JPH06197070A - 移動体衛星通信締出し制御方式 - Google Patents
移動体衛星通信締出し制御方式Info
- Publication number
- JPH06197070A JPH06197070A JP4344293A JP34429392A JPH06197070A JP H06197070 A JPH06197070 A JP H06197070A JP 4344293 A JP4344293 A JP 4344293A JP 34429392 A JP34429392 A JP 34429392A JP H06197070 A JPH06197070 A JP H06197070A
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- JP
- Japan
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- voice
- channel
- communication channel
- synchronization word
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 通信チャネルを有効に用い、音声情報の欠落
なく、受信例の同期をそこなうことなく締出しを行う。 【構成】 通信チャネル11−1〜11−nの各同期語
18は制御チャネル10の同期語18に対して順次ずら
されている。音声有りのフレームのみ音声を送信し、音
声無しのフレームは同期語のみを送信する。各同期語の
直前における音声有りのチャネル数と音声無し同期語の
みを送信するチャネル数との和qを計数し、これが衛星
増幅器に許容される最大チャネル数Nを越えると、その
直前のフレームで締出しが行われず、かつ同期語のみを
送信するチャネルから優先して締出す。時点56,58
における通信チャネル11−n,11−1がそれぞれ締
出されている。
なく、受信例の同期をそこなうことなく締出しを行う。 【構成】 通信チャネル11−1〜11−nの各同期語
18は制御チャネル10の同期語18に対して順次ずら
されている。音声有りのフレームのみ音声を送信し、音
声無しのフレームは同期語のみを送信する。各同期語の
直前における音声有りのチャネル数と音声無し同期語の
みを送信するチャネル数との和qを計数し、これが衛星
増幅器に許容される最大チャネル数Nを越えると、その
直前のフレームで締出しが行われず、かつ同期語のみを
送信するチャネルから優先して締出す。時点56,58
における通信チャネル11−n,11−1がそれぞれ締
出されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は無線基地局と複数の無
線移動局との間に、衛星中継器を介して周波数分割多元
接続方式で無線チャネルを構成し、無線基地局で音声有
/無情報に基づいて無線移動局向けの無線信号の送信/
停止制御(VOX:Voice Operated T
ransmission制御)を行い、かつ無線信号の
送信要求があった無線チャネル数が所定値を越えると特
定チャネルに対して無線信号の送信を停止する、いわゆ
る締出し処理を行って衛星中継器の入力パワーが所定値
を越えないようにする移動体衛星通信締出し制御方式に
関する。
線移動局との間に、衛星中継器を介して周波数分割多元
接続方式で無線チャネルを構成し、無線基地局で音声有
/無情報に基づいて無線移動局向けの無線信号の送信/
停止制御(VOX:Voice Operated T
ransmission制御)を行い、かつ無線信号の
送信要求があった無線チャネル数が所定値を越えると特
定チャネルに対して無線信号の送信を停止する、いわゆ
る締出し処理を行って衛星中継器の入力パワーが所定値
を越えないようにする移動体衛星通信締出し制御方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】図3に移動体衛星通信方式の一般的構成
を示す。一般電話網端末1−1〜1−mからの信号は通
信回線2を通じて一般電話網3に到達し、これより通信
回線4を通じて回線制御局5へ到達し、更に通信回線6
を介して無線基地局8へ到達する。無線基地局8のアン
テナ9から呼出信号などの制御信号は無線チャネル中の
制御チャネル10を介して送信され、通話信号は無線チ
ャネル中の通信チャネル11−1〜11−nの何れかを
介して送信される。どの端末からの通話信号を、どの通
信チャネルで伝送するかの決定制御は回線制御局5が制
御回線7を通じて無線基地局8に対して行う。
