間は、親局が連続的に送出す
る強制切断指令回線を切替受信するようにしたので、そ
の強制切断は、一台の復調器の受信周波数を時間的に個
別通信搬送波と強制切断指令搬送波に切替設定すること
により達成される。
【0021】また、この発明に係る衛星通信システム
は、子局間の断続的な個別通信信号の中に一定周期で個
別通信にとって有意でない信号区間(以下、休止区間と
称す)を設け、子局復調器はその休止区間の間は、親局
が連続的に送出する強制切断指令回線を切替受信するよ
うにしたので、その強制切断は、一台の復調器の受信周
波数を時間的に個別通信搬送波と強制切断指令搬送波に
切替設定することにより達成される。
【0022】
【実施例】以下、この発明の一実施例について説明す
る。図1はこの発明の第1の実施例による衛星通信シス
テムの通信制御方式を示す図である。図において、18
は子局から送信される、音声で変調された搬送波、19
はプリアンブル、20は音声データ、21は親局から送
信される強制切断指令データ、22は子局によって受信
される強制切断指令信号である。図2は本発明の第1の
実施例による通信方式が適用された場合の、子局の簡単
な構成を示す図である。
【0023】次に動作について説明する。図1(a) に示
すものは、子局から、例えば搬送波周波数f1 で送信さ
れる変調波を時間軸で見たもので、一般に図2に示す送
信入力15に音声が実際に存在する時間だけ、変調器1
0の出力が現れるように制御される。これをボイスアク
ティベーションと呼んでおり、公知の技術である。
【0024】従って、図1(a) に示すように、変調波は
連続的でなく、断続的に衛星に向けて送出される。この
ひとつひとつは音声バースト18と呼ばれており、ちな
みに音声バーストの長さは通常の音声であれば、1〜2
秒位が普通である。音声バースト18の中身は、その先
頭に、この変調波を対向する子局の復調器13で受信し
た場合に、該復調器が受信周期の確立を速やかに行うこ
とができるように固定データが附されており、これをプ
リアンブル19と呼んでいる。そして、20で示した部
分(A1 及びA2 )で音声データ(符号化された音声)
が伝送される。
【0025】図1の(b) に示すものは、親局から、例え
ば搬送波周波数fR ′で送信される強制切断指令信号を
図示したもので、指令信号は同図の21で示した部分に
データとして伝送される。このデータRの内容は、強制
切断の対象となる子局の識別コードなどで、同図に示す
ように、繰り返し送信される。
【0026】図1の(c) に示すものは、図2に示す子局
の復調器13が復調すべき搬送波の内容を示すもので、
同図(d) に示す通り、通常は、対向子局から送信される
個別通信用搬送波f1 を復調しているが、該バーストの
受信終了を検知すると直ちに、復調器13の復調周波数
をfR ′に切り替える。
【0027】これにより、親局から送信されている強制
切断信号22が復調され、従って強制切断指令Rがデコ
ードされる。もし、Rの内容が自局に向けられたもので
あれば、自局の送信は直ちに停止される。これは変調器
10の出力を断とすることにより達成される。そうでな
ければ、復調器の受信周波数は、親局からの信号ブロッ
ク22を1つ受信した直後に再びf1 に設定され、個別
通信路が維持される。ここで、周波数の設定は復調器に
含まれる公知の周波数シンセサイザによって容易に行う
ことができる。また、バースト終了の検出は、受信電力
の検出または終了を示すコードの付加等、公知の技術に
よって復調器13自身によって行うことができる。
【0028】このように、上記実施例では、強制切断用
に子局において強制切断指令を常に受信しておくための
余分な復調器が不要となる。
【0029】なお、上記実施例では、親局Rから送出さ
れる強制切断指令信号としてバースト波の送出例を示し
たが、これは図3に示す本発明の第2の実施例のよう
に、連続的なものとしてもよく、この第2の実施例で
は、指令信号の送出密度が高くなるため、上記実施例の
効果に加え、相続く音声バースト間の間隔を短くできる
という効果もある。
【0030】次に、この発明の第3の実施例について説
明する。図4はこの発明の第3の実施例による衛星通信
システムの通信制御方式を示す図である。図において、
118は子局から送信される音声で変調されたバース
ト、119はプリアンブル、120は音声データ、12
1は親局から送信される強制切断指令データ、122は
子局によって受信される強制切断指令信号、123は子
局から送信される疑似音声バースト、124は疑似音声
バーストであることを示す疑似音声識別データ部、12
5は実際の音声バースト終了時点から疑似音声バースト
送出開始までの時間T1 、126は音声バースト間の間