を示す。一般電話網端末1−1〜1−mからの信号は通
信回線2を通じて一般電話網3に到達し、これより通信
回線4を通じて回線制御局5へ到達し、更に通信回線6
を介して無線基地局8へ到達する。無線基地局8のアン
テナ9から呼出信号などの制御信号は無線チャネル中の
制御チャネル10を介して送信され、通話信号は無線チ
ャネル中の通信チャネル11−1〜11−nの何れかを
介して送信される。どの端末からの通話信号を、どの通
信チャネルで伝送するかの決定制御は回線制御局5が制
御回線7を通じて無線基地局8に対して行う。
【0003】無線基地局8からの制御チャネル10、通
信チャネル11−1〜11−nを通じる送信信号は、ア
ンテナ12で衛星搭載中継器13に受信され、増幅され
てアンテナ14から制御信号は制御チャネル15で、通
話信号は通信チャネル16−1〜16−nの何れかによ
り無線移動局17−1〜17−pへ送信される。無線移
動局が端末との間で通話に入る時は、何れの通信チャネ
ルを用いるかが回線制御局5から制御チャネルを通じて
無線移動局へ指示される。無線移動局17−1〜17−
pからの信号は前述と逆の経路をたどって端末1−1〜
1−mへ到達する。衛星搭載中継器13では受信電波と
送信電波とで周波数変換することも行っている。
信チャネル11−1〜11−nを通じる送信信号は、ア
ンテナ12で衛星搭載中継器13に受信され、増幅され
てアンテナ14から制御信号は制御チャネル15で、通
話信号は通信チャネル16−1〜16−nの何れかによ
り無線移動局17−1〜17−pへ送信される。無線移
動局が端末との間で通話に入る時は、何れの通信チャネ
ルを用いるかが回線制御局5から制御チャネルを通じて
無線移動局へ指示される。無線移動局17−1〜17−
pからの信号は前述と逆の経路をたどって端末1−1〜
1−mへ到達する。衛星搭載中継器13では受信電波と
送信電波とで周波数変換することも行っている。
【0004】衛星搭載中継器13の入力電波のパワーが
所定値を越えると歪が発生したり、各チャネルの出力パ
ワーが所定値より低下するため、衛星搭載中継器13の
入力電波パワーを所定値以内に制限する必要がある。通
常の音声は有音率、つまり音声が発せられている時間率
は40%程度であることに注目し、音声が有るフレーム
のみ電波を送出し、音声が無いフレームでは電波の送出
を行わないVOX制御を行い、あるチャネルの無音フレ
ームに他のチャネルの有音フレームを割り振ることによ
り実効的なチャネル数を増加させることが行われてい
る。つまり例えば図4に示すように、制御チャネル10
及び各通信チャネル11−1〜11−nの各フレームの
最初に同期語18が挿入されている。制御チャネル10
を通じる接続制御が終ると指定された通信チャネル11
−1〜11−nの何れかに切替えられて通話が行われる
が、音声が無いフレームでは同期語18のみを送信し、
残りの間は電波の送信を停止し、有音フレームのみ電波
を送信する。無音フレームにおいて、他の通話の有音フ
レームを伝送する。
所定値を越えると歪が発生したり、各チャネルの出力パ
ワーが所定値より低下するため、衛星搭載中継器13の
入力電波パワーを所定値以内に制限する必要がある。通
常の音声は有音率、つまり音声が発せられている時間率
は40%程度であることに注目し、音声が有るフレーム
のみ電波を送出し、音声が無いフレームでは電波の送出
を行わないVOX制御を行い、あるチャネルの無音フレ
ームに他のチャネルの有音フレームを割り振ることによ
り実効的なチャネル数を増加させることが行われてい
る。つまり例えば図4に示すように、制御チャネル10
及び各通信チャネル11−1〜11−nの各フレームの
最初に同期語18が挿入されている。制御チャネル10
を通じる接続制御が終ると指定された通信チャネル11
−1〜11−nの何れかに切替えられて通話が行われる
が、音声が無いフレームでは同期語18のみを送信し、
残りの間は電波の送信を停止し、有音フレームのみ電波
を送信する。無音フレームにおいて、他の通話の有音フ
レームを伝送する。
【0005】このような制御を行っていても、送信無線
チャネルの数が所定値を越えると、衛星搭載中継器13
の入力パワーが所定値を越えてしまう。よってこのよう
な場合、従来においては、あるチャネルについて音声が
有りであって、例えば図4の通信チャネル11−2に破
線で示すように、送信を停止する、いわゆる締出しを行
っている。
チャネルの数が所定値を越えると、衛星搭載中継器13
の入力パワーが所定値を越えてしまう。よってこのよう
な場合、従来においては、あるチャネルについて音声が
有りであって、例えば図4の通信チャネル11−2に破
線で示すように、送信を停止する、いわゆる締出しを行
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来における締出しは
新規に音声有となった通信チャネルの音声部分を選択し
て行うか、既に音声有りで信号を送信している通信チャ
ネルの音声部分を選択して行っていた。この何れの場合
も音声有りの部分が送信されないため、受信側で音声情
報の欠落が発生し、通話品質の劣化を招くおそれがあっ
た。
新規に音声有となった通信チャネルの音声部分を選択し
て行うか、既に音声有りで信号を送信している通信チャ
ネルの音声部分を選択して行っていた。この何れの場合
も音声有りの部分が送信されないため、受信側で音声情
報の欠落が発生し、通話品質の劣化を招くおそれがあっ
た。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明によれば
音声無しで同期語のみを送信する通信チャネルで、かつ
締出し判断の時点の直前のフレームで締出されていない
無線チャネルから優先的に選択して締出す。請求項2の
発明によれば、請求項1の発明を前提とし、制御チャネ
ルの同期語に対し通信チャネルの同期を時間的にずら
し、通信チャネルの設定の際に、通信チャネル指定デー
タと、その通信チャネルの同期語の制御チャネルの同期
語に対する時間的ずれ量を示すデータとを無線移動局へ
送信し、無線移動局では受信した指定通信チャネルに切
替えると共に、受信した時間的ずれ量だけ、同期語位置
を制御チャネルのそれに対してずらしたタイミングで通
信チャネルのフレーム同期を確立させる。
音声無しで同期語のみを送信する通信チャネルで、かつ
締出し判断の時点の直前のフレームで締出されていない
無線チャネルから優先的に選択して締出す。請求項2の
発明によれば、請求項1の発明を前提とし、制御チャネ
ルの同期語に対し通信チャネルの同期を時間的にずら
し、通信チャネルの設定の際に、通信チャネル指定デー
タと、その通信チャネルの同期語の制御チャネルの同期
語に対する時間的ずれ量を示すデータとを無線移動局へ
送信し、無線移動局では受信した指定通信チャネルに切
替えると共に、受信した時間的ずれ量だけ、同期語位置
を制御チャネルのそれに対してずらしたタイミングで通
信チャネルのフレーム同期を確立させる。
【0008】
【実施例】図1にこの発明の実施例が適用された装置の
構成例を示す。無線基地局8において、端子19cから
の制御情報は制御信号生成回路21で制御信号とされ
て、フレーム構成回路23において、周期語18を先頭
とするフレーム構成の制御信号とされ、遅延回路24を
通じて変調回路25へ供給され、搬送波を変調してその
被変調出力は高電力増幅器(HPA)26で増幅され、
制御チャネル10を通じて送信される。端子19sから
の音声情報は音声符号化回路22で符号化され、その符
号化音声信号はフレーム構成回路23で同期語を先頭と
するフレーム構成の信号とされ、遅延回路24、変調回
路25、高電力増幅器26を通じて1つの通信チャネル
より送信される。音声符号化回路22より音声有/無情
報が抽出され、これが送信制御情報生成回路29へ供給
され、この回路29の送信制御情報が送信制御回路28
へ供給され、送信制御回路28は音声有りのフレームで
送信を行い、音声無しのフレームでは同期語のみ送信し
てその他の残りの間は送信を停止する。
構成例を示す。無線基地局8において、端子19cから
の制御情報は制御信号生成回路21で制御信号とされ
て、フレーム構成回路23において、周期語18を先頭
とするフレーム構成の制御信号とされ、遅延回路24を
通じて変調回路25へ供給され、搬送波を変調してその
被変調出力は高電力増幅器(HPA)26で増幅され、
制御チャネル10を通じて送信される。端子19sから
の音声情報は音声符号化回路22で符号化され、その符
号化音声信号はフレーム構成回路23で同期語を先頭と
するフレーム構成の信号とされ、遅延回路24、変調回
路25、高電力増幅器26を通じて1つの通信チャネル
より送信される。音声符号化回路22より音声有/無情
報が抽出され、これが送信制御情報生成回路29へ供給
され、この回路29の送信制御情報が送信制御回路28
へ供給され、送信制御回路28は音声有りのフレームで
送信を行い、音声無しのフレームでは同期語のみ送信し
てその他の残りの間は送信を停止する。
【0009】この例では請求項2の発明を適用した場合
で、図2に例示するように、通信チャネル11−1〜1
1−nの各同期語18は制御チャネル10の同期語18