隔T2 である。また、図5は本発明の第3の実施例によ
る通信方式が適用された場合の子局の簡単な構成図であ
る。
【0031】次に動作について説明する。図4(a) に示
すものは、子局から、例えば搬送波周波数f1 で送信さ
れる変調波を時間軸で見たもので、一般に図5に示す送
信入力15に音声が実際に存在する時間だけ、変調器1
0の出力が現れるように制御される。これをボイスアク
ティベーションと呼んでおり、公知の技術である。
【0032】従って、図4(a) に示すように、変調波は
連続的でなく、断続的に衛星に向けて送出される。この
ひとつひとつは音声バーストと呼ばれており、ちなみに
音声バーストの長さは通常の音声であれば、1〜2秒位
が普通である。音声バースト118の中身は、その先頭
に、この変調波を対向する子局の復調器13で受信した
場合に、該復調器が受信同期の確立を速やかに行うこと
ができるように固定データが附されており、これをプリ
アンブル119と呼んでいる。120で示した部分(A
1 及びA2 )で音声データ(符号化された音声)が伝送
される。
【0033】図4(b) に示すものは、親局から、例えば
搬送波周波数fR ′で送信される強制切断指令信号を図
示したもので、指令信号は同図の121で示した部分に
データとして伝送される。このデータRの内容は、強制
切断の対象となる子局の識別コードなどで同図に示すよ
うに繰り返し送信される。
【0034】図4の(c) に示すものは、図5に示す子局
の復調器13が復調すべき搬送波の内容を示すもので、
同図(d) に示す通り、通常、対向子局から送信される個
別通信用搬送波f1 を復調しているが、該バーストの受
信終了を検知すると直ちに、復調器13の復調周波数を
R ′に切り替える。
【0035】これにより、親局から送信されている信号
122が復調され、従って強制切断指令Rがデコードさ
れる。もし、Rの内容が自局に向けられたものであれ
ば、自局の送信は直ちに停止される。これは変調器10
の出力を断とすることにより達成される。そうでなけれ
ば、復調器の受信周波数は、親局からの信号ブロック1
22を1つ受信した直後に再びf1 に設定され、個別通
信路が維持される。ここで、周波数の設定は復調器に含
まれる公知の周波数シンセサイザによって容易に行うこ
とができる。また、バースト終了の検出は、受信電力の
検出または終了を示すコードの付加等、公知の技術によ
って復調器13自身によって行うことができる。
【0036】以上の説明から明らかなように、周波数f
R ′への切替は、音声バーストの終了直後に行っている
ため、もし音声バーストの間隔T2 126が異常に長く
なるような場合、例えばオフフックしたまま放置され、
何十分,何時間に渡って無声状態が続くと、強制切断が
不可能になる。これを解決するため、T2 が例えば数十
秒の一定時間T1 125以上となった場合、子局変調器
10が疑似的に音声バーストを送出し、これを受信した
子局において、fR ′に切り替えるタイミング信号とし
て使用する。この疑似音声バーストの内容As124は
真の音声でないから、受話出力16へ出力されないよ
う、固有の識別コードとしておく。
【0037】なお、疑似音声バーストが送出されている
期間中に有声となり、本来の音声バーストの送出タイミ
ングと重なることは、この疑似音声バーストの長さより
大きい遅延を音声検出部に付加しておけば避けることが
可能であるが、疑似音声バースト中の固有識別コードは
たかだか数十ビットあれば充分であると考えられること
から、この疑似音声バーストの長さは問題にならないほ
ど短くすることができる。
【0038】このように、上記実施例では、強制切断用
に子局において強制切断指令を常に受信しておくための
余分な復調器が不要となる。
【0039】なお、上記実施例では、親局Rから送出さ
れる強制切断指令信号としてバースト波の送出例を示し
たが、これは図6に示す本発明の第4の実施例のように
連続的なものとしてもよく、この第4の実施例では、指
令信号の送出密度が高くなるため、上記実施例の効果に
加え、相続く音声バースト間の間隔を短くできるという
効果もある。
【0040】次に、この発明の第5の実施例について説
明する。図7はこの発明の第5の実施例による衛星通信
システムの通信制御方式を示す図である。図において、
218は子局間で通話される符号化音声データ、219
はプリアンブル、221は音声データの終了を示すコー
ド(終了コード)、222は音声データの開始を示すコ
ード(開始コード)、220は親局から送出される指令
データである。また、図8は本発明の第5の実施例によ
る通信方式が適用された場合の子局の簡単な構成図であ
る。
【0041】次に動作について説明する。図7(a) に示
すものは、子局から、例えば搬送波周波数f1 にて送信
される変調波の内容を時間軸上に示したもので、218
の部分には送話者からの音声が符号化されたデータとし
て伝送される。符号化レートは、例えばADPCMを使
うと、32Kbpsである。この符号化レートより少し
高い速度で搬送波を変調すると、例えば10%程度高い
速度で変調すれば、500msecの間、音声を送出し
た後、50msecだけ音声を送出しない区間を作るこ
とができる。そこで、そのような区間を休止区間と定
め、これを図7の219,221,222に示すような
部分にフレーム化することができる。219は子局復調
器が迅速に同期引込みできるように設ける同期用ビット
で、プリアンブルと称する。221,222は音声休止
区間の終わりと始めを示す固有のコードである。
【0042】図7(b) に示すものは、親局から、例えば
搬送波周波数fR ′で送信される強制切断指令信号を図
示したもので、指令信号は同図の220で示した部分に
データとして伝送される。このデータRの内容は、強制
切断の対象となる子局の識別コードなどで同図に示すよ
うに、繰り返し送信される。
【0043】図7(c) に示すものは、図8に示す子局の
復調器13が復調すべき搬送波の内容を示すもので、同
図に示す通り、通常は対向子局から送信される個別通信
用搬送波f1 を復調しているが、終了コード221を検
知すると直ちに、復調器13の復調周波数をfR ′に切
り替える。これにより、親局から送信されている信号2
が復調され、従って、強制切断指令Rがデコードされ
る。もし、Rの内容が自局に向けられたものであれば、
自局の送信は直ちに停止される。これは変調器10の出
力を断とすることにより達成される。そうでなければ、
復調器の受信周波数は親局からの信号ブロック220を
1つ受信した直後に再びf1 に設定され、開始コードC
s222を検出することによって個別通信路が維持され
る。ここで、周波数の設定は復調器に含まれる公知の周
波数シンセサイザによって容易に行うことができる。
【0044】なお、上記実施例では、子局,親局から送
出される搬送波は連続波としているが、図9に示す本発
明の第6の実施例のようにバースト的なものとしてもよ
く、上記実施例と同様の効果を奏する。
【0045】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る衛星通信
システムによれば、音声バースト間の短い時間を利用し
て受信周波数を切替え、1台の復調器で断続的に送出さ
れる強制切断指令の復調と音声の復調をできるような方
式としたので、子局の装置が安価にできる効果がある。
【0046】また、この発明に係る衛星通信システムに
よれば、音声バースト間の短い時間を利用して受信周波
数を切替え、1台の復調器で連続的に送出される強制切
断指令の復調と音声の復調をできるような方式としたの
で、子局の装置が安価にできる効果がある。
【0047】また、この発明に係る衛星通信システムに
よれば、音声バースト間の短い時間を利用して受信周波
数を切替え、1台の復調器で断続的に送出される強制切
断指令の復調と音声の復調をできるような方式としたの
で、子局の装置が安価にできる効果がある。また、音声
バーストの間隔が長くなっても、強制切断を行うタイミ
ングが見出せるように疑似音声バーストの送出を行うの
で、速やかに切断を行える効果がある。
【0048】また、この発明に係る衛星通信システムに
よれば、音声バースト間の短い時間を利用して受信周波
数を切替え、1台の復調器で連続的に送出される強制切
断指令の復調と音声の復調をできるような方式としたの
で、子局の装置が安価にできる効果がある。また、音声
バーストの間隔が長くなっても、強制切断を行うタイミ
ングが見出せるように疑似音声バーストの送出を行うの
で、速やかに切断を行える効果がある。
【0049】また、この発明に係る衛星通信システムに
よれば、音声符号化より高いレートで休止区間を作るよ
うにフレーミングを行ったことにより、連続的に送信さ
れる個別通信波と強制切断指令波の受信を時分割で行う
ことができ、よって、子局の復調器を1台で構成できる
ようにしたので、装置が安価にできる効果がある。
【0050】また、この発明に係る衛星通信システムに
よれば、音声符号化より高いレートで休止区間を作るよ
うにフレーミングを行ったことにより、断続的に送信さ
れる個別通信波と強制切断指令波の受信を時分割で行う
ことができ、よって、子局の復調器を1台で構成できる
ようにしたので、装置が安価にできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による衛星通信システム