に対して時間的に順次ずらされている。このずれは、全
チャネルの同期語18が時間的に重ならないようにすれ
ばよい。通信チャネル設定の際に、通信チャネル指定デ
ータと、その通信チャネルの同期語の制御チャネルの同
期語に対する時間的ずれ量(以下単に「ずれ量」と記
す)を示すデータとを制御チャネル10を通じて無線移
動局17へ通知する。またそのずれ量を同期語位置ずれ
設定回路27により遅延回路24に遅延量として設定す
る。無線移動局17では衛星搭載中継器13からの電波
を低雑音増幅器(LNA)31で増幅し、その増幅出力
を復調回路32で復調し、制御チャネルの復調信号は制
御信号解読回路33で解読され、各種の接続制御が行わ
れ、つまり受信した指定通信チャネルの設定も行われ、
また受信したずれ量だけ、同期語の位置を制御チャネル
の同期語に対しずらしたタイミングで通信チャネルのフ
レーム同期を確立させる。また復調回路32で復調した
通信チャネルから受信音声信号は音声復号化回路34で
復号され、音声情報として出力される。
で、図2に例示するように、通信チャネル11−1〜1
1−nの各同期語18は制御チャネル10の同期語18
に対して時間的に順次ずらされている。このずれは、全
チャネルの同期語18が時間的に重ならないようにすれ
ばよい。通信チャネル設定の際に、通信チャネル指定デ
ータと、その通信チャネルの同期語の制御チャネルの同
期語に対する時間的ずれ量(以下単に「ずれ量」と記
す)を示すデータとを制御チャネル10を通じて無線移
動局17へ通知する。またそのずれ量を同期語位置ずれ
設定回路27により遅延回路24に遅延量として設定す
る。無線移動局17では衛星搭載中継器13からの電波
を低雑音増幅器(LNA)31で増幅し、その増幅出力
を復調回路32で復調し、制御チャネルの復調信号は制
御信号解読回路33で解読され、各種の接続制御が行わ
れ、つまり受信した指定通信チャネルの設定も行われ、
また受信したずれ量だけ、同期語の位置を制御チャネル
の同期語に対しずらしたタイミングで通信チャネルのフ
レーム同期を確立させる。また復調回路32で復調した
通信チャネルから受信音声信号は音声復号化回路34で
復号され、音声情報として出力される。
【0010】またこの実施例では送信制御情報生成回路
29で音声有りのチャネル数qsと、同期語のみを送信す
るチャネル数qcとを同期語18のずれ間隔ごとに計数
し、この両計数値の和qs+qc=qが所定値、つまり衛星
搭載中継器13に許容されている最大チャネル数Nを越
えると、同期語のみを送信する通信チャネルで、その時
(締出し判断時点)の直前のフレームで締出されていな
い通信チャネルを締出す制御を行う。例えば図2に示す
ように、各同期語18の初めの直前で計数した音声有り
チャネル数qsと同期語のみを送信するチャネル数qcとの
和qが線36のように変化した場合、計数時点(締出し
判断時点)51〜55では計数値qが許容最大チャネル
数Nより小であるから、締出しは行われないが、時点5
6では計数値qが許容最大値Nを越えるため、この例で
は通信チャネル11−nの同期語の送信を締出す。つま
りこの時点56のフレームでは通信チャネル11−nは
音声無しで同期語のみを送信するフレームであり、かつ
その直前のフレームでは同期語が送信されているため、
この時点56での通信チャネル11−nの同期語の送信
が締出された。同様に時点58においても計数値qがN
を越えるため、図2では通信チャネル11−1がその直
前のフレームで同期語が送信され、かつこの時点58か
らのフレームでは音声無しであって、このフレームの同
期語の送信が締出される。
29で音声有りのチャネル数qsと、同期語のみを送信す
るチャネル数qcとを同期語18のずれ間隔ごとに計数
し、この両計数値の和qs+qc=qが所定値、つまり衛星
搭載中継器13に許容されている最大チャネル数Nを越
えると、同期語のみを送信する通信チャネルで、その時
(締出し判断時点)の直前のフレームで締出されていな
い通信チャネルを締出す制御を行う。例えば図2に示す
ように、各同期語18の初めの直前で計数した音声有り
チャネル数qsと同期語のみを送信するチャネル数qcとの
和qが線36のように変化した場合、計数時点(締出し
判断時点)51〜55では計数値qが許容最大チャネル
数Nより小であるから、締出しは行われないが、時点5
6では計数値qが許容最大値Nを越えるため、この例で
は通信チャネル11−nの同期語の送信を締出す。つま
りこの時点56のフレームでは通信チャネル11−nは
音声無しで同期語のみを送信するフレームであり、かつ