の通信制御方式を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例による通信制御方式を適
用した子局の構成図である。
【図3】本発明の第2の実施例による衛星通信システム
の通信制御方式を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施例による衛星通信システム
の通信制御方式を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施例による通信制御方式を適
用した子局の構成図である。
【図6】本発明の第4の実施例による衛星通信システム
の通信制御方式を示す図である。
【図7】本発明の第5の実施例による衛星通信システム
の通信制御方式を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施例による通信制御方式を適
用した子局の構成図である。
【図9】本発明の第6の実施例による衛星通信システム
の通信制御方式を示す図である。
【図10】従来の衛星通信システムの構成図である。
【図11】従来の通信制御方式による子局の構成図であ
る。
【図12】衛星通信システムの搬送波の配置例を示す図
である。
【図13】DAMAシステムの接続,解放手順を示す図
である。
【図14】DAMAシステムの強制切断手順を示す図で
ある。
【符号の説明】
18 音声バースト 19 プリアンブル 20 音声データ 21 強制切断指令データ 22 強制切断指令信号 118 音声バースト 119 プリアンブル 120 音声データ 121 強制切断指令データ 122 強制切断指令信号 123 疑似音声バースト 124 疑似音声識別データ 218 音声データ 219 プリアンブル 220 強制切断指令データ 221 音声データ終了コード 222 音声データ開始コード

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局と複数の子局から構成され、子局間
    の個別通信路は接続要求のある子局から親局に対する要
    求に応じて設定される要求割当接続方式を用い、このよ
    うに設定された子局の送出する個別通信用搬送波は音声
    の存在する間に限って送出される、ボイスアクティベー
    ション方式により運用される衛星通信システムにおい
    て、 親局は別に定められたシステム共通の制御用搬送波をも
    って該通信用搬送波を強制切断するための制御信号を断
    続的に放送する手段を備え、 子局はボイスアクティベーションによりバースト的に受
    信される個別通信用搬送波の終了直後に、受信する搬送
    波を切り換えて上記共通の制御信号を一定時間だけ受信
    することにより、自局通信路を切断すべきか否かを判定
    し、切断すべきという制御信号を受信した場合には、当
    該通信路を解放し、そうでない場合には、直ちに従前の
    個別通信用搬送波に切り換えてこれを受信する状態に戻
    って通信を継続することを特徴とする衛星通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 親局と複数の子局から構成され、子局間
    の個別通信路は接続要求のある子局から親局に対する要
    求に応じて設定される要求割当接続方式を用い、このよ
    うに設定された子局の送出する個別通信用搬送波は音声
    の存在する間に限って送出される、ボイスアクティベー
    ション方式により運用される衛星通信システムにおい
    て、 親局は別に定められたシステム共通の制御用搬送波をも
    って該通信用搬送波を強制切断するための制御信号を連
    続的に放送する手段を備え、 子局はボイスアクティベーションによりバースト的に受
    信される個別通信用搬送波の終了直後に、受信する搬送
    波を切り換えて上記共通の制御信号を一定時間だけ受信
    することにより、自局通信路を切断すべきか否かを判定
    し、切断すべきという制御信号を受信した場合には、当
    該通信路を解放し、そうでない場合には、直ちに従前の
    個別通信用搬送波に切り換えてこれを受信する状態に戻
    って通信を継続することを特徴とする衛星通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 親局と複数の子局から構成され、子局間
    の個別通信路は接続要求のある子局から親局に対する要
    求に応じて設定される要求割当接続方式を用い、このよ
    うに設定された子局の送出する個別通信用搬送波は音声
    の存在する間に限って送出される、ボイスアクティベー
    ション方式により運用される衛星通信システムにおい
    て、 親局は別に定められたシステム共通の制御用搬送波をも
    って該通信用搬送波を強制切断するための制御信号を断
    続的に放送する手段を備え、 子局は音声が一定時間以上存在しない時に疑似音声バー
    ストを送出する手段を備えるとともに、 子局はボイスアクティベーションによりバースト的に受
    信される個別通信用搬送波の終了直後に、受信する搬送
    波を切り換えて上記共通の制御信号を一定時間だけ受信
    することにより、自局通信路を切断すべきか否かを判定
    し、切断すべきという制御信号を受信した場合には、当
    該通信路を解放し、そうでない場合には、直ちに従前の
    個別通信用搬送波に切り換えてこれを受信する状態に戻
    って通信を継続することを特徴とする衛星通信システ
    ム。
  4. 【請求項4】 親局と複数の子局から構成され、子局間
    の個別通信路は接続要求のある子局から親局に対する要
    求に応じて設定される要求割当接続方式を用い、このよ
    うに設定された子局の送出する個別通信用搬送波は音声
    の存在する間に限って送出される、ボイスアクティベー
    ション方式により運用される衛星通信システムにおい
    て、 親局は別に定められたシステム共通の制御用搬送波をも
    って該通信用搬送波を強制切断するための制御信号を連
    続的に放送する手段を備え、 子局は音声が一定時間以上存在しない時に疑似音声バー
    ストを送出する手段を備えるとともに、 子局はボイスアクティベーションによりバースト的に受
    信される個別通信用搬送波の終了直後に、受信する搬送
    波を切り換えて上記共通の制御信号を一定時間だけ受信
    することにより、自局通信路を切断すべきか否かを判定
    し、切断すべきという制御信号を受信した場合には、当
    該通信路を解放し、そうでない場合には、直ちに従前の
    個別通信用搬送波に切り換えてこれを受信する状態に戻
    って通信を継続することを特徴とする衛星通信システ
    ム。
  5. 【請求項5】 親局と複数の子局から構成され、子局間
    の個別通信路は接続要求のある子局から親局に対する要
    求に応じて設定される要求割当接続方式を用いた衛星通
    信システムにおいて、 子局は当該子局から送信される連続的な個別通信搬送波
    中に一定間隔で音声、その他、子局間通信に必要な信号
    を伝送しない休止区間を有するようにフレーミングを行
    なうフレーミング手段を備え、 親局は別に定めたシステム共通の制御用搬送波をもって
    該通信搬送波を強制切断するための指令信号を連続的に
    放送する手段を備え、 子局は上記通信対向となる子局から送信される個別通信
    搬送波中の休止区間を識別し、休止区間中は受信する搬
    送波を切り換えて親局からの制御用搬送波を受信し、自
    局通信路を切断すべきか否かを判定し、切断すべきとい
    う制御信号を受信した場合は、当該通信路を解放し、そ
    うでない場合は再びもとの個別通信搬送波に切り換えて
    これを受信する状態に戻ることにより、子局間通信を継
    続することを特徴とする衛星通信システム。
  6. 【請求項6】 親局と複数の子局から構成され、子局間
    の個別通信路は接続要求のある子局から親局に対する要
    求に応じて設定される要求割当接続方式を用いた衛星通
    信システムにおいて、 子局は当該子局から送信される断続的な個別通信搬送波
    中に一定間隔で音声、その他、子局間通信に必要な信号
    を伝送しない休止区間を有するようにフレーミングを行
    なうフレーミング手段を備え、 親局は別に定めたシステム共通の制御用搬送波をもって
    該通信搬送波を強制切断するための指令信号を断続的に
    放送する手段を備え、 子局は上記通信対向となる子局から送信される個別通信
    搬送波中の休止区間を識別し、休止区間中は受信する搬
    送波を切り換えて親局からの制御用搬送波を受信し、自
    局通信路を切断すべきか否かを判定し、切断すべきとい
    う制御信号を受信した場合は、当該通信路を解放し、そ
    うでない場合は再びもとの個別通信搬送波に切り換えて
    これを受信する状態に戻ることにより、子局間通信を継
    続することを特徴とする衛星通信システム。
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