その直前のフレームでは同期語が送信されているため、
この時点56での通信チャネル11−nの同期語の送信
が締出された。同様に時点58においても計数値qがN
を越えるため、図2では通信チャネル11−1がその直
前のフレームで同期語が送信され、かつこの時点58か
らのフレームでは音声無しであって、このフレームの同
期語の送信が締出される。
【0011】一般に通信チャネル11は多数存在するか
ら、通信チャネル11−1〜11−nの中から任意の通
信チャネルが連続して締出されないように締出しチャネ
ルを選択することは容易である。例えば図5に示すよう
に、受信中に受信不良が発生し、周期的に送信される同
期語18の検出が時点62まで正しく得られたが、時点
63から同期語18が検出されなくなると、これより同
期保護時間が経過すると、同期情報101は低レベルと
なって同期外れを示す。同期保護時間は通常、同期語の
繰返し周期(フレーム長)の何倍もあるため、図2にお
いて、同期語が締出されても、連続して締出されること
がないため、移動局での通信チャネルとの同期状態は維
持される。
ら、通信チャネル11−1〜11−nの中から任意の通
信チャネルが連続して締出されないように締出しチャネ
ルを選択することは容易である。例えば図5に示すよう
に、受信中に受信不良が発生し、周期的に送信される同
期語18の検出が時点62まで正しく得られたが、時点
63から同期語18が検出されなくなると、これより同
期保護時間が経過すると、同期情報101は低レベルと
なって同期外れを示す。同期保護時間は通常、同期語の
繰返し周期(フレーム長)の何倍もあるため、図2にお
いて、同期語が締出されても、連続して締出されること
がないため、移動局での通信チャネルとの同期状態は維
持される。
【0012】上述では各通信チャネルの同期語を制御チ
ャネルの同期語に対して異なる量ずらしたが、このずれ
量は同一の値のものがほぼ均等に複数個あってもよい。
またいくつかの通信チャネルの同期語は制御チャネルの
同期語と時間的に一致していてもよい。更に請求項1の
発明では全通信チャネルの同期語が従来と同様に制御チ
ャネルの同期語と時間的に一致し、通信チャネルに切替
えた時に同期がとれ易いようにしてもよい。この場合
も、音声無しで同期語のみを送信しているチャネルが比
較的多数ある場合は、その半分づつを交互に締出するこ
とにより受信側の同期を保持した状態で締出しを行い、
かつ音声情報の欠落が生じない。この場合各フレームご
とに締出しの判断をすればよい。また前述では制御の容
易さから締出し判断の直前のフレームで同期語を締出さ
ない音声無し同期語を締出したが、受信側の同期が維持
できる範囲つまり、同期保護時間よりも長くならない範
囲で複数の音声無しの同期語を連続的に締出してもよ
い。
ャネルの同期語に対して異なる量ずらしたが、このずれ
量は同一の値のものがほぼ均等に複数個あってもよい。
またいくつかの通信チャネルの同期語は制御チャネルの
同期語と時間的に一致していてもよい。更に請求項1の
発明では全通信チャネルの同期語が従来と同様に制御チ
ャネルの同期語と時間的に一致し、通信チャネルに切替
えた時に同期がとれ易いようにしてもよい。この場合
も、音声無しで同期語のみを送信しているチャネルが比
較的多数ある場合は、その半分づつを交互に締出するこ
とにより受信側の同期を保持した状態で締出しを行い、
かつ音声情報の欠落が生じない。この場合各フレームご
とに締出しの判断をすればよい。また前述では制御の容
易さから締出し判断の直前のフレームで同期語を締出さ
ない音声無し同期語を締出したが、受信側の同期が維持
できる範囲つまり、同期保護時間よりも長くならない範
囲で複数の音声無しの同期語を連続的に締出してもよ
い。
【0013】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、同
期語のみを送るチャネルで、かつ締出し判断時点の直前
のフレームで締出されていないチャネルから優先的に締
出すため、音声情報の欠落がなく、かつ受信側の同期も
確実に保持される。特に通信チャネルの同期語を制御チ
ャネルの同期語に対してずらすと、前記利益を保持した
状態で通信チャネルより有効に利用できる。
期語のみを送るチャネルで、かつ締出し判断時点の直前
のフレームで締出されていないチャネルから優先的に締
出すため、音声情報の欠落がなく、かつ受信側の同期も
確実に保持される。特に通信チャネルの同期語を制御チ
ャネルの同期語に対してずらすと、前記利益を保持した
状態で通信チャネルより有効に利用できる。
【図1】この発明を適用した無線基地局及び移動局の各
構成例を示すブロック図。
構成例を示すブロック図。
【図2】この発明の実施例を示すタイムチャート。
【図3】移動体衛星通信方式の構成を示すブロック図。
【図4】従来の移動体衛星通信締出し方式を示すタイム
チャート。
チャート。
【図5】受信側の同期保護の作用を説明するためのタイ
ムチャート。
ムチャート。
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の無線移動局と無線基地局との間で
衛星中継器を介して無線チャネルを周波数分割多重で構
成し、 上記無線基地局において通話中の各チャネルの音声有/
無情報を検出し、音声有りで同期語と音声情報とを送信
し、音声無しで同期語のみを送信し、 上記無線基地局において同時に送信する無線チャネル数
が所定値を越えると、無線信号の送信要求があった無線
チャネルの中から特定の無線チャネルに対して無線信号
の送信を停止する締出し処理を行う移動体衛星通信締出
し制御方式において、 音声無しで同期語のみを送信する無線チャネルで、かつ
締出し判断時点の直前のフレームで締出されていない無
線チャネルから優先的に選択して締出すことを特徴とす
る移動体衛星通信締出し制御方式。 - 【請求項2】 制御チャネルの同期語位置に対し、通信
チャネルの同期語位置を時間的にずらし、通信チャネル
の設定の際に、通信チャネル指定データと、その通信チ
ャネルの同期語の上記制御チャネルの同期語との時間的
ずれ量を示すデータとを無線移動局へ送信し、上記無線
移動局では受信した通信チャネル指定データに該当する
通信チャネルへ切替え、かつ受信した時間的ずれ量だけ
同期語位置を、制御チャネルのそれに対してずらしたタ
イミングで通信チャネルのフレーム同期を確立させるこ
とを特徴とする請求項1記載の移動体衛星通信締出し制
御方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4344293A JPH06197070A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 移動体衛星通信締出し制御方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4344293A JPH06197070A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 移動体衛星通信締出し制御方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06197070A true JPH06197070A (ja) | 1994-07-15 |
Family
ID=18368123
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4344293A Pending JPH06197070A (ja) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | 移動体衛星通信締出し制御方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06197070A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1996003816A1 (fr) * | 1994-07-21 | 1996-02-08 | Ntt Mobile Communications Network Inc. | Procede et dispositif pour interrompre des informations audio dans un systeme de telecommunications mobile par satellite |
JP2002247128A (ja) * | 2001-02-22 | 2002-08-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 送信制御デジタル無線通信装置 |
CN106301526A (zh) * | 2015-05-19 | 2017-01-04 | 中兴通讯股份有限公司 | 一种发送反向信号的方法及端站 |
-
1992
- 1992-12-24 JP JP4344293A patent/JPH06197070A/ja active Pending
Cited By (4)
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